JP2000307868A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

Info

Publication number
JP2000307868A
JP2000307868A JP11116271A JP11627199A JP2000307868A JP 2000307868 A JP2000307868 A JP 2000307868A JP 11116271 A JP11116271 A JP 11116271A JP 11627199 A JP11627199 A JP 11627199A JP 2000307868 A JP2000307868 A JP 2000307868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
spatial frequency
frequency component
processing
suppression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11116271A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Arai
久夫 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11116271A priority Critical patent/JP2000307868A/ja
Publication of JP2000307868A publication Critical patent/JP2000307868A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された原画像信号に対して効果的に粒状
を抑制する。 【解決手段】 入力された画像信号finを帯域分解手段
10により低空間周波数成分fL と中高空間周波数成分
fH に分解し、中高空間周波数成分fH に対してそれぞ
れ、粒状抑制処理手段20による粒状抑制処理と、鮮鋭
度強調処理手段40による鮮鋭度強調処理とを各別に施
し、得られた鮮鋭度強調画像信号fH1,粒状抑制画像信
号fH1に対してそれぞれ帯域合成手段50により低空間
周波数成分fL を合成して2つの合成画像信号f1,f
2を求め、これら2つの合成画像信号f1,f2および
原画像信号finに基づいて、処理済画像信号演算手段3
0′により処理済画像信号fout を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法および
画像処理装置に関し、詳細には、画像の粒状(高周波ノ
イズ)を抑制する処理方法および装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フイルムやプリントに記
録された画像(カラー画像を含む)をCCD等のセンサ
ーにより光電的に読み取って画像信号を得、これに種々
の画像処理を施して、処理済画像をプリントやCRT等
に再生することが行われている。このような画像処理と
しては、画像に含まれる所定の空間周波数成分に作用さ
せる周波数処理や、画像の濃度などに作用させる階調処
理等がある。
【0003】さらに周波数処理としては、画像の輪郭の
ぼけを抑制する鮮鋭度強調処理や、感材の粒状度等に起
因するノイズ(粒状)を抑制する平滑化処理等の粒状抑
制処理などがある。
【0004】鮮鋭度強調処理としては、アンシャープマ
スキング処理、高域強調フィルター処理等が知られてお
り、また粒状抑制処理としては、メディアンフィルター
処理、ヒステリシススムージング処理、反復による雑音
除去処理、モルフォロジー演算を利用した粒状抑制処理
等が知られている。
【0005】ところで、鮮鋭度強調処理によれば、画像
のシャープネスは向上する反面、画像の粒状も強調され
てざらつき感が残り、一方、粒状抑制処理によれば、画
像の粒状は抑制されてざらつき感を低減できる反面、画
像の鮮鋭度が低下する、という問題がある。
【0006】そこで、粒状を抑制しつつ鮮鋭度を強調す
る画像処理方法が望まれており、従来より粒状抑制と鮮
鋭度強調とを同時に実現することを目的とした種々の画
像処理方法が提案されている(米国特許第4,812,903
号、特開昭63-26783号、特開平9-22460号等)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのいず
れにおいても、効果的に粒状抑制と鮮鋭度強調とを同時
に実現することはできていないのが現状である。
【0008】例えば、上記特開平9-22460 号に開示され
た技術は、画像の鮮鋭度に影響を及ぼす高周波数成分を
強調しつつ、ざらつき感となる粒状に影響を及ぼす中間
周波数成分を抑制する処理により、粒状を抑制しつつ鮮
鋭度を強調することとしているが、これは、色の相関情
報において粒状部は色の相関度が低く、映像信号は色の
相関度が高いという性質を利用したものである。そして
この処理は、画像を周波数領域に展開し、中高周波数成
分の強度を制御して色相関の低いところは程度を低くす
ることで粒状抑制を行っている。すなわちこの処理方法
では、実画像での隣接画素間のつながりの因子が考慮さ
れないため、画像の場所によっては突然に制御程度が変
化し、粒状が抑制されたと捉えにくい面がある。したが
って、特に画像の輪郭等のエッジ部は、粒状を十分に抑
制することができず、鮮鋭度強調の効果に比して粒状抑
制の効果が小さく、効果面からは粒状抑制鮮鋭度強調処
理というよりも、鮮鋭度強調処理に止まるのが実状であ
る。
【0009】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、画像の鮮鋭度を低下させることなく、効果的に粒
状を抑制することを可能にした画像処理方法および画像
処理装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法お
よび装置は、画像中の低空間周波数成分を除いた部分、
つまり中高空間周波数成分についてのみ粒状抑制処理を
施すものである。
【0011】すなわち本発明の第1の画像処理方法は、
画像信号を、低空間周波数成分と、該低空間周波数成分
を除いた中高空間周波数成分に分解し、前記中高空間周
波数成分に対して粒状抑制処理を施し、前記粒状抑制処
理が施された後の中高空間周波数成分と前記低空間周波
数成分とを合成することにより処理済画像信号を取得す
ることを特徴とするものである。
【0012】ここで粒状抑制処理としては、メディアン
フィルター処理、ヒステリシススムージング処理、反復
による雑音除去処理、モフォロジー演算を利用した粒状
抑制処理(平滑化処理)等をそれぞれ適用することがで
きるが、画像のサイズ・形状・濃度分布などの幾何学的
情報をよりよく保ちつつ粒状を抑制することができるモ
フォロジー(Morphology)演算を利用した粒状抑制処理
を適用するのが好ましい。
【0013】ここでモフォロジー演算とは、一般的には
N次元空間における集合論として展開されるが、2次元
空間である画像へ適用される場合が多く(特開平8-2729
61号、同9-248291号、同9-91421 号等)、ダイレーショ
ン(dilation)処理、イロージョン(erosion )処理、
オープニング(opening )処理およびクロージング(cl
osing )処理を単独で、またはこれらの処理のうち2以
上を組み合わせて適用される演算処理である。
【0014】例えば、濃淡画像を座標(x,y)の点が
濃度値f(x,y)に相当する高さをもつ空間とみな
し、この断面に相当する1次元の関数f(x)を考える
と、図4に示すように、ダイレーション処理は、関数f
(x)に関して、マスク(モフォロジ演算においては一
般に構造要素という)サイズ内の最大値を探索する処理
であり(同図(A)参照)、一方、イロージョン処理
は、同様に最小値を探索する処理である(同図(B)参
照)。また、オープニング処理はイロージョン処理後に
ダイレーション処理を行なう処理、すなわち最小値の探
索の後に最大値を探索する処理であり、クロージング処
理は、ダイレーション処理後にイロージョン処理を行な
う処理、すなわち最大値の探索の後に最小値を探索する
処理に相当する。
【0015】つまりオープニング処理は、低濃度側から
濃度曲線f(x)を滑らかにし、マスクサイズより空間
的に狭い範囲で変動する凸状の濃度変動部分(周囲部分
よりも濃度が高い部分)を抑制することに相当する(同
図(C)参照)一方、クロージング処理は、高濃度側か
ら濃度曲線f(x)を滑らかにし、マスクサイズより空
間的に狭い範囲で変動する凹状の濃度変動部分(周囲部
分よりも濃度が低い部分)を抑制することに相当する
(同図(D)参照)。
【0016】したがって、モフォロジー演算を利用した
粒状抑制処理としては、オープニング処理やクロージン
グ処理、またはこれらの組合せを適用するのが好まし
い。またモフォロジー演算を利用した粒状抑制処理とし
ては、上記中高空間周波数成分に対して各別にオープニ
ング処理およびクロージング処理を施してオープニング
画像信号fHopnとクロージング画像信号fHclsとをそれ
ぞれ求め、得られたオープニング画像信号fHopnおよび
クロージング画像信号fHcls並びに処理前の中高空間周
波数成分fH に基づいて下記式(3)にしたがって粒状
抑制画像信号fH′を取得する処理を適用するのも好ま
しい。
【0017】
【数3】
【0018】式(3)は、クロージング画像信号fHcls
が中高空間周波数成分fH に等しい画素については、オ
ープニング画像信号fHopnを粒状抑制画像信号f1と
し、オープニング画像信号fHopnが中高空間周波数成分
fH に等しい画素については、クロージング画像信号f
Hclsを粒状抑制画像信号f1とし、オープニング画像信
号fHopnまたはクロージング画像信号fHclsのいずれも
中高空間周波数成分fHに等しくない画素については、
オープニング画像信号fHopnとクロージング画像信号f
Hclsとの平均値を粒状抑制画像信号fH ′とする演算処
理を表す。
【0019】本発明の第1の画像処理装置は、本発明の
第1の画像処理方法を実施するための装置であって、画
像信号を、低空間周波数成分と、該低空間周波数成分を
除いた中高空間周波数成分に分解する帯域分解手段と、
前記中高空間周波数成分に対して粒状抑制処理を施す粒
状抑制処理手段と、前記粒状抑制処理が施された後の中
高空間周波数成分と前記低空間周波数成分とを合成する
ことにより処理済画像信号を取得する処理済画像信号演
算手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】ここで、粒状抑制処理手段としては、モフ
ォロジー演算を利用した粒状抑制処理を施すモフォロジ
ー演算手段を適用するのが好ましい。
【0021】この場合、モフォロジー演算手段として
は、オープニング処理および/またはクロージング処理
に基づく粒状抑制処理を施すものや、中高空間周波数成
分に対して各別にオープニング処理およびクロージング
処理を施してオープニング画像信号fHopnとクロージン
グ画像信号fHclsとをそれぞれ求め、得られたオープニ
ング画像信号fHopnおよびクロージング画像信号fHcls
並びに処理前の前記中高空間周波数成分fH に基づいて
上記式(3)にしたがって粒状抑制画像信号fH′を取
得する処理を施すものを適用するのが好ましい。
【0022】本発明の第2の画像処理方法は、画像信号
を、低空間周波数成分と、該低空間周波数成分を除いた
中高空間周波数成分に分解し、前記中高空間周波数成分
に対して各別に鮮鋭度強調処理および粒状抑制処理を施
して鮮鋭度強調画像信号と粒状抑制画像信号とをそれぞ
れ求め、前記鮮鋭度強調画像信号と前記低空間周波数成
分とを合成するとともに、前記粒状抑制画像信号と前記
低空間周波数成分とを合成し、前記合成により得られた
2つの合成画像信号に基づいて、処理済画像信号を取得
することを特徴とするものである。
【0023】ここで、鮮鋭度強調処理としては、アンシ
ャープマスキング処理、高域強調フィルター処理、原画
像信号を低周波数成分、中間周波数成分および高周波数
成分に分解し、高周波数成分を強調させるとともに中間
周波数成分を抑制させる強調抑制処理を行い、強調抑制
処理後の各周波数成分および低周波数成分を合成する処
理(特開平 9-22460号)等を適用することができる。
【0024】また上記処理済画像信号を取得する処理と
しては、処理済画像信号fout が、上記2つの合成画像
信号をそれぞれf1,f2としたとき、下記式(1)で
表される処理、または元の画像信号をfinとしたとき、
下記式(2)で表される処理を適用するのが好ましい。
【0025】
【数1】
【0026】
【数2】
【0027】ここで式(1)の処理は、鮮鋭度強調画像
信号と低空間周波数成分とが合成された合成画像信号f
1と、粒状抑制画像信号と低空間周波数成分とが合成さ
れた合成画像信号f2との重み付け加算処理である。
【0028】また式(2)の処理も合成画像信号f1と
合成画像信号f2との重みづけ加算処理であるが、合成
画像信号f1が元の画像信号(原画像信号)finに等し
い画素については、合成画像信号f2を処理済画像信号
fout とし、合成画像信号f2が元の画像信号finに等
しい画素については、合成画像信号f1を処理済画像信
号fout とし、または合成画像信号f1,f2のいずれ
も画像信号finに等しくない画素については、合成画像
信号f1と画像信号finとの差、および合成画像信号f
2と画像信号finとの差による重み付け加算した値を処
理済画像信号fout とする処理を表す。
【0029】また本発明の第2の画像処理方法において
も、粒状抑制処理としては、メディアンフィルター処
理、ヒステリシススムージング処理、反復による雑音除
去処理、モフォロジー演算を利用した粒状抑制処理等を
それぞれ適用することができるが、モフォロジー演算を
利用した粒状抑制処理を適用するのが好ましく、この場
合、モフォロジー演算を利用した粒状抑制処理として
は、オープニング処理やクロージング処理、またはこれ
らの組合せを適用するのが好ましい。またモフォロジー
演算を利用した粒状抑制処理としては、上記中高空間周
波数成分に対して各別にオープニング処理およびクロー
ジング処理を施してオープニング画像信号fHopnとクロ
ージング画像信号fHclsとをそれぞれ求め、得られたオ
ープニング画像信号fHopnおよびクロージング画像信号
fHcls並びに処理前の中高空間周波数成分fH に基づい
て上記式(3)にしたがって粒状抑制画像信号fH ′を
取得する処理を適用するのも好ましい。
【0030】
【数3】
【0031】本発明の第2の画像処理装置は、本発明の
第2の画像処理方法を実施する装置であって、画像信号
を、低空間周波数成分と、該低空間周波数成分を除いた
中高空間周波数成分に分解する帯域分解手段と、前記中
高空間周波数成分に対して鮮鋭度強調処理を施して鮮鋭
度強調画像信号を取得する鮮鋭度強調処理手段と、前記
中高空間周波数成分に対して粒状抑制処理を施して粒状
抑制画像信号を取得する粒状抑制処理手段と、前記鮮鋭
度強調画像信号と前記低空間周波数成分とを合成すると
ともに、前記粒状抑制画像信号と前記低空間周波数成分
とを合成する帯域合成手段と、前記合成により得られた
2つの合成画像信号に基づいて、処理済画像信号を取得
する処理済画像信号演算手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0032】ここで、処理済画像信号演算手段として
は、2つの合成画像信号f1,f2に基づいて上記式
(1)にしたがって、処理済画像信号fout を算出する
ものや、2つの合成画像信号f1,f2および画像信号
finに基づいて上記式(2)にしたがって、処理済画像
信号fout を算出するものを適用するのが好ましい。
【0033】なお粒状抑制処理手段として、モフォロジ
ー演算を利用した粒状抑制処理を施すモフォロジー演算
手段を適用するのが好ましく、この場合、モフォロジー
演算手段として、オープニング処理および/またはクロ
ージング処理に基づく粒状抑制処理を施すものや、中高
空間周波数成分に対して各別にオープニング処理および
クロージング処理を施してオープニング画像信号fHopn
とクロージング画像信号fHclsとをそれぞれ求め、得ら
れたオープニング画像信号fHopnおよびクロージング画
像信号fHcls並びに処理前の前記中高空間周波数成分f
H に基づいて上記式(3)にしたがって粒状抑制画像信
号fH ′を取得する処理を施すものを適用するのが好ま
しい点は、本発明の第1の画像処理装置の場合と同様で
ある。
【0034】また上述した本発明の各画像処理方法およ
び各画像処理装置による処理の対象とされる画像信号
は、単色の濃淡画像を表す画像信号だけでなく、カラー
画像を表す画像信号であってもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明の第1および第2の画像処理方法
および画像処理装置によれば、画像信号を、低空間周波
数成分および低空間周波数成分以外の成分(中間周波数
成分および高空間周波数成分)に分解し、粒状成分が多
く含まれるこの中高空間周波数成分に粒状抑制処理を施
し、得られた粒状抑制された中高空間周波数成分に、粒
状成分がほとんど含まれない元の低空間周波数成分を合
成することにより、画像の低空間周波数帯域に影響を与
えずに粒状を効果的に抑制した処理済画像信号を得るこ
とができる。特に粒状抑制処理としてモフォロジー演算
を利用した粒状抑制処理を適用した場合は、画像のサイ
ズ・形状・濃度分布などの幾何学的情報をよりよく保ち
つつ粒状を抑制することができるため、一層効果的に粒
状を抑制することができる。
【0036】なお本発明の第2の画像処理方法および画
像処理装置によれば、中高空間周波数成分に対して、鮮
鋭度を強調する処理と粒状を抑制する処理とを各別に施
して、これらについてそれぞれ低空間周波数成分を合成
して得られた2つの合成画像信号について、画素を対応
させて演算処理することにより1つの処理済画像信号を
得るため、従来の各種の方法または装置に比して、画像
に対する粒状抑制と鮮鋭度強調を効果的に両立すること
ができる。
【0037】なお画素を対応させての演算処理を例えば
式(2)に示すものとした場合は、中高空間周波数成分
の鮮鋭度が強調された合成画像信号および中高空間周波
数成分の粒状が抑制された合成画像信号に対して、画像
を構成する画素ごとの原画像信号(fin)にも依存され
るため、もとの画像の濃度の相違から、粒状が目立ち易
い部分と比較的目立ちにくい部分とで、粒状抑制の度合
いを変えることができ、特に粒状が目立ちにくい部分に
おいて過度の粒状抑制を防止して鮮鋭度の低下を防止す
ることができる、という一層の効果も得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
画像処理方法および画像処理装置の具体的な実施の形態
について説明する。
【0039】図1は、本発明の第1の画像処理方法を実
施する画像処理装置の一実施形態の構成を示す図であ
る。図示の画像処理装置は、画像信号finを、低空間周
波数成分fL と、該低空間周波数成分を除いた中高空間
周波数成分fH に分解する帯域分解手段10と、中高空
間周波数成分fH に対して粒状抑制処理を施す粒状抑制
処理手段20と、粒状抑制手段20により粒状抑制処理
が施された後の中高空間周波数成分fH ′と低空間周波
数成分fL とを、画素を対応させて合成することにより
処理済画像信号fout を取得する処理済画像信号演算手
段30とを備えた構成である。
【0040】ここで、粒状抑制処理手段20は、モフォ
ロジー演算を利用した粒状抑制処理を施すモフォロジー
演算手段であり、このモフォロジー演算手段は、中高空
間周波数成分fH に対して各別にオープニング処理およ
びクロージング処理を施してオープニング画像信号fHo
pnとクロージング画像信号fHclsとをそれぞれ求め、得
られたオープニング画像信号fHopnおよびクロージング
画像信号fHcls並びに処理前の中高空間周波数成分fH
に基づいて下記式(3)にしたがって粒状抑制画像信号
fH ′を取得する処理を施す作用をなすものである。
【0041】
【数3】
【0042】次に本実施形態の画像処理装置の作用につ
いて説明する。
【0043】まず、本実施形態の画像処理装置に原画像
信号finが入力されると、この原画像信号finは帯域分
解手段10に入力される。帯域分解手段10は入力され
た原画像信号finを、低空間周波数成分fL と、この低
空間周波数成分fL を除いた中高空間周波数成分fH に
分解し、低空間周波数成分fL を処理済画像信号演算手
段30に出力し、中高空間周波数成分fH を粒状抑制手
段20に出力する。
【0044】粒状抑制手段20は入力された中高空間周
波数成分fH に対して、オープニング処理およびクロー
ジング処理を各別に施して、オープニング画像信号fHo
pnとクロージング画像信号fHclsとをそれぞれ求め、得
られたオープニング画像信号fHopnおよびクロージング
画像信号fHcls並びに処理前の中高空間周波数成分fH
に基づいて上記式(3)にしたがって粒状抑制画像信号
fH ′を求め、得られた粒状抑制画像信号fH ′を、処
理済画像信号演算手段30に出力する。
【0045】処理済画像信号演算手段30は、帯域分解
手段10から直接入力された低空間周波数成分fL と、
粒状抑制手段20から入力された、中高空間周波数成分
である粒状抑制画像信号fH ′とを、画素を対応されて
合成する。
【0046】このように合成して得られた処理済画像信
号fout (低空間周波数成分fL と粒状抑制画像信号f
H ′との合成画像信号)は、原画像信号fin中の、粒状
成分が含まれる中高空間周波数成分fH についてのみ粒
状抑制処理を施したものであるため、画像の低空間周波
数成分fL に影響を与えずに効果的に粒状が抑制された
ものとなり、特にモフォロジー演算を利用した粒状抑制
処理では、画像のサイズ・形状・濃度分布などの幾何学
的情報をよりよく保ちつつ粒状を抑制することができる
ため、画像のエッジ部等のシャープネスを低下させるこ
となく一層効果的に粒状を抑制することができる。
【0047】図2は、本発明の第2の画像処理方法を実
施する画像処理装置の一実施形態の構成を示す図であ
る。図示の画像処理装置は、画像信号finを、低空間周
波数成分fL と、低空間周波数成分fL を除いた中高空
間周波数成分fH に分解する帯域分解手段10と、中高
空間周波数成分fH に対して鮮鋭度強調処理を施して鮮
鋭度強調画像信号fH1を取得する鮮鋭度強調処理手段4
0と、中高空間周波数成分fH に対して粒状抑制処理を
施して粒状抑制画像信号fH2を取得する粒状抑制処理手
段20と、鮮鋭度強調画像信号fH1と低空間周波数成分
fL とを合成するとともに、粒状抑制画像信号fH2と低
空間周波数成分fL とを合成する帯域合成手段50と、
合成により得られた2つの合成画像信号f1(鮮鋭度強
調画像信号fH1と低空間周波数成分fL との合成画像信
号),f2(粒状抑制画像信号fH2と低空間周波数成分
fL との合成画像信号)および元の画像信号finに基づ
いて、処理済画像信号fout を取得する処理済画像信号
演算手段30′を備えた構成である。
【0048】ここで処理済画像信号演算手段30′は詳
しくは、2つの合成画像信号f1,f2および画像信号
finに基づいて下記式(2)にしたがって、処理済画像
信号fout を算出するものである。
【0049】
【数2】
【0050】次に本実施形態の画像処理装置の作用につ
いて説明する。
【0051】まず、本実施形態の画像処理装置に原画像
信号finが入力されると、この原画像信号finは帯域分
解手段10に入力される。帯域分解手段10は入力され
た原画像信号finを、低空間周波数成分fL と、この低
空間周波数成分fL を除いた中高空間周波数成分fH に
分解し、低空間周波数成分fL を帯域合成処理手段50
に出力し、中高空間周波数成分fH を鮮鋭度強調処理手
段40と粒状抑制手段20に出力する。
【0052】鮮鋭度強調処理手段40は、入力された中
高空間周波数成分fH に対して、鮮鋭度強調処理を施し
て鮮鋭度強調画像信号fH1を求め、これを帯域合成手段
50に出力する。一方、粒状抑制処理手段20は、入力
された中高空間周波数成分fH に対して、オープニング
処理およびクロージング処理を各別に施して、オープニ
ング画像信号fHopnとクロージング画像信号fHclsとを
それぞれ求め、得られたオープニング画像信号fHopnお
よびクロージング画像信号fHcls並びに処理前の中高空
間周波数成分fH に基づいて上記式(3)にしたがって
粒状抑制画像信号fH2を求め、これを帯域合成手段50
に出力する。
【0053】帯域合成手段50は、鮮鋭度強調処理手段
40から入力された鮮鋭度強調画像信号fH1と帯域分解
手段10から入力された低空間周波数成分fL とを合成
して第1の合成画像信号f1を求めるとともに、粒状抑
制処理手段20から入力された粒状抑制画像信号fH2と
帯域分解手段10から入力された低空間周波数成分fL
とを合成して第2の合成画像信号f2を求め、これら2
つの合成画像信号f1,f2を処理済画像信号演算手段
30′に出力する。
【0054】処理済画像信号演算手段30′は入力され
た2つの合成画像信号f1,f2に基づいて、上記式
(2)にしたがって処理済画像信号fout を算出する。
【0055】このようにして求められた処理済画像信号
fout は、合成画像信号f1,f2のうち、原画像信号
finに遠い方の信号f1またはf2に、より重み付けを
大きくして得られた重付け加算信号であるため、濃度変
動が比較的少ない濃度平坦部においては粒状抑制信号に
ついての合成画像信号f2への依存度が高い信号とな
り、濃度変動が大きいエッジ部や輪郭部では、鮮鋭度強
調信号についての合成画像信号f1への依存度が高い信
号となる。
【0056】したがって、画像のエッジ部等のシャープ
ネスを強調しつつ、効果的に粒状を抑制することができ
る。しかも、粒状抑制処理として、画像のサイズ・形状
・濃度分布などの幾何学的情報をよりよく保ちつつ粒状
を抑制することができるため、散点的に生じたノイズの
みを効果的に抑制することができる。さらに、処理済画
像信号fout を算出する基礎となる上記合成画像信号f
1,f2は、原画像信号fin中の、粒状成分やエッジ成
分が含まれる中高空間周波数成分fH についてのみ粒状
抑制処理、鮮鋭度強調処理を施したものであるため、画
像の低空間周波数成分fL に影響を与えずに効果的に粒
状が抑制され、鮮鋭度が強調されたものとされる。
【0057】なお本実施形態の画像処理装置において
は、処理済画像信号演算手段30′が、2つの合成画像
信号f1,f2および画像信号finに基づいて式(2)
にしたがって、処理済画像信号fout を算出するものと
したが、この他にも、例えば、2つの合成画像信号f
1,f2および重み付け係数w1,w2に基づいて下記
式(1)にしたがって、処理済画像信号fout を算出す
るものとしてもよい。
【0058】
【数1】
【0059】また、原画像信号finがカラー画像信号R
in,Bin,Ginである場合には、帯域分解手段10と帯
域合成手段50とを、鮮鋭度強調画像信号についての合
成画像信号f1用と粒状抑制画像信号についての合成画
像信号f2用とで、別個の構成としてもよい。この場合
鮮鋭度強調画像信号についての合成画像信号f1用の帯
域分解手段10、鮮鋭度強調処理手段40および帯域合
成手段50を、図3に示す構成とするのが好ましい。す
なわち、帯域分解手段10として、例えば9画素×9画
素のローパスフィルター(L.P.F.)11aおよび
原画像信号Rin,Bin,Ginから低空間周波数成分RL
,BL ,GL を減算する演算器11bを適用し、鮮鋭
度強調処理手段40として、演算器11bにより得られ
た中高空間周波数成分RMH,GMH,BMHから輝度成分Y
MHを抽出する輝度信号抽出手段(MTX)11c、輝度
信号抽出手段11cにより抽出された輝度成分YMHから
中間空間周波数成分YM を抽出する5×5のローパスフ
ィルタ11d、高空間周波数成分YH を抽出する演算器
11e、演算器11bから出力された中高空間周波数成
分RMH,GMH,BMHについて各色R,G,B間の相関値
εを算出する相関値算出手段11j、相関値算出手段1
1jにより求められた相関値εと高空間周波数成分YH
に対するゲインHとが対応づけられたLUT(ルックア
ップテーブル)11m、相関値εと中間空間周波数成分
YM に対するゲインMとが対応づけられたLUT11
n、LUT11mにより求められたゲインHにより高空
間周波数成分YH を増幅する可変ゲインアンプ11f、
LUT11nにより求められたゲインMにより中間空間
周波数成分YM を増幅する可変ゲインアンプ11g、お
よび可変ゲインアンプ11fから出力された高空間周波
数成分Y′H と可変ゲインアンプ11gから出力された
Y′M とを合成して中高空間周波数成分Y′MHを算出す
る演算器11hを適用し、帯域合成手段50として、中
高空間周波数成分Y′MHと低空間周波数成分RL ,GL
,BL を合成して鮮鋭度強調画像信号R1,G1,B
1(f1)を算出する演算器11iを適用すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の画像処理方法を実施する画像処
理装置の一実施形態を示す図
【図2】本発明の第2の画像処理方法を実施する画像処
理装置の一実施形態を示す図
【図3】図2に示した画像処理装置のうち鮮鋭度強調画
像信号についての合成画像信号f1(R1,B1,G
1)用の帯域分解手段、鮮鋭度強調処理手段および帯域
合成手段の具体的構成を示す図
【図4】モフォロジー演算の基本的な作用を説明する図
【符号の説明】
10 帯域分解手段 20 粒状抑制処理手段 30′ 処理済画像信号演算手段 40 鮮鋭度強調処理手段 50 帯域合成処理手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA28 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE02 CE03 CE05 CE06 CE08 CH08 5C077 LL02 LL19 PP01 PP02 PP03 PP05 PP23 PP27 PP28 PP49 PQ12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を、低空間周波数成分と、該低
    空間周波数成分を除いた中高空間周波数成分に分解し、 前記中高空間周波数成分に対して粒状抑制処理を施し、 前記粒状抑制処理が施された後の中高空間周波数成分と
    前記低空間周波数成分とを合成することにより処理済画
    像信号を取得することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 画像信号を、低空間周波数成分と、該低
    空間周波数成分を除いた中高空間周波数成分に分解し、 前記中高空間周波数成分に対して各別に鮮鋭度強調処理
    および粒状抑制処理を施して鮮鋭度強調画像信号と粒状
    抑制画像信号とをそれぞれ求め、 前記鮮鋭度強調画像信号と前記低空間周波数成分とを合
    成するとともに、前記粒状抑制画像信号と前記低空間周
    波数成分とを合成し、 前記合成により得られた2つの合成画像信号に基づい
    て、処理済画像信号を取得することを特徴とする画像処
    理方法。
  3. 【請求項3】 前記2つの合成画像信号をそれぞれf
    1,f2としたとき、前記処理済画像信号fout が、下
    記式(1)で表されることを特徴とする請求項2記載の
    画像処理方法。 【数1】
  4. 【請求項4】 前記2つの合成画像信号をそれぞれf
    1,f2とし、前記画像信号をfinとしたとき、前記処
    理済画像信号fout が、下記式(2)で表されることを
    特徴とする請求項2記載の画像処理方法。 【数2】
  5. 【請求項5】 前記粒状抑制処理が、モフォロジー演算
    を利用した粒状抑制処理であることを特徴とする請求項
    1から4のうちいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記モフォロジー演算を利用した粒状抑
    制処理が、オープニング処理および/またはクロージン
    グ処理に基づく粒状抑制処理であることを特徴とする請
    求項5記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記モフォロジー演算を用いた粒状抑制
    処理が、 前記中高空間周波数成分に対して各別にオープニング処
    理およびクロージング処理を施してオープニング画像信
    号fHopnとクロージング画像信号fHclsとをそれぞれ求
    め、得られたオープニング画像信号fHopnおよびクロー
    ジング画像信号fHcls並びに処理前の前記中高空間周波
    数成分fH に基づいて下記式(3)にしたがって粒状抑
    制画像信号fH ′を取得する処理であることを特徴とす
    る請求項5記載の画像処理方法。 【数3】
  8. 【請求項8】 画像信号を、低空間周波数成分と、該低
    空間周波数成分を除いた中高空間周波数成分に分解する
    帯域分解手段と、 前記中高空間周波数成分に対して粒状抑制処理を施す粒
    状抑制処理手段と、 前記粒状抑制処理が施された後の中高空間周波数成分と
    前記低空間周波数成分とを合成することにより処理済画
    像信号を取得する処理済画像信号演算手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像信号を、低空間周波数成分と、該低
    空間周波数成分を除いた中高空間周波数成分に分解する
    帯域分解手段と、 前記中高空間周波数成分に対して鮮鋭度強調処理を施し
    て鮮鋭度強調画像信号を取得する鮮鋭度強調処理手段
    と、 前記中高空間周波数成分に対して粒状抑制処理を施して
    粒状抑制画像信号を取得する粒状抑制処理手段と、 前記鮮鋭度強調画像信号と前記低空間周波数成分とを合
    成するとともに、前記粒状抑制画像信号と前記低空間周
    波数成分とを合成する帯域合成手段と、 前記合成により得られた2つの合成画像信号に基づい
    て、処理済画像信号を取得する処理済画像信号演算手段
    とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理済画像信号演算手段が、前記
    2つの合成画像信号f1,f2に基づいて下記式(1)
    にしたがって、前記処理済画像信号fout を算出するも
    のであることを特徴とする請求項9記載の画像処理装
    置。 【数1】
  11. 【請求項11】 前記処理済画像信号演算手段が、前記
    2つの合成画像信号f1,f2および前記画像信号fin
    に基づいて下記式(2)にしたがって、前記処理済画像
    信号fout を算出するものであることを特徴とする請求
    項9記載の画像処理装置。 【数2】
  12. 【請求項12】 前記粒状抑制処理手段が、モフォロジ
    ー演算を利用した粒状抑制処理を施すモフォロジー演算
    手段であることを特徴とする請求項8から11のうちい
    ずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記モフォロジー演算手段が、オープ
    ニング処理および/またはクロージング処理に基づく粒
    状抑制処理を施すものであることを特徴とする請求項1
    2記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記モフォロジー演算手段が、前記中
    高空間周波数成分に対して各別にオープニング処理およ
    びクロージング処理を施してオープニング画像信号fHo
    pnとクロージング画像信号fHclsとをそれぞれ求め、得
    られたオープニング画像信号fHopnおよびクロージング
    画像信号fHcls並びに処理前の前記中高空間周波数成分
    fH に基づいて下記式(3)にしたがって粒状抑制画像
    信号fH ′を取得する処理を施すものであることを特徴
    とする請求項12記載の画像処理装置。 【数3】
JP11116271A 1999-04-23 1999-04-23 画像処理方法および装置 Withdrawn JP2000307868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11116271A JP2000307868A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 画像処理方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11116271A JP2000307868A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 画像処理方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000307868A true JP2000307868A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14682955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11116271A Withdrawn JP2000307868A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 画像処理方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000307868A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002237948A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
US7447377B2 (en) 2003-10-10 2008-11-04 Fujifilm Corporation Image processing method and apparatus, and image processing program
JP2009189003A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Toshiba Corp 画像処理装置、画像処理方法および画像形成装置
JP2010179154A (ja) * 2010-05-14 2010-08-19 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2012033182A (ja) * 2011-09-21 2012-02-16 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2012142035A (ja) * 2012-04-27 2012-07-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2013215593A (ja) * 2013-06-10 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
KR101797673B1 (ko) * 2010-07-13 2017-12-13 삼성전자주식회사 대역별 공간적 변조를 통한 영상 질감 향상 방법 및 그 장치

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002237948A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP4612774B2 (ja) * 2001-02-09 2011-01-12 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム
US7447377B2 (en) 2003-10-10 2008-11-04 Fujifilm Corporation Image processing method and apparatus, and image processing program
JP2009189003A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Toshiba Corp 画像処理装置、画像処理方法および画像形成装置
JP2010179154A (ja) * 2010-05-14 2010-08-19 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
KR101797673B1 (ko) * 2010-07-13 2017-12-13 삼성전자주식회사 대역별 공간적 변조를 통한 영상 질감 향상 방법 및 그 장치
JP2012033182A (ja) * 2011-09-21 2012-02-16 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2012142035A (ja) * 2012-04-27 2012-07-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2013215593A (ja) * 2013-06-10 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4858610B2 (ja) 画像処理方法
JP2003134352A (ja) 画像処理方法及び装置並びにプログラム
EP1408448B1 (en) Image processing method, image processing apparatus, image processing program and image recording apparatus
JPH0922460A (ja) 画像処理方法および装置
JPH11250246A (ja) 画像処理方法および装置
JP2004040235A (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
JP2002133409A (ja) ピクセルカラーに基づくデジタル画像強調方法
JP2001005960A (ja) 画像処理方法および装置
KR100532121B1 (ko) 이미지 세부묘사 향상 방법 및 장치
EP1111906A2 (en) A method for enhancing the edge contrast of a digital image independently from the texture
JP2008511048A (ja) 画像処理方法、及び画像処理用コンピュータソフトウェア
JP2006309749A (ja) 画像処理方法
JP2003076985A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2000307868A (ja) 画像処理方法および装置
JP3700798B2 (ja) 画像処理方法および装置
JPH10232927A (ja) 画像階調変換装置、画像階調変更方法およびその方法を実行させるプログラムを記録した媒体ならびに赤外線カメラ
JPH0998293A (ja) 画像処理方法および装置
Watanabe et al. Improvement of color quality with modified linear multiscale retinex
JP2002074356A (ja) 画像処理方法および装置並びに記録媒体
JP2001285641A (ja) 画像処理方法、画像処理装置および記録媒体
JP3932470B2 (ja) 画像処理方法および装置
JP2007215188A (ja) 画像変換方法、変換画像生成方法、および画像補正装置
JPH10105701A (ja) 放射線画像強調処理方法および装置
JP7329932B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2000215307A (ja) 画像処理方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704