JP2000307534A - データ処理装置およびデータ伝送装置 - Google Patents

データ処理装置およびデータ伝送装置

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JP2000307534A
JP2000307534A JP11019799A JP11019799A JP2000307534A JP 2000307534 A JP2000307534 A JP 2000307534A JP 11019799 A JP11019799 A JP 11019799A JP 11019799 A JP11019799 A JP 11019799A JP 2000307534 A JP2000307534 A JP 2000307534A
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memory
clock frequency
unit
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Hiroshi Okawa
寛 大川
Ichiro Tanji
一郎 丹治
Hiroshi Higuchi
浩 樋口
Yasuyuki Sato
靖行 佐藤
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Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ周辺回路での消費電力を削減する。 【解決手段】異なる周波数で入力された上記伝送パケッ
トが供給されるインタフェース202〜204と、伝送
パケットのデータを書き込むメモリ250と、このメモ
リを管理するメモリマネージメント部210と、このメ
モリマネージメント部に設けられたクロック発生器70
とで構成される。クロック発生器は複数のクロック周波
数を発生すると共に、メモリへの書き込み要求や読み出
し要求がないときには、通常のクロック周波数(高速の
クロック周波数)から低速のクロック周波数に切り替え
る。クロック周波数を切り替えることで、メモリの周辺
回路の消費電力を節約できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ処理装置お
よびデータ伝送装置に関する。詳しくは、異なる周波数
の入力データをメモリに書き込む際、送受信すべきデー
タ量に応じて高速のクロック周波数と低速のクロック周
波数とを切り替えられるようにして、消費電力を節約で
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータを伝送する伝送フォー
マットとして、SMPTEで規格化されたSMPTE−
259M「10-bit 4:2:2 Compone
ntand 4fsc Composite Digit
al Signals −Serial Digita
l Interface」(以下「SDI(Serial Digi
tal Interface)フォーマット」という)のディジタル信
号シリアル伝送フォーマットが知られている。この伝送
規格は、ディジタルコンポーネントビデオ信号(D1信
号)やディジタルコンポジット信号(D2信号)などを
伝送するための規格である。
【0003】この伝送フォーマットでは周知のように、
オーディオデータやその他のデータをアンシラリーデー
タ領域に挿入して伝送できる規格となっているが、圧縮
されたデータ(映像データ)をアクティブビデオ領域に
挿入して伝送するようなフォーマットとはなっていな
い。これは圧縮されたデータは、ラインによってその符
号化量にばらつきが発生するためである。
【0004】このような圧縮データでも伝送できるよう
に伝送フォーマットを規格化したのは、SMPTE−3
05M「Serial Data Transport
Interface」(以下「SDTIフォーマッ
ト」という)である。つまりこれはSDIフォーマット
のうちアクティブビデオエリアACVに相当するSDT
Iフォーマット上のペイロード(Payload)部にビデオデ
ータ、オーディオデータなどの可変長のマルチデータを
挿入して伝送できるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このSDT
Iフォーマットを用いて映像データ、オーディオデータ
など(以下実効データとも言う)を伝送する場合には、
これら実効データに所定の付加データを加えてSDTI
フォーマットのデータストリームを生成する必要があ
る。
【0006】図16はこのようなデータ伝送装置の概要
を示すブロック図であって、端子12には圧縮されたビ
デオデータDVCが供給され、端子14には非圧縮のオ
ーディオデータが供給され、端子16にはその他のデー
タ(AUXデータDSX)が供給されるものとする。
【0007】ビデオデータDVCはインタフェース22
を介してメモリマネージメント部30に供給され、所定
のデータ量となったとき外部メモリ例えばSDRAM4
0に供給される。同様にオーディオデータDAU、AU
XデータDSXもそれぞれメモリマネージメント部30
を介してSDRAM部40に供給されてメモリされる。
【0008】ここでビデオデータDVCは例えば27M
Hzや36MHzあるいは54MHzの伝送速度の8ビ
ットデータとして供給され、またサンプリング周波数が
48kHzで16ビットオーディオデータDAUが供給
される。
【0009】このように外部から供給されるデータの伝
送速度やサンプリング周波数がそれぞれ異なるので、イ
ンタフェース22、24、26にはデータ処理部22A
〜26Aの他に、異なる周波数で入力されたデータをS
DRAM部40のクロック周波数のデータに乗せ替える
クロック乗せ替え手段22B〜26Bが設けられてい
る。さらにSDRAM部40の動作周波数(クロック周
波数)として例えば81MHzあるいは108MHzの
クロック発生器70が設けられている。
【0010】SDRAM部40には一定量のデータを単
位として書き込まれ、そして一定量のデータを単位とし
て読み出されてフォーマッタ50に供給される。このフ
ォーマッタ50では、上述した実効データにSDTIフ
ォーマット用の付加データを付け加える処理が行われ
る。
【0011】つまり可変長の映像データに「separ
ator」、「woad count」、「end c
ord」が付加される。またデータブロックの前には終
了同期符号EAV,アンシラリーデータANCおよび開
始同期符号SAVなどが付加される。SDTIフォーマ
ットのデータはパラレル・シリアル変換器60によって
シリアルデータに変換されたのち270Mbpsの伝送
速度で伝送路(図示はしない)に送信される。
【0012】インタフェース22,24,26、メモリ
マネージメント部30およびフォーマッタ50にはクロ
ック発生器70からそれぞれ必要なクロック周波数(2
7MHz/81MHz/108MHz)が供給される。
【0013】このように、外部からそれぞれ異なる周波
数で入力されたデータは、SDRAM部40のクロック
周波数(27MHzの3倍である81MHz若しくはそ
の4倍である108MHz)で、メモリマネージメント
部30に設けられた第1の内部メモリに一時的に書き込
まれた後、同じクロック周波数でSDRAM部40に書
き込まれる。そしてSDRAM部40に書き込まれたデ
ータはメモリマネージメント部30に設けられた第2の
内部メモリに同じクロック周波数で読み出されて書き込
まれると共に、フォーマッタ50で使用されるクロック
周波数(この例では27MHz)で読み出されてフォー
マッタ50に供給される。
【0014】ところで、図16に示すようなデータ伝送
装置10を構成した場合には、その電力の多くはメモリ
マネージメント部30で消費される。図16の構成の場
合には装置全体のほぼ4割の電力をこのメモリマネージ
メント部30で消費する。
【0015】これはビデオデータのように伝送速度に遅
速のあるディジタルデータの場合でも、あるいはオーデ
ィオデータのようにその伝送速度が遅い場合でも、ある
いはインタフェース26に入力するデータがない場合で
も、81MHzあるいは108MHzというような高速
のクロック周波数を常に使用しているためと考えられ
る。
【0016】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、データ伝送量に応じて動作周
波数を変化させることによって、消費電力を節約できる
ようにしたデータ処理装置およびデータ伝送装置を提案
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1に記載したこの発明に係るデータ処理装
置では、送受信しようとするデータ量に応じて、受信し
たデータを書き込んだり、読み出したり、あるいは送信
すべきデータを書き込んだり、読み出したりするメモリ
のクロック周波数を切り替えるようにしたことを特徴と
する。
【0018】請求項4に記載したこの発明に係るデータ
伝送装置では、映像フレーム1ラインの区間を、終了同
期符号が挿入される終了同期符号領域と、補助データが
挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿入され
る開始同期符号領域と、映像信号を含むデータが挿入さ
れるペイロード領域とで構成されたシリアル・ディジタ
ル・トランスファ・インタフェースの伝送パケットを伝
送するデータ伝送装置であって、このデータ伝送装置に
は、異なる周波数で入力された上記伝送パケットが供給
されるインタフェースと、上記伝送パケットのデータを
書き込むメモリと、このメモリを管理するメモリマネー
ジメント部と、このメモリマネージメント部に設けられ
たクロック発生器とで構成され、このクロック発生器は
複数のクロック周波数を発生すると共に、送受信しよう
とするデータ量に応じて、上記メモリのクロック周波数
を切り替えるようにしたことを特徴とする。
【0019】この発明では、データ伝送量に応じてメモ
リのクロック周波数を可変させることによって、消費電
力を節約する。例えばメモリへの書き込み要求や読み出
し要求がないときには、通常のクロック周波数(高速の
クロック周波数)から低速のクロック周波数に切り替え
る。クロック周波数を切り替えることで、メモリの周辺
回路の消費電力を節約できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。
【0021】図1はこの発明に係るデータ伝送装置の一
実施形態を示すものであって、図16の従来例と共通な
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0022】この実施形態においては、クロック発生器
70から得られるクロック周波数として、54MHz、
81MHz、108MHzなどの高速のクロック周波数
を使用し、低速のクロック周波数として27MHzを使
用する。
【0023】これらのクロック周波数がインタフェース
22,24,26およびメモリマネージメント部30に
供給される。
【0024】メモリマネージメント部30からSDRA
M部40に対する書き込み要求や読み出し要求がしない
ときはメモリマネージメント部30とインタフェース2
2,24,26に対する動作周波数を例えば最低の動作
周波数である27MHzとしてアイドリング状態とす
る。メモリマネージメント部30からは最低のクロック
周波数を選択するための制御信号CTLがクロック発生
器70に供給される。
【0025】メモリマネージメント部30からSDRA
M部40に対する書き込み要求および読み出し要求が発
生した場合のみ、動作周波数である81MHz若しくは
108MHzのクロック周波数がこのメモリマネージメ
ント部30を始めとしてインタフェース22,24,2
6に供給される。したがってメモリマネージメント部3
0からは通常の動作周波数(高速のクロック周波数発生
モード)を選択するための制御信号CTLがクロック発
生器70に供給される。
【0026】またインタフェース22,24,26に設
けられたクロック乗せ替え回路22B、24B、26B
は図2のようにデュアルポートメモリ80を有し、入力
データより抽出したクロックに基づいて書き込みアドレ
ス回路82が動作して、入力データの周波数に応じた速
さの書き込みアドレス信号が生成される。この書き込み
アドレス信号はデュアルポートメモリ80に供給され
て、入力データの書き込みが行われる。
【0027】そして、端子84に供給された内部のクロ
ック周波数(81MHz若しくは108MHz)が読み
出しアドレス回路86に供給されて内部クロック周波数
に同期した読み出しアドレスが生成され、この読み出し
アドレスでデータの読み出しが行われる。このクロック
動作によって内部動作周波数に乗せ替えられたデータが
メモリマネージメント部30を介してSDRAM部40
に供給される。
【0028】メモリマネージメント部30を介して読み
出されたデータはフォーマッタ50に供給されるが、こ
のフォーマッタ50での動作周波数は81MHz若しく
は108MHzである。フォーマッタ50で生成された
SDTIフォーマットの伝送パケットはパラレル・シリ
アル変換されて送信される。シリアル変換するときの動
作周波数は27MHzである。
【0029】続いてこの発明の別の実施形態を示す。本
実施の形態においては、映像や音声の素材等のデータを
パッケージ化してそれぞれのコンテントアイテム(例え
ばピクチャアイテム(Picture Item)やオーディオアイテ
ム(Audio Item))を生成すると共に、各コンテントアイ
テムに関する情報や各コンテントに関するメタデータ等
をパッケージ化して1つのコンテントアイテム(システ
ムアイテム(System Item))を生成し、これらの各コン
テントアイテムをコンテントパッケージとする。さら
に、このコンテントパッケージから伝送パケットを生成
して、シリアルディジタルトランファインターフェイス
を用いて伝送するものである。
【0030】このシリアルディジタルトランスファーイ
ンタフェースとしては、例えばSMPTEで規格化され
たSMPTE−259M「10-bit 4:2:2
Component and 4fsc Composi
te Digital Signals −Seria
l Digital Interface」(以下「シ
リアルディジタルインタフェースSDI(Serial Digita
l Interface)フォーマット」という)のディジタル信号
シリアル伝送フォーマットや、パケット化したディジタ
ル信号を伝送する規格SMPTE−305M「Seri
al DataTransport Interfac
e」(以下「SDTIフォーマット」という)を利用し
て、上述のコンテントパッケージを伝送するものであ
る。
【0031】まず、SMPTE−259Mで規格化され
ているSDIフォーマットを映像フレームに配置した場
合、NTSC525方式のディジタルのビデオ信号は、
水平方向に1ライン当たり1716(4+268+4+
1440)ワード、垂直方向は525ラインで構成され
ている。また、PAL625方式のディジタルのビデオ
信号は、水平方向に1ライン当たり1728(4+28
0+4+1440)ワード、垂直方向は625ラインで
構成されている。ただし、10ビット/ワードである。
【0032】各ラインについて、第1ワードから第4ワ
ードまでの4ワードは、ビデオ信号の領域である144
0ワードのアクティブビデオ領域の終了を示し、アクテ
ィブビデオ領域と後述するアンシラリデータ領域とを分
離するための符号EAV(End of Active Video)を格
納する領域として用いられる。
【0033】また、各ラインについて、第5ワードから
第272ワードまでの268ワードは、アンシラリデー
タ領域として用いられ、ヘッダ情報等が格納される。第
273ワードから第276ワードまでの4ワードは、ア
クティブビデオ領域の開始を示し、アクティブビデオ領
域とアンシラリデータ領域とを分離するための符号SA
V(Start of Active Video)を格納する領域として用
いられ、第277ワード以降がアクティブビデオ領域と
されている。
【0034】SDTIフォーマットでは、上述のアクテ
ィブビデオ領域をペイロード領域として用いるものと
し、符号EAVおよびSAVがペイロード領域の終了お
よび開始を示すものとされる。
【0035】ここで、各アイテムのデータをコンテント
パッケージとしてSDTIフォーマットのペイロード領
域に挿入すると共に、SDIフォーマットの符号EAV
およびSAVを付加して図3に示すようなフォーマット
のデータとする。この図3に示すフォーマット(以下
「SDTI−CPフォーマット」という)のデータを伝
送するときには、SDIフォーマットやSDTIフォー
マットと同様に、P/S変換および伝送路符号化が行わ
れてシリアルデータとして伝送される。なお、図3にお
いて、括弧内の数字はPAL625方式のビデオ信号の
数値を示しており、括弧がない数字はNTSC525方
式のビデオ信号の数値を示している。以下、NTSC方
式についてのみ説明する。
【0036】図4は符号EAVおよびアンシラリデータ
領域に含まれるヘッダデータ(Header Data)の構成を
示している。
【0037】符号EAVは、3FFh,000h,000
h,XYZh(hは16進表示であることを示しており以
下の説明でも同様である)とされている。
【0038】「XYZh」は、ビットb9が「1」に設
定されると共に、ビットb0,b1が「0」に設定され
る。ビットb8はフィールドが第1あるいは第2フィー
ルドのいずれであるかを示すフラグであり、ビットb7
は垂直ブランキング期間を示すフラグである。またビッ
トb6は、4ワードのデータがEAVであるかSAVで
あるかを示すフラグである。このビットb6のフラグ
は、EAVのときに「1」とされると共にSAVのとき
に「0」となる。またビットb5〜b2は誤り検出訂正
を行うためのデータである。
【0039】次に、ヘッダデータの先頭には、ヘッダデ
ータ認識用のデータ「ADF(Ancillary data flag)」
として、固定パターン000h,3FFh,3FFhが配
されている。この固定パターンに続いて、「DID(Dat
a ID)」および「SDID(Secondary data ID)」が設け
られており、SDTI−CPフォーマットでは固定パタ
ーン140h,101hが配される。
【0040】「Data Count」は、「Line
Number-0」から「Header CRC1」
までのワード数を示すものであり、ワード数は46ワー
ド(22Eh)とされている。
【0041】「Line Number-0,Line
Number-1」は、映像フレームのライン番号を
示すものであり、NTSC525方式ではこの2ワード
によって1から525までのライン番号が示される。ま
た、PAL方式625方式では1から625までのライ
ン番号が示される。
【0042】「Line Number-0,Line
Number-1」に続いて、「Line Numb
er CRC0,Line Number CRC1」
が配されており、この「Line Number CR
C0,Line NumberCRC1」は、「DI
D」から「Line Number-1」までの5ワー
ドのデータに対するCRC(cyclic redundancy check
codes)であり、伝送エラーのチェックに用いられる。
【0043】「Code & AAI(Authorized addr
ess identifier)」では、SAVからEAVまでのペイ
ロード領域のワード長がどのような設定とされている
か、および送出側や受取側のアドレスがどのようなデー
タフォーマットとされているか等の情報が示される。
【0044】「Destination Addres
s」はデータ受取側(送出先)のアドレスであり、「S
ource Address」はデータ送出側(送出
元)のアドレスである。
【0045】「Source Address」に続く
「Block Type」は、ペイロード領域がどのよ
うな形式とされているか、例えば固定長か可変長かを示
すものであり、ペイロード領域が可変長の形式であると
きには圧縮データが挿入される。ここで、SDTI−C
Pフォーマットでは、例えば圧縮されたビデオデータ
(映像データ)を用いてコンテントアイテムを生成した
ときにピクチャ毎にデータ量が異なることから可変長ブ
ロック(Variable Block)が用いられる。このため、SD
TI−CPフォーマットでの「Block Type」
は固定データ1C1hとされる。
【0046】「CRC Flag」は、ペイロード領域
の最後の2ワードにCRCが置かれているか否かを示す
ものである。
【0047】また、「CRC Flag」に続く「Da
ta extension flag」は、ユーザーデ
ータパケットを拡張しているか否かを示している。
【0048】「Data extension fla
g」に続いて4ワードの「Reserved」領域が設
けられる。次の「Header CRC 0,Head
erCRC 1」は、「Code & AAI」から
「Reserved4」までのデータに対するCRC
(cyclic redundancy check codes)であり、伝送エラ
ーのチェックに用いられる。次の「Check Su
m」は、全ヘッダデータに対するCheck Sumコ
ードであり、伝送エラーのチェックに用いられる。
【0049】また、図3のペイロード領域では、ビデオ
やオーディオ等のアイテムのデータがSDTIフォーマ
ットの可変長ブロックの形式としてパッケージ化され
る。図5は可変長ブロックのフォーマットを示してい
る。「Separator」および「End Cod
e」は可変長ブロックの開始と終了を示すものであり、
「Separator」の値は「309h」、「End
Code」の値は「30Ah」に設定されている。
【0050】「Data Type」はパッケージ化さ
れているデータが、どのようなアイテムのデータである
かを示すものであり、「Data Type」の値は例
えばシステムアイテム(System Item)では「04h」、ピ
クチャアイテム(Picture Item)では「05h」、オーデ
ィオアイテム(Audio Item)では「06h」、他のデータ
であるAUXアイテム(Auxiliary Item)では「07h」
とされる。なお、上述したように1ワードは10ビット
であり、例えば「04h」に示すように8ビットである
ときには、8ビットがビットb7〜b0に相当する。ま
た、ビットb7〜b0の偶数パリティをビットb8とし
て付加すると共に、ビットb8の論理反転データをビッ
トb9として付加することにより10ビットのデータと
される。以下の説明における8ビットのデータも同様に
して10ビット化される。
【0051】「Word Count」では「Data
Block」のワード数を示しており、この「Dat
a Block」が各アイテムのデータである。ここ
で、各アイテムのデータは、ピクチャ単位例えばフレー
ム単位でパッケージ化されると共に、NTSC方式で
は、番組の切り替え位置が10ラインの位置に設定され
ていることから、NTSC方式では図3に示すように1
3ライン目からシステムアイテム、ピクチャアイテム、
オーディオアイテム、AUXアイテムの順に伝送され
る。
【0052】図6は、システムアイテムの構成を示して
いる。「System ItemType」と「Wor
d Count」は可変長ブロックの「Data Ty
pe」と「Word Count」に相当する。
【0053】1ワードの「System Item B
itmap」のビットb7は、例えばリードソロモン符
号等のような誤り検出訂正符号が加えられているか否か
を示すフラグであり、「1」とされているときには誤り
検出訂正符号が加えられていることを示している。ビッ
トb6は、SMPTE Labelの情報があるか否か
を示すフラグである。ここで「1」とされているときに
は、SMPTE Labelの情報がシステムアイテム
に含まれていることを示している。ビットb5およびb
4はReference Date/Time sta
mp、Current Date/Time stam
pがシステムアイテムにあるか否かを示すフラグであ
る。このReference Date/Time s
tampでは、例えばコンテントパッケージが最初に作
られた時間あるいは日付が示される。またCurren
t Date/Time stampでは、コンテント
パッケージのデータを最後に修正した時間あるいは日付
が示される。
【0054】ビットb3はピクチャアイテム、ビットb
2はオーディオアイテム、ビットb1はAUXアイテム
がシステムアイテムの後にあるか否かを示すフラグであ
り、「1」とされているときにはアイテムがシステムア
イテムの後に存在することが示される。
【0055】ビットb0は、コントロールエレメント(C
ontrol Element)があるか否かを示すフラグであり、
「1」とされているときにはコントロールエレメントが
存在することが示される。なお、図示せずもビットb
8,b9が上述したように付加されて10ビットのデー
タとして伝送される。
【0056】1ワードの「Content Packa
ge Rate」のビットb7〜b6は未定義領域(Res
erved)であり、ビットb5〜b1では、1倍速動作にお
ける1秒当たりのパッケージ数であるパッケージレート
(Package Rate)が示される。ビットb0は1.001フ
ラグであり、フラグが「1」に設定されているときに
は、例えば毎秒59.94(=60/1.001)フィ
ールドであることが示される。
【0057】1ワードの「Content Packa
ge Type」のビットb7〜b5は、ストリーム内
における、当該ピクチャ単位の位置を識別するための
「Stream States」フラグである。この3
ビットのフラグによって、以下の8種類の状態が示され
る。
【0058】0:このピクチャ単位が、プリロール(pr
e-roll)区間、編集区間、ポストロール(post-roll)
区間のいずれの区間にも属さない。 1:このピクチャ単位が、プリロール区間に含まれてい
るピクチャであり、この後に編集区間が続く。 2:このピクチャ単位が、編集区間の最初のピクチャ単
位である。
【0059】3:このピクチャ単位が、編集区間の中間
に含まれているピクチャ単位である。 4:このピクチャ単位が、編集区間の最後のピクチャ単
位である。
【0060】5:このピクチャ単位が、ポストロール区
間に含まれているピクチャ単位である。 6:このピクチャ単位が、編集区間の最初、かつ最後の
ピクチャ単位である(編集区間のピクチャ単位が1つだ
けの状態)。 7:未定義
【0061】ビットb4は未定義領域(Reserved)であ
り、ビットb3,b2の「Transfer Mod
e」では、伝送パケットの伝送モードが示される。ま
た、ビットb1,b0の「Timing Mode」で
伝送パケットを伝送する際の伝送タイミングモードが示
される。ここで、ビットb3,b2で示される値が
「0」のときには同期モード(Synchronous mode)、
「1」のときには等時性モード(Isochronous mode)、
「2」のときは非同期モード(Asynchronous mode)とさ
れる。また、ビットb1,b0で示される値が「0」の
ときには1フレーム分のコンテントパッケージの伝送
を、第1フィールドの所定のラインのタイミングで開始
するノーマルタイミングモード(Normal timing mode)、
「1」のときには第2フィールドの所定のラインのタイ
ミングで伝送を開始するアドバンスドタイミングモード
(Advanced timing mode)、「2」のときは第1および第
2フィールドのそれぞれの所定のラインのタイミングで
伝送を開始するデュアルタイミングモード(Dual timing
mode)とされる。
【0062】「Content Package Ty
pe」に続く2ワードの「Channel Handl
e」は、複数の番組のコンテントパッケージが多重化さ
れて伝送される場合に、各番組のコンテントパッケージ
を判別するためのものであり、ビットH15〜H0の値
を識別することで、多重化されているコンテントパッケ
ージをそれぞれ番組毎に分離することができる。
【0063】2ワードの「Continuity Co
unt」は、16ビットのモジュロカウンタである。こ
のカウンタは、ピクチャ単位毎にカウントアップされる
と共に、それぞれのストリームで独自にカウントされ
る。従って、ストリームスイッチャ等によってストリー
ムの切り替えがあるときには、このカウンタの値が不連
続となって、切り替え点(編集点)の検出が可能とな
る。なお、このカウンタは上述したように16ビットの
モジュロカウンタであり65536と非常に大きな値で
あることから、2つの切り替えられるストリームにおい
て、切り替え点でカウンタの値が偶然に一致する確率が
限りなく低く、切り替え点の検出のために、実用上充分
な精度を提供できる。
【0064】「Continuity Count」の
後には、上述したSMPTE LabelやRefer
ence Date/TimeおよびCurrent
Date/Timeを示す「SMPTE Univer
sal Label」、「Reference Dat
e/Time stamp」、「Current Da
te/Time stamp」領域が設けられる。
【0065】そのあとに、「Package Meta
data Set」や「Picture Metada
ta Set」「Audio Metadata Se
t」「Auxiliary Metadata Se
t」領域が設けられる。なお、「Picture Me
tadata Set」「Audio Metadat
a Set」「Auxiliary Metadata
Set」は、対応するアイテムが「System I
tem Bitmap」のフラグによってコンテントパ
ッケージに内に含まれることが示されたときに設けられ
る。
【0066】上述の「Time stamp」は17バ
イトが割り当てられており、最初の1バイトで「Tim
e stamp」であることが識別されると共に、残り
の16バイトがデータ領域として用いられる。ここで、
データ領域の最初の8バイトは、例えばSMPTE12
Mとして規格化されたタイムコード(Timecode)を示して
おり、後の8バイトは無効データである。
【0067】8バイトのタイムコードは図7に示すよう
に、「Frame」「Seconds」「Minute
s」「Hours」および4バイトの「Binary
Group Data」からなる。
【0068】「Frame」のビットb5,b4でフレ
ーム番号の十の位、ビットb3〜b0で一の位の値が示
される。同様に、「Seconds」「Minute
s」「Hours」の各ビットb6〜b0によって秒、
分、時が示される。
【0069】「Frame」のビットb7はカラーフレ
ームフラグ(Color Frame Flag)であり、第1のカラーフ
レームであるか第2のカラーフレームであるかが示され
る。ビットb6はドロップフレームフラグ(Drop Frame
Flag)であり、ピクチャアイテムに挿入された映像フレ
ームがドロップフレームであるか否かを示すフラグであ
る。「Seconds」のビットb7は例えばNTSC
方式の場合にはフィールド位相(Field Phase)、すなわ
ち第1フィールドであるか第2フィールドであるかが示
される。なおPAL方式のときには「Hours」のビ
ットb6でフィールド位相が示される。
【0070】「Minutes」のビットb7および
「Hours」のビットb7,b6のの3ビットB0〜
B3(PAL方式では、「Seconds」「Minu
tes」「Hours」の各ビットb7の3ビット)に
よって、「Binary Group Data」の各
BG1〜BG8にデータがあるか否かが示される。この
「Binary Group Data」では、例えば
グレゴリオ暦(GregorianCalender)やユリウス暦(Julian
Calender)での年月日を二桁で表示することができるよ
うになされている。
【0071】図8は「Metadata Set」の構
成を示しており、1ワードの「Metadata Co
unt」によってセット内の「Metadata Bl
ock」の数が示される。なお、「Metadata
Set」の値が00hのときには、「Metadata
Block」がないことが示されることから、「Me
tadata Set」は1ワードとなる。
【0072】ここで、「Metadata Bloc
k」が、番組タイトル等のコンテントパッケージの情報
を示す「Package Metadata Set」
の場合には、1ワードの「Metadata Typ
e」、2ワードの「Word Count」に続き、情
報領域である「Metadata」が設けられている。
この「Metadata」のワード数が「Word C
ount」のビットb15〜b0によって示される。
【0073】ビデオやオーディオあるいはAUXデータ
等のパッケージ化されているアイテムに関する情報を示
す「Picture Metadata Set」「A
udio Metadata Set」「Auxili
ary MetadataSet」では、更に1ワード
の「Element Type」と「Element
Number」が設けられており、後述するビデオやオ
ーディオ等のアイテムの「Element Data
Block」内の「Element Type」や「E
lement Number」とリンクするようになさ
れており、「Element Data Block」
毎に、メタデータを設定することができる。また、これ
らの「Metadata Set」の後には「Cont
rolElement」領域を設けることができる。
【0074】次に、ビデオやオーディオ等の各アイテム
のブロックについて図9を用いて説明する。ビデオやオ
ーディオ等の各アイテムのブロック「Item Typ
e」は、上述したようにアイテムの種類を示しており、
ピクチャアイテムでは「05h」、オーディオアイテム
では「06h」、AUXデータアイテムでは「07h」と
される。「Item Word Count」ではこの
ブロックの終わりまでのワード数(可変長ブロックの
「Word Count」に相当)を示している。「I
tem Word Count」に続く「Item H
eader」では、「Element Data Bl
ock」の数が示される。ここで、「Item Hea
der」は8ビットであることから「Element
DataBlock」の数は1〜255(0は無効)の
範囲となる。この「Item Header」に続く
「Element Data Block」がアイテム
のデータ領域とされる。
【0075】「Element Data Bloc
k」は、「Element Type」「Elemen
t Word Count」「Element Num
ber」「Element Data」で構成されてお
り、「Element Type」と「Element
Word Count」によって、「Element
Data」のデータの種類およびデータ量が示される。
また、「Element Number」によって何番
目の「Element Data Block」である
かが示される。
【0076】次に、「Element Data」の構
成について説明する。エレメントの一つであるMPEG
−2ピクチャエレメントは、いずれかのプロファイル若
しくはレベルのMPEG−2ビデオエレメンタリストリ
ーム(V−ES)である。プロファイルおよびレベル
は、デコーダーテンプレートドキュメントで定義され
る。図10は、SDTI−CPエレメントフレームにお
けるMPEG−2 V−ESのフォーマット例である。
この例は、キー、つまりMPEG−2スタートコードを
特定する(SMPTEレコメンデッドプラクティスにし
たがった)V−ESビットストリーム例である。MPE
G−2 V−ESビットストリームは、単純に図10に
示されたようにデータブロックにフォーマットされる。
【0077】次に、ピクチャアイテムに対するメタデー
タ、例えばMPEG−2ピクチャ画像編集メタデータに
ついて説明する。このメタデータは、編集およびエラー
メタデータと、圧縮符号化メタデータと、ソース符号化
メタデータとの組み合わせである。これらのメタデータ
は、主として上述したシステムアイテム、さらには補助
データアイテムに挿入することができる。
【0078】図11は、図6に示すシステムアイテムの
「Picture Metadata Set」領域に
挿入されるMPEG−2ピクチャ編集メタデータ内に設
けられる「Picture Editing Bitm
ap」領域と、「Picture Coding」領域
と、「MPEG User Bitmap」領域を示し
ている。さらに、このMPEG−2ピクチャ編集メタデ
ータには、MPEG−2のプロファイルとレベルを示す
「Profile/Level」領域や、SMPTE1
86−1995で定義されたビデオインデックス情報を
設けることも考えられる。
【0079】1ワードの「Picture Editi
ng Bitmap」のビットb7およびb6は「Ed
it flag」であり、編集点情報を示すフラグであ
る。この2ビットのフラグによって、以下の4種類の状
態が示される。
【0080】00:編集なし 01:編集点が、このフラグが付いているピクチャ単位
の前にある(Pre-picture edit) 10:編集点が、このフラグが付いているピクチャ単位
の後にある(Post-picture edit) 11:ピクチャ単位が1つだけ挿入され、編集点がこの
フラグが付いているピクチャ単位の前と後にある(sing
le frame picture)
【0081】つまり、ピクチャアイテムに挿入された映
像データ(ピクチャ単位)が、編集点の前にあるか、編
集点の後にあるか、さらに2つの編集点に挟まれている
かを示すフラグを「Picture Metadata
Set」(図6参照)の「Picture Edit
ing Bitmap」領域に挿入する。
【0082】ビットb5およびb4は、「Error
flag」である。この「Error flag」は、
ピクチャが修正できないエラーを含んでいる状態にある
か、ピクチャがコンシールエラーを含んでいる状態にあ
るか、ピクチャがエラーを含んでいない状態にあるか、
さらには未知状態にあるかを示す。ビットb3は、「P
icture Coding」がこの「Picture
MetadataSet」領域にあるか否かを示すフ
ラグである。ここで、「1」とされているときは、「P
icture Coding」が含まれていることを示
している。
【0083】ビットb2は、「Profile/Lev
el」があるか否かを示すフラグである。ここで、
「1」とされているときは、当該「Metadata
Block」に「Profile/Level」が含ま
れている。この「Profile/Level」は、M
PEGのプロファイルやレベルを示すMP@MLやHP
@HL等を示す。
【0084】ビットb1は、「HV Size 」があ
るか否かを示すフラグである。ここで、「1」とされて
いるときは、当該「Metadata Block」に
「HV Size 」が含まれている。ビットb0は、
「MPEG User Bitmap」があるか否かを
示すフラグである。ここで、「1」とされているとき
は、当該「Metadata Block」に「MPE
G User Bitmap」が含まれている。
【0085】1ワードの「Picture Codin
g」のビットb7には「Closed GOP」が設け
られる。この「Closed GOP」は、MPEG圧
縮したときのGOP(Group Of Picture)がClose
d GOPか否かを示す。
【0086】ビットb6には、「Broken Lin
k」が設けられる。この「Broken Link」
は、デコーダ側の再生制御に使用されるフラグである。
すなわち、MPEGの各ピクチャは、Bピクチャ、Bピ
クチャ、Iピクチャ・・・のように並んでいるが、編集
点があって全く別のストリームをつなげたとき、例えば
切り替え後のストリームのBピクチャが切り替え前のス
トリームのPピクチャを参照してデコードされるという
おそれがある。このフラグをセットすることで、デコー
ダ側で上述したようなデコードがされないようにでき
る。
【0087】ビットb5〜b3には、「Picture
Coding Type」が設けられる。この「Pi
cture Coding Type」は、ピクチャが
Iピクチャであるか、Bピクチャであるか、Pピクチャ
であるかを示すフラグである。ビットb2〜b0は、未
定義領域(Reserved)である。
【0088】1ワードの「MPEG User Bit
map」のビットb7には、「History dat
a」が設けられている。この「History dat
a」は、前の世代の符号化に必要であった、例えば量子
化ステップ、マクロタイプ、動きベクトル等の符号化デ
ータが、例えば「Metadata Block」の
「Metadata」内に存在するユーザデータ領域
に、History dataとして挿入されているか
否かを示すフラグである。ビットb6には、「Anc
data」が設けられている。この「Anc dat
a」は、アンシラリ領域に挿入されたデータ(例えば、
MPEGの圧縮に必要なデータ等)を、上述のユーザデ
ータ領域に、Anc dataとして挿入されているか
否かを示すフラグである。
【0089】ビットb5には、「Video inde
x」が設けられている。この「Video inde
x」は、Video index領域内に、Video
index情報が挿入されているか否かを示すフラグ
である。このVideo index情報は15バイト
のVideo index領域内に挿入される。この場
合、5つのクラス(1.1、1.2、1.3、1.4お
よび1.5の各クラス)毎に挿入位置が決められてい
る。例えば、1.1クラスのVideo index情
報は最初の3バイトに挿入される。
【0090】ビットb4には、「Picture or
der」が設けられている。この「Picture o
rder」は、MPEGストリームの各ピクチャの順序
を入れ替えたか否かを示すフラグである。なお、MPE
Gストリームの各ピクチャの順序の入れ替えは、多重化
のときに必要となる。
【0091】ビットb3,b2には、「Timecod
e2」、「Timecode1」が設けられている。こ
の「Timecode2」、「Timecode1」
は、Timecode2,1の領域に、VITC(Vert
ical Interval Time Code)、LTC(Longitudinal Ti
me Code)が挿入されているか否かを示すフラグであ
る。ビットb1,b0には、「H−Phase」、「V
−Phase」が設けられている。この「H−Phas
e」、「V−Phase」は、エンコード時にどの水平
画素、垂直ラインからエンコードされているか、つまり
実際に使われる枠の情報がユーザデータ領域にあるか否
かを示すフラグである。
【0092】次に、オーディオアイテムについて説明す
る。オーディオアイテムの「Element Dat
a」は、図12に示すように「Element Dat
a」は「Element Header」「Audio
Sample Count」「Stream Val
id Flags」「Data Area」で構成され
る。
【0093】1ワードの「Element Heade
r」のビットb7は「FVUCPValid Fla
g」であり、AES(Audio Engineering Society)で規
格化されたAES−3のフォーマットにおいて定義され
ているFVUCPが、「Data Area」のAES
−3のフォーマットのオーディオデータ(音声データ)
で設定されているか否かが示される。ビットb6〜b3
は未定義領域(Reserved)であり、ビットb2〜b0で、
5フレームシーケンスのシーケンス番号(5−sequ
ence counter)が示される。
【0094】ここで、5フレームシーケンスについて説
明する。1フレームが525本の走査線で(30/1.
001)フレーム/秒のビデオ信号に同期すると共に、
サンプリング周波数が48kHzであるオーディオ信号
をビデオ信号の各フレームのブロック毎に分割すると、
1ビデオフレーム当たりのサンプル数は1601.6サ
ンプル/フレームとなり整数値とならない。このため、
5フレームで8008サンプルとなるように1601サ
ンプルのフレームを2フレーム設けると共に1602サ
ンプルのフレームを3フレーム設けるシーケンスが5フ
レームシーケンスと呼ばれている。
【0095】5フレームシーケンスは、図13Aに示す
基準フレーム信号に同期して、例えば図13Bに示すよ
うにシーケンス番号1,3,5のフレームが1602サ
ンプル、シーケンス番号2,4のフレームが1601サ
ンプルとされており、このシーケンス番号がビットb2
〜b0で示される。
【0096】2ワードの「Audio Sample
Count」は、図12に示すようにビットc15〜c
0を用いた0〜65535の範囲内の16ビットのカウ
ンタであり、各チャネルのサンプル数が示される。な
お、エレメント内では全てのチャネルが同じ値を有する
ものである。
【0097】1ワードの「Stream Valid
Flags」では、8チャネルの各ストリームが有効で
あるか否かが示される。ここで、チャネルに意味のある
オーディオデータが含まれている場合には、このチャネ
ルに対応するビットが「1」に設定されると共に、それ
以外では「0」に設定されて、ビットが「1」に設定さ
れたチャネルのオーディオデータのみが伝送される。
【0098】「Data Area」の「s2〜s0」
は8チャネルの各ストリームを識別のためのデータ領域
である。「F」はサブフレームの開始を示している。
「a23〜a0」は、オーディオデータであり、「P,
C,U,V」はチャネルステータスやユーザビット、V
alidityビット、パリティ等である。
【0099】次に、オーディオアイテムに対するメタデ
ータについて説明する。オーディオ編集メタデータ(Aud
io Editing Metadata)は、編集メタデータやエラーメタ
データおよびソースコーディングメタデータの組み合わ
せである。このオーディオ編集メタデータは、図14に
示すように1ワードの「Field/Frame fl
ags」、1ワードの「Audio Editing
Bitmap」、1ワードの「CS Valid Bi
tmap」、および「Channel Status
Data」で構成されている。
【0100】ここで、有効とされているオーディオのチ
ャネル数は、上述した図12の「Stream Val
id Flags」によって判別することができる。ま
た「Stream Valid Flags」のフラグ
が「1」に設定されている場合には、「Audio E
diting Bitmap」が有効となる。
【0101】「Audio Editing Bitm
ap」の「First editing flag」は
第1フィールド、「Second editing f
lag」は第2フィールドでの編集状況に関する情報が
示されて、編集点がこのフラグの付いているフィールド
の前あるいは後であるか等が示される。「Errorf
lag」では、修正できないようなエラーが発生してい
るか否か等が示される。
【0102】「CS Valid Bitmap」は、
n(n=6,14,18あるいは22)バイトの「Ch
annel Status Data」のヘッダであ
り、データブロック内で24のチャネルステータスワー
ドのどれが存在しているかが示される。ここで、「CS
Valid1」は、「Channel Status
Data」の0から5バイトまでにデータがあるか否か
を示すフラグである。「CS Valid2」〜「CS
Valid4」は、「Channel Status
Data」の6から13バイト、14から17バイ
ト、18から21バイトまでにデータがあるか否かを示
すフラグである。なお、「ChannelStatus
Data」は24バイト分とされており、最後から2
番目の22バイトのデータによっては0から21バイト
までにデータがあるか否かが示されると共に、最後の2
3バイトのデータが、0から22バイトまでのCRCと
される。また、「Filed/Frame flag
s」でフラグは、8チャネルのオーディオデータに対し
てフレーム単位あるいはフィールド単位のいすれでデー
タがパッキングされているかが示される。
【0103】汎用のデータフォーマット(General Data
Format)では、全てのフリーフォームデータタイプを搬
送するために使用される。しかし、このフリーフォーム
データタイプには、ITネイチャ(ワードプロセッシン
グやハイパーテキスト等)などの特別な補助エレメント
タイプは含まれない。
【0104】SDTI−CPフォーマットは以上にデー
タストリームで構成されているので、このSDTI−C
Pフォーマットの伝送パケットを送受信する場合には、
上述したデータ伝送装置10は図15に示すように構成
することができる。ここで、図1のインタフェース2
2,24,26は、図15において202,203,2
04に対応し、メモリマネージメント部30は図15に
おいて210に対応し、フォーマッタ50は図15にお
いてはSDTIコア部222に対応する。さらにメモリ
部40は図15においてSDRAM部250に対応し、
P/S変換部60は図15において信号変換部260に
対応する。
【0105】このデータ伝送装置10は送受信共用構成
となされており、説明の便宜上データ送信側から説明す
る。
【0106】データ伝送装置10のCPUインタフェー
ス201には、CPU(Central Processing Unit)24
0が接続される。このCPUインタフェース201は複
数のレジスタを有しており、CPU240からのアドレ
ス信号SADによって複数のレジスタを順次指定すると
共に、データ信号SDTを供給して指定されたレジスタ
に「System Item Type」や「Syst
em Item Bitmap」のFEC Activ
e Flag、SMPTE LabelやRefDat
e/TimeやCurrent Date/Timeお
よびControlの有無を示すフラグ、「Conte
nt Package Rate」から「Curren
t Date/Time stamp」までのデータを
収納する。また、これらのレジスタは、後述するSDT
Iコア部222と接続される。
【0107】さらに、CPUインタフェース201に
は、メモリマネジメント部210のメモリ制御部211
と接続されたレジスタが設けられている。このレジスタ
は、後述するSDRAM部250に書き込むデータの格
納位置とされており、「Package MetaDa
ta Set」から「Control Elemen
t」までのデータをこの所定のレジスタに格納すると、
この格納されたデータがメモリ制御部211等を介して
SDRAM部250に順次書き込まれるようになされて
いる。
【0108】圧縮されたビデオデータDVCは、インタ
フェース202を介してメモリ制御部211に供給され
る。また、非圧縮の音声データDAUは、インタフェー
ス203を介してメモリ制御部211に供給される。ま
たその他のデータであるAUXデータDSXが供給され
たときには、インタフェース204を介してメモリ制御
部211に供給される。
【0109】ここで、インタフェース202,203,
204では、入力されたデータのワード数をフレーム単
位でカウントして、データだけでなくそれぞれのワード
カウント値VC,AC,XCもメモリ制御部211に供
給する。またインタフェース202,203,204で
は、クロック乗せ替え処理を行い、外部からそれぞれ異
なる周波数で入力されたデータを後述するSDRAM部
250のクロック周波数のデータに乗せ替える。
【0110】このクロック乗せ替え処理では、データ出
力装置側のクロック信号に基づいて各アイテムのデータ
がメモリ80(図2参照)に書き込まれると共に、メモ
リ80に書き込まれたデータはSDRAM部250のク
ロック信号で読み出されて、クロックの乗せ替えが行わ
れる。例えば27MHzや36MHzあるいは54MH
zの伝送速度の8ビットビデオデータDVCやサンプリ
ング周波数が48kHzで16ビットオーディオデータ
DAUがメモリ80に書き込まれて、SDRAM部25
0のクロック信号の周波数である81MHzあるいは1
08MHzで読み出されてクロックの乗せ替えが行われ
る。
【0111】さらに、インタフェース203ではシリア
ル−パラレル変換を行いシリアルのオーディオデータを
SDRAM部250のバス幅に応じたビット数のパラレ
ルデータに変換してメモリ制御部211に供給する。な
お、インタフェース202,204でも入力されたデー
タをSDRAM部250のバス幅に応じたビット数に変
換してメモリ制御部211に供給する。同様に、上述の
CPUインタフェース201でも、SDRAM部250
に書き込むデータの1フレーム分のワード数をカウント
してワードカウント値MCをメモリ制御部211に供給
すると共に、クロック乗せ替え処理やバス幅に応じたビ
ット数への変換処理を行う。
【0112】メモリ制御部211には、SDRAM部2
50に書き込むデータを蓄えたり、SDRAM部250
から読み出されたデータを一時蓄えるためのメモリ部
(第1の内部メモリ)212が接続される。
【0113】ここで、SDRAM部250が例えば32
ビット16ワードでバースト転送を行うことにより、最
大の転送効率でデータの書き込みや読み出しを行うこと
ができる場合、メモリ部212はシステムアイテムとピ
クチャアイテムとオーディオアイテムとAUXアイテム
のそれぞれに対して、32ビット16ワードで2バンク
のメモリ容量を持つように構成する。
【0114】このようにメモリ部212を構成すること
で、バンク切り替えを行いながらデータ伝送を行うこと
により、各アイテムのデータを32ビット16ワードで
バースト転送することができる。
【0115】メモリ制御部211では、SDRAM部2
50とのデータ転送に合わせて構成されたメモリ部21
2の入力ポートが1系統であるときには、インタフェー
ス201〜204を介して供給されたシステムアイテム
のデータDSY、ビデオデータDVCやオーディオデー
タDAUおよびAUXデータDSXの書き込みの調停を
行い、各データを順次メモリ部212に記憶させる。そ
の後、メモリ部212にバースト転送分のデータが蓄え
られたときには、このデータをSDRAM部250に書
き込むための書き込み要求信号WQを生成してアービタ
ー部213に供給する。さらに、インタフェース20
1,202,203,204から供給されたワードカウ
ント値MC,VC,AC,XCをフレーム毎にワードカ
ウントテーブル部214に格納させる。
【0116】アービター部213ではメモリ制御部21
1からの書き込み要求信号WQに基づくSDRAM部2
50に対する書き込み要求や、後述するメモリ制御部2
15からの読み出し要求信号RQに基づくSDRAM部
250に対する読み出し要求の調停を行う。ここで、要
求を受け付けたことを示す信号AKA,AKBをメモリ
制御部211,215に供給することにより、メモリ部
212からSDRAM部250へのデータ転送と、SD
RAM部250からメモリ部(第2の内部メモリ)21
6に対してのデータの転送が異なるタイミングで行われ
る。
【0117】また、ワードカウントテーブル部214に
格納されているワードカウント値に基づいて、アービタ
ー部213ではSDRAM部250に対するデータの書
き込みや読み出しを行うための制御信号を生成してSD
RAMコントロール部220に供給することにより、各
アイテムのデータをSDRAM部250に対して正しく
書き込むことができると共に、書き込まれているデータ
を正しく読み出すことができる。
【0118】SDRAMコントロール部220では、ア
ービター部213からの制御信号に基づきバースト転送
によってSDRAM部250に対してのデータの書き込
みや読み出しを行うと共に、SDRAM部250のリフ
レッシュ動作等の処理を行う。
【0119】また、アービター部213には、SDRA
M部250からバースト転送で読み出されたデータを一
時蓄えるためのメモリ部216が接続されている。この
メモリ部216は、メモリ部212と同様にSDRAM
部250との間で最大の転送効率でデータの書き込みや
読み出しを行うことができるように構成する。
【0120】このメモリ部216でのデータの書き込み
や読み出しはメモリ制御部215によって制御されて、
SDRAM部250のクロック周波数でデータが書き込
まれると共に、書き込まれたデータをシリアルデータに
変換して送信周波数(例えば270Mbps)で出力で
きるように読み出されてSDTIコア部222に供給さ
れる。
【0121】メモリ制御部215では、メモリ部216
に蓄えられたデータ量を判別し、データ量が少なくなれ
ばSDRAM部250からデータを読み出すための読み
出し要求信号RQをアービタ部213に供給する。ま
た、メモリ部216にデータがある場合には、このメモ
リ部216のデータをSDTIコア部222で読み出さ
せるための要求信号RQを生成してSDTIコア部22
2に供給する。
【0122】SDTIコア部222では、メモリ部21
6から32ビット1ワード単位で読み出された8ビット
の各アイテムのデータを10ビット化する。また、CP
Uインタフェース201のレジスタに蓄えられている情
報を用いてシステムアイテムを生成したり、ビデオデー
タやオーディオデータ等にヘッダ情報等を付加してピク
チャアイテムやオーディオアイテム等を生成する。この
各アイテムの生成では、誤り検出用のCRCや誤り検出
訂正用のFECを付加することも行う。さらに、「Se
parator」、「End Code」等の固定値を
発生して付加すると共に、EAVやSAVおよびヘッダ
データを付加する。このようにして生成されたデータ
を、信号変換部230によってシリアルデータに変換し
て出力することにより、シリアルディジタルデータの伝
送が行われる。
【0123】メモリ制御部211では、SDRAM部2
50に対する書き込み要求WQの有無を監視し、メモリ
制御部215ではSDRAM部250に対する読み出し
要求RQの有無を監視し、書き込み要求WQや読み出し
要求RQがないときはクロック発生器70に対しアイド
リングモードとするような制御信号CTL(例えばロー
信号)がそれぞれのメモリ制御部211,215から供
給される。この制御信号CTLを受けてクロック発生器
70では最低のクロック周波数、この例では27MHz
をメモリマネージメント部210やインタフェース20
2〜204に送り出す。一方SDTIコア部222には
27MHzの固定クロック周波数を供給する。
【0124】これに対して、メモリ制御部211からの
SDRAM部250に対する書き込み要求WQや、メモ
リ制御部215からのSDRAM部250に対する読み
出し要求RQが発生した場合には、クロック発生器70
に対し通常の動作周波数とするような制御信号CTL
(例えばハイ信号)が供給される。この制御信号CTL
を受けてクロック発生器70では高速のクロック周波数
81MHz若しくは108MHzをメモリマネージメン
ト部210やインタフェース202〜204に送り出
す。この場合でもSDTIコア部222には27MHz
の固定クロック周波数を供給する。
【0125】このように送信モードにあって、メモリマ
ネージメント部210が動作モードのときのみ高速のク
ロック周波数で動作させることによって、このメモリマ
ネージメント部210での電力消費を従来よりも大幅に
減らすことできる。
【0126】また、このデータ伝送装置10を受信側で
用いる場合には、上述の送信側の場合とは逆の処理を行
う。すなわち、上述したように信号変換部260にはク
ロック発生器70から固定のクロック周波数(27MH
z)が供給され、受信したシリアル信号を10ビットの
パラレル信号に変換してSDTIコア部222に供給す
る。SDTIコア部222では、CRCを用いて誤り検
出を行いあるいはFECによって誤り検出訂正を行う。
さらに、コンテントパッケージの各アイテムのデータを
分離してメモリ部216に書き込む。またコンテントパ
ッケージに含まれているワードカウント値を取り出して
ワードカウンタテーブル部214に格納する。
【0127】メモリ部216はメモリ制御部215によ
って制御されると共に、メモリ制御部215ではメモリ
部216に書き込まれたデータ量を判別する。ここで、
SDRAM部250へのバースト転送分のデータがメモ
リ部216に蓄えられたときには、メモリ部216に蓄
えられたデータをSDRAM部250に書き込むための
書き込み要求信号WQをメモリ制御部215からアービ
ター部213に供給する。
【0128】アービター部213では、メモリ制御部2
15からの書き込み要求やメモリ制御部211からの読
み出し要求の調停を図ると共に、ワードカウンタテーブ
ル部214に格納されているワード数の情報を用いて、
各アイテムの1フレーム分のビデオデータやオーディオ
データ等をメモリ部216を介してSDRAM部250
に書き込む。またSDRAM部250から読み出したデ
ータをメモリ部212に供給する。
【0129】メモリ部212に書き込まれたデータは、
メモリ制御部211によって順次読み出されて、データ
と対応するインタフェース部201〜204に供給され
る。各インタフェース部201〜204では、送信時と
は逆の処理によってクロック乗せ替えを行いSDRAM
部250のクロック周波数に基づくデータを、データ記
録再生装置10に応じたクロック周波数のデータとして
出力する。
【0130】この受信モードの場合でも、メモリ制御部
215からのSDRAM部250に対する書き込み要求
WQや、メモリ制御部211からのSDRAM部250
に対する読み出し要求RQが発生した場合のみ、それぞ
れのメモリ制御部211,215からクロック発生器7
0に対し通常の動作周波数とするような制御信号CTL
(例えばハイ信号)が供給される。この制御信号CTL
を受けてクロック発生器70では高速のクロック周波数
81MHz若しくは108MHzをメモリマネージメン
ト部210やインタフェース202〜204に送り出
す。
【0131】このように受信モードにあって、メモリマ
ネージメント部210が動作モードのときのみ高速のク
ロック周波数で動作させることによって、このメモリマ
ネージメント部210での電力消費を従来よりも大幅に
減らすことできる。
【0132】図15の実施形態では、動作モードを自動
的に判別してクロック発生器70を制御するように構成
したが、これを手動で行うこともできる。例えば予め送
信すべきデータ量(ビットレート)が判っているときや
受信するデータ量(ビットレート)が判っているとき
は、そのデータの伝送速度などに合わせて図15に設け
られた制御端子72から、この例では4種類のクロック
周波数(27MHz/54MHz/81MHzおよび1
08MHz)の何れかを選択する選択信号をクロック発
生器70に与えることもできる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、送受
信しようとするデータ量に応じて、受信したデータを書
き込んだり、送信すべきデータを書き込むメモリのクロ
ック周波数を切り替えるようにしたものである。
【0134】これによれば、データの送受信が行われて
いない期間などでは通常の動作周波数よりも低い周波数
で動作させることができるから、低消費電力化を図るこ
とができる特徴を有する。
【0135】したがって、この発明は局内でのデータ伝
送システムなどように、転送モード領域やタイミングモ
ード領域を用意したSDTI−CPフォーマットの伝送
パケットを伝送する場合に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ伝送装置の一実施形態を
示す要部の系統図である。
【図2】クロック乗せ替え回路の一実施形態を示す系統
図である。
【図3】この発明を適用できるSDTI−CPフォーマ
ットのマッピング例を示す構成図である。
【図4】EAVおよびヘッダデータのフォーマットを示
す構成図である。
【図5】可変長ブロックのフォーマットを示す構成図で
ある。
【図6】システムアイテムの構成図である。
【図7】タイムコードの構成図である。
【図8】メタデータセットの構成図である。
【図9】システムアイテムを除くアイテムの構成図であ
る。
【図10】SDTI−CPエレメントフレームの構成図
である。
【図11】MPEG−2ピクチャ編集メタデータの構成
図である。
【図12】オーディオアイテムのエレメントデータブロ
ックの構成図である。
【図13】5フレームシーケンスを示すタイミングチャ
ートである。
【図14】オーディオ編集メタデータの構成図である。
【図15】この発明に係るデータ伝送装置の一実施形態
を示す要部の系統図である。
【図16】従来のデータ伝送装置の概要を示す系統図で
ある。
【符号の説明】
10・・・データ伝送装置、22,24,26,20
2,203,204・・インタフェース、30,210
・・・メモリマネージメント部、40,250・・・S
DRAM、50,222・・・フォーマッタ(SDTI
コア部)、60,260・・・信号変換部、70・・・
クロック発生器、213・・・アービター部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 靖行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CC03 5K028 EE03 EE12 KK32 MM04 SS06 SS24 5K030 HB02 JA01 KA03 KA21 LC01 LE17 5K034 AA15 CC03 HH45 MM11 MM31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信しようとするデータ量に応じて、
    受信したデータを書き込んだり、読み出したり、あるい
    は送信すべきデータを書き込んだり、読み出したりする
    メモリのクロック周波数を切り替えるようにしたことを
    特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリのクロック周波数は、上記メ
    モリへの書き込み若しくは読み出し要求が途切れたと
    き、高速のクロック周波数から低速のクロック周波数に
    切り替えられるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリのクロック周波数は、上記入
    力データ量に応じて手動で選択されるようになされたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 映像フレーム1ラインの区間を、終了同
    期符号が挿入される終了同期符号領域と、補助データが
    挿入される補助データ領域と、開始同期符号が挿入され
    る開始同期符号領域と、映像信号を含むデータが挿入さ
    れるペイロード領域とで構成されたシリアル・ディジタ
    ル・トランスファ・インタフェースの伝送パケットを伝
    送するデータ伝送装置であって、 このデータ伝送装置には、異なる周波数で入力された上
    記伝送パケットが供給されるインタフェースと、 上記伝送パケットのデータを書き込むメモリと、 このメモリを管理するメモリマネージメント部と、 このメモリマネージメント部に設けられたクロック発生
    器とで構成され、 このクロック発生器は複数のクロック周波数を発生する
    と共に、送受信しようとするデータ量に応じて上記メモ
    リのクロック周波数を切り替えるようにしたことを特徴
    とするデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 上記メモリのクロック周波数は、上記メ
    モリへの書き込み若しくは読み出し要求が途切れたとき
    に得られる上記メモリマネージメント部からの制御信号
    で、高速のクロック周波数から低速のクロック周波数に
    切り替えられるようにしたことを特徴とする請求項4記
    載のデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 上記メモリのクロック周波数は、上記入
    力データに応じて手動で選択されるようになされたこと
    を特徴とする請求項4記載のデータ伝送装置。
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JP2014504064A (ja) * 2010-11-22 2014-02-13 アップル インコーポレイテッド 周波数変化中の効率的なdllトレーニングプロトコルのためのメカニズム

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