JP2000311057A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JP2000311057A
JP2000311057A JP11120627A JP12062799A JP2000311057A JP 2000311057 A JP2000311057 A JP 2000311057A JP 11120627 A JP11120627 A JP 11120627A JP 12062799 A JP12062799 A JP 12062799A JP 2000311057 A JP2000311057 A JP 2000311057A
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JP11120627A
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Masayuki Kato
誠之 加藤
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X軸座標、Y軸座標およびZ軸座標情報を入
力し、または画面をスクロールさせる指示を入力するこ
とのできるマウスタイプの入力装置において、良好な操
作感を得ることができるとともに、3座標入力操作を長
時間交互に繰り返しても疲労感を生じることのない入力
装置を提供する。 【解決手段】 入力装置10はマウスタイプであり、本
体上下カバー12、13を有する。本体上カバー12の
上面の指先方向の側に2つの操作スイッチ14、16が
設けられ、さらに、本体上カバー12の指先方向左側の
一側12aに平面入力手段18が設けられている。例え
ば、人差し指および中指によって操作スイッチ14、1
6を操作してX軸座標およびY軸座標情報を入力し、ま
たは画面をスクロールさせる指示を入力するとともに、
親指によって平面入力手段18を操作してZ軸座標情報
を入力し、または画面をスクロールさせる指示を入力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力装置に関し、
一層詳細には、電子計算機等の情報処理装置においてX
軸座標およびY軸座標情報を入力し、または画面をスク
ロールさせる指示を入力するとともに、さらに、Z軸座
標情報を入力し、または画面をスクロールさせる指示を
入力する構成を付加したマウスタイプの入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロ等の情報処理
装置における情報を入力する手段が、従来主流であった
キーボードから誰もが容易に操作できるポインティング
デバイスである入力装置(座標検出装置)に変わってき
ている。この入力装置には種々のタイプがあるが、小型
で取り扱い易く、操作性に優れるものとしてマウスタイ
プの入力装置がある。
【0003】マウスタイプの入力装置は、スイッチを2
個設け、カーソル等の画像対象物を画面上で動かすため
にX軸座標およびY軸座標情報を入力し、または画面を
スクロールさせる指示を入力する構成のものが一般的で
あるが、スイッチを3個設け、Z軸座標情報を入力し、
または画面をスクロールさせる指示を入力する構成を付
加した構成のもの(以下、これを便宜的に3座標入力装
置ということがある。)も使用されている。
【0004】このような3座標入力装置として、例え
ば、特開平10−275054号公報に図18に示す入
力装置が開示されている。マウスタイプのこの入力装置
1は、装置表面に設けられた2つの操作スイッチ2、3
の間のスペースに操作レバー4が取り付けられている。
そして、この操作レバー4に設けられる可動接点部が圧
接されると、等角度間隔で同心円状に配置された4個以
上の接点部を有する多接点圧力センサによって信号が入
力される構成とされている(図示せず。)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たものをはじめとする従来の3座標入力装置の場合、通
常人差し指と中指とで操作する2つの操作スイッチの間
に操作レバー(あるいは操作スイッチ)が設けられてい
るため、操作レバーを操作するには、例えば、人差し指
または中指を操作スイッチから操作レバーに移動させて
操作することが必要なため煩雑であり、必ずしも良好な
操作感を得ることができない。また、操作レバーと操作
スイッチの操作を長時間交互に繰り返すと疲労感を生じ
ることにもなる。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、X軸座標およびY軸座標情報を入力し、または画
面をスクロールさせる指示を入力するとともに、さら
に、Z軸座標情報を入力し、または画面をスクロールさ
せる指示を入力する構成を付加したマウスタイプの入力
装置において、良好な操作感を得ることができるととも
に、3座標入力操作を長時間交互に繰り返しても疲労感
を生じることのない入力装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る入力装置
は、X軸座標およびY軸座標情報を入力し、または画面
をスクロールさせる指示を入力するとともに、さらに、
Z軸座標情報を入力し、または画面をスクロールさせる
指示を入力する構成を付加したマウスタイプの入力装置
において、Z軸座標情報を入力し、または画面をスクロ
ールさせる指示を入力する平面入力手段を該入力装置の
一側に設けたことを特徴とする(請求項1に係る発
明)。
【0008】これにより、X軸座標およびY軸座標情報
を入力等するために操作スイッチに触れている人差し指
および中指を動かすことなく、例えば、親指を使ってZ
軸座標情報を入力等するための平面入力手段を操作する
ことができることから、良好な操作感が得られるととも
に、3座標入力操作を交互に繰り返しても疲労感を生じ
ることがない。
【0009】また、本発明においては、軽いタッチでの
操作を可能とする観点から平面入力手段を用いており、
例えば、4方向切り替えレバーや押しボタンや表面がV
ノッチ状に形成された可倒式スイッチ等の入力手段を用
いる場合と比べると、上記した本発明の効果をより好適
に発揮することができる。なお、平面入力手段を操作す
る指は操作者の好みに応じて親指に限らず小指であって
もよいため、平面入力手段を設けるマウスタイプの入力
装置の一側を左右いずれかに限定するものではないが、
利き腕の親指で操作できる一側に設けることがより好ま
しい。
【0010】また、本発明に係る入力装置は、前記入力
装置の一側には操作時の指先方向に向けて深くなる凹部
が形成され、該凹部の指先方向側に向いた壁に前記平面
入力手段が設けられていると(請求項2に係る発明)、
平面入力手段が入力装置の幅の狭い箇所に設けられて入
力装置が小型化されたに等しい構成となるため、手のひ
らを必要以上に広げることがなく、操作する親指等に余
分な負担をかけることがない。
【0011】また、本発明に係る入力装置において、前
記平面入力手段を覆い、操作時の指先方向側に沿って移
動自在なスライド部材が設けられ、該スライド部材には
所定の押圧力によって押圧する押圧部材が設けられ、該
押圧部材を押圧して該平面入力手段に接触しながら移動
させることにより入力することを特徴とする(請求項3
に係る発明)。
【0012】これにより、平面入力手段を用いる頻度の
少ない作業条件下では、平面入力手段をスライド部材で
覆うことにより、押圧部材を所定の押圧力によって押圧
して平面入力手段に接触しながら移動させることによっ
て入力することができる。平面入力手段を用いる頻度の
少ない作業条件下では、このような操作を行なってもさ
ほど疲労感を感じることがない。この場合、平面入力手
段を用いる意図なしに所定の押圧力に満たない軽い力で
親指が押圧部材に触れた程度では平面入力手段を誤操作
することがない。
【0013】上記した所定の押圧力については、本発明
の効果を奏することができる限り、例えば、操作者の老
若男女の別や操作感についての嗜好等種々の条件を考慮
して、押圧部材の材料、形状、寸法を選択、調整するこ
とにより、適宜適当な値を設定することができる。上記
した平面入力手段を用いる必要のない作業条件下での誤
操作をより確実に防止する観点からは、前記スライド部
材を固定し、入力を阻止することのできる固定機構が設
けられていると(請求項4に係る発明)、一層好適であ
る。この場合、前記押圧部材を設けることなく、前記平
面入力手段を覆い、または露出させることが自在なスラ
イド式のシャッターが設けられ、該シャッターが該平面
入力手段を覆うことにより入力を阻止する構成としても
よい(請求項5に係る発明)。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る入力装置の好適な実
施の形態(以下、本実施の形態例という。)について、
図を参照して、以下に説明する。本実施の形態の第1の
例に係る入力装置について、図1および図2を参照して
説明する。ここで、図1は、入力装置の斜視図であり、
図2は入力装置の分解斜視図である。
【0015】入力装置10はマウスタイプであり、本体
上下カバー12、13を有する。本体上カバー12の上
面の指先方向側には2つの操作スイッチ14、16が設
けられている。さらに、本体上カバー12の指先方向左
側の一側12aには開口12bが形成され、この開口1
2bを臨むように本体上カバー12内部に平面入力手段
18が設けられている。入力装置10組立時、平面入力
手段18は図示しない取り付け部材により入力装置10
の本体上カバー12の内部に取り付けられる。
【0016】ここで、平面入力手段18は、2枚のシー
トがわずかの隙間を有する状態でシートの周囲を張り合
わせて構成されており、電磁誘導方式、静電結合方式、
抵抗膜方式等のいずれの方式のものも用いることができ
るが、構成が簡単で、安価であり、薄型化可能である等
の、多くの利点を有する棒状電極を使用した抵抗膜方式
を用いることがより好適である。
【0017】入力装置10を用いて図示しない例えば電
子計算機の表示パネルにX軸座標およびY軸座標情報を
入力し、または表示パネルの画面をスクロールさせる指
示を入力する場合には、操作スイッチ14、16を、例
えば、右手人差し指F2と中指F3とで操作し、入力装
置10を移動させてボール19を回転させることによ
り、カーソル等の画像対象物を画面上で動かすためにX
軸座標およびY軸座標情報を入力し、または画面をスク
ロールさせる指示を入力する。このとき、右手親指F1
は、例えば、入力装置10の一側12aの操作者の指元
方向の、図1中、A部に置いておけば、平面入力手段1
8に触れることがない。
【0018】上記したX軸座標およびY軸座標情報を入
力し、または画面をスクロールさせる指示を入力するこ
とに加え、Z軸座標情報を入力し、または画面をスクロ
ールさせる指示を入力する場合には、図1に示すよう
に、右手親指F1で平面入力手段18に軽く触れた状態
で右手親指F1を指元側(手元側)に引く操作を行なう
ことによって、Z軸座標情報を入力し、または画面をス
クロールさせる指示を入力する。
【0019】上記した本実施の形態の第1の例に係る入
力装置10によれば、X軸座標およびY軸座標情報を入
力等するための操作スイッチに触れている人差し指F2
および中指F3を動かすことなく、例えば、親指F1を
使ってZ軸座標情報を入力等するための平面入力手段1
8を操作することができるため、良好な操作感を得るこ
とができるとともに、3座標入力操作を交互に繰り返し
ても疲労感を生じることがない。
【0020】なお、平面入力手段18を操作する指は操
作者の好みに応じて親指F1に限らず小指であってもよ
いため、平面入力手段18を設けるマウスタイプの入力
装置の一側を左右いずれかに限定するものではないが、
利き腕の親指で操作できる一側に設けることがより好ま
しい。本実施の形態の第2の例に係る入力装置につい
て、図3の入力装置の斜視図を参照して説明する。
【0021】入力装置20の基本構成は本実施の形態の
第1の例に係る入力装置10と同じである。本実施の形
態例を含め以下の実施例において、本実施の形態の第1
の例に係る入力装置10と同一の構成要素には同一の参
照符号を付す。本実施の形態の第1の例に係る入力装置
10と異なり、入力装置20の本体上カバー12の一側
12aには操作時の指先方向(図3中、左方向)に向け
て深くなる凹部12cが形成されており、指先方向側に
向いた凹部12cの壁12c−1に平面入力手段18が
設けられている。
【0022】上記した本実施の形態の第2の例に係る入
力装置20によれば、平面入力手段18が入力装置20
の幅の狭い箇所に設けられて入力装置20が小型化され
たに等しい構成となるため、手のひらを必要以上に広げ
ることがなく、操作する親指F1等に余分な負担をかけ
ることがない。本実施の形態の第3の例に係る入力装置
について、図4〜図8を参照して説明する。ここで、図
4〜図7はスライド部材を閉じた状態を説明するための
ものであり、図4は入力装置の斜視図であり、図5は平
面入力手段の箇所を拡大して示す入力装置の部分側面図
であり、図6は図5のVI−VI線上断面図であり、図
7は図5のVII−VII線上断面図である。また、図
8はスライド部材を開く途中の状態を説明するためのも
のであり図6に対応する図である。
【0023】入力装置22は本実施の形態の第1の例に
係る入力装置10と同じくマウスタイプであり、本体上
下カバー12、13を有する。本体上カバー12の上面
に2つの操作スイッチ14、16が設けられるととも
に、本体上カバー12の指先方向左側の一側12aに平
面入力手段18およびこの平面入力手段18を覆うスラ
イド部材24が設けられている。
【0024】スライド部材24にはコ字状のスリット2
4aが形成されており、このスリット24aによって操
作部24bが片持ち梁状に区画、構成されている。操作
部24bの上面には操作用の突起26aが、また、下面
には入力用の突起26bがそれぞれ設けられている。突
起26aにはすべり止め用の溝が形成されている。これ
ら操作部24bと突起26a、26bは所定の押圧力に
よって押圧して平面入力手段18に接触しながら移動さ
せることにより入力することのできる押圧部材を構成し
ている。ここで、所定の押圧力はスライド部材24の材
料の剛性、操作部24bの形状、寸法等によって定ま
る。スライド部材の材料としては、例えば、ABS樹脂
を用いる。
【0025】本体上カバー12の一側12aには開口1
2bが形成されている。また、上記したスライド部材2
4を操作時に指先方向側に移動自在に支持するために、
スライド部材24の指先方向側の二側(図5中、上下
端)を挟むように断面凹形状の1対のレール状部材28
が設けられている。平面入力手段18を使用するとき
は、図6に示すように、例えば、突起26aを上記した
所定の押圧力以上の親指F1の力で押圧することにより
操作部24bを図6中下方へ変位させ(撓ませ)、突起
26bを平面入力手段18に接触させる。この状態で、
図8に示すように、突起26aを指元側(図8中、右
側)に引いて移動させることにより、入力が行なわれ
る。例えば、平面入力手段18を使用する頻度の少ない
作業条件下では、このような操作方法であってもさほど
疲労感を感じることはない。
【0026】この場合、誤って突起26aに触れたとし
ても、軽く触れた程度では、操作部24bは下方に変位
しない(撓まない)ため、入力装置22の操作中に平面
入力手段18を使用する意思がないのに誤って入力され
ることがなく、誤操作が防止される。上記した本実施の
形態の第3の例に係る入力装置の変形例について、図9
〜図10を参照して説明する。図9および図10は上記
した本実施の形態の第3の例に係る入力装置についての
図6および図8に対応するものである。
【0027】本実施の形態の第3の例の変形例に係る入
力装置30の基本的な構成は本実施の形態の第3の例に
係る入力装置22と同一であるが、変形例に係る入力装
置30にはスライド部材31の先端部の裏面側に凹部3
2が形成されている。一方、本体上カバー12には先端
部に突起34aを有する係止部材34が回動可能に軸止
めして取り付けられており、この係止部材34の先端部
34aはばね36によって付勢されている。これら凹部
32と係止部材34とで固定機構を構成している。
【0028】平面入力手段18を使用しない作業条件下
では、図9に示すように、親指F1で突起26aを指先
方向に押してクリック感をもって凹部32に突起34を
係止させ、スライド部材31を固定する。この状態で誤
って突起26aに触れて指元方向への力を加えたとして
も、凹部32に突起34を係止させてスライド部材31
が固定されており、軽く触れた程度では移動しないた
め、入力装置22の操作中に平面入力手段18を使用す
る意思がないのに誤って入力されることがなく、誤操作
が防止される。
【0029】平面入力手段18を使用するときには、図
10に示すように、親指F1で突起26aを指元方向
(図10中、右方向)に強く引くことにより、係止状態
が解除される。その後は、スライド部材31の移動が可
能となり、本実施の形態の第3の例と同様な要領で入力
操作を行なうことができる。本実施の形態の第4の例に
係る入力装置について、図11〜図15を参照して説明
する。ここで、図11は入力装置の斜視図であり、図1
2は平面入力手段の箇所を拡大して示す入力装置の部分
側面図であり、図13は図12のXIII−XIII線
上断面図である。また、図14、15はスライド式のシ
ャッターの動作状態を説明するためのものであり図13
に対応する図である。
【0030】本実施の形態の第4の例に係る入力装置3
8において、装置の基本構成は本実施の形態の第3の例
に係る入力装置22と同じである。但し、平面入力手段
18を覆うスライド部材40およびこのスライド部材4
0に付随する部材の構成が入力装置22のスライド部材
24のものと異なる。スライド部材40の基本的な構成
はスライド部材24とほぼ同じであるが、寸法が異な
る。すなわち、本実施の形態の第3の例のスライド部材
24の場合、指先方向側の寸法は開口12bに対してス
ライド部材24の方を大幅に大きく形成したが、本実施
の形態の第4の例に係る入力装置38のスライド部材4
0は突起26a、26bの形成部位よりも先端側の部位
が短くされており指先方向側の寸法が開口12bとほぼ
同じ寸法に形成されている。このため、本実施の形態の
第3の例では、スライド部材24を移動させても平面入
力手段18が開口12bから露出することがなかった
が、本実施の形態の第4の例に係る入力装置38のスラ
イド部材40を移動させると平面入力手段18が開口1
2bから露出する構成とされている。この場合、スライ
ド部材40の突起26aを開口12bの端部からさらに
後退させることができるように本体上カバー12には開
口12bに連通する開口12dが形成されている。
【0031】平面入力手段18を比較的低い頻度で使用
するときは、本実施の形態の第3の例と同様に、例え
ば、突起26aを上記した所定の押圧力以上の親指F1
の力で押圧することにより操作部40bを図13中下方
へ変位させ、突起26bを平面入力手段18に接触させ
る。この状態で、図14に示すように、突起26aを指
元側(図14中、右側)に引いて移動させることによ
り、入力が行なわれる。平面入力手段18を使用する頻
度の少ない作業条件下では、このような操作方法であっ
てもさほど疲労感を感じることはない。この場合、平面
入力手段18を使用する意思のないときは親指F1を突
起26aに軽く添えておけば、誤って入力する誤操作を
防止できる。
【0032】平面入力手段18を高い頻度で使用すると
きは、図15に示すように、突起26aを指元側へ一杯
に引いて移動させて、スライド部材40が開口12bか
ら完全に隠れ、平面入力手段18が露出した状態とす
る。この状態で、本実施の形態の第1の例と同様に、平
面入力手段18を直接操作することができる。本実施の
形態の第5の例に係る入力装置について、図16および
図17を参照して説明する。ここで、図16及び図17
は、例えば、本実施の形態の第4の例の図13〜図15
に対応する箇所からみた入力装置の部分断面図である。
【0033】入力装置44における装置の基本構成は本
実施の形態の第3の例に係る入力装置22とほぼ同じで
ある。但し、入力装置44において、シャッター46に
は、本実施の形態の第3の例の入力装置22において設
けられていた突起26a、26bおよび操作部24bか
ら構成される押圧部材は設けられていない。一方、シャ
ッター46の先端部の表面側に突起48が設けられてい
る。
【0034】平面入力手段18を使用しないときは、図
16に示すように、シャッター46で開口12bを閉塞
して、平面入力手段18を覆う。この状態では、誤って
シャッター46に強い力を加えても、平面入力手段18
を誤操作することがない。平面入力手段18を使用する
ときは、図17に示すように、突起48を含むシャッタ
ー46の先端部を平面入力手段18の全面が開口12b
に臨む位置まで後退させる。これにより、本実施の形態
の第1の例と同様に、平面入力手段18を露出させ、直
接操作することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る入力装置によれば、X軸座
標およびY軸座標情報を入力し、または画面をスクロー
ルさせる指示を入力するとともに、さらに、Z軸座標情
報を入力し、または画面をスクロールさせる指示を入力
する構成を付加したマウスタイプの入力装置において、
Z軸座標情報を入力し、または画面をスクロールさせる
指示を入力する平面入力手段を入力装置の一側に設けた
ため、X軸座標およびY軸座標情報を入力等するために
操作スイッチに触れている人差し指および中指を動かす
ことなく、例えば、親指を使ってZ軸座標情報を入力等
するための平面入力手段を操作することができることか
ら、良好な操作感が得られるとともに、3座標入力操作
を交互に繰り返しても疲労感を生じることがない。
【0036】また、本発明に係る入力装置によれば、入
力装置の一側には操作時の指先方向に向けて深くなる凹
部が形成され、凹部の指先方向側に向いた壁に平面入力
手段が設けられているため、平面入力手段が入力装置の
幅の狭い箇所に設けられて入力装置が小型化されたに等
しい構成となり、手のひらを必要以上に広げることがな
く、操作する親指等に余分な負担をかけることがない。
【0037】また、本発明に係る入力装置によれば、平
面入力手段を覆い、操作時の指先方向側に沿って移動自
在なスライド部材が設けられ、スライド部材には所定の
押圧力によって押圧する押圧部材が設けられ、押圧部材
を押圧して平面入力手段に接触しながら移動させること
により入力するため、平面入力手段を用いる頻度の少な
い作業条件下では、平面入力手段をスライド部材で覆う
ことにより、押圧部材を所定の押圧力によって押圧して
平面入力手段に接触しながら移動させることによって入
力することができる。平面入力手段を用いる頻度の少な
い作業条件下では、このような操作を行なってもさほど
疲労感を感じることがない。この場合、平面入力手段を
用いる意図なしに所定の押圧力に満たない軽い力で親指
が押圧部材に触れた程度では平面入力手段を誤操作する
ことがない。
【0038】上記した平面入力手段を用いる必要のない
作業条件下での誤操作をより確実に防止する観点から
は、スライド部材を固定し、入力を阻止することのでき
る固定機構が設けられていると、一層好適である。この
場合、押圧部材を設けることなく、平面入力手段を覆
い、または露出させることが自在なスライド式のシャッ
ターが設けられ、シャッターが平面入力手段を覆うこと
により入力を阻止する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の第1の例に係る入力装置の斜視
図である。
【図2】図1の入力装置の分解斜視図である。
【図3】本実施の形態の第2の例に係る入力装置の斜視
図である。
【図4】本実施の形態の第3の例に係る入力装置の斜視
図である。
【図5】図4の入力装置の部分側面図である。
【図6】図5の入力装置のVI−VI線上断面図であ
る。
【図7】図5の入力装置のVII−VII線上断面図で
ある。
【図8】図4の入力装置のスライド部材を開いて平面入
力手段を使用可能とした状態を示す図であり、図6に対
応するものである。
【図9】本実施の形態の第3の例の変形例に係る入力装
置のスライド部材を固定した状態を説明するためのもの
であり、図6と同じ視野からみた図である。
【図10】図9の入力装置のスライド部材の固定を解除
した状態を説明するためのものであり、図8と同じ視野
からみた図である。
【図11】本実施の形態の第4の例に係る入力装置の斜
視図である。
【図12】図11の入力装置の部分側面図である。
【図13】図12の入力装置のXIII−XIII線上
断面図である。
【図14】図12の入力装置のスライド部材を開く途中
の過程を説明するための図であり、図13と同じ視野か
らみた図である。
【図15】図12の入力装置のスライド部材を開いた状
態を説明するための図であり、図13と同じ視野からみ
た図である。
【図16】本実施の形態の第5の例に係る入力装置のス
ライド部材を閉じた状態を説明するための図であり、図
13と同じ視野からみた図である。
【図17】図16の入力装置のシャッターを開いた状態
を説明するための図であり、図13と同じ視野からみた
図である。
【図18】従来の入力装置の斜視図である。
【符号の説明】
10、20、22、30、38、44 入力装置 12 本体上カバー 12b 開口 12c 凹部 13 本体下カバー 14、16 操作スイッチ 18 平面入力手段 24、31、40 スライド部材 46 シャッター 24b、31b、40b 操作部 26a、26b、34a、48 突起 32 凹部 34 係止部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸座標およびY軸座標情報を入力し、
    または画面をスクロールさせる指示を入力するととも
    に、さらに、Z軸座標情報を入力し、または画面をスク
    ロールさせる指示を入力する構成を付加したマウスタイ
    プの入力装置において、 Z軸座標情報を入力し、または画面をスクロールさせる
    指示を入力する平面入力手段を該入力装置の一側に設け
    たことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記入力装置の一側には操作時の指先方
    向に向けて深くなる凹部が形成され、 該凹部の指先方向側に向いた壁に前記平面入力手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記平面入力手段を覆い、操作時の指先
    方向側に沿って移動自在なスライド部材が設けられ、 該スライド部材には所定の押圧力によって押圧する押圧
    部材が設けられ、 該押圧部材を押圧して該平面入力手段に接触しながら移
    動させることにより入力することを特徴とする請求項1
    または2に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記スライド部材を固定し、入力を阻止
    することのできる固定機構が設けられていることを特徴
    とする請求項3記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記平面入力手段を覆い、または露出さ
    せることが自在なスライド式のシャッターが設けられ、 該シャッターが該平面入力手段を覆うことにより入力を
    阻止することができることを特徴とする請求項1または
    2に記載の入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020756A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Japan Crown Cork Co Ltd 合成樹脂製容器蓋

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JP2012020756A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Japan Crown Cork Co Ltd 合成樹脂製容器蓋

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