JP2000330521A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000330521A
JP2000330521A JP11138919A JP13891999A JP2000330521A JP 2000330521 A JP2000330521 A JP 2000330521A JP 11138919 A JP11138919 A JP 11138919A JP 13891999 A JP13891999 A JP 13891999A JP 2000330521 A JP2000330521 A JP 2000330521A
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scanning
pulse
line
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JP11138919A
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English (en)
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Shigeto Matsumoto
重人 松元
Masahito Hara
將人 原
Mamoru Usami
守 宇佐美
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走査パルスと信号線パルスの変化点との重なり
による実効電圧差を完全に解消し、良好な表示品位が得
られるようにすること。 【解決手段】4はCP1信号に非同期のCP2信号を生
成し、CP2信号に伴ってラインバッファA,Bに保持
されたDATA1を上側及び下側信号ドライバ3a,3
bに供給するタイミング制御回路、7は走査パルスの入
力開始タイミングを与えるLOAD1信号より所定期間
遅延されかつ表示データの入力開始タイミングを与える
LOAD2信号を発生させるロード信号遅延回路であ
る。9はFRAM1信号を一走査期間後にずらすフレー
ム信号遅延回路、10はLレベルで走査パルスを非選択
電位とするDISPOFF信号を発生するDISPOF
F回路であり、LOAD2信号の遅延期間分Lレベルと
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査パルスと次段
の走査線における信号線パルス(表示データ)の切り換
わり波形とのクロストークを解消し、実効電圧差による
表示品位劣化を防止した、単純マトリックス型の液晶表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の単純マトリックス型の液晶表示装
置(Liquid Crystal Display :LCD)のブロック回路
図を図3に示す。同図において、40は液晶パネルであ
り、複数の走査線45をガラス等から成る第一の透明基
板に形成し、複数の信号線46をガラス等から成る第二
の透明基板に形成して、走査線45と信号線46とが対
向しかつ直交する状態でネマチック液晶等の液晶層を介
して、第一の透明基板と第二の透明基板とを接合させた
構成であり、液晶パネル40を上下に2分割して同時に
走査線45を順次駆動させるものである。41aは上画
面用の走査線駆動回路(以下、上側走査ドライバとい
う)、41bは下画面用の走査線駆動回路(以下、下側
走査ドライバという)、42aは上画面用の信号線駆動
回路(以下、上側信号ドライバという)、42bは下画
面用の信号線駆動回路(以下、下側信号ドライバとい
う)である。
【0003】また、43は制御回路(LCDコントロー
ラー)であり、一画面分の描画開始タイミングを規定す
るフレーム信号であるFRAM1信号、走査パルスの入
力タイミング及び表示データの取り込み及び信号線パル
スの入力タイミングを規定するLOAD1信号、上側信
号ドライバ42a及び下側信号ドライバ42b内のシフ
トレジスタに表示データ(DATA1)を格納するタイ
ミングを規定するドットクロック信号であるCP1信号
等を発生する。
【0004】前記LOAD1信号は走査クロック信号で
あり、FRAM1信号を走査線数又はそれ以上で分割し
た制御信号で、走査ドライバ及び信号ドライバの両方に
供給される。上側走査ドライバ41a及び下側走査ドラ
イバ41bに伝送されたLOAD1信号は、その立ち下
がりで走査開始タイミングを与え、走査パルスを次の走
査線45に順次シフトしていくシフトクロックとして機
能する。一方、上側信号ドライバ42aと下側信号ドラ
イバ42bに伝送されたLOAD1信号は、上側信号ド
ライバ42aと下側信号ドライバ42b内のシフトレジ
スタに格納されている表示データを信号線に出力するク
ロック信号として機能する。CP1信号は各画素用の個
々の表示データをシフトレジスタに格納するタイミング
を規定するドットクロック信号であり、各表示データD
ATA1をその立ち下がりで捉え、上側信号ドライバ4
2aと下側信号ドライバ42b内のシフトレジスタに格
納していく働きを有する。
【0005】そして、図6は走査パルス及び信号線パル
スと、それらに関連する制御信号のタイミングチャート
である。同図において、60はDISPOFF信号、6
1はフレーム信号、62はLOAD信号、63は液晶に
直流電圧を印加させないように走査パルス及び信号線パ
ルスの極性を1フレーム毎に反転させるDF信号(交流
化信号)、64,65は表示データの変化がなく全白表
示の場合の信号線パルス、66は表示データの変化が有
る場合の信号線パルス、67,68は走査パルス、69
は一走査期間である。そして、各画素には、走査パルス
と信号線パルスの差分電圧(実効電圧)が印加されるこ
とになり、走査パルス67,68の面積はそれぞれの場
合に印加される実効電圧を示す。
【0006】前記DF信号63がH(High)レベル
のときを正極性、L(Low)レベルのときを負極性と
すると、正の走査パルス電位(走査線選択電位)はV
H、負の走査パルス電位はVLであり、これらは非選択
電位VMを基準に±30V程度の振幅を有する。また、
負の信号線選択電位でありかつ正の信号線非選択電位で
あるV0、正の信号線選択電位でありかつ負の信号線非
選択電位であるV1は、VMを基準に±1.5V〜±
2.5V程度の振幅を有する。また、V1は一般に接地
電位(0電位)である。
【0007】そして、上側走査ドライバ41a及び下側
走査ドライバ41bは、正極性のとき、走査する走査線
45に対しては走査線選択電位VHを印加し、残りの走
査線45には非選択電位VMを印加する。またこのと
き、上側信号ドライバ42a及び下側信号ドライバ42
bは、走査する走査線45上の表示画素のうち、オン画
素の信号線46に対してはV1を、オフ画素の信号線4
6に対してはV0を入力する。
【0008】一方、負極性のとき、走査する走査線45
に対しては走査線選択電位VLを印加し、残りの走査線
45には非選択電位VMを印加する。またこのとき、上
側信号ドライバ42a及び下側信号ドライバ42bは、
走査する走査線45上の表示画素のうち、オン画素の信
号線46に対してはV0を、オフ画素の信号線46に対
してはV1を入力する。
【0009】このようなLCDにおいて、画面を分割し
て各分割画面を同時並列的に描画することにより、その
走査デューティーを小さくする分割駆動が行われてお
り、構造的及び信号制御の容易さから2分割駆動が主流
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
分割駆動には以下のような問題があった。画面を2分割
して表示する場合、上側画面の最終走査線45及び下側
画面の先頭走査線45は、丁度画面の中央に位置する。
これら画面中央部の表示に関し、上側画面において、最
終走査線45の表示タイミングと先頭走査線45の表示
タイミングが隣接し、下側画面において、先頭走査線4
5の表示タイミングと最終走査線45の表示タイミング
が隣接しており、実際の表示パネル上で物理的に隣接す
る走査線45間の問題と異なり、特有の問題が生じてい
た。即ち、表示タイミング的に隣接する表示データの影
響を受け、画面中央部の画質が低下していた。
【0011】このような画質劣化の主原因は、走査パル
スが画素容量及び配線抵抗により、その後端部分が走査
期間後も尾を引くように鈍ることにある。この走査パル
スの後端部分が、信号線パルス(表示データ)の切り換
わりによる変化点と重なることで、液晶に印加される実
効電圧が所定のものと差が生じ、その結果、例えば画面
中央部で白表示となるべき部分が灰色表示になるという
問題が発生していた。つまり、表示タイミング的に隣接
する表示データ間の影響は、次の走査線45の表示デー
タが、前の走査線45の表示データに影響を与えること
が多い。即ち、液晶パネル40の中央部において、上側
画面の先頭走査線45の表示データが上側画面の最終走
査線45に与える影響の方が、下側画面の最終走査線4
5の表示データが下側画面の先頭走査線45に与える影
響よりも遙かに大きい。そして、上側画面の最終走査線
45の表示データが白表示で、上側画面の先頭走査線4
5の表示データが黒表示に切り換わる場合に、最終走査
線45の走査パルス後端部分が先頭走査線45の表示デ
ータの影響で灰色表示になってしまう、という問題があ
った。
【0012】更に、図6により上記表示劣化について詳
細に説明する。同図において、走査パルス67の面積と
走査パルス68の面積、即ちこれらの実効電圧が異なっ
ていることが判る。これは、走査パルス67,68が走
査期間終了とともに瞬時に非選択電位VMに落ちるよう
な理想波形ではないことに起因する。即ち、実際の走査
パルス67,68は画素容量や配線抵抗によって鈍って
しまい、その後端部分は走査期間後にも尾を引くように
変形する。その結果、走査パルスと、次段の走査線にお
ける信号線パルスの変化点とが重なり、実効電圧に差が
生じる。図6の走査パルス68に示すように、表示デー
タ(信号線パルス66)が白から黒に変化する場合、走
査パルス67のように白のままに比べて、表示データの
変化点の直前の走査線の実効電圧値が小さくなる。これ
が、上記のような表示劣化を引き起こす。
【0013】そこで、上記問題を解消する為に、信号線
パルスの変化点を走査パルス後端部分の鈍りの影響を受
けないように遅延させ、その遅延期間だけ走査パルスの
出力を非選択電位にするという方法が提案されている
(従来例1:特開昭62−215930号公報参照)。
【0014】しかしながら、上記従来例1では信号線パ
ルスの変化点の遅延時間に限界が生じる。例えば、走査
パルスのシフトクロックであるLOAD1信号とCP1
信号とのタイミングが図4のような関係にあれば、信号
線パルスの変化点は期間21以上遅延させることはでき
ない。そのため、信号線パルスの変化点を期間21以上
遅延させないと、走査パルスの鈍りの影響を除去できな
い場合上記問題が生じる。
【0015】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、走査パルスに対する次段
の走査線における信号線パルスの変化点の遅延限界を解
消し、表示データ切り換わり時における走査パルスと信
号線パルスの変化点との重なりによる実効電圧差を無く
すことで、良好な表示品位を得ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の単純マトリック
ス型の液晶表示装置は、一描画期間の開始タイミングを
規定するフレーム信号と、一走査期間内で信号線駆動回
路に表示データを供給するタイミングを規定するドット
クロック信号と、走査パルス及び表示データの入力開始
タイミングを与えるロード信号とを発生させる制御回路
と、該制御回路から伝送される表示データを一旦保持す
る記憶手段と、走査パルスの入力開始タイミングを与え
るロード信号より所定期間遅延されかつ表示データの入
力開始タイミングを与える第二のロード信号を発生させ
るロード信号遅延回路と、ドットクロック信号に非同期
の第二のドットクロック信号を生成し、第二のドットク
ロック信号に伴って記憶手段に保持された表示データを
信号線駆動回路に供給するタイミング制御回路と、フレ
ーム信号を所定走査期間分遅延させるフレーム信号遅延
回路と、ロード信号遅延回路による遅延期間分走査パル
スを非選択電位とする非表示回路とを具備することを特
徴とする。
【0017】本発明は、上記構成により、走査パルスの
後端部分が次段の走査線における信号線パルスの変化点
と重なることがなく、表示データ切り換わり時における
走査パルスと信号線パルスの変化点との重なりによる実
効電圧差が解消され、良好な表示品位を得ることができ
る。即ち、走査パルスの後端部分と表示データの変化点
との間に前記遅延期間分の走査パルスの非選択電位期間
が設定され、走査パルスの後端部分が確実に表示データ
の変化点と重複しなくなるように制御できる。例えば2
分割駆動において、上側画面の最終走査線の表示データ
が白表示で、上側画面の先頭走査線の表示データが黒表
示に切り換わる場合に、最終走査線の走査パルス後端部
分が先頭走査線の表示データの影響で灰色表示になる、
というような表示劣化が解消される。また本発明におい
て、好ましくは、前記タイミング制御回路は、ドットク
ロック信号に非同期でありかつドットクロック信号より
も高周波数の第二のドットクロック信号を生成し、第二
のドットクロック信号に伴って記憶手段に保持された表
示データを信号線駆動回路に供給することを特徴とす
る。
【0018】本発明は、上記構成により、走査パルスに
対する表示データ入力の遅延に対応して、表示データを
信号線駆動回路に格納するドットクロック信号の周波数
を高めその幅を圧縮することで、結果的に前記遅延時間
を自在に設定可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のLCDについて以下に説
明する。図1は本発明の単純マトリックス型であり、画
面を上下に2分割して同時並列的に駆動する2分割駆動
(デュアルスキャン)用のLCDのブロック回路図であ
る。同図において、1は液晶パネル、2aは上側走査ド
ライバ、2bは下側走査ドライバ、3aは上側信号ドラ
イバ、3bは下側信号ドライバである。
【0020】4は、ドットクロック信号(CP1信号)
に非同期の第二のドットクロック信号(CP2信号)を
生成し、CP2信号に伴って記憶手段に保持された表示
データ(DATA1)を上側信号ドライバ3a,下側信
号ドライバ3bに供給するタイミング制御回路である。
5,6は、表示データ(DATA1)を一旦保持する記
憶手段としてのラインバッファA,Bである。7は、走
査パルスの入力開始タイミングを与えるロード信号(L
OAD1信号)より所定期間遅延されかつ表示データ
(信号線パルス)の入力開始タイミングを与える第二の
ロード信号(LOAD2信号)を発生させるロード信号
遅延回路である。
【0021】8は、ラインバッファAからのDATA2
aとラインバッファBからのDATA2bとを交互に出
力させ、一連の表示データ(DATA2)として出力す
る出力セレクト回路である。9は、フレーム信号(FR
AM1信号)を一走査期間後にずらすフレーム信号遅延
回路である。10は、L(Low)レベルで走査パルス
を非選択電位とするDISPOFF信号(非表示信号)
を発生する非表示回路としてのDISPOFF回路であ
り、本発明ではLOAD1信号から遅延したLOAD2
信号の遅延期間分Lレベルとなる。11はタイミング制
御回路4にCP2信号生成用の初期的な1次クロック信
号を供給する発振回路、12は制御回路(LCDコント
ローラー)である。
【0022】次に、図1のLCDの動作について説明す
る。図2は本発明のLCDの各種駆動信号及び制御信号
のタイミングチャートである。図2において、FRAM
1信号はフレーム信号であり、一画面描画開始及び1ラ
イン目の走査線の走査開始タイミングを規定する信号で
ある。LOAD1信号は、走査線駆動用のシフトクロッ
クであり各走査線の走査開始タイミングを与え、一般に
LOAD信号の立ち下がりから次のLOAD信号の立ち
下がりまでが一走査期間になる。
【0023】CP1信号は各画素用の表示データをシフ
トレジスタに格納するタイミングを規定するドットクロ
ック信号であり、本来、シリアルに送られてくる表示デ
ータをその立ち下がりで捉え、上側信号ドライバ3a及
び下側信号ドライバ3b内のシフトレジスタに順次格納
させるように機能する。しかしながら、本発明において
は、CP1信号は、ラインバッファA,Bに表示データ
(DATA1信号)を書き込むためのクロックとして用
いている。WE ̄( ̄;反転状態のパルスを意味する)
信号はラインバッファA,Bへの表示データの書き込み
サイクルを規定する信号であり、H(High)レベル
又はL(Low)レベルのときにラインバッファA又は
ラインバッファBへの書き込みを許可する。即ち、期間
217でラインバッファAへの書き込みを行い、期間2
18でラインバッファBへの書き込みを行う。また、W
E ̄信号はLOAD1信号を基にタイミング制御回路4
で生成される。
【0024】RSTWa ̄信号及びRSTWb ̄信号は
それぞれラインバッファA,Bのライトリセット(WRIT
E RESET )信号であり、ラインバッファA,Bのライト
アドレスレジスタをイニシャライズ(初期化)する。こ
れらの信号も、WE ̄信号と同様にLOAD1信号を基
にタイミング制御回路4で生成される。またLOAD2
信号はLOAD1信号を所定期間遅延させた信号であ
り、上側信号ドライバ3a及び下側信号ドライバ3bに
伝送されて、シフトレジスタに対する表示データのラッ
チ開始タイミングを与え、またタイミング制御回路4に
入力されて各種制御信号を生成するためにも用いられ
る。LOAD2信号の遅延は、ロード信号遅延回路7の
マルチバイブレータによりパルス幅を変化させる、即ち
周波数を低周波化することによって行うことができ、そ
の低周波化の程度を制御することで自在に遅延期間を調
整できる。更に、LOAD2信号の遅延期間は、一走査
期間の10%以下とするのが良く、10%を超えると液
晶に印加される実効電圧が低下し十分なコントラストが
得られなくなる。
【0025】第二のドットクロック信号であるCP2信
号は、CP1信号に非同期なドットクロック信号であ
り、発振回路10からの1次クロック信号を基にタイミ
ング制御回路4で生成され、表示データ(DATA2)
を上側信号ドライバ3a及び下側信号ドライバ3bに取
り込む働きをする。また、CP2信号は、ラインバッフ
ァA,Bから表示データ(DATA2a,DATA2
b)を読み出すためのリードクロックとしても用いる。
更に、走査パルスに対する表示データ入力の遅延に対応
して、CP2信号を高周波化してパルス幅を圧縮するこ
とで、結果的に前記遅延時間を自在に設定可能になる。
【0026】そして、前記CP2信号の周波数につい
て、例えばSVGA{Super Video Graphycs Array:画
素数=水平方向800×3(RGB)×垂直方向600
ドット}、デュアルスキャン(2分割駆動)、フレーム
周波数=120Hzの場合、CP2信号の周波数は1
1.2MHz〜20MHzである。11.2MHz未満
ではCP2信号とLOAD信号がタイミング的に重なり
易くなり、20MHzを超えると信号ドライバの適切な
駆動周波数の最大値を超えて信号ドライバの駆動が困難
になる。尚、上記下限値の11.2MHzは、{(水平
方向のドット数)×3/8}/(LOAD信号のLレベ
ル幅)=800×3/8/26.8(μs)=11.2
(MHz)から導出されたものである。また、CP1信
号の周波数はCP2信号と同程度又はCP2信号よりも
低周波数であり、最低でも10.8MHz程度である。
【0027】RE ̄信号は、ラインバッファA,Bの表
示データ(DATA2a,DATA2b)の読み出しサ
イクルを規定する信号であり、Hレベル又はLレベルの
ときにラインバッファA又はラインバッファBからの読
み出しを許可する。即ち、期間219でラインバッファ
Aの表示データ(DATA2a)を読み出し、期間22
0でラインバッファBの表示データ(DATA2b)を
読み出す。また、出力セレクト回路8の出力スイッチと
しての機能も有している。即ち、期間219でDATA
2aを出力し、期間220でDATA2bを出力するこ
とで、一連のDATA2信号を生成する。また、RE ̄
信号はLOAD2信号を基にタイミング制御回路4で生
成される。
【0028】RSTRa ̄信号及びRSTRb ̄信号
は、それぞれラインバッファA,Bのリードリセット
(READ RESET)信号であり、ラインバッファA,Bのリ
ードアドレスレジスタをイニシャライズする。これらの
信号も、RE ̄信号と同様にLOAD2信号を基にタイ
ミング制御回路4で生成される。FRAM2信号は、F
RAM遅延回路9によってFRAM1信号を一走査期間
分後にずらしたものである。DISPOFF信号は、L
レベルで上側走査ドライバ2a,下側走査ドライバ2b
の出力、即ち走査パルスの後端部分を非選択電位とする
信号であり、LOAD1信号に対するLOAD2信号の
遅延期間分だけLレベルになるように、DISPOFF
回路10によって生成される。
【0029】そして、図5は上記実施形態における走査
パルス及び信号線パルスと、それらに関連する制御信号
のタイミングチャートである。同図において、50はD
ISPOFF信号、51はフレーム信号、52aはLO
AD1信号、52bはLOAD2信号、53は液晶に直
流電圧を印加させないように走査パルス及び信号線パル
スの極性を1フレーム毎に反転させるDF信号(交流化
信号)、54,55は表示データの変化がなく全白表示
の場合の信号線パルス、56は表示データの変化が有る
場合の信号線パルス、57,58は走査パルス、59は
一走査期間、59aはLOAD2信号の遅延期間であ
る。そして、各画素には、走査パルスと信号線パルスの
差分電圧(実効電圧)が印加されることになり、領域5
7,58はそれぞれの場合に印加される実効電圧を示
す。
【0030】尚、走査パルス電位(走査線選択電位)の
VH,VL、非選択電位VM、負の信号線選択電位であ
りかつ正の信号線非選択電位であるV0、正の信号線選
択電位でありかつ負の信号線非選択電位であるV1につ
いては、図6と同様でありその説明は省略する。
【0031】本実施形態では、図5に示すように、表示
データ(信号線パルス)の変化点Sを走査パルス58後
端部分の鈍りの影響を受けない所まで遅延させ、その遅
延期間だけ走査パルスを非選択電位VMに落とすよう
に、DISPOFF信号50をLレベルとする。また、
表示データ(DATA1)をラインバッファA,Bに一
旦保持することで、図4のように、従来信号線パルスを
期間21(1.0μsec)程度しか遅延できなかった
のを、期間22(2.5μsec)程度まで遅延させ得
る。尚、前記期間22について、SVGA(Super Vide
o Graphycs Array;画素数=水平方向800×3(RG
B)×垂直方向600ドット)、デュアルスキャン(2
分割駆動)、フレーム周波数=120HzのLCDを用
いた場合のものである。
【0032】上記の如く制御することで、信号線パルス
が変化する場合としない場合との実効電圧差が完全に解
消されることになる。尚、図4に示すように、本実施形
態ではラインバッファA,Bを用いている為FRAM2
信号はFRAM1信号より一走査期間分遅延している
が、本発明では表示に差し支えない範囲内で二走査期間
以上遅延させても構わない。
【0033】本発明は単純マトリックス型のLCDに適
用され、STN(Super Twisted Nematic )型LCD,
TN(Twisted Nematic )型LCD,強誘電性液晶型L
CD,反強誘電性液晶型LCD,双安定性液晶型LCD
等に適用できる。また、図1及び図6では2分割駆動す
るタイプについて示したが、本発明はこれに限らず、分
割駆動しないタイプ、3分割以上に分割駆動するタイプ
にも適用できることはいうまでもない。
【0034】かくして、本発明は、走査パルスに対する
次段の走査線における信号線パルスの変化点の遅延限界
を解消し、表示データ切り換わり時における走査パルス
と信号線パルスの変化点との重なりによる実効電圧差を
完全に無くすことで、良好な表示品位が得られる。
【0035】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更は何等差し支えない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、制御回路から伝送される表示
データを一旦保持する記憶手段と、走査パルスの入力開
始タイミングを与えるロード信号より所定期間遅延され
かつ表示データの入力開始タイミングを与える第二のロ
ード信号を発生させるロード信号遅延回路と、ドットク
ロック信号に非同期の第二のドットクロック信号を生成
し、第二のドットクロック信号に伴って記憶手段に保持
された表示データを信号線駆動回路に供給するタイミン
グ制御回路と、フレーム信号を所定走査期間分遅延させ
るフレーム信号遅延回路と、ロード信号遅延回路による
遅延期間分走査パルスを非選択電位とする非表示回路と
を具備することにより、走査パルスに対する次段の走査
線における信号線パルスの変化点の遅延限界を解消し、
表示データ切り換わり時における走査パルスと信号線パ
ルスの変化点との重なりによる実効電圧差を完全に無く
すことができ、良好な表示品位が得られるとう作用効果
を有する。即ち、走査パルスの後端部分と表示データの
変化点との間に前記遅延期間分の走査パルスの非選択電
位期間が設定され、走査パルスの後端部分が確実に表示
データの変化点と重複しなくなるように制御できる。
【0037】また本発明は、好ましくは、前記タイミン
グ制御回路は、ドットクロック信号に非同期でありかつ
ドットクロック信号よりも高周波数の第二のドットクロ
ック信号を生成し、第二のドットクロック信号に伴って
記憶手段に保持された表示データを信号線駆動回路に供
給することにより、走査パルスに対する表示データ入力
の遅延に対応して、表示データを信号線駆動回路に格納
するドットクロック信号の周波数を高めその幅を圧縮す
ることで、結果的に前記遅延時間を自在に設定可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLCDの基本構成のブロック回路図で
ある。
【図2】図1のLCDに入力する各種制御信号及び駆動
信号のタイミングチャートである。
【図3】従来のLCDの基本構成のブロック回路図であ
る。
【図4】従来のFRAM1信号,LOAD1信号,CP
1信号、及び本発明のFRAM2信号,LOAD2信
号,CP2信号等のタイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図5】本発明において走査パルス58と信号線パルス
56の変化点Sが重ならないことを説明するタイミング
チャートである。
【図6】従来走査パルス68と信号線パルス66の変化
点が重なることを説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1:液晶パネル 2a:上側走査ドライバ 2b:下側走査ドライバ 3a:上側信号ドライバ 3b:下側信号ドライバ 4:タイミング制御回路 5:ラインバッファA 6:ラインバッファB 7:ロード信号遅延回路 8:出力セレクト回路 9:フレーム信号遅延回路 10:DISPOFF回路 11:発振回路 12:制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA06 NA22 NA33 NA43 NB23 NC15 NC16 NC22 NC26 ND15 ND34 ND36 NF05 NF13 NF17 NF20 5C006 AF72 BB12 BB14 BF05 BF07 FA16 5C080 AA10 BB05 BB06 DD01 DD10 FF12 JJ02 JJ04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一描画期間の開始タイミングを規定するフ
    レーム信号と、一走査期間内で信号線駆動回路に表示デ
    ータを供給するタイミングを規定するドットクロック信
    号と、走査パルス及び表示データの入力開始タイミング
    を与えるロード信号とを発生させる制御回路と、該制御
    回路から伝送される表示データを一旦保持する記憶手段
    と、走査パルスの入力開始タイミングを与えるロード信
    号より所定期間遅延されかつ表示データの入力開始タイ
    ミングを与える第二のロード信号を発生させるロード信
    号遅延回路と、ドットクロック信号に非同期の第二のド
    ットクロック信号を生成し、第二のドットクロック信号
    に伴って記憶手段に保持された表示データを信号線駆動
    回路に供給するタイミング制御回路と、フレーム信号を
    所定走査期間分遅延させるフレーム信号遅延回路と、ロ
    ード信号遅延回路による遅延期間分走査パルスを非選択
    電位とする非表示回路とを具備することを特徴とする単
    純マトリックス型の液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記タイミング制御回路は、ドットクロッ
    ク信号に非同期でありかつドットクロック信号よりも高
    周波数の第二のドットクロック信号を生成し、第二のド
    ットクロック信号に伴って記憶手段に保持された表示デ
    ータを信号線駆動回路に供給することを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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