JP2000305847A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2000305847A
JP2000305847A JP11113000A JP11300099A JP2000305847A JP 2000305847 A JP2000305847 A JP 2000305847A JP 11113000 A JP11113000 A JP 11113000A JP 11300099 A JP11300099 A JP 11300099A JP 2000305847 A JP2000305847 A JP 2000305847A
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cpu
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Takeshi Ishida
武史 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに記憶されている重要なデータ例えば
携帯電話機使用者が利用する電話帳等のデータが、人の
操作無しに勝手に消えてしまうのを防ぐ。 【解決手段】 メモリ消え防止回路7を携帯電話機内に
設け、RAM9のアクセス領域のうち予め定められた禁
止領域へのアクセスを抑止する。また、禁止領域に書込
む必要があるときには、その領域へのアクセス抑止を解
除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機に関し、
特に自機の制御回路によってアドレスを指定してアクセ
スされるメモリを有する携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機には、携帯電話機全
体を制御するためのCPUの他、電話帳や音声データを
記憶するためのメモリが設けられている。従来、メモリ
に記憶されている電話帳や音声データ等、消えてはいけ
ない重要なデータが、ある時CPUの暴走により部分的
に又は全て消去されてしまうという事故が発生してい
た。
【0003】メモリをアクセスする場合にはアドレスを
指定し、メモリに対して書込むには入力されるデータを
書込み、既に記憶されているデータを消去するにはメモ
リに対してオール0(零)のデータを書込むのが通常で
ある。これらの書込み又は消去がCPUの暴走によって
行われることによって上述した事故が発生する野であ
る。
【0004】この事故の原因は以下のようである。すな
わち、メモリの記憶内容が誤って消去されないように、
ソフトウェアによってガードをかけるのが一般的であ
る。しかしながら、ソフトウェアでどの様にガードをか
けても、重要なエリアのデータについても消去できるプ
ログラムが組込まれている場合(消去できる必要がある
ため)、CPUの暴走によりメモリの記憶内容が消去さ
れてしまうことがある。つまり、メモリに記憶され、そ
の時点では消えてはならないデータであっても、CPU
の暴走によって消去する動作に入ってしまえば、データ
の誤消去は避けられなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】メモリの書換えを防止
する技術が、以下の特許公報に記載されている。
【0006】まず、実開平5−23253号公報では、
スイッチの制御を行わない限り、メモリへのアクセスが
できないようにしてメモリ内のデータの消去を防いでい
る。しかし、スイッチを一度書込み禁止状態に設定した
らCPUはプログラム動作時にメモリへの書込みを一切
することができないという欠点がある。
【0007】次に、特開昭64−31241号公報で
は、プログラムが書込まれている場所を保護するもので
あり、読出し専用のためプログラム動作中に書込みを行
うことはできない。
【0008】特開昭64−32354号公報では、メモ
リへの書込み必要時に必ず「操作手段」による情報入力
が必要であり、通常動作時にメモリに書込むことはでき
ない。
【0009】特開平3−34046号公報では、特定コ
ードと一致した場合にのみ書込み可能にしている。この
場合、上述した従来技術と同様に、特定コードを設定す
るCPUが暴走するとメモリへの書込みを行ってしまう
ことが考えられる。
【0010】特開平6−4687号公報では、書込み禁
止な重要エリアを領域判別回路によって保護している。
しかし、同公報においては、通常動作中にメモリの書込
み一切行うことができない。
【0011】したがって、これらの公報に記載されてい
る技術においては、CPUの暴走によるデータ誤消去を
防止できないか、そもそもメモリへのアクセスが全くで
きず誤消去が発生しない。よって、これら従来技術によ
っては、上述した従来技術の欠点を解決することはでき
ない。
【0012】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はメモリに記憶
されている重要なデータが、人の操作無しに勝手に消え
てしまうのを防ぐことのできる携帯電話機を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯電話機
は、自機の制御回路によってアドレスを指定してアクセ
スされるメモリを有する携帯電話機であって、前記メモ
リのアクセス領域のうち予め定められた禁止領域へのア
クセスを抑止するアクセス抑止手段を含むことを特徴と
する。そして、前記アクセス抑止手段は、アクセスの際
に指定されるアドレスが前記禁止領域に対応するアドレ
ス範囲内のアドレスであることを検出する検出手段を含
み、この検出結果に応じて前記アクセスを抑止すること
を特徴とする。また、前記アクセス抑止手段は、前記検
出結果が前記禁止領域に対応するアドレス範囲内のアド
レスであることを示したとき前記制御回路から送出され
るライトイネーブル信号の前記メモリへの入力を抑止す
ることを特徴とする。なお、外部指令に応答して前記ア
クセス抑止手段による前記禁止領域へのアクセス抑止を
解除する解除手段を更に含んでも良い。
【0014】また、前記メモリのアクセス領域は、1チ
ップのメモリに対してアクセス可能な領域であることを
特徴とする。さらに、前記検出手段は、アクセスの際に
指定されるアドレスのうちの上位Nビット(Nは自然
数)のうちの少なくとも1ビットの値が論理「1」であ
るとき前記禁止領域に対応するアドレス範囲内のアドレ
スである旨を示す前記検出結果を出力することを特徴と
する。
【0015】要するに本発明は、メモリに記憶された消
えてはならないデータ、例えば携帯電話機使用者が利用
する電話帳等のデータが、制御回路であるCPUの暴走
によって消えてしまうのを防ぐものである。このため、
本携帯電話機では、メモリのアクセス領域のうち予め定
められた禁止領域へのアクセスを抑止しているのであ
る。また、禁止領域に書込む必要があるときには、その
領域へのアクセス抑止を解除するのである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
【0017】図1は本発明による携帯電話機の実施の一
形態を示すブロック図である。同図において、本例の携
帯電話機1は、無線通信を司るアンテナ24及び無線部
2と、自機の動作状態等の表示を司る表示部13と、マ
イクロフォン(MIC)11からの音声データや、無線
部2から来る音声データの処理を行い無線部2を制御す
る制御部3と、通話相手側の音声を出力する録音部(R
EC)12と、ダイヤル等の数字や文字を入力するため
のキーパッド10とを含んで構成されている。
【0018】キーパッド10には、メモリにデータ書込
みを行うためにデータ書込み決定の情報を入力するため
のデータ入力決定キー25が設けられている。
【0019】制御部3の内部は、ROM8にあるプログ
ラム情報に従い、無線部制御、音声信号処理等を直接行
う周辺IC4と、この周辺IC4のポート制御、コマン
ド制御等を行うための信号を出力するCPU周辺回路6
と、書込み読出しが自由に行えるメモリであるRAM9
と、これらを活用し音声処理や無線部2の制御を行うC
PU5とから構成されている。
【0020】また、RAM9はCPU5の作業エリアと
して使用する他に、携帯電話機使用者が電話帳、音声デ
ータ等の個人情報を記憶するメモリとして用いられる。
携帯電話機は筐体をより小形にすることが望まれるの
で、RAM9は1チップのメモリで実現される。つま
り、CPUの作業エリアと個人情報の記憶エリアとを別
々のチップで実現するのではなく、これらを1チップの
メモリで実現することによって、内部に設けるチップ数
を削減して筐体の小形化、軽量化を図っているのであ
る。なお、このメモリに記憶される個人情報は、通話相
手先の電話番号を示す電話帳、留守番メッセージ等の音
声データ、設定した着信メロディの他、種々の情報が含
まれる。
【0021】このメモリに記憶された個人情報がCPU
5の暴走によって消去してしまうことを防ぐ機能を有す
るのが、同図中のメモリ消去防止回路7である。次に、
このメモリ消去防止回路7について説明する。
【0022】図2は、図1中のメモリ消去防止回路7の
内部構成例を示すブロック図である。図2を参照する
と、メモリ消去防止回路7は、RAM9への書込みを制
御するD型フリップフロップ14(以下、D−F/F1
4と略す)と、アドレスバス(AB)のアドレス並びに
チップセレクト信号CEバー及び書込み許可信号WEバ
ー信号を入力とし消えてはならないデータエリアのアド
レスを識別するアドレスデコーダ15と、D−F/F1
4とアドレスデコーダ15の出力との排他的論理和(E
XCLUSIVE OR)を取る論理ICであるEXO
R16と、このEXOR16から出力される信号とRA
M9への書込み許可信号WEバーとの論理和(OR)を
取る論理ICであるOR17とを含んで構成されてい
る。
【0023】また、図中のCPU周辺回路6は、D−F
/F14に対してワンショットのパルス信号を出力する
ポートP1とD−F/F14に対してリセット信号を出
力するポートP2とを有し、更に周辺IC4からの割込
み入力端子を有している。そして、CPU周辺回路6
は、周辺IC4から割込みが入った場合、CPU5に対
して割込みを通知する機能及び割込みを受付けない設定
にする機能を有している。
【0024】CPU5はROM8及びRAM9へ情報の
読出し先又は書込み先を指定するアドレスバス信号A
B、RAM9のICを選択するチップセレクト信号CE
バー信号、及び書込み許可信号WEバー信号を出力する
端子を有している。
【0025】なお、D−F/F14のセット端子及びD
入力端子は、電源等に接続されハイ(HIGH)レベル
に固定される。
【0026】次に、図2中に示されているアドレスデコ
ーダ15の内部構成について図3を参照して説明する。
同図を参照すると、CPU5から出力されるアドレスバ
スの信号ラインで、RAM9に記憶させる消えてはなら
ないデータのアドレスが指定される信号ラインは、論理
ICであるOR18に接続される。それ以外のアドレス
信号ラインは論理ICであるNOR19に接続される。
また、CPU5から出力されるCEバー信号及びWEバ
ー信号の信号ラインはそれぞれ論理ICであるNOT2
0、NOT21に接続される。更にNOT20及びNO
T21のそれぞれの出力信号の信号ラインは論理ICで
あるAND22に接続され、OR18、NOR19、A
ND22の出力信号の信号ラインはそれぞれAND23
に接続される。
【0027】かかる構成からなる本例の携帯電話機各部
の動作について説明する。
【0028】まず図3に示されているアドレスデコーダ
15について説明する。本回路は携帯電話機使用者が電
話帳や音声データ等の情報を記憶する消えてはならない
エリアのアドレスをCPU5が指定し、かつ、そのアド
レスに対して書込みを行う場合にのみ出力端子OUTか
らハイレベルの信号をアドレスが指定されている時間だ
け出力するものである。
【0029】例えば、2Mビット(2097152ビッ
ト)の容量があるRAM(アドレス信号A0〜A17)
で、消えてはならないエリアのアドレスが00001H
番地〜0FFFFH番地である場合、アドレスA0信号
〜A15信号の信号ラインをOR18に接続しておく。
この本実施例の回路構成の場合、0000H番地のアド
レスは検出できないため、消えてはならないエリアも0
000H番地以外の領域になるように設計する。またア
ドレスの上位2ビットであるアドレスA16信号及びA
17信号の信号ラインは論理ICであるNOR19に接
続する。なお、この場合、CPU5がアドレス0000
1H番地〜0FFFFH番地の範囲でデータの書込みを
指定すると、OR18はハイレベルの信号を出力する。
また、NOR19についてもハイレベルを出力する。更
にCEバー信号、WEバー信号は共にロー(LOW)レ
ベルとなるのでAND22もハイレベルを出力すること
になりAND23もハイレベル出力となり、出力端子O
UTからハイレベルが出力される。
【0030】逆に、CPU5がアドレス00001H〜
0FFFFH以外のエリアを書込み指定した場合、A1
6、A17信号の何れかが必ずハイレベルとなる。つま
り、アクセスの際に指定されるアドレスのうちの上位2
ビットであるA16及びA17のうちの少なくとも1ビ
ットの値が論理「1」となる。すると、このとき、NO
R19は必ずローレベルを出力する。
【0031】するとAND23もローレベル出力とな
り、出力端子OUTからローレベルの信号が出力され
る。
【0032】また、CPU5がアドレス00001H番
地〜0FFFFH番地の範囲で指定していても読込みを
指定した場合については、WEバーはハイレベルのまま
となるのでAND22、及びAND23はローレベルと
なり出力端子OUTはローレベル出力となる。
【0033】なお本例では、アクセスの際に指定される
アドレスのうちの上位2ビットのうちの少なくとも1ビ
ットの値が論理「1」となることを条件としているが、
このビット数に限らず上位Nビット(Nは自然数)のう
ちの少なくとも1ビットの値が論理「1」であることを
条件にすれば良い。
【0034】次に、図2を参照し、メモリ消え防止回路
7の動作について説明する。まず初期設定において、C
PU5はCPU周辺回路6のポートP2をある一定の時
間ローレベルにして、D−F/F14にリセットをかけ
る。すると、D−F/F14の出力であるQ信号はロー
レベルとなる。ポートP2は、通常ハイレベル出力と
し、ポートP1は通常ローレベル出力とする。
【0035】ここでD−F/F14の動作をする。キー
パッド10にあるデータ入力決定キー25を押下する
と、割込み信号が周辺IC4を経由し、CPU周辺回路
6に入力される。すると、CPU5がこれを検出しCP
U周辺回路6に対してポートP1にワンショットのハイ
レベルパルスを出力させる。これにより、D−F/F1
4のQ信号はハイレベルになる。その後、ポートP2よ
りリセットをかけることでQ信号はローレベル出力に戻
る。
【0036】次に、メモリ消え防止回路7の動作につい
て説明する。CPU5がRAM9の消えてはならないエ
リアにデータの書込み指定をした場合、アドレスデコー
ダ15の出力端子OUTはハイレベルを出力する。この
時、キーパッド10にあるデータ入力決定キー25の割
込みが入っていた場合はD−F/F14のQ信号はハイ
レベルとなり、EXOR16の出力はローレベル、OR
17の出力はCPU5から出力されるWEバー信号がそ
のままRAM9に入力されることになり、RAM9への
データの書込みが可能となる。
【0037】逆に、データ入力決定キー25の割込みが
入っていなかった場合は、D−F/F14のQ信号はロ
ーレベルのままとなるのでEXOR16はハイレベルを
出力し、RAM9のWEバー端子はハイレベルのままと
なり書込み不可となる。つまり、RAM9へのアクセス
が抑止され、RAM9に記憶されているデータの消去が
防止される。
【0038】また、CPU5がRAM9の消えてはなら
ないエリア以外にデータの書込み指定をした場合、アド
レスデコーダ15はローレベル出力、D−F/F14も
ローレベル出力であるのでEXOR16もローレベル出
力で、CPU5から出力されるWEバー信号がそのまま
RAM9に入力されることになり、RAM9へのデータ
の書込みが可能となる。この時、CPU5はCPU周辺
回路6に対してデータ入力決定キー25の割込みを受付
けない設定にしておく。
【0039】最後に、図1及び図2を参照して説明す
る。例えば、携帯電話機使用者が電話帳等のデータを記
憶させる場合、使用者が記憶させるデータをキー入力し
た後にCPU5は使用者に対して、キーパッド10にあ
るデータ入力決定キー25をある一定の時間押すことを
表示部13を通して要求する。この時CPU5はCPU
周辺回路6に対して、データ入力決定キー25の割込み
を受付ける設定にしておく。
【0040】そして、データ入力決定キー25が押下さ
れるのを検出したらデータ書込み動作を行う。これによ
り使用者が自分の意思でデータ入力決定キー25を押下
すれば、D−F/F14のQ信号はハイレベルとなりC
PU5はRAM9の消えてはならないエリアへの書込み
が可能となる。つまり、アクセス禁止領域へのアクセス
抑止が解除されることになる。
【0041】書込みが終了したら、CPU5はCPU周
辺回路6のポートP2を一定時間ローレベルにして、D
−F/F14にリセットをかけてQ信号の出力をローレ
ベルに戻す。
【0042】逆に、データ入力決定キー25が押下され
なければCPU5はRAM9の消えてはならないエリア
への書込みは不可能となる。従って万が一CPU5が暴
走をしても、使用者が自分の意思でデータ入力決定キー
25を押下しなければ、意思に拘らず誤ってRAM9の
消えてはならないエリアのデータが消去されてしまうこ
とはなくなる。
【0043】また、CPU5がRAM9の消えてはなら
ないエリア以外へデータの書込み動作をした場合、アド
レスデコーダ15はローレベル出力であり、D−F/F
14のQ信号出力もローレベルでありCPU5のWEバ
ー信号のローレベルがそのままRAM9のWEバーへ入
力される。したがって、この場合にはRAM9へのデー
タ書込みが可能となる。
【0044】この時、CPU5はCPU周辺回路6に対
してデータ入力決定キー25の割込みを受付ない設定に
しておく。同様に、CPU5がRAM9のデータを読込
む動作する場合、消えてはならないエリア及びそれ以外
のエリアのいずれを指定しても、アドレスデコーダ15
はローレベル出力である。したがってこの場合、D−F
/F14のQ信号出力もローレベルであり、CPU5の
WEバー信号のハイレベルがそのままRAM9のWEバ
ーへ入力され、RAM9のデータを読出すことに支障は
きたさない。この時もCPU5はCPU周辺回路6に対
してデータ入力決定キー25の割込みを受付けない設定
にしておく。
【0045】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。上述した実施例では消えてはいけないエリアにデー
タを書込む場合は必ず携帯電話機使用者のキー操作が必
要である。同様に消えてはいけないエリアの消去を行う
場合についても携帯電話機使用者の操作が必要となる。
【0046】この点についても、CPU5は表示部13
に操作手順を示すことによって携帯電話機使用者がデー
タ入力決定キー25を押下させるのを促すことにより、
携帯電話機使用者が任意にデータの消去をすることがで
きる。
【0047】また、データ転送によるRAM9の消えて
はいけないエリアへの書込み時においてもCPU5が表
示部13に操作手順を示すことにより携帯電話機使用者
がデータ入力決定キー25を押下させるのを促すことに
よりデータの転送も可能となる。
【0048】以上のように本発明では、携帯電話機のメ
モリに記憶されている携帯電話機使用者が入力する電話
帳、音声データ等の重要なデータについての誤消去を、
以下のように防止しているのである。すなわち、例えば
静電気の影響等によりCPUが暴走しCPUが消去動作
してしまった場合、本来なら消えてしまうはずのデータ
は、上述した回路を追加することにより消去されること
がなくなるのである。特に、手動操作でキー入力した電
話帳の電話番号や着信メロディのデータの消去を防止す
ることにより、これらのデータを再度入力しなければな
らないという無駄な作業が生じないのである。
【0049】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0050】(1)前記アクセス抑止手段により抑止さ
れるアクセスは、前記禁止領域に対するデータの書込み
であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
の携帯電話機。
【0051】(2)前記アクセス抑止手段により抑止さ
れるアクセスは、前記禁止領域に対するデータの消去で
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
携帯電話機。
【0052】(3)前記禁止領域には、通話相手の電話
番号を示す電話帳情報が記憶されていることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載の携帯電話機。
【0053】(4)前記禁止領域には、音声データが記
憶されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
に記載の携帯電話機。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、メモリの
アクセス領域のうち予め定められた禁止領域へのアクセ
スを抑止し、また外部指令に応答して禁止領域へのアク
セス抑止を解除することにより、電話帳、音声データ等
の重要なデータについての誤消去を防止できると共に、
禁止領域に書込む必要があるときにはその領域にアクセ
スして書換えできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1中のメモリ消去防止回路の内部構成例を示
すブロック図である。
【図3】図2中のアドレスデコーダの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 無線部 3 制御部 4 周辺IC 5 CPU 6 CPU周辺回路 7 メモリ消去防止回路 8 ROM 9 RAM 10 キーパッド 11 マイクロフォン 12 録音部 13 表示部 14 D型フリップフロップ 15 アドレスデコーダ 16 EXOR 17,18 OR 20,21 NOT 22,23 AND 24 アンテナ 25 データ入力決定キー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自機の制御回路によってアドレスを指定
    してアクセスされるメモリを有する携帯電話機であっ
    て、前記メモリのアクセス領域のうち予め定められた禁
    止領域へのアクセスを抑止するアクセス抑止手段を含む
    ことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記アクセス抑止手段は、アクセスの際
    に指定されるアドレスが前記禁止領域に対応するアドレ
    ス範囲内のアドレスであることを検出する検出手段を含
    み、この検出結果に応じて前記アクセスを抑止すること
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記アクセス抑止手段は、前記検出結果
    が前記禁止領域に対応するアドレス範囲内のアドレスで
    あることを示したとき前記制御回路から送出されるライ
    トイネーブル信号の前記メモリへの入力を抑止すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 外部指令に応答して前記アクセス抑止手
    段による前記禁止領域へのアクセス抑止を解除する解除
    手段を更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記メモリのアクセス領域は、1チップ
    のメモリに対してアクセス可能な領域であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、アクセスの際に指定さ
    れるアドレスのうちの上位Nビット(Nは自然数)のう
    ちの少なくとも1ビットの値が論理「1」であるとき前
    記禁止領域に対応するアドレス範囲内のアドレスである
    旨を示す前記検出結果を出力することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の携帯電話機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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