JP2000309957A - 地震時の給水非常停止システム - Google Patents

地震時の給水非常停止システム

Info

Publication number
JP2000309957A
JP2000309957A JP11118082A JP11808299A JP2000309957A JP 2000309957 A JP2000309957 A JP 2000309957A JP 11118082 A JP11118082 A JP 11118082A JP 11808299 A JP11808299 A JP 11808299A JP 2000309957 A JP2000309957 A JP 2000309957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earthquake
water
water supply
storage tank
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11118082A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Matsuhisa
信夫 松久
Koichi Matsuda
孝一 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORIMATSU SOGO KENKYUSHO KK
Original Assignee
MORIMATSU SOGO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MORIMATSU SOGO KENKYUSHO KK filed Critical MORIMATSU SOGO KENKYUSHO KK
Priority to JP11118082A priority Critical patent/JP2000309957A/ja
Publication of JP2000309957A publication Critical patent/JP2000309957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震検知器の個数を低減しコストダウンを図
ることができるエレベータを備えたビル建築物における
地震時の給水非常停止システムを提供する。 【解決手段】 ビル建築物11の屋上に設けられた貯水
タンク21に接続した配水パイプ24に電磁開閉弁31
を設け、該開閉弁31をエレベータ12の緊急遮断用の
地震検知器16からの信号によって遮断動作するように
構成する。これにより、1つの地震検知器16によりエ
レベータ12のカゴ13の昇降動作の停止と開閉弁31
の閉鎖動作が行われ、タンク21内の水の漏洩が阻止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として高層建築
物における地震時の給水非常停止システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、高層ビル建築物にはエレベータ
が設けられている。このエレベータは地震検知器が作動
した場合に、該検知器の出力信号に基づいてエレベータ
のカゴを昇降動作する昇降機構を制御して、前記カゴを
最寄りの階あるいは指定された階まで移動した後、自動
的に停止するようになっている。
【0003】一方、ビル建築物の屋上には飲料水を一時
的に貯蔵するための貯水タンクが装設され、該貯水タン
クから自由落下により各階の給水蛇口に水を供給するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ビル建築物においては、地震発生時においてエレベータ
を停止するための地震検知器が作動しても、貯水タンク
の水資源を確保することができないという問題があっ
た。即ち、もし貯水タンクの配水パイプの一部に地震に
よる亀裂が生じると、貯水タンク内の水が全て漏洩して
しまい、緊急時に水を使用することができない。
【0005】前記貯水タンクに接続した配水パイプの基
端部に電磁弁を設け、この電磁弁を地震等の非常時に緊
急停止する装置を別途設けることも考えられる。しか
し、上記の貯水タンクの緊急遮断装置は、エレベータの
地震発生時の緊急停止装置とは独立して設けられること
になるので、部品点数が増加し、設置コストの低減を図
ることができないという新たな問題が生じる。
【0006】この発明の目的は、上記従来の技術に存す
る問題点を解消して、部品点数を低減し、設置コストの
低減を図ることができるエレベータを備えた建築物にお
ける地震時の給水非常停止システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、エレベータを備えた
建築物に貯水タンクを設けるとともに、該貯水タンクに
対し水を外部に供給するための給水配管を接続し、前記
給水配管に自動遮断弁を設け、地震発生時に前記エレベ
ータを緊急停止するための地震検知器を備え、該地震検
知器が地震を検知したとき、前記エレベータの緊急停止
と並行して、前記自動遮断弁を作動して給水配管を遮断
する制御手段を設けている。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記給水配管の貯水タンク側の基端部寄りに自動
遮断弁が設けられている。請求項3に記載の発明では、
請求項1又は2において、前記地震検知器及び自動遮断
弁は停電時に作動するようにバックアップ電源を備えて
いる。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1又は
2において、建築物の屋上に貯水タンクが設けられ、前
記エレベータのカゴを昇降する機械室内に地震を検知す
る地震検知器が設けられ、該地震検知器が地震を検知し
たとき、前記カゴの昇降駆動機構を所定時間後に停止す
る緊急停止装置が設けられている。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項3にお
いて、前記バックアップ電源は地震検知器及び自動遮断
弁に共通のものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図に基づいて説明する。ビル建築物11にはエ
レベータ12が装設されている。このエレベータ12は
ビル建築物11に設けた昇降空間11aを昇降するカゴ
13と、このカゴ13を昇降動作する昇降駆動機構14
と、該昇降駆動機構14の昇降動作を制御する制御装置
15とにより構成されている。又、この制御装置15に
は地震が発生した場合にビル建築物11の揺れによりそ
の地震の大きさを検知して制御装置15に停止指令信号
を発するための地震検知器16が接続されている。前記
昇降駆動機構14、制御装置15及び地震検知器16等
は機械室17内に収容されている。
【0012】一方、ビル建築物11の屋上には貯水タン
ク21が装設され、該タンク21には1階に設けた給水
ポンプ22から給水パイプ23を介して水が供給される
ようになっている。又、前記貯水タンク21には配水パ
イプ24が接続され、この配水パイプ24には各フロア
に水を供給する蛇口25〜25が接続されている。配水
パイプ24のタンク21側基端部には自動遮断弁として
の電磁バルブ31が設けられている。この電磁バルブ3
1は、前記エレベータ12側の地震検知器16と接続さ
れている。そして、地震が発生した場合に地震検知器1
6からの信号により電磁バルブ31が遮断されるように
なっている。
【0013】前記機械室17内には、停電時において、
前記昇降駆動機構14、制御装置15、地震検知器16
及び電磁バルブ31等へ電気を供給するためのバックア
ップ電源32が設けられている。
【0014】次に、前記のように構成したビル建築物に
おける地震時の給水非常停止システムについてその作用
を説明する。地震が発生した場合にビル建築物11はそ
の振動により揺れ、屋上に配置された地震検知器16が
地震発生を検出する。これにより、該検出器16から制
御装置15に出力された停止信号によりエレベータ12
の昇降駆動機構14がカゴ13内において指示された階
と無関係に最寄りの階へ移動した後、緊急停止される。
【0015】一方、前記地震検知器16からの動作信号
は電磁弁31に伝達され、電磁弁31により配水パイプ
24が閉鎖される。このため、配水パイプ24から各蛇
口25〜25に至る間におけるパイプ24に地震による
亀裂が生じても貯水タンク21内にある水が漏洩するこ
とはない。従って、緊急時に安全上必要な水を確保する
ことができる。
【0016】又、ビル建築物が停電した場合には、バッ
クアップ電源32からの電力により電磁弁31が動作さ
れる。エレベータ12のカゴ13も図示しない自家発電
装置により昇降駆動機構14が動作されて最寄りの階ま
で移動して停止される。
【0017】以下に、前記のように構成した貯水タンク
21の給水非常停止システムの効果を構成とともに記載
する。 (1)前記実施形態では、エレベータ12側に設けた地
震検知器16の動作信号により貯水タンク21の電磁開
閉弁31を閉鎖するようにしたので、1つの地震検知器
16によりエレベータ12の昇降駆動機構14と、貯水
タンク21側の電磁開閉弁31とをともに動作すること
ができる。このため、地震により配水パイプ24に亀裂
が生じても貯水タンク21内にある水が漏洩してなくな
ることはない。従って、緊急時に安全上必要な水を確保
することができるとともに、部品点数を少なくし、製造
及び設置コストを低減することができる。
【0018】(2)前記実施形態では、電磁開閉弁31
を配水パイプ24のタンク21寄り基端部に設けたの
で、配水パイプ24の全域にわたって亀裂が生じても漏
水を防止することができる。
【0019】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て具体化することもできる。 ・図示しないが、タワー式タンクにエレベータを設ける
とともに、このタワー式タンクの貯水タンクから出る配
水パイプの基端部に設けた電磁開閉弁をエレベータの地
震検知器を利用して閉鎖するように構成してもよい。
【0020】・エレベータ12の地震検知器16と貯水
タンク21の電磁弁31とを近接して配置してもよい。
この場合には、制御信号を送るリード線を短くすること
ができる。
【0021】・給水パイプ23の途中に電磁開閉弁を設
けて、これを地震検知器16からの信号により緊急遮断
するように構成してもよい。 ・貯水タンク21を地上に配設したビル建築物について
具体化することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は次のよ
うな効果を奏する。請求項1の発明では、エレベータの
緊急停止用の地震検知器を利用して貯水タンクの自動遮
断弁を遮断するようにしたので、1つの地震検知器によ
りエレベータの緊急停止と、貯水タンクの自動遮断弁を
動作することができ、部品点数を低減して、製造及び設
置作業を容易に行いコストダウンを図ることができる。
【0023】請求項2記載の発明では、貯水タンク近傍
に自動遮断弁が設けられているので、貯水タンクの出口
から蛇口に至る間の配水パイプの破損が生じても確実に
タンク内の水を保持することができる。
【0024】請求項3記載の発明では、停電時において
貯水タンクの漏水防止を確実に行うことができる。請求
項4記載の発明では、建築物の屋上に貯水タンクが設け
られ、前記エレベータのカゴを昇降する機械室内に地震
を検知する地震検知器が設けられているので、機械室と
貯水タンクを近接して配置することができ、地震検知器
からの信号を自動遮断弁に伝送するリード線を短くする
ことができる。
【0025】請求項5記載の発明では、地震検知器と貯
水タンクの自動遮断弁のバックアップ用の電源が共通の
ものであるため、部品点数を低減しコストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化したビル建築物の略体正面
図。
【符号の説明】
11…ビル建築物、12…エレベータ、13…カゴ、1
4…昇降駆動機構、15…制御装置、16…地震検知
器、21…貯水タンク、22…給水ポンプ、23…給水
パイプ、24…配水パイプ、25…蛇口、31…自動遮
断弁として電磁開閉弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータを備えた建築物に貯水タンク
    を設けるとともに、該貯水タンクに対し水を外部に供給
    するための給水配管を接続し、前記給水配管に自動遮断
    弁を設け、地震発生時に前記エレベータを緊急停止する
    ための地震検知器を備え、該地震検知器が地震を検知し
    たとき、前記エレベータの緊急停止と並行して、前記自
    動遮断弁を作動して給水配管を遮断する制御手段を設け
    たことを特徴とする地震時の給水非常停止システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記給水配管の貯水
    タンク側の基端部寄りに自動遮断弁が設けられている地
    震時の給水非常停止システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記地震検知
    器及び自動遮断弁は停電時に作動するようにバックアッ
    プ電源を備えている地震時の給水非常停止システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、建築物の屋上
    に貯水タンクが設けられ、前記エレベータのカゴを昇降
    する機械室内に地震を検知する地震検知器が設けられ、
    該地震検知器が地震を検知したとき、前記カゴの昇降駆
    動機構を所定時間後に停止する緊急停止装置が設けられ
    ている地震時の給水非常停止システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記バックアップ電
    源は地震検知器及び自動遮断弁に共通のものである地震
    時の給水非常停止システム。
JP11118082A 1999-04-26 1999-04-26 地震時の給水非常停止システム Pending JP2000309957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11118082A JP2000309957A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 地震時の給水非常停止システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11118082A JP2000309957A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 地震時の給水非常停止システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000309957A true JP2000309957A (ja) 2000-11-07

Family

ID=14727559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11118082A Pending JP2000309957A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 地震時の給水非常停止システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000309957A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111005423A (zh) * 2019-12-17 2020-04-14 攀枝花钢城集团有限公司 湿法冶金用供水系统
CN111535398A (zh) * 2020-05-11 2020-08-14 成都大学 一种高层建筑防负压供水装置及其使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111005423A (zh) * 2019-12-17 2020-04-14 攀枝花钢城集团有限公司 湿法冶金用供水系统
CN111535398A (zh) * 2020-05-11 2020-08-14 成都大学 一种高层建筑防负压供水装置及其使用方法
CN111535398B (zh) * 2020-05-11 2021-06-22 成都大学 一种高层建筑防负压供水装置及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20130085417A (ko) 엘리베이터의 운전 모드 전환 시스템
JP2006290501A (ja) エレベータ装置及びその運転制御方法
JP2000309957A (ja) 地震時の給水非常停止システム
JP2012025558A (ja) エレベータ制御装置
JP2012056692A (ja) エレベータ装置
JP3109845B2 (ja) 消火設備の給水圧力制御システム
JPH02169482A (ja) エレベータの制御装置
JP2009102149A (ja) 油圧シリンダを使用した昇降装置及び該昇降装置における緊急制御方法
JPH0913443A (ja) ビル貯水槽給水制御装置
KR101355175B1 (ko) 고층 건물 화장실을 이용한 화재 대피 시스템
JP3409997B2 (ja) エレベータの制御装置
JP3419905B2 (ja) 建物の加圧防煙システム
JP6313493B1 (ja) 非常用マシンルームレスエレベータ、及び非常用マシンルームレスエレベータの運転方法
JP2004067295A (ja) エレベータ制御装置引上げ装置
JP3117520U (ja) エレベータの自動着床装置
KR100566383B1 (ko) 방화셔터용 전동개폐기의 자동폐쇄장치
JP2001063932A (ja) エレベーター装置
JP4462131B2 (ja) エレベータ装置
JPH0369732A (ja) 上下両方向給水装置
JPH10218515A (ja) 油圧エレベータ装置
JPH05246642A (ja) 油圧エレベータ
JPH05337214A (ja) スプリンクラ消火設備
JPH08259150A (ja) エレベータ用エアコンのドレン水処理装置
JPH04266774A (ja) 消火設備の給水圧力制御システム
JPH11324976A (ja) 多階床用給水設備