JP2000311036A - バッテリを備えた電子機器、その制御方法および記憶媒体 - Google Patents

バッテリを備えた電子機器、その制御方法および記憶媒体

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JP2000311036A
JP2000311036A JP11122416A JP12241699A JP2000311036A JP 2000311036 A JP2000311036 A JP 2000311036A JP 11122416 A JP11122416 A JP 11122416A JP 12241699 A JP12241699 A JP 12241699A JP 2000311036 A JP2000311036 A JP 2000311036A
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Yoshitaka Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの蓄電残量を正確に検出するととも
に、装置の構成を簡単化させることによりコストを削除
し、さらに、消費電力を低減化させることが可能な電子
機器、その制御方法および記憶媒体を提供する。 【解決手段】 リチウムイオン電池の電圧が検出されて
記憶され(ステップS1)、前回記憶した電圧と今回記
憶した電圧とが比較されて低い方が最低電圧として記憶
され(ステップS12,S13)、所定時間経過したと
きに、電圧分割テーブルが作成されているか否かが判断
され(ステップS15,S16)、作成されていないと
きには、その電圧分割テーブルが作成されて、残量デー
タが更新される(ステップS17,S18)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを備えた
電子機器において、該バッテリの蓄電残量または使用量
を検出する電子機器、その制御方法および記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリを備えた電子機器におい
て、そのバッテリの蓄電残量の検出には、次の2つの方
法が知られている。すなわち、 (1)単純にバッテリの電圧を検出し、この検出された
電圧によってその残量または使用量を算出する方法 (2)バッテリから供給されている電流を検出し、この
検出された電流を積算することによって、その使用量を
算出する方法。
【0003】図9は、上記(1)の方法、すなわち単純
にバッテリの電圧を検出する方法を実現する回路の構成
を示す図である。
【0004】同図の回路は、主電源であるリチウムイオ
ン電池101、分圧抵抗102a,102b、および、
電圧を増幅するアンプ103により、主として構成され
ている。リチウムイオン電池101の電圧は、分圧抵抗
102a,102bによって分圧され、アンプ103に
よって、図示しないADコンバータへの入力に合うよう
に増幅される。この電圧は、該ADコンバータに入力さ
れてデジタル化される。他方、リチウムイオン電池10
1の残量または使用量とその出力電圧値とを対応付けた
データ(たとえばテーブルデータ)を予め用意してお
く。図示しないマイクロプロセッサは、前記デジタル化
された電圧値に基づいて前記テーブルデータを検索し、
対応する残量または使用量を得、これにより、リチウム
イオン電池101の残量をパーセンテージ等で表示す
る。
【0005】また、図10は、上記(2)の方法、すな
わち電流の積算方法を実現する回路の構成を示す図であ
る。
【0006】同図の回路は、リチウムイオン電池10
5、抵抗106および差動アンプ107により、主とし
て構成されている。リチウムイオン電池105から出力
される電流は、抵抗106の端子間の微妙な電圧となっ
て表れ、これを差動アンプ107によって、図示しない
ADコンバータへの入力に合うように増幅する。この電
圧は、該ADコンバータに入力されてデジタル化され、
図示しないマイクロプロセッサにより、所定の時間毎に
積算されて、使用電流が算出される。そして、マイクロ
プロセッサは、この算出された使用電流に基づいて、リ
チウムイオン電池105の残容量をパーセンテージ等で
表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のバ
ッテリの蓄電残量の検出方法のうち(1)の方法では、
負荷や温度によってバッテリの特性が変化するため、検
出されたバッテリ残量が不正確であったり、そのバラツ
キが大きくなったりしていた。
【0008】また、上記従来のバッテリの蓄電残量の検
出方法のうち(2)の方法では、常に電流の監視を行わ
なければならず、回路が複雑化するとともに、電流を検
出すること自体が電流を消費していた。
【0009】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、バッテリの蓄電残量を正確に検出するととも
に、装置の構成を簡単化させることによりコストを削除
し、さらに、消費電力を低減化させることが可能な電子
機器、その制御方法および記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子機器は、バッテリを備え、該バッテリ
によって駆動される電子機器において、前記バッテリが
満充電状態のときに、該バッテリに加わった所定時間内
の負荷変動に応じて前記満充電状態のバッテリの出力電
圧が降下した幅を検出する電圧降下幅検出手段と、前記
電圧降下幅毎に、それぞれ対応する前記バッテリの放電
特性を記憶する放電特性記憶手段と、該記憶された前記
バッテリの複数の放電特性から、前記検出手段によって
検出された電圧降下幅に対応する放電特性を選択する選
択手段と、該選択された前記バッテリの放電特性に基づ
いて、当該バッテリの蓄電残量を決定する決定手段とを
有することを特徴とする。
【0011】好ましくは、前記バッテリの電圧を測定す
る測定手段と、該測定された前記バッテリの電圧に基づ
いて、当該バッテリが満充電状態であることを検出する
満充電検出手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、好ましくは、前記測定手段によって
測定された前記バッテリの出力電圧を記憶する出力電圧
記憶手段を有し、前記電圧降下幅検出手段は、該記憶さ
れた前記バッテリの出力電圧に基づいて、当該バッテリ
の出力電圧降下幅を検出することを特徴とする。
【0013】さらに、好ましくは、前記バッテリの放電
特性は、満充電状態から所定の低蓄電残量までの電圧を
所定の割合で分割したときの各分割位置における電圧値
であり、前記放電特性記憶手段は、前記各分割位置にお
ける電圧値を1組のテーブルデータとして、前記電圧降
下幅の数に応じた組数のテーブルデータを記憶すること
を特徴とする。
【0014】また、さらに好ましくは、前記決定手段
は、前記放電特性記憶手段内の複数個のテーブルデータ
から、前記選択手段によって選択されたテーブルデータ
に基づいて、当該バッテリの蓄電残量を決定することを
特徴とし、また、前記決定手段によって決定された前記
バッテリの蓄電残量を表示する表示手段を有することを
特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の電子機
器の制御方法は、バッテリを備え、該バッテリによって
駆動される電子機器の制御方法において、前記バッテリ
が満充電状態のときに、該バッテリに加わった所定時間
内の負荷変動に応じて前記満充電状態のバッテリの出力
電圧が降下した幅を検出し、前記電圧降下幅毎に、それ
ぞれ対応する前記バッテリの放電特性を放電特性記憶手
段に記憶し、該記憶された前記バッテリの複数の放電特
性から、前記検出された電圧降下幅に対応する放電特性
を選択し、該選択された前記バッテリの放電特性に基づ
いて、当該バッテリの蓄電残量を決定することを特徴と
する。
【0016】好ましくは、前記バッテリの電圧を測定
し、該測定された前記バッテリの電圧に基づいて、当該
バッテリが満充電状態であることを検出することを特徴
とする。
【0017】また、好ましくは、前記測定された前記バ
ッテリの出力電圧を出力電圧記憶手段に記憶し、前記電
圧降下幅の検出では、該記憶された前記バッテリの出力
電圧に基づいて、当該バッテリの出力電圧降下幅を検出
することを特徴とする。
【0018】さらに、好ましくは、前記バッテリの放電
特性は、満充電状態から所定の低蓄電残量までの電圧を
所定の割合で分割したときの各分割位置における電圧値
であり、前記放電特性記憶手段は、前記各分割位置にお
ける電圧値を1組のテーブルデータとして、前記電圧降
下幅の数に応じた組数のテーブルデータを記憶すること
を特徴とする。
【0019】また、さらに好ましくは、前記蓄電容量の
決定では、前記放電特性記憶手段内の複数個のテーブル
データから、前記選択されたテーブルデータに基づい
て、当該バッテリの蓄電残量を決定することを特徴と
し、また、前記決定された前記バッテリの蓄電残量を表
示手段に表示することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の記憶媒
体は、バッテリを備え、該バッテリによって駆動される
電子機器の制御方法を含む、コンピュータが実現できる
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記制御方法
は、前記バッテリが満充電状態のときに、該バッテリに
加わった所定時間内の負荷変動に応じて前記満充電状態
のバッテリの出力電圧が降下した幅を検出し、前記電圧
降下幅毎に、それぞれ対応する前記バッテリの放電特性
を放電特性記憶手段に記憶し、該記憶された前記バッテ
リの複数の放電特性から、前記検出された電圧降下幅に
対応する放電特性を選択し、該選択された前記バッテリ
の放電特性に基づいて、当該バッテリの蓄電残量を決定
することを特徴とする。
【0021】好ましくは、前記バッテリの電圧を測定
し、該測定された前記バッテリの電圧に基づいて、当該
バッテリが満充電状態であることを検出することを特徴
とする。
【0022】また、好ましくは、前記測定された前記バ
ッテリの出力電圧を出力電圧記憶手段に記憶し、前記電
圧降下幅の検出では、該記憶された前記バッテリの出力
電圧に基づいて、当該バッテリの出力電圧降下幅を検出
することを特徴とする。
【0023】さらに、好ましくは、前記バッテリの放電
特性は、満充電状態から所定の低蓄電残量までの電圧を
所定の割合で分割したときの各分割位置における電圧値
であり、前記放電特性記憶手段は、前記各分割位置にお
ける電圧値を1組のテーブルデータとして、前記電圧降
下幅の数に応じた組数のテーブルデータを記憶すること
を特徴とする。
【0024】また、さらに好ましくは、前記蓄電容量の
決定では、前記放電特性記憶手段内の複数個のテーブル
データから、前記選択されたテーブルデータに基づい
て、当該バッテリの蓄電残量を決定することを特徴と
し、また、前記決定された前記バッテリの蓄電残量を表
示手段に表示することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施の形態に係る電子
機器の概略構成を示すブロック図である。
【0027】同図に示すように、本実施の形態の電子機
器は、主電源であるリチウムイオン電池1と、該リチウ
ムイオン電池1の電圧を分圧する抵抗2a,2bと、こ
の分圧電圧を増幅するアンプ3と、本機器内に電源を供
給する電源回路4と、本機器全体の制御を司るマイクロ
プロセッサ5と、該マイクロプロセッサ5が実行する制
御処理プログラムを格納するROM6と、演算結果やテ
ーブルデータ等を一時的に格納し、データを書き換え可
能なRAM7と、表示を行うLCD8と、主として文字
データの入力を行うためのキーボード9と、データの印
刷を行うプリンタ10と、リチウムイオン電池1を充電
するための充電コネクタ20と、主電源のON/OFF
を行う電源スイッチ21とにより構成されている。
【0028】まず、リチウムイオン電池1は、図示しな
い充電器のプラグが充電コネクタ20に差し込まれるこ
とによって、充電が開始される。リチウムイオン電池1
の充電方式としては、一般的に定電圧定電流方式が採用
されているので、満充電の判定は、リチウムイオン電池
1の出力電圧を検出し、この検出電圧が一定電圧以上で
あるか否かにより行われる。
【0029】リチウムイオン電池1からの出力電圧は、
たとえば公称値で7.2Vであり、図示しない充電器
は、たとえば8.4Vの定電圧を出力する。そして、リ
チウムイオン電池1が8.4Vに達するまでは、充電器
は、定電流制御を行い、その後リチウムイオン電池1の
電圧が8.4Vに達すると、定電圧制御に切り替えて充
電を続ける。このときには、リチウムイオン電池1の充
電状態は満充電に近く、一般的に90%以上の充填がさ
れていることが確認されている。
【0030】なお、オペレータがリチウムイオン電池1
の満充電状態を知るために、充電器にはLED(図示せ
ず)が設けられている。
【0031】次に、電源スイッチ21がONされると、
システムの各部に電源回路4を通して電源が供給され、
マイクロプロセッサ5はROM6に書き込まれたプログ
ラムによって初期化処理(イニシャライズ)を行い動作
状態になる。
【0032】リチウムイオン電池1の電圧は、抵抗2
a,2bによって分圧され、さらにアンプ3で増幅され
ることで、マイクロプロセッサ5に内蔵されているAD
コンバータ(図示せず)へ入力可能な電圧に変換され
る。このADコンバータのリチウムイオン電池1の電圧
をデジタル化してマイクロプロセッサ5が処理できるよ
うにするものである。マイクロプロセッサ5は、このA
Dコンバータからの電圧によってリチウムイオン電池1
の電圧を監視し、満充電電圧に達しているか否かを判断
する。満充電電圧に達していると判断した場合には、R
AM7上のエリアに設けられ、満充電となったことを
“1”で示す満充電フラグを“1”に設定すると同時に
そのときの電圧を所定のエリアに記憶する。
【0033】マイクロプロセッサ5は、このあと一定の
時間リチウムイオン電池1の電圧を監視しながら、アプ
リケーションを実行して一定の時間の間のリチウムイオ
ン電池1の最低電圧を常に更新していく。所定の時間が
経過すると、マイクロプロセッサ5は満充電時に記憶し
た電圧と一定の時間の間のリチウムイオン電池1の最低
電圧からその電圧降下した電圧幅を演算して記憶する。
【0034】メモリとしては、ROM6のほかにストレ
ージデータを処理するためのRAM7があり、バックア
ップ回路によってデータは保持されている。
【0035】一般的なプリンタ付きの電子機器のアプリ
ケーションとして、キーボード9から入力したデータは
RAM7に格納され、その確認またはデータ入力のため
の選択表示としては、LCD8が使用され、印刷してそ
のデータを残す必要がある場合には、プリンタ10を使
用して印刷を行う。
【0036】電圧降下する電圧の幅は、その動作状態や
温度によって大きく変化し、さらに、プリンタ10を使
用した場合には、負荷がもっとも重くなり、それにつれ
て電圧降下幅も大きくなることが分かっている。
【0037】図2は、リチウムイオン電池1にかかる負
荷とリチウムイオン電池1の出力電圧の特性を示した図
である。同図において、破線で示す曲線Aは、本実施の
形態の電子機器が低負荷のキーの入力待ち状態にあると
きの放電曲線であり、放電の終止電圧まで緩やかなカー
ブを描いている。実線で示す曲線Bは、プリンタ負荷時
の放電曲線であり、曲線B′はその包絡線であり、放電
の終止電圧まで直線的になっている。
【0038】すなわち、周期的にプリンタを使用するよ
うな電子機器のアプリケーションでは、満充電から所定
の時間内にリチウムイオン電池1が電圧降下した電圧幅
とそのときの放電曲線を対応づけることによって、簡単
な回路構成で、より精度の高い放電後の残量または放電
量を求めることが可能である。
【0039】図3は、低負荷時の放電曲線の特性を示す
図であり、電圧降下した電圧に基づいて蓄電残量が割り
当てられている。
【0040】また、図4は、プリンタ負荷時の放電曲線
の特性を示す図であり、電圧降下した電圧に基づいて蓄
電残量が割り当てられている。
【0041】図5は、図3および図4のようにして割り
当てられた蓄電残量に基づいて作成した電圧分割テーブ
ルの一例であり、縦軸はパーセンテージを表し、横軸は
電圧の降下幅に応じた最低電圧値を表している。
【0042】この電圧分割テーブルを前記ADコンバー
タからの読み取り値に当てはめ、残量データとすること
ができ、このように作成された電圧分割テーブルに従っ
て、所定の周期で最低電圧をサンプリングすることによ
り、リチウムイオン電池1の蓄電残量を表示することが
可能となる。
【0043】図6は、本実施の形態の電子機器、特にマ
イクロプロセッサ5が実行するメインルーチンの手順を
示すフローチャートである。
【0044】同図において、まず、ステップS1では、
図示しない周辺機器のADコンバータ、DAコンバー
タ、タイマ、割り込みコントローラの等の初期化処理
(イニシャライズ)を行う。
【0045】次に、ステップS2では、アンプ3からの
出力電圧を前記ADコンバータを介して入力することに
よって、リチウムイオン電池1の電圧を検出して記憶す
る。
【0046】ステップS3では、ステップS2で検出し
たリチウムイオン電池1の電圧が、所定の満充電の電圧
以上になったか否かを判断し、満充電のときにはステッ
プS4に進み、満充電でないときにはステップS4〜6
をスキップしてステップS7に進む。
【0047】ステップS4では、前記満充電フラグをセ
ット(“1”)する。
【0048】ステップS5では、残量表示のための電圧
分割テーブルをクリアする。
【0049】ステップS6では、後述する図7の割込み
処理中で使用するカウンタをクリアする。
【0050】ステップS7では、オペレータが指示した
アプリケーションを実行する。
【0051】続くステップS8では、リチウムイオン電
池1の残量データが更新されるか否かを判断し、更新さ
れているときには、ステップS9で再表示を行い、更新
されていないときには、前記ステップS4に戻って上述
の処理を繰り返す。
【0052】図7は、マイクロプロセッサ5の内部タイ
マ(図示せず)による割込み処理の手順を示すフローチ
ャートである。割込みは所定時間毎に発生し、その度に
本割込み処理が起動される。
【0053】同図において、まず、ステップS11で
は、前記ステップS2と同様にして、アンプ3からの電
圧をADコンバータから入力することで、リチウムイオ
ン電池1の電圧を検出して記憶する。
【0054】次に、ステップS12では、前回記憶した
電圧とステップS11で記憶した電圧とを比較し、低い
方をステップS13で、RAM7の所定領域に最低電圧
として記憶する。
【0055】そして、ステップS14では、前記カウン
タのインクリメントを行い、ステップS15では、カウ
ンタが所定の値(k)以上か否かを判断する。ステップ
S15で、カウンタ≧kのときにはステップS16に進
み、電圧分割テーブルが作成されているか否かを判断
し、電圧分割テーブルが作成されていないときには、ス
テップS17に進み、ステップS2で記憶したリチウム
イオン電池1の電圧と、ステップS13で記憶した最低
電圧の差を求め、その差から、前述の方法で電圧分割テ
ーブルを作成する。
【0056】一方、ステップS15で、カウンタ<kの
とき、または、ステップS16で、電圧分割テーブルが
作成されているときには、ステップS17をスキップし
てステップS18に進む。
【0057】ステップS18では、ステップS17で作
成されたリチウムイオン電池1の電圧分割テーブルとス
テップS11で記憶した電圧から残量データを更新した
後に、本タイマ割込み処理を終了する。
【0058】図8は、このようにして更新されたリチウ
ムイオン電池1の残量をLCD8に表示した表示の一例
を示す図である。
【0059】同図に示すように、リチウムイオン電池1
の蓄電残量は、パーセンテージで表示されている。
【0060】このように、本実施の形態では、リチウム
イオン電池1の満充電時に記憶した電圧と、リチウムイ
オン電池1の満充電時から所定の時間内の負荷変動によ
る電圧の降下の量に応じた、リチウムイオン電池1のロ
ーバッテリ(電圧降下の警告)までの電圧とを、所定の
割合で分割した電圧分割テーブルを作成し、この分割テ
ーブルの分割数に応じた、リチウムイオン電池1の使用
量または残量を表示するので、負荷や温度によってバッ
テリの特性が変わることで発生する、検出された電池残
量の不正確さやバラツキを吸収して、簡単な回路構成で
より正確な残量検出を行うことができる。
【0061】なお、本実施の形態では、主電源としてリ
チウムイオン電池を使用したが、これに限らず、バッテ
リであればどのような種類のものを使用してもよい。
【0062】また、低負荷の例として、キーの入力待ち
状態を挙げ、高負荷時の例として、プリンタ負荷を挙げ
たが、いずれも例示に過ぎない。
【0063】なお、上述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU5)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることは言うま
でもない。
【0064】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0065】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
M6などを用いることができる。
【0066】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0067】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、7また
は13に記載の発明によれば、バッテリが満充電状態の
ときに、該バッテリに加わった所定時間内の負荷変動に
応じて前記満充電状態のバッテリの出力電圧が降下した
幅が検出され、前記電圧降下幅毎に、それぞれ対応する
前記バッテリの放電特性が記憶され、該記憶された前記
バッテリの複数の放電特性から、前記検出された電圧降
下幅に対応する放電特性が選択され、該選択された前記
バッテリの放電特性に基づいて、当該バッテリの蓄電残
量が決定されるので、負荷や温度によってバッテリの特
性が変わることで発生する、検出されたバッテリ残量の
不正確さやバラツキを吸収し、バッテリの蓄電残量をよ
り正確に検出するとともに、装置の構成を簡略化させる
ことによりコストを削減し、さらに、消費電力を低減化
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子機器の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のリチウムイオン電池にかかる付加とリチ
ウムイオン電池の出力特性を示す図である。
【図3】低負荷時の放電曲線をの特性を示す図である。
【図4】プリンタ負荷時の放電曲線をの特性を示す図で
ある。
【図5】電圧分割テーブルの一例を示す図である。
【図6】図1の電子機器、特にマイクロプロセッサが実
行するメインルーチンの手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1のマイクロプロセッサの内部タイマによる
タイマ割込み処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図1のリチウムイオン電池の蓄電残量をLCD
に表示した表示の一例を示す図である。
【図9】従来の電子機器において、単純にバッテリ電圧
を検出する方法を実現する回路の構成を示す図である。
【図10】従来の電子機器において、電流の積算方法を
実現する回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 リチウムイオン電池 2 抵抗 3 アンプ 4 電源回路 5 マイクロプロセッサ 6 ROM 7 RAM 8 LCD 9 キーボード 10 プリンタ 20 充電コネクタ 21 電源スイッチ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを備え、該バッテリによって駆
    動される電子機器において、 前記バッテリが満充電状態のときに、該バッテリに加わ
    った所定時間内の負荷変動に応じて前記満充電状態のバ
    ッテリの出力電圧が降下した幅を検出する電圧降下幅検
    出手段と、 前記電圧降下幅毎に、それぞれ対応する前記バッテリの
    放電特性を記憶する放電特性記憶手段と、 該記憶された前記バッテリの複数の放電特性から、前記
    検出手段によって検出された電圧降下幅に対応する放電
    特性を選択する選択手段と、 該選択された前記バッテリの放電特性に基づいて、当該
    バッテリの蓄電残量を決定する決定手段とを有すること
    を特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記バッテリの電圧を測定する測定手段
    と、 該測定された前記バッテリの電圧に基づいて、当該バッ
    テリが満充電状態であることを検出する満充電検出手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】 前記測定手段によって測定された前記バ
    ッテリの出力電圧を記憶する出力電圧記憶手段を有し、 前記電圧降下幅検出手段は、該記憶された前記バッテリ
    の出力電圧に基づいて、当該バッテリの出力電圧降下幅
    を検出することを特徴とする請求項2に記載の電子機
    器。
  4. 【請求項4】 前記バッテリの放電特性は、満充電状態
    から所定の低蓄電残量までの電圧を所定の割合で分割し
    たときの各分割位置における電圧値であり、 前記放電特性記憶手段は、前記各分割位置における電圧
    値を1組のテーブルデータとして、前記電圧降下幅の数
    に応じた組数のテーブルデータを記憶することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、前記放電特性記憶手段
    内の複数個のテーブルデータから、前記選択手段によっ
    て選択されたテーブルデータに基づいて、当該バッテリ
    の蓄電残量を決定することを特徴とする請求項5に記載
    の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記決定手段によって決定された前記バ
    ッテリの蓄電残量を表示する表示手段を有することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 バッテリを備え、該バッテリによって駆
    動される電子機器の制御方法において、 前記バッテリが満充電状態のときに、該バッテリに加わ
    った所定時間内の負荷変動に応じて前記満充電状態のバ
    ッテリの出力電圧が降下した幅を検出し、 前記電圧降下幅毎に、それぞれ対応する前記バッテリの
    放電特性を放電特性記憶手段に記憶し、 該記憶された前記バッテリの複数の放電特性から、前記
    検出された電圧降下幅に対応する放電特性を選択し、 該選択された前記バッテリの放電特性に基づいて、当該
    バッテリの蓄電残量を決定することを特徴とする電子機
    器の制御手段。
  8. 【請求項8】 前記バッテリの電圧を測定し、 該測定された前記バッテリの電圧に基づいて、当該バッ
    テリが満充電状態であることを検出することを特徴とす
    る請求項7に記載の電子機器の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記測定された前記バッテリの出力電圧
    を出力電圧記憶手段に記憶し、 前記電圧降下幅の検出では、該記憶された前記バッテリ
    の出力電圧に基づいて、当該バッテリの出力電圧降下幅
    を検出することを特徴とする請求項8に記載の電子機器
    の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記バッテリの放電特性は、満充電状
    態から所定の低蓄電残量までの電圧を所定の割合で分割
    したときの各分割位置における電圧値であり、 前記放電特性記憶手段は、前記各分割位置における電圧
    値を1組のテーブルデータとして、前記電圧降下幅の数
    に応じた組数のテーブルデータを記憶することを特徴と
    する請求項7〜9のいずれかに記載の電子機器の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記蓄電容量の決定では、前記放電特
    性記憶手段内の複数個のテーブルデータから、前記選択
    されたテーブルデータに基づいて、当該バッテリの蓄電
    残量を決定することを特徴とする請求項10に記載の電
    子機器の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記決定された前記バッテリの蓄電残
    量を表示手段に表示することを特徴とする請求項7〜1
    1のいずれかに記載の電子機器の制御方法。
  13. 【請求項13】 バッテリを備え、該バッテリによって
    駆動される電子機器の制御方法を含む、コンピュータが
    実現できるプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記制御方法は、 前記バッテリが満充電状態のときに、該バッテリに加わ
    った所定時間内の負荷変動に応じて前記満充電状態のバ
    ッテリの出力電圧が降下した幅を検出し、 前記電圧降下幅毎に、それぞれ対応する前記バッテリの
    放電特性を放電特性記憶手段に記憶し、 該記憶された前記バッテリの複数の放電特性から、前記
    検出された電圧降下幅に対応する放電特性を選択し、 該選択された前記バッテリの放電特性に基づいて、当該
    バッテリの蓄電残量を決定することを特徴とする記憶媒
    体。
  14. 【請求項14】 前記バッテリの電圧を測定し、 該測定された前記バッテリの電圧に基づいて、当該バッ
    テリが満充電状態であることを検出することを特徴とす
    る請求項13に記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記測定された前記バッテリの出力電
    圧を出力電圧記憶手段に記憶し、 前記電圧降下幅の検出では、該記憶された前記バッテリ
    の出力電圧に基づいて、当該バッテリの出力電圧降下幅
    を検出することを特徴とする請求項14に記載の記憶媒
    体。
  16. 【請求項16】 前記バッテリの放電特性は、満充電状
    態から所定の低蓄電残量までの電圧を所定の割合で分割
    したときの各分割位置における電圧値であり、 前記放電特性記憶手段は、前記各分割位置における電圧
    値を1組のテーブルデータとして、前記電圧降下幅の数
    に応じた組数のテーブルデータを記憶することを特徴と
    する請求項13〜15のいずれかに記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記蓄電容量の決定では、前記放電特
    性記憶手段内の複数個のテーブルデータから、前記選択
    されたテーブルデータに基づいて、当該バッテリの蓄電
    残量を決定することを特徴とする請求項16に記載の記
    憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記決定された前記バッテリの蓄電残
    量を表示手段に表示することを特徴とする請求項13〜
    17のいずれかに記載の記憶媒体。
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