JP2000310812A - データ写し込み装置および測色装置を備えたカメラ - Google Patents

データ写し込み装置および測色装置を備えたカメラ

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JP2000310812A
JP2000310812A JP11120198A JP12019899A JP2000310812A JP 2000310812 A JP2000310812 A JP 2000310812A JP 11120198 A JP11120198 A JP 11120198A JP 12019899 A JP12019899 A JP 12019899A JP 2000310812 A JP2000310812 A JP 2000310812A
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Koichi Iida
好一 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムに写し込んだデータが見易く、判読が
容易なデータ写し込み装置および測色装置を備えたカメ
ラを提供する。 【構成】撮影範囲51内の所定箇所にデータなどを写し
込むことができるデータ写し込み光源43と、上記デー
タ写し込み箇所に対応する領域について測色できる測色
センサ25R、25G、25Bと、撮影範囲51を、上
記データ写し込み箇所に対応する領域を含む複数の測光
領域に分割し、その何れか若しくは全てについて測光で
きる測光センサ23を備えたカメラであって、測色セン
サ25R、25G、25Bから得られた、上記データ写
し込み箇所に対応する領域の色情報が、データ写し込み
光源43の色情報と同一または近似しているかどうかを
判定し、同一または近似している場合には、データ写し
込み箇所に対応する領域の輝度に対応して、写し込み光
源43の光量を調整してデータ等をフィルムに写し込む
制御回路31を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、データ写し込み装置およ
び測色装置を備えたカメラに係り、より詳細には、撮影
範囲内に光学的にデータ等を写し込むカメラに適したデ
ータ写し込み装置および測色装置を備えたカメラに関す
る。
【0002】
【従来技術およびその問題点】データ写し込み装置を備
えたカメラにおいて、データ写し込み箇所に形成される
被写体像の色とデータ写し込み光源の色(色相)とが同
一または類似していると、写し込んだデータが背景に埋
もれて識別できなくなる問題がある。例えば、図14に
示したように、撮影範囲51内の中央に人物たる主要被
写体53を配置する構図において、撮影範囲51の右下
に赤色で日付データ55(98.4.1)を写し込む場
合、日付データ55の背景に赤色の看板57が位置する
と、日付データ55と看板57とが重複して露光され
る。日付データ55と看板57とは同色なので、日付デ
ータ55は看板57に埋没して、識別できなくなってし
まう。
【0003】従来のカメラは、データ写し込み領域の背
景色が写し込み色と一致した場合、警告はされるが、フ
ィルムに写し込まれたデータ等は見難く、判読不能とな
る事態は依然解消されていなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来のデータ写し込み装
置および測色装置を備えたカメラの問題に鑑みてなされ
たもので、フィルムに写し込んだデータが見易く、判読
が容易なデータ写し込み装置および測色装置を備えたカ
メラを提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、撮影範囲
内の所定箇所にデータなどを写し込むことができるデー
タ写し込み装置と、上記データ写し込み箇所に対応する
測色領域について測色できる測色装置と上記撮影範囲を
上記データ写し込み箇所に対応する測光領域を含む複数
の測光領域に分割し、その何れか若しくは全てについて
測光できる測光装置とを備えたカメラであって、上記測
色装置から得られた、上記データ写し込み箇所に対応す
る測色領域の色情報が、データ写し込み装置の写し込み
光源の色情報と同一または近似している場合には、上記
データ写し込み箇所に対応する測光領域の輝度に対応し
て、写し込み光源の光量を調整してデータをフィルムに
写し込む制御手段を備えたこと、に特徴を有する。上記
測色装置から得られた上記データ写し込み箇所に対応す
る測色領域の色情報と、データ写し込み装置の写し込み
光源の色情報とを比較し、同一または近似していると判
断した場合の写し込み光源の光量調整を、上記測光装置
から得られた全体的な被写体輝度とデータ写し込み箇所
に対応する測光領域の輝度とに基づいて行う構成にすれ
ば、データとその周辺の被写体の明度バランスが良くな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は、本発明を一眼レフカメラに適用した実施
の形態の要部を示す図である。この実施の形態では、図
示しない撮影レンズからカメラボディ11内に入射した
被写体光束は、メインミラー13で反射され、焦点板1
5上に被写体像を結像する。そして被写体光束は、焦点
板15を透過し、コンデンサレンズ17で集束され、ペ
ンタミラー19に入射し、所定回数反射されてペンタミ
ラー19から射出し、その一部が接眼光学系21を透過
し、一部が、接眼光学系21の上部に配置された測光セ
ンサ23および下部に配置された測色センサ25に入射
する。また、メインミラー13に入射した被写体光束の
内、メインミラー13の中央のハーフミラー部13aに
入射した被写体光束は、一部がハーフミラー部13aを
透過してサブミラー27で反射され、AFセンサユニッ
ト29に入射する。
【0007】図2には、測光センサ23および測色セン
サ25の配置を、撮影レンズ側から見て示してある。符
号24は、このファインダー光学系の射出瞳であり、ほ
ぼ二等辺三角形を呈している。
【0008】図3には、測光センサ23、測色センサ2
5(R、G、B)の測光、測色領域と撮影範囲51との
関係を示している。本実施例では、測光センサ23と測
色センサ25(R、G、B)とは同一の分割領域を有す
るので、測光センサ23の領域を一例として説明する。
中央の領域Aと、その左右に位置する左、右領域B1、
B2と、Aの上下に位置する上、下領域C1、C2と、
これらを囲む4個の周辺領域D1、D2、D3、D4の
9個の領域を備えている。図5に、測光、測色領域とデ
ータ写し込み箇所との関係の一例を示してある。データ
写し込み箇所は、周辺領域D3が対応(包含)する。本
実施例の測光センサ23、測色センサ25(R、G、
B)は、少なくとも、この周辺領域D3について測光
し、赤、緑および青色成分についての輝度を測定する。
つまり、周辺領域D3は、データ写し込み箇所を含む領
域であり、測色対象となる領域である。
【0009】図13には、測光、測色領域の別の実施例
を示してある。この実施例では、撮影画面を9個の領域
L1、L2、L3、R1、R2、R3に分割してある。
また、この実施例は、撮影フレームをパノラマあるいは
ワイドに変更したときにデータ写し込み位置を画面上方
に切り換える構成に対応させたものである。つまり、通
常撮影時には下方位置にデータ55Nを写し込み、パノ
ラマまたはワイド撮影時には上方位置55Pにデータを
写し込む。
【0010】なお、測色センサは、データ写し込み箇所
を包含する領域のみを測定できればよいので、図3、図
13に示した実施例では、それぞれ領域D3、R2、3
のみを測定できる構成でよい。この構成によれば、測色
センサ自体が小さくなり、構造が簡単になる。
【0011】この測色センサ25は、本実施例では、い
わゆる光の三原色を分解測光する3個の測色センサ25
R、25G、25Bを備えている。本実施例では、測光
センサ23と並置させて測色センサ25Gを配置し、下
部に測色センサ25R、25Bを配置している。図6、
7、8に、これら測色センサ25R、25G、25Bの
それぞれが備えた色フィルターの分光透過率をグラフで
示してある。なお、これら測色センサ25R、25G、
25Bが備える色フィルターは、赤、緑、青のいわゆる
原色に対応する補色、すなわち、青紫、赤紫、黄の補色
フィルターを使用するものでもよい。
【0012】この一眼レフカメラの主要回路構成につい
て、図5を参照して説明する。この一眼レフカメラは、
カメラ全体を統括的に制御する制御回路31を備え、こ
の制御回路31に、測光センサ23、測色センサ25
R、測色センサ25G、25Bの出力が入力されてい
る。制御回路31は、測光スイッチSWSがオンされる
と、測光センサ23から入力した各分割領域についての
被写体輝度データに基づいて、所定のアルゴリズムによ
りシャッタ速度および絞り値を算出して設定する。設定
したシャッタ速度および絞り値は、表示ドライバ35を
介して表示器37に表示する。
【0013】そして制御回路31は、レリーズスイッチ
SWRがオンされると、設定したシャッタ速度および絞
り値によって露出制御装置33を作動させ、露出する。
そして、データ写し込み回路39および光量制御回路4
1を介してデータ写し込み光源43を作動させ、写し込
みデータとして年月日を、基準発光時間または基準発光
時間よりも長い時間発光させて、フィルムの撮影領域に
露光する。図9には、このデータ写し込み光源43が発
光するデータ写し込み光の波長分布を示している。この
実施例では、波長約640nmにピークを有する赤色であ
る。
【0014】図示実施例のデータ写し込み光源43に
は、年月日または時分秒を、その順序を変えて写し込み
可能な周知のデータ写し込み装置が適用されている。こ
のデータ写し込み光源43は、1文字を7セグメントの
LEDで形成する数字ユニット、数字と数字とを区切る
ピリオドを形成する1個のLEDとを備えている。そし
て、2個並置された数字ユニットが3組、ピリオドを形
成するLEDで区切られた状態で一列に配置されてい
る。このデータ写し込み光源43は、撮影画面を規制す
るアパーチャ枠内において撮影画面の右下部に相当する
位置であって、フィルムの背面側に、フィルムに対向し
て配置されている。データ写し込み光源43は赤色を発
光するLEDであって、その発光色情報は、予め制御回
路31の不揮発性メモリに書き込まれている。発光色情
報は、例えば、発光色の分光輝度比情報により構成され
る。分光輝度比情報は、例えば最も輝度が高い色成分を
基準(100)として他の色成分を0〜99で表した情
報とする。
【0015】以上は、カメラの基本的動作である。次
に、本発明の特徴である動作の実施の形態について、さ
らに図10、11に示したフローチャートを参照して説
明する。この実施の形態では、測光スイッチSWSがオ
ンしたときにデータ写し込みおよび露光に関連する動作
を開始する。周辺領域D3に対応する測光センサ23お
よび測色センサ25の出力に基づいて、周辺領域D3の
色を判定し、予め記憶してあるデータ写し込み光源43
の色情報と比較し、同一または近似していると判定した
ときは、データ写し込み光源43の発光時間を、基準の
発光時間よりも長くして明るく露光し、データとデータ
が重なる被写体像との識別を容易にする。
【0016】図10のスタート処理は、所定時間間隔で
定期的に入る。スタート処理に入ると、まず、測光スイ
ッチSWSがオンしているかどうかをチェックし、オン
していなければ(S101;N)リターンする。測光ス
イッチSWSがオンしていることを条件に(S101;
Y)、S103以降の、データ写し込み処理、露出演算
処理を実行する。
【0017】S103のステップでは、測光センサ23
から測光出力を入力し、データ写し込み領域に対応する
測光領域D3の測光出力について輝度を測定する。そし
て、測光センサ23の全ての測光出力に基づいて、所定
のアルゴリズムにしたがって被写体輝度Bvを求め、被
写体輝度Bv、ISO感度Svなどから、所定の露出モー
ドに対応した露出演算式によって、露出値Ev、シャッ
タ速度Tv、絞り値Avなどを演算する(S105)。
そして、測光演算によって求めた被写体輝度Bvと、測
光領域D3の輝度およびISO感度Svに基づいて、デ
ータ写し込み光源43の基準発光時間を決定する(S1
07)。つまり、測光領域D3の輝度が被写体輝度Bv
よりも低い場合は測光領域D3部分は暗く露光されるの
で基準発光時間を短くし、逆に測光領域D3の輝度が被
写体輝度Bvよりも高い場合は測光領域D3部分は明る
く露光されるので基準発光時間を長くするのである。ま
た、基準発光時間は同一でも、ISO感度Svが高いほ
ど明るく、低いほど暗く露光されるので、ISO感度S
vに応じて基準発光時間を設定する。従って、ISO感度
Svおよび測光輝度D3と被写体輝度Bvの差に応じて
基準発光時間を、例えば100〜300msecの間で設定
する。
【0018】次に、データ写し込み領域に対応する測色
領域D3についての各測色センサ25の測色出力を入力
して色信号を得る(S109)。そして、測色演算を実
行し、測色領域D3の色情報を求める(S111)。
【0019】データ写し込み領域の色情報と、データ写
し込み用光源の色情報とを比較する(S113)。被写
体の色が光源の色と近似していたら、データ写し込み光
源の発光時間を、基準発光時間に50ms加算した時間に
設定する(S115;Y、S117)。被写体の色が光
源の色と近似していなかったら、データ写し込み光源の
発光時間を、基準発光時間に設定する(S115;N、
S119)。発光時間の延長は、基準発光時間に所定倍
数を掛けて、例えば、 発光時間=基準発光時間+k×50(mS) ただし、k
は係数、によって決定してもよい。また、データ写し込
み領域の色情報と、データ写し込み用光源の色情報の差
分から基準発光時間に掛ける係数を演算する構成として
もよい。このように発光時間が長くなると、基準発光時
間では赤く写し込まれていたものが、徐々に白色に近い
写し込みになる。つまり、例えば、背景が赤、オレン
ジ、黄色などの場合は、これに重ねてより白っぽい文字
で日時などのデータが写し込まれる。
【0020】そして、レリーズスイッチSWRがオンし
ているかどうかをチェックし、オンしていたら、データ
写し込み制御処理および露出制御処理を実行してリター
ンする(S121;Y、S123、S125)。レリー
ズスイッチSWRがオンしていなかったらリターンする
(S121;N)。データ写し込み制御処理は、S11
7、またはS119で設定した発光時間だけ、データ写
し込み光源43を点灯させて、所定のデータをフィルム
に写し込む制御である。露出制御処理は、S105で設
定したシャッタ速度Tvおよび絞り値Avによって露出
制御装置33を駆動し、被写体像をフィルムに写し込む
処理である。
【0021】S111のステップで実行される測色演算
処理について、図11に示したフローチャートを参照し
て説明する。測色演算処理に入ると、3個の測色センサ
25の測色領域D3についての出力中で、最大出力を基
準として、3個の測色センサの出力を相対値に変換する
(S201)。つまり、例えば赤色が最大であった場合
は、赤色を100とし、他の緑色、青色の輝度を赤色の
100に対する相対輝度に変換する。
【0022】次に、測光領域D3の色を判別する処理を
実行する。つまり、赤色(Red)、緑色(Green)、青色
(Blue)、その補色である青紫(シアン)、赤紫(マゼ
ンタ)、黄(イエロー)、または無彩色のいずれに近似
するかを判定する。本実施例では光源が赤色なので、光
源に近似する色と判断するのは、赤、赤紫、および黄色
である。
【0023】まず、青色が100かどうかをチェックす
る(S203)。青色が100の場合は(S203;
Y)、青色と緑色の相対輝度差の絶対値が10以下かど
うかをチェックし(S205)、絶対値が10以下であ
れば赤色が50以下かどうかチェックし(S205;
Y、S217)、赤色が50以下であれば青色および緑
色の輝度が高いので色は青紫色と判定してリターンし
(S217;Y、S219)、赤色が50以下でなけれ
ば青、緑および赤色の輝度が近いので、色は無彩色と判
定してリターンする(S217;N、S221)。
【0024】青色と緑色の差(相対輝度差)の絶対値が
10以下で無い場合は(S205;N)、青色と赤色の
相対輝度差の絶対値が10以下かどうかをチェックし
(S207)、同絶対値の差が10以下であれば緑色が
50以下かどうかをチェックする(S207;Y、S2
23)。緑色が50以下であれば青色および赤色の輝度
が高く、緑色の輝度が低いので色は赤紫と判定してリタ
ーンし(S223;Y、S225)、緑色が50以下で
なければ青、緑および赤色の各輝度が近いので無彩色と
判定してリターンする(S223;N、S221)。
【0025】青色と赤色の差の絶対値が10以下でない
場合は(S207;N)、緑色が50以下ではない場
合、緑色が50以下であっても赤色が50以下ではない
場合、または緑色および赤色がいずれも50以下であっ
てもその差の絶対値が10以下でない場合には無彩色と
判定してリターンする(S209;N、S221、また
はS209;Y、S211;N、S221、またはS2
09;Y、S211;Y、S213;N、S221)。
緑色および赤色がいずれも50以下であって、かつその
差の絶対値が10以下の場合は、色は青色と判定してリ
ターンする(S209;Y、S211;Y、S213;
Y、S215)。
【0026】青色が100で無い場合は(S203;
N)、緑色が100かどうかをチェックする(S23
3)。緑色が100の場合は(S233;Y)、緑色と
青色の差の絶対値が10以下かどうかをチェックし(S
235)、絶対値が10以下であれば赤色が50以下か
どうかチェックする(S235;Y、S247)。赤色
が50以下であれば緑色および青色の輝度が高いので色
は青紫色と判定してリターンし(S247;Y、S24
9)、赤色が50以下でなければ赤、青、緑色の輝度が
近いので色は無彩色と判定してリターンする(S24
7;N、S251)。
【0027】緑色と青色の差の絶対値が10以下で無い
場合は(S235;N)、緑色と赤色の差の絶対値が1
0以下かどうかをチェックし(S237)、同差が10
以下であれば青色が50以下かどうかをチェックする
(S237;Y、S253)。青色が50以下であれば
緑色および赤色の輝度が高いので色は黄色と判定してリ
ターンし(S253;Y、S255)、青色が50以下
でなければ赤、青、緑色の各輝度が近いので色は無彩色
と判定してリターンする(S253;N、S251)。
【0028】緑色と赤色の絶対値の差が10以下でない
場合は(S237;N)、青色が50以下ではない場
合、緑色が50以下であっても赤色が50以下ではない
場合、または青色および赤色がいずれも50以下であっ
てもその差の絶対値が10以下でない場合は色は無彩色
と判定してリターンする(S239;N、S251、ま
たはS239;Y、S241;N、S251、またはS
239;Y、S241;Y、S243;N、S25
1)。青色および赤色がいずれも50以下であって、か
つその差の絶対値が10以下の場合は、色は緑色と判定
してリターンする(S239;Y、S241;Y、S2
43;Y、S245)。
【0029】青色が100ではなく、かつ緑色が100
でない場合は赤色が100である。この場合は、赤色と
青色の差の絶対値が10以下かどうかをチェックする
(S203;N、S233;N、S265)。絶対値が
10以下であれば緑色が50以下かどうかチェックする
(S265;Y、S277)。緑色が50以下であれば
赤色および青色の輝度が高いので色は赤紫色と判定して
リターンし(S277;Y、S279)、赤色が50以
下でなければ赤、青、緑色の強度が近いので色は無彩色
と判定してリターンする(S277;N、S281)。
【0030】赤色と緑色の差の絶対値が10以下でない
場合は(S265;N)、赤色と緑色の絶対値の差が1
0以下かどうかをチェックする(S267)。同差が1
0以下であれば青色が50以下かどうかをチェックする
(S267;Y、S283)。青色が50以下であれば
緑色および赤色の輝度が高いので色は黄色と判定してリ
ターンし(S283;Y、S285)、青色が50以下
でなければ赤、青、緑色の各輝度が近いので色は無彩色
と判定してリターンする(S283;N、S281)。
【0031】赤色と緑色の絶対値の差が10以下でない
場合は(S267;N)、青色が50以下ではない場
合、青色が50以下であっても緑色が50以下ではない
場合、または青色および緑色がいずれも50以下であっ
てもその差の絶対値が10以下でない場合はいずれにし
ても赤色と識別できる色なので色は無彩色と判定してリ
ターンする(S269;N、S281、またはS26
9;Y、S271;N、S281、またはS269;
Y、S271;Y、S273;N、S281)。青色お
よび緑色がいずれも50以下であって、かつその差の絶
対値が10以下の場合は、色は赤色と判定してリターン
する(S269;Y、S271;Y、S273;Y、S
275)。
【0032】以上の処理によって、写し込みデータを包
含する領域D3の色情報を検知し、領域D3の色情報
が、データ写し込み光源43の色と同一または近似して
いるときには、データ写し込み光源43の発光時間を基
準発光時間よりも長くするので、データはオーバー露出
される。したがって、データの色(色相)がデータ写し
込み領域の被写体の色と同一ないし類似していても、デ
ータは周囲よりも明るく露出されるので、その明度差に
よってデータを識別することができる。
【0033】また、データ写し込み光源の発光色が赤色
測色センサ25Rの分光感度特性とほぼ一致していると
きは、S243〜S251のステップによって赤とみな
す色か否かのみの判定でもよい。この実施例によれば、
測色演算処理が簡単になる。
【0034】なお、本実施例では、データ写し込み光源
の発光色を赤色としたがこの色に限定されるものではな
く、黄色、橙色など、任意の色を使用できる。この場合
は、写し込み領域の色が発光色と同一または近似した色
かどうかを、図11に示したアルゴリズム同様のアルゴ
リズムによって判定する。また、データ写し込み位置周
辺の被写体像の輝度に応じてデータ写し込み光源の基準
発光時間が調整されるので、写し込んだデータが明るく
て被写体よりも目立ち過ぎるのを防止できる。しかも、
電池の消耗が少なくなる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
データを写し込む領域の被写体の色を判定し、データ写
し込み光源の色と同一または近似しているかどうかを比
較し、同一または近似している場合は、その領域の被写
体輝度に応じてデータ写し込み光源の発光量を調整する
ので、写し込んだデータが被写体に埋没して識別できな
くなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を一眼レフカメラに適用した実施の形
態の要部を示す図である。
【図2】 同一眼レフカメラの測光センサと測色センサ
の配置例を示す図である。
【図3】 同一眼レフカメラの測光センサおよび測色セ
ンサの測光、測色領域を示す図である。
【図4】 同一眼レフカメラの撮影範囲と測色領域とデ
ータ写し込み箇所との関係を説明する図である。
【図5】 同一眼レフカメラの主要回路構成をブロック
で示す図である。
【図6】 同一眼レフカメラの測色センサの赤色に関す
る分光透過率をグラフで示す図である。
【図7】 同一眼レフカメラの測色センサの緑色に関す
る分光透過率をグラフで示す図である。
【図8】 同一眼レフカメラの測色センサの青色に関す
る分光透過率をグラフで示す図である。
【図9】 同一眼レフカメラのデータ写し込み光源が発
光する光の波長分布をグラフで示す図である。
【図10】 同一眼レフカメラのデータ写し込みに関す
る主要動作をフローチャートで示す図である。
【図11】 同一眼レフカメラの色判定処理に関する動
作をフローチャートで示す図である。
【図12】 同色判定処理おいて、各分光測色輝度を最
も明るいものを100とした相対値で示す図である。
【図13】 同一眼レフカメラの測光、測色領域の別の
実施例を示す図である。
【図14】 撮影範囲において、日付データとその日付
データと同色の被写体像とが重なる場合を説明する図で
ある。
【符号の説明】
23 測光センサ 25R 赤色の測色センサ 25G 緑色の測色センサ 25B 青色の測色センサ 31 制御回路(制御手段) 39 データ写し込み回路 41 光量制御回路 43 データ写し込み光源 51 撮影範囲 55 日付データ D3 周辺領域(データ写し込み箇所、領域)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの撮影領域内の所定箇所にデー
    タなどを写し込むことができるデータ写し込み装置と、 上記データ写し込み箇所に対応する測色領域について測
    色できる測色装置と、 上記撮影範囲を上記データ写し込み箇所に対応する測光
    領域を含む複数の測光領域に分割し、その何れか若しく
    は全てについて測光できる測光装置とを備えたカメラで
    あって、 上記測色装置から得られた、上記データ写し込み箇所に
    対応する測色領域の色情報が、データ写し込み装置の写
    し込み光源の色情報と同一または近似している場合に
    は、上記データ写し込み箇所に対応する測光領域の輝度
    に対応して、写し込み光源の光量を調整してデータをフ
    ィルムに写し込む制御手段を備えたこと、を特徴とする
    データ写し込み装置および測色装置を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ写し込み装置およ
    び測色装置を備えたカメラにおいて、上記制御手段は、
    上記測色装置から得られた上記データ写し込み箇所に対
    応する測色領域の色情報と、データ写し込み装置の写し
    込み光源の色情報とを比較し、同一または近似している
    と判断した場合には、上記測光装置から得られた全体的
    な被写体輝度とデータ写し込み箇所に対応する測光領域
    の輝度とに基づいて、上記写し込み光源の発光時間を調
    整するデータ写し込み装置および測色装置を備えたカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデータ写し込み
    装置および測色装置を備えたカメラにおいて、上記測色
    装置は、上記データ写し込み箇所に対応する測色領域に
    ついて、三原色について分解測光する3個の測光センサ
    を備え、各測光センサで測光した分光成分に基づいて測
    色領域の色を判定し、判定した色と前記光源の色とを比
    較するデータ写し込み装置および測色装置を備えたカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項記載のデ
    ータ写し込み装置および測色装置を備えたカメラにおい
    て、上記測色装置は、上記光源の色を透過する色フィル
    タを備えた第1の測色センサと、上記光源の色の補色を
    透過する色フィルタを備えた第2の測色センサとを備
    え、上記制御手段は、これらの第1、第2の測色センサ
    の出力に基づいて、前記測色領域の色を判定するデータ
    写し込み装置および測色装置を備えたカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項記載のデ
    ータ写し込み装置および測色装置を備えたカメラは、該
    カメラのレリーズボタンに連動して、上記データ写し込
    み装置、測色装置および測光装置を起動させるスイッチ
    手段を備えているデータ写し込み装置および測色装置を
    備えたカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6510285B2 (en) 2000-04-20 2003-01-21 Pentax Corporation Strobe control device
US6707997B2 (en) 2001-10-09 2004-03-16 Pentax Corporation Flash control system

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US6510285B2 (en) 2000-04-20 2003-01-21 Pentax Corporation Strobe control device
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