JP2000306185A - 非常信号発信装置 - Google Patents

非常信号発信装置

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JP2000306185A
JP2000306185A JP11113852A JP11385299A JP2000306185A JP 2000306185 A JP2000306185 A JP 2000306185A JP 11113852 A JP11113852 A JP 11113852A JP 11385299 A JP11385299 A JP 11385299A JP 2000306185 A JP2000306185 A JP 2000306185A
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JP
Japan
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emergency
power supply
signal
alarm
circuit
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JP11113852A
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English (en)
Inventor
Akio Tomita
明男 冨田
Takashi Abe
隆 安部
Takashi Tajima
孝 田島
Naohiko Fukumoto
直彦 福本
Shinji Okamoto
信治 岡本
Hiroyuki Kato
博之 加藤
Mikio Sugibayashi
幹夫 杉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Tateyama Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Tateyama Kagaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別途電源ラインを引き出すことなく多チャン
ネル化を実現し得る回路の電源をまかなえるだけの電源
を確保し、電源遮断による非常通報システムの非稼働状
態による放置を防止し得る安全性の高い非常信号発信装
置の提供。 【解決手段】 非常検出センサーを具備し状態信号を送
出する警報器1と、当該警報器1からの状態信号を受
け、複数チャンネル発振回路2を具備した無線信号送出
手段3により所定の無線信号RSを出力する非常送信器
4とから成り、当該非常送信器4に、前記警報器1から
電源を引き込む外部電源回路5及び内部電源回路6を具
備する複電源部7を設けた非常信号発信装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏れや火災な
ど種々の非常事態を検知して非常事態が発生した旨を通
報する非常信号発信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非常信号発信装置は、一般的に警報器と
非常送信器とがセットとなっている。これは、非常時に
警報器の置かれる状況が当該警報器の種類によって異な
り、その状況にもっとも適した仕様の状態信号が送出さ
れ、当該状態信号を受けるに適したインターフェースを
具備する非常送信器が必要となるからである。この様な
背景も手伝って、従来、非常送信器の電源は、専ら警報
器からケーブルを介して引き込まれ、非常送信器自体の
内部には設けられていないのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な非常信号発信
装置を具備するいわゆるセキュリティーシステムが普及
するにつれ、近隣家屋のそれとの混信を防止する等の観
点で、非常送信器における送信周波数の多チャンネル化
の必要性が高いと推測され、同時に、当該多チャンネル
化を実現する回路を搭載した場合、引き込み電流が数十
mAと比較的小さく制限される外部電源では、有事の際
に要する電力がまかない切れないと懸念される。しかし
ながら、当該非常送信器から別途電源ラインを引き出す
と、当該ラインの引き回し等で室内の壁面が乱雑とな
る。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、別途電源ラインを引き出すことなく多チャンネ
ル化を実現し得る回路の電源をまかなえるだけの電源を
確保し、電源遮断による非常通報システムの非稼働状態
による放置を防止し得る安全性の高い非常信号発信装置
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による非常信号発信装置は、非常検出
センサーを具備し状態信号を送出する警報器と、当該警
報器からの状態信号を受け複数チャンネル発振回路を具
備した無線信号送出手段により所定の無線信号を出力す
る非常送信器とから成り、当該非常送信器に、前記警報
器から電源を引き込む外部電源回路及び内部電源回路を
具備する複電源部を設けたことを特徴とする。
【0006】前記非常検出センサーは、赤外線センサ
ー、近接スイッチ、ガスセンサー、或いは煙センサーな
ど置かれた環境の変化を電気信号の変化として出力する
ものである。状態信号とは、少なくとも非常状態をケー
ブルを介して認識させ得る仕様の信号であれば良く、電
圧、電流、光などその形態は限定されるものではない。
複数チャンネル発振回路とは、複数種類の周波数を発振
できる様に設けられた可変発振回路である。警報器から
電源を引き込むとは、前記警報器からの状態信号を検出
するインターフェースから非常送信器の全部又は一部回
路の電源を得るということであり、内部電源回路とは、
文字どおり、当該非常送信器内部に設けた電源から非常
送信器の全部又は一部回路へ電源を供給する回路であ
る。
【0007】前記内部電源回路に、当該内部電源回路に
含まれる内蔵バッテリーの電圧を検知する為の電圧検知
手段が付設され、当該電圧の規定を下回るに至る低下を
以てバッテリー消耗を示すデータを送出する無線信号送
出手段を具備する構成とする場合もあるし。前記無線信
号送出手段に、更新データを含む所定の無線信号を定期
的に発報する定期発呼手段を設けた構成とする場合もあ
る。尚、前記電圧検知手段は、既存のどのような手段を
使っても構わないが、出来る限り電源を消耗しない手段
であることが望ましい。内蔵バッテリーは、充電可能な
タイプでも良いし、充電できないタイプのものでも良
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による非常信号発信
装置の実施の形態を、本発明による非常信号発信装置を
含んだ非常通報システムの一例を示しつつ説明する。非
常通報システムは、図5の如く、非常信号発信装置から
送信された所定の無線信号RSを所定の受信器8を以て
受け、NCU9を介してガスメータなど家屋の火気関連
諸機器10及び遠隔の監視センター11に対しガス栓を
閉鎖する等の非常動作を起こせしめるシステムである。
【0009】非常信号発信装置は、図1乃至図4の如
く、ガス漏れ警報器及び火災警報器等の警報器1と、当
該警報器1からの状態信号を受け所定の無線信号RSを
出力する非常送信器4とで構成される。
【0010】当該非常送信器4には、前記ガス漏れ警報
器からの状態信号を受ける電位検出手段12と、火災警
報器からの状態信号を受ける回路開閉検出手段13が設
けられている他、前記電位検出手段12からの状態信号
を当該状態信号の電位を以て段階的に識別すると共に、
故障状態、平常稼働状態、非常稼働状態の無線信号を出
力し、更に、前記回路開閉検出手段13からの状態信号
を識別し平常稼働状態と非常稼働状態の無線信号を出力
する為にマイコン等を用いた無線信号送出手段3が設け
られている。
【0011】この例においてガス漏れ警報器から出力さ
れる状態信号は、例えば、COを検知した際に出力する
18vをはじめとして0〜18vで間隔を置いて定めら
れた3値の電圧信号Voutである。当該電圧信号Vo
utは、前記電位検出手段12たるA/Dコンバータ回
路を介して無線信号送出手段3へ送られ、故障状態:0
〜6v、平常稼働状態:6〜12v、非常稼働状態:1
2〜18vと段階的に認識される。当該無線信号送出手
段3は、前記ガス漏れ警報器からの電圧信号Voutが
6vから12vに変化し、或いは12vから6vに変化
したこと等を認識した場合において、その状態毎に定め
られた状態データを含む無線信号RSを空中に送出す
る。
【0012】又、当該例において火災警報器から出力さ
れる状態信号は、非常送信器4との間で閉回路が構成さ
れた際に流れる電流iである。当該電流iの流通によっ
て回路開閉検出手段3内の検出点Pに生じる電位の変化
を無線信号送出手段6で認識し、平常稼働状態、非常稼
働状態の無線信号RSを出力する。当該例においては、
highとlowの2値を以て状態信号を判断し、認識
した状態毎に定められた状態データを空中に送出する。
図4の如く、火災警報器が前記ガス漏れ警報器と同様の
複数段階状態信号を出力する仕様となっている場合は、
当該状態信号を受ける前記電位検出手段12を具備する
と共に、当該電位検出手段12を介した状態信号をも電
位を以て段階的に識別し、故障状態、平常稼働状態、非
常稼働状態の無線信号を出力し得る無線信号送出手段3
を具備する構成としても良いし、更に、複数の警報器1
を接続する場合には、当該電位検出手段12又は、回路
開閉検出手段13を増設し、それらに適応し得る無線信
号送出手段3を設けた構成としても良い。尚、対ガス漏
れ警報器や対火災警報器いずれのインターフェースにお
いても、各状態間のしきい値近傍では所定の調整処理が
行われる。
【0013】前記非常送信器4には、前記警報器1から
電源を引き込む外部電源回路5及び内部電源回路6を具
備する複電源部7が設けられている。外部電源回路5
は、前記電位検出手段12の入力端子から、前記ガス漏
れ警報器における平常稼働状態及び非常稼働状態の状態
信号(電圧信号Vout)を電圧源として引き込む回路
であり、内部電源回路6は、備え付けのバッテリー14
を非常送信器4が具備する回路の電源として接続する回
路である。
【0014】これら複電源部7の態様としては、例え
ば、図1の如く外部電源回路5からの状態信号をA/D
コンバータ回路である電位検出手段12の専用電源回路
として用い、内蔵のバッテリー14を無線信号送出手段
3専用の電源として用いる形態や、図2の如く、外部電
源回路5で引き込まれた状態信号と内蔵のバッテリー1
4のうちで電位の高い方を非常送信器4全体の電源とし
て用いる形態があり、更に、図3乃至図4の如く内蔵バ
ッテリー14の電位が警報器1の状態信号より低い場合
は、警報器1からの状態信号を電位検出手段12及び無
線信号送出手段3の電源として用いると共に、当該状態
信号をバッテリー14に充電でき、内蔵バッテリー14
の電位が警報器1の状態信号より高い場合は、当該内蔵
バッテリー14を当該非常送信器4全体の電源として用
いる形態も挙げられる。図4のように複数の電位検出手
段12を設けた場合は、複数の外部電源回路5を以て電
源を引き込むことができるので内蔵バッテリー14の充
電効率が高めることもできる。内蔵バッテリー14とし
ては、リチウム電池や充電可能なニッカド電池が挙げら
れる。当該充電可能な形態を採る場合は、前記平常稼働
状態においても充電が可能となるような構成を採ること
が望ましいので、前記非常稼働状態等において過充電と
ならないような回路構成を採る必要がある。
【0015】火災警報器と非常送信器4との間を通常閉
回路とするスイッチング手段を選択することによって、
例え火災警報器の火災センサーが被害を受け、非常送信
器4との間で閉回路が構成できなくなったとしても、継
続して非常稼働状態の状態信号が認識されることとな
る。この例においては回路Sを開閉するスイッチング手
段15としてフォトカップラーを用いているが、回路S
を開閉するスイッチング手段としては、半導体スイッチ
又は接点スイッチのいずれを用いても良い。
【0016】非常送信器4の複数チャンネル発振回路2
は、PLL周波数シンセサイザ回路等公知の可変周波数
回路から適宜選択すれば良く、状態データの種類やプロ
トコルにあっても、仕様に応じて適宜設計されれば良
い。又、必ずしも認識した全ての状態データを送出しな
ければならないものでもなく、例えば、故障状態と非常
稼働状態のみを送出するような仕様としても良いし、特
に、リチウム電池など充電を行わない不可充電バッテリ
ーを内蔵バッテリー14として使用した場合には、当該
内蔵バッテリー14の電圧を検知する為の電圧検知手段
を付設し、当該電圧の規定を下回るに至る低下を以てバ
ッテリー消耗を示すデータを送出する無線信号送出手段
3を構築するのが望ましい。もちろん、ニッカド電池の
ような充電可能なバッテリーを用いた際に適用しても良
い。
【0017】更に、前記非常送信器4に、例えば、機器
識別データを含んだ当該非常送信機4又は警報器1の種
々ステータス(暖房中、或いは設定温度等)の更新デー
タ等を、前記無線信号RSとして定期的に発報する定期
発呼手段を付設し、非常送信器4の何らかの不具合で定
時発報が行われなかった時に、非常送信器の不具合を認
知するシステムを構築しても良い。当該定期発呼手段を
具備することによって、例え電源がなんら供給されない
こととなっても所定時間内の発報の無いことが警報とな
って、多チャンネル化を実現し得る回路を搭載した非常
送信器4駆動用電源の遮断による非常通報システムの非
稼働状態による放置が防止され、電源確保がより確実と
なり、当該非常通報システムの安全性と実用性がより高
まることとなる。尚、当該定期的な発報の間隔として
は、当該手段の実用性と電源の節約とを考え併せて6時
間から1カ月の範囲で、複電源部7の特に内蔵バッテリ
ー14の能力等も勘案し適宜選択すれば良い。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明による非常信号発信装
置を使用すれば、別途電源ラインを引き出すことなくP
LL周波数シンセサイザ回路等の多チャンネル化に適し
た回路を非常送信器に搭載することができ、近隣家屋の
電波を使用したセキュリティーシステムとの混信を防止
することができることとなる。加えて、当該非常信号発
信装置に安定電源が保持されることによって、この様な
火災関連の非常通報システムの信頼性をより高めること
ができる他、図5の如く複数の警報器を接続する為のイ
ンターフェースも具備することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ) 本発明による非常信号発信装置の一例を示すブロック図
及び複電源部の概略図である。
【図2】(イ)(ロ) 本発明による非常信号発信装置の一例を示すブロック図
及び複電源部の概略図である。
【図3】(イ)(ロ) 本発明による非常信号発信装置の一例を示すブロック図
及び複電源部の概略図である。
【図4】(イ)(ロ) 本発明による非常信号発信装置の一例を示すブロック図
及び複電源部の概略図である。
【図5】本発明による非常信号発信装置を含む非常通報
システムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 警報器,2 複数チャンネル発振回路,3 無線信
号送出手段 4 非常送信器,5 外部電源回路,6 内部電源回
路,7 複電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/04 H04M 11/04 (72)発明者 安部 隆 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 田島 孝 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 福本 直彦 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 岡本 信治 富山県富山市月岡町3丁目6番地 立山科 学工業株式会社南工場内 (72)発明者 加藤 博之 富山県富山市月岡町3丁目6番地 立山科 学工業株式会社南工場内 (72)発明者 杉林 幹夫 富山県富山市月岡町3丁目6番地 立山科 学工業株式会社南工場内 Fターム(参考) 5C086 AA01 AA02 BA01 CA02 CA03 DA14 DA16 DA19 DA27 EA05 EA06 EA08 EA11 EA13 EA15 EA17 EA43 5C087 BB11 BB65 BB74 CC48 DD04 DD07 DD24 EE16 FF01 FF03 FF04 FF12 FF13 FF14 FF17 FF20 GG03 GG31 GG43 GG55 GG56 GG83 5K060 AA09 AA14 BB00 CC04 DD01 DD08 HH25 MM01 MM02 MM03 MM06 PP01 5K101 KK14 LL11 MM07 NN12 NN41 RR13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常検出センサーを具備し状態信号を送
    出する警報器(1)と、当該警報器(1)からの状態信
    号を受け、複数チャンネル発振回路(2)を具備した無
    線信号送出手段(3)により所定の無線信号(RS)を
    出力する非常送信器(4)とから成り、当該非常送信器
    (4)に、前記警報器(1)から電源を引き込む外部電
    源回路(5)及び内部電源回路(6)を具備する複電源
    部(7)を設けた非常信号発信装置。
  2. 【請求項2】 前記内部電源回路(6)に、当該内部電
    源回路(6)に含まれる内蔵バッテリー(14)の電圧
    を検知する為の電圧検知手段が付設され、当該電圧の規
    定を下回るに至る低下を以てバッテリー消耗を示すデー
    タを送出する無線信号送出手段(3)を具備する請求項
    1に記載の非常信号発信装置。
  3. 【請求項3】前記無線信号送出手段(3)に、更新デー
    タを含む所定の無線信号(RS)を定期的に発報する定
    期発呼手段を設けた請求項1又は請求項2のいずれか一
    項に記載の非常信号発信装置。
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Cited By (3)

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