JP2000305247A - フォトマスク、パターン形成方法及びデバイス製造方法 - Google Patents
フォトマスク、パターン形成方法及びデバイス製造方法Info
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Abstract
ターンの形成を可能とするフォトマスクを提供する。 【解決手段】 露光波長λ、開口数NAの光学系を有す
る投影露光装置で用いられるフォトマスクであって、該
フォトマスク上のパターンは縦横方向に周期dを有する
二次元格子状の複数の領域から構成され、該複数の領域
から任意に抽出した縦2、横2の隣接する4個の領域を
透過する光束は、時計回り、或いは反時計回りの方向に
おいて、0、π/2、π、3π/2[ラジアン]の相対
位相を有しており、更に、 λ/(4NA)≦d/2<λ/(2NA) の関係を満足する
Description
いて周期的なホールパターンを形成する方法及びその方
法に使用するフォトマスクに関するものであり、特に従
来よりも微細なパターンを形成することが可能な方法及
びその方法に使用するフォトマスクに関するものであ
る。
の進展は目ざましく、それに伴い、半導体基板(ウェ
ハ)上に形成される回路パターンも益々微細になってい
る。パターン形成には、通常、ステッパ、スキャナ、等
の投影露光装置が使用されるが、装置の解像度を向上さ
せるため、従来、投影レンズの高NA化(NA:開口
数)、露光光の短波長化が追求されてきた。更に最近で
は、転写パターンが描かれた原板(フォトマスク、或い
はレチクル)を透過する光の位相を制御する位相シフト
マスクも実用化段階に入ってきている。
イン&スペースパターンと呼ばれる周期的な線状パター
ンと、ホールパターンと呼ばれる周期的な点状パターン
が必要となり、現状ではそれらの何れに対しても100
〜150nmレベルのパターンサイズが要求されてい
る。
する。101は光源を含む照明光学系であり102は照
明光束を表す。光源として、現在ではKrFレーザ(波
長:248nm)或いはArFレーザ(波長:193n
m)が広く用いられている。次に103は回路パターン
が描かれたフォトマスク(或いはレチクル)であり、照
明光束102により照明される。フォトマスク103で
発生した回折光束104は、投影レンズ105を介して
像空間へと導かれ、半導体基板(ウェハ)106上にお
いて回路パターンの像を形成する。ウェハ106上には
フォトレジストが塗布されており、感光されたフォトレ
ジストを現像し、更にエッチングプロセスを経ることに
よって、半導体基板106上に回路パターンが形成され
る。フォトレジストとして、現像処理によって光の当た
った部分のフォトレジストが除去されるタイプをポジ
型、逆に光の当たらない部分のフォトレジストが除去さ
れるタイプをネガ型という。
フォトマスクによって形成される像を示す。まず(A)
はフォトマスクであり、遮光部107の中に5×5=2
5個の矩形開口部(108等)が形成されている。ここ
で、開口部のピッチは縦方向、横方向ともd、開口部の
大きさは、縦方向、横方向ともd/2とする。このフォ
トマスクはホールパターンの形成に用いられる。(B)
には(A)のフォトマスクによって半導体基板上に形成
されるパターンを示す。109は半導体基板上に塗布さ
れたポジ型のフォトレジストであり、110等で示す黒
い点は、感光、現像によりフォトレジストの一部が取り
除かれた状態を示す。形成されるホールパターンの大き
さは、投影レンズの結像倍率を1として、フォトマスク
の開口部の大きさと等しくd/2となる。
用いた露光方法では、パターンサイズが小さくなってい
くと、回折光束が投影レンズで捕らえられなくなり、最
終的に像が形成されなくなる。そして、波長λと投影レ
ンズの開口数NAを用いれば、形成可能な最小のパター
ンサイズは、
A=0.6といった典型的な値を代入してみれば、約2
00nmがパターンサイズの最小値となる。この値で
は、最新のデバイス製造で要求される微細構造を作製す
ることはできない。
フトマスクが使用される。図14には、図13(a)で
示したフォトマスクと同様のサイズのパターンを位相シ
フトマスクで形成した例を示す。図中、数字の0と18
0は、開口を透過した光束の位相(単位は度)を表し、
波長に換算すると、0度と180度は半波長分のずれに
相当する。この場合の解像限界パターンサイズは、
と、最小値は約150nmまで達する。
に伴い、今後は更に小さなパターンサイズが要求される
のは当然であり、従来の位相シフトマスクではその要求
に答えることができない。
させるために、ライン&スペースパターン用の位相シフ
トマスクを用いて一次元の周期パターンを形成し、次に
マスク或いはウェハを90度回転させて同じパターンを
多重露光し、2つのライン&スペースパターンの交点部
分をホールとして用いようとする試みが、例えば、特開
平10−12543号公報に開示されている。この方法
によると、図14に示した位相シフトマスクを用いる場
合に比較して確かに解像度は向上するが、ホールパター
ンの形成のために2回の露光が必要となり、スループッ
トの観点から、デバイス製造において実用的に使われて
いくとは考えられない。
シフト量が0、π/2、π、3π/2[ラジアン]とな
る4つの矩形領域から構成される位相シフトマスクを用
いて、4つの領域境界に対応する像面位置において光強
度がゼロとなる現象を用いて、ネガレジスト中に微細な
ホールパターンを形成する方法が開示されている。しか
しながら、同公報の図1を引用した図15(b)を参照
すると、A−A’面においても、B−B’面において
も、中間点で分断して見たときの各々の光強度分布は、
2つの肩を有する分布となっており、2つの肩の間の光
強度分布が弱い。このような分布となっているのは、領
域1、2、3、4の各辺が露光波長に対して相対的に長
く、2次以上の高次回折光が干渉しているからである。
B−B’面における2つの肩の間の光強度が弱い部分
は、レジストの溶解と非溶解との間の光強度の閾値が設
定可能な範囲を狭めており、従って、使用可能なレジス
トの種類が限定されたり、必要とする露光量が増大する
といった問題がある。
細なホールパターンの形成を可能とするフォトマスクを
提供することを目的とする。
明では、露光波長λ、開口数NAの光学系を有する投影
露光装置で用いられるフォトマスクであって、該フォト
マスク上のパターンは縦横方向に周期dを有する二次元
格子状の複数の領域から構成され、該複数の領域から任
意に抽出した縦2、横2の隣接する4個の領域を透過す
る光束は、時計回り、或いは反時計回りの方向におい
て、0、π/2、π、3π/2[ラジアン]の相対位相
を有しており、更に、
マスク、及び、前記パターンは透明な基板上に形成さ
れ、該基板の厚さ分布を制御することにより、前記0、
π/2、π、3π/2[ラジアン]の相対位相を発生さ
せることを特徴とする前記に記載のフォトマスク、及
び、前記に記載のフォトマスクを原板として用いて、基
板上に微細なパターンを形成することを特徴とするパタ
ーン形成方法、を提供することにより、コンタクトホー
ルに関する従来の解像限界を打ち破るものである。
のフォトマスクにおいて、前記パターンは透明な基板上
に形成され、該基板の厚さ分布を制御することにより、
前記0、π/2、π、3π/2[ラジアン]の相対位相
を発生させることを特徴とする。
のフォトマスクにおいて、前記複数の領域の各々の全面
は、開口部であることを特徴とする。
のフォトマスクにおいて、前記複数の領域の各々は、遮
光部と該遮光部に囲まれた開口部を有することを特徴と
する。
基板上にパターンを形成するパターン形成方法におい
て、上記のフォトマスクを原板として用いて基板を露光
する工程を有することを特徴とする。
基板上にパターンを形成するパターン形成方法におい
て、上記のフォトマスクを原板として用いて基板を露光
する工程と、パターンを形成する所望の位置に開口部を
有するフォトマスクを原板として用いて前記基板を露光
するステップと、を有することを特徴とする。
のパターン形成方法を用いてデバイスパターンを感光基
板上に転写するステップと、前記感光基板を現像するス
テップとを有することを特徴とする。
は、上記のデバイスの製造方法において、前記デバイス
が集積回路であることを特徴とする。
双方に適用でき、特にポジレジストでさえも微細なパタ
ーンを形成できる点がその特徴である。
を用いて説明する。図1は、ウェハ上にホールパターン
を形成するために用いられるフォトマスクであり、遮光
部1の中に5×5=25個の矩形開口部が形成されてい
る。開口部のピッチは縦方向、横方向ともd、開口部の
大きさは、縦方向、横方向ともd/2とする。
する。図1に示すように、25個の開口部は、そこを透
過した光束に対して4種類の位相変化を与える。まず、
2で示す開口からの透過光を位相0として、他の部分の
位相を表現する上での基準とする。そうすると、3で示
す開口からの透過光は、開口2の透過光に比べて90度
位相が進んでいる。同様に、4で示す開口からの透過光
は180度、5で示す開口からの透過光は270度位相
が進んでいる。使用する光の波長をλとすれば、90度
の位相差はλ/4、180度の位相差はλ/2、270
度の位相差は3λ/4に対応する。更にフォトマスクの
特徴として、縦2、横2の隣接する4つの開口部に着目
した場合、何れの位置においても、透過光の位相が0→
90→180→270→0、或いは、0→270→18
0→90→0と規則的に変化していることが挙げられ
る。本発明のフォトマスクは、透過光の位相を制御して
いるという意味で一種の位相シフトマスクということも
できるが、その構成が図14に示した従来の位相シフト
マスクとは全く異なることは明らかである。
される解像度の向上について、シミュレーションの結果
を参照しながら説明する。ここでシミュレーションの条
件としては、KrFエキシマステッパの使用を想定し
て、波長248nm、NA=0.6、コヒーレンスパラ
メータσ=0.2、そしてパターンの大きさとして、d
/2=120nmとする。この条件では、式(2)によ
れば、従来の位相シフトマスクを用いても像が得られな
いことになる。そこで比較のため、まず図14に示した
従来の位相シフトマスクに対して、上記の条件でシミュ
レーションを行った結果を図2に示す。周辺部のみ、か
ろうじてパターンらしきものが形成されているが、所望
のホールパターンは得られていない。次に、図1に示し
たフォトマスクに対して同様のシミュレーションを行っ
た結果を図3に示す。図は光強度の分布を表しており、
白い部分では光強度が強く、黒い部分では光強度が弱く
なっている。図から明らかなように、明確に明暗の光強
度パターンが形成されている。
面の光強度分布を図4に示す。図4から明らかなよう
に、光強度分布の形状は、なだらかな丸い山と丸い谷か
らなり、特開平5−249649号公報の技術に見られ
るような、2次以上の高次回折光による干渉が見られな
い。
用いることによって形成可能なパターンサイズは、
シフトマスクによって与えられる最小パターンサイズは
式(2)で与えられる通りであり、それに比較して本発
明のフォトマスクを用いれば1/√2倍の大きさを有す
るパターンの形成が可能であることが分かる。
フォトレジストを使用することにすれば図3で光強度の
強い部分にホールパターンが形成され、一方ネガ型のフ
ォトレジストを使用する場合には光強度の弱い部分にホ
ールパターンが形成される。但しパターンサイズが大き
くなると、高次回折光の影響でパターン像強度分布形状
に乱れが発生し、特にポジ型のフォトレジストを用いる
際には正確なパターン転写が困難となる。検討の結果、
ポジ型のフォトレジストを使用しても良好なパターン転
写が可能なパターンサイズは、
フォトマスクを有効に使用することが可能なパターンサ
イズの範囲として、
口部の間に存在した遮光部を除いたものであり、パター
ンの外側にのみ遮光部10を有している。この場合も、
波長248nm、NA=0.6、コヒーレンスパラメー
タσ=0.2、パターンの大きさd/2=120nmの
条件でシミュレーションを行えば、図3と同様の光強度
分布が得られる。但し光強度の絶対値は大きくなる。図
5のフォトマスクは、図1のフォトマスクに比較して作
製が容易であるという利点がある。
トマスクを用いて、より複雑な形状のパターンを形成す
る方法について説明する。まず図6は、図1或いは図5
のフォトマスクを用いて、ポジ型のフォトレジスト中に
形成されたホールパターンの潜像を表す。20がフォト
レジストが塗布されたウェハであり、21がホールパタ
ーンの潜像である。また図7は、ポジ型のフォトレジス
トに対して与えられる露光量と、露光後のレジスト溶解
速度の関係を表す。溶解速度がゼロまたは非常に遅い状
態では、レジストは現像液中で溶解することなく、ウェ
ハ上に残ったままとなる。実際に、露光量が低い状態で
はレジストの溶解速度はほとんどゼロのままであり、レ
ジストが現像液に溶解するようになるには閾値Eth以上
の露光量が必要となる。
ターンを露光する際には、ホールパターンの潜像部の露
光量をE1としている。E1はEthより小さい値である
ため、この状態のレジストを現像液に浸してもレジスト
の溶解が進むことはない。そこで次に、図8に示すマス
クを用いた多重露光を行う。図8のマスクは、遮光部2
2に対して、23,24の開口部から成るパターンを有
している。そこで、図6のウェハに対して、露光量E1
で図8のレチクルを用いた露光を行う。すると、図7か
ら分かるように、E1の露光量で2回露光された部分
は、トータルな露光量が2×E1となってEthを越える
ため、現像液に溶解するようになる。そのため、図9に
示すようなホールパターンの集合を得ることが可能とな
る。図9中、20は図6と同様のウェハであり、25が
レジスト中に形成されたホールパターンを表す。即ちこ
こで示した方法によると、図8で表すパターンの開口部
の形状にしたがって、微細なホールパターンの集合を得
ることが可能となる。
する方法を説明する。図5に示した4レベルの位相シフ
トパターンを作製する方法を例に説明を行う。透明な基
板の表面を階段形状に加工するために、バイナリオプテ
ィクス素子の作製方法を応用することができる。バイナ
リオプティクス素子は、回折光学素子の一種であり、ブ
レーズド形状の表面を階段形状で近似したものである。
その作製には、半導体素子製造技術を応用することがで
き、微細なパターンを高精度に得ることができる。作製
のためには、マスクパターンを用いた露光、現像、エッ
チングのプロセスが複数回繰り返される。まず図10に
は、作製に用いる2枚のマスクを示す。マスクAは、遮
光部30と開口部31から構成されており、開口部は一
辺dの正方形となっている。また、遮光部と開口部は十
字格子状に一つ飛びに配置される。一方マスクBは、遮
光部32と開口部33から構成され、開口部はd×5d
の大きさの長方形となっている。また遮光部と開口部は
上下方向に一つ飛びに配置される。
スクを作製する方法を説明する。図11(a)に示す4
0は、本発明のフォトマスクを作製するための基板であ
り、開口部41にマスクパターンが形成される。図11
(a)の基板に対して、まず図10のマスクAを用いた
露光が行われる。基板40にはポジ型のフォトレジスト
が塗布されており、図11(b)に示すように、マスク
Aの開口部31に対応した部分にパターン42が形成さ
れる。斜線で示したパターン42の部分は、現像によっ
てレジストが取り除かれ、その後エッチングによって基
板の一部が削り取られる。その際、エッチングの深さ
は、基板の屈折率をn、使用波長をλとして、
対して、改めてフォトレジストの塗布が行われ、今度は
マスクBを用いた露光が行われる。そして開口部33に
対応した部分43,44にパターンが形成され、その部
分が、
の位置は第1回目の露光の際もエッチングされているた
め、合計のエッチング量は、
の際のみエッチングされるため、エッチング量は、
の際のみエッチングされるため、エッチング量は、
グをされないため、基板の厚さは元の状態のままであ
る。以上の結果、基板上には4段の深さ分布が形成さ
れ、基板を透過する光束に対しては、深さ、
量を与えることになる。
てパターンの露光転写を行う代わりに、電子ビーム露光
装置を用いて、レジスト塗布後に、両マスクの開口部に
対応した部分のみに電子ビームを直接照射して、レジス
トを感光させる方法も可能である。その場合にはマスク
A、Bを作製する手間を省くことができる。
た露光装置を用いて半導体デバイスを製造する方法の実
施例を説明する。
路)やLSI(大規模集積回路)等の半導体チップ、あ
るいは液晶パネルやCCD等)の製造のフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路
パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ
3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ
を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と
呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグ
ラフィ技術によつてウエハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステッ
プ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化
する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボン
ディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工
程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製さ
れた半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等
の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが
完成し、これが出荷(ステップ7)される。図16は上
記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11
(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステッブ12
(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステッ
プ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって
形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハに
イオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では
ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では
上記説明したフォトマスクを備える露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステツプ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステッブ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行なうことによつて、ウエハ上に
多重に回路パターンが形成される本実施例の製造方法を
用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デ
バイスを製造することができる。
ば、従来は不可能であったような微細なホールパターン
の形成が可能となる。
折光による干渉がないので、基板上に照射される光強度
の分布は丸山形となる。よって、レジストの溶解と非溶
解との間の光強度の閾値が設定可能な範囲が広くなり、
従って、使用可能なレジストの種類が増え、必要とする
露光量が減少する。
ジストだけでなく、ポジ型のフォトレジストを使用して
も、基板上に微細なパターンを形成することが可能とな
る。
平面図である。
度分布図である。
得られる光強度分布図である。
分布を示す図である。
例の平面図である。
レジスト中に形成される潜像の図である。
である。
用する多重露光用のマスクパターンの一例の平面図であ
る。
る多重露光によって形成されるホールパターンの図であ
る。
するために用いられる2枚のマスクの平面図である。
するプロセス説明図である。
る像(b)の関係を示す図である。
る。
した露光装置により半導体デバイスを製造する方法の各
工程を示す図である。
ある。
と、光強度分布を示す図である。
部 20 ウェハ 21 ホールパターンの潜像 25 ホールパターン 40 基板 42、43、44、45 パターン
Claims (9)
- 【請求項1】 露光波長λ、開口数NAの光学系を有す
る投影露光装置で用いられるフォトマスクであって、該
フォトマスク上のパターンは縦横方向に周期dを有する
二次元格子状の4個の領域を有し、当該4個の領域はこ
れらを透過する光束が、時計回り、或いは反時計回りの
方向において、0、π/2、π、3π/2[ラジアン]
の相対位相を有するように構成してあり、更に、 【数1】 の関係を満足することを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項2】 露光波長λ、開口数NAの光学系を有す
る投影露光装置で用いられるフォトマスクであって、該
フォトマスク上のパターンは縦横方向に周期dを有する
二次元格子状の複数の領域から構成され、該複数の領域
から任意に抽出した縦2、横2の隣接する4個の領域を
透過する光束は、時計回り、或いは反時計回りの方向に
おいて、0、π/2、π、3π/2[ラジアン]の相対
位相を有しており、更に、 【数2】 の関係を満足することを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項3】 前記パターンは透明な基板上に形成さ
れ、該基板の厚さ分布を制御することにより、前記0、
π/2、π、3π/2[ラジアン]の相対位相を発生さ
せることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォトマ
スク。 - 【請求項4】 前記複数の領域の各々の全面は、開口部
であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
に記載のフォトマスク。 - 【請求項5】 前記複数の領域の各々は、遮光部と該遮
光部に囲まれた開口部を有することを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1項に記載のフォトマスク。 - 【請求項6】 基板上にパターンを形成するパターン形
成方法において、請求項1乃至5のいずれか1項に記載
のフォトマスクを原板として用いて基板を露光する工程
を有することを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項7】 基板上にパターンを形成するパターン形
成方法において、請求項1乃至5のいずれか1項に記載
のフォトマスクを原板として用いて基板を露光する工程
と、パターンを形成する所望の位置に開口部を有するフ
ォトマスクを原板として用いて前記基板を露光するステ
ップと、を有することを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載のパターン形成方
法を用いてデバイスのデバイスパターンを感光基板上に
転写するステップと、前記感光基板を現像するステップ
とを有することを特徴とするデバイスの製造方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載のデバイスの製造方法に
おいて、前記デバイスは集積回路であることを特徴とす
るデバイスの製造方法。
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1999
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