JP2000308928A - 内径基準部品の組み立て方法及び組立位置決め装置 - Google Patents

内径基準部品の組み立て方法及び組立位置決め装置

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JP2000308928A JP11115938A JP11593899A JP2000308928A JP 2000308928 A JP2000308928 A JP 2000308928A JP 11115938 A JP11115938 A JP 11115938A JP 11593899 A JP11593899 A JP 11593899A JP 2000308928 A JP2000308928 A JP 2000308928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決め用の精密加工を行うことなく内径基
準部品の組み立て位置決めを行う内径基準部品の組み立
て方法及び組立位置決め装置を提供する。 【解決手段】 組立用パレット12に立設された基準軸
14により内径加工が高精度で行われたスプロケット1
02の内面部分を支持する。また、前記基準軸14に係
合し当該基準軸14を中心に開閉する複数の開閉アーム
24の開動作により前記スプロケット102上に積層さ
れた内径加工が高精度で行われたハウジング104の内
面部分を付勢しハウジング104の中心と基準軸14の
中心とを一致させる。さらに、付勢バー34によりハウ
ジング104の外面の少なくとも3カ所を均一の付勢力
で基準軸14方向に付勢しハウジング104の位置を維
持する。この状態で、開閉アーム24を退避させて、ス
プロケット102及びハウジング104の結合固定を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内径基準部品の組
み立て方法及び組立位置決め装置、特に、精密加工が内
面のみ行われ、外面は粗加工された内径基準部品同士の
位置決めを行い組み立てる内径基準部品の組み立て方法
及び組立位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から加工された部品同士を組み合わ
せて組立体を形成する場合、両者の位置合わせを行う必
要がある。特に組み合わせた複数の部品によって一つの
高精度加工面を形成する場合やさらに他の部品と組み合
わせる場合には、組立時の位置決め精度は重要になる。
この位置決め精度が低下すると、滑らかな動作や気密を
維持するために精密加工を行ったにも関わらず動作不良
を起こしたり、組付け不良を起こしたりする。
【0003】組み立て時の位置決め精度が要求される組
立部品の一例として、例えば特開平9−303119号
公報に示されるような内燃機関の運転中に当該内燃機関
の気筒に設けられた吸気・排気バルブの開閉タイミング
を可変調整するベーン式バルブタイミング制御装置の中
間組立体(以下、単にVVTアッセンブリという)があ
る。図5、図6の概念図に示すように、前記VVTアッ
センブリ100は、一般に、クランクシャフトからの動
力が伝達されるスプロケット102と一体に連結された
ハウジング104と、このハウジング104内に当該ハ
ウジング104と同一回転中心を有して回転自在に収容
され、バルブを開閉駆動するカムの配設されるカムシャ
フト106の一端に一体に連結されたベーン体108
と、前記ハウジング104を挟んで前記スプロケット1
02の対向面に固定されるカバー110等によって構成
されている。前記ハウジング104には、複数の凹部1
04aが形成されている。一方、前記ベーン体108に
は複数のベーン108aが形成されており、これらのベ
ーン108aもベーン体108の回転軸を中心に放射状
に配置されている。そして、前記ベーン体108をハウ
ジング104内に組み付けるには、凹部104aにベー
ン108aを収容するように位置決めする。この時、ベ
ーン108aによって凹部104aを二つに区切り各ベ
ーン108aの両側に、油圧室A,Bを形成する。そし
て、形成された各油圧室A,Bに対する油圧制御(図5
は、油圧室Aに駆動油が注入されている状態)によりベ
ーン体108を回転駆動する。その結果、ベーン体10
8に接続されたカムシャフト106の回転位相をスプロ
ケット102に対して変化させて、バルブタイミングの
制御を行うことが可能になる。なお、このようなVVT
アッセンブリ100は、各油圧室A,Bに供給される駆
動油が隣接する油圧室間で漏れないようにシール部材1
12(図5の例では8個)が配置されている。このシー
ル部材112は、背面よりスプリングビーム114で付
勢されている。シール部材112を付勢することにより
ハウジング104とベーン体108とを接触状態で相対
運動させつつ駆動油の漏れを防止することができる。
【0004】前述したようなシールを行うために、前記
ハウジング104の内径を加工する場合、寸法精度の高
い精密加工が施される。図6に示すように、ベーン体1
08とスプロケット102とはカムシャフト106によ
って位置決めされるので、スプロケット102とハウジ
ング104の同軸度が悪く組み付けられた場合、ハウジ
ング104とベーン体108の軸心がずれることになり
前記シール部材112が機能しなくなり油漏れを起こし
性能を損ねる。そのためスプロケット102とハウジン
グ104とは同軸度はφ0.1以内に組み付ける必要が
ある。一般的には、組み付け精度を保証するために、ス
プロケット102やハウジング104の外形も内径と同
様に高精度に加工し外形基準で両者の組付けを行ってい
る。例えば、図6の符号Aで示す部分に加工を施す。例
えば、図7に示すようにスプロケット102の一部に精
密加工した位置決め部材102aを形成し、同様に精密
加工されたハウジング104の外形部分と結合させて両
者の同軸度を向上させた後、固定を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、VVTアッセ
ンブリ100の機能上要求される精度は、前記ハウジン
グ104において、ベーン体108と接触する内径部分
の加工精度のみである。同様に、スプロケット102に
おいてはカムシャフト106と接触する部分の加工精度
が要求される。つまり、これらの部品は、いわゆる内径
基準部品である。しかし、図7に示したように、スプロ
ケット102やハウジング104において、実際に動作
や性能に影響を与えない部分に位置決めのためだけに精
密加工を施すと加工コストが著しく増加してしまうとい
う問題がある。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、内径基準部品を用いた組み立てを行う場合に、位
置決め用の精密加工を行うことなく内径基準部品の組み
立て位置決めを行うことのできる内径基準部品の組み立
て方法及び組立位置決め装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明は、基準ベース板に立設された基準
軸により内径加工が高精度で行われた第一内径基準部品
の内面部分を支持する支持工程と、前記基準軸に係合し
当該基準軸を中心に開閉する複数の開閉アームの開動作
により前記第一内径基準部品上に積層された内径加工が
高精度で行われた第二内径基準部品の内面部分を均一に
付勢し当該第二内径基準部品の中心と前記基準軸の中心
とを一致させる中心合わせ工程と、中心合わせされた第
二内径基準部品の外面の少なくとも3カ所を均一の付勢
力で基準軸方向に付勢し第二内径基準部品の位置を維持
する外周付勢工程と、前記開閉アームを閉動作させ前記
第二内径基準部品から退避させた後、基準軸により位置
決めされた第一内径基準部品と外面の付勢により位置決
めされた第二内径基準部品とを結合固定する固定工程
と、を含むことを特徴とする。
【0008】上記のような目的を達成するために、本発
明は、内径加工が高精度で行われた第一内径基準部品の
内面部分を支持可能な基準軸を有する基準ベース板と、
前記基準軸に係合し当該基準軸を中心に開閉する複数の
アームであって、前記第一内径基準部品に積層された内
径加工が高精度で行われた第二内径基準部品の内径部分
に挿入され、開動作により前記第二内径基準部品の内面
部分を付勢し当該第二内径基準部品の中心と前記基準軸
の中心とを一致させる開閉アームと、前記第二内径基準
部品の外面の少なくとも3カ所を均一の付勢力で基準軸
方向に付勢し第二内径基準部品の位置を維持する付勢バ
ーと、を含むことを特徴とする。
【0009】ここで、内径基準部品とは、少なくとも部
品の内径加工が精密加工で行われ、外形部分の加工精度
は任意の部品であり、例えば、リング状の部品や中空部
品である。
【0010】この構成によれば、第一内径基準部品及び
第二内径基準部品は、いずれも精密加工が施された内面
が基準軸を基準に支持されることになり、外形部分の加
工精度に左右されることなく、部品の機能上必要とされ
る精密加工部分を用いて容易かつ正確に組立位置決めを
行うことができる。その結果、不必要な精密加工を行う
必要がなくなり部品のコスト低減を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。な
お、本実施形態においては、内径寸法の加工が精密に行
われた内径基準部品を用いた組立体の一例として、図
5、図6に示すベーン式バルブタイミング制御装置の中
間組立体(VVTアッセンブリ)100とほぼ同じ部品
を利用して説明を行う。
【0012】図1には、組立位置決め装置10の中心位
置合わせ機構の構成概念図が示されている。図1におい
ては、内径寸法の加工が精密に行われた第一内径基準部
品として示されるVVTアッセンブリ100(図6参
照)のスプロケット102の上に内径寸法の加工が精密
に行われた第二内径基準部品として示されるハウジング
104が積層され、相互の中心位置合わせが行われた状
態が示されている。ただし、本実施形態の組立位置決め
装置10を利用する場合、組立対象となるスプロケット
102には、図7に示す位置決め部材102a等の位置
決め用の加工は施されていない。同様に、ハウジング1
04の外周面には精密加工が施されておらず、例えば、
焼結したままの状態で、外形寸法は1mm程度のばらつ
きを有している。
【0013】組み立て対象であるスプロケット102や
ハウジング104(ベーン体108、シール部材11
2、スプリングビーム114は既に前工程でハウジング
104に組み付けられている)は、基準ベース板として
の組立用パレット12に搭載された状態で組立位置決め
装置10に投入される。前記組立用パレット12は平坦
なベース面に垂直に立設された基準軸14を有してい
る。この基準軸14は、前記スプロケット102におい
て精密加工された内面部分と係合し支持する基部14a
と、ハウジング104の位置決めのための後述するテー
パシャフトと係合する先端係合部14bとで構成されて
いる。この組立用パレット12は組立対象のVVTアッ
センブリ100を搭載して各工程間を移動する搬送手段
としての役割と、組立位置決め装置10に対する位置決
め基準としての役割を有している。
【0014】スプロケット102とハウジング104を
搭載した組立用パレット12は、コンベア等の搬送手段
によって組立位置決め装置10の直下位置に投入される
と、アクチュエータ16aによって昇降自在なリフタ1
6によって位置決め位置まで上昇する。この時、組立用
パレット12は、組立位置決め装置10の位置決めプレ
ート18に設けられた位置決め開口18aに係合するこ
とによって、組立位置決め装置10に対する位置決めが
行われる。なお、スプロケット102はカムシャフト1
06(図6参照)と係合する精密加工された内面部10
2aが組立用パレット12の基準軸14の基部14aに
装着された時点で組立用パレット12に対する位置決め
が行われている(支持工程)。
【0015】この時点で、上方よりハウジング位置決め
ツール20が組立用パレット12に対して降下してく
る。このハウジング位置決めツール20は、前記基準軸
14の先端係合部14bに係合可能なテーパシャフト2
2と当該テーパシャフト22によって開閉自在な複数の
開閉アーム24(図1では2本のみ図示)と、前記テー
パシャフト22を上下駆動するアクチュエータ(例えば
エアシリンダ26)と、開閉アーム24等を含む本体部
分を動作位置(図1の位置)と非動作位置との間で移動
させる移動ユニット28等から構成されている。
【0016】前記開閉アーム24はスプリング等の付勢
手段により中心方向に付勢された状態で、移動ユニット
28の駆動によって組立用パレット12に搭載されたス
プロケット102上に積層されたハウジング104の内
面部に挿入される。この時、開閉アーム24は、閉じた
状態で、図2に示すように、ハウジング104に収納配
置されたベーン体108が規定する油圧室Aまたは油圧
室Bに挿入される(図2では油圧室Aに4本の開閉アー
ム24が挿入され、その後、開閉アーム24が開いた状
態を示す)。また、この時、前記テーパシャフト22
は、組立用パレット12の基準軸14の先端係合部14
bに係合する。この時、ハウジング位置決めツール20
の基準軸14に対する位置決めが行われる。そして、開
閉アーム24が油圧室Aに挿入されたことがセンサ等に
より確認されると、エアシリンダ26が降下してテーパ
シャフト22を基準軸14に沿って押し下げる。図1に
示すように、開閉アーム24の内側の面は前記テーパシ
ャフト22のテーパ面22aと接触可能に配置されてい
るので、開閉アーム24はテーパシャフト22の降下と
共に、基準軸14を中心に開動作を行い、ハウジング1
04の精密加工された内面(凹部104a)を付勢し、
図2に示すように、ハウジング104全体を基準軸14
の中心位置に位置決めする(中心合わせ工程)。なお、
図2においては、開閉アーム24を4本示しているが、
3本以上で均一にハウジング104の内面部分を付勢で
きれば、開閉アーム24の本数は任意である。
【0017】前記ハウジング104は開閉アーム24の
開動作による位置決め状態が維持されたまま、図3に示
すように、3方向(120°間隔)から位置維持機構3
0(1基のみ全体像を図示し、他の2基は一部のみ図
示)によって外周面より付勢把持される。この位置維持
機構30は、例えば、ナチュラルクランプ機構等で構成
され、付勢手段(例えば、スプリング32)によりハウ
ジング104の中心方向に付勢力を有する付勢バー34
を含んでいる。また、前記付勢バー34は、当該付勢バ
ー34の付勢方向と直交する方向に摺動自在な楔36に
よって付勢位置を保持できるようになっている。つま
り、前記楔36も付勢手段(例えばスプリング38)に
よって、常時図中左方向に付勢されるようになってい
る。従って、付勢バー34はハウジング104の外周面
に当接した位置で楔36によって固定されることにな
る。なお、前記スプリング32,38による付勢力は付
勢バー34がハウジング104の形状を変形させない程
度に適宜選択される。
【0018】また、付勢バー34には、前記スプリング
32の付勢力に逆らって当該付勢バー34をハウジング
104から遠ざける方向に引き戻すアクチュエータ(例
えばエアシリンダ40)が配置されている。さらに、位
置維持機構30には、楔36の先端36aに当接し楔3
6を図中右方向に押し戻すアクチュエータ(例えばエア
シリンダ42)が配置されている。
【0019】このように構成される位置維持機構30
は、エアシリンダ42のシャフト42aが突出し先端3
6aを押し戻すことによって付勢バー34の固定が解放
され、続いてエアシリンダ40が引込み動作を行うこと
により付勢バー34によるハウジング104の位置決め
固定を解除可能となる。
【0020】上述したような位置維持機構30におい
て、エアシリンダ40を突出動作させ、付勢バー34を
フリーの状態にすることにより、付勢バー34の先端部
34aはスプリング32により所定付勢力でハウジング
104の外周面を付勢可能となる。なお、スプリング3
2,38の付勢力は必要に応じて適宜選択可能である
が、スプリング32の付勢力よりスプリング38の付勢
力を大きく設定することにより、ハウジング104の外
周面の付勢と位置固定を良好に行うことができる。そし
て、同様な構成の位置維持機構30によって少なくとも
3方向から付勢支持されることにより、開閉アーム24
の開動作による位置決めされたハウジング104の位置
が維持される(外周付勢工程)。図4には、開閉アーム
24及び位置維持機構30によって位置決め維持された
ハウジング104の状態図が示されている。
【0021】そして、各付勢バー34によるハウジング
104の付勢がセンサ等により確認されたらエアシリン
ダ26が後退し、開閉アーム24が閉動作を行う。そし
て、移動ユニット28の駆動により組立位置決め装置1
0をハウジング104から退避させる。
【0022】前述したように、位置維持機構30の付勢
バー34によって少なくとも3方向から付勢されたハウ
ジング104は前記基準軸14を中心に位置決めされた
状態を維持している。この状態で、図示しないインサー
トマシンにより供給されるカバー110(図6参照)を
ハウジング104の上面に供給し、固定手段(例えば、
ボルト116)等によりカバー110、ハウジング10
4、スプロケット102を一体的に締付固定する(固定
工程)。
【0023】このように、内径基準部品であるハウジン
グ104及びスプロケット102は機能上必要とされ精
密加工された内面部分のみを利用して位置決めすること
が可能になり、内径基準部品に機能上必要ない位置合わ
せ用の精密加工を行う必要が無くなり各部品の加工コス
トを低減することができる。
【0024】カバー110の装着固定によりハウジング
104及びスプロケット102の固定が終了したら、位
置維持機構30によるハウジング104の付勢を解除す
ると共に、リフタ16を降下させ、組立用パレット12
を組立位置決め装置10から排出し、コンベア等の搬送
手段に受け渡し次工程に組立用パレット12と共に組付
けが完了したVVTアッセンブリを移動させる。その
後、リフタ16は位置決め組付け前のスプロケット10
2やハウジング104が搭載された組立用パレット12
の供給を待ち、供給された後、前述と同じ位置決め固定
処理を行う。
【0025】なお、本実施形態においては、内径基準部
品としてVVTアッセンブリのハウジングやスプロケッ
トを例に取り位置決め手順を説明したが、内径寸法が精
密加工された部品であれば、他の部品に対して適用する
ことが可能であり、同様な効果を得ることができる。ま
た、本実施形態では、位置維持機構としてナチュラルク
ランプ機能を用いた例を示したが、内径基準部品の外周
面を均一な付勢力で付勢し内径基準部品の位置を維持で
きる構造であれば、他の機構を用いても本実施形態と同
様な効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、第一内径基準部品及び
第二内径基準部品は、いずれも精密加工が施された内面
が基準軸を基準に支持されることになり、外形部分の加
工精度に左右されることなく、部品の機能上必要とされ
る精密加工部分を用いて容易かつ正確に組立位置決めを
行うことができる。その結果、不必要な位置決め用の精
密加工を行う必要がなくなり部品のコスト低減を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る組立位置決め装置に
よる支持工程及び中心合わせ工程を実施する構造を説明
する説明図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る組立位置決め装置の
ハウジング位置決めツールの開閉アームによるハウジン
グの位置決め係合位置を説明する説明図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る組立位置決め装置の
位置維持機構によるハウジングの位置決め位置保持状態
を説明する説明図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る組立位置決め装置の
ハウジング位置決めツールと位置維持機構とがハウジン
グを位置決め固定している状態を説明する説明図であ
る。
【図5】 一般的なベーン式バルブタイミング制御装置
の中間組立体(VVTアッセンブリ)の概略構成を説明
する説明図である。
【図6】 図5のベーン式バルブタイミング制御装置の
断面図である。
【図7】 スプロケットとハウジングの位置決めを行う
ための位置決め部材の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 組立位置決め装置、12 組立用パレット(基準
ベース板)、14 基準軸、14a 基部、14b 先
端係合部、16 リフタ、18 位置決めプレート、2
0 ハウジング位置決めツール、22 テーパシャフ
ト、24 開閉アーム、26,40,42 エアシリン
ダ、28 移動ユニット、30 位置維持機構、32,
38 スプリング、34 付勢バー、36 楔、100
ベーン式バルブタイミング制御装置の中間組立体(V
VTアッセンブリ)、102 スプロケット、104
ハウジング、108 ベーン体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 信平 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3C028 AA03 AA09 3C030 AA15 AA19 BC04 BC26 3G016 AA06 AA19 BA38 CA13 DA06 DA22 FA39 GA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準ベース板に立設された基準軸により
    内径加工が高精度で行われた第一内径基準部品の内面部
    分を支持する支持工程と、 前記基準軸に係合し当該基準軸を中心に開閉する複数の
    開閉アームの開動作により前記第一内径基準部品上に積
    層された内径加工が高精度で行われた第二内径基準部品
    の内面部分を均一に付勢し当該第二内径基準部品の中心
    と前記基準軸の中心とを一致させる中心合わせ工程と、 中心合わせされた第二内径基準部品の外面の少なくとも
    3カ所を均一の付勢力で基準軸方向に付勢し第二内径基
    準部品の位置を維持する外周付勢工程と、 前記開閉アームを閉動作させ前記第二内径基準部品から
    退避させた後、基準軸により位置決めされた第一内径基
    準部品と外面の付勢により位置決めされた第二内径基準
    部品とを結合固定する固定工程と、 を含むことを特徴とする内径基準部品の組み立て方法。
  2. 【請求項2】 内径加工が高精度で行われた第一内径基
    準部品の内面部分を支持可能な基準軸を有する基準ベー
    ス板と、 前記基準軸に係合し当該基準軸を中心に開閉する複数の
    アームであって、前記第一内径基準部品に積層された内
    径加工が高精度で行われた第二内径基準部品の内径部分
    に挿入され、開動作により前記第二内径基準部品の内面
    部分を付勢し当該第二内径基準部品の中心と前記基準軸
    の中心とを一致させる開閉アームと、 前記第二内径基準部品の外面の少なくとも3カ所を均一
    の付勢力で基準軸方向に付勢し第二内径基準部品の位置
    を維持する付勢バーと、 を含むことを特徴とする組立位置決め装置。
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