JP2000308023A - データ伝送方法およびデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法およびデータ伝送装置

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JP2000308023A
JP2000308023A JP11110206A JP11020699A JP2000308023A JP 2000308023 A JP2000308023 A JP 2000308023A JP 11110206 A JP11110206 A JP 11110206A JP 11020699 A JP11020699 A JP 11020699A JP 2000308023 A JP2000308023 A JP 2000308023A
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Hiroshi Higuchi
浩 樋口
Yoshiaki Wakizaka
吉明 脇阪
Hiroshi Okawa
寛 大川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテントパッケージのデータ伝送を効率よく
行う。 【解決手段】映像および/または音声のアイテムのデー
タを含む各アイテムのデータをパッケージ化してシリア
ルディジタルトランスファーインタフェースの伝送パケ
ットとして伝送するデータ伝送方法において、映像や音
声のデータDVC,DAU等をSDRAM部250に一
時記憶してからシリアルデータCPSとして送信し、あ
るいはデータCPSを受信して得た前記各アイテムのデ
ータをSDRAM部250に一時記憶してから出力す
る。SDRAM部250とのデータ転送をバースト転送
で行うと共に、SDRAM部250をバースト転送のデ
ータ量単位で複数のブロック領域に分割する。各アイテ
ムのデータをブロック領域毎に記憶すると共にデータを
記憶させる際には、各アイテム毎に、次のデータを記憶
するブロック領域の位置を示す位置情報を付加して順次
記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ伝送方法お
よびデータ伝送装置に関する。詳しくは、映像および/
または音声のアイテムのデータを含む各アイテムのデー
タをシリアルディジタルトランスファーインタフェース
の伝送パケットを用いて伝送する際に、各アイテムのデ
ータを例えばSDRAM部に一時記憶してから送信し、
あるいは受信して得た各アイテムのデータをSDRAM
部に一時記憶してから出力するものとし、バースト転送
でSDRAMとのデータ転送を行うと共に、SDRAM
のメモリ領域をバースト転送のデータ量単位で複数のブ
ロックに分割するものとし、各アイテムのデータをブロ
ック領域に記憶する際には、各アイテム毎に、次のデー
タを記憶するブロック領域の位置を示す位置情報を付加
して記憶するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、SMPTE(Society of Motion
Picture and Television Engineers:米国映画テレビ技
術協会)やEBU(European Broadcasting Union:欧
州放送連合)において、放送局間における番組交換の検
討が為されており、その成果として「EBU/SMPTE Task F
orce for Harmonized Standards for the Exchange ofP
rogramme Material as Bitstreams」が発表されてい
る。
【0003】この発表では、番組の本質的なデータ例え
ばビデオやオーディオの素材をエッセンス(Essence)と
し、エッセンスの内容例えば番組のタイトルやビデオ方
式(NTSCあるいはPAL)およびオーディオサンプ
リング周波数等の情報をメタデータ(Metadata)とする。
【0004】次に、エッセンスとメタデータからコンテ
ントエレメント(Content Element)を構成して、さらに
複数のコンテントエレメントを用いて映像や音声のコン
テントアイテム(Content ltem)を生成する。例えば、画
像索引集として有用なビデオクリップがこれに相当す
る。また、複数のコンテントアイテムやコンテントエレ
メントからコンテントパッケージ(Content Package)を
構成する。このコンテントパッケージが1つの番組に相
当し、コンテントパッケージの集合をラッパー(Wrappe
r)とする。このラッパーを伝送する手段や蓄積する手段
を放送局間で標準化することにより番組交換を容易とす
る提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の発表
では、番組交換の概念が記述されているだけで、どのよ
うな方法で番組の伝送を行うかについては具体的に定め
られていない。このため、番組を上述したようにコンテ
ントパッケージとして実際に伝送することはできなかっ
た。
【0006】そこで、この発明ではコンテントパッケー
ジを構成して番組の伝送を行う際に、効率よく伝送を行
うことができるデータ伝送方法およびデータ伝送装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ伝
送方法は、映像フレームの各1ラインの区間を、終了同
期符号が挿入される開始同期符号領域と、補助データが
挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿入され
る開始同期符号領域と、映像および/または音声のアイ
テムのデータを含む各アイテムのデータが挿入されるペ
イロード領域と、で構成されるシリアルディジタルトラ
ンスファーインタフェースの伝送パケットを伝送するデ
ータ伝送方法であって、各アイテムのデータを第1のメ
モリ手段に一時記憶してから送信し、あるいは伝送パケ
ットを受信して得た各アイテムのデータを第1のメモリ
手段に一時記憶してから出力するものとし、所定のデー
タ量単位で第1のメモリ手段とのデータ転送を行うと共
に、第1のメモリ手段を所定のデータ量単位で複数のブ
ロック領域に分割するものとし、各アイテムのデータを
ブロック領域に記憶する際には、各アイテム毎に、次の
データを記憶するブロック領域の位置を示す位置情報を
付加して順次記憶するものである。
【0008】また、この発明に係るデータ伝送装置は、
映像フレームの各1ラインの区間を、終了同期符号が挿
入される開始同期符号領域と、補助データが挿入される
補助データ領域と、開始同期符号が挿入される開始同期
符号領域と、映像および/または音声のアイテムのデー
タを含む各アイテムのデータが挿入されるペイロード領
域と、で構成されるシリアルディジタルトランスファー
インタフェースの伝送パケットを伝送するデータ伝送装
置であって、送信する各アイテムのデータ、あるいは伝
送パケットを受信して得た各アイテムのデータを一時記
憶する第1のメモリ手段と、第1のメモリ手段に対し
て、所定のデータ量単位で各アイテムのデータの書き込
みや読み出しを行うメモリ制御手段とを有し、メモリ制
御手段では、第1のメモリ手段を所定のデータ量単位で
複数のブロック領域に分割し、各アイテムのデータをブ
ロック領域に記憶する際には、各アイテム毎に、次のデ
ータを記憶するブロック領域の位置を示す情報を付加し
て順次記憶させるものである。
【0009】この発明においては、映像および/または
音声のアイテムのデータを含む各アイテムのデータを例
えばパッケージ化して、シリアルディジタルトランスフ
ァーインタフェースの伝送パケットとして伝送する際
に、各アイテムのデータがSDRAM部に一時記憶され
てから伝送速度に応じて読み出されて送信される。ま
た、受信して得た各アイテムのデータがSDRAM部に
一時記憶されてから読み出されて、伝送速度とは異なる
速度で出力される。このSDRAM部のデータ転送はバ
ースト転送で行われると共にSDRAM部のメモリ領域
はバースト転送のデータ量単位で複数のブロックに分割
される。各アイテムのデータをSDRAM部に記憶する
際には、各アイテム毎に、次のデータを記憶するブロッ
ク領域の位置を示す位置情報が、各アイテムのデータに
付加されてSDRAM部のブロック領域に記憶される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いては、映像や音声の素材等のデータをパッケージ化し
てそれぞれのコンテントアイテム(例えばピクチャアイ
テム(Picture Item)やオーディオアイテム(Audio Ite
m))を生成すると共に、各コンテントアイテムに関する
情報や各コンテントに関するメタデータ等をパッケージ
化して1つのコンテントアイテム(システムアイテム(S
ystem Item))を生成し、これらの各コンテントアイテ
ムをコンテントパッケージとする。さらに、このコンテ
ントパッケージから伝送パケットを生成して、シリアル
ディジタルトランスファーインタフェースを用いて伝送
するものである。
【0011】このシリアルディジタルトランスファーイ
ンタフェースとしては、例えばSMPTEで規格化され
たSMPTE−259M「10-bit 4:2:2
Component and 4fsc Composi
te Digital Signals −Seria
l Digital Interface」(以下「シ
リアルディジタルインタフェースSDI(Serial Digita
l Interface)フォーマット」という)のディジタル信号
シリアル伝送フォーマットや、パケット化したディジタ
ル信号を伝送する規格SMPTE−305M「Seri
al DataTransport Interfac
e」(以下「SDTIフォーマット」という)を利用し
て、上述のコンテントパッケージを伝送するものであ
る。
【0012】まず、SMPTE−259Mで規格化され
ているSDIフォーマットを映像フレームに配置した場
合、NTSC525方式のディジタルのビデオ信号は、
水平方向に1ライン当たり1716(4+268+4+
1440)ワード、垂直方向は525ラインで構成され
ている。また、PAL625方式のディジタルのビデオ
信号は、水平方向に1ライン当たり1728(4+28
0+4+1440)ワード、垂直方向は625ラインで
構成されている。ただし、10ビット/ワードである。
【0013】各ラインについて、第1ワードから第4ワ
ードまでの4ワードは、ビデオ信号の領域である144
0ワードのアクティブビデオ領域の終了を示し、アクテ
ィブビデオ領域と後述するアンシラリデータ領域とを分
離するための符号EAV(End of Active Video)を格
納する領域として用いられる。
【0014】また、各ラインについて、第5ワードから
第272ワードまでの268ワードは、アンシラリデー
タ領域として用いられ、ヘッダ情報等が格納される。第
273ワードから第276ワードまでの4ワードは、ア
クティブビデオ領域の開始を示し、アクティブビデオ領
域とアンシラリデータ領域とを分離するための符号SA
V(Start of Active Video)を格納する領域として用
いられ、第277ワード以降がアクティブビデオ領域と
されている。
【0015】SDTIフォーマットでは、上述のアクテ
ィブビデオ領域をペイロード領域として用いるものと
し、符号EAVおよびSAVがペイロード領域の終了お
よび開始を示すものとされる。
【0016】ここで、各アイテムのデータをコンテント
パッケージとしてSDTIフォーマットのペイロード領
域に挿入すると共に、SDIフォーマットの符号EAV
およびSAVを付加して図1に示すようなフォーマット
のデータとする。この図1に示すフォーマット(以下
「SDTI−CPフォーマット」という)のデータを伝
送するときには、SDIフォーマットやSDTIフォー
マットと同様に、P/S変換および伝送路符号化が行わ
れてシリアルデータとして伝送される。なお、図1にお
いて、括弧内の数字はPAL625方式のビデオ信号の
数値を示しており、括弧がない数字はNTSC525方
式のビデオ信号の数値を示している。以下、NTSC方
式についてのみ説明する。
【0017】図2は符号EAVおよびアンシラリデータ
領域に含まれるヘッダデータ(Header Data)の構成を
示している。
【0018】符号EAVは、3FFh,000h,000
h,XYZh(hは16進表示であることを示しており以
下の説明でも同様である)とされている。
【0019】「XYZh」は、ビットb9が「1」に設
定されると共に、ビットb0,b1が「0」に設定され
る。ビットb8はフィールドが第1あるいは第2フィー
ルドのいずれであるかを示すフラグであり、ビットb7
は垂直ブランキング期間を示すフラグである。またビッ
トb6は、4ワードのデータがEAVであるかSAVで
あるかを示すフラグである。このビットb6のフラグ
は、EAVのときに「1」とされると共にSAVのとき
に「0」となる。またビットb5〜b2は誤り検出訂正
を行うためのデータである。
【0020】次に、ヘッダデータの先頭には、ヘッダデ
ータ認識用のデータ「ADF(Ancillary data flag)」
として、固定パターン000h,3FFh,3FFhが配
されている。この固定パターンに続いて、アンシラリデ
ータ領域の属性を示す「DID(Data ID)」および「S
DID(Secondary data ID)」が設けられており、属性
がユーザーアプリケーションであることを示す固定パタ
ーン140h,101hが配されている。
【0021】「Data Count」は、「Line
Number-0」から「Header CRC1」
までのワード数を示すものであり、ワード数は46ワー
ド(22Eh)とされている。
【0022】「Line Number-0,Line
Number-1」は、映像フレームのライン番号を
示すものであり、NTSC525方式ではこの2ワード
によって1から525までのライン番号が示される。ま
た、PAL方式625方式では1から625までのライ
ン番号が示される。
【0023】「Line Number-0,Line
Number-1」に続いて、「Line Numb
er CRC0,Line Number CRC1」
が配されており、この「Line Number CR
C0,Line NumberCRC1」は、「DI
D」から「Line Number-1」までの5ワー
ドのデータに対するCRC(cyclic redundancy check
codes)であり、伝送エラーのチェックに用いられる。
【0024】「Code & AAI(Authorized addr
ess identifier)」では、SAVからEAVまでのペイ
ロード領域のワード長がどのような設定とされている
か、および送出側や受取側のアドレスがどのようなデー
タフォーマットとされているか等の情報が示される。
【0025】「Destination Addres
s」はデータ受取側(送出先)のアドレスであり、「S
ource Address」はデータ送出側(送出
元)のアドレスである。
【0026】「Source Address」に続く
「Block Type」は、ペイロード領域がどのよ
うな形式とされているか、例えば固定長か可変長かを示
すものであり、ペイロード領域が可変長の形式であると
きには圧縮データが挿入される。ここで、SDTI−C
Pフォーマットでは、例えば圧縮されたビデオデータ
(映像データ)を用いてコンテントアイテムを生成した
ときにピクチャ毎にデータ量が異なることから可変長ブ
ロック(Variable Block)が用いられる。このため、SD
TI−CPフォーマットでの「Block Type」
は固定データ1C1hとされる。
【0027】「CRC Flag」は、ペイロード領域
の最後の2ワードにCRCが置かれているか否かを示す
ものである。
【0028】また、「CRC Flag」に続く「Da
ta extension flag」は、ユーザーデ
ータパケットを拡張しているか否かを示している。
【0029】「Data extension fla
g」に続いて4ワードの「Reserved」領域が設
けられる。次の「Header CRC 0,Head
erCRC 1」は、「Code & AAI」から
「Reserved4」までのデータに対するCRC
(cyclic redundancy check codes)であり、伝送エラ
ーのチェックに用いられる。次の「Check Su
m」は、全ヘッダデータに対するCheck Sumコ
ードであり、伝送エラーのチェックに用いられる。
【0030】また、図1のペイロード領域では、ビデオ
やオーディオ等のアイテムのデータがSDTIフォーマ
ットの可変長ブロックの形式としてパッケージ化され
る。図3は可変長ブロックのフォーマットを示してい
る。「Separator」および「End Cod
e」は可変長ブロックの開始と終了を示すものであり、
「Separator」の値は「309h」、「End
Code」の値は「30Ah」に設定されている。
【0031】「Data Type」はパッケージ化さ
れているデータが、どのようなアイテムのデータである
かを示すものであり、「Data Type」の値は例
えばシステムアイテム(System Item)では「04h」、ピ
クチャアイテム(Picture Item)では「05h」、オーデ
ィオアイテム(Audio Item)では「06h」、他のデータ
であるAUXアイテム(Auxiliary Item)では「07h」
とされる。なお、上述したように1ワードは10ビット
であり、例えば「04h」に示すように8ビットである
ときには、8ビットがビットb7〜b0に相当する。ま
た、ビットb7〜b0の偶数パリティをビットb8とし
て付加すると共に、ビットb8の論理反転データをビッ
トb9として付加することにより10ビットのデータと
される。以下の説明における8ビットのデータも同様に
して10ビット化される。
【0032】「Word Count」では「Data
Block」のワード数を示しており、この「Dat
a Block」が各アイテムのデータである。ここ
で、各アイテムのデータは、ピクチャ単位例えばフレー
ム単位でパッケージ化されると共に、NTSC方式で
は、番組の切り替え位置が10ラインの位置に設定され
ていることから、NTSC方式では図1に示すように1
3ライン目からシステムアイテム、ピクチャアイテム、
オーディオアイテム、AUXアイテムの順に伝送され
る。
【0033】図4は、システムアイテムの構成を示して
いる。「System ItemType」と「Wor
d Count」は可変長ブロックの「Data Ty
pe」と「Word Count」に相当する。
【0034】1ワードの「System Item B
itmap」のビットb7は、例えばリードソロモン符
号等のような誤り検出訂正符号が加えられているか否か
を示すフラグであり、「1」とされているときには誤り
検出訂正符号が加えられていることを示している。ビッ
トb6は、SMPTE Labelの情報があるか否か
を示すフラグである。ここで「1」とされているときに
は、SMPTE Labelの情報がシステムアイテム
に含まれていることを示している。ビットb5およびb
4はReference Date/Time sta
mp、Current Date/Time stam
pがシステムアイテムにあるか否かを示すフラグであ
る。このReference Date/Time s
tampでは、例えばコンテントパッケージが最初に作
られた時間あるいは日付が示される。またCurren
t Date/Time stampでは、コンテント
パッケージのデータを最後に修正した時間あるいは日付
が示される。
【0035】ビットb3はピクチャアイテム、ビットb
2はオーディオアイテム、ビットb1はAUXアイテム
がシステムアイテムの後にあるか否かを示すフラグであ
り、「1」とされているときにはアイテムがシステムア
イテムの後に存在することが示される。
【0036】ビットb0は、コントロールエレメント(C
ontrol Element)があるか否かを示すフラグであり、
「1」とされているときにはコントロールエレメントが
存在することが示される。なお、図示せずもビットb
8,b9が上述したように付加されて10ビットのデー
タとして伝送される。
【0037】1ワードの「Content Packa
ge Rate」のビットb7〜b6は未定義領域(Res
erved)であり、ビットb5〜b1では、1倍速動作にお
ける1秒当たりのパッケージ数であるパッケージレート
(Package Rate)が示される。ビットb0は1.001フ
ラグであり、フラグが「1」に設定されているときに
は、パッケージレートが(1/1.001)倍であるこ
とが示される。
【0038】1ワードの「Content Packa
ge Type」のビットb7〜b5は、ストリーム内
における、当該ピクチャ単位の位置を識別するための
「Stream States」フラグである。この3
ビットのフラグによって、以下の8種類の状態が示され
る。
【0039】0:このピクチャ単位が、プリロール(pr
e-roll)区間、編集区間、ポストロール(post-roll)
区間のいずれの区間にも属さない。 1:このピクチャ単位が、プリロール区間に含まれてい
るピクチャであり、この後に編集区間が続く。 2:このピクチャ単位が、編集区間の最初のピクチャ単
位である。 3:このピクチャ単位が、編集区間の中間に含まれてい
るピクチャ単位である。 4:このピクチャ単位が、編集区間の最後のピクチャ単
位である。 5:このピクチャ単位が、ポストロール区間に含まれて
いるピクチャ単位である。 6:このピクチャ単位が、編集区間の最初、かつ最後の
ピクチャ単位である(編集区間のピクチャ単位が1つだ
けの状態)。 7:未定義
【0040】ビットb4は未定義領域(Reserved)であ
り、ビットb3,b2の「Transfer Mod
e」では、伝送パケットの伝送モードが示される。ま
た、ビットb1,b0の「Timing Mode」で
伝送パケットを伝送する際の伝送タイミングモードが示
される。ここで、ビットb3,b2で示される値が
「0」のときには同期モード(Synchronous mode)、
「1」のときには等時性モード(Isochronous mode)、
「2」のときは非同期モード(Asynchronous mode)とさ
れる。また、ビットb1,b0で示される値が「0」の
ときには1フレーム分のコンテントパッケージの伝送
を、第1フィールドの所定のラインのタイミングで開始
するノーマルタイミングモード(Normal timing mode)、
「1」のときには第2フィールドの所定のラインのタイ
ミングで伝送を開始するアドバンスドタイミングモード
(Advanced timing mode)、「2」のときは第1および第
2フィールドのそれぞれの所定のラインのタイミングで
伝送を開始するデュアルタイミングモード(Dual timing
mode)とされる。
【0041】「Content Package Ty
pe」に続く2ワードの「Channel Handl
e」は、複数の番組のコンテントパッケージが多重化さ
れて伝送される場合に、各番組のコンテントパッケージ
を判別するためのものであり、ビットH15〜H0の値
を識別することで、多重化されているコンテントパッケ
ージをそれぞれ番組毎に分離することができる。
【0042】2ワードの「Continuity Co
unt」は、16ビットのモジュロカウンタである。こ
のカウンタは、ピクチャ単位毎にカウントアップされる
と共に、それぞれのストリームで独自にカウントされ
る。従って、ストリームスイッチャ等によってストリー
ムの切り替えがあるときには、このカウンタの値が不連
続となって、切り替え点(編集点)の検出が可能とな
る。なお、このカウンタは上述したように16ビットの
モジュロカウンタであり65536と非常に大きな値で
あることから、2つの切り替えられるストリームにおい
て、切り替え点でカウンタの値が偶然に一致する確率が
限りなく低く、切り替え点の検出のために、実用上充分
な精度を提供できる。
【0043】「Continuity Count」の
後には、上述したSMPTE LabelやRefer
ence Date/TimeおよびCurrent
Date/Timeを示す「SMPTE Univer
sal Label」、「Reference Dat
e/Time stamp」、「Current Da
te/Time stamp」領域が設けられる。
【0044】そのあとに、「Package Meta
data Set」や「Picture Metada
ta Set」「Audio Metadata Se
t」「Auxiliary Metadata Se
t」領域が設けられる。なお、「Picture Me
tadata Set」「Audio Metadat
a Set」「Auxiliary Metadata
Set」は、対応するアイテムが「System I
tem Bitmap」のフラグによってコンテントパ
ッケージに内に含まれることが示されたときに設けられ
る。
【0045】上述の「Time stamp」は17バ
イトが割り当てられており、最初の1バイトで「Tim
e stamp」であることが識別されると共に、残り
の16バイトがデータ領域として用いられる。ここで、
データ領域の最初の8バイトは、例えばSMPTE12
Mとして規格化されたタイムコード(Time code)を示し
ており、後の8バイトは無効データである。
【0046】8バイトのタイムコードは図5に示すよう
に、「Frame」「Seconds」「Minute
s」「Hours」および4バイトの「Binary
Group Data」からなる。
【0047】「Frame」のビットb5,b4でフレ
ーム番号の十の位、ビットb3〜b0で一の位の値が示
される。同様に、「Seconds」「Minute
s」「Hours」の各ビットb6〜b0によって秒、
分、時が示される。
【0048】「Frame」のビットb7はカラーフレ
ームフラグ(Color Frame Flag)であり、第1のカラーフ
レームであるか第2のカラーフレームであるかが示され
る。ビットb6はドロップフレームフラグ(Drop Frame
Flag)であり、ピクチャアイテムに挿入された映像フレ
ームがドロップフレームであるか否かを示すフラグであ
る。「Seconds」のビットb7は例えばNTSC
方式の場合にはフィールド位相(Field Phase)、すなわ
ち第1フィールドであるか第2フィールドであるかが示
される。なおPAL方式のときには「Hours」のビ
ットb6でフィールド位相が示される。
【0049】「Minutes」のビットb7および
「Hours」のビットb7,b6のの3ビットB0〜
B3(PAL方式では、「Seconds」「Minu
tes」「Hours」の各ビットb7の3ビット)に
よって、「Binary Group Data」の各
BG1〜BG8にデータがあるか否かが示される。この
「Binary Group Data」では、例えば
グレゴリオ暦(GregorianCalender)やユリウス暦(Julian
Calender)での年月日を二桁で表示することができるよ
うになされている。
【0050】図6は「Metadata Set」の構
成を示しており、1ワードの「Metadata Co
unt」によってセット内の「Metadata Bl
ock」の数が示される。なお、「Metadata
Set」の値が00hのときには、「Metadata
Block」がないことが示されることから、「Me
tadata Set」は1ワードとなる。
【0051】ここで、「Metadata Bloc
k」が、番組タイトル等のコンテントパッケージの情報
を示す「Package Metadata Set」
の場合には、1ワードの「Metadata Typ
e」、2ワードの「Word Count」に続き、情
報領域である「Metadata」が設けられている。
この「Metadata」のワード数が「Word C
ount」のビットb15〜b0によって示される。
【0052】ビデオやオーディオあるいはAUXデータ
等のパッケージ化されているアイテムに関する情報を示
す「Picture Metadata Set」「A
udio Metadata Set」「Auxili
ary MetadataSet」では、更に1ワード
の「Element Type」と「Element
Number」が設けられており、後述するビデオやオ
ーディオ等のアイテムの「Element Data
Block」内の「Element Type」や「E
lement Number」とリンクするようになさ
れており、「Element Data Block」
毎に、メタデータを設定することができる。また、これ
らの「Metadata Set」の後には「Cont
rolElement」領域を設けることができる。
【0053】次に、ビデオやオーディオ等の各アイテム
のブロックについて図7を用いて説明する。ビデオやオ
ーディオ等の各アイテムのブロック「Item Typ
e」は、上述したようにアイテムの種類を示しており、
ピクチャアイテムでは「05h」、オーディオアイテム
では「06h」、AUXデータアイテムでは「07h」と
される。「Item Word Count」ではこの
ブロックの終わりまでのワード数(可変長ブロックの
「Word Count」に相当)を示している。「I
tem Word Count」に続く「Item H
eader」では、「Element Data Bl
ock」の数が示される。ここで、「Item Hea
der」は8ビットであることから「Element
DataBlock」の数は1〜255(0は無効)の
範囲となる。この「Item Header」に続く
「Element Data Block」がアイテム
のデータ領域とされる。
【0054】「Element Data Bloc
k」は、「Element Type」「Elemen
t Word Count」「Element Num
ber」「Element Data」で構成されてお
り、「Element Type」と「Element
Word Count」によって、「Element
Data」のデータの種類およびデータ量が示される。
また、「Element Number」によって何番
目の「Element Data Block」である
かが示される。
【0055】次に、「Element Data」の構
成について説明する。エレメントの一つであるMPEG
−2ピクチャエレメントは、いずれかのプロファイル若
しくはレベルのMPEG−2ビデオエレメンタリストリ
ーム(V−ES)である。プロファイルおよびレベル
は、デコーダーテンプレートドキュメントで定義され
る。図8は、SDTI−CPエレメントフレームにおけ
るMPEG−2 V−ESのフォーマット例である。こ
の例は、キー、つまりMPEG−2スタートコードを特
定する(SMPTEレコメンデッドプラクティスにした
がった)V−ESビットストリーム例である。MPEG
−2 V−ESビットストリームは、単純に図8に示さ
れたようにデータブロックにフォーマットされる。
【0056】次に、ピクチャアイテムに対するメタデー
タ、例えばMPEG−2ピクチャ画像編集メタデータに
ついて説明する。このメタデータは、編集およびエラー
メタデータと、圧縮符号化メタデータと、ソース符号化
メタデータとの組み合わせである。これらのメタデータ
は、主として上述したシステムアイテム、さらには補助
データアイテムに挿入することができる。
【0057】図9は、図4に示すシステムアイテムの
「Picture MetadataSet」領域に挿
入されるMPEG−2ピクチャ編集メタデータ内に設け
られる「Picture Editing Bitma
p」領域と、「Picture Coding」領域
と、「MPEG User Bitmap」領域を示し
ている。さらに、このMPEG−2ピクチャ編集メタデ
ータには、MPEG−2のプロファイルとレベルを示す
「Profile/Level」領域や、SMPTE1
86−1995で定義されたビデオインデックス情報を
設けることも考えられる。
【0058】1ワードの「Picture Editi
ng Bitmap」のビットb7およびb6は「Ed
it flag」であり、編集点情報を示すフラグであ
る。この2ビットのフラグによって、以下の4種類の状
態が示される。
【0059】00:編集なし 01:編集点が、このフラグが付いているピクチャ単位
の前にある(Pre-picture edit) 10:編集点が、このフラグが付いているピクチャ単位
の後にある(Post-picture edit) 11:ピクチャ単位が1つだけ挿入され、編集点がこの
フラグが付いているピクチャ単位の前と後にある(sing
le frame picture)
【0060】つまり、ピクチャアイテムに挿入された映
像データ(ピクチャ単位)が、編集点の前にあるか、編
集点の後にあるか、さらに2つの編集点に挟まれている
かを示すフラグを「Picture Metadata
Set」(図4参照)の「Picture Edit
ing Bitmap」領域に挿入する。
【0061】ビットb5およびb4は、「Error
flag」である。この「Error flag」は、
ピクチャが修正できないエラーを含んでいる状態にある
か、ピクチャがコンシールエラーを含んでいる状態にあ
るか、ピクチャがエラーを含んでいない状態にあるか、
さらには未知状態にあるかを示す。ビットb3は、「P
icture Coding」がこの「Picture
MetadataSet」領域にあるか否かを示すフ
ラグである。ここで、「1」とされているときは、「P
icture Coding」が含まれていることを示
している。
【0062】ビットb2は、「Profile/Lev
el」があるか否かを示すフラグである。ここで、
「1」とされているときは、当該「Metadata
Block」に「Profile/Level」が含ま
れている。この「Profile/Level」は、M
PEGのプロファイルやレベルを示すMP@MLやHP
@HL等を示す。
【0063】ビットb1は、「HV Size 」があ
るか否かを示すフラグである。ここで、「1」とされて
いるときは、当該「Metadata Block」に
「HV Size 」が含まれている。ビットb0は、
「MPEG User Bitmap」があるか否かを
示すフラグである。ここで、「1」とされているとき
は、当該「Metadata Block」に「MPE
G User Bitmap」が含まれている。
【0064】1ワードの「Picture Codin
g」のビットb7には「Closed GOP」が設け
られる。この「Closed GOP」は、MPEG圧
縮したときのGOP(Group Of Picture)がClose
d GOPか否かを示す。
【0065】ビットb6には、「Broken Lin
k」が設けられる。この「Broken Link」
は、デコーダ側の再生制御に使用されるフラグである。
すなわち、MPEGの各ピクチャは、Bピクチャ、Bピ
クチャ、Iピクチャ・・・のように並んでいるが、編集
点があって全く別のストリームをつなげたとき、例えば
切り替え後のストリームのBピクチャが切り替え前のス
トリームのPピクチャを参照してデコードされるという
おそれがある。このフラグをセットすることで、デコー
ダ側で上述したようなデコードがされないようにでき
る。
【0066】ビットb5〜b3には、「Picture
Coding Type」が設けられる。この「Pi
cture Coding Type」は、ピクチャが
Iピクチャであるか、Bピクチャであるか、Pピクチャ
であるかを示すフラグである。ビットb2〜b0は、未
定義領域(Reserved)である。
【0067】1ワードの「MPEG User Bit
map」のビットb7には、「History dat
a」が設けられている。この「History dat
a」は、前の世代の符号化に必要であった、例えば量子
化ステップ、マクロタイプ、動きベクトル等の符号化デ
ータが、例えば「Metadata Block」の
「Metadata」内に存在するユーザデータ領域
に、History dataとして挿入されているか
否かを示すフラグである。ビットb6には、「Anc
data」が設けられている。この「Anc dat
a」は、アンシラリ領域に挿入されたデータ(例えば、
MPEGの圧縮に必要なデータ等)を、上述のユーザデ
ータ領域に、Anc dataとして挿入されているか
否かを示すフラグである。
【0068】ビットb5には、「Video inde
x」が設けられている。この「Video inde
x」は、Video index領域内に、Video
index情報が挿入されているか否かを示すフラグ
である。このVideo index情報は15バイト
のVideo index領域内に挿入される。この場
合、5つのクラス(1.1、1.2、1.3、1.4お
よび1.5の各クラス)毎に挿入位置が決められてい
る。例えば、1.1クラスのVideo index情
報は最初の3バイトに挿入される。
【0069】ビットb4には、「Picture or
der」が設けられている。この「Picture o
rder」は、MPEGストリームの各ピクチャの順序
を入れ替えたか否かを示すフラグである。なお、MPE
Gストリームの各ピクチャの順序の入れ替えは、多重化
のときに必要となる。
【0070】ビットb3,b2には、「Timecod
e2」、「Timecode1」が設けられている。こ
の「Timecode2」、「Timecode1」
は、Timecode2,1の領域に、VITC(Vert
ical Interval Time Code)、LTC(Longitudinal Ti
me Code)が挿入されているか否かを示すフラグであ
る。ビットb1,b0には、「H−Phase」、「V
−Phase」が設けられている。この「H−Phas
e」、「V−Phase」は、エンコード時にどの水平
画素、垂直ラインからエンコードされているか、つまり
実際に使われる枠の情報がユーザデータ領域にあるか否
かを示すフラグである。
【0071】次に、オーディオアイテムについて説明す
る。オーディオアイテムの「Element Dat
a」は、図10に示すように「Element Dat
a」は「Element Header」「Audio
Sample Count」「Stream Val
id Flags」「Data Area」で構成され
る。
【0072】1ワードの「Element Heade
r」のビットb7は「FVUCPValid Fla
g」であり、AES(Audio Engineering Society)で規
格化されたAES−3のフォーマットにおいて定義され
ているFVUCPが、「Data Area」のAES
−3のフォーマットのオーディオデータ(音声データ)
で設定されているか否かが示される。ビットb6〜b3
は未定義領域(Reserved)であり、ビットb2〜b0で、
5フレームシーケンスのシーケンス番号(5−sequ
ence counter)が示される。
【0073】ここで、5フレームシーケンスについて説
明する。1フレームが525本の走査線で(30/1.
001)フレーム/秒のビデオ信号に同期すると共に、
サンプリング周波数が48kHzであるオーディオ信号
をビデオ信号の各フレームのブロック毎に分割すると、
1ビデオフレーム当たりのサンプル数は1601.6サ
ンプル/フレームとなり整数値とならない。このため、
5フレームで8008サンプルとなるように1601サ
ンプルのフレームを2フレーム設けると共に1602サ
ンプルのフレームを3フレーム設けるシーケンスが5フ
レームシーケンスと呼ばれている。
【0074】5フレームシーケンスは、図11Aに示す
基準フレーム信号に同期して、例えば図11Bに示すよ
うにシーケンス番号1,3,5のフレームが1602サ
ンプル、シーケンス番号2,4のフレームが1601サ
ンプルとされており、このシーケンス番号がビットb2
〜b0で示される。
【0075】2ワードの「Audio Sample
Count」は、図10に示すようにビットc15〜c
0を用いた0〜65535の範囲内の16ビットのカウ
ンタであり、各チャネルのサンプル数が示される。な
お、エレメント内では全てのチャネルが同じ値を有する
ものである。
【0076】1ワードの「Stream Valid
Flags」では、8チャネルの各ストリームが有効で
あるか否かが示される。ここで、チャネルに意味のある
オーディオデータが含まれている場合には、このチャネ
ルに対応するビットが「1」に設定されると共に、それ
以外では「0」に設定されて、ビットが「1」に設定さ
れたチャネルのオーディオデータのみが伝送される。
【0077】「Data Area」の「s2〜s0」
は8チャネルの各ストリームを識別のためのデータ領域
である。「F」はサブフレームの開始を示している。
「a23〜a0」は、オーディオデータであり、「P,
C,U,V」はチャネルステータスやユーザビット、V
alidityビット、パリティ等である。
【0078】次に、オーディオアイテムに対するメタデ
ータについて説明する。オーディオ編集メタデータ(Aud
io Editing Metadata)は、編集メタデータやエラーメタ
データおよびソースコーディングメタデータの組み合わ
せである。このオーディオ編集メタデータは、図12に
示すように1ワードの「Field/Frame fl
ags」、1ワードの「Audio Editing
Bitmap」、1ワードの「CS Valid Bi
tmap」、および「Channel Status
Data」で構成されている。
【0079】ここで、有効とされているオーディオのチ
ャネル数は、上述した図10の「Stream Val
id Flags」によって判別することができる。ま
た「Stream Valid Flags」のフラグ
が「1」に設定されている場合には、「Audio E
diting Bitmap」が有効となる。
【0080】「Audio Editing Bitm
ap」の「First editing flag」は
第1フィールド、「Second editing f
lag」は第2フィールドでの編集状況に関する情報が
示されて、編集点がこのフラグの付いているフィールド
の前あるいは後であるか等が示される。「Errorf
lag」では、修正できないようなエラーが発生してい
るか否か等が示される。
【0081】「CS Valid Bitmap」は、
n(n=6,14,18あるいは22)バイトの「Ch
annel Status Data」のヘッダであ
り、データブロック内で24のチャネルステータスワー
ドのどれが存在しているかが示される。ここで、「CS
Valid1」は、「Channel Status
Data」の0から5バイトまでにデータがあるか否か
を示すフラグである。「CS Valid2」〜「CS
Valid4」は、「Channel Status
Data」の6から13バイト、14から17バイ
ト、18から21バイトまでにデータがあるか否かを示
すフラグである。なお、「ChannelStatus
Data」は24バイト分とされており、最後から2
番目の22バイトのデータによっては0から21バイト
までにデータがあるか否かが示されると共に、最後の2
3バイトのデータが、0から22バイトまでのCRCと
される。また、「Filed/Frame flag
s」でフラグは、8チャネルのオーディオデータに対し
てフレーム単位あるいはフィールド単位のいすれでデー
タがパッキングされているかが示される。
【0082】汎用のデータフォーマット(General Data
Format)では、全てのフリーフォームデータタイプを搬
送するために使用される。しかし、このフリーフォーム
データタイプには、ITネイチャ(ワードプロセッシン
グやハイパーテキスト等)などの特別な補助エレメント
タイプは含まれない。
【0083】次に、このようなSDTI−CPフォーマ
ットでデータの伝送を行うデータ伝送システムの構成に
ついて説明する。
【0084】図13に示すように、番組のビデオデータ
やオーディオデータおよび番組に関する情報等のAUX
データをサーバやビデオテープレコーダ等のデータ記録
再生装置10に伝送する場合、ルータ(Router)などのマ
トリックススイッチャ12を用いることで、複数のデー
タ出力装置14-1〜14-nからの番組を切り替えてデー
タ記録再生装置10に蓄積させることができる。
【0085】この番組の伝送の際に、例えばデータ出力
装置14-1からMPEG2方式で圧縮されたビデオデー
タDVC-1や非圧縮のオーディオデータDAU-1のス
トリームを送信側のデータ伝送装置20T-1によってフ
レーム単位でパッケージ化したのち、上述のSDTI−
CPフォーマットの形態のデータとして、このデータを
シリアルデータCPS-1に変換して出力する。また、他
のデータ出力装置14-nからのデータも同様にして、対
応するデータ伝送装置20T-nによってフレーム単位で
パッケージ化したのちSDTI−CPフォーマットの形
態のデータとして、このデータをシリアルデータCPS
-nに変換して出力する。なお、信号SC-1〜SC-nは基
準タイミング信号例えば基準フレームパルス信号であ
り、この基準タイミング信号SC-1〜SC-nに基づい
て、データ伝送装置20-1〜20-nでビデオデータDV
C等の入力処理が行われる。
【0086】受信側のデータ伝送装置20Rでは、マト
リックススイッチャ12によって選択されたシリアルデ
ータCPSからパッケージ化されているビデオデータや
オーディオデータ等を分離して1フレームの圧縮ビデオ
データと非圧縮のオーディオデータ等に分けて、データ
記録再生装置10に供給して蓄積させる。なお、信号S
CRは信号SCと同様に基準タイミング信号であり、こ
の基準タイミング信号SCRに基づいて、データ伝送装
置20RからのビデオデータDVC等の出力処理が行わ
れる。
【0087】次に、データ伝送装置の構成の概要を図1
4を用いて説明する。送信側のデータ伝送装置20Tと
受信側のデータ伝送装置20Rは同様な構成とされてい
る。データ伝送装置20のCPUインタフェース部20
1には、CPU(Central Processing Unit)240が接
続される。このCPUインタフェース部201は複数の
レジスタを有しており、CPU240からのアドレス信
号SADによって複数のレジスタを順次指定すると共
に、データ信号SDTを供給して指定されたレジスタに
「System Item Type」や「Syste
m Item Bitmap」のFEC Active
Flag、SMPTE LabelやRefDate
/TimeやCurrent Date/Timeおよ
びControlの有無を示すフラグ、「Conten
t Package Rate」から「Current
Date/Time stamp」までのデータを収
納する。また、これらのレジスタは後述するSDTIコ
ア部222と接続される。
【0088】さらに、CPUインタフェース部201に
は、メモリマネジメント部210のメモリ制御部211
と接続されたレジスタが設けられている。このレジスタ
は、後述するSDRAM部250に書き込むデータの格
納位置とされており、「Package MetaDa
ta Set」から「Control Elemen
t」までのデータをこの所定のレジスタに格納すると、
この格納されたデータがメモリ制御部211等を介して
SDRAM部250に順次書き込まれるようになされて
いる。
【0089】圧縮されたビデオデータDVCは、インタ
フェース部202を介してメモリ制御部211に供給さ
れる。また、非圧縮のオーディオデータDAUは、イン
タフェース部203を介してメモリ制御部211に供給
される。またAUXデータDSXが供給されたときに
は、インタフェース部204を介してメモリ制御部21
1に供給される。
【0090】ここで、インタフェース部202,20
3,204では、入力されたデータのワード数をフレー
ム単位でカウントして、データだけでなくそれぞれのワ
ードカウント値VC,AC,XCもメモリ制御部211
に供給する。またインタフェース部202,203,2
04では、クロック乗せ替え処理を行い、外部からそれ
ぞれ異なる周波数で入力されたデータを後述するSDR
AM部250のクロック周波数のデータに乗せ替える。
このクロック乗せ替え処理では、データ出力装置側のク
ロック信号に基づいて各アイテムのデータが各インタフ
ェース部内のメモリに書き込まれると共に、メモリに書
き込まれたデータはSDRAM部250のクロック信号
で読み出されて、クロックの乗せ替えが行われる。例え
ば27MHzや36MHzあるいは54MHzの伝送速
度の8ビットビデオデータDVCやサンプリング周波数
が48kHzで16ビットオーディオデータDAUがメ
モリに書き込まれて、SDRAM部250のクロック信
号の周波数である81MHzあるいは108MHzで読
み出されてクロックの乗せ替えが行われる。
【0091】さらに、インタフェース部203ではシリ
アル−パラレル変換を行いシリアルのオーディオデータ
をSDRAM部250のバス幅に応じたビット数のパラ
レルデータに変換してメモリ制御部211に供給する。
なお、インタフェース部202,204でも入力された
データをSDRAM部250のバス幅に応じたビット数
に変換してメモリ制御部211に供給する。同様に、上
述のCPUインタフェース部201でも、SDRAM部
250に書き込むデータの1フレーム分のワード数をカ
ウントしてワードカウント値MCをメモリ制御部211
に供給すると共に、クロック乗せ替え処理やバス幅に応
じたビット数への変換処理を行う。
【0092】メモリ制御部211には、SDRAM部2
50に書き込むデータを蓄えたり、SDRAM部250
から読み出されたデータを一時蓄えるためのメモリ部2
12が接続される。ここで、SDRAM部250が例え
ば32ビット16ワードでバースト転送を行うことによ
り、最大の転送効率でデータの書き込みや読み出しを行
うことができる場合、メモリ部212はシステムアイテ
ムとピクチャアイテムとオーディオアイテムとAUXア
イテムのそれぞれに対して、32ビット16ワードで2
バンクのメモリ容量を持つように構成する。このように
メモリ部212を構成することで、バンク切り替えを行
いながらデータ伝送を行うことにより、一方のバンクに
インタフェース部から供給されたデータを書き込みなが
ら、他方のバンクの各アイテムのデータを32ビット1
6ワードでバースト転送でSDRAM部250に供給す
ることができる。
【0093】メモリ制御部211では、SDRAM部2
50とのデータ転送に合わせて構成されたメモリ部21
2の入力ポートが1系統であるときには、インタフェー
ス部201〜204を介して供給されたシステムアイテ
ムのデータDSY、ビデオデータDVCやオーディオデ
ータDAUおよびAUXデータDSXの書き込みの調停
を行い、各データを順次メモリ部212に記憶させる。
その後、メモリ部212にバースト転送分のデータが蓄
えられたときには、このデータをSDRAM部250に
書き込むための書込要求信号WQを生成してアービター
部213に供給する。さらに、インタフェース部20
1,202,203,204から供給されたワードカウ
ント値MC,VC,AC,XCをフレーム毎にワードカ
ウントテーブル部214に格納させる。
【0094】アービター部213ではメモリ制御部21
1からの書込要求信号WQに基づく書込要求や後述する
メモリ制御部215からの読出要求信号RQに基づく読
出要求の調停を行う。ここで、要求を受け付けたことを
示す信号AKA,AKBをメモリ制御部211,215
に供給することにより、メモリ部212からSDRAM
部250へのデータ転送と、SDRAM部250からメ
モリ部216に対してのデータ転送が同時に行われてし
まうことを防止して、順番にデータ転送が行われる。ま
た、ワードカウントテーブル部214に格納されている
ワードカウント値に基づいて、SDRAM部250に対
するデータの書き込みや読み出しを行うための制御信号
を生成してSDRAMコントロール部220に供給する
ことにより、各アイテムのデータをSDRAM部250
に対して正しく書き込むことができると共に、書き込ま
れているデータを正しく読み出すことができる。
【0095】SDRAMコントロール部220では、ア
ービター部213からの制御信号に基づきバースト転送
によってSDRAM部250に対してのデータの書き込
みや読み出しを行うと共に、SDRAM部250のリフ
レッシュ動作等の処理を行う。
【0096】また、アービター部213には、SDRA
M部250からバースト転送で読み出されたデータを一
時蓄えるためのメモリ部216が接続されている。この
メモリ部216は、メモリ部212と同様にSDRAM
部250との間で最大の転送効率でデータの書き込みや
読み出しを行うことができるように構成する。
【0097】メモリ部216でのデータの書き込みや読
み出しは、メモリ制御部215によって制御されて、S
DRAM部250のクロック周波数でデータの書き込み
が行われると共に、書き込まれたデータをシリアルデー
タに変換してシリアルディジタルトランスファーインタ
フェースの送信周波数(例えば270Mbps)で出力
できるように読み出しが行われる。このメモリ部216
から読み出されたデータはSDTIコア部222に供給
される。
【0098】メモリ制御部215では、後述するSDT
Iコア部222からのデータ要求信号DQに基づいて読
出要求信号RQを生成しアービター部213に供給す
る。この読出要求信号RQに基づいてデータが読み出さ
れてメモリ部216を介してSDTIコア部222に供
給される。また、メモリ部216に蓄えられたデータ量
を判別し、データ量が少なくなればSDRAM部250
からデータを読み出すための読出要求信号RQをアービ
ター部213に供給する。なお、SDTIコア部222
からのデータ要求信号DQに基づくデータがメモリ部2
16に書き込まれている場合には、このメモリ部216
のデータをSDTIコア部222に供給する。
【0099】SDTIコア部222では、メモリ部21
6から32ビット1ワード単位で読み出された8ビット
の各アイテムのデータを10ビット化する。また、CP
Uインタフェース部201のレジスタに蓄えられている
情報を用いてシステムアイテムを生成したり、ビデオデ
ータやオーディオデータ等にヘッダ情報等を付加してピ
クチャアイテムやオーディオアイテム等を生成する。こ
の各アイテムの生成では、誤り検出用のCRCや誤り検
出訂正用のECCを付加することも行う。さらに、「S
eparator」「End Code」等の固定値を
発生して付加すると共に、符号EAVやSAVおよびヘ
ッダデータを付加する。このようにして生成されたSD
TI−CPのフォーマットのデータは、シリアルディジ
タルトランスファーインタフェースの伝送パケットとし
て、信号変換部260によってシリアルデータCPSに
変換されて伝送される。
【0100】また、このデータ伝送装置を受信側で用い
る場合には、上述の送信側の場合とは逆の処理を行う。
すなわち、信号変換部260によってシリアルデータC
PSを10ビットのパラレルデータに変換してSDTI
コア部222に供給する。SDTIコア部222では、
CRCに基づいた誤り検出処理やECCに基づいた誤り
検出訂正処理を行う。さらに、「Separator」
「Item Type」等のデータを利用してコンテン
トパッケージの各アイテムのデータを分離してメモリ部
216に書き込む。またコンテントパッケージに含まれ
ているワードカウント値を取り出してワードカウントテ
ーブル部214に格納する。さらに、システムアイテム
の情報をCPUインタフェース部201に供給したり、
各アイテムに関する情報を取り出す。
【0101】メモリ部216は上述したようにメモリ制
御部215によって制御されると共に、メモリ制御部2
15ではメモリ部216に書き込まれたデータ量を判別
する。ここで、SDRAM部250へのバースト転送分
のデータがメモリ部216に蓄えられたときには、メモ
リ部216に蓄えられたデータをSDRAM部250に
書き込むための書込要求信号WQをメモリ制御部215
からアービター部213に供給する。
【0102】アービター部213では、メモリ制御部2
15からの書込要求やメモリ制御部211からの読出要
求の調停を図り、書込要求に応じてメモリ部216に蓄
えられたデータをSDRAM部に書き込むと共に、ワー
ドカウントテーブル部214に格納されているワード数
の情報と読出要求に基づき、各アイテムの1フレーム分
のビデオデータやオーディオデータ等をSDRAM部2
50から読み出してメモリ部212に供給する。
【0103】メモリ部212に書き込まれたデータは、
メモリ制御部211によって順次読み出されて、対応す
るインタフェース部201〜204に供給される。各イ
ンタフェース部201〜204では、送信時とは逆の処
理によってクロック乗せ替えを行いSDRAM部250
のクロック周波数に基づくデータを、データ記録再生装
置10に応じたクロック周波数のデータとして出力す
る。
【0104】また、タイミング発生部225では、外部
から供給された基準タイミング信号や、受信したシリア
ルデータCPSに基づき各種のタイミング信号が生成さ
れており、このタイミング発生部225で生成されたタ
イミング信号が、各インタフェース部やアービター部2
13およびSDTIコア部222等に供給されて各部の
動作が所定のタイミングで行われる。
【0105】アービター部213では、メモリ制御部2
15からの書込要求やメモリ制御部211からの読出要
求の調停を図ると共に、ワードカウントテーブル部21
4に格納されているワード数の情報を用いて、各アイテ
ムの1フレーム分のビデオデータやオーディオデータ等
をSDRAM部250から読み出してメモリ部212に
供給する。
【0106】次に、図15を用いて番組の伝送動作につ
いて説明する。なお、説明を簡単とするため、送信側と
受信側は図15Aに示す基準タイミング信号SCMに同
期して動作が行われるものとする。時点t1でフレーム
パルスの立ち下がりに同期してデータ出力装置14から
図15Bに示す圧縮されたビデオデータDVCの1フレ
ーム分のデータV1が出力される。また、ビデオデータ
DVCが有効であることを示すイネーブル信号VEは、
図15Cに示すようにビデオデータDVCが有効である
期間中ローレベル「L」とされる。また、データ出力装
置14からは、図15Dに示すように非圧縮のオーディ
オデータDAUが出力されている。ここで、時点t1か
ら1フレーム期間分のオーディオデータをデータA1と
する。
【0107】時点t2でビデオデータの1フレーム分の
出力が完了するとイネーブル信号VEの信号レベルはハ
イレベル「H」とされる。
【0108】時点t1から1フレーム期間経過後の時点
t3となると、データ出力装置14から次の1フレーム
分のデータV2が出力されると共に、時点t3から1フ
レーム期間分のオーディオデータはデータA2とされ
る。
【0109】送信側のデータ伝送装置20Tでは、時点
t1から時点t3までの1フレーム期間に供給されたデー
タV1,A1をパッキング化してSDTI−CPのフォ
ーマットとしたのち、図15Eに示すシリアルデータC
PSに変換して、時点t3からの1フレーム期間内で伝
送する。
【0110】受信側のデータ伝送装置20Rでは、受信
したシリアルデータCPSからパッキングされているビ
デオデータやオーディオデータを図15Fに示すように
分離する。なお、図15Gに示す信号ENはデータDT
のイネーブル信号であり、データDTが有効である期間
中、例えば時点t4から時点t5まで信号レベルがローレ
ベル「L」とされる。
【0111】この分離されたビデオデータやオーディオ
データ等が順次SDRAM部250に記憶される。また
記憶されたデータは、次のフレームパルスの立ち下がり
である時点t6のタイミングで図15Hおよび図15K
に示すようにビデオデータDVCおよびオーディオデー
タDAUとして出力できるようにSDRAM部250か
ら読み出される。この読み出されたデータがインタフェ
ース部からデータ記録再生装置10に応じた速度で出力
されて、データ記録再生装置10にデータ出力装置14
から出力された番組を蓄積させることができる。なお図
15Jは、図15Hに示すビデオデータDVCが有効で
ある期間を示すイネーブル信号VEである。
【0112】ここで、1フレーム期間で送信するデータ
や受信したデータは、図16Aに示すように第1のメモ
リ手段であるSDRAM部250のメモリ領域を分割し
て形成された複数のバンクの1つに記憶される。また、
データ送信時には、各アイテムのデータ量がフレーム単
位で変化する場合が生ずることから、バンクの容量は各
アイテム毎に最大伝送データ量をデータ伝送前に予め決
めて、図16Bに示すようにシステムアイテム、オーデ
ィオアイテム、AUXアイテム、ピクチャアイテムの順
に各最大伝送データ量分のメモリ領域を確保することで
設定する。また、ピクチャアイテムでは、フレーム毎の
データ量の変化がシステムアイテムやオーディオアイテ
ムおよびAUXアイテムよりも大きい、例えばMPEG
2方式の圧縮ビデオデータでは、IピクチャやBピクチ
ャおよびPピクチャでデータ量が大きく異なることから
アイテムの順序が最後とされる。なお、データ送信時に
は、各アイテム毎の最大伝送データ量分のメモリ領域を
確保するものとしたが、1フレーム期間に実際に送信さ
れるデータ量はデータ伝送速度によって決定されるの
で、バンクに記憶された最大伝送データ量の各アイテム
のデータが全て伝送されるものではない。
【0113】また、SDRAM部250にバンクを複数
設けることにより、複数フレーム分のデータを記憶する
ことができる。さらに、1つのバンクの容量を図16C
に示すように各アイテムの最大伝送データ量の例えば4
倍として、1フレーム期間で4フレーム分のデータの伝
送を行うものとすれば、4倍速のデータ伝送を行うこと
ができる。なお、データの伝送が行われないアイテムの
メモリ領域を解放して、他のアイテムの記憶領域として
用いるものとすれば、SDRAM部250を有効に活用
することができる。
【0114】データ受信時には、データ伝送速度によっ
て1フレーム期間で伝送可能なデータ量が決められるこ
とから、各アイテムの最大伝送データ量に基づいてバン
クのメモリ容量を決める必要がなく、バンクのメモリ容
量は送信時よりも少なく設定できる。
【0115】また、SDTI−CPフォーマットでは、
アイテム毎にビデオやオーディオ等のデータがパッケー
ジ化されて伝送されることから、各アイテムのデータは
図16Dに示すように受信した順に記憶される。この場
合、SDRAM部250における各アイテムのデータ記
憶位置の判別は、SDTIコア部222で「Separ
ator」や「Item Type」および「End
Code」等を検出して各アイテムの最初のデータを判
別するものとし、最初のデータであることを示すデータ
スタート信号をアービター部213に供給する。
【0116】アービター部213はメモリ213aを有
しており、データスタート信号が供給されたときのデー
タの書き込み位置を各アイテムのスタートアドレスとし
て格納する。この格納されたスタートアドレスを参照す
ることで、SDRAM部250における各アイテムのデ
ータの記憶位置を判別することができる。また、最後の
データであることを示すデータエンド信号をSDTIコ
ア部222で生成してアービター部213に供給するも
のとし、データエンド信号が供給されたときのデータの
書き込み位置を各アイテムのエンドアドレスとして格納
することにより、SDRAM部250における各アイテ
ムのデータの記憶範囲を判別することもできる。なお、
スタートアドレスやエンドアドレスを記憶するメモリ
は、アービター部213のメモリ213aに限られるも
のでない。
【0117】また、例えば4倍速伝送には、図16Eに
示すように4倍速単位でデータが送られてくるが、この
場合にも受信した順にデータをSDRAM部250に記
憶すると共に、上述したように各アイテムのスタートア
ドレスをアービター部213に格納することで、SDR
AM部250における各アイテムのデータの記憶位置を
判別することができる。
【0118】次に、SDRAM部250に対する他のデ
ータ記憶方法について図17を用いて説明する。ここ
で、1フレーム期間で伝送可能なデータ量に基づいて図
17Aに示すようにSDRAM部250のメモリ領域を
複数のバンクに分割する。また、SDRAM部250の
データ転送が例えば32ビット16ワード単位のバース
ト転送とすると、図17Bに示すように1つバンクを3
2ビット16ワード単位でブロック分けする。SDRA
M部250に記憶する各アイテムのデータは、図17C
に示すようにヘッダ(Header)を付加して32ビット16
ワード単位のデータとする。この32ビット16ワード
単位でバースト転送された各アイテムのデータを、図1
7Dに示すように順次記憶させる。なお、図17Dにお
いて、「SYS」はシステムアイテムを構成するデータ
である。「V」はピクチャアイテムを構成するビデオデ
ータ、「AU」はオーディオアイテムを構成するオーデ
ィオデータ、「AUX」はAUXアイテムを構成するデ
ータである。
【0119】ここで、各アイテムのデータに付加したヘ
ッダでは、同じアイテムの次に繋がる情報、例えば次に
繋がるブロックの先頭アドレスを示すものとする。こう
することによって、SDRAM部250からデータを読
み出す際には、図18に示すように、最初に読み出した
ブロックのヘッダによって次に繋がるブロックを判別す
ることができることから、アイテム毎にブロック単位で
データを連続的に読み出すことが可能となる。なお、次
に繋がるブロックの先頭アドレスを示すヘッダは、メモ
リ制御手段としてのアービター部213あるいはSDR
AMコントロール部220で付加される。
【0120】ただし、この方法では最初のブロック位置
が不明である。このため、最初のブロックを示す情報
を、第2のメモリ手段であるアービター部213のメモ
リ213aに各アイテム毎に格納する。また最後のブロ
ックの判別は、最初のブロックの判別と同様に、最後の
ブロックを示す情報をメモリ213aに格納するものと
してもよい。また、最後のブロックのブロックヘッダ
に、最後のブロックであることを示す所定のコードを設
けることもできる。なお、最初のブロックを示す情報や
最後のブロックを示す情報は、メモリ213aとは異な
る記憶手段に記憶するものとしても良い。
【0121】このようにすれば、システムアイテムやピ
クチャアイテム等のデータをブロック単位でSDRAM
部250にバースト転送で記憶させることができると共
に、ブロック単位でSDRAM部250からバースト転
送で記憶されたデータを正しい順序で読み出すことがで
きる。このため、送信時に各アイテム毎に最大伝送デー
タ数に基づいてメモリ容量の大きなバンクを設定する必
要がなく、効率よくSDRAM部250のメモリ領域を
使用することができる。また、送信の場合にも受信の場
合にも同じようにデータを記憶することができるので、
データ伝送装置を1つの集積回路にまとめた場合に、回
路構成を簡単にできると共に回路規模も小さくすること
が可能となる。
【0122】このようにしてSDRAM部250からバ
ースト転送で読み出されたデータは、受信時にはメモリ
部212に記憶されたのちインタフェース201〜20
4でクロック乗せ替えが行われて、外部装置のクロック
周波数に同期して出力される。
【0123】ところで、各アイテムのデータをSDRA
M部250からメモリ部212を介して読み出す場合に
は、ワードカウントテーブル部214に記憶されている
ワードカウント値に基づいた量のデータが読み出され
る。このため、受信時にワードカウントテーブル部21
4に記憶されるワードカウント値が外乱によって破壊さ
れて正しい値よりも大きな値になってしまうと、データ
の読み出しが行われた場合に正しいデータが読み出され
た後も引き続きデータの読み出しが行われて、誤ったデ
ータが読み出されてしまう。このように誤ったデータが
読み出されると、例えば非圧縮のオーディオデータが読
み出されているときには音声出力にノイズが生じたり、
データ量が多くなってしまうことから音声の位相が遅く
なってしまう場合が生ずる。
【0124】このような外乱による誤動作を防止する方
法としては、データを数ブロックに分割してブロック毎
に誤り訂正コードを付加することが行われるが、誤り訂
正コードを付加することにより1フレームで送ることが
できるデータの伝送容量が減ることや、エラー訂正回路
などが必要となり回路規模が増大してしまう。また、誤
り訂正コードを付加しても訂正可能なデータ数には限り
がある。
【0125】そこで、オーディオデータやビデオデータ
の出力を所定タイミングで打ち切ることにより誤ったデ
ータが数多く出力されてしまうことを防止して、次のフ
レームのタイミングでは、次のフレームのデータを新た
に読み出して出力することに正しくビデオデータやオー
ディオデータを出力させるものとする。
【0126】例えば、データ記録再生装置10からの基
準タイミング信号SCRのクロック乗せ替え処理を行
い、SDRAM部250に応じたクロック周波数の基準
タイミング信号を生成してメモリ制御部211に供給す
る。このメモリ制御部211では、この基準タイミング
信号に基づき、フレームの切り替えのタイミングでメモ
リ部212に蓄えられているデータを消去すると共に読
出要求信号RQをアービター部213に供給する。また
アービター部213に対してクロック乗せ替えが行われ
た基準タイミング信号を供給することによって、アービ
ター部213でSDRAM部250のデータ読み出しが
行われているバンクの切り替えを行い次のフレームのデ
ータが記憶されたバンクからデータの読み出しを行う。
【0127】このように基準タイミング信号SCRによ
ってメモリ部212のデータを消去すると共にSDRA
M部250のバンク切り替えを行うことにより、データ
の出力はフレーム単位となり、誤ったデータが出力され
ることが無いと共に次のフレームでは正しくデータを出
力することができる。
【0128】ここで、図19Aに示す基準タイミング信
号SCRに基づいてオーディオデータの出力を行う場
合、バンク1に記憶されているオーディオデータに対す
るワードカウント値が誤って大きな値となっているとき
には、正しいデータ量よりも多くのデータが誤って読み
出されてしまうことから、図19Bに示すようにバンク
1から誤データが読み出されて出力されてしまうと共
に、バンク2のオーディオデータの出力のタイミングが
遅くなり位相が遅れてしまう。しかし、基準タイミング
信号SCRに基づいてメモリ部212のデータを消去す
ると共に、SDRAM部250のバンクを切り替えて次
のフレームのデータを読み出すことにより、図19Cに
示すように誤ったデータが出力されることが無く、次の
フレームでは正しくバンク2のオーディオデータを出力
することができる。
【0129】また、ビデオデータがMPEG2方式で圧
縮されているときには、基準タイミング信号SCRによ
ってメモリ部212をリセットしてもデータが圧縮され
ていることから既に誤ったデータが読みがされてしま
う。このため、所定のデータ量を読み出したときにメモ
リ部212のビデオデータを消去する。例えば、有効ラ
イン数が480本のインターレース信号で、50Mbp
sのフレームレートであるときには、1.67Mbit
sのデータの読み出しが行われたときにメモリ部212
のビデオデータを消去する。このように、所定のデータ
量を読み出したときにメモリ部212のビデオデータを
消去することにより、所定量以上のビデオデータが読み
出されてしまうことを防止することができると共に、次
のフレームでは正しくデータを出力することができる。
【0130】なお、上述の実施の形態では、フレーム単
位でデータをパケット化するものとしたが、MPEG方
式のIピクチャやBピクチャあるいはPピクチャのよう
にピクチャ単位でデータをパッケージ化するものとして
もよいことは勿論である。
【0131】
【発明の効果】この発明によれば、映像および/または
音声のアイテムのデータを含む各アイテムのデータをシ
リアルディジタルトランスファーインタフェースの伝送
パケットとして伝送する場合、各アイテムのデータが第
1のメモリ手段に一時記憶されてから送信され、あるい
は伝送パケットを受信して得た各アイテムのデータが第
1のメモリ手段に一時記憶してから出力される。各アイ
テムのデータは所定のデータ量単位で第1のメモリ手段
とのデータ転送が行われると共に、第1のメモリ手段は
所定のデータ量単位で複数のブロックに分割される。こ
こで各アイテムのデータを第1のメモリ手段に記憶する
際には、前記各アイテム毎に、次のデータを記憶するブ
ロック領域の位置を示す位置情報が付加されて順次記憶
される。
【0132】このため、この位置情報を利用して各アイ
テムのデータをアイテム毎に連続して読み出すことがで
きる。また、第2のメモリ手段に、各アイテム毎のデー
タの先頭のブロック領域を示す位置情報が記憶されるの
で、各アイテムの先頭位置を容易に判別することができ
る。さらに、第2のメモリ手段には各アイテム毎のデー
タの終了のブロック領域を示す位置情報が記憶されるの
で、各アイテムのデータを各アイテム毎に全て連続して
読み出すことができる。
【0133】さらに、各アイテムの最後のデータをブロ
ック領域に記憶する際には、データの終わりであること
を示す終了情報が付加されて記憶される。このため、各
アイテム毎のデータの終了のブロック領域を示す位置情
報を第2のメモリ手段に記憶しなくとも、各アイテムの
データを各アイテム毎に全て連続して読み出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SDTI−CPフォーマットを説明するための
図である。
【図2】符号EAVおよびヘッダデータのフォーマット
を示す図である。
【図3】可変長ブロックのフォーマットを示す図であ
る。
【図4】システムアイテムの構成を示す図である。
【図5】タイムコードの構成を示す図である。
【図6】メタデータセットの構成を示す図である。
【図7】システムアイテムを除く他のアイテムの構成を
示す図である。
【図8】SDTI−CPエレメントフレームにおけるM
PEG−2 V−ESのフォーマットを示す図である。
【図9】MPEG−2ピクチャ編集メタデータの構成を
示す図である。
【図10】オーディオアイテムのエレメントデータブロ
ックの構成を示す図である。
【図11】5フレームシーケンスを説明するための図で
ある。
【図12】オーディオ編集メタデータの構成を示す図で
ある。
【図13】データ伝送システムの構成を示す図である。
【図14】データ伝送装置の構成の概要を示す図であ
る。
【図15】データ伝送動作を説明するための図である。
【図16】SDRAM部の使用方法を説明するための図
である。
【図17】SDRAM部の他の使用方法を説明するため
の図である。
【図18】データ読み出し動作を説明するための図であ
る。
【図19】オーディオデータの出力動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10・・・データ記録再生装置、12・・・マトリクス
スイッチャ、14・・・データ出力装置、20・・・デ
ータ伝送装置、201,202,203,204・・・
インタフェース部、210・・・メモリマネジメント
部、211,215・・・メモリ制御部、212,21
3a,216・・・メモリ部、213・・・アービター
部、214・・・ワードカウントテーブル部、220・
・・SDRAMコントロール部、222・・・SDTI
コア部、225・・・タイミング発生部、250・・・
SDRAM部、260・・・信号変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 寛 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像フレームの各1ラインの区間を、終
    了同期符号が挿入される開始同期符号領域と、補助デー
    タが挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿入
    される開始同期符号領域と、映像および/または音声の
    アイテムのデータを含む各アイテムのデータが挿入され
    るペイロード領域と、で構成されるシリアルディジタル
    トランスファーインタフェースの伝送パケットを伝送す
    るデータ伝送方法において、 前記各アイテムのデータを第1のメモリ手段に一時記憶
    してから送信し、あるいは前記伝送パケットを受信して
    得た前記各アイテムのデータを前記第1のメモリ手段に
    一時記憶してから出力するものとし、 所定のデータ量単位で前記第1のメモリ手段とのデータ
    転送を行うと共に、前記第1のメモリ手段を前記所定の
    データ量単位で複数のブロック領域に分割するものと
    し、 前記各アイテムのデータを前記ブロック領域に記憶する
    際には、前記各アイテム毎に、次のデータを記憶する前
    記ブロック領域の位置を示す位置情報を付加して順次記
    憶することを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記各アイテム毎に、データの先頭のブ
    ロック領域を示す位置情報を第2のメモリ手段に記憶す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記各アイテム毎に、データの終了のブ
    ロック領域を示す位置情報を前記第2のメモリ手段に記
    憶することを特徴とする請求項2記載のデータ伝送方
    法。
  4. 【請求項4】 前記各アイテムの最後のデータを前記ブ
    ロック領域に記憶する際には、前記各アイテムのデータ
    の終わりであることを示す終了情報を付加して記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 映像フレームの各1ラインの区間を、終
    了同期符号が挿入される開始同期符号領域と、補助デー
    タが挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿入
    される開始同期符号領域と、映像および/または音声の
    アイテムのデータを含む各アイテムのデータが挿入され
    るペイロード領域と、で構成されるシリアルディジタル
    トランスファーインタフェースの伝送パケットを伝送す
    るデータ伝送装置において、 送信する前記各アイテムのデータ、あるいは前記伝送パ
    ケットを受信して得た前記各アイテムのデータを一時記
    憶する第1のメモリ手段と、 前記第1のメモリ手段に対して、所定のデータ量単位で
    前記各アイテムのデータの書き込みや読み出しを行うメ
    モリ制御手段とを有し、 前記メモリ制御手段では、前記第1のメモリ手段を前記
    所定のデータ量単位で複数のブロック領域に分割し、前
    記各アイテムのデータを前記ブロック領域に記憶する際
    には、前記各アイテム毎に、次のデータを記憶する前記
    ブロック領域の位置を示す情報を付加して順次記憶させ
    ることを特徴とするデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記各アイテム毎に、データの先頭のブ
    ロック領域を示す情報を記憶する第2のメモリ手段を有
    することを特徴とする請求項5記載のデータ伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のメモリ手段には、前記各アイ
    テム毎に、データの終了のブロック領域を示す情報を記
    憶することを特徴とする請求項6記載のデータ伝送装
    置。
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Cited By (9)

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