JP2000306313A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JP2000306313A
JP2000306313A JP11111418A JP11141899A JP2000306313A JP 2000306313 A JP2000306313 A JP 2000306313A JP 11111418 A JP11111418 A JP 11111418A JP 11141899 A JP11141899 A JP 11141899A JP 2000306313 A JP2000306313 A JP 2000306313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
state
circuit
output
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11111418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3685646B2 (ja
Inventor
Tomohiro Yamada
智博 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11141899A priority Critical patent/JP3685646B2/ja
Publication of JP2000306313A publication Critical patent/JP2000306313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3685646B2 publication Critical patent/JP3685646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の記録再生装置では、外部入力端子から
入力される音声信号をモニタ出力するためには、セレク
タによる方法と、録音状態にする方法との二通りの方法
があり、機械操作に不慣れなユーザには誤操作の原因に
なっていた。 【解決手段】 入力端子1Aから入力された音声信号をデ
ィスク8に記録し、ディスク8から音声信号を再生して
出力端子17へ出力すると共に、入力端子1Aから入力され
た音声信号を出力端子17へモニタ出力する機能を有し、
記録停止状態にある間に録音キー208 が操作されること
により、モニタ出力状態になると共に、記録可能なディ
スク8が装入されている場合は記録状態になり、ディス
ク8が装着されていない場合または記録不可能なディス
ク8が装着されている場合はモニタ出力状態のままで記
録停止状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置、即
ちデジタルデータを記録媒体に記録し、またデジタルデ
ータが記録されている記録媒体からデータを読み出して
再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログカセットテープに代えて
ミニディスク(以下、MDという),コンパクトディスク
(以下、CDという)等のディスク媒体を使用する主とし
て音楽用の記録再生装置、具体的にはMDレコーダ,CDレ
コーダと称される装置が普及している。中でも、スピー
カ及びアンプを一体化したMDラジカセ、または出力端子
(ヘッドフォン端子)にヘッドフォン(またはアクティ
ブスピーカ)を接続して使用することを前提としたMDヘ
ッドフォンステレオと称される複合型携帯式音響録音再
生装置が広く普及しており、たとえばMD, CD, アナログ
テープ,ラジオ及びテレビジョン放送等の種々のソース
からのダビングが一般的に行なわれるようになってい
る。
【0003】また、近年ではMP3(MPEG Audio Layer 3)
と称されるフォーマットによりインターネットを介して
音楽情報を無料または有料で配信する技術が開発されて
おり、パーソナルコンピュータのサウンドボードの音声
出力端子に上述のような装置を接続することにより、そ
のようなソースを録音することも可能になっている。更
に近年では、上述のようなディスク媒体のみならず、上
述同様の使用形態が可能なカード状、スティック状の固
体メモリを媒体として使用する装置も実用化されてい
る。
【0004】ところで、従来のそのような装置では録音
ソースの音声信号を入力するための入力端子(Line In)
が備えられており、この入力端子から入力した音声信号
をスピーカまたはヘッドフォン端子からモニタ出力する
場合には、セレクタスイッチでソースを外部入力に切り
換えるか、または録音状態にする必要があった。録音状
態にするには、録音可能な媒体を装置に装入した上で録
音ボタン及びポーズボタンを操作していた。更に、実際
に録音を行なう場合にはポーズボタンを再操作してポー
ズ状態を解除していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のセレクタスイッ
チを使用してソースを切り換える場合には、外部入力を
選択している状態から装置本体でMD, CDの再生を行なう
状態にするためにはセレクタスイッチを切り換える必要
があり、そのような操作自体が面倒である上に、そのこ
とに気付かずに故障していると誤解する虞がある。ま
た、録音状態にするためには、録音可能な媒体を装置に
装入する必要があるが、たとえばMDでは再書き込み防止
検出穴が閉じていること、及び実際に録音する余裕があ
ること、具体的にはTOC において録音済みのトラック数
が 256未満(UTOC FULLでない)であり、且つデータ領域
に録音可能領域が残存すること(DISC FULLでない)が必
要である。
【0006】しかし、MDには光磁気ディスクである録音
可能なライタブルディスク(いわゆる生ディスク)と、
光ディスクである録音ができないプリマスタードディス
クとがあり、これらの識別は一般のユーザには困難な場
合がある。また、再書き込み防止検出穴が閉じているか
否かに関しても一般のユーザには判断が困難な場合があ
る。更に、UTOC FULL 及びDISC FULL であるか否かはMD
そのものが装置に装入されて TOCデータが読み込まれる
までは不明である。また更に、ユーザが録音可能なMDと
録音不可能なMDとを混在して保管しているような場合に
は、録音可能なMDを探し出すこと自体が煩雑である。更
にまた、外部入力端子から入力される音声信号をモニタ
出力するために上述のような二通りの方法があると言う
こと自体が、機械操作に不慣れなユーザにとっては誤操
作の原因になっている。
【0007】更に、近年ではインターネットを介して音
楽データが配信されるようになっているが、据え置き型
(デスクトップタイプ)の一部及びノートタイプまたは
それ以下のサイズの携帯型のパーソナルコンピュータで
はスピーカの品質に制約があるため、MDレコーダのよう
な音響機器に接続してモニタ出力させる利用形態が考え
られる。このような利用形態を採る場合、通常はモニタ
出力の状態とすることによりインターネットからダウン
ロードしたMP3 フォーマットのデータを比較的良好な音
質で可聴音として聴取することが可能であり、また録音
したい楽曲がある場合には録音キーの操作により録音を
開始することが可能である。しかし、前述のような事情
によりそのような利用形態を採ることは比較的難しいと
言うのが実状である。
【0008】以上の問題はMDレコーダのみならず、CDレ
コーダにおいても、媒体に再書き込み防止検出穴が存在
しないという点を除いては同様であり、更に前述したよ
うなカード状、スティック状の固体メモリを媒体として
使用する装置においても基本的には同様の問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、単一のスイッチの操作のみにより、モニタ
出力状態になると共に記録が可能な媒体が装入されてい
る場合はその時点から録音が開始され、または録音ポー
ズ状態が開始され、媒体が装入されていない場合または
記録が不可能な媒体が装入されている場合はモニタ出力
を継続するようにした記録再生装置の提供を主たる目的
とする。
【0010】また本発明は、ショックプルーフメモリを
備えており、更に媒体が装入された直後には管理情報(T
OCデータ) の読み出しが必要なMDレコーダ等のデジタル
記録再生装置では、管理情報の読み出し中においてはシ
ョックプルーフメモリに音声情報を蓄積しておき、記録
媒体への音声情報の記録が可能になった場合にはショッ
クプルーフメモリに蓄積されている音声情報から記録す
るようにした記録再生装置の提供をも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明の記録再生装
置は、音声情報を入力する入力端子と、該入力端子から
入力された音声情報を装脱可能な記録媒体に記録する記
録回路と、記録媒体から音声情報を再生する再生回路
と、該再生手段が再生した音声情報を出力する出力端子
と、前記入力端子から入力された音声情報を前記出力端
子へ出力するか否かを切り換える切換回路と、前記記録
回路を記録状態、記録一時停止状態または記録停止状態
のいずれかに、前記再生回路を再生状態または再生停止
状態のいずれかに、前記切換回路を出力状態または出力
停止状態のいずれかにそれぞれ制御する制御回路と、記
録可能な記録媒体が装着されていることを検出するセン
サと、該制御回路に制御指示を与えるための複数のスイ
ッチを含むスイッチ群とを備えた記録再生装置におい
て、前記制御回路は、前記記録回路が記録停止状態にあ
る間に前記スイッチ群中の所定のスイッチが操作される
ことにより、前記切換回路を出力状態に制御し、前記記
録回路を前記センサが検出状態である場合は記録状態
に、それ以外の場合は記録停止状態にそれぞれ制御すべ
くなしてあることを特徴とする。
【0012】このような第1の発明の記録再生装置で
は、記録回路が記録停止状態にある間にスイッチ群中の
所定のスイッチが操作されると、入力端子から入力され
た音声情報を出力端子から出力する状態になると共に、
記録可能な記録媒体が装着されている場合は記録媒体へ
の記録が可能な状態になり、記録媒体がない場合または
記録不可能な記録媒体が装着されている場合は記録停止
状態になる。
【0013】第2の発明の記録再生装置は、音声情報を
入力する入力端子と、該入力端子から入力された音声情
報を脱着可能な記録媒体に記録する記録回路と、記録媒
体から音声情報を再生する再生回路と、該再生手段が再
生した音声情報を出力する出力端子と、前記入力端子か
ら入力された音声情報を前記出力端子へ出力するか否か
を切り換える切換回路と、前記記録回路を記録状態、記
録一時停止状態または記録停止状態のいずれかに、前記
再生回路を再生状態または再生停止状態のいずれかに、
前記切換回路を出力状態または出力停止状態のいずれか
にそれぞれ制御する制御回路と、記録可能な記録媒体が
装着されていることを検出するセンサと、該制御回路に
制御指示を与えるための複数のスイッチを含むスイッチ
群とを備えた記録再生装置において、前記制御回路は、
前記記録回路が記録停止状態にある間に前記スイッチ群
中の所定のスイッチが操作されるこにより、前記切換回
路を出力状態に制御し、前記記録回路を前記センサが検
出状態である場合は記録一時停止状態に、それ以外の場
合は記録停止状態にそれぞれ制御し、前記記録回路が記
録一時停止状態にある間に前記所定のスイッチが操作さ
れることにより、前記記録回路を前記センサが検出状態
である場合は記録状態に制御すべくなしてあることを特
徴とする。
【0014】このような第2の発明の記録再生装置で
は、記録回路が記録停止状態にある間にスイッチ群中の
所定のスイッチが操作されると、入力端子から入力され
た音声情報を出力端子から出力する状態になると共に、
記録可能な記録媒体が装着されている場合は記録媒体へ
の記録が可能な一時停止状態になり、記録媒体がない場
合または記録不可能な記録媒体が装着されている場合は
記録停止状態になる。そして、記録媒体への記録が可能
な一時停止状態において更に同一の所定のスイッチが操
作されると直ちに記録媒体への記録が開始される。
【0015】更に第3の発明の記録再生装置は、第1及
び第2の発明において、前記入力端子から入力される音
声情報を一時蓄積する記憶媒体を備え、前記記録回路
は、記録状態に制御された場合に、前記所定のスイッチ
が操作された時点以降に前記記憶媒体が蓄積している音
声情報を記録媒体に記録すべくなしてあることを特徴と
する。
【0016】このような第3の発明の記録再生装置で
は、記録回路が記録状態になるべき時点でたとえば記録
媒体からの管理情報の読み出しが行なわれている等して
実際には記録媒体への記録が行なえなかったとしても、
記憶媒体に蓄積してある音声情報が記録回路が実際に記
録媒体への記録が行なえるようになった時点で記録され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。但し、本実施の形態では
媒体としてMDを使用する記録再生装置、即ちMDレコーダ
に本発明を適用した場合について説明する。
【0018】まず、MDそのものについてその外観を示す
図1の模式図を参照して説明する。MDにはデータの書き
込み(録音)が可能な光磁気ディスクであるライタブル
ディスクと、予め製造業者が光ディスクにスタンピング
によって主として音楽等の音声データを記録したプリマ
スタードディスクとがある。図1(a) にはライタブルデ
ィスク8Rを収納したカートリッジ80R の裏面の外観を、
図1(b) にはプリマスタードディスク8Pを収納したカー
トリッジ80P の裏面の外観がそれぞれ示されている。な
お、いずれのディスクも矢符方向に装置に装入される。
【0019】プリマスタードディスク8Pのカートリッジ
80P 及びライタブルディスク8Rのカートリッジ80R の裏
面には、カートリッジウィンドウ81、センタホール82、
リファレンスホール83、ディスクタイプ識別穴84、再書
き込み防止検出穴85がそれぞれ設けられている。但し、
プリマスタードディスク8Pのカートリッジ80P にはディ
スクタイプ識別穴84は実際には設けられていないが、以
下の説明では閉じられたディスクタイプ識別穴84が設け
られているとする。
【0020】カートリッジウィンドウ81は、記録/読み
出しを行なうために記録再生装置または再生装置にカー
トリッジ80R または80P が装入された場合に自動的に開
くことにより、ディスク8Rまたは8Pを保護している。な
お、ライタブルディスク8Rのカートリッジウィンドウ81
はカートリッジ80R の両面にそれぞれ設けられている
が、プリマスタードディスク8Pのカートリッジウィンド
ウ81はカートリッジ80Pの裏面のみに設けられている。
【0021】センタホール82は、記録再生装置または再
生装置にカートリッジ80R または80P が装入された場合
に、ディスク8Rまたは8Pの位置決めをすると共に回転さ
せるために後述するスピンドルモータの回転軸が密着す
る。
【0022】リファレンスホール83は、記録再生装置ま
たは再生装置にカートリッジ80R または80P が装入され
た場合に、装置側に備えられている突起が嵌め込まれる
ことにより、前述のセンタホール82と共にディスク8Rま
たは8Pを位置決めする。
【0023】ディスクタイプ識別穴84はカートリッジ内
のディスクを識別するために設けられており、それが閉
じられている場合はプリマスタードディスク8Pであり、
開いている場合はレコーダブルディスク8Rである。再書
き込み防止検出穴85はカートリッジ内のディスクをユー
ザが書き込み禁止状態にするために設けられており、そ
れが開いている場合は書き込み禁止状態であり、閉じら
れている場合は書き込み禁止状態ではない(書き込み可
能である)。
【0024】図2は本発明に係る記録再生装置(以下、
本発明装置という)の第1の実施の形態の構成例を示す
ブロック図であり、媒体としてMDを使用し、記録再生の
双方が可能なMDレコーダにパワーアンプ及びスピーカが
備えられたいわゆるMD複合型携帯式音響録音再生装置が
示されている。
【0025】図2において参照符号1Aはアナログオーデ
ィオ信号を本発明装置に入力するためのアナログ入力端
子(LINE IN 端子)を、1Dはデジタルオーディオ信号を
本発明装置に入力するためのデジタル入力端子を、17は
本発明装置により再生されたまたはモニタ入力されたア
ナログオーディオ信号が出力されるアナログ出力端子
(ヘッドフォン端子またはLINE OUT端子)をそれぞれ示
している。なお、図2には示されていないが、デジタル
出力端子を備えていてもよいことは言うまでもない。
【0026】アナログ入力端子1Aから入力されたアナロ
グオーディオ信号は A/D変換器2により所定の周波数
(44.1kHz)でサンプリングされてデジタルオーディオ信
号に変換され、切換回路SW1 の一方の入力端子に与えら
れる。デジタル入力端子1Dから入力されたデジタルオー
ディオ信号は上述の切換回路SW1 の一方の入力端子及び
サンプリングレートコンバータ(SRC) 3に与えられる。
SRC3は、デジタル入力端子1Dへ入力されるデジタルオ
ーディオ信号のサンプリング周波数が上述の所定周波数
(44.1kHz)とは異なる場合、たとえば32kHz または48kH
z である場合にそれを44.1kHz に変換する。この SRC3
の出力は切換回路SW1 の他方の入力端子に与えられる。
【0027】切換回路SW1 の出力端子は ATRACエンコー
ダ/デコーダ4及びモニタ出力切換のための切換回路SW
2 の一方の入力端子に与えられる。切換回路SW2 の他方
の入力端子には ATRACエンコーダ/デコーダ4の出力が
与えられており、また切換回路SW2 の出力端子は D/A変
換機16に与えられる。
【0028】両切換回路SW1, SW2は後述する制御回路18
により切換制御が行なわれる。なお、切換回路SW1 の出
力端子が一方の入力端子に接続された場合は、アナログ
入力端子1Aから入力されて A/D変換器2 で44.1kHz のサ
ンプリングレートで変換されたデジタルオーディオ信号
またはデジタル入力端子1Dから入力されたサンプリング
レートが44.1kHz のデジタルオーディオ信号が ATRACエ
ンコーダ/デコーダ4へ入力される。また、切換回路SW
1 の出力端子が他方の入力端子に接続された場合は、デ
ジタル入力端子1Dから入力されたサンプリングレートが
32kHz または48kHz のデジタルオーディオ信号が SRC3
で44.1kHz のサンプリングレートに変換されて ATRACエ
ンコーダ/デコーダ4へ入力される。
【0029】また、切換回路SW2 の出力端子が一方の入
力端子に接続された場合は、切換回路SW1 の出力がその
まま D/A変換器16へ出力される。この場合、アナログ入
力端子1Aから入力されたアナログオーディオ信号または
デジタル入力端子1Dから入力されたデジタルオーディオ
信号が D/A変換器16でアナログオーディオ信号に変換さ
れて出力端子17またはパワーアンプ24へ出力されるいわ
ゆるモニタ出力の状態になる。一方、切換回路SW2 の出
力端子が他方の入力端子に接続された場合は、ATRACエ
ンコーダ/デコーダ4の出力が D/A変換器16へ出力され
る。この場合、通常の再生状態になる。
【0030】ATRACエンコーダ/デコーダ4は入力され
たデジタルオーディオ信号をMD用の圧縮符号化方式であ
るATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding) 方式に
より圧縮符号化してデジタル信号処理回路5へ出力す
る。
【0031】デジタル信号処理回路5では ATRACエンコ
ーダ/デコーダ4から出力された圧縮符号化データを入
力して誤り訂正符号を付加し、更にサブコード信号等を
付加して記録/再生RF(Radio Frequency) アンプ6へ出
力する。記録/再生RFアンプ6に入力された圧縮符号化
データはディスク8に記録するための信号に変換されて
磁気ヘッド7へ出力される。
【0032】ディスク8は本実施の形態では前述の如く
MD(光ディスクまたは光磁気ディスク)を使用してお
り、モータ制御回路12の制御により駆動されるスピンド
ルモータ10により回転する。このディスク8にデータを
記録するのは上述の磁気ヘッド7であり、またディスク
8からデータを読み出すのは参照符号9で示されている
ピックアップである。実際には、データの記録に際して
はレーザビームを照射した状態で記録すべきデータに対
応して磁気ヘッド7により磁界を印加し、データの読み
出しに際しては光ディスクである再生専用ディスク(プ
リマスタードディスク)と光磁気ディスクである記録可
能なディスク(レコーダブルディスク)とでは異なる光
学系が使用されるが詳細は省略する。
【0033】なお、MDであるディスク8はカートリッジ
80に収納されており、その一遇にはプリマスタードディ
スクであるかまたはレコーダブルディスクであるかを識
別するためのディスクタイプ識別穴84と、再書き込み防
止検出穴85が設けられている。ディスクタイプ識別穴84
が閉じられている場合はディスク8はプリマスタードデ
ィスクであり、開いている場合はディスク8はレコーダ
ブルディスクであり、再書き込み防止検出穴85が開いて
いる場合はディスク8は書き込み禁止状態であり、閉じ
られている場合はディスク8は書き込み禁止状態ではな
い(書き込み可能状態である)。それらの状態はセンサ
13、14により検出され、制御回路18に与えられる。ま
た、参照符号15はディスク8(カートリッジ80)の存否
そのもを検出するセンサであり、その検出結果は制御回
路18に与えられる。
【0034】なお、上述のセンサ13,14及び15は種々の
機構で実現することが可能であり、またディスク8であ
るMDの装置への装入方法によっても異なる機構を採るこ
とが可能であることは言うまでもない。
【0035】参照符号11はピックアップ9をディスク8
に対して相対的に径方向に移動させるピックアップ移動
手段としてのスレッドモータであり、その移動方向及び
移動量はピックアップ9から出力されるトラッキングエ
ラー信号に従ってモータ制御回路12により制御される。
【0036】ピックアップ9によりディスク8から読み
出された信号は記録/再生RFアンプ6によりデジタルデ
ータ、具体的にはデジタル信号処理回路5から出力され
た状態のデジタルデータに変換されてデジタル信号処理
回路5に与えられる。デジタル信号処理回路5では記録
/再生RFアンプ6から入力したデジタルデータに対して
誤り訂正等の処理を行ない、更にデジタル信号処理回路
5において付加されたサブコード信号等が取り出され、
ATRACエンコーダ/デコーダ4に与える。 ATRACエンコ
ーダ/デコーダ4は前述の入力信号に対する場合とは逆
の処理、即ち ATRAC方式で圧縮符号化されているデータ
を伸長して復号化処理することによりデジタルオーディ
オ信号に戻す。
【0037】ATRACエンコーダ/デコーダ4により復号
化されたデジタルオーディオ信号は前述の如く切換回路
SW2 の他方の入力端子に入力される。切換回路SW2 の出
力端子は D/A変換器16に接続されているので、切換回路
SW2 の他方の入力端子が出力端子に接続されている場合
は、 ATRACエンコーダ/デコーダ4から出力されたデジ
タルオーディオ信号は D/A変換器16によりアナログオー
ディオ信号に変換され、出力端子17及びパワーアンプ24
へ出力される。出力端子17にヘッドフォン、イヤフォン
等を接続することにより、出力されるアナログオーディ
オ信号を直接聴取ことが可能である。また、パワーアン
プの出力はスピーカ25に与えられており、可聴音として
再生される。
【0038】参照符号18はマイクロコンピュータを用い
た制御回路であり、 ATRACエンコーダ/デコーダ4によ
る圧縮符号化処理及び復号化処理、デジタル信号処理回
路5による誤り訂正符号及びサブコード信号に関する処
理、モータ制御回路12を介しての両モータ10及び11を制
御してディスク8の回転速度制御及びピックアップ9の
位置制御を司る他、センサ13,14及び15の検出結果を入
力して、ディスクタイプ識別穴84が閉じられているかま
たは開いているかを、換言すればディスク8はプリマス
タードディスクであるかまたはライタブルディスクであ
るかを、再書き込み防止検出穴85が開いているかまたは
閉じられているいるかを、換言すればディスク8は書き
込み禁止状態であるか否かを、更にはディスク8そのも
のの存否を判断する。更に、制御回路18は両切換回路SW
1, SW2の切換制御をも行なう。
【0039】参照符号19はショックプルーフメモリであ
り、デジタル信号処理回路5と接続されている。このシ
ョックプルーフメモリ19は、再生時にはデジタル信号処
理回路5から与えられる再生用データを一時的に蓄積
し、また記録時にもデジタル信号処理回路5から与えら
れる記録用データを一時的に蓄積することにより、再生
時または記録時に振動が加わった場合のいわゆる音飛び
現象に対処している。
【0040】参照符号23は制御回路18からユーザに種々
の情報を報知するための LCDを使用した表示装置を、20
はユーザから制御回路18に種々の指示を与えるためのキ
ー群をそれぞれ示している。キー群20には、再生を開始
させる再生キー201 、再生位置を1曲(1トラック)先
または後へジャンプさせる選曲キー202 及び203 、入力
選択キー(アナログ入力端子1Aまたはデジタル入力端子
1Dのいずれかを選択する)204 、出力ボリュームを調整
するキー205 、再生(または録音)を停止させる停止キ
ー206 、再生(または録音)を一時停止させるポーズキ
ー207 、録音を行なわせる録音キー(REC)208等が備えら
れている。
【0041】参照符号21は制御回路18の制御手順(プロ
グラム)等を記憶したROM を、22は制御回路18による制
御実行時にワーキングメモリとして使用されるRAM をそ
れぞれ示している。
【0042】次に、上述のような構成の本発明装置の第
1の実施の形態の動作について説明する。図3、図4は
上述のような構成の本発明のディスク記録再生装置の第
1の実施の形態の録音キー208 の操作に伴う制御回路18
による処理手順を示すフローチャートであり、図5はそ
の表示装置23の表示状態を示す模式図である。
【0043】なお、以下の説明では、入力選択キー204
によりアナログ入力が選択されていることにより、制御
回路18により切換回路SW1 が ATRACエンコーダ/デコー
ダ4と A/D変換器2とを接続する状態に切り換えられて
いるものとする。
【0044】通常、制御回路18はキー操作により発生す
る信号の割込み入力をメインルーチンにおいて待機する
状態にあり、録音キー208 が操作されると制御回路18は
まずその時点で録音中であるか (ステップS11)、または
録音ポーズ中であるかを判断する (ステップS12)。この
結果、録音中でも録音ポーズ中でもない場合には (ステ
ップS11 で”NO" 、ステップS12 で”NO" )、制御回路
18はセンサ15の出力によってディスク8の存否を判断す
る (ステップS13)。
【0045】ステップS13 においてディスク8が装入さ
れていないことが検出された場合は(ステップS13 で”N
O" )、制御回路18は図5(a) に示されているように表
示装置23に「モニタ中(ディスク無し)」と表示し (ス
テップS26)、更に切換回路SW2 を切換回路SW1 の出力と
D/A変換器16とを接続するように切り換えることにより
モニタ出力を開始する (ステップS29)。この後、制御回
路18はメインルーチンへ処理を戻す。
【0046】従ってこの場合、アナログ入力端子1Aに他
のオーディオ装置、たとえばCDプレーヤ等からアナログ
オーディオ信号が入力されていれば、そのオーディオ信
号はそのまま出力端子17から出力される。
【0047】ステップS13 においてディスク8が装入さ
れていることが検出された場合は (ステップS13 で”YE
S") 、制御回路18はセンサ13の検出出力によりそのディ
スク8がプリマスタードディスクであるか、またはライ
タブルディスクであるかを判断する (ステップS14)。プ
リマスタードディスクであると判断された場合は (ステ
ップS14 で”YES")、制御回路18は制御回路18は図5
(b) に示されているように表示装置23に「モニタ中(録
音できないディスク)」と表示し (ステップS27)、上述
同様にしてモニタ出力を開始する (ステップS29)。この
後、制御回路18はメインルーチンへ処理を戻す。
【0048】ステップS14 においてライタブルディスク
であると判断された場合は (ステップS14 で”NO" )、
制御回路18はセンサ14の検出出力によりそのディスク8
が書込み禁止状態であるか否か、具体的には再書き込み
防止検出穴85が閉じられているか否かを判断する (ステ
ップS15)。書き込み禁止状態である場合は (ステップS1
5 で”YES")、制御回路18は図5(c) に示されているよ
うに表示装置23に「モニタ中(録音禁止)」と表示し
(ステップS28)、上述同様にしてモニタ出力を開始する
(ステップS29)。この後、制御回路18はメインルーチン
へ処理を戻す。
【0049】ステップS15 において書き込み禁止状態で
はないと判断された場合は (ステップS15 で”NO" )、
制御回路18は図5(d) に示されているように表示装置23
に「モニタ中(TOC読み込み中)」と表示し (ステップS1
6)、モニタ出力を開始すると共に録音準備状態になり、
ディスク8から TOCデータの読み込みを開始する(ステ
ップS17)。
【0050】なお、録音準備状態とは、アナログ入力端
子1Aから入力されて出力端子17へモニタ出力されている
アナログオーディオ信号を A/D変換器2でデジタルオー
ディオ信号に変換して、またはデジタル入力端子1Dから
入力されているデジタルオーディオ信号をそのまま、ま
たは SRC3 でサンプリングレートの変換を行なって ATR
ACエンコーダ/デコーダ4でエンコードし、デジタル信
号処理回路5で誤り訂正符号を付加し、更にサブコード
信号等を付加してディスク8に記録可能な状態にまで加
工した上でショックプルーフメモリ19に蓄積しておく処
理のことである。但し、ディスク8への記録(録音)は
行なわない。
【0051】この後、制御回路18はディスク8の TOCデ
ータの読み込みが終了するまで待機し (ステップS18)、
UTOC及びDISCのいずれもFULLでない、具体的には記録済
みのトラック数が 256未満であり、且つディスク8のデ
ータ領域に録音可能領域が残っているか否かを確認する
(ステップS19)。UTOC及びDISCのいずれもFULLでないこ
とが確認されると (ステップS19 で”NO" )、制御回路
18はモニタ出力を継続しつつ、図5(e) に示されている
ように表示装置23に「録音中」と表示し (ステップS2
0)、それまでにショックプルーフメモリ19に蓄積されて
いるデジタルデータのディスク8への書き込みを開始す
る (ステップS21)。この後、制御回路18はメインルーチ
ンへ処理を戻す。
【0052】これにより、次にキー入力が行なわれるま
では、アナログ入力端子1Aから入力されたアナログオー
ディオ信号が A/D変換器2でデジタルオーディオ信号に
変換され、更に ATRACエンコーダ/デコーダ4で順次デ
ジタルデータに変換されてショックプルーフメモリ19に
蓄積され、ショックプルーフメモリ19にに蓄積されたデ
ジタルデータがディスク8に記録されてゆくという制御
が制御回路18により実行される。
【0053】ステップS19 でUTOC及びDISCのいずれかが
FULLである、具体的には記録済みのトラック数が 256に
達しているか、またはディスク8のデータ領域に録音可
能領域が残っていないことが確認されると (ステップS1
9 で”YES")、制御回路18はモニタ出力は継続しつつ、
図5(f) に示されているように表示装置23に「録音でき
ません(ディスクが一杯です)」と表示し (ステップS2
2)、録音ポーズ状態を解除し、録音準備状態も解除する
(ステップS22)。この後、制御回路18はメインルーチン
へ処理を戻す。
【0054】上述のステップS21 で録音が開始された後
に録音キー208 が再度操作された場合には (ステップS1
1 で”YES")、制御回路18はそのまま何らの処理も行な
わずにメインルーチンへ処理を戻す。また、録音が開始
された後にポーズキー207 が操作された場合には録音ポ
ーズ状態になるが、その状態において録音キー208 が再
度操作された場合には (ステップS12 で”YES")、制御
回路18は図5(e) に示されているように表示装置23に
「録音中」と表示し(ステップS24)、録音を開始する
(ステップS25)。この後、制御回路18はメインルーチン
へ処理を戻す。
【0055】以上のように、本発明の記録再生装置の第
1の実施の形態では録音キー208 の操作のみにより、デ
ィスク8の有無には拘わらず、またディスク8が装入さ
れている場合にはそれが記録可能であるか否かには拘わ
らずモニタ出力が開始される。そして、装入されている
ディスク8が記録可能な状態である場合には、録音キー
208 が操作された時点以降にアナログ入力端子1A(また
はデジタル入力端子1D)に入力されていたアナログまた
はデジタルオーディオ信号がディスク8に記録(録音)
される。
【0056】次に、本発明の記録再生装置の第2の実施
の形態について説明する。図6は第2の実施の形態のキ
ー群20の構成例を示す模式図であり、図2に示されてい
る第1の実施の形態の録音キー(REC)208に代えて、録音
の開始と録音中でのポーズとを1個のキーで指示するこ
とが可能な録音/ポーズ(REC/PAUSE) キー209 が備えら
れていることと、これに伴う制御回路18の処理手順が異
なる以外は第1の実施の形態と同様である。
【0057】次に、このような構成のキー群20を有する
本発明装置の第2の実施の形態の動作について説明す
る。図7、図8、図9は上述のような構成の本発明のデ
ィスク記録再生装置の第2の実施の形態の録音/ポーズ
キー209 の操作に伴う制御回路18による処理手順を示す
フローチャートである。なお、以下の説明では、入力選
択キー204 によりアナログ入力端子1Aが選択されている
ことにより、制御回路18が切換回路SW1 を ATRACエンコ
ーダ/デコーダ4と A/D変換器2とを接続する状態に切
り換えているものとする。
【0058】通常、制御回路18はメインルーチンにおい
てキー操作により発生する信号の割込み入力を待機する
状態にあり、録音/ポーズキー209 が操作されると制御
回路18はその時点で録音中であるか否かを判断する (ス
テップS31)。録音中でない場合は (ステップS31 で”N
O" )、制御回路18は次に録音ポーズ状態であるか否か
を判断する (ステップS32)。録音ポーズ状態でない場合
は (ステップS32 で”NO" )、次に制御回路18はセンサ
15の出力によってディスク8の存否を判断する (ステッ
プS33)。
【0059】ステップS33 においてディスク8が装入さ
れていないことが検出された場合は(ステップS33 で”N
O" )、制御回路18は図5(a) に示されているように表
示装置23に「モニタ中(ディスク無し)」と表示し (ス
テップS51)、切換回路SW2 を切換回路SW1 の出力と D/A
変換器16とを接続するように切り換えることによりモニ
タ出力を開始する (ステップS54)。この後、制御回路18
はメインルーチンへ処理を戻す。
【0060】従ってこの場合、アナログ入力端子1Aに他
のオーディオ装置、たとえばCDプレーヤ等からアナログ
オーディオ信号が入力されていれば、そのオーディオ信
号はそのまま出力端子17から出力される。
【0061】ステップS33 においてディスク8が装入さ
れていることが検出された場合は (ステップS33 で”YE
S") 、制御回路18はセンサ13の検出出力によりそのディ
スク8がプリマスタードディスクである(ライタブルデ
ィスクでない)かを判断する(ステップS34)。プリマス
タードディスクであると判断された場合は (ステップS3
4 で”YES")、制御回路18は図5(b) に示されているよ
うに表示装置23に「モニタ中(録音できないディス
ク)」と表示し (ステップS52)、上述同様にしてモニタ
出力を開始する (ステップS54)。この後、制御回路18は
メインルーチンへ処理を戻す。
【0062】ステップS34 においてプリマスタードディ
スクでない(ライタブルディスクである)と判断された
場合は (ステップS34 で”NO" )、制御回路18はセンサ
14の検出出力によりそのディスク8が書込み禁止状態で
あるか否か、具体的には再書き込み防止検出穴85が閉じ
られているか否かを判断する (ステップS35)。書き込み
禁止状態である場合は (ステップS35 で”YES")、制御
回路18は図5(c) に示されているように表示装置23に
「モニタ中(録音禁止)」と表示し (ステップS53)、上
述同様にしてモニタ出力を開始する (ステップS54)。こ
の後、制御回路18はメインルーチンへ処理を戻す。
【0063】ステップS35 において書き込み禁止状態で
はないと判断された場合は (ステップS35 で”NO" )、
制御回路18は図5(g) に示されているように表示装置23
に「録音ポーズ中(TOC読み込み中)」と表示し (ステッ
プS36)、モニタ出力を開始すると共に録音ポーズ状態を
開始し、ディスク8から TOCデータの読み込みを開始す
る(ステップS37)。
【0064】この後、制御回路18はディスク8の TOCデ
ータの読み込みが終了するまで待機し (ステップS38)、
UTOC及びDISCのいずれもFULLでない、具体的には記録済
みのトラック数が 256未満であり、且つディスク8のデ
ータ領域に録音可能領域が残っているか否かを確認する
(ステップS39)。UTOC及びDISCのいずれもFULLでないこ
とが確認されると (ステップS39 で”NO" )、制御回路
18は図5(h) に示されているように表示装置23に「録音
ポーズ中(録音できます)」と表示し (ステップS40)、
モニタ出力及び録音ポーズ状態を継続する。この後、制
御回路18はメインルーチンへ処理を戻す。
【0065】ステップS39 でUTOC及びDISCのいずれかが
FULLである、具体的には記録済みのトラック数が 256に
達しているか、またはディスク8のデータ領域に録音可
能領域が残っていないことが確認されると (ステップS3
9 で”YES")、制御回路18は図5(f) に示されているよ
うに表示装置23に「録音できません(ディスクが一杯で
す)」と表示し (ステップS41)、モニタ出力は継続する
が、録音ポーズ状態は解除する (ステップS42)。この
後、制御回路18はメインルーチンへ処理を戻す。
【0066】ところで、上述のようにしてデータの書き
込みが可能なディスク8が装入されて録音/ポーズキー
209 が一度操作された後に、ステップS37 において TOC
データの読み込みが開始されると本発明装置の第2の実
施の形態は録音可能になる。即ち、ステップS37 で TOC
データの読み込みが開始された時点以後に再度録音/ポ
ーズキー209 が操作されると、その時点では録音ポーズ
中であるため (ステップS31 で”NO" 、ステップS32
で”YES")、制御回路18はステップS43 へ処理を進め
る。
【0067】この場合、 TOCデータの読み込み中でない
場合(終了している場合)は (ステップS43 で”NO"
)、制御回路18は図5(e) に示されているように表示
装置23に「録音中」と表示し (ステップS55)、その時点
からディスク8へのデータの書き込み(録音)を開始す
る (ステップS56)。具体的には、アナログ入力端子1Aか
ら入力されたアナログオーディオ信号が A/D変換器2で
デジタルオーディオ信号に変換され、更に ATRACエンコ
ーダ/デコーダ4で順次デジタルデータに変換されてシ
ョックプルーフメモリ19に蓄積され、ショックプルーフ
メモリ19にに蓄積されたデジタルデータがディスク8に
記録されてゆくという制御が制御回路18により実行され
る。この後、制御回路18はメインルーチンへ処理を戻
す。
【0068】ステップS43 において TOCデータの読み込
み中である場合(終了していない場合)は (ステップS4
3 で”YES")、制御回路18は第1の実施の形態と同様の
録音準備を開始し (ステップS44)、 TOCデータの読み込
みが終了するまで待機し (ステップS45)、UTOC及びDISC
のいずれもFULLでない、具体的には記録済みのトラック
数が 256未満であり、且つディスク8のデータ領域に録
音可能領域が残っているか否かを確認する (ステップS4
6)。UTOC及びDISCのいずれもFULLでないことが確認され
ると (ステップS46 で”NO" )、制御回路18は図5(e)
に示されているように表示装置23に「録音中」と表示し
(ステップS47)、録音を開始する (ステップS48)。この
場合の録音は、先に録音/ポーズキー209 が操作された
時点からショックプルーフメモリ19に蓄積されているデ
ータがディスク8に書き込まれることは言うまでもな
い。
【0069】このように、本第2の実施の形態では、録
音/ポーズキー209 が1度操作されて録音ポーズ状態に
なった後に録音/ポーズキー209 が再度操作されると、
録音が開始される。
【0070】ステップS46 でUTOC及びDISCのいずれかが
FULLである、具体的には記録済みのトラック数が 256に
達しているか、またはディスク8のデータ領域に録音可
能領域が残っていないことが確認されると (ステップS4
6 で”YES")、制御回路18は図5(f) に示されているよ
うに表示装置23に「録音できません(ディスクが一杯で
す)」と表示し (ステップS49)、モニタ出力及び録音ポ
ーズ状態を継続しつつメインルーチンへ処理を戻す。
【0071】なお、上述のようにして録音が開始された
後に録音/ポーズキー209 が再度操作されると、その時
点では録音中であるため (ステップS31 で”YES")、制
御回路は図5(h) に示されているように表示装置23に
「録音ポーズ中(録音できます)」と表示し (ステップ
S57)、モニタ出力は継続したままで録音を停止して録音
ポーズ状態を開始する (ステップS58)。この後、制御回
路18はメインルーチンへ処理を戻す。
【0072】このように、本第2の実施の形態では、録
音中に録音/ポーズキー209 が再度操作されると、録音
ポーズ状態になる。
【0073】以上のように、本発明の記録再生装置の第
2の実施の形態では録音/ポーズキー209 の操作のみに
より、ディスク8の有無には拘わらず、またディスク8
が装入されている場合にはそれが記録可能であるか否か
には拘わらずモニタ出力が開始される。そして、装入さ
れているディスク8が記録可能な状態であることが確認
された時点で録音ポーズ状態になり、その後に録音/ポ
ーズキー209 が再度操作されるとアナログ入力端子1A
(またはデジタル入力端子1D)に入力されていたアナロ
グまたはデジタルオーディオ信号がディスク8に記録
(録音)される。
【0074】また、ディスクの TOCデータの読み込み中
に録音/ポーズキー209 が再度操作された場合は、その
時点から録音すべき信号をデジタルデータ化してショッ
クプルーフメモリ19に蓄積しておくことにより、録音可
能なディスクが装入されていることが確認された後にシ
ョックプルーフメモリ19に蓄積されているデータをディ
スク8に記録する。
【0075】図10は上述のような本発明装置としてのMD
複合型携帯式音響録音再生装置100をノートタイプのパ
ーソナルコンピュータ110 に接続して実際に使用する場
合の状態を示す模式図である。
【0076】前述のように近年ではインターネットを介
して MP3フォーマットというコンピュータデータに変換
された音楽データが配信されるようになっている。しか
し、据え置き型(デスクトップタイプ)の一部及びノー
トタイプまたはそれ以下のサイズの携帯型のパーソナル
コンピュータではスピーカの品質に制約が生じるため、
図示されているような利用形態が考えられる。
【0077】このような利用形態を採る場合、本発明装
置であるMD複合型携帯式音響録音再生装置100 では、媒
体であるディスク8の有無、ディスク8がある場合にも
録音可能であるか否かには拘わらず録音キー208 または
録音/ポーズキー209 の操作のみにて通常はモニタ出力
の状態とすることによりインターネットからダウンロー
ドした MP3フォーマットのデータを比較的良好な音質で
可聴音として聴取することが可能になる。
【0078】更に、録音可能なディスク8が本発明装置
であるMD複合型携帯式音響録音再生装置100 に装入され
ている場合には、録音キー208 または録音/ポーズキー
209の操作のみにて、たとえ TOCデータの読み中であっ
ても、直ちに録音を開始することが可能になる。
【0079】なお、上述の各実施の形態では媒体として
MDを使用しているが、CDを使用するCDレコーダにおいて
も、再書き込み防止検出穴が存在しないという点を除い
ては同様であり、更に前述したようなカード状、スティ
ック状の固体メモリを媒体として使用する装置において
も基本的に適用可能であることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の記録再生
装置によれば、単一のスイッチの操作のみにより、モニ
タ出力状態になると共に記録が可能な媒体が装入されて
いる場合はその時点から録音が開始され、または録音ポ
ーズ状態が開始され、媒体が装入されていない場合また
は記録が不可能な媒体が装入されている場合はモニタ出
力を継続する。このため、モニタ出力と本来の再生出力
とを選択するセレクタが不要になり、また録音可能な媒
体を予め装入しておく必要もなく、機械操作が苦手なユ
ーザでも容易にモニタ出力及びその状態からの録音が可
能になる。
【0081】また本発明は、ショックプルーフメモリを
備えており、更に媒体が装入された直後には管理情報(T
OCデータ) の読み出しが必要なMDレコーダ等のデジタル
記録再生装置では、管理情報の読み出し中においてはシ
ョックプルーフメモリに音声情報を蓄積しておき、記録
媒体への音声情報の記録が可能になった場合にはショッ
クプルーフメモリに蓄積されている音声情報から記録す
るようにしている。このため、記録可能な記録媒体が装
入された時点以後のどのような時点からでも録音を開始
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MDの外観を示す模式図である。
【図2】本発明に係る記録再生装置の第1の実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る記録再生装置の第1の実施の形態
の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る記録再生装置の第1の実施の形態
の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る記録再生装置の第1及び第2の実
施の形態の動作に伴う表示状態を示す模式図である。
【図6】本発明に係る記録再生装置の第2の実施の形態
のキー群の構成例を示す模式図である。
【図7】本発明に係る記録再生装置の第2の実施の形態
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る記録再生装置の第2の実施の形態
の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る記録再生装置の第2の実施の形態
の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る記録再生装置をパーソナルコン
ピュータに接続した例を示す模式図である。
【符号の説明】
1A アナログ入力端子 1D デジタル入力端子 6 記録/再生RFアンプ 8 ディスク 17 出力端子 18 制御回路 19 ショックプルーフメモリ 208 録音キー 209 録音/ポーズキー SW2 切換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報を入力する入力端子と、 該入力端子から入力された音声情報を装脱可能な記録媒
    体に記録する記録回路と、 記録媒体から音声情報を再生する再生回路と、 該再生手段が再生した音声情報を出力する出力端子と、 前記入力端子から入力された音声情報を前記出力端子へ
    出力するか否かを切り換える切換回路と、 前記記録回路を記録状態、記録一時停止状態または記録
    停止状態のいずれかに、前記再生回路を再生状態または
    再生停止状態のいずれかに、前記切換回路を出力状態ま
    たは出力停止状態のいずれかにそれぞれ制御する制御回
    路と、 記録可能な記録媒体が装着されていることを検出するセ
    ンサと、 該制御回路に制御指示を与えるための複数のスイッチを
    含むスイッチ群とを備えた記録再生装置において、 前記制御回路は、前記記録回路が記録停止状態にある間
    に前記スイッチ群中の所定のスイッチが操作されること
    により、前記切換回路を出力状態に制御し、前記記録回
    路を前記センサが検出状態である場合は記録状態に、そ
    れ以外の場合は記録停止状態にそれぞれ制御すべくなし
    てあることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 音声情報を入力する入力端子と、 該入力端子から入力された音声情報を脱着可能な記録媒
    体に記録する記録回路と、 記録媒体から音声情報を再生する再生回路と、 該再生手段が再生した音声情報を出力する出力端子と、 前記入力端子から入力された音声情報を前記出力端子へ
    出力するか否かを切り換える切換回路と、 前記記録回路を記録状態、記録一時停止状態または記録
    停止状態のいずれかに、前記再生回路を再生状態または
    再生停止状態のいずれかに、前記切換回路を出力状態ま
    たは出力停止状態のいずれかにそれぞれ制御する制御回
    路と、 記録可能な記録媒体が装着されていることを検出するセ
    ンサと、 該制御回路に制御指示を与えるための複数のスイッチを
    含むスイッチ群とを備えた記録再生装置において、 前記制御回路は、 前記記録回路が記録停止状態にある間に前記スイッチ群
    中の所定のスイッチが操作されるこにより、前記切換回
    路を出力状態に制御し、前記記録回路を前記センサが検
    出状態である場合は記録一時停止状態に、それ以外の場
    合は記録停止状態にそれぞれ制御し、 前記記録回路が記録一時停止状態にある間に前記所定の
    スイッチが操作されることにより、前記記録回路を前記
    センサが検出状態である場合は記録状態に制御すべくな
    してあることを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記入力端子から入力される音声情報を
    一時蓄積する記憶媒体を備え、 前記記録回路は、記録状態に制御された場合に、前記所
    定のスイッチが操作された時点以降に前記記憶媒体が蓄
    積している音声情報を記録媒体に記録すべくなしてある
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生装
    置。
JP11141899A 1999-04-19 1999-04-19 記録装置 Expired - Fee Related JP3685646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11141899A JP3685646B2 (ja) 1999-04-19 1999-04-19 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11141899A JP3685646B2 (ja) 1999-04-19 1999-04-19 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000306313A true JP2000306313A (ja) 2000-11-02
JP3685646B2 JP3685646B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=14560681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11141899A Expired - Fee Related JP3685646B2 (ja) 1999-04-19 1999-04-19 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3685646B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3685646B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001052437A (ja) ディスク記録装置
JP3431030B2 (ja) 再生装置および再生方法
JP4264610B2 (ja) 車載用オーディオ機器
KR20000023225A (ko) 재생장치 및 재생방법
JP2002269911A (ja) 情報記録再生装置、情報記録再生方法及び情報記録再生手順プログラムを記録したプログラム記録媒体
JP3814848B2 (ja) 音声信号処理装置
JP3685646B2 (ja) 記録装置
KR19990000177A (ko) 디브이디피(dvd)의 재생위치 제어장치 및 방법
JP3061678B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3531165B2 (ja) 光ディスク記録再生装置及び記録再生方法
JP4766082B2 (ja) 車載用オーディオ機器
JPH10172267A (ja) オーディオ装置
JP3760677B2 (ja) 記録装置
JP3482961B2 (ja) ディスク記録再生方法
JP3128489B2 (ja) 情報再生装置
JP3563551B2 (ja) ディスク記録再生装置
JPH05325515A (ja) ディスク再生装置
JP3244673B2 (ja) 光ディスクへのダビング装置
JPH08287611A (ja) 複合機器
JP2953320B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2000113650A (ja) 音声再生装置
JP3869646B2 (ja) オーディオ信号記録装置
JP2000268494A (ja) 記録装置
JPH09231729A (ja) 光ディスク装置
JP3106696B2 (ja) ディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041228

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees