JP2000310762A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000310762A
JP2000310762A JP11120866A JP12086699A JP2000310762A JP 2000310762 A JP2000310762 A JP 2000310762A JP 11120866 A JP11120866 A JP 11120866A JP 12086699 A JP12086699 A JP 12086699A JP 2000310762 A JP2000310762 A JP 2000310762A
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signal
electrode line
period
display
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JP11120866A
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English (en)
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Shigeto Matsumoto
重人 松元
Masahito Hara
將人 原
Mamoru Usami
守 宇佐美
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】L本目の走査電極線において信号電極線に入力
する信号波形変化に起因する誘導ノイズによって、L+
1本目の走査電極線の走査信号波形が鈍り、実効電圧差
が生じ表示品位が劣化するのを解消すること。 【解決手段】DISPOFF信号生成回路19(図6)
は、制御回路15から伝送される走査クロック信号32
を取り込み、走査クロック信号32の立ち下がりから所
定期間(C1)だけ、DISP信号30をLレベルにす
るようなパルスを発生させる。このパルス幅をDISP
OFF期間C1とし、領域37,38に示すように、D
ISPOFF期間C1では信号電極線11に非選択電位
VMが入力されることになり、表示データの有無に係わ
らず実効電圧差が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単純マトリックス
型の液晶表示装置であって、信号電極線に入力する信号
波形変化によって生ずる選択走査電極線の実効電圧差変
化を解消し、更に非選択走査電極線で発生する誘導ノイ
ズを打ち消すことで、良好な表示品位が得られるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の単純マトリックス型の液晶表示装
置(Liquid Crystal Display :LCD)の駆動方法とし
ては、以下に示すものが一般的である。例えば、N本の
走査電極線を設けたガラス等から成る第一の透明基板
と、M本の信号電極線を設けたガラス等から成る第二の
透明基板とを、走査電極線と信号電極線が対向し且つ直
交する状態で液晶層を介して接合させたLCDにおい
て、画面を上下に2分割し、各分割画面を同時並行的に
描画することにより、その走査デューティーを小さくす
る2分割駆動(デュアルスキャン)を行い画質を向上さ
せる方法である。
【0003】上記2分割駆動用のLCDのブロック回路
図を図9に示す。同図において、1はLCDパネル、1
0は信号電極線11と走査電極線12とが直交する交差
部の画素であり、信号電極線11と走査電極線12は電
気的には抵抗負荷となり、画素10は容量負荷となる。
13aは上側画面用の信号電極線駆動用IC(以下、上
側信号ドライバという)、13bは下側画面用の信号電
極線駆動用IC(以下、下側信号ドライバという)、1
4aは上側画面用の走査電極線駆動用IC(以下、上側
走査ドライバという)、14bは下側画面用の走査電極
線駆動用IC(以下、下側走査ドライバという)であ
る。
【0004】また、15は制御回路であり、一画面分の
描画開始タイミングを規定するフレーム信号(FRM信
号),各走査信号の入力タイミングを規定する走査クロ
ック信号,上側走査ドライバ14a及び下側走査ドライ
バ14bに表示信号(表示データ)を取り込むタイミン
グを規定するシフトクロック信号等の表示タイミング用
の各種制御信号,表示データを各ドライバに供給する。
そして、上側走査ドライバ14a及び下側走査ドライバ
14bは、制御回路15から伝送されてくる表示データ
をシフトクロック信号によって取り込み、表示データに
応じて信号電極線11を駆動する。また、上側走査ドラ
イバ14a及び下側走査ドライバ14bは、走査クロッ
ク信号によって規定されたタイミングで走査電極線12
を上から順次走査する。このとき、上側走査ドライバ1
4aが1ライン目を走査している時、下側走査ドライバ
14bはN+1ライン目を走査する。つまり、1ライン
目とN+1ライン目,2ライン目とN+2ライン目,・
・・といったように、同じタイミングで2つの走査電極
線12が走査される。尚、18はバイアス回路であり、
各ドライバに駆動用バイアス電位を供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな2分割駆動には以下のような問題があった。画面を
2分割して表示する場合、上側画面の最終走査電極線1
2及び下側画面の先頭走査電極線12は、丁度画面の中
央に位置する。これら画面中央部の表示に関し、上側画
面において、最終走査電極線12の表示タイミングと先
頭走査電極線12の表示タイミングが隣接し、下側画面
において、先頭走査電極線12の表示タイミングと最終
走査電極線12の表示タイミングが隣接しており、実際
の表示パネル上で物理的に隣接する走査電極線12間の
問題と異なり、特有の問題が生じていた。即ち、表示タ
イミング的に隣接する表示データの影響を受け、画面中
央部の画質が低下していた。
【0006】そこで上記問題を解消するために、下側画
面において、先頭走査電極線12が最終走査電極線12
によって受ける影響を無くす目的で、上側画面の最終走
査電極線12の信号を補正信号として抽出し、下側画面
の先頭走査電極線12の描画直前に該先頭走査電極線1
2に前記補正信号を供給し、1走査電極線12分の予備
描画動作を行う方法が提案されている(従来例1:特開
平8−76722号公報参照)。しかしながら、前記従
来例1は、下側画面の先頭走査電極線12が下側画面の
最終走査電極線12から受ける影響を解消するものであ
り、上側画面の最終走査電極線12が上側画面の先頭走
査電極線12から受ける影響については考慮していな
い。
【0007】ところが、実際には、表示タイミング的に
隣接する表示データ間の影響は、次の走査電極線12の
表示データが、前の走査電極線12の表示データに影響
を与えることが多い。即ち、表示パネルの中央部におい
て、上側画面の先頭走査電極線12の表示データが上側
画面の最終走査電極線12に与える影響の方が、下側画
面の最終走査電極線12の表示データが下側画面の先頭
走査電極線12に与える影響よりも遙かに大きい。そし
て、この現象は、信号電極線11に入力する信号波形の
変化による誘導ノイズが走査信号波形鈍りを発生させ、
その結果実効電圧差が生じることよって引き起こされ
る。
【0008】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、例えば2分割駆動におい
て、特に、上側画面の先頭走査電極線12の表示データ
の誘導ノイズが上側画面の最終走査電極線12に与える
影響を解消し、画面中央部における表示品位を良好なも
のとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、複数の走査電極線を設けた第一の透明基板と、複数
の信号電極線を設けた第二の透明基板とを、走査電極線
と信号電極線が対向し且つ交差する状態で液晶層を介し
て接合させた構成の単純マトリックス型の液晶表示装置
であって、各走査期間の直前又はその始まりから所定期
間、前記信号電極線の駆動電位を走査電極線の非選択電
位に対し同電位とする制御手段を有することを特徴とす
る。
【0010】本発明は上記構成により、例えば2分割駆
動において、上側画面の先頭走査電極線12を走査する
際に、信号電極線11に入力する信号波形変化に起因す
る誘導ノイズによって上側画面の最終走査電極線12の
走査信号波形が鈍り、実効電圧差が生じ、画面中央部に
おける表示品位が劣化するのを解消するという作用効果
を有する。
【0011】また、本発明の液晶表示装置は、複数の走
査電極線を設けた第一の透明基板と、複数の信号電極線
を設けた第二の透明基板とを、走査電極線と信号電極線
が対向し且つ交差する状態で液晶層を介して接合させた
構成の単純マトリックス型の液晶表示装置において、各
走査期間の直前又はその始まりから所定期間、走査電極
線に入力する駆動電位と信号電極線に入力する駆動電位
を同一とする制御手段を有することを特徴とする。
【0012】そして、本発明はこのような構成により、
例えば2分割駆動において、上側画面の先頭走査電極線
12を走査する際に、信号電極線11に入力する信号波
形変化に起因する誘導ノイズによって上側画面の最終走
査電極線12の走査信号波形が鈍り、実効電圧差が生
じ、画面中央部における表示品位が劣化するのを解消す
ることができる。
【0013】本発明において、好ましくは、非選択走査
電極線に発生する誘導ノイズを打ち消すように非選択電
位を変位させるノイズ検出手段を、走査電極線に付随し
て設ける。このような構成により、走査期間毎に入力さ
れる非選択電位による誘導ノイズを打ち消し、更に表示
品位を改善することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のLCDについて以下に説
明する。図6は本発明のLCDのブロック回路図であ
り、その基本構成及び基本動作は前述した図9のものと
同様であり、以下相違する点につき説明する。尚、本発
明のLCDは、複数の走査電極線を設けたガラス等から
成る第一の透明基板と、複数の信号電極線を設けた第二
の透明基板とを、走査電極線と信号電極線が対向し且つ
直交する状態で液晶層を介して接合させた構成の単純マ
トリックス型のものである。
【0015】図6において、16はアンテナ補償回路で
あり、走査電極線12の外周部に設けたノイズ検出電極
17によって検出されたノイズに応じて、走査電極線1
2の非選択電位VMを変化させ、実効電圧を補正する。
19はDISPOFF信号(非表示信号)生成回路であ
り、各走査期間の直前又は始まりから所定期間、上側信
号ドライバ13a,下側信号ドライバ13bの駆動電位
を非選択電位VMに対し同電位にするように、非表示信
号19を生成する。
【0016】そして、図5はLCDにおいて、非表示機
能を停止させた状態であり、図7の表示パターンを表示
する場合の走査電極線41に各制御信号及びタイミング
を示すタイミングチャートであり、図1は非表示機能を
動作させた状態であり、図7の表示パターンを表示する
場合の走査電極線41に各制御信号及びタイミングを示
すタイミングチャートである。尚、図5の交流化信号2
3に示すように、液晶に直流電流を印加させない為に各
走査期間毎に交互に極性を反転させて駆動している。
【0017】図5において、交流化信号23が高レベル
のときを正極性、低レベルにあるときを負極性とする
と、バイアス回路18により供給される各駆動電位は図
5のようになる。正極性での走査電極線選択電位VH及
び負極性での走査電極線選択電位VLは、非選択電位V
Mを基準に±30V程度の振幅を有し、負極性において
は信号電極線選択電位でありかつ正極性では信号電極線
非選択電位であるV0、及び正極性での信号電極線選択
電位でありかつ負極性での信号電極線非選択電位である
V1は、非選択電位VMを基準に±1.5V〜±2.5
V程度の振幅を持つ。尚、一般的にV1は接地電位(0
電位)であり、VMは1.5V〜2.5V程度である。
【0018】そして、上側走査ドライバ14a及び下側
走査ドライバ14bは、正極性のとき、走査する走査電
極線12に対しては走査電極線12選択電位VHを印加
し、残りの走査電極線12には非選択電位VMを印加す
る。またこのとき、上側信号ドライバ13a及び下側信
号ドライバ13bは、走査する走査電極線12上の表示
画素のうち、オン画素の信号電極線11に対してはV1
を、オフ画素の信号電極線11に対してはV0を入力す
る。
【0019】一方、負極性のとき、走査する走査電極線
12に対しては走査電極線12選択電位VLを印加し、
残りの走査電極線12には非選択電位VMを印加する。
またこのとき、上側信号ドライバ13a及び下側信号ド
ライバ13bは、走査する走査電極線12上の表示画素
のうち、オン画素の信号電極線11に対してはV0を、
オフ画素の信号電極線11に対してはV1を入力する。
【0020】次に、図5により、LCDの制御信号及び
駆動波形について詳細に説明する。フレーム信号21は
画面の一ライン目の走査電極線12の走査開始を規定す
る信号であり、一フレーム周期で一画面の描画を終え
る。走査クロック信号22は各走査電極線12の走査開
始タイミングを与える信号であり、走査クロック信号2
2の立ち下がりから次の走査クロック信号22の立ち下
がりまでが一走査期間29になる。DISP信号(表示
信号)20は、低レベル(Lレベル)で信号電極線11
に入力する電位を非選択電位VMにする信号である。
【0021】そして、上側,下側走査ドライバ14a,
14bは、走査クロック信号22によってフレーム信号
21を取り込み、一ライン目を走査する。その後、走査
データに基づき走査信号波形をシフトしつつ、走査電極
線12を上から一本ずつ順次走査していく。また、同図
において、走査信号波形24は図7の走査電極41の走
査信号波形、信号電極波形25は図7の信号電極42の
信号電極波形、信号電極波形26は図7の信号電極44
の信号電極波形を示す。各表示画素(ドット)には、走
査信号波形と信号電極波形の差分電圧が印加されること
になる。即ち、領域27の差分電圧は図7の画素43に
印加される実効電圧であり、領域28の差分電圧は図7
の画素45に印加される実効電圧である。
【0022】ここで、領域27と領域28の実効電圧
(影部)は異なっており、これは、走査信号波形が走査
期間終了と共に非選択電位VMに落ちる理想波形ではな
く、配線抵抗や画素容量によって鈍ることによる。その
結果、表示データの変化点において実効電圧に差が生じ
る。図5に示すように、表示データが白から黒に変化す
る場合、白のままの表示に比べて、その変化点直前の走
査電極線12の実効電圧が小さくなる。そして、図7の
ような表示パターンの場合、Lライン目の走査電極線1
2において、L+1ライン目の表示データが変化する箇
所に相当する部分が灰色の影となる。このような表示不
良は、図8の表示パターン、即ち表示データの変化点が
Nライン目と1ライン目の間にある場合に最も顕著に現
れる。尚、このような現象は、白と黒を逆にした表示パ
ターンでも同様である。
【0023】上記表示不良を解消するために、本発明
は、図6に示したDISPOFF信号生成回路19を設
けたものであり、図1にDISPOFF信号生成回路1
9を動作させたときの制御信号及び駆動波形を示す。前
記DISPOFF信号生成回路19は、制御回路15
(図6)から伝送される走査クロック信号32を取り込
み、走査クロック信号32の立ち下がりから所定期間
(C1)だけ、DISP信号30をLレベルにするよう
なパルスを発生させる。このパルス幅をDISPOFF
期間C1とし、DISPOFF信号生成回路19にマル
チバイブレータを用いれば、前記パルス幅はパルス幅調
整用のCR(キャパシンタンス,レジスタンス)の回路
定数及び時定数を調整することで容易に制御できる。ま
た、DISPOFF期間C1を、所定のクロック信号生
成回路によりクロックパルス単位で変化させるように構
成しても良い。従って、図1の領域37,38に示すよ
うに、DISPOFF期間C1では信号電極線11に非
選択電位VMと同電位が入力されることになり、表示デ
ータの有無に係わらず実効電圧差が解消される。
【0024】前記DISPOFF期間C1は、走査信号
波形の鈍りの程度によってある程度異なるが、一走査期
間39の10%以下が良い。10%を超えると、実効電
圧差が低下し過ぎてコントラストが低下し、所望の白表
示又は黒表示ができなくなる。従って、DISPOFF
期間C1は、一走査期間39の0%よりも大きく10%
以下の範囲内で設定することが好ましい。
【0025】一方、走査期間毎に非選択電位VMと同電
位が入力される為、図1に示すように信号電極波形3
5,36は非選択電位VMによる誘導ノイズが増加す
る。期間Aでは、表示データが全てオンなので最も誘導
ノイズが大きい。また、期間Bではオン表示データ数と
オフ表示データ数がほぼ同じであり、そのため互いの誘
導ノイズが打ち消し合いその影響は殆ど無くなる。従っ
て、DISPOFF期間C1に非選択電位VMと同電位
を入力することで実効電圧差は解消できるが、誘導ノイ
ズが大きくなり別種の表示不良が発生する。
【0026】よって本発明は、好ましくは、図6に示す
ように走査電極線12の外周部にノイズ検出電極17を
設け、表示データ変化時及び非選択電位VMと同電位を
入力時に生じる誘導ノイズを検出し、アンテナ補償回路
16によって非選択電位VMと同電位を変位させること
で誘導ノイズを打ち消す。その制御の様子について図1
0に示す。誘導ノイズ部の面積と非選択電位VMと同電
位変位部100の面積がほぼ同じになるように制御す
る。この場合、本発明のノイズ検出手段は、ノイズ検出
電極17及びアンテナ補償回路16に相当する。
【0027】尚、図1において、31はフレーム信号、
33は交流化信号、34は走査電極線41の走査信号波
形である。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態について以
下に説明する。図2にその制御信号及び駆動波形を示
す。図7及び図8のような表示パターンの場合の表示不
良を解消するために、図6のDISPOFF信号生成回
路19は、制御回路15(図6)から伝送される走査ク
ロック信号62を取り込み、走査クロック信号62の立
ち上がりから所定期間(C2)だけ、DISP信号60
をLレベルにするようなパルスを発生させる。このパル
ス幅をDISPOFF期間C2とし、DISPOFF信
号生成回路19にマルチバイブレータを用いれば、前記
パルス幅はCRの回路定数及び時定数を調整することで
容易に制御できる。また、DISPOFF期間C2を、
所定のクロック信号生成回路によりクロックパルス単位
で変化させるように構成しても良い。従って、図2の領
域67,68に示すように、DISPOFF期間C2で
は信号電極線11に非選択電位VMと同電位が入力され
ることになり、表示データの有無に係わらず実効電圧差
が解消される。
【0029】前記DISPOFF期間C2は、走査信号
波形の鈍りの程度によってある程度異なるが、一走査期
間69の10%以下が良い。10%を超えると、実効電
圧差が低下し過ぎてコントラストが低下し、所望の白表
示又は黒表示ができなくなる。従って、DISPOFF
期間C2は、一走査期間39の0%よりも大きく10%
以下の範囲内で設定することが好ましい。また、DIS
POFF期間C2の開始点は走査クロック信号62の立
ち上がりとなっているが、これに限定されず、前記開始
点は走査クロック信号62の立ち下がり直前であれば良
い。更に、前記開始点から走査クロック信号62の立ち
下がりまでの期間は、一走査期間69の10%以下が良
く、10%を超えると、実効電圧差が低下し過ぎてコン
トラストが低下する。
【0030】一方、走査期間毎に非選択電位VMと同電
位が入力される為、図2に示すように信号電極波形6
5,66は非選択電位VMと同電位による誘導ノイズが
増加する。期間Aでは、表示データが全てオンなので最
も誘導ノイズが大きい。また、期間Bではオン表示デー
タ数とオフ表示データ数がほぼ同じであり、そのため互
いの誘導ノイズが打ち消し合いその影響は殆ど無くな
る。従って、DISPOFF期間C2に非選択電位VM
と同電位を入力することで実効電圧差は解消できるが、
誘導ノイズが大きくなり別種の表示不良が発生する。
【0031】よって本実施形態でも、好ましくは、図6
に示すように走査電極線12の外周部にノイズ検出電極
17を設け、表示データ変化時及び非選択電位VMと同
電位入力時に生じる誘導ノイズを検出し、アンテナ補償
回路16によって非選択電位VMと同電位を変位させる
ことで、図10のように誘導ノイズを打ち消す。
【0032】尚、図2において、61はフレーム信号、
63は交流化信号、64は走査電極線41の走査信号波
形である。
【0033】更に、本発明の第3の実施形態について以
下に説明する。図3にその制御信号及び駆動波形を示
す。図7及び図8のような表示パターンの場合の表示不
良を解消するために、図6のDISPOFF信号生成回
路19は、制御回路15(図6)から伝送される走査ク
ロック信号72を取り込み、走査クロック信号72の立
ち下がりから所定期間(C3)だけ、DISP信号70
をLレベルにするようなパルスを発生させる。このパル
ス幅をDISPOFF期間C3とし、DISPOFF信
号生成回路19にマルチバイブレータを用いれば、前記
パルス幅はCRの回路定数及び時定数を調整することで
容易に制御できる。また、DISPOFF期間C3を、
所定のクロック信号生成回路によりクロックパルス単位
で変化させるように構成しても良い。従って、図3の領
域77,78に示すように、DISPOFF期間C3で
は、信号電極線11及び走査電極線12の両方に非選択
電位VMが入力される、つまり信号電極線11及び走査
電極線12の駆動電位が同電位になり、表示データの有
無に係わらず実効電圧差が解消される。
【0034】前記DISPOFF期間C3は、走査信号
波形の鈍りの程度によってある程度異なるが、一走査期
間79の10%以下が良い。10%を超えると、実効電
圧差が低下し過ぎてコントラストが低下し、所望の白表
示又は黒表示ができなくなる。従って、DISPOFF
期間C3は、一走査期間39の0%よりも大きく10%
以下の範囲内で設定することが好ましい。
【0035】一方、走査期間毎に非選択電位VMが入力
される為、図3に示すように信号電極波形75,76は
非選択電位VMによる誘導ノイズが増加する。期間Aで
は、表示データが全てオンなので最も誘導ノイズが大き
い。また、期間Bではオン表示データ数とオフ表示デー
タ数がほぼ同じであり、そのため互いの誘導ノイズが打
ち消し合いその影響は殆ど無くなる。従って、DISP
OFF期間C3に非選択電位VMを入力することで実効
電圧差は解消できるが、誘導ノイズが大きくなり別種の
表示不良が発生する。
【0036】よって本実施形態でも、好ましくは、図6
に示すように走査電極線12の外周部にノイズ検出電極
17を設け、表示データ変化時及び非選択電位VM入力
時に生じる誘導ノイズを検出し、アンテナ補償回路16
によって非選択電位VMを変位させることで、図10の
ように誘導ノイズを打ち消す。
【0037】尚、図3において、71はフレーム信号、
73は交流化信号、74は走査電極線41の走査信号波
形である。
【0038】更に、本発明の第4の実施形態について以
下に説明する。図4にその制御信号及び駆動波形を示
す。図7及び図8のような表示パターンの場合の表示不
良を解消するために、図6のDISPOFF信号生成回
路19は、制御回路15(図6)から伝送される走査ク
ロック信号82を取り込み、走査クロック信号82の立
ち上がりから所定期間(C4)だけ、DISP信号80
をLレベルにするようなパルスを発生させる。このパル
ス幅をDISPOFF期間C4とし、DISPOFF信
号生成回路19にマルチバイブレータを用いれば、前記
パルス幅はCRの回路定数及び時定数を調整することで
容易に制御できる。また、DISPOFF期間C4を、
所定のクロック信号生成回路によりクロックパルス単位
で変化させるように構成しても良い。従って、図4の領
域87,88に示すように、DISPOFF期間C4で
は、信号電極線11及び走査電極線12の両方に非選択
電位VMが入力されることになる、つまり信号電極線1
1及び走査電極線12の駆動電位が同電位になり、表示
データの有無に係わらず実効電圧差が解消される。
【0039】前記DISPOFF期間C4は、走査信号
波形の鈍りの程度によってある程度異なるが、一走査期
間89の10%以下が良い。10%を超えると、実効電
圧差が低下し過ぎてコントラストが低下し、所望の白表
示又は黒表示ができなくなる。従って、DISPOFF
期間C4は、一走査期間39の0%よりも大きく10%
以下の範囲内で設定することが好ましい。また、DIS
POFF期間C4の開始点は走査クロック信号82の立
ち上がりとなっているが、これに限定されず、前記開始
点は走査クロック信号82の立ち下がり直前であれば良
い。更に、前記開始点から走査クロック信号82の立ち
下がりまでの期間は、DISPOFF期間C4の1/3
以下が良く、1/3を超えると本発明の補正効果が低下
する。
【0040】一方、走査期間毎に非選択電位VMが入力
される為、図4に示すように信号電極波形85,86は
非選択電位VMによる誘導ノイズが増加する。期間Aで
は、表示データが全てオンなので最も誘導ノイズが大き
い。また、期間Bではオン表示データ数とオフ表示デー
タ数がほぼ同じであり、そのため互いの誘導ノイズが打
ち消し合いその影響は殆ど無くなる。従って、DISP
OFF期間C4に非選択電位VMを入力することで実効
電圧差は解消できるが、誘導ノイズが大きくなり別種の
表示不良が発生する。
【0041】よって本実施形態でも、好ましくは、図6
に示すように走査電極線12の外周部にノイズ検出電極
17を設け、表示データ変化時及び非選択電位VM入力
時に生じる誘導ノイズを検出し、アンテナ補償回路16
によって非選択電位VMを変位させることで、図10の
ように誘導ノイズを打ち消す。
【0042】尚、図4において、81はフレーム信号、
83は交流化信号、84は走査電極線41の走査信号波
形である。
【0043】かくして、本発明は、例えば2分割駆動に
おいて、上側画面の先頭走査電極線12を走査する際
に、信号電極線11に入力する信号波形変化に起因する
誘導ノイズによって上側画面の最終走査電極線12の走
査信号波形が鈍り、実効電圧差が生じ、画面中央部にお
ける表示品位が劣化するのを解消するという作用効果を
有する。また、走査期間毎に入力される非選択電位によ
る誘導ノイズを打ち消し、更に表示品位を改善する。
【0044】また、上記実施形態では2分割駆動の場合
について説明したが、本発明は2分割駆動に限定され
ず、分割駆動しないタイプ、3分割以上の複数分割駆動
するタイプにも適用できる。
【0045】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更は何等差し支えない。
【0046】
【発明の効果】本発明は、各走査期間の直前又はその始
まりから所定期間、信号電極線の駆動電位を走査電極線
の非選択電位に対し同電位とする制御手段を有する、又
は各走査期間の直前又はその始まりから所定期間、走査
電極線に入力する駆動電位と信号電極線に入力する駆動
電位を同一とする制御手段を有することにより、例えば
2分割駆動において、上側画面の先頭走査電極線を走査
する際に、信号電極線に入力する信号波形変化に起因す
る誘導ノイズによって上側画面の最終走査電極線の走査
信号波形が鈍り、実効電圧差が生じ、画面中央部におけ
る表示品位が劣化するのを解消するという作用効果を有
する。また、走査期間毎に入力される非選択電位による
誘導ノイズを打ち消すことができ、更に表示品位を改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、LCDに入力
する各種制御信号及び駆動信号のタイミングチャートで
ある。
【図2】本発明の第2の実施形態を示し、LCDに入力
する各種制御信号及び駆動信号のタイミングチャートで
ある。
【図3】本発明の第3の実施形態を示し、LCDに入力
する各種制御信号及び駆動信号のタイミングチャートで
ある。
【図4】本発明の第4の実施形態を示し、LCDに入力
する各種制御信号及び駆動信号のタイミングチャートで
ある。
【図5】本発明のLCDにおいて、DISPOFF機能
を動作させない場合のタイミングチャートである。
【図6】本発明のLCDのブロック回路図である。
【図7】本発明が解決しようとするLCDの表示不良を
説明するもので、LCDの表示パターン図である。
【図8】本発明が解決しようとするLCDの最も顕著な
表示不良を説明するもので、LCDの表示パターン図で
ある。
【図9】従来のLCDのブロック回路図である。
【図10】本発明の第1〜第4の実施形態において発生
する誘導ノイズを打ち消すために、走査電極線の非選択
電位VMを変位させる様子を示す波形図である。
【符号の説明】
1:表示パネル 10:画素 11:信号電極線 12:走査電極線 13a:上側信号ドライバ 13b:下側信号ドライバ 14a:上側走査ドライバ 14b:下側走査ドライバ 15:制御回路 16:アンテナ補償回路 17:ノイズ検出電極 18:バイアス回路 19:DISPOFF信号生成回路 30:DISP信号 31:フレーム信号 32:走査クロック信号 37:画素43にかかる実効電圧 38:画素45にかかる実効電圧 39:走査期間 C1〜C4:DISPOFF期間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走査電極線を設けた第一の透明基板
    と、複数の信号電極線を設けた第二の透明基板とを、走
    査電極線と信号電極線が対向し且つ交差する状態で液晶
    層を介して接合させた構成の単純マトリックス型の液晶
    表示装置であって、各走査期間の直前又はその始まりか
    ら所定期間、前記信号電極線の駆動電位を走査電極線の
    非選択電位に対し同電位とする制御手段を有することを
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】複数の走査電極線を設けた第一の透明基板
    と、複数の信号電極線を設けた第二の透明基板とを、走
    査電極線と信号電極線が対向し且つ交差する状態で液晶
    層を介して接合させた構成の単純マトリックス型の液晶
    表示装置において、各走査期間の直前又はその始まりか
    ら所定期間、走査電極線に入力する駆動電位と信号電極
    線に入力する駆動電位を同一とする制御手段を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】非選択走査電極線に発生する誘導ノイズを
    打ち消すように非選択電位を変位させるノイズ検出手段
    を、走査電極線に付随して設けた請求項1又は2記載の
    液晶表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10339889B2 (en) 2016-09-21 2019-07-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Liquid crystal drive device and liquid crystal drive method

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