JP2000313271A - 乗員検出装置 - Google Patents

乗員検出装置

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JP2000313271A
JP2000313271A JP11122588A JP12258899A JP2000313271A JP 2000313271 A JP2000313271 A JP 2000313271A JP 11122588 A JP11122588 A JP 11122588A JP 12258899 A JP12258899 A JP 12258899A JP 2000313271 A JP2000313271 A JP 2000313271A
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JP11122588A
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English (en)
Inventor
Hiroyo Okamura
浩代 岡村
Shoichi Negami
昭一 根上
Takafumi Kuboki
尚文 久保木
Takayuki Enomoto
貴行 榎本
Kyosuke Hashimoto
恭介 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP2000/000253 priority patent/WO2000044584A1/ja
Priority to EP00900839A priority patent/EP1065097A4/en
Priority to KR1020007010655A priority patent/KR20010034684A/ko
Priority to US09/670,935 priority patent/US6490515B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートに着座する乗員の体重を正確に推定す
る乗員検出装置を提供する。 【解決手段】 乗員が着座するシート3及び該シートに
かかる乗員の重量を測定する荷重測定手段11と、シー
ト上の乗員の重心位置を検出する重心位置検出手段11
と、重心位置検出手段からの情報により荷重測定手段の
測定値を補正して乗員の体重を推定する体重推定手段1
2とを有した乗員検出装置10によって、シートに着座
する乗員の体重を正確に推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに着座する
乗員の体重を正確に推定する乗員検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の安全装備の1つにエア
バッグがあり、このエアバッグ装置の装備された自動車
が急速に普及するにつれて、エアバッグ装置に起因した
怪我や死亡事故が増加している。これらの事故は、成人
男性を対象としてエアバッグ装置が作動するように設計
されていることに起因し、特に子供や小柄な女性に対し
てこれらの事故が多く発生する傾向がある。
【0003】その為、近年、例えば、助手席用エアバッ
グ装置に関して、シートに着座している乗員の体格に合
わせてエアバッグを適切な速度で展開させたりエアバッ
グを展開させない等の制御を行うエアバッグ制御システ
ムの要望が高まっている。より詳細には、エアバッグの
展開制御装置と、検出用途に応じた種々の乗員検知セン
サと、これらのセンサの出力に基づき、乗員の有無、着
座位置、着座姿勢、及び体重等、乗員に関する様々な情
報を判断する乗員検知システムとから構成されるエアバ
ッグ制御システムが必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】乗員が危険領域に存在
するか、乗員が子供であるか大人であるか等の判断を行
う乗員検知システムの一例が、米国特許第5,573,
269号公報、及び米国特許第5,670,853号公
報において紹介されている。これらの公報に記載された
乗員検知システムは、シート周辺、即ち、シートの下、
シート表皮下、足下のフロアマットの下に重量センサを
配置したり、バックレストにバックレスト角度センサを
配置したり、乗員の頭上に高さセンサを配置し、これら
複数のセンサの組み合わせで乗員の体重や位置を検出す
るものである。
【0005】しかし、少なくとも4つ以上のセンサを組
み合わせており、コスト高である。更に、シートの下に
荷重センサを設けた場合、乗員の体重を正確に検知する
ためにこの荷重センサで検知した荷重の他に乗員の足下
にかかる荷重を考慮する必要がある。しかし、足下にか
かる荷重を求めるために、前記公報に記載されているよ
うにフロアマットの下に重量センサを配置しても、乗員
の足の位置は、乗員の体格、姿勢によって異なるため、
足下にかかる荷重の正確な検知は困難である。
【0006】本発明の目的は、シートに着座する乗員の
体重を正確に推定する乗員検出装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る乗員検出装置は、乗員が着座するシ
ート及び該シートにかかる乗員の重量を測定する荷重測
定手段と、シート上の乗員の重心を推定する重心位置検
出手段と、重心位置検出手段からの情報により荷重測定
手段の測定値を補正して乗員の体重を推定する体重推定
手段とを有したことを特徴としている。
【0008】シート周辺に余分な重量センサを配置する
ことなく、荷重測定手段によって乗員が着座するシート
及び該シートにかかる乗員の重量を測定し、この測定値
を重心位置検出手段からの情報に基づいて補正し、乗員
の体重を正確に推定する。又、本発明の請求項2に記載
の乗員検出装置は、請求項1に記載の乗員検出装置にお
いて、重心位置検出手段が、シートの少なくとも2つ以
上の異なる位置に配置された荷重測定手段を使用するこ
とを特徴としている。
【0009】重心位置検出手段に荷重測定手段を使用す
ることで、重心位置検出手段としてのセンサを特別に配
置させずに済み、センサ数を低減させる。又、本発明の
請求項3に記載の乗員検出装置は、請求項1に記載の乗
員検出装置において、重心位置検出手段がシートに配置
された複数の感圧センサ素子を有する感圧フィルムから
なることを特徴としている。
【0010】感圧フィルムに配置された複数の感圧セン
サ素子から乗員のシート上の重心を正確に検出すること
ができ、乗員の体重を正確に推定する。又、本発明の請
求項4に記載の乗員検出装置は、請求項1に記載の乗員
検出装置において、シートがシートレール上を移動可能
であり、重心位置検出手段は、シートレールに対する乗
員の重心位置も検出することを特徴としている。
【0011】重心位置検出手段が、シート上の乗員の重
心位置のみならずシートレールに対する乗員の重心位置
をも検出するので、乗員の前座りを確実に検出する。
又、本発明の請求項5に記載の乗員検出装置は、請求項
1に記載の乗員検出装置において、重心位置検出手段
が、乗員の頭部の位置を検知する検知手段を備えたこと
を特徴としている。
【0012】乗員の頭部の位置を検知することで、乗員
の足にかかる荷重をより正確に求め、乗員の体重をより
正確に推定する。又、本発明の請求項6に記載の乗員検
出装置は、請求項1に記載の乗員検出装置において、重
心位置検出手段が、乗員の臀部の幅を検知する検知手段
を備えたことを特徴としている。
【0013】乗員の臀部の幅は統計的に体重と比例関係
にあるので、乗員の座位臀部幅から乗員の推定体重を算
出し、重心位置検出手段によって補正して算出した体重
値と比較して軽い方を採用することで、足の届かない子
供や足をあげて座っている大人等の特殊な場合の体重を
確実に推定する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施形態に係る乗員検出装置10について説明す
る。本発明の第1の実施形態に係る乗員検出装置10
は、図1及び図2(a)に示すように、シートフレーム1
とフロア2との間に配置された4つの荷重センサ11a,
b,c,dと、この荷重センサ11からの出力に基づきシー
ト上の乗員の検出を行う処理部12等から構成されてい
る。
【0015】荷重センサ11は、静電容量型圧力センサ
が使用され、図2(b)に示すように、シートフレーム1
をフロア2に支持する支持部に介装され、夫々の支持部
に作用するシート3の重量とシート3にかかる乗員の重
量を各荷重センサ11が測定し、この出力信号を処理部
12に伝えるようになっている。尚、静電容量型圧力セ
ンサの代わりの歪みゲージを用いて荷重を測定しても良
い。
【0016】処理部12は、標準的な大人の体重、小柄
な女性の体重、子供の体重を判別する閾値や、シート上
の乗員の重心位置と乗員の足にかかる荷重の補正係数と
の相関関係を記憶するメモリ12mと、シート上の乗員
の重心位置を求めたり、シートにかかる乗員の重量から
乗員の足にかかる荷重を求め、これをシート上の乗員の
重心位置に基づいて補正し、乗員の体重を正確に推定す
るCPU12cとを有している。
【0017】メモリ12mに記憶された重心位置と足に
かかる荷重の補正係数との相関関係を表すテーブルは、
図3に示すように、シート上の乗員の重心位置がシート
前方になるに従って、足にかかる荷重の補正係数が大き
くなるようになっている。これによって、乗員がシート
前方に着座する程、体重が足にかかるようになるので、
この補正係数によってシートにかかる乗員の重量以外
の、乗員の足にかかる荷重を的確に推定し、これによっ
て乗員の体重を正確に推定することができる。
【0018】具体的には、乗員の足にかかる荷重は、乗
員の全体重の最大30%まで及ぶ。より詳細には、乗員
の足にかかる荷重が、乗員が標準的な姿勢で着座した時
はシートの状態にもよるが、全体重の約20〜25%、
乗員が極端な前座り姿勢で着座した時は全体重の最大3
0%となる。即ち、乗員がシートの後方に座る程、乗員
の足にかかる荷重の割合が、乗員の全体重に対して大幅
に減少していく。従って、この補正係数を利用して乗員
の足にかかる荷重を推定し、これによって乗員の体重を
正確に推定することができる。
【0019】CPU12mは、シート前方の荷重センサ
11a,bからの出力値とシート後方の荷重センサ11c,d
からの出力値とを比較してシート上の乗員の重心位置を
求めることができる。即ち、乗員がシート前方に着座し
ていると、シート前方の荷重センサ11a,bの出力値が
シート後方の荷重センサ11c,dの出力値より大きくな
り、乗員がシート後方に着座していると、この逆になる
ので、この出力差を利用してシート上の乗員の重心位置
を求めることができる。尚、荷重センサ11が配置され
たシートフレーム1とフロア2との間に例えばゴムブッ
シュ等の弾性体を介装することで、乗員の着座位置によ
ってシート前後の荷重センサ11の出力値が大きく異な
るようにし、重心位置を更に求め易くするようにしても
良い。
【0020】CPU12c は又、4つの荷重センサ11
の出力値からシート3にかかる乗員の重量を求めると共
に、上述のように求めた重心位置からメモリ12mの補
正係数テーブルを参照して乗員の足にかかる荷重の補正
係数を求め、これらの値に基づいて乗員の体重を正確に
推定する。従って、シート3にかかる乗員の重量が同一
であっても、シート前方に着座している場合の方がシー
ト後方に着座している場合よりも体重が重く推定され
る。
【0021】以下、かかる乗員検出ルーチンを図4及び
図5に示すフローチャートに基づき詳細に説明する。ま
ず最初に、外部からの駆動信号によって、各荷重センサ
11にかかる荷重を測定する(ステップS101)。
尚、荷重センサに静電容量型センサを用いた場合、荷重
センサの初期値が温度等の影響を受けてドリフトし易い
が、乗員が着座していない時、例えば、ドアを開けて乗
員が車外に出た時を検出してCPUが荷重センサの初期
値校正を行うようにしても良い。
【0022】続いて、CPUにおいてシートにかかる乗
員の重量を計算する(ステップS102)。これは、各
荷重センサ11の出力値を加算し、メモリ12mに予め
記憶されたシートのみの重量をこれから減算して求め
る。尚、乗員が着座していない時に、シートのみの重量
を荷重センサ11で求めてこれを利用しても良い。次
に、CPUにおいてシートにかかる全重量が一定の閾値
以下かどうかを判断し(ステップS103)、一定の閾
値以下である場合は、シートに乗員無しと判断し(ステ
ップS104)、この判断信号を外部に出力する。そし
て、この判断信号に基づき、シート周辺補機、例えば、
エアバッグ装置等に乗員体格情報として伝え、これらの
補機が不必要に作動しないようにする。
【0023】シートにかかる全重量が一定の閾値を超え
ている場合は、各荷重センサの出力から上述の方法で乗
員のシート上の重心位置を検出する(ステップS10
5)。続いて、検出された重心位置が許容範囲を超えて
かなり前方に存在するか否かを判断し(ステップS10
6)、かなり前方に存在する場合は、乗員がシート前座
りと判断し(ステップS107)、この判断信号を乗員
体格情報として外部に出力する。
【0024】この判断信号に基づき、シート周辺補機、
例えば、エアバッグ装置が作動すると乗員の顔面に損傷
を及ぼす恐れがある等の警告を行うことができる。検出
された重心位置がかなり前方には存在しない場合は、乗
員の着座位置が許容範囲内にあると判断して、この重心
位置からメモリ12mの補正係数テーブルを参照して乗
員の足にかかる荷重の補正係数を求める(ステップS1
08)。そして、シートにかかる全重量とこの補正係数
とから乗員の足にかかる荷重を推定し、この値にシート
にかかる全重量を加算して乗員の体重を推定する(ステ
ップS109)。
【0025】次に、推定された乗員の体重が標準サイズ
の大人の体重以上か否かを判断し(ステップS11
0)、標準サイズの大人の体重以上である場合は、シー
トに着座した乗員が標準サイズの大人であると判断し
(ステップS111)、この判断信号を乗員体格情報と
して外部に出力する。この判断信号に基づき、シート周
辺補機、例えば、エアバッグ装置を通常の展開速度で作
動させる。
【0026】推定された乗員の体重が標準サイズの大人
の体重を超えない場合は、この体重が、小柄な女性の体
重以上か否かを判断し(ステップS112)、小柄な女
性の体重以上である場合は、シートに着座した乗員が小
柄な女性であると判断し(ステップS113)、この判
断信号を乗員体格情報として外部に出力する。この判断
信号に基づき、シート周辺補機、例えば、エアバッグ装
置を通常より遅い展開速度で作動させ、エアバッグの展
開によって乗員が負傷するのを防止する。
【0027】推定された体重が小柄な女性の体重を超え
ない場合は、シートに着座した乗員が子供又は幼児であ
る判断し(ステップS114)、この信号を乗員体格情
報として外部に出力する。この判断信号に基づき、シー
ト周辺補機、例えば、エアバッグ装置を作動させないよ
うにし、エアバッグの展開によって乗員が負傷するのを
防止する。
【0028】具体的には、標準的な6歳児(身長119
cm,体重24kg)と小柄な女性(身長150cm,体重5
0kg)を考えた場合、重心位置を検出して乗員の前座り
状態と判断したとき、乗員の足部にかかる荷重の最大値
は乗員の体重の約30%になるので、小柄な女性の足部
にかかる重量は15kgとなり、小柄な女性のシートに作
用する重量を最小35kgと判断する場合がある。一方、
チャイルドシートの重量は最大10kg程度なので、6歳
児標準体型の重量は最大34kgであり、35kgを小柄な
女性か子供かの判断の閾値とすれば、小柄な女性と子供
との判断を確実に行うことができる。
【0029】以上のように、本発明の第1の実施形態に
係る乗員検出装置によれば、シートにおける乗員の有無
のみならず、乗員の種類(体格)や着座姿勢までも正確
に判断できるので、この判断結果を利用して、例えば、
エアバッグ装置等のシート周辺補機を適切に作動させる
ことが可能になる。尚、上述の実施形態とは異なり、図
6に示すように、4つの荷重センサ15a,b,c,dをシー
トレール上のシート取付部6とシートレール7との間に
配置しても良い。この構成によって、上述の実施形態以
上に乗員の着座位置の変化に応じた乗員の重心位置の変
化が大きくなり(ダイナミックレンジが拡大し)、シー
トレール7に対するシート8の位置に大きく依存するこ
となく、シート上の乗員の重心位置を正確に検出するこ
とができる。
【0030】続いて、本発明の第2の実施形態に係る乗
員検出装置について説明する。尚、上述の実施形態にか
かる構成と同等の構成については、対応する符号を付し
て詳細な説明を省略する。本発明の第2の実施形態に係
る乗員検出装置20は、図7及び図8に示すように、シ
ート取付部6とシートレール7との間に配置された4つ
の荷重センサ21a,b,c,dと、シートクッション8sに配
設されたフィルム状センサ23と、これらセンサからの
出力に基づきシート上の乗員の検出を行う処理部22等
から構成されている。
【0031】荷重センサ21は、上述の実施形態と同様
に静電容量型圧力センサが使用され、フィルム状センサ
23の出力がゼロの時、即ち、シートに乗員が着座して
いない時を利用して定期的に初期値校正が行われる。フ
ィルム状センサ23は、複数の感圧センサエレメント2
4をシート状に配設したもので、乗員からの荷重を受け
易いようにシートクッション8sの表皮近傍に配置され
ている。
【0032】感圧センサエレメント24は、図9に示す
ように、PET等の絶縁プラスチックフィルム24a,
24bで所定の厚さの粘着剤層からなる絶縁層24cを挟
み、この絶縁プラスチックフィルム上に所定形状の金属
箔を貼付するか導電性塗料を所定形状に印刷して回路パ
ターン化された導電層24d,24eを一定間隔隔てて対
向するように貼付している。そして、感圧センサエレメ
ント24に矢印P,Qの方向から圧力が加わることで、
導電層同士が接触し、これを電気的に検出することで感
圧センサエレメント24に加わった圧力を検出するよう
になっている。
【0033】このような感圧センサエレメント24が、
図10に一部を示すように、マトリックス状に配置され
ているので、フィルム状センサ23の各感圧センサエレ
メント24からの出力からシート8に着座した乗員の臀
部の領域を検出することができる。処理部22は、上述
の実施形態と同等に乗員の重心位置と足にかかる荷重の
補正係数との相関関係を記憶したメモリ22mを有する
と共に、フィルム状センサ23によって検出された乗員
の臀部の領域の中心位置を求め、これをシート上の乗員
の重心位置としたり、4つの荷重センサ21の出力値か
らシート8にかかる乗員の重量を求めると共に、上述の
重心位置からメモリ22mの補正係数テーブルを参照し
て乗員の足にかかる荷重の補正係数を求め、これらの値
に基づき乗員の体重を正確に推定するCPU22cを有
している。
【0034】以下、かかる乗員検出ルーチンを図11及
び図12に示すフローチャートに基づき説明する。図1
1及び図12に示すフローチャートは、図4及び図5に
示すフローチャートと略同等であり、外部からの駆動信
号によって各荷重センサ21にかかる荷重を測定し(ス
テップS201)、この測定値に基づきシートにかかる
全重量を計算する(ステップS202)。続いて、シー
トにかかる全重量が一定の閾値以下かどうかを判断し
(ステップS203)、一定の閾値以下である場合は、
シートに乗員無しと判断し(ステップS204)、この
判断信号を乗員体格情報として外部に出力する一方、一
定の閾値を超えている場合は、フィルム状センサ23の
出力から上述の方法で乗員のシート上の重心位置を検出
する(ステップS205)。そして、乗員の重心位置が
シートのかなり前方であるか否かを判断し(ステップS
206)、かなり前方である場合は、乗員がシート前座
りであると判断し(ステップS207)、この判断信号
を乗員体格情報として外部に出力する。これに該当しな
い場合は、重心位置から足部重量の補正係数を第1の実
施形態と同様な方法で算出する(ステップS208)。
【0035】次いで、シートにかかる乗員の重量と足部
重量補正係数とから乗員の体重を推定し(ステップS2
09)、この体重が標準サイズの大人の体重以上か否か
を判断する(ステップS210)。体重が標準サイズの
大人の体重以上である場合は、シートに着座した乗員が
標準サイズの大人と判断し(ステップS211)、体重
が標準サイズの大人の体重を下回っている場合は、体重
が小柄な女性の体重以上か否かを判断する(ステップS
212)。体重が小柄な女性の体重以上である場合は、
シートに着座した乗員が小柄な女性と判断し(ステップ
S213)、体重が小柄な女性の体重を下回っている場
合は、シートに着座した乗員が子供又は幼児と判断する
(ステップS214)。そして、これらの判断結果を乗
員体格情報として外部に出力する。
【0036】この判断信号に基づき、第1の実施形態と
同様に、シート周辺補機、例えば、エアバッグ装置を必
要な場合だけ適正な展開速度で作動させるようにし、エ
アバッグの展開によって乗員が負傷するのを防止するこ
とができる。又、感圧センサを使っているので乗員の座
位臀部幅が測定可能である。座位臀部幅は統計的に体重
と比例関係にあることが分かっているので、この座位臀
部幅から乗員の推定体重を算出し、前記補正によって算
出した体重値と比較し、軽い方を採用することで特殊で
はあるが足の届かない子供や足をあげて座っている大人
等、足への荷重のない場合の判断の誤りを回避すること
ができる。
【0037】続いて、本発明の第3の実施形態に係る乗
員検出装置について説明する。尚、上述の実施形態にか
かる構成と同等の構成については、対応する符号を付し
て詳細な説明を省略する。本発明の第3の実施形態に係
る乗員検出装置30は、図13及び図14に示すよう
に、シート取付部6とシートレール7との間に配置され
た4つの荷重センサ31a,b,c,dと、シートレール7上
のシート8の位置を検出するシートポジションセンサ3
3と、これらセンサからの出力に基づきシート上の乗員
の検出を行う処理部32等から構成されている。
【0038】荷重センサ31は、上述の実施形態と同様
の荷重センサが使用されている。この4つの荷重センサ
31によって求められたシート上の乗員の重心位置とシ
ートポジションセンサ33によって検出されたシートレ
ール7上のシート8の位置から処理部のCPU32cが
シートレール7に対する乗員の重心位置を検出し、シー
トレール7に対する乗員の前座り状態を確実に検出する
ことができる。
【0039】処理部32は、上述の実施形態と同等のメ
モリ32mを有すると共に、荷重センサ31とシートポ
ジションセンサ33とによって検出されたシートレール
7に対する乗員の重心位置を求めたり、上述の実施形態
と同等に乗員の足にかかる荷重を求めて乗員の重心位置
に基づいてこれを補正し、乗員の体重を正確に推定する
CPU32cを有している。
【0040】以下、かかる乗員検出ルーチンを図15及
び図16に示すフローチャートに基づき説明する。図1
5及び図16に示すフローチャートは、上述のフローチ
ャートと略同等であり、外部からの駆動信号によって各
荷重センサ31にかかる荷重を測定し(ステップS30
1)、これに基づきシートにかかる全重量を計算する
(ステップS302)。そして、この全重量が一定の閾
値以下かどうかを判断し(ステップS303)、一定の
閾値以下である場合は、シートに乗員無しと判断し(ス
テップS304)、この判断信号を乗員体格情報として
外部に出力する一方、一定の閾値を超えている場合は、
各荷重センサ31の出力から第1の実施形態と同様な方
法で乗員のシート上の重心位置を検出する(ステップS
305)。更に、シートポジションセンサ33によって
シートレール上のシートの位置を検出してこの検出結果
からシートレールに対する乗員の重心位置を検出する
(ステップS305a)。
【0041】続いて、重心位置がシートレールのかなり
前方か否かを判断し(ステップS306)、重心位置が
シートレールのかなり前方である場合は、乗員がシート
前座りであると判断し(ステップS307)、この判断
信号を乗員体格情報として外部に出力する。尚、本実施
形態に係る乗員検出装置は、シートポジションセンサ3
3の出力を利用してシートレールに対する乗員の重心位
置を検出するので、シート前座り状態がシートレールと
の相対的な位置関係で許容できる範囲か、極端な前座り
状態で許容できない範囲かを正確に判断することができ
る。
【0042】重心位置がシートレールのかなり前方では
ない場合は、各荷重センサから求めた重心位置から足部
重量の補正係数を第1の実施形態と同様な方法で算出す
る(ステップS308)。次いで、シートにかかる乗員
の重量と足部重量補正係数とから乗員の体重を推定し
(ステップS309)、この体重が標準サイズの大人の
体重以上か否かを判断する(ステップS310)。体重
が標準サイズの大人の体重以上である場合は、シートに
着座した乗員が標準サイズの大人と判断し(ステップS
311)、体重が標準サイズの大人の体重を下回ってい
る場合は、体重が小柄な女性の体重以上か否かを判断す
る(ステップS312)。体重が小柄な女性の体重以上
である場合は、シートに着座した乗員が小柄な女性と判
断し(ステップS313)、体重が小柄な女性の体重を
下回っている場合は、シートに着座した乗員が子供又は
幼児と判断する(ステップS314)。そして、これら
の判断結果を乗員体格情報として外部に出力する。
【0043】この判断信号に基づき、第1及び第2の実
施形態と同様に、シート周辺補機、例えば、エアバッグ
装置を必要な場合だけ適正な展開速度で作動するように
し、エアバッグの展開によって乗員が負傷するのを防止
することができる。尚、上述の実施形態とは異なり、図
17及び図18に示すように、4つの荷重センサ36a,
b,c,dをシートレール上のシート取付部6とシートレー
ル7との間に配置すると共に、シートクッション8sにフ
ィルム状センサ38を配設し、且つシートレール上のシ
ート8の位置を検出するポジションセンサ37をシート
レール7に設け、第2の実施形態に係る乗員検出装置の
ようにフィルム状センサ38を用いてシート上の乗員の
重心位置を求め、このシート上の乗員の重心位置とポジ
ションセンサ37の出力とからシートレール7に対する
乗員の重心位置を正確に求めるようにしても良い。これ
によって乗員の体重をより正確に推定することができ
る。
【0044】続いて、本発明の第4の実施形態に係る乗
員検出装置について説明する。尚、上述の実施形態にか
かる構成と同等の構成については、対応する符号を付し
て詳細な説明を省略する。本発明の第4の実施形態に係
る乗員検出装置40は、図19及び図20に示すよう
に、シートフレーム1とフロア2との間に配置された4
つの荷重センサ41a,b,c,dと、シートクッション3sに
配設されたフィルム状センサ43と、シート3から離間
して配置され、シート上の乗員の頭部の位置を検出する
赤外線センサ44と、これらセンサからの出力に基づき
シート上の乗員の検出を行う処理部42等から構成され
ている。
【0045】荷重センサ41は、上述の実施形態と同様
の荷重センサが使用されている。この4つの荷重センサ
41によってシート3にかかる乗員の重量を求めると共
に、フィルム状センサ43によってシート上の乗員の重
心位置を求めることができる。又、赤外線センサ44で
検出されたシート上の乗員の頭部位置は処理部42のC
PU42cに伝えられる。
【0046】処理部42のメモリ42mには、第1の実
施形態で説明したシート上の重心位置と足にかかる荷重
の補正係数との相関関係を表す第1のテーブル(図3参
照)の他に、図21に示すシート上の乗員の頭部の位置
と足にかかる荷重の補正係数との相関関係を表す第2の
テーブルが記憶されている。即ち、シート上の乗員の頭
部がシート前方になるほど乗員が前屈みになるので、乗
員の頭部位置がシート前方になる程、補正係数βが大き
くなって乗員の足にかかる荷重が大きくなるように記憶
されている。
【0047】尚、第2のテーブルの傾きは第1のテーブ
ルの傾きより小さい、即ち、第2のテーブルの補正係数
は第1のテーブルの補正係数より検出位置の違いによる
補正係数の変化量が小さくなるように設定されている。
これによって、CPU42cは、シート上の乗員の重心
位置によって足にかかる荷重を補正すると共に、シート
上の乗員の頭部の位置によって足にかかる荷重を更に補
足的に補正するようになっている。
【0048】又、CPU42cは、シート上の乗員の頭
部の位置が極端に前方にある場合に許容すべきでない着
座状態であると判断するようになっている。以下、第4
の実施形態に係る乗員検出ルーチンを図22及び図23
に示すフローチャートに基づき説明する。まず最初に、
外部からの駆動信号によって各荷重センサ41にかかる
荷重を測定し(ステップS401)、これに基づきシー
トにかかる全重量を計算する(ステップS402)。そ
して、この全重量が一定の閾値以下かどうかを判断し
(ステップS403)、一定の閾値以下である場合は、
シートに乗員無しと判断し(ステップS404)、この
判断信号を乗員体格情報として外部に出力する一方、一
定の閾値を超えている場合は、フィルム状センサ43の
出力から乗員のシート上の重心位置を検出する(ステッ
プS405)。更に、赤外線センサ44の出力から乗員
の頭部の位置を検出し(ステップS405a)、乗員の
頭部の位置又は重心位置がかなり前方か否かを判断する
(ステップS406)。これらの少なくとも一方がかな
り前方にあると判断した時は、乗員がシート前座りであ
ると判断する(ステップS407)。
【0049】尚、本実施形態に係る乗員検出装置は、赤
外線センサ44の出力を利用して乗員の頭部位置を検出
するので、シート上の乗員の重心位置が正規位置である
が乗員が前屈みで座っている状態を確実に検出すること
ができ、このような場合に例えばエアバッグ等のシート
補機が作動して乗員の頭部に損傷を与えるのを防止する
ことができる。
【0050】重心位置がシートレールのかなり前方では
ない場合は、フィルム状センサ43から求めた重心位置
から第1のテーブルに基づき足部重量の補正係数αを算
出する(ステップS408)。又、赤外線センサ44か
ら求めた頭部の位置から第2のテーブルに基づき足部重
量の補正係数βを算出する(ステップS408a)。
【0051】次いで、シートにかかる乗員の重量と足部
重量補正係数α,βとから乗員の足にかかる重量を求
め、これとシートにかかる乗員の重量とを加算すること
で、乗員の体重を推定する(ステップS409)。例え
ば、図24(a)に示すような正しい姿勢で乗員が着座し
ている場合は、足部重量補正係数αが図24(b)に示す
ようなハッチングの範囲内から求まり、足部重量補正係
数βが図24(c)に示すようなハッチングの範囲内から
求まる。
【0052】又、乗員が図25(a)に示すような前座り
状態の場合は、足部重量補正係数αが図25(b)に示す
ようなハッチングの範囲内から求まり、足部重量補正係
数βが図25(c)に示すようなハッチングの範囲内から
求まるので、足部重量補正係数α,βの値が大きくな
り、乗員の足部の重量が大きくなるように補正して乗員
の体重を正確に推定する。
【0053】又、乗員が図26(a)に示すようなリクラ
イニング状態の場合は、足部重量補正係数αが図26
(b)に示すようなハッチングの範囲内から求まり、足部
重量補正係数βが図26(c)に示すようなハッチングの
範囲内から求まるので、足部重量補正係数α,βの値が
小さくなり、乗員の足部の重量が小さくなるように補正
して乗員の体重を正確に推定する。
【0054】又、乗員が図27(a)に示すような前屈み
(前傾斜)状態の場合は、足部重量補正係数αが図27
(b)に示すようなハッチングの範囲内に相当し、足部重
量補正係数βが図27(c)に示すようなシート前方のハ
ッチングの範囲内に相当する。即ち、頭の位置が極端に
前方にあることが分かり、乗員の着座姿勢が許容できる
範囲外であると判断することができる。
【0055】以上のように2つの補正係数を利用するの
で、より正確な乗員の体重を推定することができる。続
いて、図23に示すように、この体重が標準サイズの大
人の体重以上か否かを判断する(ステップS410)。
体重が標準サイズの大人の体重以上である場合は、シー
トに着座した乗員が標準サイズの大人と判断し(ステッ
プS411)、体重が標準サイズの大人の体重を下回っ
ている場合は、体重が小柄な女性の体重以上か否かを判
断する(ステップS412)。体重が小柄な女性の体重
以上である場合は、シートに着座した乗員が小柄な女性
と判断し(ステップS413)、体重が小柄な女性の体
重を下回っている場合は、シートに着座した乗員が子供
又は幼児と判断する(ステップS414)。そして、こ
れらの判断結果を乗員体格情報として外部に出力する。
【0056】この判断信号に基づき、第1乃至第3の実
施形態と同様に、シート周辺補機、例えば、エアバッグ
装置を必要な場合だけ適正な展開速度で作動するように
し、エアバッグの展開によって乗員が負傷するのを防止
することができる。尚、シート上の乗員の頭の位置を検
出するのに、上述の赤外線センサの代わりに超音波セン
サ、CCDカメラ等を使用しても良い。
【0057】又、上述の乗員検出ルーチンの手順は、前
記フローチャートに限定されず、本発明の目的の範囲内
で種々の組み合わせが考えられることは言うまでもな
い。更に、以上説明した乗員検出装置は、着座者の在不
在や着座者の体重情報に基づき車両の空調を自動的に制
御したり、緊急時に乗員体格情報を最寄りのセンタ(タ
ーミナル)に無線で送信するようして緊急時の乗員救出
等に役立てるのに利用することができる。
【0058】又、本発明に係る乗員検出装置は、車両の
シートへの適用に限定されず、例えば、家庭用マッサー
ジ機等にこれを適用して利用者の体重に合わせてマッサ
ージメニューを適切に選択するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る乗員
検出装置は、乗員が着座するシート及び該シートにかか
る乗員の重量を測定する荷重測定手段と、シート上の乗
員の重心位置を検出する重心位置検出手段と、重心位置
検出手段からの情報により荷重測定手段の測定値を補正
して乗員の体重を推定する体重推定手段とを有している
ので、シート周辺に余分な重量センサを配置することな
く、荷重測定手段によって乗員が着座するシート及び該
シートにかかる乗員の重量を測定し、この測定値を重心
位置検出手段からの情報に基づいて補正し、乗員の体重
を正確に推定することができる。
【0060】又、本発明の請求項2に記載の乗員検出装
置は、請求項1に記載の乗員検出装置において、重心位
置検出手段がシートの少なくとも2つ以上の異なる位置
に配置された荷重測定手段を使用するので、重心位置検
出手段としてのセンサを特別に配置させずに済み、セン
サ数を低減させることができる。又、本発明の請求項3
に記載の乗員検出装置は、請求項1に記載の乗員検出装
置において、重心位置検出手段がシートに配置された複
数の感圧センサ素子を有する感圧フィルムからなるの
で、この複数の感圧センサ素子から乗員のシート上の重
心位置を検出することができ、乗員の体重を正確に推定
することが可能になる。
【0061】又、本発明の請求項4に記載の乗員検出装
置は、請求項1に記載の乗員検出装置において、シート
がシートレール上を移動可能であり、重心位置検出手段
は、シート上の乗員の重心位置のみならずシートレール
に対する乗員の重心位置も検出するので、乗員の前座り
を確実に検出する。又、本発明の請求項5に記載の乗員
検出装置は、請求項1に記載の乗員検出装置において、
重心位置検出手段が乗員の頭部の位置を検知する検知手
段を備えているので、乗員の頭部の位置を検知すること
で乗員の足にかかる荷重をより正確に求め、乗員の体重
を正確に推定することが可能になる。
【0062】又、本発明の請求項6に記載の乗員検出装
置は、請求項1に記載の乗員検出装置において、重心位
置検出手段が、乗員の臀部の幅を検知する検知手段を備
えている。乗員の臀部の幅は統計的に体重と比例関係に
あるので、乗員の座位臀部幅から乗員の推定体重を算出
し、重心位置検出手段によって補正して算出した体重値
と比較して軽い方を採用することで、足の届かない子供
や足をあげて座っている大人等の特殊な場合の体重を確
実に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る乗員検出装置1
0を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る乗員検出装置1
0を説明するための図である。
【図3】足にかかる荷重の補正係数を求めるための、図
1のメモリ12mに記憶されたテーブルを示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る乗員検出ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】図2に示した実施形態の変形例を説明するため
の図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る乗員検出装置2
0を説明するためのブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る乗員検出装置2
0を説明するための図である。
【図9】図7のフィルム状センサ23のセンサエレメン
ト24を示す断面図である。
【図10】図7のフィルム状センサ23を部分的に示す
図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る乗員検出ルー
チンを示すフローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る乗員検出装置
30を説明するためのブロック図である。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る乗員検出装置
30を説明するための図である。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る乗員検出ルー
チンを示すフローチャートである。
【図16】図15に続くフローチャートである。
【図17】第3の実施形態の変形例を説明するためのブ
ロック図である。
【図18】第3の実施形態の変形例を説明するための図
である。
【図19】本発明の第4の実施形態に係る乗員検出装置
40を説明するためのブロック図である。
【図20】本発明の第4の実施形態に係る乗員検出装置
40を説明するための図である。
【図21】本発明の第4の実施形態に係る乗員検出装置
40において、乗員の頭の位置から足にかかる荷重の補
正係数を求める、メモリ42mに記憶されたテーブルを
示す図である。
【図22】本発明の第4の実施形態に係る乗員検出ルー
チンを示すフローチャートである。
【図23】図22に続くフローチャートである。
【図24】シート上の乗員の姿勢と足にかかる荷重の補
正係数との関係を示す図である。
【図25】シート上の乗員の姿勢と足にかかる荷重の補
正係数との関係を示す図である。
【図26】シート上の乗員の姿勢と足にかかる荷重の補
正係数との関係を示す図である。
【図27】シート上の乗員の姿勢と足にかかる荷重の補
正係数との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 乗員検出装置 11 荷重センサ 12 処理部 20 乗員検出装置 21 荷重センサ 22 処理部 23 フィルム状センサ 24 感圧センサエレメント 30 乗員検出装置 31 荷重センサ 32 処理部 33 シートポジションセンサ 36 荷重センサ 37 ポジションセンサ 38 フィルム状センサ 40 乗員検出装置 41 荷重センサ 42 処理部 43 フィルム状センサ 44 赤外線センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保木 尚文 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 榎本 貴行 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 橋本 恭介 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2F051 AA01 AB07 AC01 AC07 3B087 DE08 DE10 3B088 QA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員が着座するシート及び該シートにか
    かる乗員の重量を測定する荷重測定手段と、前記シート
    上の乗員の重心位置を検出する重心位置検出手段と、前
    記重心位置検出手段からの情報により前記荷重測定手段
    の測定値を補正して乗員の体重を推定する体重推定手段
    とを有したことを特徴とする乗員検出装置。
  2. 【請求項2】 前記重心位置検出手段が、前記シートの
    少なくとも2つ以上の異なる位置に配置された前記荷重
    測定手段を使用することを特徴とする、請求項1に記載
    の乗員検出装置。
  3. 【請求項3】 前記重心位置検出手段が、前記シートに
    配置された複数の感圧センサ素子を有する感圧フィルム
    からなることを特徴とする、請求項1に記載の乗員検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シートは、シートレール上を移動可
    能であり、前記重心位置検出手段は、前記シートレール
    に対する乗員の重心位置をも検出することを特徴とす
    る、請求項1に記載の乗員検出装置。
  5. 【請求項5】 前記重心位置検出手段が、乗員の頭部の
    位置を検知する検知手段を備えたことを特徴とする、請
    求項1に記載の乗員検出装置。
  6. 【請求項6】 前記重心位置検出手段が、乗員の臀部の
    幅を検知する検知手段を備えたことを特徴とする、請求
    項1に記載の乗員検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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