JP2000305684A - ヘルプ表示方法 - Google Patents

ヘルプ表示方法

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JP2000305684A
JP2000305684A JP10242499A JP10242499A JP2000305684A JP 2000305684 A JP2000305684 A JP 2000305684A JP 10242499 A JP10242499 A JP 10242499A JP 10242499 A JP10242499 A JP 10242499A JP 2000305684 A JP2000305684 A JP 2000305684A
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Hidetoshi Mori
森  英俊
Atsushi Kumaki
淳 熊木
Sooin David
デヴィッド・ソーイン
Jon E Graham
ジョン・イー・グラハム
C Iide Steven
ステイヴィン・シー・イイデ
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International Business Machines Corp
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    • G06F3/038Control and interface arrangements therefor, e.g. drivers or device-embedded control circuitry
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器に設けられている操作手段の機能およ
び操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ表示
方法に関し、ユーザーが特定操作手段の機能および操作
方法を容易かつ迅速に知ることができるようにする。 【解決手段】ユーザーが前記操作手段のうち特定の操作
手段(センター・ボタン)の操作を試みる回数を常時カ
ウントしておく。そして、ユーザーが他の操作手段を操
作しないうちに、前記特定操作手段(センター・ボタ
ン)の操作回数が設定回数に達したら、前記特定操作手
段(センター・ボタン)の機能および操作方法を説明す
るヘルプ・パネルを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルプ表示方法に
関する。特に、コンピュータのマウス・ボタンやキー、
および表示装置を備えた電子機器の操作ボタンなどの機
器操作手段の機能や操作方法を説明するヘルプ・パネル
やヘルプ・メッセージを表示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータ(PC)、ビ
デオ・テープ・レコーダー(VTR)(ビデオ・カセッ
ト・レコーダー(VCR)とも呼ぶ)、およびオーディ
オ・カセット・レコーダーなどの電子機器は、種々の機
能を持ったボタンやキーなどの機器操作手段を備えてい
る。それらの機器操作手段の中には、機器操作に習熟し
た者にとっては疑問の余地のないものであるにもかかわ
らず、初心者(ビギナー)にとっては見当のつかないも
のが存在する。
【0003】そのような機器操作手段を、米IBM社(I
nternational Business Machines Corporatin)および日
本アイ・ビー・エム株式会社のノートブック型パーソナ
ル・コンピュータ(PC)であるThinkPad(商
標)を例にとって説明する。図4は、ThinkPad
(商標)を模式的に示す図である。ThinkPad
(商標)11は、本体12および上蓋14から成る。本
体12の上面にはキーボード13が設けられており、上
蓋14の内面には液晶表示装置(LCD)15が設けら
れている。ポインティング・デバイスとしてのマウスに
は、一つボタン・マウス、二つボタン・マウス、三ボタ
ン・マウスなど種々のタイプがある。そのうち、三ボタ
ンマウスは、左ボタン、右ボタン、および第三ボタンの
3つのボタンを有する。ポインティング・デバイスと
は、ディスプレイ画面上で位置の指定を行なうために用
いる装置である。ThinkPad(商標)も三ボタン
マウスと同様に機能するポインティング・デバイスであ
るトラックポイント(TrackPoint)(商標)
を備えている。トラックポイント(商標)は、キーボー
ド13中の“G”キー、“H”キー、および“B”キー
に囲まれた位置に、スティック16と、本体12上面の
キーボード13から少し離れた位置に配置された、左ボ
タン17、右ボタン18、およびセンター・ボタン19
の3つのボタンとから成る。
【0004】ThinkPad(商標)では、センター
・ボタン19に、ディスプレイ画面上に開かれたウイン
ドウ中に表示されているドキュメントをスクロールさせ
る機能を割り当てている。すなわち、センター・ボタン
19を押した状態でスティック16を動かすと、ドキュ
メントがスクロールする。しかし、センター・ボタン1
9のみを単独で押しただけでは、スクロール機能は働か
ない。したがって、初心者が、ThinkPad(商
標)のセンター・ボタン19の機能および操作方法を経
験的学習によって習得するすることを期待することはで
きない。
【0005】上では、ノートブック型パーソナル・コン
ピュータ(PC)であるThinkPad(商標)のセ
ンター・ボタンを例にとって、単独で触っただけでは機
能や操作方法が分からない機器操作手段の例を説明し
た。ThinkPad(商標)のセンター・ボタンに限
らず、単独で触っただけでは機能や操作方法が分からな
い機器操作手段は、多くの電子機器に設けられている。
例えば、ビデオ・テープ・レコーダーVTR(VCR)
の録画ボタンは、単独で押しても機能せず、再生ボタン
と一緒に押すと録画を開始する。また、録画ボタンとポ
ーズ・ボタンとを一緒に押すと録画スタンバイ状態に入
り、その後、再生ボタンを押すと録画を開始する。この
場合、録画ボタンは、単独で押しても何の変化も引き起
こさない。その結果、そのVTR(VCR)を初めて操
作するユーザーは、録画ボタンの機能および操作方法を
経験的に習得することを期待することができない。(こ
こでは、経験的学習の困難な機器操作手段の一例とし
て、VTR(VCR)の録画ボタンを取り上げた。録画
ボタンに上記と異なる操作方法を採用したVTR(VC
R)が存在するとしても、上述した説明の趣旨が損なわ
れることはない。)
【0006】上述したVTR(VCR)の録画ボタンの
他にも、機器操作に習熟した者にとっては疑問の余地の
ない機器操作手段であるにもかかわらず、初心者にとっ
ては見当もつかないというものが多数存在する。このよ
うな機器操作手段は、初心者がその機器の操作方法を経
験的に学習するのを困難にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するためになされた。本発明の目的は、電子機器
の操作手段の機能および操作方法を、ユーザーが容易か
つ迅速に知ることのできるヘルプ表示方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子機器に設
けられている操作手段の機能および操作方法をディスプ
レイ画面上に表示するヘルプ表示方法に関する。ユーザ
ーが前記操作手段のうち特定の操作手段の操作を試みる
回数を常時カウントしておく。そして、ユーザーが他の
操作手段を操作しないうちに、前記特定操作手段の操作
回数が所定回数に達したら、前記特定操作手段の機能お
よび操作方法を説明するヘルプを表示する。これによ
り、ユーザーは、前記特定操作手段の機能および操作方
法を容易かつ迅速に習得することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を説
明する。図1は、本実施形態に使用するパーソナル・コ
ンピュータ(PC)の例を示す図である。コンピュータ
21は、CPU22、プロセッサ・バス23、グラフィ
ックス表示機構24、AGPバス25、メモリ/PCI
制御チップ26、メイン・メモリ27、PCIバス2
8、IDEタイプのハードディスク駆動装置(IDE−
HDD)29、PCI−ISAブリッジ・チップ30、
ISAバス31、ROM32、フロッピー・ディスク駆
動装置コントローラ(FDC)33、フロッピー・ディ
スク駆動装置(FDD)34、キーボード/マウス・コ
ントローラ(KMC)35、キーボード/マウス36、
I/O(入出力)コントローラ37、および、ネットワ
ーク38を主要部品として構成されている。
【0010】CPU(central processing unit) 22に
は、米インテル社のx86系マイクロプロセッサ、米I
BM社および米モトローラ社のPower PCなどを
用いることができる。
【0011】プロセッサ・バス23は、CPU22−メ
モリ/PCI制御チップ26−メイン・メモリ27の間
を接続する超高速のバスである。
【0012】グラフィックス表示機構24は、CRTや
液晶表示装置(LCD)などの表示装置への出力を制御
する。グラフィックス表示機構24とメモリ/PCI制
御チップ26との間は、AGPバス25によって接続す
る。AGP(accelerated graphics port) バスは、PC
Iバスを改良して、グラフィックス・カードなど画像表
示に関連した回路を接続するための専用バスとしたもの
である。
【0013】メモリ/PCI制御チップ26は、CPU
22およびメイン・メモリ27とPCIバス28との間
を接続するLSI(large scale integrated circuit;
大規模集積回路)である。通称“ノース・ブリッジ”で
ある。
【0014】メイン・メモリ27は、CPU22が直接
リード/ライトすることができると共に、オペレーティ
ング・システム(OS)やアプリケーション・プログラ
ムなどがプログラムやデータを格納するのに利用する、
DRAM(dynamic random access memory)から成るメモ
リである。
【0015】PCIバス28は、近年,パーソナル・コ
ンピュータ(PC)の標準的な高速バスとして使われる
ようになったバスである。PCI(perioheral componen
t intercinnect) とは、PCIスペシャル・インタレス
ト・グループ( PCI Special Interest Group;米イン
テル社を中心として米IBM社や米コンパック・コンピ
ュータ社など百数十社が参加した標準化団体)が策定し
たローカル・バス・アーキテクチャである。
【0016】ISAバス31は、比較的低速に動作する
周辺機器(フロッピー・ディスク駆動装置(FDD)3
3やキーボード/マウス36など)を接続するバスであ
る。ISA(Industry Standard Architecture)とは、米
IBM社(International Business Machines Corporati
n)のパーソナルコンピュータPC/ATで採用された拡
張バスを基本にして、国際的な標準規格とされたバス規
格である。
【0017】PCIバス28とISAバス31との間
は、PCI−ISAブリッジ・チップ30によって接続
されている。通称“サウス・ブリッジ”である。PCI
−ISAブリッジ・チップ30は、IDEハードディス
ク駆動装置(IDE−HDD)29を制御するIDEコ
ントローラを内蔵している。IDE(international dev
ice electronics)とは、ハードディスク駆動装置のイン
ターフェイスの一つである。当初ハードディスク駆動装
置メーカーが集まって規格化を進め、後にANSI(Am
erican National Standards Institute;米国規格協会)
がATA(AT attachment) として標準化した。パーソナ
ル・コンピュータ(PC)が内蔵するハードディスク駆
動装置およびCD−ROM駆動装置は、通常IDEによ
って接続されている。
【0018】ハードディスク駆動装置(IDE−HD
D)29は、オペレーティング・システム(OS)やア
プリケーションなどのプログラムやデータを格納するの
に用いる。
【0019】ISAバス31には、本実施形態では、R
OM32、フロッピー・ディスク駆動装置コントローラ
(FDC)33、キーボード/マウス・コントローラ
(KMC)35、キーボード/マウス36、およびI/
O(入出力)コントローラ37が接続されている。
【0020】ROM(read only memory)32には、BI
OSが格納さている。BIOS(basic inout/output sy
stem) は、本来、OSやアプリケーション・プログラム
と、キーボードやディスプレイ装置などの周辺機器との
間でやり取りする入出力データを制御するプログラムで
あった。しかし、近年、OSの32ビット化などによ
り、本来の機能に代わって、プラグ・アンド・プレイや
電力管理などが重視されるようになってきている。プラ
グ・アンド・プレイ(plug and play;PnP) とは、コンピ
ュータに接続した周辺機器を、BIOSが自動的に認識
し、OSと協働して最適なハードウェア環境に設定する
機能である。これにより、ユーザーは、煩わしい設定作
業から開放される。電力管理(power management)には、
省エネルギーの観点から、APM(Advanced Power Mana
gement) やACPI(Advanced Congiguration and Powe
r Interface)など省電力モードのための規格が策定され
ている。
【0021】フロッピー・ディスク駆動装置コントロー
ラ(FDC)33は、フロッピー・ディスク駆動装置
(FDD)34を制御する。キーボード/マウス・コン
トローラ(KMC)35は、キーボード/マウス36を
制御する。I/O(入出力)コントローラ37は、ネッ
トワーク38への接続装置である。
【0022】次に、図1に示すコンピュータ21が図4
に示すThinkPad(商標)のトラックポイント
(商標)のように、スティック16と、左ボタン17、
右ボタン18、およびセンター・ボタン19の3つのボ
タンとを有するポインティング・デバイスを備えている
場合を例にとって、その動作を図2に示すフローチャー
トを用いて説明する。この場合、スティック16、左ボ
タン17、右ボタン18、およびセンター・ボタン19
は、キーボード/マウス・コントローラ35が制御す
る。
【0023】センター・ボタン19の状態に変化が発生
すると、オペレーティング・システム(OS)に対して
割り込み要求が発生する。この割り込み要求を受けたO
Sは、ステップ41以下の割り込み処理ルーチンに制御
を移す。センター・ボタン19の状態変化は、センター
・ボタン19が押されたか、または離されたか、という
事象が生じると発生する。
【0024】割り込み処理ルーチンは、ステップ42
で、その事象が、センター・ボタン19が押されたもの
であるか否かを判定する。いいえ(N)ならばステップ
43へ進み、はい(Y)ならばステップ50へ進む。
【0025】ユーザーがセンター・ボタン19に初めて
接した場合を想定すると、ステップ42における判定
は、はい(Y)となる。その結果、ステップ50へ進む
ことになる。ステップ50では、ディスプレイ画面上に
開かれたウインドウ中に表示されているドキュメントが
スクロールしているか否かのチェック(スクロールのオ
ペレーションのチェック)を開始する。このスクロール
のオペレーションのチェックとは、センター・ボタン1
9と同時にスティック16を動かしたか否かのチェック
である。
【0026】ステップ51では、マウス・オペレーショ
ンのチェックを開始する。本実施形態におけるマウス
は、図1に示すスティック16、左ボタン17、右ボタ
ン18、およびセンター・ボタン19から成るポインテ
ィング・デバイスを意味する。マウス・オペレーション
のチェックとは、上述したセンター・ボタン19と同時
にスティック16を動かしたか否かのチェック以外の、
例えば左ボタン17を単独で押したか否かのチェックで
ある。
【0027】ステップ52では、キー・オペレーション
のチェックを開始する。キー・オペレーションのチェッ
クとは、キーボード13上に配置されたキーを押したか
否かのチェックである。
【0028】ステップ53では、タイマーが計時中であ
るか否かを判定する。はい(Y)ならばステップ49へ
進む。いいえ(N)ならばステップ54へ進み、そこで
タイマーをセットして計時を開始する。その後、ステッ
プ49へ進む。
【0029】ステップ49では、リターンを実行する。
すなわち、割り込み処理ルーチンは処理を終了して、制
御をオペレーティング・システム(OS)に戻す。
【0030】その後、再びセンター・ボタン19の状態
に変化が発生すると、OSはステップ41以下の割り込
み処理ルーチンに制御を移す。割り込み処理ルーチン
は、ステップ42において、センター・ボタン19が押
されたか否かを判定する。はい(Y)ならばステップ5
0へ進み、上で述べた各ステップを実行する。いいえ
(N)ならばステップ43へ進む。今回は、いいえ
(N)の場合を説明する。
【0031】ステップ43では、ディスプレイ画面上に
開かれたウインドウ中に表示されているドキュメントが
スクロールされたか否かを判定する。はい(Y)ならば
ステップ56へ進む。ステップ56以下の処理は、ユー
ザーがセンター・ボタン19の機能や操作方法を理解し
た場合、またはタイム・アウトが発生した場合における
処理手順である。この処理手順は、後述する。ここで
は、ステップ43の判定がいいえ(N)の場合、すなわ
ちスクロールがされなかった場合を説明する。この場合
は、ステップ44へ進む。
【0032】ステップ44では、マウス・オペレーショ
ンがあったか否かを判定する。はい(Y)ならばステッ
プ56へ進む。ステップ56以下の処理は、後述する。
ここでは、ステップ44の判定がいいえ(N)の場合、
すなわちマウス・オペレーションがなかった場合を説明
する。この場合は、ステップ45へ進む。
【0033】ステップ45では、キーボード・オペレー
ションがあったか否かを判定する。はい(Y)ならばス
テップ56へ進む。ステップ56以下の処理は、後述す
る。ここでは、ステップ45の判定がいいえ(N)の場
合、すなわちキーボード・オペレーションがなかった場
合を説明する。この場合は、ステップ46へ進む。
【0034】ステップ46では、タイマーが示す値が予
めセットしておいた設定時間内であるか否かを判定す
る。この設定時間は、所定の秒数をデフォルト値として
プログラム中に定めておく。このデフォルト値は、コン
トロール・パネルから変更することができる。上記判定
の結果がいいえ(N)ならばステップ56へ進む。ステ
ップ56以下の処理は、後述する。ここでは、ステップ
46の判定がはい(Y)の場合、すなわちタイマーが示
す値が設定時間内である場合を説明する。この場合は、
ステップ47へ進む。
【0035】ステップ47では、カウンターの値を
「1」だけ進める。このカウンターのリセット値は
「0」に設定しておく。そして、制御がステップ47に
移った時にのみ、その値を「1」だけ進める。
【0036】ステップ48では、カウンターの値が設定
回数になったか否かを判定する。この設定回数は、デフ
ォルト値を、例えば3回に設定しておく。センター・ボ
タン19の操作方法を知らないユーザーが、センター・
ボタン19をマウスの左ボタン17と同じ機能のもので
あると判断した場合を考える。そのユーザーは、センタ
ー・ボタン19をクリック(押して、直ぐに離す)す
る。ディスプレイ画面に変化が現れないので、そのユー
ザーは、センター・ボタン19をダブル・クリックす
る。この場合、始めのクリックでカウンター値が「0」
から「1」になり、次のダブル・クリックでカウンター
値が「1」から「3」になる。これが、カウンターの設
定回数を例えば3回に設定しておく根拠である。上記設
定回数は、コントロール・パネルから変更可能にしてお
くこともできる。
【0037】ステップ48の判定結果がいいえ(N)な
らばステップ49へ進む。ステップ49では、リターン
を実行する。すなわち、割り込み処理ルーチンは処理を
終了して、制御をオペレーティング・システム(OS)
に戻す。
【0038】ステップ48の判定結果がはい(Y)なら
ばステップ55へ進む。ステップ55では、ディスプレ
イ画面上にヘルプ・パネルを表示する。ヘルプ・パネル
とは、この場合、センター・ボタンの機能の紹介と操作
方法とを図解によって記述したものを、例えばウインド
ウの形で表示したものである。また、ヘルプ・パネル
は、センター・ボタンの機能の紹介と操作方法とを特定
のアプリケーション・プログラムのファイル・フォーマ
ットで作成したものを、そのアプリケーションが表示さ
れている画面に表示させる形をとることもできる。例え
ば、HTML形式でヘルプ・ファイルを作成し、ブラウ
ザーの画面中にそのヘルプ・ファイルを表示させる。
【0039】ヘルプ・パネルの例を図3に示す。図3に
示すヘルプ・パネルは、「センター・ボタンの使い方」
と題して、スティック、ディスク、左ボタン、右ボタ
ン、およびセンター・ボタンの配置、並びにセンター・
ボタンの操作方法を表示している。すなわち、「センタ
ー・ボタンを押しながら、スティックを動かすとスクロ
ールさせることができます」。ヘルプ・パネルは、「次
回からこのヘルプを表示しない」というチェック・ボッ
クスを表示している。このチェック・ボックスにチェッ
クを入れるか否かによって、ユーザーは、「センター・
ボタンの使い方」というヘルプ機能を今後利用するか否
かを決めることができる。
【0040】上では、ディスプレイ画面上にヘルプ・パ
ネルを表示する例を示した。この代わりに、ウインドウ
の最下行に表示されるステータス・バー中にヘルプ・メ
ッセージとして表示することもできる。すなわち、ステ
ータス・バー中に「センター・ボタンを押しながら、ス
ティックを動かすとスクロールさせることができます」
というヘルプ・メッセージを表示する。ヘルプ・メッセ
ージは、これ以外にも種々の態様をとることができる。
例えば、既に表示されているウインドウにヘルプ・メッ
セージを上書き表示させることができる。また、ヘルプ
・メッセージの内容を音声によって流すこともできる。
【0041】この後、制御は、ステップ56へ進む。
【0042】上述した、ステップ43、ステップ44、
およびステップ45の各判定結果がはい(Y)の場合に
は、ステップ56へ進む。上述したステップ46の判定
結果がいいえ(N)の場合にもステップ56へ進む。そ
して、上記したステップ55の後も、ステップ56へ進
む。
【0043】ステップ56では、カウンターをリセット
する。すなわち、カウンターに「0」をセットする。ス
テップ57では、タイマーをリセットする。すなわち、
タイマーの計時を停止させる。ステップ58では、スク
ロールのオペレーションのチェックを終了する。ステッ
プ59では、マウス・オペレーションのチェックを終了
する。ステップ60では、キーボード・オペレーション
のチェックを終了する。この後、ステップ49へ進む。
ステップ49では、リターンを実行する。すなわち、割
り込み処理ルーチンは処理を終了して、制御をオペレー
ティング・システム(OS)に戻す。
【0044】以上、図1に示すコンピュータ21の動作
を図2に示すフローチャートを用いて説明した。
【0045】上述した実施形態では、本発明に係るヘル
プ表示方法を、三ボタン・マウスの機能を有するトラッ
クポイント(商標)を備えた、米IBM社および日本ア
イ・ビー・エム株式会社のパーソナル・コンピュータ
(PC)であるThinkPad(商標)に適用した例
を説明した。本発明は、これに限らず、次に示す特徴を
有する操作手段に適用することができる。 (1)単体では機能せず、他の制御機構との複合操作に
よって機能する操作手段。 (2)単体でも機能するが、フィードバックがかかりに
くい操作手段。
【0046】上記(1)に該当する操作手段には、上述
したトラックポイント(商標)のセンター・ボタンがあ
る。この他に、3つ以上のボタンを有するマウスの左右
ボタン以外のボタンが挙げられる。例えば、三ボタン・
マウスの第三ボタンを単独で押しても機能しない。第三
ボタンを押しながらマウス本体を動かすとドキュメント
をスクロールさせることができる。また、ThinkP
ad(商標)の“Fn”キー(図4中に符号20で示す
キー)もこの範疇に属す。“Fn”キーは、単独で押し
ても機能せず、他のキーと同時に押すことにより機能す
る。例えば、“Fn”+“F3”はシステムをスタンバ
イ状態に移行させる(“Fn”+“F3”は、“Fn”
キーと“F3”キーとを同時に押すことを意味する)。
“Fn”+“F4”はシステムをサスペンド状態に移行
させる。
【0047】上記(1)に該当するキーは、“Fn”キ
ーの他にも種々存在する。“Ctrl”キーは、単独で
押しても機能しないが、アルファベット・キーと組み合
わせることによって様々なショート・カット・キーとし
て機能する。ショート・カット・キーとは、ウインドウ
のメニューから選択することによって実行されるコマン
ドをキーボード上の単体のキーあるいはの複数のキーの
組み合わせに割り当てたものである。また、“Ctr
l”+“Esc”、“Ctrl”+“Alt”+“De
lete”などの組み合わせには、特殊な機能が割り当
てられている。
【0048】“Shift”キーも、“Ctrl”キー
と同様に、単独で押しても機能しない。しかし、“Sh
ift”キーとアルファベット・キーとを組み合わせる
と、入力することのできる文字を変化させることができ
る。また、“Shift”キー+矢印キーによって文字
の選択を行なうことができる。さらに、“Shift”
キー+マウス・オペレーションによって、ファイルの選
択や、ドキュメントのズームなどの機能を発揮すること
もできる。
【0049】上述したキーの組み合わせは、システムの
設定に依存するので、全てのシステムにおいて上述した
キー・オペレーションが可能である、とは限らない。
【0050】以上、上記(1)の「他の制御機構」とし
て、マウスの第三ボタンおよびキーボードのキーを例に
挙げた。これらを含めて、上記(1)の「他の制御機
構」は、次のものを含む。 (a)マウスポインターを動かすためのデバイス。 例えば、マウスのボール、トラックポイントのスティッ
ク、タッチパッドなど。 (b)マウス・ボタン。 例えば、第三ボタン。 (c)キーボードのキー。 例えば、“Fn”キー、“Ctrl”キー、“Shif
t”キーなど。 (d)キーボード上の押しボタン式のスイッチ類。 例えば、CDプレーヤー用のコントロール・ボタンな
ど。 (e)スピーカーのボリューム調整装置。 例えば、ダイアルやスライド式のスイッチなど。 (f)ディスプレイのコントラスト調整装置 例えば、ダイアルやスライド式のスイッチなど。
【0051】上記(2)の、単体でも機能するが、フィ
ードバックがかかりにくい操作手段には、次の態様があ
り得る。 (a)単体でも機能するが、画面上に変化が表れにくい
操作手段。 (b)単体でも機能するが、画面上の変化が小さい操作
手段。 (c)単体でも機能するが、画面上の変化が最初の一回
だけしか出ない操作手段。 (d)アプリケーションの種類によって、機能する場合
としない場合がある操作手段。 (e)アプリケーションの状態によって、機能する場合
としない場合がある操作手段。
【0052】これらの操作手段の具体例を挙げると、次
のようになる。“Pause”キーは、MS−DOS
(商標)プロンプト上で押すと、実行中のプログラムを
一時停止させることができる。つまり、単独で押しても
機能を発揮することができる。しかし、画面上に表れる
変化からは、プログラムが「一時停止しているのか」、
あるいは、「演算に時間がかかって一時停止しているよ
うに見えるだけなのか」を判断するのが困難な場合もあ
り得る。さらに、“Pause”キーを押したことによ
って変化が生じるのは、最初の一回目だけで、続けて何
度“Pause”キーを押しても、何の変化も表れな
い。また、MS−DOS(商標)プロンプト以外で実行
されるアプリケーションについては、“Pause”キ
ーが何の機能も持たない場合もある。これらのことか
ら、“Pause”キーは、その機能を示すようなフィ
ードバックが、かかりにくいキー(操作手段)である、
いうことができる。そして、そのフィードバックのかか
りにくさ故に、“Pause”キーの使い方を全く知ら
ないユーザーにとっては、その機能を経験的に学習する
のは困難なものとなっている。そこで、“Pause”
キーに本発明を適用すれば、この困難を克服することが
できる。
【0053】“Home”キーや“End”キーも、そ
れらのキーが機能するかどうかはアプリケーションに依
存する。また、機能する場合であっても、そのフィード
バックとなる画面上の変化は、“Pause”キーと同
様に最初の一回目だけである。
【0054】“Esc”キーも、機能するかどうかはア
プリケーションに依存する。一般的なアプリケーション
の場合、“Esc”キーを押すことによってダイアログ
・ボックスなどをキャンセルすることができる。しか
し、この機能もアプリケーションによっては、全く機能
しない場合がある。また、機能するはずのアプリケーシ
ョンであっても、ダイアログ・ボックスなどがオープン
されていることが前提となるので、機能する場合とそう
でない場合とがあり得る。
【0055】“Insert”キーは、一回押すごとに
入力形式が「挿入」と「上書き」との間で交互に切り替
わる。つまり、“Insert”キーは単体で押されて
も機能を発揮するキーである。しかし、アプリケーショ
ンによっては、“Insert”キーが押されても画面
上には何の変化も示さないものもある。また、変化した
としても、カーソルの形状が変わるくらいのごく小さな
変化であって、使い方を全く知らないユーザーは、その
変化を見落とす可能性がある。
【0056】上記した、“Home”キー、“End”
キー、“Esc”キー、および“Insert”キーに
本発明を適用すれば、各が抱える課題を解決することが
できる。
【0057】以上、本発明をパーソナル・コンピュータ
(PC)に適用した例を述べた。しかし、本発明は、こ
れに限らず種々の電子機器に適用することができる。例
えば、本発明を次の電子機器に適用することが考えられ
る。 (a)携帯電話機の押しボタン。 (b)表示装置あるいは音声出力装置を備えた家庭電化
製品の、リモート・コントロールを含むスイッチなど。
例えば、テレビ受像機、ビデオ・テープ・レコーダー
(VTR,VCR)、オーディオ・ステレオ装置など。
【0058】上記電子機器のうち、ビデオ・テープ・レ
コーダー(VTR,VCR)の録画ボタンを例にとる。
録画ボタンは、単独で押しても機能せず、再生ボタンと
一緒に押すと録画を開始する。また、録画ボタンをポー
ズ・ボタンと一緒に押した場合には、録画スタンバイ状
態に入り、その後、再生ボタンを押した時に録画を開始
する、という設定のものがある。この場合、録画ボタン
に本発明を適用すれば、その録画ボタンの機能および操
作方法を知らないユーザーであっても、容易かつ迅速
に、その録画ボタンの機能および操作方法を知ることが
できる。
【0059】上述した本発明に係るヘルプ表示方法は、
種々のプログラミング言語を用いてプログラム(以下、
「ヘルプ表示プログラム」と呼ぶ)にすることができ
る。
【0060】このヘルプ表示プログラムは、コンピュー
タ読み込み可能な記録媒体に記録される。記録媒体とし
ては、ROM(read only memory)、EEPROM(elect
ricaly erasable programmable read only memory)、お
よびフラッシュEEPROM(flashEEPROM) など
の、コンピュータ・システムに実装される記憶装置、フ
ロッピー・ディスク(FD)、CD−ROM(コンパク
ト・ディスクを用いた読み取り専用メモリ)、およびM
O(光磁気)ディスクなどの可搬記録媒体、あるいはネ
ットワークに接続されたサーバ・コンピュータなどに設
けられた外部記憶装置などを用いることができる。
【0061】記録媒体に記録されたヘルプ表示プログラ
ムは、次のようにしてコンピュータ内に取り込む。以
下、コンピュータの例として、図1に示すパーソナル・
コンピュータ21を用いる。
【0062】取り込み方法は、記録媒体がコンピュータ
21に実装される記憶装置である場合には、2通りの方
法に分かれる。記録媒体がROMのように読み出し専用
の記憶装置の場合、半導体製造プロセスにおいてヘルプ
表示プログラムをROM中に焼き込む。その後、そのR
OMをコンピュータ21に実装する(図1に示すROM
32が、これに相当する)。
【0063】記録媒体が可搬記録媒体、例えばフロッピ
ー・ディスク(FD)の場合には、ヘルプ表示プログラ
ムを記録したFDをFDD34に装填して、そのFD記
録されているヘルプ表示プログラムを読み込む。そし
て、そのヘルプ表示プログラムをハードディスク駆動装
置(IDE−HDD)29に格納する。あるいは、その
ヘルプ表示プログラムをROM32に上書きする。ヘル
プ表示プログラムを記録した記録媒体がCD−ROMや
MOディスクなど他の可搬記録媒体の場合も同様であ
る。
【0064】記録媒体がネットワーク上の外部記憶装置
である場合には、ネットワーク38を介してその外部記
憶装置に記録されているヘルプ表示プログラムをダウン
・ロードする。そして、そのヘルプ表示プログラムを、
上述したのと同様に、ハードディスク駆動装置(IDE
−HDD)29に格納したり、ROM32に上書きした
りして保存する。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、電子機器に設けられて
いる操作手段の機能および操作方法をディスプレイ画面
上に表示するヘルプ表示方法において、適切なタイミン
グで特定操作手段の機能および操作方法を説明するヘル
プを表示することが可能になるので、ユーザーは、前記
特定操作手段の機能および操作方法を容易かつ迅速に習
得することができる。特に、ユーザーが正しい操作をす
ることができない段階に留まっていることを適切なタイ
ミングで検出し、正しい操作のためのヘルプを自動的に
表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に使用するパーソナル・コン
ピュータ(PC)の例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図3】ヘルプ・パネルの例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態によるパーソナル・コンピュ
ータの例を示す図である。
【符号の説明】
11 パーソナル・コンピュータ 12 本体 13 上蓋 13 キーボード 15 液晶表示装置(LCD) 16 スティック 17 左ボタン 18 右ボタン 19 センター・ボタン 20 “Fn”キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊木 淳 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 デヴィッド・ソーイン アメリカ合衆国ノース・カロライナ州ヤン グスヴィレ、ブリッジ・レーン 105 (72)発明者 ジョン・イー・グラハム アメリカ合衆国カリフォルニア州サン・ホ セ、パセオ・オリボス 5172 (72)発明者 ステイヴィン・シー・イイデ アメリカ合衆国カリフォルニア州スコッ ツ・ヴァレイ、ルシンダ・ストリート 185 Fターム(参考) 5E501 AA02 BA05 CA03 DA15 EA02 FA06 FA42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器に設けられている操作手段の機能
    および操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ
    表示方法であって、(a)前記操作手段に加えられた力
    の変化を検出するステップと、(b)前記ステップ
    (a)で力の変化を検出したときに、カウンターの値を
    変化させるステップと、(c)前記カウンターの値が予
    め定めておいた所定値と等しいか否かを判定するステッ
    プと、(d)前記ステップ(c)の判定結果が、否定な
    らば前記ステップ(a)に戻り、肯定ならばステップ
    (e)に進むステップと、(e)前記操作手段の機能お
    よび操作方法を示すヘルプをディスプレイ画面上に表示
    するステップとを含むヘルプ表示方法。
  2. 【請求項2】電子機器に設けられている操作手段の機能
    および操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ
    表示方法であって、(a)前記操作手段に力が加えられ
    たこと、または取り去られたことを検出するステップ
    と、(b)前記ステップ(a)で前記操作手段に力が加
    えられたことを検出したときに、前記操作手段が本来備
    えている機能の出現のチェックを開始するステップと、
    (c)前記ステップ(a)で前記操作手段から力が取り
    去られたことを検出したときに、カウンターの値を変化
    させるステップと、(d)前記ステップ(a)で前記操
    作手段から力が取り去られたことを検出したときに、前
    記操作手段が本来備えている機能の出現があったか否か
    を判定するステップと、(e)前記ステップ(d)の判
    定結果が肯定の場合、前記カウンターをリセットして前
    記ステップ(a)に戻るステップと、(f)前記カウン
    ターの値が予め定めておいた所定値と等しいか否かを判
    定するステップと、(g)前記(f)の判定結果が、否
    定ならば前記ステップ(a)に戻り、肯定ならばステッ
    プ(h)に進むステップと、(h)前記操作手段の機能
    および操作方法を示すヘルプをディスプレイ画面上に表
    示するステップとを含むヘルプ表示方法。
  3. 【請求項3】電子機器の操作手段に設けられている機能
    および操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ
    表示方法であって、(a)前記操作手段に力が加えられ
    たこと、または取り去られたことを検出するステップ
    と、(b)前記ステップ(a)で前記操作手段に力が加
    えられたことを検出したときに、前記操作手段が本来備
    えている機能の出現のチェックを開始するステップと、
    (c)前記ステップ(a)で前記操作手段に力が加えら
    れたことを検出したときにタイマーをセットして計時を
    開始するステップと、(d)前記ステップ(a)で前記
    操作手段から力が取り去られたことを検出したときに、
    前記操作手段が本来備えている機能の出現があったか否
    かを判定するステップと、(e)前記ステップ(d)の
    判定結果が肯定の場合、前記タイマーおよび前記カウン
    ターをリセットして前記ステップ(a)に戻るステップ
    と、(f)前記ステップ(a)で前記操作手段から力が
    取り去られたことを検出したときにカウンターの値を変
    化させるステップと、(g)前記タイマーの値が設定時
    間を超えた場合には、前記タイマーおよび前記カウンタ
    ーをリセットして前記ステップ(a)に戻るステップ
    と、(h)前記カウンターの値が予め定めておいた所定
    値と等しいか否かを判定するステップと、(i)前記
    (h)の判定結果が、否定ならば前記ステップ(a)に
    戻り、肯定ならばステップ(j)に進むステップと、
    (j)前記操作手段の機能および操作方法を示すヘルプ
    をディスプレイ画面上に表示するステップとを含むヘル
    プ表示方法。
  4. 【請求項4】電子機器に設けられている操作手段の機能
    および操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ
    表示プログラムを記録したコンピュータ読み込み可能な
    記録媒体であって、(a)前記操作手段に加えられた力
    の変化を検出するステップと、(b)前記ステップ
    (a)で力の変化を検出したときに、カウンターの値を
    変化させるステップと、(c)前記カウンターの値が予
    め定めておいた所定値と等しいか否かを判定するステッ
    プと、(d)前記ステップ(c)の判定結果が、否定な
    らば前記ステップ(a)に戻り、肯定ならばステップ
    (e)に進むステップと、(e)前記操作手段の機能お
    よび操作方法を示すヘルプをディスプレイ画面上に表示
    するステップとを含むヘルプ表示プログラムを記録した
    コンピュータ読み込み可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】電子機器に設けられている操作手段の機能
    および操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ
    表示プログラムを記録したコンピュータ読み込み可能な
    記録媒体であって、(a)前記操作手段に力が加えられ
    たこと、または取り去られたことを検出するステップ
    と、(b)前記ステップ(a)で前記操作手段に力が加
    えられたことを検出したときに、前記操作手段が本来備
    えている機能の出現のチェックを開始するステップと、
    (c)前記ステップ(a)で前記操作手段から力が取り
    去られたことを検出したときに、カウンターの値を変化
    させるステップと、(d)前記ステップ(a)で前記操
    作手段から力が取り去られたことを検出したときに、前
    記操作手段が本来備えている機能の出現があったか否か
    を判定するステップと、(e)前記ステップ(d)の判
    定結果が肯定の場合、前記カウンターをリセットして前
    記ステップ(a)に戻るステップと、(f)前記カウン
    ターの値が予め定めておいた所定値と等しいか否かを判
    定するステップと、(g)前記(f)の判定結果が、否
    定ならば前記ステップ(a)に戻り、肯定ならばステッ
    プ(h)に進むステップと、(h)前記操作手段の機能
    および操作方法を示すヘルプをディスプレイ画面上に表
    示するステップとを含むヘルプ表示プログラムを記録し
    たコンピュータ読み込み可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】電子機器の操作手段に設けられている機能
    および操作方法をディスプレイ画面上に表示するヘルプ
    表示プログラムを記録したコンピュータ読み込み可能な
    記録媒体であって、(a)前記操作手段に力が加えられ
    たこと、または取り去られたことを検出するステップ
    と、(b)前記ステップ(a)で前記操作手段に力が加
    えられたことを検出したときに、前記操作手段が本来備
    えている機能の出現のチェックを開始するステップと、
    (c)前記ステップ(a)で前記操作手段に力が加えら
    れたことを検出したときにタイマーをセットして計時を
    開始するステップと、(d)前記ステップ(a)で前記
    操作手段から力が取り去られたことを検出したときに、
    前記操作手段が本来備えている機能の出現があったか否
    かを判定するステップと、(e)前記ステップ(d)の
    判定結果が肯定の場合、前記タイマーおよび前記カウン
    ターをリセットして前記ステップ(a)に戻るステップ
    と、(f)前記ステップ(a)で前記操作手段から力が
    取り去られたことを検出したときにカウンターの値を変
    化させるステップと、(g)前記タイマーの値が設定時
    間を超えた場合には、前記タイマーおよび前記カウンタ
    ーをリセットして前記ステップ(a)に戻るステップ
    と、(h)前記カウンターの値が予め定めておいた所定
    値と等しいか否かを判定するステップと、(i)前記
    (h)の判定結果が、否定ならば前記ステップ(a)に
    戻り、肯定ならばステップ(j)に進むステップと、
    (j)前記操作手段の機能および操作方法を示すヘルプ
    をディスプレイ画面上に表示するステップとを含むヘル
    プ表示プログラムを記録したコンピュータ読み込み可能
    な記録媒体。
  7. 【請求項7】バスによって相互接続されたCPU、メイ
    ン・メモリ、外部記憶装置、操作手段、およびディスプ
    レイ装置を備えた電子機器であって、 前記外部記憶装置が、請求項4から6のうちの1項に記
    載された記録媒体である電子機器。
  8. 【請求項8】バスによって相互接続されたCPU、メイ
    ン・メモリ、外部記憶装置、ネットワーク接続装置、操
    作手段、およびディスプレイ装置を備えた電子機器であ
    って、 前記ネットワーク接続装置が接続するネットワーク上に
    設けられたサーバ・コンピュータの外部記憶装置が、請
    求項4から6のうちの1項に記載された記録媒体である
    電子機器。
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