JP2002118473A - 信号受信装置 - Google Patents

信号受信装置

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JP2002118473A
JP2002118473A JP2000307643A JP2000307643A JP2002118473A JP 2002118473 A JP2002118473 A JP 2002118473A JP 2000307643 A JP2000307643 A JP 2000307643A JP 2000307643 A JP2000307643 A JP 2000307643A JP 2002118473 A JP2002118473 A JP 2002118473A
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JP2000307643A
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Yoshio Wada
善生 和田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MLSE等化器から軟判定データを出力して
ビタビ復号器の誤り訂正精度を向上させる。 【解決手段】 PN符号を伴う送信データ系列を受信す
る信号受信装置100は、前記受信信号をベースバンド
信号に変換する信号変換手段104、106と、前記P
N符号に基づいて伝搬路の電波伝搬状態を推定するイン
パルスレスポンス推定手段110と、前記推定された電
波伝搬状態に基づいて生成された受信信号のレプリカか
ら、前記受信信号との誤差が最小となるレプリカを選出
し、これを前記送信データ系列として推定する最尤系列
推定型等化手段114を備える。最尤系列推定型等化手
段114は、推定される送信データ系列の各シンボル
が、その確からしさの割合として表されたものを出力
し、これを誤り訂正を行うビタビ復号手段122に与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最尤系列推定を用
いて送信データ系列を推定する信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、最尤系列推定の原理により最
適なデータ系列を推定し、これによって伝搬路の遅延波
によって生じる波形ひずみに対する受信性能を向上させ
た信号受信装置が知られている。
【0003】最尤系列推定を用いた通信においては、図
5に示すような信号送信装置により、図6に示すフレー
ムフォーマット600を有する信号を生成し、送信する
ことが行われる。すなわち信号送信装置500におい
て、送信データ系列は、誤り訂正のために畳み込み符号
化部502にて畳み込み符号化され、これに、PN発生
器504で生成された電波伝搬状態を推定するためのP
N符号(擬似雑音符号)がスイッチ506を介して挿入
され、図6のフレームフォーマット600が形成され
る。このフレームフォーマット600は、マッピング部
508でマッピング、すなわちデータが1のときは1
に、0のときは−1の値に変換される。このマッピング
信号はインターリーブ510でバースト誤りを分散させ
るためにインターリーブされ、ローパスフィルタ512
で波形整形されたのち、基準周波数発生器516とミキ
サー514で変調され、アンテナ518を通して送信さ
れる。
【0004】図7は、信号受信装置の一般的構成例を示
すブロック図である。信号受信装置700において、ア
ンテナ702より受信された信号は、基準信号発生器7
04とミキサー706によってべースバンド信号に変換
され、ローパスフィルタ708によって、ノイズ除去と
ともに、波形整形される。インパルスレスポンス推定器
710は、送信信号に含まれるPN符号に基づいてイン
パルスレスポンス、すなわち電波伝搬状態を推定し、こ
れに基づいて、データ信号レプリカ712は、最尤系列
推定型等化器(以下、MLSE等化器という)714の
出力のデータ系列候補とともに、送信データ系列のレプ
リカを生成する。差分器716では、前記レプリカとロ
ーパスフィルタ708からの出力との差分が取られ、2
乗値算出器718で2乗された誤差信号は、MLSE等
化器714に入力され、ここで誤差が最小となる送信デ
ータ系列が選出される。選出された送信データ系列はデ
インターリーブ720でデインターリーブされ、誤り訂
正機能を有するビタビ復号器722で誤り訂正されたの
ち、受信出力データとされる。
【0005】最尤系列推定においては、送信データ系列
のシンボル長が長くなると、推定されるレプリカの数が
激増することから、従来のMLSE等化器714におい
ては、ビタビアルゴリズムを用いることによって、受信
信号と照合されるレプリカの数を少なくする手法が取ら
れている。以下、これについて説明する。
【0006】図8は、MLSE等化器内部のトレリス図
を示しており、ここでは、状態σnが新たな送信シンボ
ルan+1によってどの状態σn+1に遷移するかが表されて
いる。矢印は、実線がan+1=1、破線がan+1=0を示
している。ここで、シンボルan+1におけるメトリック
量M0(n+1)及びM1(n+1)は、下記基準に従って、決定さ
れる。
【0007】(1)M0(n+1)は、M0(n)+(yn+1-s00)2
とM1(n)+(yn+1-s01)2のいずれか小さい方 (2)M1(n+1)は、M0(n)+(yn+1-s10)2とM1(n)+(y
n+1-s11)2のいずれか小さい方 ここで、(yn+1-s)2は、σn+1におけるブランチメトリ
ックを示している。すなわち、s00、s01、s10、s11
は、それぞれ状態σnとσn+1間における状態0から0、
0から1、1から0、1から1への遷移における受信シ
ンボルの真の値を表しており、これらはそれぞれ−1.
5、−0.5、0.5、1.5となり、また、ynは、
雑音を含む受信シンボルの値である。
【0008】次に、各メトリック量のオーバーフローを
避けるために、下記基準に従って調整される。
【0009】(1)M0(n+1)>M1(n+1)の場合は、 M0(n+1) = M0(n+1)−M1(n+1) M1(n+1) = 0 (2)M0(n+1)≦M1(n+1)の場合は、 M0(n+1) = 0 M1(n+1) = M1(n+1)−M0(n+1)
【0010】図9はブランチメトリック図を示してい
る。図では、シンボルσn+2とシンボルσn+3の間でメト
リックを算出している。このとき、シンボルσ n+2とシ
ンボルσn+3でメトリックが最小となる遷移が太線で書
かれている。各シンボルにおいて算出されたメトリック
はシステムのメモリ上にパス履歴として記憶されてお
り、最後のデータにおいてメトリックが最小の状態を選
択すると、その状態におけるパス履歴(これを、生き残
りパスという)が送信されたデータ系列として出力され
ることとなる。そして、前述のように、この出力データ
系列は、デインターリーブ720を介してビタビ復号器
722に与えられ、ここで誤り訂正され、受信データと
される。なお、最尤系列推定の詳細については、「笹岡
秀一編、移動通信、オーム社発行」を参照されたい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
信号受信装置において、MLSE等化器714の出力は
データ列、すなわち、0または1の二値で構成される硬
判定データである。しかしながら、誤り訂正用として用
意されたビタビ復号器722の入カとして、硬判定デー
タを与えた場合には、軟判定データを与える場合よりも
その訂正精度が低くなることが知られており、従って、
ビタビ復号器の誤り訂正精度を向上させる上では、ML
SE等化器の出力が硬判定データであることが好ましく
ないという問題がある。
【0012】また、従来のMLSE等化器においては、
前記生き残りパスを確定するために所定長のパス履歴を
メモリ上に保存する必要があり、このため十分な容量の
メモリが必要であった。
【0013】従って、本発明の目的は、MLSE等化器
から軟判定データを出力できるように構成し、これによ
ってビタビ復号器の誤り訂正精度を向上させることので
きる信号受信装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、生き残りパス
の確定のためのパス履歴を最小限とし、これによってそ
の保存のためのメモリの容量を最小限に押さえることが
できる信号受信装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、PN符号を伴う送信データ系列を受信する信
号受信装置であって、前記受信信号をベースバンド信号
に変換する信号変換手段と、前記PN符号に基づいて伝
搬路の電波伝搬状態を推定するインパルスレスポンス推
定手段と、前記推定された電波伝搬状態に基づいて生成
された受信信号のレプリカから、前記受信信号との誤差
が最小となるレプリカを選出し、これを前記送信データ
系列として推定する最尤系列推定型等化手段であって、
前記推定される送信データ系列の各シンボルが、その確
からしさの割合として表されたものと、前記推定された
送信データ系列に対し、誤り訂正を行うビタビ復号手段
とを備えて構成されるものである。
【0016】この場合において、前記最尤系列推定型等
化手段により推定される送信データ系列のn+1番目の
シンボルとしての出力Sn+1が、n番目のシンボルにお
ける状態0のメトリックをM0(n)、状態1のメトリック
をM1(n)とし、n+1番目のシンボルにおけるブランチ
メトリックをそれぞれA〜Dとしたときに、下式により
与えられることが好ましい。
【数5】
【0017】また、前記最尤系列推定型等化手段により
推定される送信データ系列のn+1番目のシンボルとし
ての出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0の
メトリックをM0(n)、状態1のメトリックをM1(n)と
し、n+1番目のシンボルにおけるブランチメトリック
をそれぞれA〜Dとしたときに、下式により与えられる
ようにすることができる。
【数6】
【0018】また、前記最尤系列推定型等化手段により
推定される送信データ系列のn+1番目のシンボルとし
ての出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0の
メトリックをM0、状態1のメトリックをM1、状態2の
メトリックをM2、状態3のメトリックをM3とし、n+
1番目のシンボルにおけるブランチメトリックをそれぞ
れA〜Hとしたときに、下式により与えられるようにす
ることができる。
【数7】
【0019】さらに、前記最尤系列推定型等化手段によ
り推定される送信データ系列のn+1番目のシンボルと
しての出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0
のメトリックをM0、状態1のメトリックをM1、状態2
のメトリックをM2、状態3のメトリックをM3とし、n
+1番目のシンボルにおけるブランチメトリックをそれ
ぞれA〜Hとしたときに、下式により与えられるように
することができる。
【数8】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施形態に基い
て本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の信号受信
装置の構成の一例を示すブロック図である。図に示すよ
うに、信号受信装置100は、図7に示した従来の信号
受信装置とほぼ同様の構成を有している。すなわち、信
号受信装置100は、アンテナ102、基準信号発生器
104、ミキサー106、ローパスフィルタ108、イ
ンパルスレスポンス推定器110、データ信号レプリカ
112、差分器116、2乗値算出器118、デインタ
ーリーブ120及びビタビ復号器122を有する。
【0021】一方で、信号受信装置100は、先のML
SE等化器714に代えて、軟判定出力MLSE等化器
114を備えている。軟判定出力MLSE等化器114
は、従来のものと同様、2乗値算出器118で2乗され
た誤差信号を入力し、前記生成された受信信号のレプリ
カから、前記受信信号との誤差が最小となるレプリカを
選出し、これを前記送信データ系列として推定するが、
この場合に、推定される送信データ系列の各シンボル
が、その確からしさの割合として表されたものを出力す
るものである。
【0022】図2は、軟判定出力MLSE等化器114
内部のトレリス図を示しており、この図に従って、以
下、シンボルσn+1における出力について説明する。こ
こで、シンボルσnにおける状態0のメトリックをM
0(n)、状態1のメトリックをM1(n)とする。そして、σ
n+1における受信シンボルの値とレプリカとの二乗誤
差、すなわちブランチメトリックA、B、C、Dを下式
により算出する。
【0023】A=(yn+1-s00)2 B=(yn+1-s01)2 C=(yn+1-s10)2 D=(yn+1-s11)2
【0024】ここで、s00、s01、s10、s11は、それ
ぞれ状態σnとσn+1間における状態0から0、0から
1、1から0、1から1への遷移における受信シンボル
の真の値を表しており、これらはそれぞれ−1.5、−
0.5、0.5、1.5となり、また、yn+1は、雑音
を含む受信シンボルの値である。
【0025】ここで、受信シンボルが状態0となる確率
と、状態1となる確率の比をQ0対Q1とし、それぞれ下
式で定義する。
【0026】
【数9】
【0027】そして、これらの比を正規化した値を、軟
判定出力MLSE等化器114の出力Sn+1とする。す
なわち、
【0028】
【数10】
【0029】これによって、軟判定出力MLSE等化器
114の後段のビタビ復号器122の入力データを軟判
定データとすることができるようになる。
【0030】次に、軟判定出力MLSE等化器の他の構
成例について説明する。前記実施形態において軟判定出
力を算出するためには、システムにおいて指数演算を実
行する必要があるが(数9)、以下の例ではこれを近似
した値を用いる。すなわち、まず、下記基準に従って、
0及びZ1を決定する。
【0031】(1)Z0は、M0(n)+AとM1(n)+Bのい
ずれか小さい方 (2)Z1は、M0(n)+CとM1(n)+Dのいずれか小さい
【0032】そして、受信シンボルが状態0となる確率
と、状態1となる確率の比Q0対Q1を、下式で定義す
る。
【0033】
【数11】
【0034】ここで、定数Gが2nであれば、この演算
はビットシフトにより算出することができ、演算が極め
て単純化される一方で、前記指数演算による結果と大き
な差は生じない。前記と同様にして、これらの比を正規
化した値を、軟判定出力MLSE等化器114の出力S
n+1とする。すなわち、
【0035】
【数12】
【0036】以上の方法によっても、軟判定出力MLS
E等化器114の後段のビタビ復号器122の入力デー
タを軟判定データとすることができるようになる。
【0037】次に、軟判定出力MLSE等化器の更に他
の構成例について説明する。本実施形態においては、伝
搬路特性が更に複雑になった場合を考慮した軟判定出力
の例を示す。伝搬路特性が複雑になると、受信信号に、
1つ及び2つ前のシンボルが影響を及ぼすようになる。
この場合は、状態には2ビットの情報が含まれ、σn
(an,an-1)と表され、状態数は4つとなる。
【0038】図3は、この場合の軟判定出力MLSE等
化器114内部のトレリス図を示しており、この図に従
って、以下、シンボルσn+1における出力について説明
する。ここで、シンボルσnにおける状態0のメトリッ
クをM0(n)、状態1のメトリックをM1(n)、状態2のメ
トリックをM2(n)、状態3のメトリックをM3(n)とす
る。そして、σn+1における受信シンボルの値とレプリ
カとの二乗誤差、すなわちブランチメトリックA〜Hを
下式により算出する。
【0039】A=(yn+1-s000)2 B=(yn+1-s010)2 C=(yn+1-s100)2 D=(yn+1-s110)2 E=(yn+1-s001)2 F=(yn+1-s011)2 G=(yn+1-s101)2 H=(yn+1-s111)2
【0040】ここで、s000、s010、s100、s110、s
001、s011、s101、s111は、それぞれ状態σnとσn+1
間における状態00から00、01から00、10から
01、11から01、00から10、01から10、1
0から11、11から11への遷移における受信シンボ
ルの真の値を表しており、これらはそれぞれ−1.7
5、−1.25、−0.75、−0.25、0.25、
0.75、1.25、1.75となり、また、y
n+1は、雑音を含む受信シンボルの値である。
【0041】ついで、下記基準に従って、Z0〜Z3を決
定する。 (1)Z0は、M0(n)+AとM1(n)+Bのいずれか小さい
方 (2)Z1は、M2(n)+CとM3(n)+Dのいずれか小さい
方 (3)Z2は、M0(n)+EとM1(n)+Fのいずれか小さい
方 (4)Z3は、M2(n)+GとM3(n)+Hのいずれか小さい
【0042】そして、Z0〜Z3の最小値をZminとし、
下記基準に従って、L0とL1を求める。 (1)L0は、(Z0−Zmin)、(Z1−Zmin)のいずれか
小さい方 (2)L1は、(Z2−Zmin)、(Z3−Zmin)のいずれか
小さい方
【0043】そして、受信シンボルが状態0となる確率
と、状態1となる確率の比Q0対Q1を、下式で定義す
る。
【0044】
【数13】
【0045】前記と同様にして、これらの比を正規化し
た値を、軟判定出力MLSE等化器114の出力Sn+1
とする。すなわち、
【0046】
【数14】
【0047】以上の方法によっても、軟判定出力MLS
E等化器114の後段のビタビ復号器122の入力デー
タを軟判定データとすることができるようになる。
【0048】次に、軟判定出力MLSE等化器の更に他
の構成例について説明する。この実施形態は、前記複雑
な伝搬路特性を考慮した場合において、演算処理を簡略
化した例を示している。すなわち、受信シンボルが状態
0となる確率と、状態1となる確率の比Q0対Q1を、前
記数13に代えて、下式で定義する。
【0049】
【数15】
【0050】前記と同様にして、これらの比を正規化し
た値を、軟判定出力MLSE等化器114の出力Sn+1
とする。すなわち、
【0051】
【数16】
【0052】以上の方法によっても、軟判定出力MLS
E等化器114の後段のビタビ復号器122の入力デー
タを軟判定データとすることができるようになる。
【0053】次に、本発明の他の実施形態に係る信号受
信装置の構成例について説明する。図4は、空間ダイバ
ーシチを適用した信号受信装置のブロック図を示してい
る。図に示す信号受信装置400は、アンテナ402、
基準信号発生器404、ミキサー406、ローパスフィ
ルタ408、インパルスレスポンス推定器410、デー
タ信号レプリカ412、差分器416、2乗値算出器4
18を並列的に有し、2乗値算出器418の出力を加算
器424で加算し、軟判定出力MLSE等化器414に
入力するよう構成してる。すなわち、シンボルσn+1
おけるメトリックス量M0(n+1)、M1(n+1)は、下記基準
により決定される。
【0054】(1)M0(n+1)は、M0(n)+(y1n+1-s00)
2+(y2n+1-s00)2と、M1(n)+(y1n+1-s01)2+(y2n+1-
01)2のいずれか小さい方 (2)M1(n+1)は、M0(n)+(y1n+1-s10)2+(y2n+1-s
10)2と、M1(n)+(y1n+1-s11)2+(y2n+1-s11)2のいず
れか小さい方
【0055】軟判定MLSE等化器414においては、
前記に示した演算が実行され、その出力は、デインター
リーブ120でデインタリーブされ、ビタビ復号器12
2で誤り訂正される。
【0056】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。例え
ば、上記の実施形態においては、通信の変調方式をBP
SKを採用したものを想定しているが、QPSK(Quad
riphase Phase Shift Keying)、16QAM(Quadratu
re Amplitude Modulation)、64QAM、8相PSK
等においても本発明は適用可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、MLSE等
化器から軟判定データを出力できるようになり、これに
よってビタビ復号器の誤り訂正精度を向上させることが
できる。
【0058】また、本発明によれば、生き残りパスの確
定のためのパス履歴を最小限とすることができ、これに
よってその保存のためのメモリの容量を最小限に押さえ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号受信装置の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係る軟判定出力MLSE等化器内部の
トレリス図である。
【図3】本発明に係る軟判定出力MLSE等化器内部の
トレリス図である。
【図4】本発明の他の構成に係る信号受信装置のブロッ
ク図である。
【図5】信号送信装置の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図6】信号送信装置と信号受信装置との間で送受され
るPN符号を備えたデータフレームを示す図である。
【図7】従来の信号受信装置の構成例を示すブロック図
である。
【図8】MLSE等化器内部のトレリス図である。
【図9】MLSE等化器内部のブランチメトリック図を
示している。
【符号の説明】
100 信号受信装置 102 アンテナ 104 基準信号発生器 106 ミキサー 108 ローパスフィルタ 110 インパルスレスポンス推定器 112 データ信号レプリカ 114 最尤系列推定型等化手段 116 差分器 118 乗値算出器 120 デインターリーブ 122 ビタビ復号器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PN符号を伴う送信データ系列を受信す
    る信号受信装置であって、 前記受信信号をベースバンド信号に変換する信号変換手
    段と、 前記PN符号に基づいて伝搬路の電波伝搬状態を推定す
    るインパルスレスポンス推定手段と、 前記推定された電波伝搬状態に基づいて生成された受信
    信号のレプリカから、前記受信信号との誤差が最小とな
    るレプリカを選出し、これを前記送信データ系列として
    推定する最尤系列推定型等化手段であって、前記推定さ
    れる送信データ系列の各シンボルが、その確からしさの
    割合として表されたものと、 前記推定された送信データ系列に対し、誤り訂正を行う
    ビタビ復号手段と、を備えた信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記最尤系列推定型等化手段により推定
    される送信データ系列のn+1番目のシンボルとしての
    出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0のメト
    リックをM0(n)、状態1のメトリックをM1(n)とし、n
    +1番目のシンボルにおけるブランチメトリックをそれ
    ぞれA〜Dとしたときに、下式により与えられる請求項
    1に記載の信号受信装置。 【数1】
  3. 【請求項3】 前記最尤系列推定型等化手段により推定
    される送信データ系列のn+1番目のシンボルとしての
    出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0のメト
    リックをM0(n)、状態1のメトリックをM1(n)とし、n
    +1番目のシンボルにおけるブランチメトリックをそれ
    ぞれA〜Dとしたときに、下式により与えられる請求項
    1に記載の信号受信装置。 【数2】
  4. 【請求項4】 前記最尤系列推定型等化手段により推定
    される送信データ系列のn+1番目のシンボルとしての
    出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0のメト
    リックをM0、状態1のメトリックをM1、状態2のメト
    リックをM2、状態3のメトリックをM3とし、n+1番
    目のシンボルにおけるブランチメトリックをそれぞれA
    〜Hとしたときに、下式により与えられる請求項1に記
    載の信号受信装置。 【数3】
  5. 【請求項5】 前記最尤系列推定型等化手段により推定
    される送信データ系列のn+1番目のシンボルとしての
    出力Sn+1が、n番目のシンボルにおける状態0のメト
    リックをM0、状態1のメトリックをM1、状態2のメト
    リックをM2、状態3のメトリックをM3とし、n+1番
    目のシンボルにおけるブランチメトリックをそれぞれA
    〜Hとしたときに、下式により与えられる請求項1に記
    載の信号受信装置。 【数4】
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