JP2000306527A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2000306527A
JP2000306527A JP11112486A JP11248699A JP2000306527A JP 2000306527 A JP2000306527 A JP 2000306527A JP 11112486 A JP11112486 A JP 11112486A JP 11248699 A JP11248699 A JP 11248699A JP 2000306527 A JP2000306527 A JP 2000306527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plate
ray tube
display surface
effective display
light
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Withdrawn
Application number
JP11112486A
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English (en)
Inventor
Kosei Sumida
孝生 隅田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面ブラウン管における周辺部と中心部での
輝度の相違を解消する。 【解決手段】 画像を表示する有効表示面に対応して内
面に蛍光体層が形成された透光性のフェースプレート
と、フェースプレートの背面側に接合されるファンネル
と、ファンネルの後端部に配され前記蛍光体層に対して
電子ビームを出射する電子銃とを備えたカラー陰極線管
である。フェースプレートは、有効表示面の曲率半径が
5000mm以上であり、可視光の最大透過率が70%
以上、95%以下である。有効表示面は、可視光の透過
率が40%以上、60%以下である遮光層により覆われ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極管に関
するものであり、特に、いわゆる平面ブラウン管の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで実用化されているカラー陰極線
管のフェースプレートは、通常、有効表示面の曲率が両
端辺方向とも2000mm以下の球面状である。
【0003】これに対して、近年、映り込み等を考慮し
て、フェースプレートの有効表示面を平坦化する試みが
なされており、有効表示面を高度に平坦化した,いわゆ
る平面ブラウン管が開発されている。この平面ブラウン
管においては、周囲からの反射光の映り込みが少なく、
また画像の歪みも少ないことから、高品位の画像表示が
可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー陰極
線管の画像表示品質の重要な特性として、表示画像の明
るさがある。そして、画像の明るさは、一般に輝度の高
さとコントラスト比の高さで評価される。
【0005】従来、コントラスト特性を向上させるため
に、フェースプレートの材質を着色ガラスとし、その可
視光透過率を例えば40%以下にまで低下させること
で、無表示時の画面の明るさを低く抑えるという方策が
一般に採用されている。
【0006】しかしながら、この方策をそのまま平面ブ
ラウン管に適用すると、画面の周辺部と中心部とで画像
の輝度が大幅に異なってしまうという問題が発生する。
【0007】これは、平面ブラウン管では、有効表示面
を平坦化することによりフェースプレートの表示面中心
部と周辺部とで肉厚寸法差が大きくなることに起因す
る。平面ブラウン管では、通常の球面状ブラウン管で用
いられているような着色ガラスをフェースプレートに用
いると、肉厚が大きくなる周辺部では光の吸収率が高く
なり輝度が低下する。中心部では、肉厚が薄いので輝度
の低下は少ない。
【0008】本願発明は、かかる従来の実情に鑑みて提
案されたものであり、平面ブラウン管における周辺部と
中心部での輝度の相違を解消することを目的とする。す
なわち、本発明は、有効表示面が高度に平坦化され、し
かも輝度やコントラスト等にムラのないカラー陰極線管
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のカラー陰極線管は、画像を表示する有効
表示面に対応して内面に蛍光体層が形成された透光性の
フェースプレートと、前記フェースプレートの背面側に
接合されるファンネルと、前記ファンネルの後端部に配
され前記蛍光体層に対して電子ビームを出射する電子銃
とを備えてなり、前記フェースプレートは、有効表示面
の曲率半径が5000mm以上であるとともに、可視光
の最大透過率が70%以上、95%以下であり、且つ、
可視光の透過率が40%以上、60%以下である遮光層
により上記有効表示面が覆われていることを特徴とする
ものである。
【0010】本発明のカラー陰極線管においては、フェ
ースプレートの最大透過率を70%以上、95%以下と
しているので、肉厚寸法差による光の吸収率差が少な
い。したがって、平面ブラウン管とした場合にも、周辺
部と中心部での輝度の相違が解消される。
【0011】また、透過率が40%以上、60%以下で
ある遮光層により上記有効表示面が覆われているので、
コントラスト比も十分に確保される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したカラー陰
極線管について、図面を参照しながら説明する。
【0013】カラー陰極線管は、図1に示すように、フ
ェースプレート1と、その背面側に連なるように接合さ
れるファンネル2とを備えてなるものであり、さらにフ
ァンネル2の後端部には電子銃3が配されている。
【0014】上記フェースプレート1の内面には、蛍光
体層1aが形成されており、この蛍光体層1aに対して
電子銃3より出射される電子ビームを照射することで、
当該蛍光体層1aに含まれる蛍光体が発光し、有効表示
面において画像表示が行われる。
【0015】本発明においては、上記フェースプレート
1は、有効表示面の曲率半径が5000mm以上となる
ように高度に平坦化されており、いわゆるフラット管
(平面ブラウン管)として構成されている。この平面ブ
ラウン管では、フラット化に伴いガラス肉厚が中央部と
周辺部で大きく異なる。
【0016】そこで、本発明では、上記フェースプレー
ト1に、着色の度合いが少ない、あるいは着色していな
いガラス等を用い、その最大透過率(可視光域における
最大透過率)を70%以上、95%以下としている。
【0017】このように、上記フェースプレート1の可
視光に対する最大透過率を70%以上、95%以下とす
ることで、有効表示面の中央部とその周辺部の光吸収率
の差が改善される。例えば、フェースプレート1に最大
透過率30〜50%程度のガラスを用いると、中央部と
周辺部の輝度比が80%程度であるのに対して、最大透
過率が75%のガラスを用いると、輝度比は95%と大
幅に改善される。
【0018】ただし、可視光に対する最大透過率が高い
ガラスをフェースプレート1に用いると、コントラスト
が低下する虞れがある。
【0019】そこで、本発明では、フェースプレート1
の有効表示面を遮光層4で覆い、コントラスト比の低下
を改善することとする。
【0020】遮光層4は、フィルム状のものをフェース
プレート1の表面に貼り付けてもよいし、あるいは、塗
布や蒸着等のPVD技術等によりフェースプレート1上
に直接形成するようにしてもよい。
【0021】ここで、遮光層4は、可視光の透過率が4
0%以上、60%以下となるように設定する。これによ
り、コントラスト比が大幅に改善される。
【0022】また、遮光層4は、ほぼ均一の厚さである
ために、有効表示面内で輝度差が生ずることもない。
【0023】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、有効表示画面の輝度の向上とコントラスト
特性の向上とを両立することができ、高品質な画像表示
が実現可能なカラー陰極線管(平面ブラウン管)を提供
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー陰極線管の一構成例を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 フェースプレート、2 ファンネル、3 電子銃、
4 遮光層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する有効表示面に対応して内
    面に蛍光体層が形成された透光性のフェースプレート
    と、前記フェースプレートの背面側に接合されるファン
    ネルと、前記ファンネルの後端部に配され前記蛍光体層
    に対して電子ビームを出射する電子銃とを備えてなり、 前記フェースプレートは、有効表示面の曲率半径が50
    00mm以上であるとともに、可視光の最大透過率が7
    0%以上、95%以下であり、 且つ、可視光の透過率が40%以上、60%以下である
    遮光層により上記有効表示面が覆われていることを特徴
    とするカラー陰極線管。
JP11112486A 1999-04-20 1999-04-20 カラー陰極線管 Withdrawn JP2000306527A (ja)

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