JP2000308046A - データ生成方法およびデータ伝送装置 - Google Patents

データ生成方法およびデータ伝送装置

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JP2000308046A
JP2000308046A JP11020499A JP11020499A JP2000308046A JP 2000308046 A JP2000308046 A JP 2000308046A JP 11020499 A JP11020499 A JP 11020499A JP 11020499 A JP11020499 A JP 11020499A JP 2000308046 A JP2000308046 A JP 2000308046A
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video data
compressed video
area
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JP11020499A
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Hiroshi Nakano
宏 中野
Hiroshi Okawa
寛 大川
Ichiro Tanji
一郎 丹治
Hiroshi Higuchi
浩 樋口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンドコードの付加を簡単に行えるようにす
る。 【解決手段】外部メモリのフレーム単位で書き込まれる
固定長の格納領域に、予め無効データ(スタッフィング
データ)「0」を書き込んでおき、圧縮ビデオデータを
その先頭領域から書き込む(上書きする)。圧縮ビデオ
データはそのフレームの映像内容によって相違する可変
長のデータである。圧縮ビデオデータの書き込みが終了
すると、その残余の領域は上書きされていないので、デ
ータ「0」がそのまま残る。データを読み出すときには
ビデオデータ格納領域の先頭からその格納領域の全ての
データを読み出す。これによって可変長の圧縮ビデオデ
ータは固定長の圧縮ビデオデータとなる。全てのデータ
を読み出した後にエンドコードを付加する。読み出しワ
ード数はどのフレームでも一定であるから、読み出しワ
ード数の管理は簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮ビデオデータ
のデータ生成方法およびデータ伝送装置に関する。詳し
くは、圧縮された1フレーム分若しくは1フィールド分
の可変長ビデオデータに、無効データであるスタッフィ
ングデータを挿入して固定長のデータとすることで、可
変長ビデオデータの区切りを示す符号の挿入を簡単に行
えるようにしたものである。またそのような固定長の圧
縮ビデオデータを格納するメモリが設けられたデータ伝
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータを伝送する伝送フォー
マットとして、SMPTEで規格化されたSMPTE−
259M「10-bit 4:2:2 Compone
ntand 4fsc Composite Digit
al Signals −Serial Digita
l Interface」(以下「SDI(Serial Digi
tal Interface)フォーマット」という)のディジタル信
号シリアル伝送フォーマットが知られている。この伝送
規格は、ディジタルコンポーネントビデオ信号(D1信
号)やディジタルコンポジット信号(D2信号)などを
伝送するための規格である。
【0003】この伝送フォーマットでは周知のように、
オーディオデータやその他のデータをアンシラリーデー
タ領域に挿入して伝送できる規格となっているが、圧縮
されたビデオデータをアクティブビデオ領域に挿入して
伝送するようなフォーマットとはなっていない。これは
圧縮されたデータは、ラインによってその符号化量にば
らつきが発生するためである。
【0004】このような圧縮データでも伝送できるよう
に伝送フォーマットを規格化したのは、SMPTE−3
05M「Serial Data Transport
Interface」(以下「SDTIフォーマッ
ト」という)である。つまりこれはSDIフォーマット
のうちアクティブビデオエリアACVに相当するSDT
Iフォーマット上のペイロード(Payload)部に圧縮ビデ
オデータ、非圧縮オーディオデータなどのマルチデータ
を挿入して伝送できるようにしたものである。
【0005】このSDTIフォーマットを用いて圧縮さ
れたビデオデータ、非圧縮のオーディオデータなど(以
下実効データとも言う)を伝送する場合には、これら実
効データに所定の付加データを加えてSDTIフォーマ
ットのデータストリームを生成する必要がある。
【0006】図15はこのようなデータ伝送装置の概要
を示すブロック図であって、端子12には圧縮されたビ
デオデータ例えばMPEG(Moving Picture Experts G
roup)規格によって圧縮されたビデオデータDVCが供
給され、端子14には非圧縮のオーディオデータが供給
され、端子16にはこれら実効データ以外のデータが供
給されるものとする。
【0007】ビデオデータDVCはインタフェース22
を介してメモリマネージメント部30に供給され、所定
のデータ量となったとき外部メモリ例えばSDRAM4
0に供給される。同様にオーディオデータDAU、AU
XデータDSXもそれぞれメモリマネージメント部30
を介してSDRAMB840に供給されてメモリされ
る。
【0008】ここでビデオデータDVCは例えば27M
Hzや36MHzあるいは54MHzの伝送速度の8ビ
ットデータとして供給され、またサンプリング周波数が
48kHzで16ビットオーディオデータDAUが供給
される。
【0009】このように外部から供給されるデータの伝
送速度やサンプリング周波数がそれぞれ異なるので、イ
ンタフェース22、24、26では異なる周波数で入力
されたデータをSDRAM部40のクロック周波数のデ
ータに乗せ替える処理も行われる。
【0010】SDRAM部40には一定量のデータを単
位として書き込まれ、そして一定量のデータを単位とし
て読み出されてフォーマッタ50に供給される。このフ
ォーマッタ50では、上述した実効データにSDTIフ
ォーマット用の付加データを付け加える処理が行われ
る。
【0011】つまり可変長の映像データに「separ
ator」、「woad count」、「end c
ord」が付加される。またペイロード部の前には終了
同期符号EAV,アンシラリーデータANCおよび開始
同期符号SAVなどが付加される。SDTIフォーマッ
トのデータはパラレル・シリアル変換器60によってシ
リアルデータに変換されたのち270Mbps等の伝送
速度で伝送路(図示はしない)に送信される。
【0012】インタフェース22,24,26、メモリ
マネージメント部30、フォーマッタ50およびP/S
変換器60にはクロック発生器70からそれぞれ必要な
クロック周波数(27MHz/81MHz/108MH
z)が供給される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮ビデオ
データは可変長のデータであり、そのフレーム(若しく
はフィールド)によって圧縮データ量が相違する。その
ため、フレーム単位で圧縮データを区切るため、上述し
たように可変長圧縮ビデオデータの先頭には「Sepa
rator」が付加され、その末尾には「End Co
de」が付加される。この処理はメモリマネージメント
部30で行われる。
【0014】しかし、読み出された圧縮ビデオデータが
末尾のデータであるかどうかは、この圧縮ビデオデータ
が可変長データであるがために簡単には把握できない。
そのため、SDRAM部40に圧縮ビデオデータを供給
するとき、1フレーム分のワード数をカウントし、メモ
リされたそのワードカウント数を参照しながら読み出さ
れた圧縮ビデオデータの最後のワードを検出している。
最後のワードであると判断されたときエンドコードが付
加される。
【0015】このように従来ではエンドコードを付加す
る処理が意外と面倒であり、その分メモリマネージメン
ト部30に負担をかけていた。
【0016】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、可変長の圧縮ビデオデータを
固定長の圧縮ビデオデータとして取り扱うことによっ
て、エンドコードを簡単に付加できるようにしたデータ
伝送装置を提案するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための、 請求項1に記載したこの発明に係るデータ生
成方法では、1フレーム分若しくは1フィールド分の可
変長の圧縮ビデオデータに無効データを付加して、固定
長の圧縮データとして上で、この固定長の圧縮ビデオデ
ータに、1フレーム分若しくは1フィールド分の圧縮ビ
デオデータの区切りを示す符号を挿入するようにしたこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載したこの発明に係る
データ伝送装置では、映像フレーム1ラインの区間を、
終了同期符号が挿入される終了同期符号領域と、補助デ
ータが挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿
入される開始同期符号領域と、圧縮ビデオデータを含む
データが挿入されるペイロード領域とで構成されたシリ
アル・ディジタル・トランスファ・インタフェースの伝
送パケットを送信するデータ伝送装置であって、上記ペ
イロード部に挿入される圧縮ビデオデータは、1フレー
ム分若しくは1フィールド分の可変長圧縮ビデオデータ
に無効データを付加して固定長となされた圧縮ビデオデ
ータであることを特徴とする。
【0019】この発明では、外部メモリであるSDRA
M部にビデオデータ供給領域を設ける。この領域はフレ
ーム単位で書き込まれる格納領域であって、そのデータ
長(ワード数)は固定長である。そしてこの固定長のビ
デオデータ格納領域(データ供給領域)に予め無効デー
タ(スタッフィングデータ)「0」を書き込んでおき、
圧縮ビデオデータをその先頭領域から書き込む(上書き
する)。
【0020】圧縮ビデオデータはそのフレームの映像内
容によって相違する可変長のデータである。圧縮ビデオ
データの書き込みが終了すると、その残余の領域は上書
きされていないので、データ「0」がそのまま残る。
【0021】データを読み出すときにはビデオデータ格
納領域の先頭からその格納領域の全てのデータ(固定長
のワード数分)を読み出す。これによって可変長の圧縮
ビデオデータは固定長の圧縮ビデオデータとなる。全て
のデータを読み出した後にエンドコードを付加する。読
み出しワード数はどのフレームでも一定であるから、読
み出しワード数の管理は簡単である。これによって、メ
モリマネージメント部でのエンドコード付加のためのデ
ータ管理が軽減される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いては、映像や音声の素材等のデータをパッケージ化し
てそれぞれのコンテントアイテム(例えばピクチャアイ
テム(Picture Item)やオーディオアイテム(Audio Ite
m))を生成すると共に、各コンテントアイテムに関する
情報や各コンテントに関するメタデータ等をパッケージ
化して1つのコンテントアイテム(システムアイテム(S
ystem Item))を生成し、これらの各コンテントアイテ
ムをコンテントパッケージとする。さらに、このコンテ
ントパッケージから伝送パケットを生成して、シリアル
ディジタルトランファインターフェイスを用いて伝送す
るものである。
【0023】このシリアルディジタルトランスファーイ
ンタフェースとしては、例えばSMPTEで規格化され
たSMPTE−259M「10-bit 4:2:2
Component and 4fsc Composi
te Digital Signals −Seria
l Digital Interface」(以下「シ
リアルディジタルインタフェースSDI(Serial Digita
l Interface)フォーマット」という)のディジタル信号
シリアル伝送フォーマットや、パケット化したディジタ
ル信号を伝送する規格SMPTE−305M「Seri
al DataTransport Interfac
e」(以下「SDTIフォーマット」という)を利用し
て、上述のコンテントパッケージを伝送するものであ
る。
【0024】まず、SMPTE−259Mで規格化され
ているSDIフォーマットを映像フレームに配置した場
合、NTSC525方式のディジタルのビデオ信号は、
水平方向に1ライン当たり1716(4+268+4+
1440)ワード、垂直方向は525ラインで構成され
ている。また、PAL625方式のディジタルのビデオ
信号は、水平方向に1ライン当たり1728(4+28
0+4+1440)ワード、垂直方向は625ラインで
構成されている。ただし、10ビット/ワードである。
【0025】各ラインについて、第1ワードから第4ワ
ードまでの4ワードは、ビデオ信号の領域である144
0ワードのアクティブビデオ領域の終了を示し、アクテ
ィブビデオ領域と後述するアンシラリデータ領域とを分
離するための符号EAV(End of Active Video)を格
納する領域として用いられる。
【0026】また、各ラインについて、第5ワードから
第272ワードまでの268ワードは、アンシラリデー
タ領域として用いられ、ヘッダ情報等が格納される。第
273ワードから第276ワードまでの4ワードは、ア
クティブビデオ領域の開始を示し、アクティブビデオ領
域とアンシラリデータ領域とを分離するための符号SA
V(Start of Active Video)を格納する領域として用
いられ、第277ワード以降がアクティブビデオ領域と
されている。
【0027】SDTIフォーマットでは、上述のアクテ
ィブビデオ領域をペイロード領域として用いるものと
し、符号EAVおよびSAVがペイロード領域の終了お
よび開始を示すものとされる。
【0028】ここで、各アイテムのデータをコンテント
パッケージとしてSDTIフォーマットのペイロード領
域に挿入すると共に、SDIフォーマットの符号EAV
およびSAVを付加して図1に示すようなフォーマット
のデータとする。この図1に示すフォーマット(以下
「SDTI−CPフォーマット」という)のデータを伝
送するときには、SDIフォーマットやSDTIフォー
マットと同様に、P/S変換および伝送路符号化が行わ
れてシリアルデータとして伝送される。なお、図1にお
いて、括弧内の数字はPAL625方式のビデオ信号の
数値を示しており、括弧がない数字はNTSC525方
式のビデオ信号の数値を示している。以下、NTSC方
式についてのみ説明する。
【0029】図2は符号EAVおよびアンシラリデータ
領域に含まれるヘッダデータ(Header Data)の構成を
示している。
【0030】符号EAVは、3FFh,000h,000
h,XYZh(hは16進表示であることを示しており以
下の説明でも同様である)とされている。
【0031】「XYZh」は、ビットb9が「1」に設
定されると共に、ビットb0,b1が「0」に設定され
る。ビットb8はフィールドが第1あるいは第2フィー
ルドのいずれであるかを示すフラグであり、ビットb7
は垂直ブランキング期間を示すフラグである。またビッ
トb6は、4ワードのデータがEAVであるかSAVで
あるかを示すフラグである。このビットb6のフラグ
は、EAVのときに「1」とされると共にSAVのとき
に「0」となる。またビットb5〜b2は誤り検出訂正
を行うためのデータである。
【0032】次に、ヘッダデータの先頭には、ヘッダデ
ータ認識用のデータ「ADF(Ancillary data flag)」
として、固定パターン000h,3FFh,3FFhが配
されている。この固定パターンに続いて、「DID(Dat
a ID)」および「SDID(Secondary data ID)」が設け
られており、SDTI−CPフォーマットでは固定パタ
ーン140h,101hが配される。
【0033】「Data Count」は、「Line
Number-0」から「Header CRC1」
までのワード数を示すものであり、ワード数は46ワー
ド(22Eh)とされている。
【0034】「Line Number-0,Line
Number-1」は、映像フレームのライン番号を
示すものであり、NTSC525方式ではこの2ワード
によって1から525までのライン番号が示される。ま
た、PAL方式625方式では1から625までのライ
ン番号が示される。
【0035】「Line Number-0,Line
Number-1」に続いて、「Line Numb
er CRC0,Line Number CRC1」
が配されており、この「Line Number CR
C0,Line NumberCRC1」は、「DI
D」から「Line Number-1」までの5ワー
ドのデータに対するCRC(cyclic redundancy check
codes)であり、伝送エラーのチェックに用いられる。
【0036】「Code & AAI(Authorized addr
ess identifier)」では、SAVからEAVまでのペイ
ロード領域のワード長がどのような設定とされている
か、および送出側や受取側のアドレスがどのようなデー
タフォーマットとされているか等の情報が示される。
【0037】「Destination Addres
s」はデータ受取側(送出先)のアドレスであり、「S
ource Address」はデータ送出側(送出
元)のアドレスである。
【0038】「Source Address」に続く
「Block Type」は、ペイロード領域がどのよ
うな形式とされているか、例えば固定長か可変長かを示
すものであり、ペイロード領域が可変長の形式であると
きには圧縮データが挿入される。ここで、SDTI−C
Pフォーマットでは、例えば圧縮されたビデオデータ
(映像データ)を用いてコンテントアイテムを生成した
ときにピクチャ毎にデータ量が異なることから可変長ブ
ロック(Variable Block)が用いられる。このため、SD
TI−CPフォーマットでの「Block Type」
は固定データ1C1hとされる。
【0039】「CRC Flag」は、ペイロード領域
の最後の2ワードにCRCが置かれているか否かを示す
ものである。
【0040】また、「CRC Flag」に続く「Da
ta extension flag」は、ユーザーデ
ータパケットを拡張しているか否かを示している。
【0041】「Data extension fla
g」に続いて4ワードの「Reserved」領域が設
けられる。次の「Header CRC 0,Head
erCRC 1」は、「Code & AAI」から
「Reserved4」までのデータに対するCRC
(cyclic redundancy check codes)であり、伝送エラ
ーのチェックに用いられる。次の「Check Su
m」は、全ヘッダデータに対するCheck Sumコ
ードであり、伝送エラーのチェックに用いられる。
【0042】また、図1のペイロード領域では、ビデオ
やオーディオ等のアイテムのデータがSDTIフォーマ
ットの可変長ブロックの形式としてパッケージ化され
る。図3は可変長ブロックのフォーマットを示してい
る。「Separator」および「End Cod
e」は可変長ブロックの開始と終了を示すものであり、
「Separator」の値は「309h」、「End
Code」の値は「30Ah」に設定されている。
【0043】「Data Type」はパッケージ化さ
れているデータが、どのようなアイテムのデータである
かを示すものであり、「Data Type」の値は例
えばシステムアイテム(System Item)では「04h」、ピ
クチャアイテム(Picture Item)では「05h」、オーデ
ィオアイテム(Audio Item)では「06h」、他のデータ
であるAUXアイテム(Auxiliary Item)では「07h」
とされる。なお、上述したように1ワードは10ビット
であり、例えば「04h」に示すように8ビットである
ときには、8ビットがビットb7〜b0に相当する。ま
た、ビットb7〜b0の偶数パリティをビットb8とし
て付加すると共に、ビットb8の論理反転データをビッ
トb9として付加することにより10ビットのデータと
される。以下の説明における8ビットのデータも同様に
して10ビット化される。
【0044】「Word Count」では「Data
Block」のワード数を示しており、この「Dat
a Block」が各アイテムのデータである。ここ
で、各アイテムのデータは、ピクチャ単位例えばフレー
ム単位でパッケージ化されると共に、NTSC方式で
は、番組の切り替え位置が10ラインの位置に設定され
ていることから、NTSC方式では図1に示すように1
3ライン目からシステムアイテム、ピクチャアイテム、
オーディオアイテム、AUXアイテムの順に伝送され
る。
【0045】図4は、システムアイテムの構成を示して
いる。「System ItemType」と「Wor
d Count」は可変長ブロックの「Data Ty
pe」と「Word Count」に相当する。
【0046】1ワードの「System Item B
itmap」のビットb7は、例えばリードソロモン符
号等のような誤り検出訂正符号が加えられているか否か
を示すフラグであり、「1」とされているときには誤り
検出訂正符号が加えられていることを示している。ビッ
トb6は、SMPTE Labelの情報があるか否か
を示すフラグである。ここで「1」とされているときに
は、SMPTE Labelの情報がシステムアイテム
に含まれていることを示している。ビットb5およびb
4はReference Date/Time sta
mp、Current Date/Time stam
pがシステムアイテムにあるか否かを示すフラグであ
る。このReference Date/Time s
tampでは、例えばコンテントパッケージが最初に作
られた時間あるいは日付が示される。またCurren
t Date/Time stampでは、コンテント
パッケージのデータを最後に修正した時間あるいは日付
が示される。
【0047】ビットb3はピクチャアイテム、ビットb
2はオーディオアイテム、ビットb1はAUXアイテム
がシステムアイテムの後にあるか否かを示すフラグであ
り、「1」とされているときにはアイテムがシステムア
イテムの後に存在することが示される。
【0048】ビットb0は、コントロールエレメント(C
ontrol Element)があるか否かを示すフラグであり、
「1」とされているときにはコントロールエレメントが
存在することが示される。なお、図示せずもビットb
8,b9が上述したように付加されて10ビットのデー
タとして伝送される。
【0049】1ワードの「Content Packa
ge Rate」のビットb7〜b6は未定義領域(Res
erved)であり、ビットb5〜b1では、1倍速動作にお
ける1秒当たりのパッケージ数であるパッケージレート
(Package Rate)が示される。ビットb0は1.001フ
ラグであり、フラグが「1」に設定されているときに
は、例えば毎秒59.94(=60/1.001)フィ
ールドであることが示される。
【0050】1ワードの「Content Packa
ge Type」のビットb7〜b5は、ストリーム内
における、当該ピクチャ単位の位置を識別するための
「Stream States」フラグである。この3
ビットのフラグによって、以下の8種類の状態が示され
る。
【0051】0:このピクチャ単位が、プリロール(pr
e-roll)区間、編集区間、ポストロール(post-roll)
区間のいずれの区間にも属さない。 1:このピクチャ単位が、プリロール区間に含まれてい
るピクチャであり、この後に編集区間が続く。 2:このピクチャ単位が、編集区間の最初のピクチャ単
位である。 3:このピクチャ単位が、編集区間の中間に含まれてい
るピクチャ単位である。 4:このピクチャ単位が、編集区間の最後のピクチャ単
位である。 5:このピクチャ単位が、ポストロール区間に含まれて
いるピクチャ単位である。 6:このピクチャ単位が、編集区間の最初、かつ最後の
ピクチャ単位である(編集区間のピクチャ単位が1つだ
けの状態)。 7:未定義
【0052】ビットb4は未定義領域(Reserved)であ
り、ビットb3,b2の「Transfer Mod
e」では、伝送パケットの伝送モードが示される。ま
た、ビットb1,b0の「Timing Mode」で
伝送パケットを伝送する際の伝送タイミングモードが示
される。ここで、ビットb3,b2で示される値が
「0」のときには同期モード(Synchronous mode)、
「1」のときには等時性モード(Isochronous mode)、
「2」のときは非同期モード(Asynchronous mode)とさ
れる。また、ビットb1,b0で示される値が「0」の
ときには1フレーム分のコンテントパッケージの伝送
を、第1フィールドの所定のラインのタイミングで開始
するノーマルタイミングモード(Normal timing mode)、
「1」のときには第2フィールドの所定のラインのタイ
ミングで伝送を開始するアドバンスドタイミングモード
(Advanced timing mode)、「2」のときは第1および第
2フィールドのそれぞれの所定のラインのタイミングで
伝送を開始するデュアルタイミングモード(Dual timing
mode)とされる。
【0053】「Content Package Ty
pe」に続く2ワードの「Channel Handl
e」は、複数の番組のコンテントパッケージが多重化さ
れて伝送される場合に、各番組のコンテントパッケージ
を判別するためのものであり、ビットH15〜H0の値
を識別することで、多重化されているコンテントパッケ
ージをそれぞれ番組毎に分離することができる。
【0054】2ワードの「Continuity Co
unt」は、16ビットのモジュロカウンタである。こ
のカウンタは、ピクチャ単位毎にカウントアップされる
と共に、それぞれのストリームで独自にカウントされ
る。従って、ストリームスイッチャ等によってストリー
ムの切り替えがあるときには、このカウンタの値が不連
続となって、切り替え点(編集点)の検出が可能とな
る。なお、このカウンタは上述したように16ビットの
モジュロカウンタであり65536と非常に大きな値で
あることから、2つの切り替えられるストリームにおい
て、切り替え点でカウンタの値が偶然に一致する確率が
限りなく低く、切り替え点の検出のために、実用上充分
な精度を提供できる。
【0055】「Continuity Count」の
後には、上述したSMPTE LabelやRefer
ence Date/TimeおよびCurrent
Date/Timeを示す「SMPTE Univer
sal Label」、「Reference Dat
e/Time stamp」、「Current Da
te/Time stamp」領域が設けられる。
【0056】そのあとに、「Package Meta
data Set」や「Picture Metada
ta Set」「Audio Metadata Se
t」「Auxiliary Metadata Se
t」領域が設けられる。なお、「Picture Me
tadata Set」「Audio Metadat
a Set」「Auxiliary Metadata
Set」は、対応するアイテムが「System I
tem Bitmap」のフラグによってコンテントパ
ッケージに内に含まれることが示されたときに設けられ
る。
【0057】上述の「Time stamp」は17バ
イトが割り当てられており、最初の1バイトで「Tim
e stamp」であることが識別されると共に、残り
の16バイトがデータ領域として用いられる。ここで、
データ領域の最初の8バイトは、例えばSMPTE12
Mとして規格化されたタイムコード(Timecode)を示して
おり、後の8バイトは無効データである。
【0058】8バイトのタイムコードは図5に示すよう
に、「Frame」「Seconds」「Minute
s」「Hours」および4バイトの「Binary
Group Data」からなる。
【0059】「Frame」のビットb5,b4でフレ
ーム番号の十の位、ビットb3〜b0で一の位の値が示
される。同様に、「Seconds」「Minute
s」「Hours」の各ビットb6〜b0によって秒、
分、時が示される。
【0060】「Frame」のビットb7はカラーフレ
ームフラグ(Color Frame Flag)であり、第1のカラーフ
レームであるか第2のカラーフレームであるかが示され
る。ビットb6はドロップフレームフラグ(Drop Frame
Flag)であり、ピクチャアイテムに挿入された映像フレ
ームがドロップフレームであるか否かを示すフラグであ
る。「Seconds」のビットb7は例えばNTSC
方式の場合にはフィールド位相(Field Phase)、すなわ
ち第1フィールドであるか第2フィールドであるかが示
される。なおPAL方式のときには「Hours」のビ
ットb6でフィールド位相が示される。
【0061】「Minutes」のビットb7および
「Hours」のビットb7,b6のの3ビットB0〜
B3(PAL方式では、「Seconds」「Minu
tes」「Hours」の各ビットb7の3ビット)に
よって、「Binary Group Data」の各
BG1〜BG8にデータがあるか否かが示される。この
「Binary Group Data」では、例えば
グレゴリオ暦(GregorianCalender)やユリウス暦(Julian
Calender)での年月日を二桁で表示することができるよ
うになされている。
【0062】図6は「Metadata Set」の構
成を示しており、1ワードの「Metadata Co
unt」によってセット内の「Metadata Bl
ock」の数が示される。なお、「Metadata
Set」の値が00hのときには、「Metadata
Block」がないことが示されることから、「Me
tadata Set」は1ワードとなる。
【0063】ここで、「Metadata Bloc
k」が、番組タイトル等のコンテントパッケージの情報
を示す「Package Metadata Set」
の場合には、1ワードの「Metadata Typ
e」、2ワードの「Word Count」に続き、情
報領域である「Metadata」が設けられている。
この「Metadata」のワード数が「Word C
ount」のビットb15〜b0によって示される。
【0064】ビデオやオーディオあるいはAUXデータ
等のパッケージ化されているアイテムに関する情報を示
す「Picture Metadata Set」「A
udio Metadata Set」「Auxili
ary MetadataSet」では、更に1ワード
の「Element Type」と「Element
Number」が設けられており、後述するビデオやオ
ーディオ等のアイテムの「Element Data
Block」内の「Element Type」や「E
lement Number」とリンクするようになさ
れており、「Element Data Block」
毎に、メタデータを設定することができる。また、これ
らの「Metadata Set」の後には「Cont
rolElement」領域を設けることができる。次
に、ビデオやオーディオ等の各アイテムのブロックにつ
いて図7を用いて説明する。ビデオやオーディオ等の各
アイテムのブロック「Item Type」は、上述し
たようにアイテムの種類を示しており、ピクチャアイテ
ムでは「05h」、オーディオアイテムでは「06h」、
AUXデータアイテムでは「07h」とされる。「It
em Word Count」ではこのブロックの終わ
りまでのワード数(可変長ブロックの「Word Co
unt」に相当)を示している。「Item Word
Count」に続く「Item Header」で
は、「Element Data Block」の数が
示される。ここで、「Item Header」は8ビ
ットであることから「Element DataBlo
ck」の数は1〜255(0は無効)の範囲となる。こ
の「Item Header」に続く「Element
Data Block」がアイテムのデータ領域とさ
れる。
【0065】「Element Data Bloc
k」は、「Element Type」「Elemen
t Word Count」「Element Num
ber」「Element Data」で構成されてお
り、「Element Type」と「Element
Word Count」によって、「Element
Data」のデータの種類およびデータ量が示される。
また、「Element Number」によって何番
目の「Element Data Block」である
かが示される。
【0066】次に、「Element Data」の構
成について説明する。エレメントの一つであるMPEG
−2ピクチャエレメントは、いずれかのプロファイル若
しくはレベルのMPEG−2ビデオエレメンタリストリ
ーム(V−ES)である。プロファイルおよびレベル
は、デコーダーテンプレートドキュメントで定義され
る。図8は、SDTI−CPエレメントフレームにおけ
るMPEG−2 V−ESのフォーマット例である。こ
の例は、キー、つまりMPEG−2スタートコードを特
定する(SMPTEレコメンデッドプラクティスにした
がった)V−ESビットストリーム例である。MPEG
−2 V−ESビットストリームは、単純に図8に示さ
れたようにデータブロックにフォーマットされる。
【0067】次に、ピクチャアイテムに対するメタデー
タ、例えばMPEG−2ピクチャ画像編集メタデータに
ついて説明する。このメタデータは、編集およびエラー
メタデータと、圧縮符号化メタデータと、ソース符号化
メタデータとの組み合わせである。これらのメタデータ
は、主として上述したシステムアイテム、さらには補助
データアイテムに挿入することができる。
【0068】図9は、図4に示すシステムアイテムの
「Picture MetadataSet」領域に挿
入されるMPEG−2ピクチャ編集メタデータ内に設け
られる「Picture Editing Bitma
p」領域と、「Picture Coding」領域
と、「MPEG User Bitmap」領域を示し
ている。さらに、このMPEG−2ピクチャ編集メタデ
ータには、MPEG−2のプロファイルとレベルを示す
「Profile/Level」領域や、SMPTE1
86−1995で定義されたビデオインデックス情報を
設けることも考えられる。
【0069】1ワードの「Picture Editi
ng Bitmap」のビットb7およびb6は「Ed
it flag」であり、編集点情報を示すフラグであ
る。この2ビットのフラグによって、以下の4種類の状
態が示される。
【0070】00:編集なし 01:編集点が、このフラグが付いているピクチャ単位
の前にある(Pre-picture edit) 10:編集点が、このフラグが付いているピクチャ単位
の後にある(Post-picture edit) 11:ピクチャ単位が1つだけ挿入され、編集点がこの
フラグが付いているピクチャ単位の前と後にある(sing
le frame picture)
【0071】つまり、ピクチャアイテムに挿入された映
像データ(ピクチャ単位)が、編集点の前にあるか、編
集点の後にあるか、さらに2つの編集点に挟まれている
かを示すフラグを「Picture Metadata
Set」(図4参照)の「Picture Edit
ing Bitmap」領域に挿入する。
【0072】ビットb5およびb4は、「Error
flag」である。この「Error flag」は、
ピクチャが修正できないエラーを含んでいる状態にある
か、ピクチャがコンシールエラーを含んでいる状態にあ
るか、ピクチャがエラーを含んでいない状態にあるか、
さらには未知状態にあるかを示す。ビットb3は、「P
icture Coding」がこの「Picture
MetadataSet」領域にあるか否かを示すフ
ラグである。ここで、「1」とされているときは、「P
icture Coding」が含まれていることを示
している。
【0073】ビットb2は、「Profile/Lev
el」があるか否かを示すフラグである。ここで、
「1」とされているときは、当該「Metadata
Block」に「Profile/Level」が含ま
れている。この「Profile/Level」は、M
PEGのプロファイルやレベルを示すMP@MLやHP
@HL等を示す。
【0074】ビットb1は、「HV Size 」があ
るか否かを示すフラグである。ここで、「1」とされて
いるときは、当該「Metadata Block」に
「HV Size 」が含まれている。ビットb0は、
「MPEG User Bitmap」があるか否かを
示すフラグである。ここで、「1」とされているとき
は、当該「Metadata Block」に「MPE
G User Bitmap」が含まれている。
【0075】1ワードの「Picture Codin
g」のビットb7には「Closed GOP」が設け
られる。この「Closed GOP」は、MPEG圧
縮したときのGOP(Group Of Picture)がClose
d GOPか否かを示す。
【0076】ビットb6には、「Broken Lin
k」が設けられる。この「Broken Link」
は、デコーダ側の再生制御に使用されるフラグである。
すなわち、MPEGの各ピクチャは、Bピクチャ、Bピ
クチャ、Iピクチャ・・・のように並んでいるが、編集
点があって全く別のストリームをつなげたとき、例えば
切り替え後のストリームのBピクチャが切り替え前のス
トリームのPピクチャを参照してデコードされるという
おそれがある。このフラグをセットすることで、デコー
ダ側で上述したようなデコードがされないようにでき
る。
【0077】ビットb5〜b3には、「Picture
Coding Type」が設けられる。この「Pi
cture Coding Type」は、ピクチャが
Iピクチャであるか、Bピクチャであるか、Pピクチャ
であるかを示すフラグである。ビットb2〜b0は、未
定義領域(Reserved)である。
【0078】1ワードの「MPEG User Bit
map」のビットb7には、「History dat
a」が設けられている。この「History dat
a」は、前の世代の符号化に必要であった、例えば量子
化ステップ、マクロタイプ、動きベクトル等の符号化デ
ータが、例えば「Metadata Block」の
「Metadata」内に存在するユーザデータ領域
に、History dataとして挿入されているか
否かを示すフラグである。ビットb6には、「Anc
data」が設けられている。この「Anc dat
a」は、アンシラリ領域に挿入されたデータ(例えば、
MPEGの圧縮に必要なデータ等)を、上述のユーザデ
ータ領域に、Anc dataとして挿入されているか
否かを示すフラグである。
【0079】ビットb5には、「Video inde
x」が設けられている。この「Video inde
x」は、Video index領域内に、Video
index情報が挿入されているか否かを示すフラグ
である。このVideo index情報は15バイト
のVideo index領域内に挿入される。この場
合、5つのクラス(1.1、1.2、1.3、1.4お
よび1.5の各クラス)毎に挿入位置が決められてい
る。例えば、1.1クラスのVideo index情
報は最初の3バイトに挿入される。
【0080】ビットb4には、「Picture or
der」が設けられている。この「Picture o
rder」は、MPEGストリームの各ピクチャの順序
を入れ替えたか否かを示すフラグである。なお、MPE
Gストリームの各ピクチャの順序の入れ替えは、多重化
のときに必要となる。
【0081】ビットb3,b2には、「Timecod
e2」、「Timecode1」が設けられている。こ
の「Timecode2」、「Timecode1」
は、Timecode2,1の領域に、VITC(Vert
ical Interval Time Code)、LTC(Longitudinal Ti
me Code)が挿入されているか否かを示すフラグであ
る。ビットb1,b0には、「H−Phase」、「V
−Phase」が設けられている。この「H−Phas
e」、「V−Phase」は、エンコード時にどの水平
画素、垂直ラインからエンコードされているか、つまり
実際に使われる枠の情報がユーザデータ領域にあるか否
かを示すフラグである。
【0082】次に、オーディオアイテムについて説明す
る。オーディオアイテムの「Element Dat
a」は、図10に示すように「Element Dat
a」は「Element Header」「Audio
Sample Count」「Stream Val
id Flags」「Data Area」で構成され
る。
【0083】1ワードの「Element Heade
r」のビットb7は「FVUCPValid Fla
g」であり、AES(Audio Engineering Society)で規
格化されたAES−3のフォーマットにおいて定義され
ているFVUCPが、「Data Area」のAES
−3のフォーマットのオーディオデータ(音声データ)
で設定されているか否かが示される。ビットb6〜b3
は未定義領域(Reserved)であり、ビットb2〜b0で、
5フレームシーケンスのシーケンス番号(5−sequ
ence counter)が示される。
【0084】ここで、5フレームシーケンスについて説
明する。1フレームが525本の走査線で(30/1.
001)フレーム/秒のビデオ信号に同期すると共に、
サンプリング周波数が48kHzであるオーディオ信号
をビデオ信号の各フレームのブロック毎に分割すると、
1ビデオフレーム当たりのサンプル数は1601.6サ
ンプル/フレームとなり整数値とならない。このため、
5フレームで8008サンプルとなるように1601サ
ンプルのフレームを2フレーム設けると共に1602サ
ンプルのフレームを3フレーム設けるシーケンスが5フ
レームシーケンスと呼ばれている。
【0085】5フレームシーケンスは、図11Aに示す
基準フレーム信号に同期して、例えば図11Bに示すよ
うにシーケンス番号1,3,5のフレームが1602サ
ンプル、シーケンス番号2,4のフレームが1601サ
ンプルとされており、このシーケンス番号がビットb2
〜b0で示される。
【0086】2ワードの「Audio Sample
Count」は、図10に示すようにビットc15〜c
0を用いた0〜65535の範囲内の16ビットのカウ
ンタであり、各チャネルのサンプル数が示される。な
お、エレメント内では全てのチャネルが同じ値を有する
ものである。
【0087】1ワードの「Stream Valid
Flags」では、8チャネルの各ストリームが有効で
あるか否かが示される。ここで、チャネルに意味のある
オーディオデータが含まれている場合には、このチャネ
ルに対応するビットが「1」に設定されると共に、それ
以外では「0」に設定されて、ビットが「1」に設定さ
れたチャネルのオーディオデータのみが伝送される。
【0088】「Data Area」の「s2〜s0」
は8チャネルの各ストリームを識別のためのデータ領域
である。「F」はサブフレームの開始を示している。
「a23〜a0」は、オーディオデータであり、「P,
C,U,V」はチャネルステータスやユーザビット、V
alidityビット、パリティ等である。
【0089】次に、オーディオアイテムに対するメタデ
ータについて説明する。オーディオ編集メタデータ(Aud
io Editing Metadata)は、編集メタデータやエラーメタ
データおよびソースコーディングメタデータの組み合わ
せである。このオーディオ編集メタデータは、図12に
示すように1ワードの「Field/Frame fl
ags」、1ワードの「Audio Editing
Bitmap」、1ワードの「CS Valid Bi
tmap」、および「Channel Status
Data」で構成されている。
【0090】ここで、有効とされているオーディオのチ
ャネル数は、上述した図10の「Stream Val
id Flags」によって判別することができる。ま
た「Stream Valid Flags」のフラグ
が「1」に設定されている場合には、「Audio E
diting Bitmap」が有効となる。
【0091】「Audio Editing Bitm
ap」の「First editing flag」は
第1フィールド、「Second editing f
lag」は第2フィールドでの編集状況に関する情報が
示されて、編集点がこのフラグの付いているフィールド
の前あるいは後であるか等が示される。「Errorf
lag」では、修正できないようなエラーが発生してい
るか否か等が示される。
【0092】「CS Valid Bitmap」は、
n(n=6,14,18あるいは22)バイトの「Ch
annel Status Data」のヘッダであ
り、データブロック内で24のチャネルステータスワー
ドのどれが存在しているかが示される。ここで、「CS
Valid1」は、「Channel Status
Data」の0から5バイトまでにデータがあるか否か
を示すフラグである。「CS Valid2」〜「CS
Valid4」は、「Channel Status
Data」の6から13バイト、14から17バイ
ト、18から21バイトまでにデータがあるか否かを示
すフラグである。なお、「ChannelStatus
Data」は24バイト分とされており、最後から2
番目の22バイトのデータによっては0から21バイト
までにデータがあるか否かが示されると共に、最後の2
3バイトのデータが、0から22バイトまでのCRCと
される。また、「Filed/Frame flag
s」でフラグは、8チャネルのオーディオデータに対し
てフレーム単位あるいはフィールド単位のいすれでデー
タがパッキングされているかが示される。
【0093】汎用のデータフォーマット(General Data
Format)では、全てのフリーフォームデータタイプを搬
送するために使用される。しかし、このフリーフォーム
データタイプには、ITネイチャ(ワードプロセッシン
グやハイパーテキスト等)などの特別な補助エレメント
タイプは含まれない。
【0094】SDTI−CPフォーマットは以上のよう
なデータストリームで構成されているので、このSDT
I−CPフォーマットのデータストリームを送受信する
場合には、上述したデータ伝送装置10は図13に示す
ように構成することができる。
【0095】ここで、図15のインタフェース22,2
4,26は、図13において202,203,204に
対応し、メモリマネージメント部30は図13において
210に対応し、フォーマッタ50は図13においては
SDTIコア部222に対応する。さらにメモリ40は
図13のSDRAM部250に対応し、P/S変換部6
0は図13において信号変換部260に対応する。
【0096】このデータ伝送装置10は送受信共用構成
となされており、説明の便宜上データ送信側から説明す
る。
【0097】データ伝送装置10のCPUインタフェー
ス201には、CPU(Central Processing Unit)24
0が接続される。このCPUインタフェース201は複
数のレジスタを有しており、CPU240からのアドレ
ス信号SADによって複数のレジスタを順次指定すると
共に、データ信号SDTを供給して指定されたレジスタ
に「System Item Type」や「Syst
em Item Bitmap」のFEC Activ
e Flag、SMPTE LabelやRefDat
e/TimeやCurrent Date/Timeお
よびControlの有無を示すフラグ、「Conte
nt Package Rate」から「Curren
t Date/Time stamp」までのデータを
収納する。また、これらのレジスタは、後述するSDT
Iコア部222と接続される。
【0098】さらに、CPUインタフェース201に
は、メモリマネジメント部210のメモリ制御部211
と接続されたレジスタが設けられている。このレジスタ
は、後述するSDRAM部250に書き込むデータの格
納位置とされており、「Package MetaDa
ta Set」から「Control Elemen
t」までのデータをこの所定のレジスタに格納すると、
この格納されたデータがメモリ制御部211等を介して
SDRAM部250に順次書き込まれるようになされて
いる。
【0099】圧縮されたビデオデータDVCは、インタ
フェース202を介してメモリ制御部211に供給され
る。また、非圧縮の音声データDAUは、インタフェー
ス203を介してメモリ制御部211に供給される。ま
たその他のデータであるAUXデータDSXが供給され
たときには、インタフェース204を介してメモリ制御
部211に供給される。
【0100】ここで、インタフェース202,203,
204では、入力されたデータのワード数をフレーム単
位でカウントして、データだけでなくそれぞれのワード
カウント値VC,AC,XCもメモリ制御部211に供
給する。またインタフェース202,203,204で
はクロック乗せ替え処理を行い、外部からそれぞれ異な
る周波数で入力されたデータを後述するSDRAM部2
50のクロック周波数のデータに乗せ替える。
【0101】例えば27MHzや36MHzあるいは5
4MHzの伝送速度の8ビットビデオデータDVCやサ
ンプリング周波数が48kHzで16ビットオーディオ
データDAUがメモリ80に書き込まれて、SDRAM
部250のクロック信号の周波数である81MHzある
いは108MHzで読み出されてクロックの乗せ替えが
行われる。
【0102】さらに、インタフェース203ではシリア
ル−パラレル変換を行いシリアルのオーディオデータを
SDRAM部250のバス幅に応じたビット数のパラレ
ルデータに変換してメモリ制御部211に供給する。な
お、インタフェース202,204でも入力されたデー
タをSDRAM部250のバス幅に応じたビット数に変
換してメモリ制御部211に供給する。同様に、上述の
CPUインタフェース201でも、SDRAM部250
に書き込むデータの1フレーム分のワード数をカウント
してワードカウント値MCをメモリ制御部211に供給
すると共に、クロック乗せ替え処理やバス幅に応じたビ
ット数への変換処理を行う。
【0103】メモリ制御部211には、SDRAM部2
50に書き込むデータを蓄えたり、SDRAM部250
から読み出されたデータを一時蓄えるためのメモリ部
(第1の内部メモリ)212が接続される。
【0104】ここで、SDRAM部250が例えば32
ビット16ワードでバースト転送を行うことにより、最
大の転送効率でデータの書き込みや読み出しを行うこと
ができる場合、メモリ部212はシステムアイテムとピ
クチャアイテムとオーディオアイテムとAUXアイテム
のそれぞれに対して、32ビット16ワードで2バンク
のメモリ容量を持つように構成する。
【0105】このようにメモリ部212を構成すること
で、バンク切り替えを行いながらデータ伝送を行うこと
により、各アイテムのデータを32ビット16ワードで
バースト転送することができる。
【0106】メモリ制御部211では、SDRAM部2
50とのデータ転送に合わせて構成されたメモリ部21
2の入力ポートが1系統であるときには、インタフェー
ス201〜204を介して供給されたシステムアイテム
のデータDSY、ビデオデータDVCやオーディオデー
タDAUおよびAUXデータDSXの書き込みの調停を
行い、各データを順次メモリ部212に記憶させる。そ
の後、メモリ部212にバースト転送分のデータが蓄え
られたときには、このデータをSDRAM部250に書
き込むための書き込み要求信号WQを生成してアービタ
ー部213に供給する。さらに、インタフェース20
1,202,203,204から供給されたワードカウ
ント値MC,VC,AC,XCをフレーム毎にワードカ
ウントテーブル部214に格納させる。
【0107】アービター部213ではメモリ制御部21
1からの書き込み要求信号WQに基づくSDRAM部2
50に対する書き込みみ要求や、後述するメモリ制御部
215からの読み出し要求信号RQに基づくSDRAM
部250に対する読み出し要求の調停を行う。ここで、
要求を受け付けたことを示す信号AKA,AKBをメモ
リ制御部211,215に供給することにより、メモリ
部212からSDRAM部250へのデータ転送と、S
DRAM部250からメモリ部(第2の内部メモリ)2
16に対してのデータの転送が異なるタイミングで行わ
れる。
【0108】また、ワードカウントテーブル部214に
格納されているワードカウント値に基づいて、アービタ
ー部213ではSDRAM部250に対するデータの書
き込みや読み出しを行うための制御信号を生成してSD
RAMコントロール部220に供給することにより、各
アイテムのデータをSDRAM部250に対して正しく
書き込むことができると共に、書き込まれているデータ
を正しく読み出すことができる。
【0109】SDRAMコントロール部220では、ア
ービター部213からの制御信号に基づきバースト転送
によってSDRAM部250に対してのデータの書き込
みや読み出しを行うと共に、SDRAM部250のリフ
レッシュ動作等の処理を行う。
【0110】SDRAMコントロール部220ではさら
に、1フレーム分の圧縮ビデオデータの終わりのアドレ
スがメモリされる。このアドレスによってそれ以降に続
くデータが無効データ「0」であることを判別できる。
【0111】また、アービター部213には、SDRA
M部250からバースト転送で読み出されたデータを一
時蓄えるためのメモリ部216が接続されている。この
メモリ部216は、メモリ部212と同様にSDRAM
部250との間で最大の転送効率でデータの書き込みや
読み出しを行うことができるように構成する。
【0112】このメモリ部216でのデータの書き込み
や読み出しはメモリ制御部215によって制御されて、
SDRAM部250のクロック周波数でデータが書き込
まれると共に、書き込まれたデータをシリアルデータに
変換して送信周波数(例えば270Mbps)で出力で
きるように読み出されてSDTIコア部222に供給さ
れる。
【0113】メモリ制御部215では、メモリ部216
に蓄えられたデータ量を判別し、データ量が少なくなれ
ばSDRAM部250からデータを読み出すための読み
出し要求信号RQをアービタ部213に供給する。ま
た、メモリ部216にデータがある場合には、このメモ
リ部216のデータをSDTIコア部222で読み出さ
せるための要求信号RQを生成してSDTIコア部22
2に供給する。
【0114】SDTIコア部222では、メモリ部21
6から32ビット1ワード単位で読み出された8ビット
の各アイテムのデータを10ビット化する。また、CP
Uインタフェース201のレジスタに蓄えられている情
報を用いてシステムアイテムを生成したり、圧縮ビデオ
データやオーディオデータ等にコンテント・パッケージ
特有のアイテム情報等を付加してピクチャアイテムやオ
ーディオアイテム等を生成する。この各アイテムの生成
では、誤り検出用のCRCや誤り検出訂正用のFECを
付加することも行う。
【0115】さらに、SDTIコア部222では、「S
eparator」、「End Code」等の固定値
を発生して付加すると共に、EAVやSAVおよびヘッ
ダデータを付加する。このようにして生成されたデータ
を、信号変換部230によってシリアルデータに変換し
て出力することにより、シリアルディジタルデータの伝
送が行われる。
【0116】さて、この発明では上述したエンドコード
を付加するため、次のような処理を行う。まず、図14
に示すように外部メモリであるSDRAM部250の一
部にビデオデータ格納領域(ピクチャーアイテム領域)
を設ける。このビデオデータ格納領域はフレーム単位
(若しくはフィールド単位)で書き込まれる領域であっ
て、複数フレーム分(4〜8フレーム分)の格納領域が
用意されている。図14では4フレーム分のビデオデー
タ格納領域(FL1〜FL4)が設けられている。それ
ぞれのビデオデータ格納領域のデータ長(ワード数)は
固定長で、しかも同一のデータ長である。
【0117】そしてこのビデオデータ格納領域FL1〜
FL4の全てに予め無効データ(スタッフィングデー
タ)「0」を書き込んでおき、1フレーム分の圧縮ビデ
オデータをヘッダを含めた状態でその先頭領域から対応
する格納領域FL1〜FL4に書き込む(上書きす
る)。
【0118】圧縮ビデオデータはそのフレームの映像内
容によって相違する可変長のデータである。圧縮ビデオ
データの書き込みが終了すると、その残余のビデオデー
タ格納領域は上書きされていないので、データ「0」が
そのまま残る。この残ったデータ「0」がスタッフィン
グデータである。
【0119】スタッフィングデータ量はフレーム(FL
1〜FL4)によって相違するが、図14のようにスタ
ッフィングデータはビデオデータ格納領域の最後の領域
まで完全に残ることになる。図14において、「×」は
実効データである圧縮ビデオデータを示す。
【0120】SDRAM部250から圧縮ビデオデータ
を読み出すときにはビデオデータ格納領域の先頭からそ
の格納領域の全てのデータを読み出す。つまり予め定め
られたワード数分(スタッフィングデータを含む)だけ
読み出す。この読み出しによって可変長の圧縮ビデオデ
ータは固定長の圧縮ビデオデータとなる。全てのデータ
(スタッフィングデータを含む)を読み出し、ワードカ
ウント部214からの1フレーム分のワード数となった
とき、この最後のデータにSDTIコア部222で生成
されたエンドコードを付加する。読み出しワード数はど
のフレームでも一定であるから、読み出しワード数の管
理は簡単であり、これによってメモリマネージメント部
210でのエンドコード付加のためのデータ管理が軽減
される。
【0121】図13に示すデータ伝送装置10を受信側
で用いる場合には、上述の送信側の場合とは逆の処理を
行う。すなわち、上述したように信号変換部260によ
ってシリアル信号を10ビットのパラレル信号に変換し
てSDTIコア部222に供給する。SDTIコア部2
22では、CRCを用いて誤り検出を行いあるいはFE
Cによって誤り検出訂正を行う。さらに、コンテントパ
ッケージの各アイテムのデータを分離してメモリ部21
6に書き込む。
【0122】このとき「0」データが連続して所定ワー
ド数以上、例えば4ワード以上連続して検出されたとき
は、そのアイテムデータはスタッフィングデータと判断
する。したがって、スタッフィングデータはメモリ部2
16には書き込まれない。この処理で、伝送されてきた
固定長の圧縮ビデオデータは、その実効データである可
変長の圧縮ビデオデータそのものがメモリ部216に書
き込まれることになる。またコンテントパッケージに含
まれているワードカウント値を取り出してワードカウン
タテーブル部214に格納する。
【0123】このメモリ部216はメモリ制御部215
によって制御されると共に、メモリ制御部215ではメ
モリ部216に書き込まれたデータ量を判別する。ここ
で、SDRAM部250へのバースト転送分のデータが
メモリ部216に蓄えられたときには、メモリ部216
に蓄えられたデータをSDRAM部250に書き込むた
めの書き込み要求信号WQをメモリ制御部215からア
ービター部213に供給する。
【0124】アービター部213では、メモリ制御部2
15からの書き込み要求やメモリ制御部211からの読
み出し要求の調停を図ると共に、ワードカウンタテーブ
ル部214に格納されているワード数の情報を用いて、
各アイテムの1フレーム分のビデオデータやオーディオ
データ等をメモリ部216を介してSDRAM部250
に書き込む。またSDRAM部250から読み出したデ
ータをメモリ部212に供給する。
【0125】メモリ部212に書き込まれたデータは、
メモリ制御部211によって順次読み出されて、データ
と対応するインタフェース部201〜204に供給され
る。各インタフェース部201〜204では、送信時と
は逆の処理によってクロック乗せ替えを行いSDRAM
部250のクロック周波数に基づくデータを、データ記
録再生装置10に応じたクロック周波数のデータとして
出力する。
【0126】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、可変
長の圧縮ビデオデータを固定長の圧縮ビデオデータとし
て取り扱った上でエンドコードを付加するようにしたも
のである。そのため、圧縮ビデオデータにスタッフィン
グデータを付加して固定長の圧縮ビデオデータとする。
【0127】こうすれば、どのフレームでもスタッフィ
ングデータが付加された圧縮ビデオデータのデータ長は
常に一定になるから、エンドコードを付加するときの圧
縮ビデオデータの管理が非常に簡単になるという特徴を
有する。
【0128】したがって、この発明は局内でのデータ伝
送システムなどように、可変長データと、その区切りを
示す符号を取り扱うようなSDTI−CPフォーマット
の伝送パケットを伝送する場合に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できるSDTI−CPフォーマ
ットのマッピング例を示す構成図である。
【図2】EAVおよびヘッダデータのフォーマットを示
す構成図である。
【図3】可変長ブロックのフォーマットを示す構成図で
ある。
【図4】システムアイテムの構成図である。
【図5】タイムコードの構成図である。
【図6】メタデータセットの構成図である。
【図7】システムアイテムを除くアイテムの構成図であ
る。
【図8】SDTI−CPエレメントフレームの構成図で
ある。
【図9】MPEG−2ピクチャ編集メタデータの構成図
である。
【図10】オーディオアイテムのエレメントデータブロ
ックの構成図である。
【図11】5フレームシーケンスを示すタイミングチャ
ートである。
【図12】オーディオ編集メタデータの構成図である。
【図13】この発明に係るデータ伝送装置の一実施形態
を示す要部の系統図である。
【図14】SDRAM部のデータ格納領域を示す図であ
る。
【図15】従来のデータ伝送装置の概要を示す系統図で
ある。
【符号の説明】
10・・・データ伝送装置、22,24,26,20
2,203,204・・インタフェース、30,210
・・・メモリマネージメント部、40,250・・・S
DRAM、50,222・・・フォーマッタ(SDTI
コア部)、60,260・・・信号変換部、70・・・
クロック発生器、213・・・アービター部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹治 一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 樋口 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK00 KK36 MC38 ME01 ME13 RB02 RB14 RC00 RC02 RC09 RC16 RC24 RF02 RF05 UA36 UA38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレーム分若しくは1フィールド分の
    可変長の圧縮ビデオデータに無効データを付加して、固
    定長の圧縮データとして上で、この固定長の圧縮ビデオ
    データに、1フレーム分若しくは1フィールド分の圧縮
    ビデオデータの区切りを示す符号を挿入するようにした
    ことを特徴とする固定長圧縮ビデオデータのデータ生成
    方法。
  2. 【請求項2】 メモリに固定長のデータ格納領域を複数
    設け、 それぞれのデータ格納領域に予め無効データを書き込ん
    でおき、1フレーム若しくは1フィールド単位の圧縮ビ
    デオデータを上記データ格納領域の先頭部分より上書き
    し、 上記無効データを含めてそのデータ格納領域の全てのデ
    ータを読み出すことによって、固定長の圧縮ビデオデー
    タを生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の固定長圧縮ビデオデータのデータ生成方法。
  3. 【請求項3】 上記無効データは、論理「0」のデータ
    であることを特徴とする請求項1記載の固定長圧縮ビデ
    オデータのデータ生成方法。
  4. 【請求項4】 映像フレーム1ラインの区間を、終了同
    期符号が挿入される終了同期符号領域と、補助データが
    挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿入され
    る開始同期符号領域と、圧縮ビデオデータを含むデータ
    が挿入されるペイロード領域とで構成されたシリアル・
    ディジタル・トランスファ・インタフェースの伝送パケ
    ットを伝送するデータ伝送装置であって、 上記ペイロード部に挿入される圧縮ビデオデータは、1
    フレーム分若しくは1フィールド分の可変長圧縮ビデオ
    データに無効データを付加して固定長となされた圧縮ビ
    デオデータであることを特徴とするデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 1フレーム分若しくは1フィールド分の
    可変長圧縮ビデオデータに無効データを付加して固定長
    となされた圧縮ビデオデータを格納するメモリが設けら
    れたことを特徴とする請求項4記載のデータ伝送装置。
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