JP2000308036A - 放送番組受信装置 - Google Patents

放送番組受信装置

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JP2000308036A
JP2000308036A JP11109060A JP10906099A JP2000308036A JP 2000308036 A JP2000308036 A JP 2000308036A JP 11109060 A JP11109060 A JP 11109060A JP 10906099 A JP10906099 A JP 10906099A JP 2000308036 A JP2000308036 A JP 2000308036A
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trial
program
viewing restriction
trial viewing
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JP11109060A
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English (en)
Inventor
Yukio Yokoyama
幸雄 横山
Koichi Hiramatsu
晃一 平松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試視聴の許可された放送番組に応じて広告的
効果や勧誘効果の高い試視聴制限を行えると共に、不正
行為に対する安全性を維持して、容易に試視聴を制限す
る。 【解決手段】 視聴契約をしていない有料放送の番組を
選択する(ステップS1)と、その有料放送番組を検索
して(ステップS2)、当該有料放送番組が試視聴を許
可されているものか否かを判断し(ステップS3)、試
視聴が許可されている場合(ステップ3“Yes”)、
受信した有料番組情報を検索して、対応する試視聴制限
データを受信する(ステップS5)。その後、デスクラ
ンブル鍵を、デスクランブル回路にセットして、有料番
組情報のスクランブルを解除し(ステップS6)、試視
聴制限データの再生を行い、有料番組の映像情報や音声
情報に重畳する(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放送番組受信装
置に関し、特に、有料チャンネルあるいは有料番組を試
視聴するための放送番組受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有料番組の試視聴を行えるようにする方
法としては、例えば特開平2−261281号公報に記
載のものが知られている。この場合の放送番組受信装置
は、有料チャンネルの取扱い説明を予めROMのような
記憶媒体の中に保持しておき、それを重畳(スーパーイ
ンポーズ)させることになっている。また、通信衛星
(CS)を利用したディジタル放送などでは、初期契約
時の一定期間は全てのチャンネルを試視聴することが可
能であるが、その期間以降は不可能になってしまう。そ
の一方で、宣伝用のチャンネルを別途作り、勧誘等を行
っている。
【0003】図5は特開平2−261281号公報に記
載されている従来の受信機の構成図である。チューナ2
0には高周波信号が入力端子21を介して入力される。
このチューナ20は、入力端子21からの視聴チャンネ
ルを選択し、その選択した高周波の信号の中間周波を検
波回路22に出力する。検波回路22は入力した信号を
ベースバンドの音声・映像信号に検波して音声信号をR
F変調回路23に出力する。また、検波回路22で検波
された映像信号は、デスクランブル回路24でスクラン
ブルが解除された後、スーバーインポーズ回路25を介
してRF変調回路23に入力される。RF変調回路23
は入力したベースバンドの音声・映像信号をテレビジョ
ンチャンネルの高周波に変換してテレビジョンに接続さ
れた出力端子26に出力する。チューナ20、デスクラ
ンブル回路24及びスーパーインポーズ回路25は、キ
ー操作部27の有料チャンネルの選択に連動してCPU
28を介して駆動制御される。スーパーインポーズ回路
25は、CPU28のスーパーインポーズ指令に応動し
て、記憶メモリ29に記憶された取扱い説明書の文字を
映像信号にスーパーインポーズする。CPU28はデー
タ送受信部30を介してCATVセンタ(図示せず。)
との交信が行われ、キー操作部27の操作に連動して、
表示部31に選択チャンネル番号及び有料の表示をす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の放送番組受信装
置は、試視聴に際し画面に重畳させる固定パターンが一
通りであり、目隠しといった効果はあったが、広告的効
果あるいは勧誘効果はほとんど無かった。また、番組の
音声部分や、音声のみの番組については、試視聴の対象
としてなかった。
【0005】一方、番組供給者の側からすると、試視聴
のためとはいえ、全ての受信機において一旦スクランブ
ルを解除してしまうことによる不正行為への懸念があっ
た。
【0006】更に、CSを利用したディジタル放送で
は、宣伝用のチャンネルを作る労力が必要になることと
視聴者の立場からは宣伝用に抽出された部分だけではな
く本当の番組自体を試視聴したいという要求があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、試視聴の許可された放送番組
に応じて広告的効果や勧誘効果の高い試視聴制限を行え
ると共に、不正行為に対する安全性を維持して、容易に
試視聴を制限することのできる放送番組受信装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の放送番組受信装置では、例えばデータ放送
コンテンツや制御情報等として放送電波に乗って配信さ
れる試視聴制限データを、目隠し画像、あるいは音声妨
害ノイズ等として利用し、特に、試視聴制限データを有
料番組毎に対応させることで、目隠しと同時に広告を表
示することも可能にすると共に、番組毎の目隠し具合な
どもきめ細かく制御することで、視聴者を引き付ける勧
誘効果を期待するもので、具体的には、以下の手段を備
えた放送番組受信装置である。 (a)放送番組と試視聴制限データとを受信する受信手
段; (b)上記受信手段が受信した放送番組を再生する放送
番組再生手段; (c)上記受信手段によって受信された放送番組が試視
聴可能のものか否かを判断して、試視聴可の放送番組で
あると判断した場合には、上記放送番組再生手段によっ
て再生されている放送番組に上記試視聴制限データを重
畳させて再生する試視聴制限データ再生手段。
【0009】特に、試視聴制限データは、画像情報であ
り、試視聴制限データ再生手段は、放送番組再生手段に
よって再生されている放送番組の映像に、試視聴制限デ
ータを重畳させて再生することを特徴とする。
【0010】また、試視聴制限データは、音声情報であ
り、試視聴制限データ再生手段は、放送番組再生手段に
よって再生されている放送番組の音声に、試視聴制限デ
ータを重畳させて再生することを特徴とする。
【0011】また、試視聴制限データは、画像情報と、
音声情報とからなり、試視聴制限データ再生手段は、放
送番組再生手段によって再生されている放送番組の放送
番組の映像および音声に、試視聴制限データを重畳させ
て再生することを特徴とする。
【0012】また、以下の手段を備えた放送番組受信装
置である。 (a)スクランブル化された放送番組を受信する受信手
段; (b)上記受信手段によって受信された上記放送番組を
デスクランブルしてデスクランブルされた放送番組を再
生する放送番組再生手段; (c)上記受信手段によって受信された放送番組が試視
聴可能のものか否かを判断して、試視聴可の放送番組で
あると判断した場合には、上記放送番組再生手段による
上記放送番組のデスクランブル処理を制御して、再生さ
れた放送番組の試視聴を制限する視聴制限手段。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係わる放送番組受信装置の構成を示す
ブロック図であり、ディジタル放送において有料放送番
組を受信して視聴する場合を示している。図1におい
て、1は入力端子、2はチューナ、3は変調されていた
電波を復調し元のディジタル情報であるMPEGのトラ
ンスポートストリーム(TS)に戻す復調回路、4はス
クランブルされているMPEGトランスポートストリー
ムのスクランブルを解除するデスクランブラ回路、5は
一つのトランスポートストリームに多重化されている映
像情報、音声情報、データ放送情報を分離するためのD
emux回路、6a,6bは符号化されている音声情報
を復号化するための音声デコーダ回路、7は符号化され
ている映像情報を復号化するための映像デコーダ回路、
8は2つの音声デコーダ回路6a,6bからの信号をミ
ックスする音声合成回路、9は音声情報をディジタル信
号からアナログ信号に変換する音声D/A回路、10は
メニューや、EPG(電子番組ガイド)、試視聴制限デ
ータなどの付加的な画像を描画するための情報を一時記
憶するビデオRAM、11は映像デコーダ回路7から出
力される映像とビデオRAM10上の映像を合成するた
めの映像合成回路、12は映像情報をディジタル信号か
らアナログ信号に変換する映像D/A回路、13はCP
U、14はDRAMなどにより構成されるメモリ、15
はICカードとのインタフェースを司るICカードイン
タフェース部、16はICカードである。
【0014】次に動作について説明する。<視聴契約をしている有料放送番組を選択して視聴する
場合> まず、入力端子1から放送電波が入力され、視聴
者が所望する放送局の電波をチューナ2で選択して受信
する。そして、復調回路3によりMPEGシステムのト
ランスポートストリームの形態を採るディジタル情報に
復元される。その後、デスクランブル回路4においてス
クランブルが解除される。その際、ICカードインター
フェース部15を介してICカード16から抽出したデ
スクランブル鍵を用いてスクランブルが解除される。
【0015】Demux回路5では、スクランブルの解
除されたMPEGシステムのトランスポートストリーム
の形態を採るディジタル情報から、受信しようとする視
聴契約をした有料放送番組や、その試視聴制限データ、
その他メニューやEPG(電子番組ガイド)等の付加的
な画像を描画するためのデータ放送コンテンツや、さら
には制御用情報等を分離すると共に、分離した各データ
から映像情報/音声情報、更にデータ放送のための情報
を分離抽出して、それぞれ出力する。
【0016】具体的には、視聴契約をしている有料放送
番組の場合には、その映像情報は映像デコーダ回路7へ
出力される一方、その音声情報は音声デコーダ回路6a
へ出力される。また、メニューや、EPG(電子番組ガ
イド)、試視聴制限データなどの付加的な画像を描画す
るための画像情報は、符号化されている場合には復号し
て、ビデオRAM10へ出力される一方、音声情報があ
る場合には、音声デコーダ回路6bへ出力される。
【0017】すると、映像デコーダ回路7では、Dem
ux回路5からの視聴契約をした有料放送番組の映像情
報をデコードして映像合成回路11へ出力し、映像合成
回路11では、デコードされた映像情報と、ビデオRA
M10からのメニューや、EPG(電子番組ガイド)、
試視聴制限データなどの付加的な画像情報とを合成し
て、映像D/A回路12に出力され、アナログ映像とし
て再生して映像出力を行う。
【0018】ただし、ここまでの処理は、視聴契約をし
ている有料放送番組を受信する場合の処理であるため、
CPU13は、映像合成回路11等を制御して、ビデオ
RAM10上に試視聴制限データの情報が蓄積されてい
る場合でも、視聴契約をしている有料放送番組の映像情
報に合成させないようにし、視聴契約をしている有料放
送番組の映像情報や、メニュー、EPG(電子番組ガイ
ド)等の試視聴制限データ以外の画像情報が通常に表示
されるようにする。なお、視聴契約をしている有料放送
番組を受信する際、試視聴制限データが受信されない場
合や、試視聴制限データを受信しても破棄するようにし
ている場合には、このような制御処理は不要である。
【0019】また、音声情報の場合も同様に、音声デコ
ーダ回路6aが、Demux回路5からの視聴契約をし
ている有料放送番組の音声情報をデコードして音声合成
回路8へ出力する一方、音声デコーダ回路6bが、De
mux回路5からのメニューや、EPG(電子番組ガイ
ド)に伴う音声情報、試視聴制限データとしての音声情
報をデコードして音声合成回路8へ出力する。
【0020】尚、メニューや、EPG(電子番組ガイ
ド)、試視聴制限データなどのための音声情報がない場
合には、音声デコーダ回路6bはデコードを行わず、音
声デコーダ回路6b自体も不要である。また、ここで
は、音声デコーダ回路6bを用いて試視聴制限データの
音声情報を復号しているが、CPU13の処理性能が十
分であれば、CPU13がソフトウェア的に行うことも
可能であり、この場合にも音声デコーダ回路6b自体が
不要となる。
【0021】そして、音声合成回路8は、音声デコーダ
回路6a,6bからの2つの音声信号をミックスして音
声D/A回路9に送出し、音声D/A回路9は、そのミ
ックスされた音声信号をアナログ音として再生し音声出
力を行う。
【0022】<視聴契約をしていない番組を選択した場
合の動作>次に、視聴契約をしていない番組を選択した
場合の動作について説明する。図2は、視聴契約をして
いない番組を選択した場合の動作を示すフローチャート
である。まず、視聴者がリモコン等を操作してチューナ
7を動作させて、視聴契約をしていない有料放送の番組
を選択する(ステップS1)。
【0023】すると、番組放送局(図示せず。)から視
聴契約をしていない有料放送番組や、その試視聴制限デ
ータ、その他メニューやEPG等のデータ放送コンテン
ツ、制御情報等がトランスポートストリームに重畳して
送られきて、入力端子1およびチューナ2を介し、復調
回路3へ入力し、復調回路3によりMPEGシステムの
トランスポートストリームの形態を採るディジタル情報
に復調される。
【0024】すると、CPU13は、Demux回路5
で分離抽出される視聴契約をしていない有料放送番組情
報の制御データ領域に含まれる当該放送番組が試視聴可
能か否かを示す情報を検索して(ステップS2)、その
情報に基づいて当該有料放送番組が試視聴を許可されて
いるものか否かを判断する(ステップS3)。その際、
映像情報と、音声情報とをそれぞれ別々に試視聴可能か
否かを判断するようにして、別々に試視聴可能か否かを
指定できるようにしてもよい。
【0025】ここで、この試視聴可能か否かを判断する
方法は、制御データ領域に含まれる当該放送番組が試視
聴可能か否かを示す情報に基づく他、各種考えられ、例
えば、チューナ2の選択チャネルが視聴契約をしている
ものか否かで判断したり、また、試視聴を許可していな
い有料放送番組がスクランブルされてくる場合、CPU
13が、そのデスクランブル鍵がICカード16やメモ
リ14等に登録されているか否かで判断するようにして
も良いが、本実施の形態1では、試視聴を許可していな
い有料放送番組がスクランブルされて送信される場合を
想定するものとする。
【0026】そして、CPU13は、受信した有料放送
番組が試視聴を許可されていないものと判断した場合に
は(ステップ3“No”)、試視聴が許可されていない
放送番組のデスクランブル鍵がICカード16やメモリ
14等に記憶されている場合でも、デスクランブル回路
4にその放送番組のデスクランブル鍵をセットせず、デ
スクランブル処理を中止するようにする(ステップS
4)。その結果、視聴者は、その放送番組を試視聴する
ことができない。
【0027】これに対し、受信し復調した有料放送番組
の試視聴が許可されているものと判断した場合(ステッ
プ3“Yes”)、CPU13は、入力端子1を介しチ
ューナ2により受信したその有料放送番組情報に対応す
るデータ放送コンテンツ等を検索して、それに対応する
試視聴制限データを受信して復調するようにする(ステ
ップS5)。
【0028】次に、CPU13は、その試視聴を許可さ
れた有料放送番組の中に含まれているスクランブル解除
のためのデスクランブル鍵(暗号鍵)を、ICカードイ
ンターフェース部15を介しICカード16を制御する
ことによって抽出して、デスクランブル回路4にセット
し、デスクランブル回路4にデスクランブル処理を行わ
せ、スクランブルの解除されたトランスポートストリー
ムを出力させる(ステップS6)。尚、デスクランブル
鍵は、有料放送番組の中に含まれてなく、それとは別に
制御情報等により送信されて来る場合でも勿論良い。
【0029】すると、視聴契約をしていないが、試視聴
を許可されたデスクランブル処理後の有料放送番組や、
その試視聴制限データ、その他メニューやEPG(電子
番組ガイド)、データ放送コンテンツ等のデータ情報
は、Demux回路5へ入力し、Demux回路5で
は、上述の視聴契約をしている有料放送番組を選択して
視聴する場合の処理と同様に、各データを、映像情報、
音声情報、データ情報とに分離して抽出し、映像情報
は、映像デコーダ回路7へ送出する一方、音声情報は音
声デコーダ回路6a,6b、データ情報はビデオRAM
10へ送出するようにする。
【0030】すると、その試視聴を許可された有料放送
番組の映像情報や音声情報等は、それぞれ、映像デコー
ダ回路7、音声デコーダ回路6aで復号され、映像合成
回路11、音声合成回路8へ出力される。また、その試
視聴制限データや、メニューやEPG(電子番組ガイ
ド)のデータ放送コンテンツ等はビデオRAM10を介
し映像合成回路11へ出力され、音声情報は音声デコー
ダ回路6bで復号されて音声合成回路8へ出力される。
【0031】その後、映像合成回路11では、映像デコ
ーダ回路7からの視聴を許可された有料放送番組の映像
情報を入力して、ビデオRAM10に格納されている当
該有料放送番組用に受信された試視聴制限データの情報
と重畳して、映像D/A回路12へ出力する。
【0032】すると、映像D/A回路12は、重畳され
た上記有料放送番組の映像情報と、上記有料放送番組用
に受信された試視聴制限データの情報とからなる画面を
D/A変換して映像出力を行い、ディスプレイ(図示せ
ず。)等に表示させる。
【0033】図3に、ディスプレイ等に表示される試視
聴制限データの重畳された映像画面の一例を示す。この
図3に示すように、視聴可能な有料番組画面の上に、試
視聴制限データによる目隠し用の映像パターンとして、
表示画面を4分割し、その半分を目隠しとし、かつ、そ
の目隠し部分に、放映期間や、視聴料、当該チャンネル
における今後の放映予定等のメニューやEPG等のデー
タ情報や、広告、視聴勧誘等の文字や図形等の情報を提
示するようにする。もちろん、これらの情報を表示しな
くてもよい。尚、動画もデータ放送コンテンツとしてデ
ータ放送により送受信できるのであれば、動画を試視聴
制限データとして利用するようにしても良い。
【0034】図4(a)〜(d)に、ディスプレイ等に
表示される試視聴制限データの重畳された映像画面の他
の一例を示す。この図4の場合は、上記図3の場合と同
様に、視聴可能な有料番組画面の上に、試視聴制限デー
タによる目隠し用の映像パターンとして表示画面を4分
割してその半分を目隠しとして表示するが、この図4の
場合は、(a)〜(d)に示すように、目隠し部分を経
過時間と共に大きくしていき、ある時点で全て隠れてし
まうようにし、これを1回のみ行ったり、あるいは繰り
返し行うようにして試視聴を制限するようにしても良
い。尚、この時に、その目隠し部分に、図3の場合と同
様に、放映期間や、視聴料、当該チャンネルにおける今
後の放映予定等のメニューやEPG等の文字や図形等の
情報や、広告、視聴勧誘等の情報を提示するようにして
も勿論良い。
【0035】また、音声の場合は、音声合成回路8で、
音声デコーダ回路6bからの試視聴制限データによる音
声情報と、音声デコーダ回路6aからの有料番組の音声
情報との重畳が行われて、音声D/A回路12によりD
/A変換されて、音声出力が行われる。
【0036】この際、試視聴制限データの音声情報がノ
イズであると定義されている場合は、重畳ではなく、す
べてノイズにするようにしても良い。また、同様に無声
指示の場合は、音声デコーダ回路6aからの有料番組の
音声情報全体を消音することになる。さらには、音声デ
コーダ回路6aからの有料番組の音声情報全体を消音し
て、広告、視聴勧誘等の音声を出力するようにしても良
い。
【0037】従って、実施の形態1の放送番組受信装置
によれば、試視聴を許可された放送番組に対し、放送に
より受信した試視聴制限データにより視聴の制限を加え
るようにしたため、試視聴制限データを放送番組に対応
させて容易に変更することができる。その結果、放送番
組に応じて試視聴制限データにより、広告効果や勧誘効
果を持った試視聴方法を容易に提供できる。
【0038】また、実施の形態1では、試視聴を許可さ
れた放送番組に対し、映像やデータ情報のほかに、音声
情報により試視聴制限を加えるようにしたので、音声の
点からも試視聴を制限することができ、試視聴制限効果
をより発揮することが可能になる。
【0039】尚、上記実施の形態1の説明では、試視聴
を許可された放送番組に対する試視聴制限を、映像情報
および音声情報の双方を制限するように説明したが、本
発明では、これに限らず、映像情報または音声情報に対
しそれぞれ単独で制限するようにしても勿論良い。映像
情報または音声情報の一方のみからなる放送番組も有り
得るからである。
【0040】また、以上の実施の形態1の説明では、放
送番組がスクランブルされて放送されるものとして説明
したが、本発明では、これに限らず、放送番組は、スク
ランブルされずに放送される場合でも勿論良い。
【0041】実施の形態2.上記実施の形態1では、画
面上では、試視聴を許可された有料放送番組に対し目隠
し用の映像パターンを重畳表示させて、試視聴制限を行
っているため、有料放送番組を完全にデスクランブルし
ているものである。しかし、番組供給者の立場からする
と、試視聴を可能にするためとはいえ、全ての受信機で
一旦有料放送番組のスクランブルが解除されてしまうこ
とは、安全性の面から好ましいものではない。
【0042】そこで、この実施の形態2の放送番組受信
装置では、スクランブルを解除する段階を操作すること
により、このような危険性を除こうというものである。
尚、本実施の形態2では、放送番組受信装置のハード構
成自体は、図1に示す実施の形態1のものと同じである
ため、図1を参照して実施の形態2の放送番組受信装置
を説明するものとする。また、本実施の形態2では、視
聴契約をしている番組を選択した場合の動作は、上記実
施の形態1の動作と同じであるため、視聴契約をしてい
ない番組を選択した場合の動作を中心に図2を参照して
説明するものとする。
【0043】まず、視聴者がリモコン等を操作してチュ
ーナ7を動作させて、視聴契約をしていない有料放送の
番組を選択する(ステップS1)。
【0044】すると、番組放送局(図示せず。)から視
聴契約をしていない有料放送番組や、その試視聴制限デ
ータ、その他メニューやEPG(電子番組ガイド)の送
信データがトランスポートストリームに重畳して送られ
きて、入力端子1およびチューナ2を介し、復調回路3
へ入力し、復調回路3によりMPEGシステムのトラン
スポートストリームの形態を採るディジタル情報に復調
される。
【0045】すると、CPU13は、視聴契約をしてい
ない有料放送番組の制御データ領域に含まれる当該放送
番組が試視聴可能か否かを示す情報を検索して(ステッ
プS2)、その情報に基づき当該有料放送番組が試視聴
を許可されているものか否かを判断する(ステップS
3)。
【0046】そして、CPU13は、受信した有料放送
番組が試視聴を許可されていないものと判断した場合に
は(ステップ3“No”)、デスクランブル回路4にそ
の放送番組のデスクランブル鍵をセットせず、デスクラ
ンブル処理を中止するようにする(ステップS4)。こ
こまでの処理は、上記実施の形態1の場合の動作と同じ
である。
【0047】これに対し、受信し復調した放送番組の試
視聴が許可されているものと判断した場合(ステップ3
“Yes”)、本実施の形態2のCPU13は、図2に
示すステップ5〜ステップ7の処理の代わりに、Dem
ux回路5で分離された有料番組情報をICカード16
内の処理に引き渡すこと等により、デスクランブルのた
めの鍵を抽出して、CPU13の制御により、試視聴制
限を行えるように、下記のようにしてデスクランブル回
路4にセットする。
【0048】例えば、このデスクランブル鍵の更新が、
数秒単位で行われものである場合には、本実施の形態2
のCPU13では、デスクランブル回路4にセットする
デスクランブル鍵を周期的に無効にしたり、あるいは数
秒単位の更新を間引くことにより、その間の映像や音声
を乱すようにする。なお、デスクランブル鍵の更新が行
われず一定の場合には、デスクランブル鍵を周期的に無
効なものにすることにより、その間の映像や音声を乱す
ことができる。
【0049】尚、その際に、単にスクランブルのかかっ
たままの映像・音声出力に対し、映像や音声が乱れるこ
とを問題とする場合は、映像デコーダ7や音声デコーダ
6aが各情報を復号する際に、デスクランブルが正常に
行われなかった部分を検出する異常状態の検出を利用し
て、映像デコーダ7や音声デコーダ6aが、あるいはC
PU13等が、後段の映像合成回路11や音声合成回路
8を制御して、スクランブルのかかったまま映像・音声
出力の代わりに、代替画面や代替音声、あるいは無表示
画面や無音声にすることもできる。
【0050】尚、上記実施の形態1の場合と同様に、試
視聴を許可された放送番組に対する試視聴制限を、映像
情報および音声情報の双方に対し行っても良いし、これ
に限らず、映像情報または音声情報に対しそれぞれ単独
に制限するようにしても勿論良い。
【0051】従って、本実施の形態2の放送番組受信装
置によれば、試視聴を許可された放送番組に対し、試視
聴制限データにより視聴の制限を加えるのではなく、デ
スクランブル鍵のセットを周期的に無効にしたり、デス
クランブル鍵の更新を意図的に止めること等により、復
号処理の際のデスクランブル処理にじょう乱を与えて、
試視聴の際の映像や音声を乱すようにしたため、試視聴
制限データを予め受信装置に記憶させておいたり、ある
いは放送する必要もなく、容易に試視聴の制限を行うこ
とができる。
【0052】その結果、特に、有料放送番組の場合に
は、映像/音声をある期間デスクランブルせずに乱して
試視聴に供するので、上記実施の形態1のように全期間
においてデスクランブルする場合よりも、不正行為に対
して安全性を確保できる。
【0053】尚、以上の実施の形態1,2の説明では、
ディジタル放送を対象にしたものであるが、本発明で
は、ディジタル放送だけでなく、アナログ放送において
も同様に実施できることは言うまでもない。
【0054】また、以上の実施の形態1,2の説明で
は、試視聴制限データは、放送番組を送信する放送局か
らデータ放送によりコンテンツとして送信するように説
明したが、他の別の放送局、あるいは視聴制限データ専
用の放送局からデータ放送により受信するようにしても
良い。
【0055】また、以上の実施の形態1,2の説明で
は、ICカード16、ICカードインターフェース部1
5によるデスクランブル鍵の登録方法により説明した
が、本発明では、これに限らず、ICカード16、IC
カードインターフェース部15以外の装置内のメモリ等
のデスクランブル鍵を登録しておく方法でも良いし、ま
た、番組放送の際に送信されてきたデスクランブル鍵を
受信する以外に、視聴契約の際に受信する方法や、通信
回線線や電話線等により得る方法、予めデスクランブル
鍵の登録されたICカード16を購入する方法や、IC
カード16を購入してデスクランブル鍵をダウンロード
する等の各種方法でも勿論よい。
【0056】さらに、以上の実施の形態1,2では、放
送番組が有料であるものとして説明したが、本発明で
は、これに限らず、放送番組は、無料でも勿論良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の放送番
組受信装置によれば、試視聴を許可された放送番組に対
し、放送により受信した試視聴制限データにより視聴の
制限を加えるようにしたため、試視聴制限データを放送
番組に対応させて容易に変更することができる。その結
果、放送番組に応じて試視聴制限データにより、広告効
果や勧誘効果を持った試視聴方法を容易に提供できる。
【0058】また、画像情報の他に、音声情報により試
視聴制限を加えるようにしたので、音声の点からも試視
聴を制限することができ、試視聴制限効果をより発揮す
ることが可能になる。
【0059】また、次の発明の放送番組受信装置によれ
ば、試視聴を許可された放送番組に対し、試視聴制限デ
ータにより視聴の制限を加えるのではなく、復号処理の
際のデスクランブル処理にじょう乱を与えて、試視聴の
際の映像や音声を乱すようにしたため、試視聴制限デー
タを予め受信装置に記憶させておいたり、あるいは放送
する必要もなく、容易に試視聴の制限を行うことができ
る。
【0060】その結果、特に、有料放送番組の場合に
は、映像/音声をある期間デスクランブルせずに乱して
試視聴に供するので、全期間においてデスクランブルす
る場合よりも、不正行為に対して安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係わる放送番組受
信装置の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示す実施の形態1に係わる放送番組受
信装置の動作を示すフローチャート。
【図3】 有料番組に重畳するための試視聴制限データ
の例を示す図。
【図4】 有料番組に重畳するための試視聴制限データ
の例を示す図。
【図5】 従来の放送番組受信装置の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 チューナ 3 復調回路 4 デスクランブル回路 5 Demux回路 6 音声デコーダ回路 7 映像デコーダ回路 8 音声合成回路 9 音声D/A回路 10 ビデオRAM 11 映像合成回路 12 映像D/A回路 13 CPU 14 メモリ 15 ICカードインタフェース部 16 ICカード
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 BA11 BA14 BA27 BA28 CA01 CA02 CA09 CB08 DA05 5C063 AB20 AC01 AC05 DA07 DB10 5C064 BA01 BA07 BB01 BB02 BB07 BC01 BC07 BC10 BC16 BC17 BC20 BC22 BD07 BD08 BD09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の手段を備えた放送番組受信装置。 (a)放送番組と試視聴制限データとを受信する受信手
    段; (b)上記受信手段が受信した放送番組を再生する放送
    番組再生手段; (c)上記受信手段によって受信された放送番組が試視
    聴可能のものか否かを判断して、試視聴可の放送番組で
    あると判断した場合には、上記放送番組再生手段によっ
    て再生されている放送番組に上記試視聴制限データを重
    畳させて再生する試視聴制限データ再生手段。
  2. 【請求項2】 試視聴制限データは、画像情報であり、 試視聴制限データ再生手段は、放送番組再生手段によっ
    て再生されている放送番組の映像に、試視聴制限データ
    を重畳させて再生することを特徴とする請求項1記載の
    放送番組受信装置。
  3. 【請求項3】 試視聴制限データは、音声情報であり、 試視聴制限データ再生手段は、放送番組再生手段によっ
    て再生されている放送番組の音声に、試視聴制限データ
    を重畳させて再生することを特徴とする請求項1記載の
    放送番組受信装置。
  4. 【請求項4】 試視聴制限データは、画像情報と、音声
    情報とからなり、 試視聴制限データ再生手段は、放送番組再生手段によっ
    て再生されている放送番組の放送番組の映像および音声
    に、試視聴制限データを重畳させて再生することを特徴
    とする請求項1記載の放送番組受信装置。
  5. 【請求項5】 以下の手段を備えた放送番組受信装置。 (a)スクランブル化された放送番組を受信する受信手
    段; (b)上記受信手段によって受信された上記放送番組を
    デスクランブルしてデスクランブルされた放送番組を再
    生する放送番組再生手段; (c)上記受信手段によって受信された放送番組が試視
    聴可能のものか否かを判断して、試視聴可の放送番組で
    あると判断した場合には、上記放送番組再生手段による
    上記放送番組のデスクランブル処理を制御して、再生さ
    れた放送番組の試視聴を制限する視聴制限手段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013021643A1 (ja) * 2011-08-11 2013-02-14 パナソニック株式会社 放送通信連携システム、データ生成装置及び受信装置
JP2013050942A (ja) * 2011-08-04 2013-03-14 Keiko Takeda 画像表示保護装置、及び、その方法

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