JPH10164165A - デジタル伝送システム、デジタル信号の受信機及びデジタル信号の受信方法 - Google Patents
デジタル伝送システム、デジタル信号の受信機及びデジタル信号の受信方法Info
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract
の最適推定を達成すること。 【解決手段】 トレリスベース方式によって、少なくと
も1つの帰還値の帰還の結果として減らされた状態数と
共に、デジタル伝送システムの推定されたパルス応答を
用いて受信信号の推定量が形成され、帰還値は、少なく
とも1つの推定量から判定され、デジタル伝送用の減数
された状態推定方式により、問題点は、初期の誤りのあ
るシンボル判定の帰還によって生じた付加的な雑音成分
から生じね帰還によって減数された状態数にも拘わら
ず、受信信号の最適推定量を達成するために、受信機
は、少なくとも1つの中間値から帰還値を形成し、伝送
シンボルと推定量は、値−1か又は1を受信機内に有し
ており、−1〜1の範囲内の値を有している中間値は、
帰還することができ、その結果、比較的良好な帰還値、
従って、受信信号用の比較的良好な推定量が達成され
る。 【効果】 デジタル伝送の電力効率の点で明らかな利得
が得られる。
Description
びデジタル信号の受信方法に関する。
テム、例えば、デジタルモービル無線システムに限定さ
れており、例えば、GSMシステム又はデジタル連続位
相変調(CPM)無線リレーシステムであり、このシス
テムでは、トレリスベース推定方式が使用されており、
この方式は、伝送チャンネルの等化用及び他のトレリス
符号化信号(例えば、CPM信号)を復号化するために
使用される。
われる場合、伝送信号は、歪まされて、雑音によって妨
害され、例えば、GSMでは、歪みは、マルチパス伝搬
及び変調方式の符号間干渉によって生じる。従って、受
信信号から伝送データを再生するための特殊な手段が受
信機に必要であり、即ち、等化方式を使用する必要があ
る。チャンネル符号化は、屡々、デジタル伝送(例え
ば、GSMでの畳み込み符号化)での対雑音抵抗性を強
化するために使用されるので、等化器によって推定され
たデータは、更に復号化される必要がある。復号器に、
符号化データの推定量が供給されるのみならず、どの程
度の信頼度でデータが判定されたのかを示す信頼度情報
(つまり、ソフトアウトプット情報(SO情報)と呼ば
れる)も等化器によって供給される場合には有利であ
る。トレリスベース減数状態等化方式(つまり、適当な
複雑度の長いパルス応答を等化するのに使用してもよ
い)では、供給されたソフトアウトプット(信頼度)情
報は、実際の値(後続復号化での劣化作用を有してい
る)からかなり異なっていることがある。
ンネルに亘ってのパルス振幅変調(PAM)は、図1の
右側部分に示されているように、等価ローパス領域内の
離散時間バージョンでモデル化される。サンプル化され
た受信信号r(k)は、チャンネル入力応答h(k)を
有しているPAM伝送系列a(k)の雑音の影響を受け
た畳み込みとして生じ、その長さをLとすると:
し、この雑音は、白色雑音と見なされ、白色化され整合
化フィルタが連続時間受信機入力フィルタとして使用さ
れている場合、サンプリング以前の事実が与えられる。
使用されている変調方法に依存して、振幅係数とチャン
ネル入力応答は、実部であるか、又は、複素数部であ
る。
を用いる最適等化方式は、G.D.Forney,“M
aximum likelihood sequenc
eestimation of digital se
quences inthe presence of
intersymbolinterference
(符号間干渉の存在下での、デジタル系列の最尤系列推
定)”,IEEE Transactions onI
nformation Theory,vol.IT−
18,1972,pp.363−378から公知であ
る。ここに特に示されているように、MLSEは、ビタ
ービアルゴリズム(VA)で効率的に実行される。しか
し、長いパルス応答h(k)の場合には、ビタービアル
ゴリズムVAですら、実現困難である。と言うのは、ビ
タービアルゴリズムVAで行われるべきトレリス線図
は、M段の振幅係数での時間周期毎にZ=ML-1個の状
態を有しており、従って、ビタービアルゴリズムVAの
複雑度は、離散時間パルス応答の長さと共に指数関数的
に増大する。伝送されたシンボルによって影響を受けた
後続のシンボルの数が余りにも大き過ぎる場合、利用し
得る計算速度が限られているから、一層コスト上効率的
に、即ち、減数された状態で、等化方式を使用する必要
がある。
系列推定(DFSE)と呼ぶ。状態及び遷移は、チャン
ネルメモリ内のシンボルの特殊な組み合わせに非蓋然的
に割り当てられないが、減数状態方式で一般的に生じる
ように、今後蓋然性があり、特に、判定帰還系列推定D
FSEを用いて、チャンネルメモリ内の最も古いシンボ
ルが、予備の判定シンボル値に対してのみ考慮される。
応答チャンネルは、常にFIR構造を有するトレリス符
号器として解釈されるので、入力シンボルの事後確率
は、状態確率の直接の結果である。つまり、双方向アル
ゴリズムは、トレリスのベース上で作動するので、ビタ
ービアルゴリズムと同様の形式で減数された状態のアル
ゴリズムである。前方巡回の場合、α(k,S
( r )(k))を計算するために、MR個に減数された状態
のそれぞれは、距離を計算するためのパスレジスタに配
属されており、このパスレジスタは、各時間周期内で更
新される。2つのパスメトリックが記憶されていて、後
方巡回の場合に再度使用される。
を減数して、帰還を介して受信されたシンボルの最適推
定を達成することにある。
題は、受信機が、少なくとも1つの中間値(inter
mediate value)からの帰還値を形成する
ようにすることにより達成される。
公知の受信機とは異なり、本発明によると、帰還値を形
成するために中間値を使用することができ、その中間値
は、他の値に適合される。デジタル伝送システムでは、
受信機内の伝送シンボル及び推定量は、例えば、値−1
又は1を有している。つまり、本発明の受信機では、−
1〜1の範囲内の値を有している中間値を帰還すること
ができ、その結果、一層良好な帰還値、従って、一層良
好な推定値を受信シンボルのために達成することができ
る。
は、受信シンボル用の少なくとも1つの推定量のための
ソフトアウトプット(信頼度)情報を形成する。受信機
では、どの程度の信頼度でデータが判定されたを示すソ
フトアウトプット(信頼度)情報を形成する推定方式を
使用することができる。デジタル伝送では、例えば、対
雑音抵抗性を強化するために、チャンネル符号化が屡々
使用され(例えば、GSMでの、畳み込み符号化)、そ
の結果、次の復号器が、依然として推定データを復号化
することができる。このために、有利には、復号器は、
符号化されたデータの推定量に加えてソフトアウトプッ
ト(信頼度)情報が供給されており、有利な実施例で
は、このソフトアウトプットSO情報から、受信機は、
中間値を形成する。
又は双方向巡回規則を用いた最適単一シンボル推定方式
を用いて、受信されたシンボル用のソフトアウトプット
(信頼度)情報を形成する。
SO情報は、更に、単純化された準最適推定方式を用い
て、受信されたシンボルから受信機によって形成され
る。他方、例えば、非方向又は双方向アルゴリズムは、
シンボルの信頼度を計算するための最適な方式を示し、
更に、複数の単純化された準最適方式があり、それによ
ると、2つのアルゴリズムから系統的に導出され、又
は、純粋にヒューリスティックな考察によって見つけら
れた。可能な単純化は、例えば、乗算を必要とする実際
の確率を算出する代わりに、ACS演算(加算−比較−
選択:Add−Compare−Select)により
更新された加算的なパスメトリックを使用することであ
る。純粋なビタービアルゴリズムVAは、シンボルの信
頼度を形成するために変更してもよく、それにより、ソ
フトアウトプットビタービアルゴリズムSOVA(So
ft−Output−VA)が達成される。つまり、準
最適方式は、一般には、判定帰還の結果として、減数状
態となる。
の共通成分と第2のプライベート成分とに分割する。つ
まり、プライベート及び/又はコモン判定帰還等化DF
Eに任意に分割する本発明の帰還の原理は、硬判定帰還
ストラテジーと組み合わせてもよい。その結果、帰還期
間は、4つまでの異なった成分によって形成される。例
えば、推定されたパルス応答のエネルギ分布は、分割基
準として使用してもよい。
するための受信機及び方法によって達成される。
は、以下の実施例の説明により明らかとなる。
を発生するチャンネル1が示されている。右側部分に
は、プライベート判定帰還5を有する減数状態のトレリ
スベース推定方式3を備えた等化器4を図表示したもの
が示されている。
リがあるので、図1の硬判定帰還の全値は、
ている。
れる方式が記載されている。しかし、基本プロシージャ
ーは、他のトレリス符号化信号に拡張される。CPM信
号は、チャンネルによって歪まされた信号同様のトレリ
ス符号化信号として解釈される。CPMでは、パルス雑
音は、伝送スペクトルを圧縮するために、意図的に信号
内に挿入される。従って、トレリスベース推定方式は、
分散チャンネルに亘って伝送された信号用と同様にして
CPM用に使用され、その結果、本発明の技術思想は、
CPMを用いた符号化伝送のために使用される。
待値の形成の際に使用され、複合帰還後の全表現から導
出される。最小値を見つけるために、この式は、ゼロに
設定される。
ンチ全ての最小誤差重みに対する最適軟判定帰還値とし
て、推定された(期待された)チャンネルパラメータh
(μ)を用いて得られる。
値である実際の結果は、以下で見つけられる。
1}は、M段伝送のシンボルアルファベットAからの許
容された振幅係数を示す。個別帰還値は、本発明による
と、伝送シンボルの数Aから離散値Amの重み付けされ
た成分によって形成され、従って、排他的にAから選択
されるのではなく、値のアナログ領域を有している。従
って、軟判定帰還値(SDF)は、誤差の重みを最小化
するために使用される。例えば、A0=1,及びA1=−
1を用いた2進伝送では、以下が保持される。
は、いずれにせよ、減数状態非方向アルゴリズムでの中
間の大きさとして既に利用可能であり、その結果、軟判
定帰還値の使用は、もっと多くの回路と、この回路での
コストを意味するものではない。
めに、非方向アルゴリズムの減数状態バージョンについ
て、ここでは、1実施例として概説する。
トプット(信頼度)情報 Pr{a(k)=Am|〈r(ν)〉}に対する近似値
似値は、第1に、状態それ自体の減数の結果であり、第
2に、更に将来のD受信値r(v)のみ(従って、v=
k+Dに至るまでのみ)評価されるという事実によって
生じる。従って、受信値の全系列が、個別a(k)用の
ソフトアウトプット(信頼度)情報を判定するのに使用
されるわけではない。しかし、充分に大きいDに対し
て、近似は、既に非常に正確であると仮定されている。
従って、アルゴリズムは、連続的に作用し、このアルゴ
リズムによって、判定遅延D後、式
度)情報が与えられる。ここで、時間期間k内で生じる
ソフトアウトプット(信頼度)情報の論議の際の判定遅
延は、信号要素a(k−D)の場合に考慮され、瞬時点
kに至るまでの受信値は分かっていると仮定された。
れるべき所望のソフトアウトプット(信頼度)情報の計
算は、式(14)の分子及び分母内の全分布率関数を前
提とし、この関数は、再度、以下の式で計算される。
ソフトアウトプット(信頼度)情報(a(k−D)のシ
ンボル確率に相応する)を、状態確率と状態判定シンボ
ル確率との積の和から判定することができ、2つの大き
さ(減数状態の場合での近似によって)のそれぞれに対
して1つの巡回を与えることができる。状態確率の第1
の巡回は、以下のように示される。
(r)(k+1)の許容された先行状態全てを示す。この
式では、γ(S(r)(k),S(r)(k+1))は、状態
S(r)(k)からS(r)(k+1)への遷移(ブランチ)
のブランチ確率を示し、以下の比例式によるガウス雑音
で表現することができる。
条件数である。
報の第2の巡回は、以下の計算によって見つけられる。
び、a(k−δ)∈Aの全ての場合に、つまり、各新た
な状態S(r)(k+1)の場合に行うことができる。
期間k内のシンボルの入るべき状態判定ソフトアウトプ
ット(信頼度)情報のために、計算は、以下を介して保
持され、
態及びa(k−δ)∈A全てに対して行われる。集合
R)とそれぞれの時間位置を含む状態全てが含まれる。
従って、S(a(k−R))∧V(S(r)(k+1))
は、S(r)(k)の先行であって、要素a(k−R)を
含む1状態S(r)(k+1)を表す。大きさγ(S(a
(k−R))∧V(S(r)(k+1)), S(r)(k+
1)は、このS(r)(k)からS(r)(k+1)に導くブ
ランチの確率である。
頼度)情報を判定するために必要な大きさは全て、巡回
的に計算することができる。
を有する減数状態双方向アルゴリズムを利用することが
できる。双方向アルゴリズムのα(k,S(k))を判
定するための前方巡回は、同時に、非方向アルゴリズム
の本質的部分を形成するので、これは、適切な付加回路
と、軟判定帰還のために必要な確率を判定するために巡
回が必要な、非方向アルゴリズムの付加的な第2の巡回
を含むことから生じるコストしか必要としない。このた
めに更新されるべきパスレジスタの長さは、L−1−R
に過ぎない。と言うのは、この組み合わされたアルゴリ
ズムの非方向部分は、判定帰還のために必要であるに過
ぎず、双方向部分によって計算されるシンボル確率を計
算するためには必要でないからである。逆に、明らかに
一層複雑な第2前方巡回は、純粋に非方向アルゴリズム
で必要である。と言うのは、D≒2Lの推定遅延は、統
計的関係をほぼ完全に記録するための最小位相チャンネ
ル内で必要であるからである。
SDF(k,S(r)(k))の解は、考え得る軟判定帰還ス
トラテジーの大きな領域から考えられる1つの可能性で
あるに過ぎない。特に、準最適な方式によると、準最適
な軟判定帰還値を用いることができるか、又は、必要で
あるかのどちらかである。
FE及び1つのコモン判定帰還等化DFEに細分割する
という既述の原理は、共通判定帰還等化DFEを排他的
に使用するか、又は、プライベート判定帰還等化DFE
を排他的に使用するか、どちらかの極端な2つの場合で
の軟判定値を用いた別の問題なしに可能である。
考慮される図3に示された帰還項
度、状態依存軟判定シンボル値が使用される。他方、パ
ルスホロアの最後の部分を考慮する帰還項
式(例えば、等化方式)のソフトアウトプット(信頼
度)SO値が、軟判定入力情報を処理することができる
ダウンストリーム復号器で実質的に利用される場合、軟
判定シンボル値の帰還を行う本発明の方式により、デジ
タル伝送の電力効率の点で明らかな利得が得られる。
式と比較して、判定帰還方式によって付加的に生じた雑
音電力は、最小平均二乗誤差の推定に基づいて約1dB
だけ低減される。
間干渉を等化するプロシージャーのブロック回路図を示
し、
トな)雑音期間nを説明するための、変更されたブロッ
ク回路図を示し、
割された場合のブロック回路図を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 【外1】 ことを特徴とするデジタル伝送システム。
- 【請求項2】 【外2】 請求項1記載のデジタル伝送システム。
- 【請求項3】 【外3】 請求項1又は2記載のデジタル伝送システム。
- 【請求項4】 【外4】 請求項1〜3迄の何れか1記載のデジタル伝送システ
ム。 - 【請求項5】 【外5】 請求項1〜4迄の何れか1記載のデジタル伝送システ
ム。 - 【請求項6】 受信機は、帰還値(ξ)を、第1の共通
成分(ξ(k))と第2のプライベート成分(ξ(k,
S(k)))に分割する請求項1〜5迄の何れか1記載
のデジタル伝送システム。 - 【請求項7】 【外6】 ことを特徴とするデジタル信号の受信機。
- 【請求項8】 【外7】 ことを特徴とするデジタル信号の受信方法。
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