JP2006309749A - 画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の画素からなる原画像を入力し、入力した原画像を多重解像度変換により分解して、逐次的に低い解像度を持つ複数の低周波画像と、それらの各々に対応して逐次的に低い解像度を持つ複数の高周波画像を生成する。このように生成する複数の低周波画像と複数の高周波画像の各々に対してノイズ除去処理を行い、ノイズ除去された低周波画像とノイズ除去された高周波画像の双方の結果に基づいて、原画像からノイズが除去された画像を得る。
【選択図】図3
Description
請求項2の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順とを有し、多重解像度画像生成手順は、高周波画像に対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像を得、ノイズ除去された高周波画像に基づいて、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像を得、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像に対して、更にノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像を得、ノイズ除去された低周波画像とノイズ除去された高周波画像の双方の結果に基づいて、原画像からノイズが除去された画像を得る画像取得手順をさらに有することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、多重解像度画像生成手順は、低周波画像に対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像を得、ノイズ除去された低周波画像に基づいて、次に低い解像度の低周波画像と対をなす高周波画像を得、次に低い解像度の低周波画像と対をなす高周波画像に対して更にノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像を得、ノイズ除去された低周波画像とノイズ除去された高周波画像の双方の結果に基づいて、原画像からノイズが除去された画像を得る画像取得手順をさらに有することを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理方法において、画像取得手順は、原画像と同じ解像度を持つ実空間におけるノイズ除去処理を行い、実空間におけるノイズ除去の結果を低周波画像のノイズ除去の結果と同様に扱い、原画像からノイズが除去された画像の画像データを得ることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、多重解像度表現された画像を生成する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、多重解像度画像生成手順は、高周波画像に対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像を得、ノイズ除去された高周波画像に基づいて、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像を得、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像に対して更にノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像を得ることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、多重解像度表現された画像を生成する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、多重解像度画像生成手順は、a) 低周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像の画像データを得、b) 低周波画像と対をなす高周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像の画像データを得、c) ノイズ除去された低周波画像の画像データとノイズ除去された高周波画像の画像データの双方の結果に基づいて、次に高い解像度の低周波画像の画像データを得、d) 次に高い解像度の低周波画像が原画像と同等以下の解像度になるまで、解像度の最も低い方から高い方へ向かって順に、a)からc)の処理を繰り返すことを特徴とするものである。
請求項7の発明は、多重解像度表現された画像を生成する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、多重解像度画像生成手順は、a) 高周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像の画像データを得、b) ノイズ除去された高周波画像の画像データに基づいて、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像の画像データを得、c) 次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像の画像データを得、d) ノイズ除去された低周波画像が原画像と同等以下の解像度になるまで、解像度の低い方から高い方へ向かって順に、a)からc)の処理を繰り返すことを特徴とするものである。
請求項8の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、低周波画像と高周波画像の各々に含まれるノイズ成分を抽出して、それぞれに対応した低周波ノイズ画像と高周波ノイズ画像を生成するノイズ抽出手順と、低周波ノイズ画像とそれと対をなす高周波ノイズ画像を合成して、次に高い解像度の低周波画像と同じ解像度を持つ1つのノイズ画像に統合するとともに、次に高い解像度の低周波画像に対応する低周波ノイズ画像と結合させることにより、更に1つのノイズ画像に統合するノイズ統合手順と、統合されたノイズ画像に基づいて、原画像に含まれるノイズを除去するノイズ除去手順とを有することを特徴とするものである。
請求項9の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、低周波画像と高周波画像の各々に含まれるノイズ成分を抽出して、それぞれに対応した低周波ノイズ画像と高周波ノイズ画像を生成するノイズ抽出手順と、低周波ノイズ画像とそれと対をなす高周波ノイズ画像を合成して、次に高い解像度の低周波画像と同じ解像度を持つ1つのノイズ画像に統合するとともに、次に高い解像度の低周波画像に対応する低周波ノイズ画像と結合させることにより、1つの新たな低周波ノイズ画像に統合するノイズ統合手順と、ノイズ統合手順で生成された新たな低周波ノイズ画像を、ノイズ統合手順の低周波ノイズ画像として代入し、最終的に生成される新たな低周波ノイズ画像が原画像と同じ解像度を持つ1つのノイズ画像になるまで、逐次的にノイズ統合手順の統合処理を繰り返すノイズ統合繰り返し手順と、ノイズ統合手順とノイズ統合繰り返し手順で統合されたノイズ画像に基づいて、原画像に含まれるノイズを除去するノイズ除去手順とを有するすることを特徴とするものである。
請求項10の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ複数の低周波画像と、逐次的に低い解像度を持つ複数の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、低周波画像と高周波画像の各々に含まれるノイズ成分を抽出するノイズ抽出手順と、抽出された低周波画像と抽出された高周波画像の双方のノイズ成分に基づいて、原画像の各画素に含まれるノイズ信号を推定するノイズ推定手順とを有することを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項10に記載の画像処理方法において、ノイズ推定手順で推定されたノイズ信号に基づいて、原画像に含まれるノイズを除去するノイズ除去手順を更に有することを特徴とするものである。
請求項12の発明は、請求項1〜11に記載の画像処理方法において、低周波画像と高周波画像は、1)直交ウェーブレット変換における低周波成分と高周波成分、2)ラプラシアン・ピラミッド表現におけるガウシアン成分とラプラシアン成分、3)方向ウェーブレット変換における低周波成分と各方向毎の高周波成分、
の何れかに対応することを特徴とするものである。
請求項13の発明は、請求項12に記載の画像処理方法において、2次元直交ウェーブレット変換を行って多重解像度画像を生成する場合、低周波画像はLLサブバンドに、高周波画像はLH、HL、HHサブバンドに対応することを特徴とするものである。
請求項14の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力し、入力した原画像を、多重解像度変換を行ない、解像度の異なる低周波画像と高周波画像を逐次生成し、それぞれの解像度において、生成した低周波画像と高周波画像を使用して、低周波画像と高周波画像に対応するノイズ成分を抽出し、それぞれの解像度において抽出した低周波画像と高周波画像に対応するノイズ成分を使用して、多重解像度逆変換を行ない、原画像と同じ解像度を持つノイズ成分を生成し、生成した原画像と同じ解像度を持つノイズ成分を使用して、原画像からノイズを除去した画像を生成することを特徴とするものである。
請求項15の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力し、入力した原画像を、低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、分解した低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を抽出するとともに、分解した低い解像度を持つ低周波画像に対してノイズ除去処理を行い、ノイズ除去処理を行った低い解像度を持つ低周波画像を、さらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、分解したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を抽出し、抽出したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を使用して、低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号を合成し、合成した低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号と抽出した低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を使用して、原画像と同じ解像度を持つノイズ信号を合成し、合成した原画像と同じ解像度を持つノイズ信号に基づき、原画像からノイズを除去した画像を得ることを特徴とするものである。
請求項16の発明は、画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法に適用され、複数の画素からなる原画像を入力し、入力した原画像を、低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、分解した低い解像度を持つ低周波画像を、さらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、分解したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を抽出し、抽出したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を使用して、低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号を合成し、合成した低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号と分解した低い解像度を持つ低周波画像を使用して、低い解像度を持つ低周波画像のノイズ信号を抽出するとともに、分解した低い解像度を持つ高周波画像のノイズ信号を抽出し、抽出した低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号と、合成した低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号とを使用して、原画像と同じ解像度を持つノイズ信号を合成し、合成した原画像と同じ解像度を持つノイズ信号に基づき、原画像からノイズを除去した画像を得ることを特徴とするものである。
請求項17の発明は、画像処理プログラムに適用され、請求項1から16のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータまたは画像処理装置に実行させることを特徴とするものである。
請求項18の発明は、画像処理装置に適用され、請求項17に記載の画像処理プログラムを搭載することを特徴とするものである。
まず初めに、実施の形態に述べるアルゴリズムを採る必要性が生じた背景や理由、及びそれに対処する方法の基本的考えについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態である画像処理装置を示す図である。画像処理装置は、パーソナルコンピュータ1により実現される。パーソナルコンピュータ1は、デジタルカメラ2、CD−ROMなどの記録媒体3、他のコンピュータ4などと接続され、各種の画像データの提供を受ける。パーソナルコンピュータ1は、提供された画像データに対して、以下に説明する画像処理を行う。コンピュータ4は、インターネットやその他の電気通信回線5を経由して接続される。
ステップS1では、光強度に線形な階調のRGBカラー画像データを入力する。ステップS2では、ノイズを階調に対して均等化する均等ノイズ空間に変換して、ノイズ除去の行いやすい状態にする。ここでは、更に発展させた均等色性と均等ノイズ性を同時に実現する均等色・均等ノイズ空間に変換し、ノイズ除去効果と色再現性保持の両立を図る。
X=0.4124*R+0.3576*G+0.1805*B ...(1)
Y=0.2126*R+0.7152*G+0.0722*B ...(2)
Z=0.0193*R+0.1192*G+0.9505*B ...(3)
L^=100*f(Y/Y0) ...(4)
a^=500*[f(X/X0)-f(Y/Y0)] ...(5)
b^=200*[f(Y/Y0)-f(Z/Z0)] ...(6)
次に、ステップS3のノイズ除去処理について説明する。図3は、輝度成分(輝度信号)の処理の流れ図を示す図であり、図4は、色差成分(色差信号)の処理の流れ図を示す図である。ただし、図4は、後述するように、図3の輝度成分の処理の流れ図と異なるところを抽出して図示している。
図3、図4は、5段のウェーブレット変換を用いて多重解像度変換した図に相当するが、入力する原画像のサイズに応じて増減させてよい。通常は、この程度の段数を採れば問題とするノイズ成分の周波数帯域をほぼ網羅することができる。
ウェーブレット変換とは、画像データを周波数成分に変換するものであり、画像の周波数成分をハイパス成分とローパス成分に分割する。本実施の形態では、5/3フィルタを用いて上述のように5段のウェーブレット変換をする。5/3フィルタは、ローパス成分をタップ数5(1次元5画素)のフィルタで生成し、ハイパス成分をタップ数3(1次元3画素)のフィルタで生成する。
ハイパス成分:d[n]=x[2n+1]-(x[2n+2]+x[2n])/2 ...(9)
ローパス成分:s[n]=x[2n]+(d[n]+d[n-1])/4 ...(10)
第1段ウェーブレット変換:LL0(実空間) → LL1, LH1, HL1, HH1
第2段ウェーブレット変換:LL1 → LL2, LH2, HL2, HH2
第3段ウェーブレット変換:LL2 → LL3, LH3, HL3, HH3
第4段ウェーブレット変換:LL3 → LL4, LH4, HL4, HH4
第5段ウェーブレット変換:LL4 → LL5, LH5, HL5, HH5
逆ウェーブレット変換(多重解像度逆変換)は、次式を使用して行う。
x[2n]=s[n]-(d[n]+d[n-1])/4 ...(11)
x[2n+1]=d[n]+(x[2n+2]+x[2n])/2 ...(12)
ただし、図3に示すように、ウェーブレット変換時のxの値には画像を表す信号を入力し、生成されたウェーブレット変換係数s,dに含まれるノイズ成分を抽出し、抽出されたノイズ成分を逆ウェーブレット時のs,dに代入してノイズ画像xを生成してゆく用い方をする。
各サブバンド面に対するノイズ除去処理は、任意のノイズ除去フィルタを用いてよい。edge-preserving smoothing filterの代表例として、例えば文献「Jong-Sen Lee, "Digital Image Smoothing and the Sigma Filter," Computer Vision, Graphics and Image Processing 24(1983) pp.255-269」のようなσフィルタや、文献「C. Tomasi et al., "Bilateral Filtering for Gray and Color Images," Proceedings of the 1998 IEEE international Conference onf Computer Vision, Bombay, India.」のようなBilateral Filterがある。
次に、図3を参照して、輝度成分(L^)のノイズ除去について、詳細に説明する。前述したように、「Analysis逐次」によるノイズ抽出を行う。なお、以下の各処理(x-x)は、図3において(x-x)と記載して対応付ける。
[2-3-1-1]実空間最高解像度における処理
処理(0-1)では、実空間の画像信号S0(LL0)に対して、上述のノイズ除去フィルタによりノイズ除去を行ってノイズ除去画像信号S0'(LL0)を作る。処理(0-2)では、LL0サブバンドのノイズ成分をn0(LL0)=S0(LL0)-S0'(LL0)により抽出する。処理(0-3)では、ノイズ信号n0(LL0)を等倍強度のまま(あるいはα(0)倍してもよい)画像信号S0(LL0)に対して減算処理を行って、S0(LL0)のノイズ除去を行う。ただし、0<α(0)≦1、通常はα(0)=1。処理(0-4)では、処理(0-3)でノイズ除去されたLL0面の画像信号をウェーブレット変換して、1/2解像度の画像信号S1(LL1,LH1,HL1,HH1)を生成する。
処理(1-1)では、画像信号S1(LL1,LH1,HL1,HH1)の各々に対して、上述のノイズ除去フィルタによりノイズ除去を行ってノイズ除去画像信号S1'(LL1,LH1,HL1,HH1)を作る。処理(1-2)では、各サブバンドのノイズ成分を、n1(LL1)=S1(LL1)-S1'(LL1)、n1(LH1)=S1(LH1)-S1'(LH1)、n1(HL1)=S1(HL1)-S1'(HL1)、n1(HH1)=S1(HH1)-S1'(HH1)により抽出する。処理(1-3)では、ノイズ信号n1(LL1)を、等倍強度のまま(あるいはα(1)倍してもよい)画像信号S1(LL1)に対して減算処理を行って、S1(LL1)のノイズ除去を行う。ただし、0<α(1)≦1、通常はα(1)=1。処理(1-4)では、処理(1-3)でノイズ除去されたLL1面の画像信号をウェーブレット変換して、1/4解像度の画像信号S2(LL2,LH2,HL2,HH2)を生成する。
上記[2-3-1-2]1/2解像度における処理と同様である。
上記[2-3-1-2]1/2解像度における処理と同様である。
処理(4-1)では、画像信号S4(LL4,LH4,HL4,HH4)の各々に対して、上述のノイズ除去フィルタによりノイズ除去を行って、ノイズ除去画像信号S4'(LL4,LH4,HL4,HH4)を作る。処理(4-2)では、各サブバンドのノイズ成分を、n4(LL4)=S4(LL4)-S4'(LL4)、n4(LH4)=S4(LH4)-S4'(LH4)、n4(HL4)=S4(HL4)-S4'(HL4)、n4(HH4)=S4(HH4)-S4'(HH4)により抽出する。処理(4-3)では、ノイズ信号n4(LL4)を、等倍強度のまま(あるいはα(4)倍してもよい)画像信号S4(LL4)に対して減算処理を行って、S4(LL4)のノイズ除去を行う。ただし、0<α(4)≦1、通常はα(4)=1。処理(4-4)では、処理(4-3)でノイズ除去されたLL4面の画像信号をウェーブレット変換して、1/32解像度の画像信号S5(LL5,LH5,HL5,HH5)を生成する。
処理(5-1)では、画像信号S5(LL5,LH5,HL5,HH5)の各々に対して、上述のノイズ除去フィルタによりノイズ除去を行ってノイズ除去画像信号S5'(LL5,LH5,HL5,HH5)を作る。処理(5-2)では、各サブバンドのノイズ成分をn5(LL5)=S5(LL5)-S5'(LL5)、n5(LH5)=S5(LH5)-S5'(LH5)、n5(HL5)=S5(HL5)-S5'(HL5)、n5(HH5)=S1(HH5)-S5'(HH5)により抽出する。
次に、抽出されたノイズ成分を実際のノイズ除去を行うためのノイズ成分に修正する。この修正は、抽出されたノイズ成分から実際のノイズ除去を行うためのノイズ成分をさらに再抽出していることになる。これは、輝度成分の画像構造非破壊性を保持するための手法であり、且つノイズ除去効果の見栄えを容易に変えるための可変パラメータの役割を果たす。すなわち、低周波サブバンド(LL)と高周波サブバンド(LH,HL,HH)の間の重みを変えてノイズ成分の周波数特性を変える。このパラメータは、ソフトウェア処理等のグラフィック・ユーザー・インターフェースにおいて、ノイズ除去の粒状性変更パラメータとして提供できる。言い換えれば、低周波サブバンドのノイズ成分と高周波サブバンドのノイズ成分に異なる加重係数を掛けて(下記の例ではLLサブバンドに対するk0とその他のサブバンドに対する1)、ノイズ成分の周波数帯域間の重みを変調している。
n0'(LL0)= k0(0)*n0(LL0) ...(18)
n1'(LL1)= k0(1)*n1(LL1) ...(19)
n2'(LL2)= k0(2)*n2(LL2) ...(20)
n3'(LL3)= k0(3)*n3(LL3) ...(21)
n4'(LL4)= k0(4)*n4(LL4) ...(22)
n5'(LL5)= k0(5)*n5(LL5) ...(23)
n1'(LL1)とn1(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1'(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
n2'(LL2)とn2(LH2,HL2,HH2)をそのまま束ねてn2'(LL2,LH2,HL2,HH2)と表す。
n3'(LL3)とn3(LH3,HL3,HH3)をそのまま束ねてn3'(LL3,LH3,HL3,HH3)と表す。
n4'(LL4)とn4(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4'(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
n5'(LL5)とn5(LH5,HL5,HH5)をそのまま束ねてn5'(LL5,LH5,HL5,HH5)と表す。
こうして修正されたノイズ成分を、最低解像度側から順次逆ウェーブレット変換を行いながら、ノイズ成分の統合を行う。
処理(5-7)では、バンド間で加重処理の施された単層のノイズ信号n5'(LL5,LH5,HL5,HH5)を逆ウェーブレット変換することにより、LL4サブバンド面に対応するノイズ信号N5(LL4)を生成する。
処理(4-6)では、LL4面自身から抽出して加重処理の施されたノイズ信号n4'(LL4)とN5(LL4)を、次式の加算処理により結合する。
n4"(LL4)=n4'(LL4)+N5(LL4) ...(24)
n4"(LL4)とn4'(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4"(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
これにより、LL4面のノイズ成分は、図3からも分かるように、2層のノイズ成分が統合されたことになる。ただし、LH4,HL4,HH4のノイズ成分は単層である。(4-7)では、2層のノイズ成分が統合されたノイズ信号n4"(LL4,LH4,HL4,HH4)を逆ウェーブレット変換することにより、LL3サブバンド面に対応するノイズ信号N4(LL3)を生成する。
上記「[2-3-3-2]1/16解像度における処理」と同様である。
上記「[2-3-3-2]1/16解像度における処理」と同様である。
処理(1-6)では、LL1面自身から抽出して加重処理の施されたノイズ信号n1'(LL1)とN2(LL1)を次式の加算処理により結合する。
n1"(LL1)=n1'(LL1)+N2(LL1) ...(25)
n1"(LL1)とn1'(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1"(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
処理(1-7)では、2層のノイズ成分が統合されたノイズ信号n1"(LL1,LH1,HL1,HH1)を逆ウェーブレット変換することにより、LL0サブバンド面に対応するノイズ信号N1(LL0)を生成する。
処理(0-6)では、LL0面自身から抽出して加重処理の施されたノイズ信号n0'(LL0)とN1(LL0)を次式の加算処理により結合する。
n0"(LL0)=n0'(LL0)+N1(LL0) ...(26)
n4"(LL4)=n4'(LL4)+β(5)*N5(LL4) ...(27)
n3"(LL3)=n3'(LL3)+β(4)*N4(LL3) ...(28)
n2"(LL2)=n2'(LL2)+β(3)*N3(LL2) ...(29)
n1"(LL1)=n1'(LL1)+β(2)*N2(LL1) ...(30)
n0"(LL0)=n0'(LL0)+β(1)*N1(LL0) ...(31)
ただし、0<β(1)≦1、0<β(2)≦1、0<β(3)≦1、0<β(4)≦1、0<β(5)≦1。このようなパラメータを使うような状況は、例えばランダムノイズがあらゆる周波数で均等なホワイトノイズと仮定できないような場合に生じるかもしれない。
実空間と同じ解像度を持つ状態にまで1つに統合されたノイズ成分に対し、画像全体のノイズ除去の程度が可変設定できるようにノイズ除去率という加重係数パラメータλを掛けてから、ノイズ除去を実行する。すなわち、
S0NR(LL0)=S0(LL0)-λ*n0"(LL0) ...(32)
ただし、0≦λ≦1。
輝度成分(L^)と同様に、「Analysis逐次」によるノイズ抽出を行う。輝度成分のノイズ除去と異なるところは、上記「[2-3-2]ノイズ成分の周波数特性変更」の処理における周波数特性を変更する際の加重係数を掛けるサブバンドの対象が異なること、すなわち重みづけ処理が異なることと、「[2-3-4]実際のノイズ除去処理」におけるノイズ除去率のパラメータ設定の仕方が異なるだけである。以下、この異なる点について記載する。なお、図4は、図3と異なる「ノイズ成分の周波数特性変更」の処理の部分のみを抽出した図である。
色差成分の実際のノイズ除去における突出点ノイズ除去効果とカラフルネス維持の両立を図るための加重係数パラメータを、次式の通り、高周波サブバンド(LH,HL,HH)のノイズ成分に対して掛ける。これは色差成分においては低周波サブバンドが主要バンドで、高周波サブバンドが補足バンドに対応するためである。
n1'(HL1)= k1(1)*n1(HL1) ...(34)
n1'(HH1)= k2(1)*n1(HH1) ...(35)
n2'(LH2)= k1(2)*n2(LH2) ...(36)
n2'(HL2)= k1(2)*n2(HL2) ...(37)
n2'(HH2)= k2(2)*n2(HH2) ...(38)
n3'(LH3)= k1(3)*n3(LH3) ...(39)
n3'(HL3)= k1(3)*n3(HL3) ...(40)
n3'(HH3)= k2(3)*n3(HH3) ...(41)
n4'(LH4)= k1(4)*n4(LH4) ...(42)
n4'(HL4)= k1(4)*n4(HL4) ...(43)
n4'(HH4)= k2(4)*n4(HH4) ...(44)
n5'(LH5)= k1(5)*n5(LH5) ...(45)
n5'(HL5)= k1(5)*n5(HL5) ...(46)
n5'(HH5)= k2(5)*n5(HH5) ...(47)
n1(LL1)とn1'(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1'(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
n2(LL2)とn2'(LH2,HL2,HH2)をそのまま束ねてn2'(LL2,LH2,HL2,HH2)と表す。
n3(LL3)とn3'(LH3,HL3,HH3)をそのまま束ねてn3'(LL3,LH3,HL3,HH3)と表す。
n4(LL4)とn4'(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4'(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
n5(LL5)とn5'(LH5,HL5,HH5)をそのまま束ねてn5'(LL5,LH5,HL5,HH5)と表す。
輝度成分(L^)の「[2-3-4]実際のノイズ除去処理」と同様である。ただし、色差成分に関するノイズ除去率は、通常λ=1.0でよい。
「[2-4]色差成分(a^)のノイズ除去」と同様である。
1)ノイズ成分を抽出するときの強度パラメータ(Intensity):σth(フィルタによってはrthも合わせて)
2)ノイズの粒状性に関する周波数特性変更パラメータ(grainness):k0
3)ノイズ除去の強度に関するパラメータ(sharpness):λ
図2に戻ると、ステップS4では、上記のステップS3においてノイズ除去処理が終わった画像データについて、上記ステップS2の「[1]色空間変換」の逆変換を行ってRGB画像に戻す。ステップS5では、RGB画像に戻った画像データを出力する。
第1の実施の形態では、画像データを解像度の低いほうに分解しながら、逐次的にノイズの抽出を行っていく「Analysis逐次」の方式を説明した。第2の実施の形態では、多重解像度のデータに分解された画像データを、解像度の高いほうに統合しながら逐次的にノイズの抽出を行う「Synthesis逐次」の方式について説明する。
[2]ノイズ除去
[2-1]多重解像度変換について
[2-1-1]ウェーブレット変換:Analysis/Decompositionプロセス
[2-1-2]逆ウェーブレット変換:Synthesis/Reconstructionプロセス
[2-2]ノイズ除去処理について
[2-2-1]改良型Bilateral Filter
[2-2-2]Laplacianノイズ抽出法
以上は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
図10は、輝度成分の処理の流れ図を示す図であり、図11は、色差成分の処理の流れ図を示す図である。ただし、図11は、後述するように、図10の輝度成分の処理の流れ図と異なるところを抽出して図示している。なお、以下の各処理(xx)および処理(xx-x)は、図10において(xx)および(xx-x)と記載して対応付ける。
[2-3-1-1]実空間最高解像度における処理
処理(10)では、実空間面の画像信号S0(LL0)をウェーブレット変換して、1/2解像度の画像信号S1(LL1,LH1,HL1,HH1)を生成する。
処理(11)では、LL1面の画像信号S1(LL1)をウェーブレット変換して、1/4解像度の画像信号S2(LL2,LH2,HL2,HH2)を生成する。
処理(12)では、LL2面の画像信号S2(LL2)をウェーブレット変換して、1/8解像度の画像信号S3(LL3,LH3,HL3,HH3)を生成する。
処理(13)では、LL3面の画像信号S3(LL3)をウェーブレット変換して、1/16解像度の画像信号S4(LL4,LH4,HL4,HH4)を生成する。
処理(14)では、LL4面の画像信号S4(LL4)をウェーブレット変換して、1/32解像度の画像信号S5(LL5,LH5,HL5,HH5)を生成する。
[2-3-2-1]1/32最低解像度における処理
処理(15-1)では、画像信号S5(LL5,LH5,HL5,HH5)の各々に対してノイズ除去を行ってノイズ除去画像信号S1'(LL5,LH5,HL5,HH5)を作る。処理(15-2)では、各サブバンドのノイズ信号を、n5(LL5)=S5(LL5)-S5'(LL5)、n5(LH5)=S5(LH5)-S5'(LH5)、n5(HL5)=S5(HL5)-S5'(HL5)、n5(HH5)=S1(HH5)-S5'(HH5)により抽出する。処理(15-4)では、ノイズ信号n5(LL5,LH5,HL5,HH5)を逆ウェーブレット変換(Synthesis)することにより、LL4サブバンド面に対応するノイズ抽出用のノイズ信号N5(LL4)を生成する。
処理(14-0)では、ノイズ信号N5(LL4)を等倍強度のまま(あるいはα(5)倍してもよい)画像信号S4(LL4)に対して減算処理を行って、画像信号S4'(LL4)を得る。ただし、0<α(5)≦1、通常はα(5)=1。なお、S4'(LL4)とS4(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてS4'(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
n4'(LL4)=n4(LL4)+N5(LL4) ...(48)
n4'(LL4)とn4(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4'(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
処理(14-4)では、ノイズ信号n4'(LL4,LH4,HL4,HH4)を逆ウェーブレット変換することにより、LL3サブバンド面に対応するノイズ信号N4(LL3)を生成する。
上記[2-3-2-2]1/16解像度における処理と同様である。
上記[2-3-2-2]1/16解像度における処理と同様である。
処理(11-0)では、ノイズ信号N2(LL1)を等倍強度のまま(あるいはα(2)倍してもよい)画像信号S1(LL1)に対して減算処理を行って、画像信号S1'(LL1)を得る。ただし、0<α(2)≦1、通常はα(2)=1。なお、S1'(LL1)とS1(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてS1'(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
n1'(LL1)=n1(LL1)+N2(LL1) ...(49)
n1'(LL1)とn1(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1'(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
処理(11-4)では、ノイズ信号n1'(LL1,LH1,HL1,HH1)を逆ウェーブレット変換することにより、LL0サブバンド面に対応するノイズ信号N1(LL0)を生成する。
処理(10-0)では、ノイズ信号N1(LL0)を等倍強度のまま(あるいはα(1)倍してもよい)画像信号S0(LL0)に対して減算処理を行って、画像信号S0'(LL0)を得る。ただし、0<α(1)≦1、通常はα(1)=1。処理(10-1)では、画像信号S0'(LL0)に対してノイズ除去を行ってノイズ除去画像信号S0"(LL0)を作る。処理(10-2)では、ノイズ信号をn0(LL0)=S0'(LL0)-S0"(LL0)により抽出する。
次に、抽出されたノイズ成分を実際のノイズ除去を行うためのノイズ成分に修正する。すなわち、低周波サブバンド(LL)と高周波サブバンド(LH,HL,HH)の間の重みを変えてノイズ成分の周波数特性を変える。第1の実施の形態と話は同様で、パラメータ設定も同様である。
n0"(LL0)= k0(0)*n0(LL0) ...(50)
n1"(LL1)= k0(1)*n1(LL1) ...(51)
n2"(LL2)= k0(2)*n2(LL2) ...(52)
n3"(LL3)= k0(3)*n3(LL3) ...(53)
n4"(LL4)= k0(4)*n4(LL4) ...(54)
n5"(LL5)= k0(5)*n5(LL5) ...(55)
n1"(LL1)とn1(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1"(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
n2"(LL2)とn2(LH2,HL2,HH2)をそのまま束ねてn2"(LL2,LH2,HL2,HH2)と表す。
n3"(LL3)とn3(LH3,HL3,HH3)をそのまま束ねてn3"(LL3,LH3,HL3,HH3)と表す。
n4"(LL4)とn4(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4"(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
n5"(LL5)とn5(LH5,HL5,HH5)をそのまま束ねてn5"(LL5,LH5,HL5,HH5)と表す。
こうして修正されたノイズ成分を最低解像度側から順次逆ウェーブレット変換を行いながら、実際にノイズ除去に使うためのノイズ成分の統合を行う。
処理(15-7)では、バンド間で加重処理の施された単層のノイズ信号n5"(LL5,LH5,HL5,HH5)を逆ウェーブレット変換することにより、LL4サブバンド面に対応する実際のノイズ除去用のノイズ信号N5'(LL4)を生成する。
処理(14-6)では、LL4面自身から抽出して加重処理の施されたノイズ信号n4"(LL4)と下層から実際のノイズ除去用に統合したノイズ信号N5'(LL4)を、次式の加算処理により結合する。
n4"'(LL4)=n4"(LL4)+N5'(LL4) ...(56)
n4"'(LL4)とn4"(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4"'(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
これにより、LL4面のノイズ成分は、図10からも分かるように、2層のノイズ成分が統合されたことになる。ただし、LH4,HL4,HH4のノイズ成分は単層である。処理(14-7)では、2層のノイズ成分が統合されたノイズ信号n4"'(LL4,LH4,HL4,HH4)を逆ウェーブレット変換することにより、LL3サブバンド面に対応するノイズ信号N4'(LL3)を生成する。
上記[2-3-4-2]1/16解像度における処理と同様である。
上記[2-3-4-2]1/16解像度における処理と同様である。
処理(11-6)では、LL1面自身から抽出して加重処理の施されたノイズ信号n1"(LL1)と下層から実際のノイズ除去用に統合したN2'(LL1)を、次式の加算処理により結合する。
n1"'(LL1)=n1"(LL1)+N2'(LL1) ...(57)
n1"'(LL1)とn1"(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1"'(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
処理(11-7)では、2層のノイズ成分が統合されたノイズ信号n1"'(LL1,LH1,HL1,HH1)を逆ウェーブレット変換することにより、LL0サブバンド面に対応するノイズ信号N1'(LL0)を生成する。
処理(10-6)では、LL0面自身から抽出して加重処理の施されたノイズ信号n0"(LL0)と下層から実際のノイズ除去用に統合したN1'(LL0)を、次式の加算処理により結合する。
n0"'(LL0)=n0"(LL0)+N1'(LL0) ...(58)
n4"'(LL4)=n4"(LL4)+β(5)*N5'(LL4) ...(59)
n3"'(LL3)=n3"(LL3)+β(4)*N4'(LL3) ...(60)
n2"'(LL2)=n2"(LL2)+β(3)*N3'(LL2) ...(61)
n1"'(LL1)=n1"(LL1)+β(2)*N2'(LL1) ...(62)
n0"'(LL0)=n0"(LL0)+β(1)*N1'(LL0) ...(63)
ただし、0<β(1)≦1、0<β(2)≦1、0<β(3)≦1、0<β(4)≦1、0<β(5)≦1。
第1の実施の形態の「[2-3-4]実際のノイズ除去処理」と同様である。
第1の実施の形態の「[2-4]色差成分(a^)のノイズ除去」と同様である。ただし、使っている式の定義が少しずれるので、以下の通りそれを書き直すのみである。
n1"(LH1)= k1(1)*n1(LH1) ...(64)
n1"(HL1)= k1(1)*n1(HL1) ...(65)
n1"(HH1)= k2(1)*n1(HH1) ...(66)
n2"(LH2)= k1(2)*n2(LH2) ...(67)
n2"(HL2)= k1(2)*n2(HL2) ...(68)
n2"(HH2)= k2(2)*n2(HH2) ...(69)
n3"(LH3)= k1(3)*n3(LH3) ...(70)
n3"(HL3)= k1(3)*n3(HL3) ...(71)
n3"(HH3)= k2(3)*n3(HH3) ...(72)
n4"(LH4)= k1(4)*n4(LH4) ...(73)
n4"(HL4)= k1(4)*n4(HL4) ...(74)
n4"(HH4)= k2(4)*n4(HH4) ...(75)
n5"(LH5)= k1(5)*n5(LH5) ...(76)
n5"(HL5)= k1(5)*n5(HL5) ...(77)
n5"(HH5)= k2(5)*n5(HH5) ...(78)
n1(LL1)とn1"(LH1,HL1,HH1)をそのまま束ねてn1"(LL1,LH1,HL1,HH1)と表す。
n2(LL2)とn2"(LH2,HL2,HH2)をそのまま束ねてn2"(LL2,LH2,HL2,HH2)と表す。
n3(LL3)とn3"(LH3,HL3,HH3)をそのまま束ねてn3"(LL3,LH3,HL3,HH3)と表す。
n4(LL4)とn4"(LH4,HL4,HH4)をそのまま束ねてn4"(LL4,LH4,HL4,HH4)と表す。
n5(LL5)とn5"(LH5,HL5,HH5)をそのまま束ねてn5"(LL5,LH5,HL5,HH5)と表す。
「[2-4]色差成分(a^)のノイズ除去」と同様である。
第1の実施の形態や第2の実施の形態では、ノイズ除去処理の例について説明をした。第3の実施の形態では、このノイズ除去処理をエッジ強調処理に置き換えた、多重解像度における周波数特性の変更が容易なエッジ強調処理の例について説明する。
なお、上記第1の実施の形態から第3の実施の形態では、多重解像度変換としてウェーブレット変換の例を示した。多重解像度変換としてウェーブレット変換の代わりに、ラプラシアン・ピラミッドを用いてもよい。ウェーブレット変換の低周波サブバンド(LL)には、ラプラシアン・ピラミッドを生成する途中で生成されるガウシアン・ピラミッドの各々が対応し、ウェーブレット変換の高周波サブバンド(LH,HL,HH)にはラプラシアン・ピラミッドの各々が対応する。注意すべき点は、ウェーブレット変換では低周波サブバンドとそれに対応する高周波サブバンドが同じ解像度であったところが、ラプラシアン・ピラミッドでは、低周波サブバンドのガウシアン・バンドに対して、それに対応する高周波サブバンドのラプラシアンバンドの解像度がガウシアン・バンドに対して1つ高い解像度を持っている点のみ異なっていることである。
2 デジタルカメラ
3 記録媒体
4 コンピュータ
5 電気通信回線
Claims (18)
- 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ複数の低周波画像と、逐次的に低い解像度を持つ複数の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、
前記低周波画像と前記高周波画像の各々に対してノイズ除去処理を行うノイズ除去処理手順と、
前記ノイズ除去された低周波画像と前記ノイズ除去された高周波画像の双方の結果に基づいて、原画像からノイズが除去された画像を得る画像取得手順とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順とを有し、
前記多重解像度画像生成手順は、前記高周波画像に対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像を得、前記ノイズ除去された高周波画像に基づいて、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像を得、前記次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像に対して、更にノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像を得、
前記ノイズ除去された低周波画像と前記ノイズ除去された高周波画像の双方の結果に基づいて、前記原画像からノイズが除去された画像を得る画像取得手順をさらに有することを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、
前記多重解像度画像生成手順は、前記低周波画像に対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像を得、前記ノイズ除去された低周波画像に基づいて、次に低い解像度の低周波画像と対をなす高周波画像を得、前記次に低い解像度の低周波画像と対をなす高周波画像に対して更にノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像を得、
前記ノイズ除去された低周波画像と前記ノイズ除去された高周波画像の双方の結果に基づいて、前記原画像からノイズが除去された画像を得る画像取得手順をさらに有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理方法において、
前記画像取得手順は、前記原画像と同じ解像度を持つ実空間におけるノイズ除去処理を行い、前記実空間におけるノイズ除去の結果を前記低周波画像のノイズ除去の結果と同様に扱い、前記原画像からノイズが除去された画像の画像データを得ることを特徴とする画像処理方法。 - 多重解像度表現された画像を生成する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、
前記多重解像度画像生成手順は、
前記高周波画像に対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像を得、
前記ノイズ除去された高周波画像に基づいて、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像を得、
前記次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像に対して更にノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像を得ることを特徴とする画像処理方法。 - 多重解像度表現された画像を生成する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、
前記多重解像度画像生成手順は、
a) 前記低周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像の画像データを得、
b) 前記低周波画像と対をなす高周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像の画像データを得、
c) 前記ノイズ除去された低周波画像の画像データと前記ノイズ除去された高周波画像の画像データの双方の結果に基づいて、次に高い解像度の低周波画像の画像データを得、
d) 前記次に高い解像度の低周波画像が原画像と同等以下の解像度になるまで、解像度の最も低い方から高い方へ向かって順に、a)からc)の処理を繰り返すことを特徴とする画像処理方法。 - 多重解像度表現された画像を生成する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順を有し、
前記多重解像度画像生成手順は、
a) 前記高周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された高周波画像の画像データを得、
b) 前記ノイズ除去された高周波画像の画像データに基づいて、次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像の画像データを得、
c) 前記次に高い解像度の高周波画像と対をなす低周波画像の画像データに対してノイズ除去処理を行ってノイズ除去された低周波画像の画像データを得、
d) 前記ノイズ除去された低周波画像が原画像と同等以下の解像度になるまで、解像度の低い方から高い方へ向かって順に、a)からc)の処理を繰り返すことを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、
前記低周波画像と高周波画像の各々に含まれるノイズ成分を抽出して、それぞれに対応した低周波ノイズ画像と高周波ノイズ画像を生成するノイズ抽出手順と、
前記低周波ノイズ画像とそれと対をなす高周波ノイズ画像を合成して、次に高い解像度の低周波画像と同じ解像度を持つ1つのノイズ画像に統合するとともに、前記次に高い解像度の低周波画像に対応する低周波ノイズ画像と結合させることにより、更に1つのノイズ画像に統合するノイズ統合手順と、
前記統合されたノイズ画像に基づいて、原画像に含まれるノイズを除去するノイズ除去手順とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の低周波画像と、それらの各々と対をなして逐次的に低い解像度を持つ1つ以上の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、
前記低周波画像と高周波画像の各々に含まれるノイズ成分を抽出して、それぞれに対応した低周波ノイズ画像と高周波ノイズ画像を生成するノイズ抽出手順と、
前記低周波ノイズ画像とそれと対をなす高周波ノイズ画像を合成して、次に高い解像度の低周波画像と同じ解像度を持つ1つのノイズ画像に統合するとともに、前記次に高い解像度の低周波画像に対応する低周波ノイズ画像と結合させることにより、1つの新たな低周波ノイズ画像に統合するノイズ統合手順と、
前記ノイズ統合手順で生成された新たな低周波ノイズ画像を、前記ノイズ統合手順の低周波ノイズ画像として代入し、最終的に生成される新たな低周波ノイズ画像が原画像と同じ解像度を持つ1つのノイズ画像になるまで、逐次的に前記ノイズ統合手順の統合処理を繰り返すノイズ統合繰り返し手順と、
前記ノイズ統合手順と前記ノイズ統合繰り返し手順で統合されたノイズ画像に基づいて、前記原画像に含まれるノイズを除去するノイズ除去手順とを有するすることを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力する画像入力手順と、
前記入力した原画像を分解して、逐次的に低い解像度を持つ複数の低周波画像と、逐次的に低い解像度を持つ複数の高周波画像を生成する多重解像度画像生成手順と、
前記低周波画像と前記高周波画像の各々に含まれるノイズ成分を抽出するノイズ抽出手順と、
前記抽出された低周波画像と前記抽出された高周波画像の双方のノイズ成分に基づいて、前記原画像の各画素に含まれるノイズ信号を推定するノイズ推定手順とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項10に記載の画像処理方法において、
前記ノイズ推定手順で推定されたノイズ信号に基づいて、原画像に含まれるノイズを除去するノイズ除去手順を更に有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1〜11に記載の画像処理方法において、
前記低周波画像と前記高周波画像は、
1)直交ウェーブレット変換における低周波成分と高周波成分、
2)ラプラシアン・ピラミッド表現におけるガウシアン成分とラプラシアン成分、
3)方向ウェーブレット変換における低周波成分と各方向毎の高周波成分、
の何れかに対応することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項12に記載の画像処理方法において、
2次元直交ウェーブレット変換を行って多重解像度画像を生成する場合、前記低周波画像はLLサブバンドに、前記高周波画像はLH、HL、HHサブバンドに対応することを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力し、
前記入力した原画像を、多重解像度変換を行ない、解像度の異なる低周波画像と高周波画像を逐次生成し、
前記それぞれの解像度において、前記生成した低周波画像と高周波画像を使用して、低周波画像と高周波画像に対応するノイズ成分を抽出し、
前記それぞれの解像度において抽出した低周波画像と高周波画像に対応するノイズ成分を使用して、多重解像度逆変換を行ない、前記原画像と同じ解像度を持つノイズ成分を生成し、
前記生成した原画像と同じ解像度を持つノイズ成分を使用して、前記原画像からノイズを除去した画像を生成することを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力し、
前記入力した原画像を、低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、
前記分解した低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を抽出するとともに、前記分解した低い解像度を持つ低周波画像に対してノイズ除去処理を行い、
前記ノイズ除去処理を行った低い解像度を持つ低周波画像を、さらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、
前記分解したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を抽出し、
前記抽出したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を使用して、前記低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号を合成し、
前記合成した低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号と前記抽出した低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を使用して、前記原画像と同じ解像度を持つノイズ信号を合成し、
前記合成した前記原画像と同じ解像度を持つノイズ信号に基づき、前記原画像からノイズを除去した画像を得ることを特徴とする画像処理方法。 - 画像に含まれるノイズを除去する画像処理方法であって、
複数の画素からなる原画像を入力し、
前記入力した原画像を、低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、
前記分解した低い解像度を持つ低周波画像を、さらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像に分解し、
前記分解したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を抽出し、
前記抽出したさらに低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号を使用して、前記低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号を合成し、
前記合成した低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号と前記分解した低い解像度を持つ低周波画像を使用して、前記低い解像度を持つ低周波画像のノイズ信号を抽出するとともに、前記分解した低い解像度を持つ高周波画像のノイズ信号を抽出し、
前記抽出した低い解像度を持つ低周波画像と高周波画像のノイズ信号と、前記合成した低い解像度を持つ低周波画像に対応するノイズ信号とを使用して、前記原画像と同じ解像度を持つノイズ信号を合成し、
前記合成した前記原画像と同じ解像度を持つノイズ信号に基づき、前記原画像からノイズを除去した画像を得ることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1から16のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータまたは画像処理装置に実行させる画像処理プログラム。
- 請求項17に記載の画像処理プログラムを搭載する画像処理装置。
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