JPH07181931A - 多階調表示装置 - Google Patents

多階調表示装置

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JPH07181931A
JPH07181931A JP34794393A JP34794393A JPH07181931A JP H07181931 A JPH07181931 A JP H07181931A JP 34794393 A JP34794393 A JP 34794393A JP 34794393 A JP34794393 A JP 34794393A JP H07181931 A JPH07181931 A JP H07181931A
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JP
Japan
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signal line
gradation
scanning
line
thinning
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Pending
Application number
JP34794393A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Sato
宗一 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示パネルの画像表示位置による輝度む
らの発生を低減化して、縞模様等が表示されないように
する。 【構成】 ラインカウンタ23からライン番号データが
初期値RAM31に入力されると、ライン番号に対応し
て補正を行う走査線と補正を行わない走査線とで異なる
初期値データPをカウンタ32にセットする。カウンタ
32にセットされた初期値は、入力されるドットクロッ
クでカウントダウンして「0」になると、カウント値R
OM33のカウント値をセットして再度カウントダウン
する。カウンタ32のカウント値は、「0」になる度に
デコーダ34に「0」を出力し、デコーダ出力Sが
「0」となってアンド回路35に出力する。アンド回路
35では、「0」が入力された場合に間引きテーブル2
2から出力される間引きデータをさらに1回間引いて補
正間引きデータとして液晶表示パネルに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多階調表示装置に関
し、詳細には、信号線と走査線とが配置された液晶表示
パネルを時分割駆動して中間調を表示する多階調表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の液晶表示装置は、白と黒の2値表
示だけでなく、「白」と「黒」の中間状態を表示する多
階調表示を行うことによって、表現実感を向上させてい
る。
【0003】上記した中間状態を幾つのレベルに区切る
かを階調数といい、この階調数が多くなればなるほど多
種の画像を表現することができる。
【0004】例えば、図5は、上下方向から信号線2,
3が配された液晶表示パネル1を説明する図であり、
(a)は平面図、(b)は(a)に対応する輝度分布線
図である 図5(a)に示すように、液晶表示パネル1は、上下方
向からそれぞれ交互に上方信号線2a、2b……と、下
方信号線3a、3b……とが配置されており、これらの
上方信号線と下方信号線に直交するように、複数の走査
線4が対向配置されている。そして、これらの上方信号
線2と下方信号線3及び走査線4には、これらを駆動す
るための図示しない上方信号線駆動回路、下方信号線駆
動回路及び走査線駆動回路が接続され、時分割駆動によ
りマトリクス表示を行っている。例えば、従来のSTN
(Super Twisted Nematic)型の液晶セルでは、「白」と
「黒」の時間的配分を変えて階調表現するフレーム階調
法等が用いられている。フレーム階調法はフレーム間引
き法とも言われ、例えば、8階調を表現する場合、階調
数に応じたフレーム数(7フレーム)をひとまとめにし
てこれを1周期とし、入力される階調データに応じて各
周期単位で「0〜7」までのフレーム数を間引くことに
より行っている。すなわち、1番目の階調を表示する場
合は、フレーム間引きを行わず、2番目の階調を表示す
る場合は、1フレーム分を間引くというように、それぞ
れ階調データに応じて間引くフレーム数を変えることに
より階調表示を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の多
階調表示装置にあっては、走査線4に走査信号を順次供
給し、各走査線に対応する信号線2,3に表示信号を供
給することにより画像表示を行っている。
【0006】しかし、上記した信号線は、抵抗値を持っ
ているので、信号線の根本から先端に行くに従って電圧
降下が生じる。このため、信号線の根本部分と先端部分
とでは、均一な階調画面を表示する場合であっても、画
面の場所によって液晶に印加される電圧値が異なるた
め、輝度むらが生じるという問題がある。
【0007】また、図5(b)は、図5(a)の各信号
線2,3の液晶表示パネル1の上下位置と表示輝度との
関係を示す線図である。特に、図5(a)に示すよう
に、信号線が上下方向から交互に伸びる構造の液晶表示
パネル1では、上方信号線2と下方信号線3の伸びる方
向が逆であるため、信号線の抵抗値が変化する分布も図
5(b)に示すように、交互に変化する。すなわち、液
晶表示パネル1に均一な階調画面(特に、暗い画面を表
示する場合)を表示した場合は、図5(a)に示すよう
に、液晶表示パネル1の上端位置と下端位置で隣接する
信号線同士の輝度が異なることから、縞模様が表れると
いう問題があった。
【0008】このように、液晶表示パネルの画像表示位
置によって輝度が異なる現象は、特に、中間調を表示す
る際に顕著に現れる。
【0009】そこで、本発明は、液晶表示パネルの画像
表示位置による輝度むらの発生を低減化して、縞模様が
表示されるのを防止した多階調表示装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多階調表
示装置は、複数の信号線と複数の走査線とを有する液晶
表示パネルと、前記走査線に走査信号を出力して水平走
査を行う走査線駆動手段と、前記信号線に表示信号を出
力して信号線を駆動する信号線駆動手段と、前記表示信
号の階調データに応じて中間調を表示する階調表示手段
と、を有する多階調表示装置において、前記信号線駆動
手段が前記信号線に供給する階調データの重み付けを前
記信号線の先端位置と根本位置の走査時とで可変する階
調データ補正手段を備え、前記階調データ補正手段で補
正された階調データに基づいて画像表示することにより
上記目的を達成する。
【0011】請求項2記載の多階調表示装置は、請求項
1記載の階調データ補正手段は、1画面を複数フレーム
で構成し、時分割駆動により各フレームを走査する際
に、表示階調に応じてフレームを間引く間引き数を各走
査線位置に応じて可変するようにしてもよい。
【0012】請求項3記載の多階調表示装置は、複数の
走査線と、これと交差して上下方向から交互に伸びる複
数の上方信号線と下方信号線とを有する液晶表示パネル
と、前記走査線に走査信号を出力して水平走査を行う走
査線駆動手段と、前記上方信号線に表示信号を出力して
上方信号線を駆動する上方信号線駆動手段と、前記下方
信号線に表示信号を出力する下方信号線駆動手段と、前
記表示信号の階調データに応じて中間調を表示する階調
表示手段と、を有する多階調表示装置において、前記上
方信号線駆動回路が前記上方信号線に供給する前記階調
データの重み付けを上方信号線の先端位置と根本位置の
走査時とで可変する上方信号線階調データ補正手段と、
前記下方信号線駆動回路が前記下方信号線に供給する前
記階調データの重み付けを下方信号線の先端位置と根本
位置の走査時とで可変する下方信号線階調データ補正手
段と、を備え、前記上方信号線階調データ補正手段と前
記下方信号線階調データ補正手段とで補正された階調デ
ータに基づいて画像表示することにより上記目的を達成
する。請求項4記載の多階調表示装置は、請求項3記載
の上方信号線階調データ補正手段及び下方信号線階調デ
ータ補正手段は、1画面を複数フレームで構成し、時分
割駆動により各フレームを走査する際に、表示階調に応
じてフレームを間引く間引き数を各走査線位置に応じて
可変するようにしてもよい。
【0013】請求項5記載の多階調表示装置は、請求項
3又は4記載の上方信号線階調データ補正手段と下方信
号線階調データ補正手段とは、表示信号の階調データの
重み付けを上下の信号線の先端位置と根本位置とで可変
する際に、一方で検出した走査位置を示す走査位置デー
タの補数を他方の走査位置データとして使うようにして
もよい。
【0014】
【作用】請求項1記載の多階調表示装置では、信号線駆
動手段が信号線に供給する表示信号の階調データの重み
付けを、階調データ補正手段によって信号線の先端位置
と根本位置の走査時とで可変する。
【0015】従って、液晶表示パネルの表示位置による
輝度むらが低減化される。
【0016】請求項2記載の多階調表示装置では、請求
項1記載の階調データ補正手段が表示階調に応じたフレ
ームを間引く間引き回数を可変することにより、階調デ
ータの重み付けを可変させる。
【0017】従って、フレーム間引き法を使って階調表
示する場合は、フレームの間引き数を可変するだけで、
輝度むらが補正できるため、液晶表示パネルや駆動回路
の基本的な構成を変えることなく容易に実現することが
できる。
【0018】請求項3記載の多階調表示装置では、液晶
表示パネルの上下に信号線駆動手段が配されて、そこか
ら信号線が交互に配置された多階調表示装置において、
それぞれ上方信号線階調補正手段により上方信号線駆動
手段に入力される表示信号の階調データの重み付けが上
方信号線の先端位置と根本位置の走査時とで可変され、
下方信号線階調補正手段により下方信号線駆動手段に入
力される表示信号の階調データの重み付けが下方信号線
の先端位置と根本位置の走査時とで可変される。
【0019】従って、各信号線の配置方向に応じて輝度
を補正することができるため、上下方向に交互に配置さ
れた信号線の輝度差により縞模様が表れるのを防止する
ことができる。
【0020】請求項4記載の多階調表示装置では、請求
項3記載の上方信号線階調データ補正手段と下方信号線
階調データ補正手段とが表示階調に応じたフレームを間
引く間引き回数を可変することにより、階調データの重
み付けを変える。
【0021】従って、フレーム間引き法を使って階調表
示する場合は、フレームの間引き回数を可変するだけ
で、輝度むらが補正できるため、液晶表示パネルや駆動
回路の基本的な構成を変えることなく容易に実現するこ
とができる。
【0022】請求項5記載の多階調表示装置では、請求
項3又は4記載の上方信号線階調データ補正手段と下方
信号線階調データ補正手段とが、上下の信号線の先端位
置と根本位置とで表示信号の階調データの重み付けを可
変する際に、一方で検出した走査位置を示す走査位置デ
ータの補数を他方の走査位置データとして使用する。従
って、上方信号線階調データ補正手段と下方信号線階調
データ補正手段の一部の回路が共用できることから回路
構成が簡略化される。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0024】図1〜図5は、本発明に係る多階調表示装
置を説明する図である。
【0025】まず、構成を説明する。
【0026】図1は、本実施例の液晶表示装置11の構
成を示すブロック図であり、時分割駆動を行って階調表
示するようにしたものである。
【0027】図1の液晶表示装置11は、液晶表示パネ
ル12、信号線駆動回路13、走査線駆動回路14、上
方信号線補正間引回路15、下方信号線補正間引回路1
6、同期処理回路17、コントローラ18、A/D変換
器19等から構成されている。
【0028】液晶表示パネル12は、ここでは単純マト
リクスの液晶表示パネルが使用されており、微細間隔を
隔てて対向配置されたガラス基板の内側にそれぞれ走査
線と信号線とが液晶層を挟んでマトリクス状に配置され
ている。本実施例の液晶表示パネル12は、信号線がパ
ネルの上下方向からそれぞれ交互に配置された構成を採
用している。
【0029】信号線駆動回路13は、透明電極からなる
上記信号線に画像データである表示信号を供給して液晶
を駆動するドライバである。A/D変換器19から入力
される階調データに応じて画像データを間引くフレーム
数を可変することにより階調表示が行われる。この信号
線駆動回路13には、図示しない間引きカウンタと間引
きテーブルとを有し、間引きカウンタでカウントされる
カウント値と、入力される表示信号の階調データとに基
づいて間引きテーブルの対応表を参照し、階調に応じて
フレーム間引きされた画像データを出力する。そして、
信号線駆動回路13からは、後述する上方信号線補正間
引回路15と下方信号線補正間引回路16に対してそれ
ぞれフレーム間引きされた表示信号が出力される。
【0030】走査線駆動回路14は、透明電極からなる
上記走査線を順次走査するための走査信号を供給するド
ライバである。
【0031】上方信号線補正間引回路15は、ラインク
ロックパルスをカウントしてラインカウンタから出力さ
れる走査線の番号(以下、ライン番号という)に応じ
て、信号線駆動回路13から供給される上方信号線用の
間引きデータのフレームの間引き数を変え、表示位置に
よる輝度むらを補正するように重み付けを行う。
【0032】下方信号線補正間引回路16は、上方信号
線補正間引回路15と同様にラインクロックパルスをカ
ウントしてラインカウンタから出力されるライン番号に
応じて、信号線駆動回路13から供給される下方信号線
用の間引きデータのフレームの間引き数を変える。ここ
では、下方信号線の配置方向が上方信号線と逆になるた
め、ラインカウンタから上方信号線補正間引回路15に
出力されるライン番号の補数を下方信号線補正間引回路
16に出力して輝度むらを補正している。
【0033】同期処理回路17は、入力される複合ビデ
オ信号から垂直同期信号φVと水平同期信号φHとを取
り出してコントローラ18に出力するとともに、ビデオ
信号VをA/D変換器19に出力する。
【0034】A/D変換器19は、入力されたアナログ
ビデオ信号Vをコントローラ18からのサンプリングク
ロック(SCK)によりサンプリングを行って、所定の
ビット数でデジタル化した画像データに変換する。
【0035】コントローラ18は、液晶表示パネル12
を表示制御する場合の全体のタイミングをコントロール
するものである。例えば、コントローラ18は、上記し
た同期処理回路17から供給される垂直及び水平同期信
号φV、φHに同期してA/D変換器19にサンプリン
グクロックSCKを供給する。また、コントローラ18
は、信号線駆動回路13及び走査線駆動回路14を駆動
するタイミング信号(フレームクロック、ラインクロッ
ク、ドットクロック)を供給している。
【0036】図2は、図1の上方信号線補正間引回路1
5と下方信号線補正間引回路16にラインクロックと間
引きデータを供給する信号線駆動回路13の構成ブロッ
ク図である。
【0037】図2に示すように、信号線駆動回路13
は、間引きカウンタ21、間引きテーブル22、ライン
カウンタ23を有し、A/D変換器19から入力される
画像データを階調数に応じてフレーム間引きを行った表
示信号に変換するものである。間引きカウンタ21に
は、コントローラ18から供給されるタイミング信号
(フレームクロック、ラインクロック、ドットクロッ
ク)が入力され、間引きパターンの時間軸となるフレー
ムタイミングと、間引きパターンの縦方向用のライン走
査タイミングと、間引きパターンの横方向用のドットタ
イミングとをそれぞれカウントしてフレーム間引きのパ
ターンデータを出力する。
【0038】間引きテーブル22は、間引きカウンタ2
1から入力されるフレーム間引きのパターンデータと、
A/D変換器19から入力されるデジタル画像データと
に基づいてデータ対応表(テーブル)を照合することに
より、階調に対応してフレーム間引きを行った表示信号
を出力するものである。
【0039】ラインカウンタ23は、コントローラ18
から入力されるラインクロックをカウントして、走査を
行っているライン番号を出力するものである。
【0040】図3は、図2の上方信号線補正間引回路1
5の構成を示すブロック図である。なお、下方信号線補
正間引回路16も図3と略同様に構成されている。
【0041】図3において、上方信号線補正間引回路1
5は、初期値RAM31、カウンタ32、カウント値R
OM33、デコーダ34、アンド回路35から構成され
ている。
【0042】初期値RAM31は、ラインカウンタ23
からライン番号が入力されると、1周期のフレーム番号
とライン番号に対応した初期値データを読み出してカウ
ンタ32にセットする。このセットされた初期値データ
は、フレーム番号およびライン番号に応じて異なり、補
正間引きを行う画素位置を1ライン毎にずらして表示さ
せるとともに、ライン番号に応じて補正を行う走査線か
否かを決定する。
【0043】カウンタ32は、コントローラ18からの
ドットクロックが入力されるたびに、初期値RAM31
からセットされた初期値をカウントダウンして「0」に
なると、次にカウント値ROM33からのカウント値を
セットして、順次カウントダウンする。カウンタ32
は、カウント値が「0」になる度にデコーダ34に
「0」を出力する。また、上記した初期値RAM31
は、カウンタ32からの出力データCを既定数カウント
して1周期が終了すると、再びライン番号をアドレスと
し、カウンタ32に次の周期のフレーム番号およびライ
ン番号に対応する初期値をセットする。
【0044】カウント値ROM33は、ラインカウンタ
23から出力される走査線のライン番号をアドレスとし
て、ライン番号に応じたカウント値Dをカウンタ32に
出力する。これは、走査線のライン番号(走査線の位
置)に応じて補正するフレーム間引数を変えるものであ
る。本実施例では、図5(a)に示す上方信号線2a、
2b……の上下方向の輝度補正を行う場合は、図5
(b)中の実線2に示すように、1ライン目〜nライン
目までの輝度に合わせて、(n+1)ライン目〜mライ
ン目までの輝度を上げるようにする。そこで、ここで
は、1ライン目〜nライン目まで補正処理を行わず、
(n+1)ライン目〜mライン目までをフレーム間引き
回数を増やす補正を行って、輝度を上げるようにする。
【0045】デコーダ34は、カウンタ32からの出力
を復号化(デコード)してアンド回路36に出力するも
ので、カウンタ32から「0」が入力される場合のみア
ンド回路36に「0」が出力され、それ以外の場合には
「1」を出力する。このデコーダ出力Sにより、表示デ
ータの補正間引き回数を調節することができる。
【0046】アンド回路36は、上記したデコーダ34
からのデコーダ出力Sと、図2の信号線駆動回路13の
間引きテーブル22からの間引きデータとの論理積(ア
ンド)をとるもので、間引きテーブル22から出力され
る間引きデータをさらに間引くように補正するものであ
る。
【0047】このようにして、補正間引きされた表示デ
ータは、液晶表示パネル12の信号線に供給されて、ド
ットマトリクス表示を行う。
【0048】本実施例の多階調表示装置は、上記のよう
に構成されており、以下その動作を説明する。
【0049】ここでは、本実施例の液晶表示パネルは、
例えば、信号線の数を20本、走査線の数を15本とし
て、8階調表示を行い、図5(a)に示す走査線の1〜
n行目よりも(n+1)〜m行目までの間引き回数を増
やして輝度補正を行うこととする。
【0050】図1に示すように、入力される複合ビデオ
信号は、同期処理回路17で垂直同期信号φVと水平同
期信号φHとが取り出されてコントローラ18に出力さ
れるとともに、ビデオ信号VがA/D変換器19に出力
される。コントローラ18からA/D変換器19に供給
されるサンプリングクロックSCKによってデジタル化
された画像データは、図2に示す信号線駆動回路13の
間引きテーブル22に出力される。
【0051】また、コントローラ18からは、タイミン
グ信号(フレームクロック、ラインクロック、ドットク
ロック)が供給され、信号線駆動回路13の間引きカウ
ンタ21とラインカウンタ23、及び上方信号線補正間
引き回路15、走査線駆動回路14、下方信号線補正間
引回路16にそれぞれ入力される。
【0052】そして、図2に示すように、信号線駆動回
路13の間引きカウンタ21では、入力される各種クロ
ックパルスをカウントし、ここでは14フレームを1周
期として、14フレーム内の所定のフレーム数を間引く
ことにより、0〜7までの8階調を表示するものであ
る。
【0053】本実施例では、例えば図5(a)に示す液
晶表示パネル1のように、上方信号線2a、2b……、
が液晶表示パネル1の上方から伸びており、信号線の根
本部分(上端)では電気抵抗が低く、駆動電圧が高くな
るため高輝度となる。また、信号線の先端部分(下端)
では電気抵抗が高く、駆動電圧が低下するため低輝度と
なる。このため、液晶表示パネルにおける輝度分布は、
図5(b)の実線で示す曲線2のようになる。これを同
図(a)と比較すると、走査線の1〜n行目までの輝度
が高く、(n+1)行目以降の輝度が低くなっている。
【0054】また、下方信号線3a、3b……は、図5
(b)の破線で示す曲線3のように、上方信号線2とは
逆に走査線の1〜(m−n)行目までの輝度が低く、走
査線の(m−n+1)〜m行目までの輝度が高くなって
いる。
【0055】そこで、本実施例の上方信号線2の場合
は、走査線の1〜n行目まで補正を行わず、(n+1)
〜m行目までのフレーム間引き数を増やして輝度を高く
する補正を行うことにより、表示位置によって異なる輝
度むらを補正する。
【0056】また、下方信号線3の場合は、走査線の1
〜(m−n)行目まではフレーム間引き数を増やして輝
度を高くする補正を行い、(m−n+1)〜m行目まで
は補正を行わないようにすることにより、表示位置によ
って異なる輝度むらを補正する。
【0057】これらの具体的な補正動作は、以下のよう
にして行われる。
【0058】なお、本実施例では、表示画面を補正する
領域と補正しない領域の2つに分けて処理するため、カ
ウント値ROM33から出力されるカウント値Dを常に
「14」としている。
【0059】そして、ライン番号により補正しない領域
では、上記した初期値RAM31でセットされる初期値
を1ライン分の画素数(14×20=280)よりも大
きい値(例えば、300)とすると、ドットクロックで
カウントダウンしても「0」にならないため、補正が行
われない。
【0060】また、補正する領域では、上記した初期値
RAM31でセットする初期値を例えば「10」とし、
「10」がカウントダウンして「0」になると、カウン
ト値ROM33からのカウント値D「14」をカウンタ
32にセットして、当該ラインの走査が終了するまで繰
り返しカウントダウンを行い、「0」になる度にカウン
タ32から「0」を出力して間引き回数を増加させる補
正を行う。
【0061】すなわち、図3に示すように、ラインカウ
ンタ23から出力されるライン番号が初期値RAM31
に入力されると、フレーム番号とライン番号に対応した
初期値データPを読み出してカウンタ32にセットされ
る。この初期値データPは、図5(a)に示す1〜n行
目までは「300」がセットされ、ドットクロックが入
力される度にカウントダウンされるが「0」にならない
ため、デコーダ34へは「0」が出力されない。従っ
て、デコーダ出力Sからは、常に「1」がアンド回路3
5に出力されるので、間引きテーブル22からの間引き
データがそのまま表示データとして出力される。
【0062】次に、初期値RAM31に入力されるライ
ン番号が(n+1)〜mの場合は、初期値RAM31か
らカウンタ32にセットされる初期値データPを例えば
「10」とする。これにより、カウンタ32がドットク
ロックが入力される度に1つずつカウントダウンして
「0」になると、デコーダ34に「0」を出力する。次
に、カウンタ32は、カウント値ROM33からカウン
ト値「14」をセットし、順次カウントダウンを行って
「0」になる度にデコーダ34に「0」を出力する。こ
れにより、デコーダ34からアンド回路35へ「0」が
出力され、間引きテーブル22から出力される間引きデ
ータとの論理積(アンド)がとられるので、間引きテー
ブルからの間引きデータをさらに間引いた表示データ
(補正間引きデータ)が作成される。上記したデコーダ
34は、14フレーム毎に1回「0」を出力するので、
1周期単位で間引き回数が1つ増えることになる。
【0063】図4は、上方信号補正間引回路15で液晶
表示パネル12の走査線のライン位置に対応させて間引
き回数を補正する補正データの一例を示す図である。
【0064】図4に示すように、1〜nラインでは、輝
度が高いため輝度補正を行わず、間引きテーブル22か
ら出力される間引きデータをそのまま表示データとして
液晶表示パネルに出力する。
【0065】次に、(n+1)ライン以降では、信号線
自体の抵抗値により液晶駆動電圧が降下し、表示輝度が
低下するので、フレーム間引き回数を増加させて、1〜
nラインと同様な輝度を表示するように補正する。
【0066】具体的には、カウント値ROM33からカ
ウンタ32に初期値「10」をセットし、ドットクロッ
クによりカウントダウンして「0」になると、デコーダ
34に「0」を出力し、カウント値ROM33からカウ
ント値「14」がセットされる。そして、これをドット
クロックによりカウントダウンして「0」になる度にデ
コーダ34に「0」を出力し、デコーダ出力Sが「0」
となって、アンド回路35で1周期当たりの間引回数を
1回増加させる。これが、図4に示す補正間引きデータ
である。
【0067】上記のような補正処理を行った結果、図5
(b)の曲線2に示すように、1〜nライン目までの輝
度の高い状態はそのままとし、輝度の低い(n+1)ラ
イン目以降の表示データのフレーム間引き回数を増やし
て輝度を上げることにより、1〜nライン目と同様な輝
度とすることができる。これにより、上方信号線の根本
位置と先端位置とで異なる輝度むらを均一に補正するこ
とができる。
【0068】また、下方信号線3の場合も、上記した上
方信号線2と同様に補正処理が行われるが、補正を行う
輝度分布とライン位置とが上記と逆になる。従って、初
期値RAM31からセットされる初期値は、図5(a)
に示すように、1〜(m−n)ライン目まで「10」と
することによって、フレーム間引き回数を増やして輝度
を上げ、(m−n+1)〜mライン目までは比較的輝度
が高いため、フレーム間引きを行わず、間引きテーブル
からの間引きデータをそのまま液晶表示パネルに出力し
て表示する。これにより、下方信号線の根本位置と先端
位置とで異なる輝度むらを均一に補正することができ
る。
【0069】図4から明らかな如く、本実施例では、1
周期を通常の8階調表示のフレーム間引きの1周期のフ
レーム数「7」の2倍とし、補正間引きを行うラインの
間引き数のみを1回多くしている。例えば、階調6にお
ける補正間引き回数は「3」であるが、これは、補正な
しの場合の階調6の間引き回数「2」よりも大きく、階
調5の間引き回数「4」より小さい。このため、補正間
引きを行っても階調の反転は生じない。
【0070】以上述べたように、本実施例の多階調表示
装置は、表示画面を走査する走査線の位置に応じてフレ
ーム間引き回数を通常の階調の間引き回数に対して可変
して、表示輝度が均一になるように補正する。これによ
り、表示画面の輝度むらを防止することができる。
【0071】また、本実施例では、上方信号線と下方信
号線の輝度を補正する走査線の位置が液晶表示パネルの
上下位置で対称になっているため、上方信号線補正間引
回路15に供給するラインカウンタ23からのライン番
号データの補数を下方信号線補正間引回路16に対して
入力するだけで輝度補正を行うことができる。従って、
ライン番号データを供給する回路が共通化することが可
能となり、コストを低減化することができる。
【0072】さらに、本実施例では、補正間引き回路に
より輝度の微調整を2つの領域に分けて行ったが、各走
査ライン毎に独立して輝度補正することも可能である。
このため、複雑な輝度むらが生じても適正に輝度補正す
ることができる。
【0073】また、本実施例の補正間引き回路は、液晶
表示パネル12に出力する直前に配置するようにしたた
め、既存の液晶駆動回路に容易に付加することが可能と
なり、装置を低コスト化することができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の多階調表示装置によれ
ば、信号線駆動手段が信号線に供給する表示信号の階調
データの重み付けを階調データ補正手段により信号線の
先端位置と根本位置の走査時とで可変するので、液晶表
示パネルの表示位置による輝度むらの発生を低減化する
ことができる。
【0075】請求項2記載の多階調表示装置によれば、
階調に応じたフレーム数分の表示信号を間引くフレーム
間引き回数を可変するようにして階調データの重み付け
を変えるようにしたので、フレーム間引き法を使って階
調表示する場合は、フレームの間引き数を可変するだけ
で実現可能となり、液晶表示パネルや駆動回路の基本的
な構成を変えずに実現することができる。
【0076】請求項3記載の多階調表示装置によれば、
液晶表示パネルの上下に信号線駆動手段が配されて、そ
こから信号線が交互に配置された多階調表示装置におい
て、それぞれ上方信号線階調補正手段により上方信号線
駆動手段に入力される表示信号の階調データの重み付け
が上方信号線の先端位置と根本位置の走査時とで可変さ
せ、下方信号線階調補正手段により下方信号線駆動手段
に入力される表示信号の階調データの重み付けを下方信
号線の先端位置と根本位置の走査時とで可変させる。
【0077】このため、信号線の配置方向に応じて階調
補正が行われるので、上下方向から交互に配された信号
線の輝度の違いにより縞模様が表れるのを防止すること
ができる。
【0078】請求項4記載の多階調表示装置によれば、
上方信号線階調データ補正手段と下方信号線階調データ
補正手段とが階調に応じたフレーム数分の表示信号を間
引くフレーム間引き回数を可変して階調データの重み付
けを変えるようにしたので、液晶表示パネルや駆動回路
の基本的な構成を変えずにフレームの間引き回数を変え
るだけで輝度むらを補正することができる。
【0079】請求項5記載の多階調表示装置によれば、
上方信号線階調データ補正手段と下方信号線階調データ
補正手段は、上下の信号線の先端位置と根本位置とで表
示信号の階調データの重み付けを変える際に、一方で検
出した走査位置を示す走査位置データの補数を他方の走
査位置データとして使用するようにしたので、上方信号
線階調データ補正手段と下方信号線階調データ補正手段
の一部の回路を共用することが可能となり、回路構成が
簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の液晶表示装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の上方信号線補正間引回路と下方信号線補
正間引回路にラインクロックと間引きデータを供給する
信号線駆動回路の構成ブロック図である。
【図3】図2の上方信号線補正間引回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】上方信号補正間引回路で液晶表示パネルの走査
線のライン位置に対応させて間引き回数を補正する補正
データの一例を示す図である。
【図5】上下方向から信号電極が配された液晶表示パネ
ルを説明する図である。
【符号の説明】
11 液晶表示装置 12 液晶表示パネル 13 信号線駆動回路 14 走査線駆動回路 15 上方信号線補正間引回路 16 下方信号線補正間引回路 17 同期処理回路 18 コントローラ 19 A/D変換器 21 間引きカウンタ 22 間引きテーブル 23 ラインカウンタ 31 初期値RAM 32 カウンタ 33 カウント値ROM 34 デコーダ 35 アンド回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の信号線と複数の走査線とを有する液
    晶表示パネルと、 前記走査線に走査信号を出力して水平走査を行う走査線
    駆動手段と、 前記信号線に表示信号を出力して信号線を駆動する信号
    線駆動手段と、 前記表示信号の階調データに応じて中間調を表示する階
    調表示手段と、 を有する多階調表示装置において、 前記信号線駆動手段が前記信号線に供給する階調データ
    の重み付けを前記信号線の先端位置と根本位置の走査時
    とで可変する階調データ補正手段を備え、 前記階調データ補正手段で補正された階調データに基づ
    いて画像表示することを特徴とする多階調表示装置。
  2. 【請求項2】前記階調データ補正手段は、 1画面を複数フレームで構成し、時分割駆動により各フ
    レームを走査する際に、表示階調に応じてフレームを間
    引く間引き数を各走査線位置に応じて可変することを特
    徴とする請求項1記載の多階調表示装置。
  3. 【請求項3】複数の走査線と、これと交差して上下方向
    から交互に伸びる複数の上方信号線と下方信号線とを有
    する液晶表示パネルと、 前記走査線に走査信号を出力して水平走査を行う走査線
    駆動手段と、 前記上方信号線に表示信号を出力して上方信号線を駆動
    する上方信号線駆動手段と、 前記下方信号線に表示信号を出力する下方信号線駆動手
    段と、 前記表示信号の階調データに応じて中間調を表示する階
    調表示手段と、 を有する多階調表示装置において、 前記上方信号線駆動回路が前記上方信号線に供給する前
    記階調データの重み付けを上方信号線の先端位置と根本
    位置の走査時とで可変する上方信号線階調データ補正手
    段と、 前記下方信号線駆動回路が前記下方信号線に供給する前
    記階調データの重み付けを下方信号線の先端位置と根本
    位置の走査時とで可変する下方信号線階調データ補正手
    段と、 を備え、 前記上方信号線階調データ補正手段と前記下方信号線階
    調データ補正手段とで補正された階調データに基づいて
    画像表示することを特徴とする多階調表示装置。
  4. 【請求項4】前記上方信号線階調データ補正手段及び前
    記下方信号線階調データ補正手段は、 1画面を複数フレームで構成し、時分割駆動により各フ
    レームを走査する際に、表示階調に応じてフレームを間
    引く間引き数を各走査線位置に応じて可変することを特
    徴とする請求項3記載の多階調表示装置。
  5. 【請求項5】前記上方信号線階調データ補正手段と前記
    下方信号線階調データ補正手段とは、 表示信号の階調データの重み付けを上下の信号線の先端
    位置と根本位置とで可変する際に、一方で検出した走査
    位置を示す走査位置データの補数を他方の走査位置デー
    タとして使うことを特徴とする請求項3又は4記載の多
    階調表示装置。
JP34794393A 1993-12-24 1993-12-24 多階調表示装置 Pending JPH07181931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7573449B2 (en) 2003-11-12 2009-08-11 Seiko Epson Corporation Method of correcting unevenness of brightness, correction circuit for correcting unevenness of brightness, electro-optical device, and electronic apparatus
JP2011188101A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Canon Inc フレームレート変換処理装置

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US7573449B2 (en) 2003-11-12 2009-08-11 Seiko Epson Corporation Method of correcting unevenness of brightness, correction circuit for correcting unevenness of brightness, electro-optical device, and electronic apparatus
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