JP2000312153A - 信頼性情報計算方法 - Google Patents
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Abstract
コーダによって生成される信頼性情報を計算する効率的
な方法を提供する。 【解決手段】 デジタル通信システムのレシーバにおい
て、信頼性情報は、受信されたサンプルと先験的情報か
ら計算される。受信されたサンプルは、変調器によって
生成されたシンボルであり、このシンボルは通信チャネ
ルを介して伝播してきたものである。受信されたシンボ
ルは、Na個(Naは1以上の整数)の受信デバイスを有
するレシーバの一部であるソフト出力デテクタに供給さ
れる。本発明に係る方法は、第一サンプル及び第二サン
プルを受信する第一段階を有している。第一サンプル及
び/あるいは第二サンプルから、及び、送信されたシン
ボルに含まれる情報に係る先験的情報から、代数的な表
式が評価される。その後、信頼性情報は、当該代数的表
式から導出される。
Description
テム向けのレシーバにおいて用いられるシンボルデテク
タの利用に係る信頼性情報を生成して計算する方法に関
する。
(すなわち、ビットあるいはビット群)を、無線、同軸
ケーブル、電話線、光ファイバあるいは他の公知の媒体
などより構成される、通信信号が伝播する種々のタイプ
の通信チャネルを介して伝達する。デジタル情報は、公
知の標準的なトランスミッタ及びレシーバ装置を用いて
送受信される。図1は、通信チャネルを介してレシーバ
に接続されたトランスミッタを有する代表的なデジタル
通信システムのモデルを示す模式図である。トランスミ
ッタは、インターリーバ104に接続された畳み込みエ
ンコーダ102を有しており、インターリーバ104は
変調器106に接続されている。入力信号biは、通
常、公知のいずれかのフォーマットに配置されたビット
(つまり、0あるいは1)列すなわちビット群である。
このデジタルビットは、公知のあらゆる通信装置から発
せられたあらゆるタイプ(デジタルあるいはアナログ)
の信号を表現する。例えば、入力信号は、デジタル化さ
れた音声、デジタル化されたビデオあるいはパーソナル
コンピュータ(PC)あるいはコンピュータシステムか
らのデジタル化された信号である。図示されていない
が、トランスミッタは、アナログ信号をビットに変換す
る回路(例えば、アナログ/デジタルコンバータ)を含
みうることに留意されたい。さらに、トランスミッタ
は、変調器106の出力に現れるデジタル変調済み信号
を送信するように配置された公知の無線あるいは他の送
信回路を有している。
ング(PSK)あるいは差分位相シフトキーイング(D
PSK)などのスペクトル効率の良い公知の変調技法を
用いて、信号をデジタル的に変調するように設計されて
いる。一般に、変調器106は、M−PSKあるいはM
−DPSK変調器であって、Mは、デジタル変調器によ
って送信されうる相異なったビット群の総数を表してい
る。例えば、M=8の場合には、各ビット群は、N=l
og2MなるNビットを有している。よって、M=8の
場合には、Nは3である。変調プロセスによって、入力
ビットdi(i=0,...,Nd-1;ここで、Ndはシ
ーケンス中のビット数)がシンボル(すなわち、M−P
SK信号)にマッピングされる;公知のマッピング技法
の一つはGrayマッピングと呼称されるものであっ
て、図2にM=2,4,8の場合に関して示されてい
る。シンボルxi(i=0,...,Nk-1;ここで、N
kはシーケンス中のシンボル数)は、特定の変調方式
(例えばPSK)に従って単にデジタル的に変調された
信号である。M−PSK及びM−DPSKは、シンボル
を生成する目的で使用される信号の最大振幅値が比較的
一定な固定包絡線変調技法の例である。シンボルを生成
する目的で使用される信号の最大振幅値が一定でない場
合には、そのような変調技法は可変包絡線変調と呼称さ
れる。変調器106の出力(すなわち、シンボルxi)
は、前述された無線送信回路を用いて、チャネル108
を介して送信される。変調器106への入力ビットはイ
ンターリーバ104の出力であり、その入力信号はci
(i=0,...,Nc-1;ここで、N cはシーケンス中
のビット数)である。信号ciは、畳み込みエンコーダ
102の出力に現れるビット列あるいはビット群であ
り、双方が共にコード語と呼称される。
ト処理デバイス及び/あるいは機能であって、本質的
に、入力ビットストリームbi(i=0,...,N
b-1;ここで、Nbはシーケンス中のビット数)にビット
を付加して入力ビットストリームに冗長性を導入し、レ
シーバにおけるエラー修正を可能にするものである。畳
み込み符号化されたビットはビットストリームciで表
現され、インターリーバ104によってインターリーブ
される。インターリーバ104も公知のビット処理デバ
イス及び/あるいは機能であって、ciで表現されるビ
ットの時間順序を変更し、そのことによってビットスト
リームにビットを付加することなく、ビットストリーム
に時間多様性(ダイバシティ)を導入する。ここでは、
畳み込みエンコーダ102、インターリーバ104及び
変調器106が個別のデバイスとして記述されかつ図示
されているが、信号処理及び/あるいはコンピュータベ
ースのシステムの相異なった部品である場合もありう
る。
ト出力デテクタ(SOD)110と呼称されるデバイス
を有している。レシーバは、さらに、デインターリーバ
112及びソフト入力デコーダ(SID)と呼称される
別のデバイスを有している。SOD110はデインター
リーバ112に接続されており、デインターリーバ11
2はSID114に接続されている。レシーバは、個々
の信号を受信するように各々が配置された複数個の受信
デバイスを通常有していることは容易に理解されうる。
例えば、図1に示されたレシーバは、Na個(Naは1以
上の整数)の受信デバイス(図示せず)を有している。
受信デバイスがNa個のアンテナよりなる場合には、図
1に例示された通信システムは、例えばモバイル通信シ
ステム(すなわち、無線通信システム)などである。モ
バイル(無線)通信システム(及び他の通信システム)
においては、各アンテナは、所定の周波数帯に位置する
信号を受信する。受信された信号はダウンコンバートさ
れ(すなわち、信号の周波数がより低い周波数に変換さ
れ)、マッチトフィルタに印加される。濾波された信号
は、1/T以上のレートでサンプリングされる。ここ
で、Tは、信号間隔(すなわち、二つの連続シンボルの
送信の間の時間量)を表す時間期間である。サンプル
(すなわち、サンプリングされた受信信号yi)は、S
OD110に供給される。さらに、図示されてはいない
が、公知の受信回路(増幅器、フィルタなど)が、チャ
ネル108を介して伝達される複数個の相異なった信号
を受信する目的で用いられる。記述を簡潔かつ容易にす
る目的で、Na個のアンテナ及び関連する回路は図示さ
れていない。レシーバが、複数個の個別の信号の受信を
可能にする、公知のいずれかの(アンテナ以外の)受信
デバイスを用いて実装されうることは容易に理解されう
る。しかしながら、ここでは議論を容易にすることのみ
を目的として、受信デバイスをアンテナと呼称すること
にする。SOD110は、サンプルyiから信頼性情報
(Ωi)を生成するデバイスである。
報(すなわちソフト出力)は、受信された信号が変調器
106によって規定されたビットの組に属する特定のビ
ット群である確率、すなわち、送信された各シンボル内
での各単一ビットの確率を示しており、その例が図2に
示されている。重要なことは、信頼性情報は実際に送信
された信号を表すのではなく、最も送信されたものであ
りそうな信号の表示を与える、ということに留意するこ
とである。SOD110の出力(すなわち、Ω i)は、
デインターリーバ112に供給される。デインターリー
バ112は、インターリーバ104の逆操作を行ない、
信号Ωiが適切な時間順序に再配置される。デインター
リーバ112の出力(Ωi)は、ソフト入力デコーダ1
14(SID)に供給される。SID114は、デイン
ターリーバ112の出力をbiで表現されるビットスト
リームにデコードするように機能する復号化操作を実行
する。トランスミッタが畳み込みエンコーダを有してい
ると仮定すると、対応する復号化操作の一例が、公知の
ビタビ(Viterbi)復号化アルゴリズム(G.D.Forneyに
よる“ビタビアルゴリズム”という表題の論文(Proc.
IEEE、1973年3月号第268−278頁)を参照)
を適用するソフト入力ビタビデコーダである。
た後の送信されたシンボルxiを表現している。チャネ
ル108は、送信されたシンボルを変化させるような公
知の特性(例えば、振幅応答、位相応答、インパルス応
答)を有している。通信理論においては公知であるが、
チャネルは、歪み、すなわち乗法的に増大する歪み(例
えば、位相ジッター、振幅劣化、周波数変換など)の源
であり、送信されたシンボルに直接影響を与える。この
種の歪みは、通常、統計的かつ確率的なモデルを用いて
数学的に特徴付けられる。さらに、レシーバにおいて
は、雑音成分が信号に付加される。雑音成分は、通常、
レシーバ回路及びその他の回路によって追加される。雑
音の一例は、付加白色ガウシアン(Gaussian)雑音(A
WGN)である。チャネル特性及び雑音特性は、シンボ
ルxiよりなる送信されたシーケンスへのチャネルの影
響を表現する。雑音信号はnで表現される。チャネルか
らの乗法的に増大する歪みはhで表わされる。よって、
送信されたシンボル(xi)に対するチャネルの複合的
な影響は、特性h及びnによって表現されることにな
る。受信されたサンプル(yi)は、信頼性情報を導出
する目的で用いられる。チャネル状況情報(CSI)
は、送信されたシンボルに対するチャネル特性(h)
(すなわち、乗法的に増加する歪み)の総影響を表わし
ている。CSIは、チャネルのインパルス応答(すなわ
ち、回路を全体として記述する目的で用いられる、電気
工学においては公知の関数)と等価である。
iを観測することによって、送信された情報ビットbiに
係る決定を行なうことである。この目的は、公知のMA
P(最大後験的)基準を適用することである。情報ビッ
トシーケンスbi(以下、
ルゴリズムは、hによって表現されるある種の特性を有
するチャネルを介して伝播させられたサンプルシーケン
スyiが与えられると、コード語を選択する。すなわ
ち、このアルゴリズムは、レシーバへの入力シーケンス
yiが与えられると、送信されたシーケンスがciである
ような確率を最大にするコード語を選択する。最大化さ
れる確率は条件付き確率であって、
いられる他の全ての式は、二重下線付き変数が行列を表
わし、一重下線付き変数がベクトルを表わす、という慣
習に従っている。特性h及び雑音nを有するチャネルを
伝播させられた後にレシーバによって受信される信号シ
ーケンスは、通常、
る雑音を表現しており、hはチャネルからの乗法的な歪
みを表わしている。よって、チャネル108に接続され
たNa個のアンテナを有するレシーバにおいて、各アン
テナがレート1/Tで相異なったNk回(Nkは1以上
の整数)のサンプリングをされる場合には、式(2)は
以下のような形で書き表すことが可能である:
なる均一に分布する統計的に独立な複素ガウス(Gaus
s)変数である。実数部及び虚数部は、標準偏差σaを有
する独立なゼロ平均ガウス変数である。分散2σa 2を有
する複素ガウスランダム変数zの一次統計は、
ある(例えば、J.Proakisによる“デジタル通信第3
版”という表題の書籍(McGraw Hill社、1995年)
を参照)。チャネル108の特性h(例えば、振幅応
答、位相応答)は、測定されることが可能であって、式
(3)に示されているように行列の形でストアされる。
送信されたシンボル(xi)は、それぞれの対角要素が
変調器106によって生成された特定のシンボルである
ような対角行列
ケンスbiをシンボルシーケンスにマッピングする。用
いられる特定のマッピング(例えばグレイマッピング)
が、個々の有限の個数のシンボルを生成する。式(3)
に示されているように、送信されるシンボルxiには
信されるシンボルシーケンスが行列
Na個の素子を有するアンテナアレイによって捕捉され
るような通信システム(例えば、モバイルすなわち無線
通信システム)を表現している。無線通信システムにお
いては、歪みは、通常フェージングと呼称される振幅及
び位相の急速な変化によって明確になる。
シーバが構成される。第1段(SOD)では、復号化済
みビットdiに係る信頼性情報が生成される。デインタ
ーリーブの後、第2段(SID)が、最もそれらしい送
信されたコード語(
適用する。詳細に述べれば、統計的に独立な符号化済み
ビットを仮定すると、式(1)は、
している。Ncは、シンボル数(すなわちサンプル数)
にシンボル当たりのビット数を乗じたものに等しい、す
なわち、Nc=Nk×Nである。確率理論における公知の
ベイズ(Bayes)則(J.Proakisによる前掲書参照)よ
り、式(4)は
チャネルの統計的性質に依存して、特定の確率密度関数
(通常はガウス型)が
(y|h)は定数である。なぜなら、これはclに依存
しないからである。最大化操作は、公知のビタビアルゴ
リズム(G.D.Forneyによる前掲の論文を参照)あるいは
別の公知の最大化アルゴリズムを用いて実行されうる。
最大化は、レシーバの後段、すなわちSID114にお
いて実行される。式(5)の最大化の結果は、式(5)
の両辺の対数(自然対数)を取った場合にも不変であっ
て、このことより、
clの先験的確率である。先験的確率は、与えられたす
なわち既知の確率値あるいは単に仮定された確率値のい
ずれかである。全符号化済みビットが等しく可能性があ
る場合には、P(c l)=1/2である。デインターリ
ーブの後、式(5a)は
シーケンスをNc個の出力ビットよりなる独自のシーケ
ンスにマッピングするため、式(5)、(5a)のコー
ド語
ード語
式(5b)における総和項は、SOD110によって計
算された対数尤度関数である。よって、SOD110の
タスクは、以下の対数尤度関数を生成することである:
0の出力であり、デインターリーバ112に供給され
る。それゆえ、式(5)はサンプル
番目のビットの対数尤度関数は
おいて受信されたシンボルに属するi番目のビットが属
する確率が所定の値であるという確率の対数値を表現し
ている。式(7)の対数尤度関数Ωは、数学的には、観
測空間Yから確率Pの対数よりなる空間への変換として
解釈される。Ωm,i(1)がΩm,i(0)より大きい場合
には、送信されたビットdm,iは0ではなく1である可
能性がより高い。変数xとdとの間に直接マッピングが
存在するため、式(7)の対数尤度関数は、確率密度関
数
各々による独立したチャネルの概念(各アンテナが特定
のチャネルに対してサービスを提供している)を表わし
ている;すなわち、各アンテナに関連するチャネルは、
他のあらゆるチャネルから独立である。アンテナは統計
的に互いに独立であって、各ファクタ
表わしている場合に式(8)における因数分解が成り立
つ。AWGN仮定が与えられると、式(8)は時間に関
しても因数分解することが可能であり、各ファクタ
ルシーケンスを表わしている:
個のアンテナの各々の全Nk個のサンプルに係る結合確
率密度関数が求められる:
尤度関数は次のように表わされる:
ンボル
示されているように、信頼性情報を計算するためには、
全ての可能な送信済みシーケンス、それらの確率及び密
度関数(式(8)及び式(9))が決定されなければな
らない。よって、信頼性情報の生成は、多くの計算を必
要とする冗長で複雑なものである。それゆえ、必要とさ
れているのは、SOD110によって生成される信頼性
情報を計算する効率的な方法である。
テクタを用いて信頼性情報(ソフト出力)を計算する効
率的な方法を提供する。信頼性情報は、受信されたサン
プルと先験的情報から計算される。受信されたサンプル
は、変調器によって生成されたシンボルであり、このシ
ンボルは通信チャネルを介して伝播してきたものであ
る。受信されたシンボルは、Na個(Naは1以上の整
数)の受信デバイスを有するレシーバの一部であるソフ
ト出力デテクタに供給される。本発明に係る方法は、第
一サンプル及び第二サンプルを受信する第一段階を有し
ている。第一サンプル及び/あるいは第二サンプルか
ら、及び、送信されたシンボルに含まれる情報に係る先
験的情報から、代数的な表式が評価される。その後、信
頼性情報は、当該代数的表式から導出される。
送信されたシンボルを検出するために用いられる信頼性
情報を計算して生成する方法を提供する。信頼性情報
は、レシーバによって受信されたサンプルと先験的情報
とを用いて計算される。チャネルによって引き起こされ
た送信されたシンボルに対する乗法的な歪みは、チャネ
ル状態情報(CSI)として規定される。以下に示され
ているように、CSIが既知の通信システムにおいて
は、SODによる信頼性情報の生成は、シンボル毎の計
算に還元される。よって、シンボルシーケンスxiが定
包絡線変調器によって生成されて特性
そのように送信されたシンボルがNa個の受信デバイス
を有するレシーバによって受信されるようなシステムに
おいては、m番目の時間間隔におけるi番目のビットに
関する信頼性情報は、次の式で表わされる:
隔を示している。
ボルxiがメモリ無しの変調器(例えばPSK変調器)
を用いて生成される通信システムにおける信頼性情報生
成アルゴリズムである。PSK変調器などのメモリを有
さない変調器は、時刻mにおけるシンボルxmを、シン
ボルxmの生成がそれ以前に生成されたシンボルに依存
しないように生成する。これに対して、DPSK方式な
どの変調方式は、シンボル生成にメモリを利用する。詳
細に述べれば、送信されるシンボルxmは、少なくとも
直前に生成されたシンボルxm-1に依存している。前述
の式(iii)及び式(iv)は、送信されるシンボル
に対してメモリを利用するような変調方式を利用する通
信システムにおいて信頼性情報を生成するためのアルゴ
リズムである。これらのアルゴリズムは、観測空間Yか
ら確率空間Pへの変換として解釈される。付加される雑
音シーケンスnは、平均0及び分散2σa 2を有するガウ
ス統計に従う複素変数列としてモデル化され、変調方式
は定包絡線方式である。
器で生成されて特性
そのように送信されたシンボルがNa個の受信デバイス
を有するレシーバによって受信されるようなシステムに
おいては、m番目の時間間隔におけるi番目のビットに
関する信頼性情報は、次の式で表わされる:
ンボルxiがメモリ無しの非定包絡線変調器を用いて生
成される通信システムにおける信頼性情報生成アルゴリ
ズムである。式(vii)及び式(viii)は、メモ
リを利用する非定包絡線変調方式を利用する場合のアル
ゴリズムである。
流れ図である。段階402では、受信デバイスaがサン
プルya,m-1及びサンプルya,mを受信する。これらのサ
ンプルは、通常、連続した時間間隔から得られたもので
ある。行列
る。よって、ya,mが受信される場合には、対応する可
能な送信されたシンボルはxmであり、対応する歪み要
素はha,mである。段階404においては、本発明に係
る方法は、定包絡線変調方式が用いられない場合には、
段階500(図7)へ進む。非定包絡線方式の場合のア
ルゴリズムに関しては後に議論される。定包絡線方式の
場合には、本発明に係る方法は段階406へ進み、第一
の積の組(ya,m-1ha,m-1 *xm-1 *)及び第二の積の組
(ya,mha,m *xm *)が評価されてストアされる。これ
らの積は、全ての可能なシンボルxm、xm-1に関して計
算される。ここで、前記積の計算に用いられるhの値
は、ストアされた行列
係る方法は段階408へ進み、受信されたサンプルがメ
モリ無し変調器あるいはメモリを有する変調器のいずれ
によって生成されたかに依存して、二つの可能なアルゴ
リズムのうちのいずれが用いられるかが決定される。
数的な表式が導出される。段階410では、xmの単一
の値に係る全Na個のデバイスに係るストア済み第一積
の実数部が評価され、(全Na個のデバイスに係る)総
和が計算される。この段階は、xmの可能な値全てに関
して反復される。ストアされた各々の積がファクタσa 2
(すなわち、受信デバイスaに係る雑音分散の半分)に
よって除算されていることに留意されたい。段階411
においては、先験的項が追加される。この項は、シンボ
ルxmに係るビットの確率の対数の総和を計算すること
によって得られる。送信されるビットに係る先験的な知
識が得られない場合には、段階411で追加される項は
定数とみなされ、よって省略される。
頼性情報の生成に関して近似を用いるか否かの決定を行
なう。用いられる近似法及びそのような近似を用いるこ
との正当性は、後に式(i)及び(ii)の導出に関連
して議論される。近似が用いられる場合には、本発明に
係る方法は段階418へ移行し、段階411において決
定された値の組から最大値が導出される。この値の組
は、信頼性情報が計算されたビットに関連するシンボル
xm(すなわち、組X(dm,i)に属するシンボルxmの
組)に対応する値のリストを段階411において選択す
ることによって決定される。最大値の導出には、値のリ
ストから最大値を計算するあらゆる公知の最大化技法が
用いられる。ここで、段階410においては、先験的情
報が利用可能ではなく、さらに、近似が用いられて全N
a個のデバイスが同一の雑音分散によって特徴付けられ
る場合には、σa 2によって除算する必要がないことに留
意されたい。段階426においては、他の(段階406
において)ストアされた値に係る信頼性情報が決定され
る、すなわち、段階410、411、414、418が
再び実行される。段階426の完了後、本発明に係る方
法は最初へ戻り、新たな連続した2サンプルが、その2
サンプルに係る信頼性情報の計算のためにストアされ
る。
られない場合には、本発明に係る方法は段階420へ進
む。段階420では、段階411において計算された各
々の値が指数関数に適用される。段階428では、X
(dm,i)の組に属する全てのxmの値に関する指数関数
の総和が計算され、その結果の対数が計算されて式(i
i)が得られる。段階432においては、(段階406
において得られた)他方のストアされた積に係る信頼性
情報も決定される、すなわち、段階410、411、4
14、420及び428が他方の積に対して適用され
る。段階432が完了すると、本発明に係る方法は開始
部へ戻って、次の新たなサンプルシーケンスが、それら
に係る信頼性情報を計算する目的でストアされる。
に対してメモリを導入する変調器から生成されたサンプ
ルが受信された場合には、本発明に係る方法は段階41
2へ進む。段階412からは、信頼性情報が計算されて
生成される代数的表式が導出される。段階412におい
ては、全ての可能なシンボル対xm-1,xmに係る第一及
び第二積の実数部の総和が評価され(各々の積はσa 2に
よって除算される)、Na個の受信デバイス全てに関し
て総和が評価される。段階413では、先験的項が追加
される。この項は、シンボルxm-1からxmへの遷移に係
るビットの確率の対数の総和を計算することによって得
られる。送信されたビットに係る先験的情報が利用可能
ではない場合には、段階413において追加される項は
定数とみなされ、よって省略される。段階416では、
本発明に係る方法は、信頼性情報の生成に近似を用いる
か否かを決定する。用いられる近似及びそのような近似
を用いることの正当性は、後に、式(iii)及び式
(iv)の導出に関連して議論される。近似が用いられ
る場合には、本発明に係る方法は段階422へ進み、段
階413において計算された値の組から最大値が導かれ
る。組
おいて計算された値を選択することにより、値の組が決
定される。最大値の導出には、値のリストから最大値を
計算するあらゆる公知の最大化技法が適用されうる。こ
こで、近似が用いられている場合に、先験的情報が利用
可能ではなく、かつ、全Na個のデバイスが同一の雑音
分散によって特徴付けられる場合には、σa 2による除算
は不要であることに留意されたい。
いられない場合には、本発明に係る方法は段階424へ
進む。段階424においては、段階413の総和が指数
関数に対して適用される。段階430では、組
総和が計算され、その結果の対数が計算されて式(i
v)が得られる。その後、本発明に係る方法は開始部へ
戻る。
ルゴリズムの導出 式(11)は、図1に示された通信システムに係る信頼
性情報を生成するアルゴリズムとして与えられる:
ビットが統計的に互いに独立になる。よって、変調器へ
印加される独立な入力ビットのマッピングの結果とし
て、シンボルは独立になる。変調方式はメモリを送信さ
れるシンボルに対して適用しないため、送信されるシン
ボルシーケンスの確率
が得られる:
ス)におけるシンボルは独立である。それゆえ、式(1
3)における総和は、Nk個の独立な総和として以下の
ように与えられる:
能な送信されたシンボルの組であり、一方、X
(dm,i)は、時刻mで、dm,i=bという値を有する全
ての可能な送信されたシンボルの組である。さらに、式
(14)をさらに検討することにより、最初の二つの因
数がdm,iから独立であって定数とみなされうることが
わかる。よって、式(14)は、
=bに係る信頼性情報が、時刻mにおけるサンプルのみ
を見ることによって評価されることを明らかにする。シ
ンボルにマッピングされたビットは独立であるため、シ
ンボルに係る先験的確率は、ビットに係る先験的確率
(すなわち、P(dm,i)))の積である:
に仮定されたもしくは推定された確率値である。追加さ
れる雑音がガウス統計に従う場合には(すなわち、雑音
密度関数もガウス統計に従う。よって、式(15a)を
式(15)に対して適用することにより、以下の表式が
得られる:
に関して、すなわち、d m,l=bなるシンボルに関して
拡張される。式(16)は式(vi)と同一であること
に留意されたい。指数関数は、その引数における振幅及
び位相の変化を増大させるため、式(16)の近似は、
外側の総和の最大項のみを考慮した場合に得られる。こ
の近似(図4の段階414参照)を用いることにより、
式(17)が得られる:
されたい。変調方式が2−PSKの場合には近似は不要
である。なぜなら、式(16)の外側の総和は単一の項
しか有さないからである。定包絡線変調技法(例えば、
M−PSK、MDPSK)が用いられる、すなわち、|
xk|2=K(Kは定数)の場合には、K=1としても一
般性を失うことなく、以下の関係式が成立する: |ya,m−ha,mxm|2=|ya,m|2+|ha,m|2−2R
e{ya,mha,m *xm *}; この関係式を式(17)に適用することにより、式(1
8)が得られる:
とにより、式(19)が得られる:
(18)及び式(19)における先験的確率項(すなわ
ち、
(19)は、式(i)及び式(ii)と同一である。式
(18)及び(19)においては、各アンテナに係るC
SI及び雑音分散が計算されなければならないことに留
意されたい。この種の計算を実行するためには、種々の
公知の技法が利用可能である。
アルゴリズムの導出 再度式(11)より開始し、送信されたシーケンスの各
々が等しい確率を有する(すなわち、
が得られる:
である。M−DPSK変調器は、情報ビット空間Dから
信号空間Xへの(メモリを有する)変換とみなされる;
このことは、数学的には、
相である。振幅xkは任意であって1に設定されうるこ
とに留意されたい。ξkは時刻kにおける位相遷移であ
って、xは時刻kにおいて相異なるように符号化され
る。位相遷移は、N個の元のビットをM−PSKコンス
テレーション点にマッピングすることによって得られ
る。マッピングは、例えば図2において、M=2,4,
8に関して示されている。差分変調は、N=logMビ
ットからなるブロックを複素シンボルにグルーピング
し、その後、そのシンボルに直前の差分変調符号化され
たシンボルを乗算することによって実行される。シンボ
ルの位相に関しては、M−DPSK変調器は情報ビット
空間dから位相空間への(メモリを有する)変換とみな
されうる:
る整数)における位相を表わしており、δkは時刻kと
k−1との間での位相の変化を表わしている(すなわ
ち、位相遷移指数):
フが、M−DPSKシンボルシーケンスの時間発展を表
現するために用いられる。このグラフは、M個の状態
(すなわち位相)及び各々の状態からの分岐を有してお
り、全ての状態のうちのあるものからあらゆる別の状態
への遷移を表現している。4−DPSK変調器に係るト
レリスが図3に示されている。あるいは、トレリスは遷
移行列
iを有する信号から位相φ=jを有する信号への遷移を
与える位相遷移指数である。M−DPSK変調器は、入
力ビットdk,i(i=0,...,(log2M−1))
を対応する位相遷移指数に(例えばグレイマッピングを
用いて)マッピングする。特定の入力ビットdk,i=b
に関しては、
は、行列
0,...,N−1及びj=0,...,
表わしている。
びk=m+1,...,Nk−1)を有しており、xm
−1,xmは
の一例は、IS−136TDMA無線通信システムにお
いて用いられているπ/4DQPSK変調である。IS
−136は、北アメリカにおけるTDMA無線通信シス
テムにおいて用いられている確立した標準である。
プルシーケンスを仮定すると、指揮(20)は
て受信されたサンプルシーケンスを表現しており、一
方、
ーケンスを表現している。代数的な操作を行ない、全て
の定数項(時間に依存しない項)を組み合わせると、式
(24)における総和は次のように書き表わされる:
(25)は、外側の総和の最大項のみを考えた場合に近
似を行なうことができる。これは、図4の段階416で
用いられている近似である。この近似により、
線を有する変調技法の場合には、以下の関係が存在す
る:
ると、式(27)が得られる:
用して近似を用いないことにすると、式(28)が得ら
れる:
慮すると、上記式(25)−(26)及び式(27)−
(28)がより一般的な形式で書き表わされる。よっ
て、式(25)は式(vii)になり、式(26)は式
(viii)になり、式(27)は式(iii)にな
り、式(28)は以下のようになる:
m-1からxmへの遷移を引き起こすような入力ビットであ
る。言い換えれば、それらは、xm-1からxmへの遷移に
係るビットである。これらのビットは、行列
れない場合には、本発明に係る方法は段階500へ進
む。段階500では、受信されたサンプルがメモリ無し
変調器あるいはメモリあり変調器のいずれによって生成
されたかに依存して、二つの可能なアルゴリズムのうち
の一方が決定される。(後に議論されるように)それ以
降の段階504、506、510及び512において
は、信頼性情報の計算及び生成に用いられる代数的表式
が導出される。
おいて用いられた場合 段階502においては、本発明に係る方法は、信頼性情
報生成に関して近似が用いられたか否かが決定される。
前述されているように、信頼性情報は、近似が用いられ
ている場合には式(17)すなわち(v)によって与え
られ(すなわち段階504)、用いられていない場合に
は式(16)すなわち式(vi)によって与えられる
(すなわち段階506)。
信頼性情報が、可能な値の組から最小値を見出すことに
よって近似される。その後、最小化の結果の符号が変更
される。その組内の各々の値は、ビットdm,iに係る可
能な送信されたシンボルxmから決定される。シンボル
xmからは、二種類の総和が計算され、その後、それら
二つの総和の差が計算される。第一の総和は、全ての受
信デバイスに関して計算され、その総和内の各要素は受
信されたサンプルya,mとha,mxmによって表わされる
積との差である。差の絶対値の2乗が計算され、その結
果が受信デバイスにおける雑音分散(2σa 2)によって
除算される。段階504における第二の総和は、シンボ
ルxmに係るビットの先験的確率の対数の総和である。
可能ではない場合には、段階504において付加された
先験項は定数とみなすことが可能であって、それゆえ省
略可能である。さらに、段階504における2σa 2によ
る除算は先験的情報が得られない場合には不要であっ
て、全Na個のデバイスが同一の雑音分散によって特徴
付けられる。
る。総和は、互いに乗算された二つの指数関数を有して
いる。第一指数関数は第一指数となる。第一指数は、段
階504における第一総和の符号を逆にしたものに等し
い総和である。第二指数関数は第二指数であって、これ
は、段階504での第二総和に等しい。
可能ではない場合には、段階506で付加される先験項
は定数とみなされ、それゆえ省略される。
おいて用いられた場合 段階508では、本発明に係る方法は、信頼性情報の計
算にきんじが用いられているか否かを決定する。前述さ
れているように、信頼性情報は、近似が用いられている
場合には式(vii)によって(すなわち、段階51
0)、近似が用いられていない場合には式(viii)
によって(すなわち、段階512)与えられる。
に関して、外総和及び内総和が計算される。内総和は、
段階504の第一総和に現われた代数的表式の二つの連
続するサンプルに係る総和である。外総和は、内総和の
Na個のデバイスに係る総和である。シンボルxm-1か
らxmへの遷移に係る先験的確率の対数の総和が前記総
和から減算される。最後に、信頼性情報が計算されてい
るビットに対応する遷移に係る全ての可能なシンボル対
に関する結果の最小値が計算され、その結果の反対の値
が採用される。送信されるビットに係る先験的情報が利
用可能ではない場合には、段階510において追加され
る先験項は定数とみなされ、それゆえ省略される。さら
に、段階510における2σa 2による除算は先験的情報
が得られない場合には不要であって、全Na個のデバイ
スが同一の雑音分散によって特徴付けられる。
されているビットに対応する遷移に係る全ての可能なシ
ンボル対に関する総和の対数として、信頼性情報が計算
される。この総和における項は、段階510における総
和(内総和及び外総和)の反対の指数を有する指数関数
である。送信されたビットに係る先験的情報が利用可能
ではない場合には、段階512において追加される先験
項は定数とみなされ、それゆえ省略される。
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
信システムの受信部において、ソフト出力デテクタを用
いて信頼性情報(ソフト出力)を計算する効率的な方法
を提供する。が提供される。
られている通信システムを簡潔に表わすブロック図。
するグレイマッピングコンステレーションを示す図。
Claims (17)
- 【請求項1】 信頼性情報を計算する方法において、当
該方法が、送信されたシンボルから導出された第一サン
プル及び第二サンプルを受信する段階:前記サンプル及
び先験的情報に関して代数的表式を評価する段階;及
び、前記信頼性情報を前記代数的表式から導出する段
階;を有することを特徴とする信頼性情報計算方法。 - 【請求項2】 前記送信されるシンボルが定包絡線変調
器を用いて生成されることを特徴とする請求項1記載の
信頼性情報計算方法。 - 【請求項3】 前記第一サンプル及び第二サンプル受信
段階が、Na個の受信デバイスの各々から前記第一サン
プル及び前記第二サンプルを受信する段階;ここで、N
aは1以上の整数である;を有することを特徴とする請
求項2記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項4】 前記代数的表式評価段階が、前記Na個
の受信デバイスの各々に関して受信された前記第一サン
プルから全ての可能な送信されたシンボルに係る積の組
を評価する段階;前記Na個の受信デバイスの全てに係
る積の組から得られる総和の組を評価する段階:及び、
前記総和の組に先験的情報を追加する段階;このことに
よって、前記代数的表式が得られる;を有することを特
徴とする請求項3記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項5】 前記代数的表式から前記信頼性情報を導
出する前記段階が、近似が用いられる場合には、送信さ
れた全ての可能なシンボルに関して前記代数的表式を最
大化する段階;を有していることを特徴とする請求項3
記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項6】 前記代数的表式から前記信頼性情報を導
出する前記段階が、近似が用いられない場合には、送信
された全ての可能なシンボルに係る指数関数の総和の対
数を計算する段階;ここで前記指数は前記代数的表式で
ある;を有していることを特徴とする請求項3記載の信
頼性情報計算方法。 - 【請求項7】 前記代数的表式評価段階が、前記Na個
の受信デバイスの各々に関して前記受信された第一サン
プル及び第二サンプルからの全ての可能な送信されたシ
ンボルに係る積の組を評価する段階;前記Na個の全て
の受信デバイスに係る積の前記組から総和の組を評価す
る段階;及び、前記総和の前記組に先験的情報を付加す
る段階;このことによって前記代数的表式が得られる;
を有することを特徴とする請求項3記載の信頼性情報計
算方法。 - 【請求項8】 前記信頼性情報導出段階が、近似が用い
られる場合に、前記代数的表式を全ての可能な送信され
たシンボルに関して最大化する段階を有することを特徴
とする請求項7記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項9】 前記信頼性情報導出段階が、近似が用い
られない場合には、送信された全ての可能なシンボルに
係る指数関数の総和の対数を計算する段階;ここで前記
指数は前記代数的表式である;を有することを特徴とす
る請求項7項に記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項10】 前記送信されるシンボルが、非定包絡
線変調器によって生成されることを特徴とする請求項1
記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項11】 前記第一サンプル及び第二サンプル受
信段階が、Na個の受信デバイスの各々から前記第一サ
ンプル及び前記第二サンプルを受信する段階;ここで、
Naは1以上の整数である;を有することを特徴とする
請求項10記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項12】 前記代数的表式評価段階が、前記Na
個の受信デバイスの各々に関して受信された前記第一サ
ンプルから全ての可能な送信されたシンボルに係る積の
組を評価する段階;Na個の受信デバイスの全てに係る
差分表式の組から得られる総和の組を評価する段階:及
び、前記総和の組に先験的情報を追加する段階;このこ
とによって、前記代数的表式が得られる;を有すること
を特徴とする請求項11記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項13】 前記代数的表式から前記信頼性情報を
導出する前記段階が、近似が用いられる場合には、送信
された全ての可能なシンボルに関して前記代数的表式を
最小化する段階;を有していることを特徴とする請求項
11記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項14】 前記代数的表式から前記信頼性情報を
導出する前記段階が、近似が用いられない場合には、送
信された全ての可能なシンボルに係る指数関数の総和の
対数を計算する段階;ここで前記指数は前記代数的表式
である;を有していることを特徴とする請求項11記載
の信頼性情報計算方法。 - 【請求項15】 前記代数的表式評価段階が、前記Na
個の受信デバイスの各々に関して前記受信された第一サ
ンプル及び第二サンプルからの全ての可能な送信された
シンボルに係る差分表式の組を評価する段階;前記Na
個の全ての受信デバイスに係る前記差分表式の前記組か
ら総和の組を評価する段階;及び、前記総和の前記組に
先験的情報を付加する段階;このことによって前記代数
的表式が得られる;を有することを特徴とする請求項1
1記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項16】 前記信頼性情報導出段階が、近似が用
いられる場合に、前記代数的表式を全ての可能な送信さ
れたシンボルに関して最小化する段階を有することを特
徴とする請求項15記載の信頼性情報計算方法。 - 【請求項17】 前記信頼性情報導出段階が、近似が用
いられない場合には、送信された全ての可能なシンボル
に係る指数関数の総和の対数を計算する段階;ここで前
記指数は前記代数的表式である;を有することを特徴と
する請求項15記載の信頼性情報計算方法。
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