JP2000309900A - メッキ用給電台 - Google Patents
メッキ用給電台Info
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- JP2000309900A JP2000309900A JP11114221A JP11422199A JP2000309900A JP 2000309900 A JP2000309900 A JP 2000309900A JP 11114221 A JP11114221 A JP 11114221A JP 11422199 A JP11422199 A JP 11422199A JP 2000309900 A JP2000309900 A JP 2000309900A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メッキ用ハンガーとの接触面積の減少を防止
し、安定した電圧、電流を供給できるメッキ用給電台を
提供する。 【解決手段】 メッキ用給電台1は給電台本体2とハン
ガー受け溝22を有するハンガー受け体21とからなっ
ており、角状凸部25を本体2の凹部7に遊嵌して両者
を分離不能とした。ハンガー受け体21の下面に球面状
凸部23を設け、基板4の上で揺動可とした。メッキ用
ハンガー100に撓み変形があってもハンガー受け体2
1がその変形や変位に追随して揺動するからメッキ用ハ
ンガー100との接触面積の減少を防げる。したがっ
て、ハンガー受け体21を陰極に接続しておくことでメ
ッキ用ハンガー100に安定した電力を供給できる。
し、安定した電圧、電流を供給できるメッキ用給電台を
提供する。 【解決手段】 メッキ用給電台1は給電台本体2とハン
ガー受け溝22を有するハンガー受け体21とからなっ
ており、角状凸部25を本体2の凹部7に遊嵌して両者
を分離不能とした。ハンガー受け体21の下面に球面状
凸部23を設け、基板4の上で揺動可とした。メッキ用
ハンガー100に撓み変形があってもハンガー受け体2
1がその変形や変位に追随して揺動するからメッキ用ハ
ンガー100との接触面積の減少を防げる。したがっ
て、ハンガー受け体21を陰極に接続しておくことでメ
ッキ用ハンガー100に安定した電力を供給できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ用給電台に
関し、詳しくはメッキ用ハンガーを支持すると共にメッ
キ用ハンガーを介して被メッキ物に電力を供給するのに
使用されるメッキ用給電台(送電台ともいわれる)であ
って、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置され、メ
ッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハンガー受け
部を有するものに関する。
関し、詳しくはメッキ用ハンガーを支持すると共にメッ
キ用ハンガーを介して被メッキ物に電力を供給するのに
使用されるメッキ用給電台(送電台ともいわれる)であ
って、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置され、メ
ッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハンガー受け
部を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、電解メッキ作業を説明するため
の斜視図であり、メッキ用ハンガー(以下、ハンガーと
も言う)100に冶具を介してを吊り下げた被メッキ物
Mをメッキ槽中(メッキ液中)Sに浸漬している状態を
示している。このような電解メッキでは、メッキ槽Sの
対向する両上縁Uにその上縁Uの軌道Kに沿って移動す
るように載置状に配置されたメッキ用給電台(以下、単
に給電台ともいう)110に、被メッキ物Mを取付けた
メッキ用ハンガーをその上部の両端の掛け部102で掛
け渡す。そして、給電台110、ハンガー100、被メ
ッキ物Mへと導通を保持し、その状態の下で印加するこ
とにより被メッキ物Mにメッキがかけられる。
の斜視図であり、メッキ用ハンガー(以下、ハンガーと
も言う)100に冶具を介してを吊り下げた被メッキ物
Mをメッキ槽中(メッキ液中)Sに浸漬している状態を
示している。このような電解メッキでは、メッキ槽Sの
対向する両上縁Uにその上縁Uの軌道Kに沿って移動す
るように載置状に配置されたメッキ用給電台(以下、単
に給電台ともいう)110に、被メッキ物Mを取付けた
メッキ用ハンガーをその上部の両端の掛け部102で掛
け渡す。そして、給電台110、ハンガー100、被メ
ッキ物Mへと導通を保持し、その状態の下で印加するこ
とにより被メッキ物Mにメッキがかけられる。
【0003】ところで、このような給電台110は、通
常、金属製とされるが、図8に示したように、ハンガー
受け部として例えば上方に開放された角(V)溝断面形
状をなすハンガー受け溝112を備えている。一方、掛
け渡されるハンガー100の端部の掛け部102はこの
ハンガー受け溝112の角溝断面形状に面接触状態とな
るような断面形状をしている。こうして、その受け溝1
12にメッキ用ハンガー100の両端の掛け部102を
当接させることで、両者の導通を保持している。
常、金属製とされるが、図8に示したように、ハンガー
受け部として例えば上方に開放された角(V)溝断面形
状をなすハンガー受け溝112を備えている。一方、掛
け渡されるハンガー100の端部の掛け部102はこの
ハンガー受け溝112の角溝断面形状に面接触状態とな
るような断面形状をしている。こうして、その受け溝1
12にメッキ用ハンガー100の両端の掛け部102を
当接させることで、両者の導通を保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなメッキ用ハ
ンガー100は掛け部102を含めステンレス合金など
の金属製とされるが、その自重や被メッキ物Mの重みに
より下側にわずかながら変形するため、図9に示したよ
うに給電台110の受け溝112に対してメッキ用ハン
ガー100の掛け部102が角度θ1傾斜する。このよ
うな傾斜により給電台110の受け溝112とメッキ用
ハンガー100の掛け部102との接触は面接触状態と
なるように設定されていても、点接触或いは線接触の状
態となるなど接触面積が減少する。
ンガー100は掛け部102を含めステンレス合金など
の金属製とされるが、その自重や被メッキ物Mの重みに
より下側にわずかながら変形するため、図9に示したよ
うに給電台110の受け溝112に対してメッキ用ハン
ガー100の掛け部102が角度θ1傾斜する。このよ
うな傾斜により給電台110の受け溝112とメッキ用
ハンガー100の掛け部102との接触は面接触状態と
なるように設定されていても、点接触或いは線接触の状
態となるなど接触面積が減少する。
【0005】こうしたことから、従来の電解メッキにお
いては印加時において電気抵抗が増大し、電圧、電流に
バラツキが発生したり導通不良を招いたりして、メッキ
むらやメッキ不良(以下メッキ不良という)を発生させ
ることがあった。しかも、メッキ用ハンガー100は長
期の使用により塑性変形を起こすこともあるが、そのよ
うな場合には常時こうした問題を発生させる危険性があ
る。一方でこうした変形を防止すべく掛け部102を太
くすればハンガー100の重量増加を招いてしまい作業
性が悪くなる。
いては印加時において電気抵抗が増大し、電圧、電流に
バラツキが発生したり導通不良を招いたりして、メッキ
むらやメッキ不良(以下メッキ不良という)を発生させ
ることがあった。しかも、メッキ用ハンガー100は長
期の使用により塑性変形を起こすこともあるが、そのよ
うな場合には常時こうした問題を発生させる危険性があ
る。一方でこうした変形を防止すべく掛け部102を太
くすればハンガー100の重量増加を招いてしまい作業
性が悪くなる。
【0006】またこのようなメッキ工程においては、給
電台110をメッキ槽Sの対向する上縁(軌動上)Uに
沿って図8中矢印A方向に移動し、被メッキ物Mをメッ
キ液中で動すことでメッキむらの防止が図られている。
ところがこのような移動時には、被メッキ物Mやメッキ
用ハンガー100がメッキ液で抵抗となるため、それら
が移動方向と反対方向にあおられ、メッキ用ハンガー1
00の掛け部102の回りに振られるようになる。この
作用による振れ回りはその力が小さい場合には掛け部1
02がハンガー受け溝112に嵌る構成とされているこ
とから防止されるのであるが、これが大きくなると図8
中2点鎖線で示したように、メッキ用ハンガーの掛け部
102がハンガー受け溝112に対して軸線回りに角度
θ2傾斜するように回転変位を起こしてしまう。これに
より掛け部102がハンガー受け溝112に一時的に担
がれた状態となるため、両者の接触面積が一時的に減少
する。
電台110をメッキ槽Sの対向する上縁(軌動上)Uに
沿って図8中矢印A方向に移動し、被メッキ物Mをメッ
キ液中で動すことでメッキむらの防止が図られている。
ところがこのような移動時には、被メッキ物Mやメッキ
用ハンガー100がメッキ液で抵抗となるため、それら
が移動方向と反対方向にあおられ、メッキ用ハンガー1
00の掛け部102の回りに振られるようになる。この
作用による振れ回りはその力が小さい場合には掛け部1
02がハンガー受け溝112に嵌る構成とされているこ
とから防止されるのであるが、これが大きくなると図8
中2点鎖線で示したように、メッキ用ハンガーの掛け部
102がハンガー受け溝112に対して軸線回りに角度
θ2傾斜するように回転変位を起こしてしまう。これに
より掛け部102がハンガー受け溝112に一時的に担
がれた状態となるため、両者の接触面積が一時的に減少
する。
【0007】さらに給電台110のこのような移動は基
本的には対向する一対のものが同時に同速度で移動する
設定とされるが、誤差などにより左右の給電台110が
完全に同期(一致)して移動することはない。したがっ
て図10に示したように平面視、給電台110のハンガ
ー受け溝112に対してメッキ用ハンガー(掛け部)1
00が微小角度θ3傾斜することになり、これも両者の
接触面積を減少させる原因となる。
本的には対向する一対のものが同時に同速度で移動する
設定とされるが、誤差などにより左右の給電台110が
完全に同期(一致)して移動することはない。したがっ
て図10に示したように平面視、給電台110のハンガ
ー受け溝112に対してメッキ用ハンガー(掛け部)1
00が微小角度θ3傾斜することになり、これも両者の
接触面積を減少させる原因となる。
【0008】このように従来のメッキ用給電台では、メ
ッキ中に電気抵抗が増大したり導通不良を招き、メッキ
むらやメッキ不良が発生することがあった。このような
問題は、メッキ厚さの許容範囲が厳しい例えば電子部品
などにおいてメッキ不良を発生させやすく、問題が大き
い。本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたもの
で、給電台とメッキ用ハンガーとの接触面積の減少を防
止し、もってメッキ用ハンガーに安定した電圧、電流を
供給できるようにすることを目的とする。
ッキ中に電気抵抗が増大したり導通不良を招き、メッキ
むらやメッキ不良が発生することがあった。このような
問題は、メッキ厚さの許容範囲が厳しい例えば電子部品
などにおいてメッキ不良を発生させやすく、問題が大き
い。本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたもの
で、給電台とメッキ用ハンガーとの接触面積の減少を防
止し、もってメッキ用ハンガーに安定した電圧、電流を
供給できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、メッキ用ハンガーを支持
すると共に該メッキ用ハンガーを介して被メッキ物に電
力を供給するのに使用されるメッキ用給電台であって、
メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置され、該メッキ
用ハンガーの掛け部を支持するためのハンガー受け部を
有するものにおいて、該メッキ用給電台は給電台本体と
ハンガー受け部を有するハンガー受け体とを備えてな
り、該ハンガー受け体が、前記給電台本体に対し、メッ
キ用ハンガーがその掛け部を介してハンガー受け部に支
持された際における下側への変形によって生じる該掛け
部の傾斜に対応して揺動可能に設けられていることを特
徴とする。
めに請求項1に記載の発明は、メッキ用ハンガーを支持
すると共に該メッキ用ハンガーを介して被メッキ物に電
力を供給するのに使用されるメッキ用給電台であって、
メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置され、該メッキ
用ハンガーの掛け部を支持するためのハンガー受け部を
有するものにおいて、該メッキ用給電台は給電台本体と
ハンガー受け部を有するハンガー受け体とを備えてな
り、該ハンガー受け体が、前記給電台本体に対し、メッ
キ用ハンガーがその掛け部を介してハンガー受け部に支
持された際における下側への変形によって生じる該掛け
部の傾斜に対応して揺動可能に設けられていることを特
徴とする。
【0010】本発明の請求項1記載のメッキ用給電台に
よれば、メッキ用ハンガーが下側に撓むように変形し、
その両端の掛け部が傾斜すると、その傾斜に対応(追
随)してハンガー受け体が給電台本体に対して揺動す
る。したがって、このような変形(傾斜)があってもメ
ッキ用ハンガーとハンガー受け体との接触面積の減少が
防止されるから、ハンガー受け体を金属などの導体で形
成し、これを陰極に接続しておくことでメッキ用ハンガ
ーに安定した電圧、電流を供給できる。
よれば、メッキ用ハンガーが下側に撓むように変形し、
その両端の掛け部が傾斜すると、その傾斜に対応(追
随)してハンガー受け体が給電台本体に対して揺動す
る。したがって、このような変形(傾斜)があってもメ
ッキ用ハンガーとハンガー受け体との接触面積の減少が
防止されるから、ハンガー受け体を金属などの導体で形
成し、これを陰極に接続しておくことでメッキ用ハンガ
ーに安定した電圧、電流を供給できる。
【0011】また請求項2に記載の発明は、メッキ用ハ
ンガーを支持すると共に該メッキ用ハンガーを介して被
メッキ物に電力を供給するのに使用されるメッキ用給電
台であって、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置さ
れ、該メッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハン
ガー受け部を有するものにおいて、該メッキ用給電台は
給電台本体とハンガー受け部を有するハンガー受け体と
を備えてなり、該ハンガー受け体が、前記給電台本体に
対し、メッキ用ハンガーがその掛け部を介してハンガー
受け部に支持され、前記給電台本体とともにメッキ槽の
上縁に沿って移動する際におけるメッキ液による抵抗に
よって生じる該掛け部の回転変位に対応して揺動可能に
設けられていることを特徴とする。
ンガーを支持すると共に該メッキ用ハンガーを介して被
メッキ物に電力を供給するのに使用されるメッキ用給電
台であって、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置さ
れ、該メッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハン
ガー受け部を有するものにおいて、該メッキ用給電台は
給電台本体とハンガー受け部を有するハンガー受け体と
を備えてなり、該ハンガー受け体が、前記給電台本体に
対し、メッキ用ハンガーがその掛け部を介してハンガー
受け部に支持され、前記給電台本体とともにメッキ槽の
上縁に沿って移動する際におけるメッキ液による抵抗に
よって生じる該掛け部の回転変位に対応して揺動可能に
設けられていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2記載のメッキ用給電台に
よれば、メッキ用ハンガーの掛け部が回転変位すると、
その回転角度に対応してハンガー受け体が給電台本体に
対して揺動する。したがって、このような回転変位があ
ってもメッキ用ハンガーとハンガー受け体との接触面積
の減少が防止されるから、ハンガー受け体を陰極に接続
しておくことでメッキ用ハンガーに安定した電圧、電流
を供給できる。
よれば、メッキ用ハンガーの掛け部が回転変位すると、
その回転角度に対応してハンガー受け体が給電台本体に
対して揺動する。したがって、このような回転変位があ
ってもメッキ用ハンガーとハンガー受け体との接触面積
の減少が防止されるから、ハンガー受け体を陰極に接続
しておくことでメッキ用ハンガーに安定した電圧、電流
を供給できる。
【0013】そして請求項3に記載の発明は、メッキ用
ハンガーを支持すると共に該メッキ用ハンガーを介して
被メッキ物に電力を供給するのに使用されるメッキ用給
電台であって、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置
され、該メッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハ
ンガー受け部を有するものにおいて、該メッキ用給電台
は給電台本体とハンガー受け部を有するハンガー受け体
とを備えてなり、該ハンガー受け体が、前記給電台本体
に対し、メッキ用ハンガーがその掛け部を介してハンガ
ー受け部に支持された際における下側への変形によって
生じる該掛け部の傾斜に対応して揺動可能であり、しか
も、メッキ用ハンガーがその掛け部を介して該ハンガー
受け体のハンガー受け部に支持され、前記給電台本体と
ともにメッキ槽の上縁に沿って移動する際におけるメッ
キ液による抵抗によって生じる該掛け部の回転変位に対
応して揺動可能に設けられていることを特徴とする。
ハンガーを支持すると共に該メッキ用ハンガーを介して
被メッキ物に電力を供給するのに使用されるメッキ用給
電台であって、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置
され、該メッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハ
ンガー受け部を有するものにおいて、該メッキ用給電台
は給電台本体とハンガー受け部を有するハンガー受け体
とを備えてなり、該ハンガー受け体が、前記給電台本体
に対し、メッキ用ハンガーがその掛け部を介してハンガ
ー受け部に支持された際における下側への変形によって
生じる該掛け部の傾斜に対応して揺動可能であり、しか
も、メッキ用ハンガーがその掛け部を介して該ハンガー
受け体のハンガー受け部に支持され、前記給電台本体と
ともにメッキ槽の上縁に沿って移動する際におけるメッ
キ液による抵抗によって生じる該掛け部の回転変位に対
応して揺動可能に設けられていることを特徴とする。
【0014】このような本発明の請求項3記載のメッキ
用給電台によれば、上記した請求項1及び請求項2に記
載のメッキ用給電台の作用効果をあわせもつから、ハン
ガー受け体を陰極に接続しておくことでメッキ用ハンガ
ーに、一層安定した電圧、電流を供給できる。
用給電台によれば、上記した請求項1及び請求項2に記
載のメッキ用給電台の作用効果をあわせもつから、ハン
ガー受け体を陰極に接続しておくことでメッキ用ハンガ
ーに、一層安定した電圧、電流を供給できる。
【0015】請求項4に記載の発明は、メッキ用ハンガ
ーを支持すると共に該メッキ用ハンガーを介して被メッ
キ物に電力を供給するのに使用されるメッキ用給電台で
あって、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置され、
該メッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハンガー
受け部を有するものにおいて、該メッキ用給電台は給電
台本体とハンガー受け部を有するハンガー受け体とを備
えてなり、該ハンガー受け体が、前記給電台本体に対
し、球面状運動可能に設けられていることを特徴とす
る。
ーを支持すると共に該メッキ用ハンガーを介して被メッ
キ物に電力を供給するのに使用されるメッキ用給電台で
あって、メッキ槽の上縁に沿って移動可能に設置され、
該メッキ用ハンガーの掛け部を支持するためのハンガー
受け部を有するものにおいて、該メッキ用給電台は給電
台本体とハンガー受け部を有するハンガー受け体とを備
えてなり、該ハンガー受け体が、前記給電台本体に対
し、球面状運動可能に設けられていることを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項4記載のメッキ用給電台に
よれば、掛け部の傾斜やその回転変位、さらには対向す
る給電台の移動に不一致があっても、これらに対応して
ハンガー受け体が動くことができる。したがって、ハン
ガー受け体を陰極に接続しておくことでメッキ用ハンガ
ーに、さらに一層安定した電圧、電流を供給できる。
よれば、掛け部の傾斜やその回転変位、さらには対向す
る給電台の移動に不一致があっても、これらに対応して
ハンガー受け体が動くことができる。したがって、ハン
ガー受け体を陰極に接続しておくことでメッキ用ハンガ
ーに、さらに一層安定した電圧、電流を供給できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係るメッキ用給電台の実
施形態について、図1〜図3を参照して詳細に説明す
る。図中1は本実施形態に係る給電台であり、給電台本
体(以下本体ともいう)2とこれに可動に設けられたハ
ンガー受け体21とから構成され、例えばともにステン
レス合金製とされている。以下、給電台本体2は、メッ
キ槽Sの一方の上縁Uに載置されたもののみ説明する。
すなわち給電台本体2は、メッキ槽Sの対向する両上縁
Uの軌動上に対し、移動可能の状態で設置されており、
基板4とその両側に、図示しないねじ部材などで立設状
に固着された側壁部5とからなり、略Uブロック形状を
成している。そして、両側壁部5の対向する内側の略中
央には内側面視、略円形の凹部7を対向状に備えてい
る。
施形態について、図1〜図3を参照して詳細に説明す
る。図中1は本実施形態に係る給電台であり、給電台本
体(以下本体ともいう)2とこれに可動に設けられたハ
ンガー受け体21とから構成され、例えばともにステン
レス合金製とされている。以下、給電台本体2は、メッ
キ槽Sの一方の上縁Uに載置されたもののみ説明する。
すなわち給電台本体2は、メッキ槽Sの対向する両上縁
Uの軌動上に対し、移動可能の状態で設置されており、
基板4とその両側に、図示しないねじ部材などで立設状
に固着された側壁部5とからなり、略Uブロック形状を
成している。そして、両側壁部5の対向する内側の略中
央には内側面視、略円形の凹部7を対向状に備えてい
る。
【0018】そして両側壁部5の内側には、所定の間隙
を保持して略直方体状のハンガー受け体21が配置さ
れ、ハンガー受け体21は下面の略中央を凸となす球面
状とし、その球面状凸部23が給電台本体2の基板4の
上面4aに当接するように設けられている。ただし、こ
のハンガー受け体21はその両外側に円柱状に突出する
角状凸部25を備えており、この角状凸部25を側壁部
5の内側の凹部7に遊嵌させている。こうして本形態で
は、ハンガー受け体21が給電台本体2の内側で、平面
視における位置を殆ど変えることなく、いずれの方向に
もある角度自由に揺動でき、しかも給電台本体2から分
離しないようにされている。
を保持して略直方体状のハンガー受け体21が配置さ
れ、ハンガー受け体21は下面の略中央を凸となす球面
状とし、その球面状凸部23が給電台本体2の基板4の
上面4aに当接するように設けられている。ただし、こ
のハンガー受け体21はその両外側に円柱状に突出する
角状凸部25を備えており、この角状凸部25を側壁部
5の内側の凹部7に遊嵌させている。こうして本形態で
は、ハンガー受け体21が給電台本体2の内側で、平面
視における位置を殆ど変えることなく、いずれの方向に
もある角度自由に揺動でき、しかも給電台本体2から分
離しないようにされている。
【0019】一方、ハンガー受け体21の上面にはハン
ガー受け部として本形態では90度のV溝をなすハンガ
ー受け溝22が形成されている。このハンガー受け溝2
2は、ハンガー受け体21の上面において対向する図示
しない給電台の方向に一定(同一)溝断面形状で延びる
ように形成されている。このような給電台1はメッキ槽
Sの上縁Uの軌道K上に載置状に設けられ、金属製のメ
ッキ用ハンガー100の略正方形断面をなす角棒状の掛
け部102をそのコーナー(角)を下にして左右両側の
給電台1のハンガー受け体21のハンガー受け溝22に
掛け渡される。なお、少なくとも左右いずれかのハンガ
ー受け体21の例えば外側端面27には陰極に接続され
た電線(給電ケーブル)Dが接続されている。
ガー受け部として本形態では90度のV溝をなすハンガ
ー受け溝22が形成されている。このハンガー受け溝2
2は、ハンガー受け体21の上面において対向する図示
しない給電台の方向に一定(同一)溝断面形状で延びる
ように形成されている。このような給電台1はメッキ槽
Sの上縁Uの軌道K上に載置状に設けられ、金属製のメ
ッキ用ハンガー100の略正方形断面をなす角棒状の掛
け部102をそのコーナー(角)を下にして左右両側の
給電台1のハンガー受け体21のハンガー受け溝22に
掛け渡される。なお、少なくとも左右いずれかのハンガ
ー受け体21の例えば外側端面27には陰極に接続され
た電線(給電ケーブル)Dが接続されている。
【0020】こうしてメッキ槽Sの対向する両側の上縁
Uの軌道Kに載置状に設けられた本形態の給電台1に、
図示しない被メッキ物を吊り下げてなるメッキ用ハンガ
ー100がその両端の掛け部102を介して掛け渡さ
れ、印加されることでメッキが掛けられる。そして、こ
のように掛け渡されたとき、掛け部102とハンガー受
け体21とは面接触状態となる。
Uの軌道Kに載置状に設けられた本形態の給電台1に、
図示しない被メッキ物を吊り下げてなるメッキ用ハンガ
ー100がその両端の掛け部102を介して掛け渡さ
れ、印加されることでメッキが掛けられる。そして、こ
のように掛け渡されたとき、掛け部102とハンガー受
け体21とは面接触状態となる。
【0021】このようなメッキ工程において、図4に示
したようにメッキ用ハンガー100がその自重や被メッ
キ物の重みにより下側に撓み変形すると、その撓みに対
応して掛け部102が傾斜するが、本形態ではこの傾斜
に対応ないし追随してハンガー受け体21がその球面状
凸部23で揺動する。かくして、ハンガー100の下側
への撓みがあっても、ハンガー100と給電台1をなす
ハンガー受け体21との接触が点接触又は線接触の状態
とならないから電気的接続(導通)が損なわれることが
ない。すなわち、本形態ではハンガー100のこのよう
な変形があってもメッキ用ハンガー100とハンガー受
け体21との接触面積の減少が防止されるから、ハンガ
ー受け体21を陰極に接続しておくことでメッキ用ハン
ガー100を介して被メッキ物に安定した電圧、電流を
供給できる。
したようにメッキ用ハンガー100がその自重や被メッ
キ物の重みにより下側に撓み変形すると、その撓みに対
応して掛け部102が傾斜するが、本形態ではこの傾斜
に対応ないし追随してハンガー受け体21がその球面状
凸部23で揺動する。かくして、ハンガー100の下側
への撓みがあっても、ハンガー100と給電台1をなす
ハンガー受け体21との接触が点接触又は線接触の状態
とならないから電気的接続(導通)が損なわれることが
ない。すなわち、本形態ではハンガー100のこのよう
な変形があってもメッキ用ハンガー100とハンガー受
け体21との接触面積の減少が防止されるから、ハンガ
ー受け体21を陰極に接続しておくことでメッキ用ハン
ガー100を介して被メッキ物に安定した電圧、電流を
供給できる。
【0022】そして、このようなメッキ工程において、
図1、図5に示したようにメッキ槽Sの対向する上縁U
にある給電台1を同上縁Uに沿って軌動K上を同図中矢
印A方向に移動させると、被メッキ物やメッキ用ハンガ
ー100のメッキ液による抵抗のため、メッキ用ハンガ
ー100の掛け部102が同図中矢印B方向への回転作
用を受ける。このとき本形態では図5に示したように、
ハンガー受け体21がその球面状凸部23にて揺動(転
動)するため、ハンガー100とハンガー受け体21と
の接触が損なわれない。したがって、このような回転変
位に対しても、ハンガー受け体21を陰極に接続してお
くことでメッキ用ハンガーに安定した電圧、電流を供給
できる。
図1、図5に示したようにメッキ槽Sの対向する上縁U
にある給電台1を同上縁Uに沿って軌動K上を同図中矢
印A方向に移動させると、被メッキ物やメッキ用ハンガ
ー100のメッキ液による抵抗のため、メッキ用ハンガ
ー100の掛け部102が同図中矢印B方向への回転作
用を受ける。このとき本形態では図5に示したように、
ハンガー受け体21がその球面状凸部23にて揺動(転
動)するため、ハンガー100とハンガー受け体21と
の接触が損なわれない。したがって、このような回転変
位に対しても、ハンガー受け体21を陰極に接続してお
くことでメッキ用ハンガーに安定した電圧、電流を供給
できる。
【0023】さらに、給電台1がメッキ槽Sの上縁Uに
沿って移動される際、平面視においてメッキ用ハンガー
100が図3中2点鎖線で示したように傾斜する状態と
なるような場合には次のようである。すなわち、このよ
うな場合でも本体2の側壁部5とハンガー受け体21と
の間には間隙があり、また角状凸部25は凹部7に対し
て遊びがあるから、ハンガー受け体21は、平面視その
傾斜に追随して一定範囲で傾斜することができる。この
ように本形態では給電台1の移動に不一致があっても電
気的接続が損なわれることが防止されることから、電子
部品のようにメッキ厚さの許容範囲が厳しいもののメッ
キに特に好適である。
沿って移動される際、平面視においてメッキ用ハンガー
100が図3中2点鎖線で示したように傾斜する状態と
なるような場合には次のようである。すなわち、このよ
うな場合でも本体2の側壁部5とハンガー受け体21と
の間には間隙があり、また角状凸部25は凹部7に対し
て遊びがあるから、ハンガー受け体21は、平面視その
傾斜に追随して一定範囲で傾斜することができる。この
ように本形態では給電台1の移動に不一致があっても電
気的接続が損なわれることが防止されることから、電子
部品のようにメッキ厚さの許容範囲が厳しいもののメッ
キに特に好適である。
【0024】なお、本形態においてハンガー受け体21
が揺動できる角度は、ハンガーの強度や給電台の移動に
おけるメッキ液の抵抗さらには一対の給電台移動時の誤
差などに応じて適宜に設定すればよい。すなわち、本形
態においてハンガー受け体21が揺動する角度は、ハン
ガー受け体21の下面の球面状凸部23の半径や高さ、
ハンガー受け体21と給電台本体2をなす側壁部5との
間隙、さらに角状凸部25と凹部7の内面との間隙によ
るから、これらを適宜に設定することでその調節ができ
る。因みに本形態ではハンガー受け体21の下面に球面
状凸部23を設けたために揺動の円滑化が図られている
が、揺動を可能としておればよく、このような球面状凸
部は必ずしも設ける必要はない。
が揺動できる角度は、ハンガーの強度や給電台の移動に
おけるメッキ液の抵抗さらには一対の給電台移動時の誤
差などに応じて適宜に設定すればよい。すなわち、本形
態においてハンガー受け体21が揺動する角度は、ハン
ガー受け体21の下面の球面状凸部23の半径や高さ、
ハンガー受け体21と給電台本体2をなす側壁部5との
間隙、さらに角状凸部25と凹部7の内面との間隙によ
るから、これらを適宜に設定することでその調節ができ
る。因みに本形態ではハンガー受け体21の下面に球面
状凸部23を設けたために揺動の円滑化が図られている
が、揺動を可能としておればよく、このような球面状凸
部は必ずしも設ける必要はない。
【0025】また、本形態ではハンガー受け体21がい
ずれの方向へも揺動ないし傾斜できる、いわばフレキシ
ブルな構造としたが、ハンガーの変形や変位の方向に応
じて揺動できるようにするだけでもよい。ハンガー10
0の下側への撓み変形だけが実質上問題となる場合では
例えば、同ハンガー受け体21の下面(底面)を図2に
おいてのみ円弧状をなすような凸円弧面としておいても
よい。さらに図2中2点鎖線で示したようにハンガー受
け体21の下面の球面状凸部はその一部とすることな
く、その全体を球面状凸部としておいてもよい。
ずれの方向へも揺動ないし傾斜できる、いわばフレキシ
ブルな構造としたが、ハンガーの変形や変位の方向に応
じて揺動できるようにするだけでもよい。ハンガー10
0の下側への撓み変形だけが実質上問題となる場合では
例えば、同ハンガー受け体21の下面(底面)を図2に
おいてのみ円弧状をなすような凸円弧面としておいても
よい。さらに図2中2点鎖線で示したようにハンガー受
け体21の下面の球面状凸部はその一部とすることな
く、その全体を球面状凸部としておいてもよい。
【0026】さて次に本発明に係る別形態のメッキ用給
電台31について図6を参照して説明する。ただし、こ
のものは、給電台本体32を矩形ブロック状のものと
し、その上面には半球面より浅めの球面状凹部33が設
けられている。一方、ハンガー受け体41はステンレス
合金などの金属製であり、下面にこの球面状凹部33と
略同一の半径を持つ球面状凸部43を備えている。そし
て、本体の球面状凹部33に対してハンガー受け体41
の球面状凸部43が球面運動できるように載置状に嵌っ
ている点が相違するだけであるから、その相違点のみ説
明し詳細な説明は省略する。
電台31について図6を参照して説明する。ただし、こ
のものは、給電台本体32を矩形ブロック状のものと
し、その上面には半球面より浅めの球面状凹部33が設
けられている。一方、ハンガー受け体41はステンレス
合金などの金属製であり、下面にこの球面状凹部33と
略同一の半径を持つ球面状凸部43を備えている。そし
て、本体の球面状凹部33に対してハンガー受け体41
の球面状凸部43が球面運動できるように載置状に嵌っ
ている点が相違するだけであるから、その相違点のみ説
明し詳細な説明は省略する。
【0027】すなわち、本形態では前記したようなハン
ガー100の変形や変位があっても、ハンガー受け体4
1が給電台本体32に対して球面運動できることから、
ハンガー100と給電台31をなすハンガー受け体41
との接触が点接触或いは線接触の状態とならず、常に面
接触状態が保持される。したがって、このようなハンガ
ー受け体41を陰極に接続しておけば、ハンガー受け体
41とハンガー100との電気的接続が損なわれること
がない。
ガー100の変形や変位があっても、ハンガー受け体4
1が給電台本体32に対して球面運動できることから、
ハンガー100と給電台31をなすハンガー受け体41
との接触が点接触或いは線接触の状態とならず、常に面
接触状態が保持される。したがって、このようなハンガ
ー受け体41を陰極に接続しておけば、ハンガー受け体
41とハンガー100との電気的接続が損なわれること
がない。
【0028】なおこの場合には給電台本体32とハンガ
ー受け体41とが面接触状態にあることから、給電台本
体32を陰極に接続しておいてもよい。ただし、この場
合には、ハンガー受け体41及び給電台本体32ともに
金属などの導体で形成する必要があるが、なるべく耐摩
耗性の高い材質で形成するのが好ましい。また、図示は
しないが、このような球面運動を容易とするため、球面
状凹部33の球面に複数のボールを要すればリテナー
(保持器)に組み込んで介在させ、半径がそのボール分
小さくされた球面状凸部を同ボールを介して球面運動で
きるようにしておいてもよい。ただし、このようにする
場合には、ハンガー受け体41に陰極を接続しておくの
が好ましい。
ー受け体41とが面接触状態にあることから、給電台本
体32を陰極に接続しておいてもよい。ただし、この場
合には、ハンガー受け体41及び給電台本体32ともに
金属などの導体で形成する必要があるが、なるべく耐摩
耗性の高い材質で形成するのが好ましい。また、図示は
しないが、このような球面運動を容易とするため、球面
状凹部33の球面に複数のボールを要すればリテナー
(保持器)に組み込んで介在させ、半径がそのボール分
小さくされた球面状凸部を同ボールを介して球面運動で
きるようにしておいてもよい。ただし、このようにする
場合には、ハンガー受け体41に陰極を接続しておくの
が好ましい。
【0029】本発明に係るメッキ用給電台は給電台本体
とハンガー受け部を有するハンガー受け体とを備えてな
るものであるが、上記各形態のものに限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変
更して具体化できる。前記各形態ではハンガー受け部を
溝(角溝)形状のものとして具体化したが、本発明はこ
れに限られるものではない。
とハンガー受け部を有するハンガー受け体とを備えてな
るものであるが、上記各形態のものに限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変
更して具体化できる。前記各形態ではハンガー受け部を
溝(角溝)形状のものとして具体化したが、本発明はこ
れに限られるものではない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
請求項1記載のメッキ用給電台によれば、メッキ用ハン
ガーが下側に撓むように変形し、その両端の掛け部が傾
斜しても、その傾斜に対応してハンガー受け体が給電台
本体に対して揺動するから、メッキ用ハンガーとハンガ
ー受け体との接触面積の減少が防止される。したがっ
て、ハンガー受け体を陰極に接続しておくことでメッキ
用ハンガーに安定した電圧、電流を供給できる。
請求項1記載のメッキ用給電台によれば、メッキ用ハン
ガーが下側に撓むように変形し、その両端の掛け部が傾
斜しても、その傾斜に対応してハンガー受け体が給電台
本体に対して揺動するから、メッキ用ハンガーとハンガ
ー受け体との接触面積の減少が防止される。したがっ
て、ハンガー受け体を陰極に接続しておくことでメッキ
用ハンガーに安定した電圧、電流を供給できる。
【0031】また請求項2に記載のメッキ用給電台によ
れば、メッキ用ハンガーの掛け部の回転角度に対応して
ハンガー受け体が給電台本体に対して揺動するから、こ
のような回転変位があってもメッキ用ハンガーとハンガ
ー受け体との接触面積の減少が防止される。
れば、メッキ用ハンガーの掛け部の回転角度に対応して
ハンガー受け体が給電台本体に対して揺動するから、こ
のような回転変位があってもメッキ用ハンガーとハンガ
ー受け体との接触面積の減少が防止される。
【0032】そして請求項3に記載のメッキ用給電台に
よれば、請求項1及び2に記載のメッキ用給電台の効果
があるから、ハンガー受け体を陰極に接続しておくこと
でメッキ用ハンガーに、一層安定した電圧、電流を供給
できる。
よれば、請求項1及び2に記載のメッキ用給電台の効果
があるから、ハンガー受け体を陰極に接続しておくこと
でメッキ用ハンガーに、一層安定した電圧、電流を供給
できる。
【0033】さらに請求項4記載のメッキ用給電台によ
れば、掛け部の傾斜やその回転変位、さらには対向する
給電台の移動に不一致があっても、これらに対応してハ
ンガー受け体が動くことができるので、なお一層安定し
た電圧、電流を供給できる。
れば、掛け部の傾斜やその回転変位、さらには対向する
給電台の移動に不一致があっても、これらに対応してハ
ンガー受け体が動くことができるので、なお一層安定し
た電圧、電流を供給できる。
【図1】本発明のメッキ用給電台の実施形態をメッキ槽
の外側からその移動方向に沿ってみた側破断面図。
の外側からその移動方向に沿ってみた側破断面図。
【図2】図1のメッキ用給電台をその移動方向から見た
破断面図。
破断面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2においてメッキ用ハンガーが撓み、掛け部
が傾斜している状態を説明する破断面図。
が傾斜している状態を説明する破断面図。
【図5】図1においてメッキ用ハンガーの掛け部が回転
変位している状態を説明する破断面図。
変位している状態を説明する破断面図。
【図6】本発明のメッキ用給電台の別の実施形態をその
移動方向から見た破断面図。
移動方向から見た破断面図。
【図7】従来の電解メッキ作業の説明用の斜視図。
【図8】図7のメッキ用給電台の側面図。
【図9】図7のメッキ用給電台をその移動方向から見た
図。
図。
【図10】図9の平面図。
【符号の説明】 1、31 メッキ用給電台 2、32 給電台本体 21、41 ハンガー受け体 22 ハンガー受け部 100 メッキ用ハンガー 102 メッキ用ハンガーの掛け部 M 被メッキ物 S メッキ槽 U メッキ槽の上縁
Claims (4)
- 【請求項1】 メッキ用ハンガーを支持すると共に該メ
ッキ用ハンガーを介して被メッキ物に電力を供給するの
に使用されるメッキ用給電台であって、メッキ槽の上縁
に沿って移動可能に設置され、該メッキ用ハンガーの掛
け部を支持するためのハンガー受け部を有するものにお
いて、該メッキ用給電台は給電台本体とハンガー受け部
を有するハンガー受け体とを備えてなり、該ハンガー受
け体が、前記給電台本体に対し、メッキ用ハンガーがそ
の掛け部を介してハンガー受け部に支持された際におけ
る下側への変形によって生じる該掛け部の傾斜に対応し
て揺動可能に設けられていることを特徴とするメッキ用
給電台。 - 【請求項2】 メッキ用ハンガーを支持すると共に該メ
ッキ用ハンガーを介して被メッキ物に電力を供給するの
に使用されるメッキ用給電台であって、メッキ槽の上縁
に沿って移動可能に設置され、該メッキ用ハンガーの掛
け部を支持するためのハンガー受け部を有するものにお
いて、該メッキ用給電台は給電台本体とハンガー受け部
を有するハンガー受け体とを備えてなり、該ハンガー受
け体が、前記給電台本体に対し、メッキ用ハンガーがそ
の掛け部を介してハンガー受け部に支持され、前記給電
台本体とともにメッキ槽の上縁に沿って移動する際にお
けるメッキ液による抵抗によって生じる該掛け部の回転
変位に対応して揺動可能に設けられていることを特徴と
するメッキ用給電台。 - 【請求項3】 メッキ用ハンガーを支持すると共に該メ
ッキ用ハンガーを介して被メッキ物に電力を供給するの
に使用されるメッキ用給電台であって、メッキ槽の上縁
に沿って移動可能に設置され、該メッキ用ハンガーの掛
け部を支持するためのハンガー受け部を有するものにお
いて、該メッキ用給電台は給電台本体とハンガー受け部
を有するハンガー受け体とを備えてなり、該ハンガー受
け体が、前記給電台本体に対し、メッキ用ハンガーがそ
の掛け部を介してハンガー受け部に支持された際におけ
る下側への変形によって生じる該掛け部の傾斜に対応し
て揺動可能であり、しかも、メッキ用ハンガーがその掛
け部を介して該ハンガー受け体のハンガー受け部に支持
され、前記給電台本体とともにメッキ槽の上縁に沿って
移動する際におけるメッキ液による抵抗によって生じる
該掛け部の回転変位に対応して揺動可能に設けられてい
ることを特徴とするメッキ用給電台。 - 【請求項4】 メッキ用ハンガーを支持すると共に該メ
ッキ用ハンガーを介して被メッキ物に電力を供給するの
に使用されるメッキ用給電台であって、メッキ槽の上縁
に沿って移動可能に設置され、該メッキ用ハンガーの掛
け部を支持するためのハンガー受け部を有するものにお
いて、該メッキ用給電台は給電台本体とハンガー受け部
を有するハンガー受け体とを備えてなり、該ハンガー受
け体が、前記給電台本体に対し、球面状運動可能に設け
られていることを特徴とするメッキ用給電台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11114221A JP2000309900A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | メッキ用給電台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11114221A JP2000309900A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | メッキ用給電台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000309900A true JP2000309900A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14632274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11114221A Pending JP2000309900A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | メッキ用給電台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000309900A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010194447A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | 搬送装置 |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11114221A patent/JP2000309900A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010194447A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | 搬送装置 |
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