JP2000305191A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2000305191A
JP2000305191A JP11115068A JP11506899A JP2000305191A JP 2000305191 A JP2000305191 A JP 2000305191A JP 11115068 A JP11115068 A JP 11115068A JP 11506899 A JP11506899 A JP 11506899A JP 2000305191 A JP2000305191 A JP 2000305191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子スチルカメラに内蔵できる小型のプリン
タ装置を提供する。 【解決手段】 インスタントフイルム28に画像を露光
するマルチ発光ヘッド31は、赤色用,緑色用,青色用
の3種類の有機発光素子アレイ43〜45を有する。各
有機発光素子アレイ43〜45は、多数の有機発光素子
を主走査方向に並べて構成される。有機発光素子は薄い
フイルム状に形成されるので、マルチ発光ヘッド31
は、LEDやLCDを用いる従来のマルチ発光ヘッドに
比較して薄型化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル化された
画像データに基づいて被写体画像のハードコピーを得る
プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCDイメージセンサなどにより光学的
な被写体画像を電気的な撮像信号に変換し、さらにデジ
タル変換して得られた画像データをメモリに保存するよ
うにした携帯型の電子スチルカメラが普及している。メ
モリに記憶した画像データは、適宜に読み出され、カメ
ラボディに組み込まれた液晶(LCD)表示パネルのほ
か、CRTモニタやパーソナルコンピュータなどの外部
機器を利用して被写界画像を再生することができる。
【0003】また、画像データの記憶に用いられている
内蔵型のメモリには、一般にフラッシュメモリと称され
る高速アクセスが可能なDRAMが用いられ、画像デー
タの消去,書き換えが可能である。したがって、不要に
なった画像データの消去や新たな画像データへの更新な
ども簡便に行うことができ、電子スチルカメラは記憶媒
体を繰り返し使用することができるという写真カメラに
はない特長を有している。また、画像データの記憶に
は、前記フラッシュメモリあるいはハードディスクなど
の内蔵型のメモリだけでなく、着脱式のメモリカードや
フレキシブル磁気シートなどの利用も可能である。
【0004】一方、ビデオプリンタを利用することによ
って、フラッシュメモリ等に記憶した画像データに基づ
いて被写体画像のハードコピーを得ることも可能となっ
ている。ビデオプリンタには、レーザプリンタ、感熱転
写プリンタ、インクジェットプリンタなどがある。従来
から用いられているこれらのビデオプリンタはいずれも
据え置き型のもので、ハードコピーを作成する際には、
電子スチルカメラのフラッシュメモリから読み出した画
像データをこれらのプリンタに転送し、あるいはメモリ
カードや磁気シートなどの記憶媒体から画像データをプ
リンタに転送してプリントを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子スチルカメラは数
十コマ程度の画像データを繰り返し使用可能なメモリに
保存しておくことができ、画像データを適宜に読み出し
て簡便に画像を再生することはできるものの、プリンタ
が据え置き型のものであるため、出先で撮像したときに
その場でハードコピーが得にくいという難点がある。こ
れは、従来のプリンタが熱エネルギーを多大に消費する
ため大電力の電源を必要とすることや、プリンタそのも
のの構造上、簡便に携帯できる程度にまで小型化できな
いことが理由である。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、電子スチルカメラに内蔵できる小型のプリンタ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリンタ装置は、主走査方向と平行なライ
ン状の光を発生する発光ヘッドを備え、デジタル化され
た1ラインごとの画像データに基づいて、感光材料の感
光面を複数の色で露光するプリンタ装置であって、発光
ヘッドの構成を、主走査方向に多数の有機発光素子を並
べてなる有機発光素子アレイを、複数の色分だけ副走査
方向に並べたマルチ発光ヘッドにするものである。
【0008】また、発光ヘッドは、発光スペクトルのピ
ーク波長が380〜500nm、500〜600nm、
及び600〜740nmの少なくとも3種類の有機発光
素子アレイを備える構成にする。この場合、3種類の有
機発光素子アレイは、それぞれの発光スペクトルのピー
ク波長が互いに少なくとも50nm離れるようにするの
が好ましい。また、ピーク波長が500〜600nmの
有機発光素子アレイは、発光スペクトルの半値幅を80
nm以下にすることが望ましい。
【0009】また、発光ヘッドと感光材料との相対速度
に応じて各有機発光素子の発光量もしくは発光時間を調
整し、相対速度むらによる濃度むら及び色むらの発生を
抑える。また、副走査方向に沿って一定ピッチでマーク
を配置した速度検出用トラックを有する感光材料を使用
し、この速度検出用トラックに基づいて発光ヘッドと感
光材料との相対速度を検出する。
【0010】また、本発明のプリンタ装置を、被写体画
像を撮像して撮像信号を出力するイメージセンサと、撮
像信号をデジタル変換した画像データを記憶するメモリ
とを備えた電子スチルカメラに内蔵し、メモリから読み
出された画像データに基づいて、感光材料に被写体画像
を露光する。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のプリンタ装置を
内蔵した電子スチルカメラの正面側の外観を示す斜視図
である。電子スチルカメラ10は薄型箱状に形成されて
おり、カメラボディ11内に、撮像部とプリンタ部とが
配置されている。そして、カメラボディ11には電池室
を兼ねたグリップ部12が設けられている。グリップ部
12は正面から見て左側に配置されており、内部に電池
13(図4参照)が収納されている。
【0012】カメラボディ11の正面中央部には撮影レ
ンズ14が設けられている。この撮影レンズ14の背後
には、CCDイメージセンサを含む撮像部15(図1参
照)が設けられている。また、撮影レンズ14の近くに
はAE受光部16が設けられている。このAE受光部1
6からの被写体輝度信号は図示しないAE調節部に送ら
れ、ここで、撮影に際して周知のように自動露光調節が
される。また、グリップ部12の近くでその上部にはシ
ャッタボタン17が設けられている。シャッタボタン1
7を押すと撮影レンズ14を通して一回の撮像が行われ
る。なお、必要に応じて、ストロボ発光部や、オートフ
ォーカス装置、ズームレンズ等を設けてもよい。
【0013】図3に示すように、カメラボディ11の裏
面にはパック装填蓋23が設けられている。パック装填
蓋23は、ボディ11の下部にヒンジ部24を介して開
閉自在に取り付けられている。このパック装填蓋23は
通常は閉じ位置にロックされており、図1に示すよう
に、フイルムパック25を装填したり取り出したりする
ときに、スライドつまみ26を操作することにより開放
される。パック装填蓋23の上方で右側にはカウンタ窓
27が設けられており、このカウンタ窓27には、イン
スタントフイルム28の使用枚数が表示される。
【0014】パック装填蓋23には、液晶表示パネル
(LCDパネル)21と操作パネル22とが配置されて
いる。LCDパネル21は、撮影レンズ14を通して撮
像される被写体画像をリアルタイムで表示し、いわゆる
電子ビューファインダーを構成している。操作パネル2
2には、撮像/再生のモード切替えキー,コマ選択キ
ー,プリントスタートキー,画像データの消去ボタン,
外部機器との間で画像データの入出力を行うための切替
えキーなどが設けられている。
【0015】フイルムパック25は、プラスチック製ケ
ース29と、これに積層して収納される例えば10枚の
モノシートタイプのインスタントフイルム28とから構
成されており、図示しないバネ板により最上層のインス
タントフイルム28がケース29の露光開口29aに位
置するように付勢されている。
【0016】インスタントフイルム28は、本出願人な
どにより商品化されてすでに広く普及しており、感光シ
ート、受像シート、及び現像処理液を内包したポッド、
余剰の現像液を吸収するトラップ部を基本的な構成要素
としている。そして、感光シートに露光を与えることに
よって光化学的に潜像を形成した後、この感光シートと
受像シートとを重ね合わせ、その両者間に現像処理液を
展開しながら両シートを加圧することによって受像シー
トにポジ画像が転写される。
【0017】カメラボディ11内には、フイルムパック
25の露光開口29aに位置したインスタントフイルム
28にフルカラー画像を記録するプリンタ部30が配置
されている。プリンタ部30は、マルチ発光ヘッド31
と、フイルム送り出し部32とから構成されており、フ
イルム送り出し部32によるインスタントフイルム28
の送り出しに同期させてマルチ発光ヘッド31を駆動す
ることにより、1回のスキャニングでフルカラー画像が
インスタントフイルム28に記録される。
【0018】更に、このフイルム送りで、展開ローラ3
3により現像液ポッド28a内の現像液が展開され、現
像転写される。この現像転写済みのインスタントフイル
ム28は、カメラボディ11の上面に配置されたスリッ
ト状の排出口35から排出される。展開ローラ33によ
る現像処理液の展開が行われると、その1分〜数分程度
の間にインスタントフイルム28上にポジ画像が得られ
る。
【0019】図4に示すように、フイルム送り出し部3
2は、1対の展開ローラ33とその駆動機構34とから
構成されている。展開ローラ33及びその駆動機構34
は、例えば特開平4−194832号公報などに記載さ
れたように、従来のインスタントカメラに用いられてい
るものと同じでよく、その機能も全く同一である。すな
わち、これらは展開モータ36の駆動によりフイルムパ
ック25の中から露光済みのインスタントフイルム28
を送り出し、また送り出しながら現像処理液の展開を行
うために用いられる。
【0020】周知のように、駆動機構34はクロー爪及
びその移動機構を含む。クロー爪は、展開モータ36の
駆動により作動して露光済みのインスタントフイルム2
8の下端を上方に押し出し、インスタントフイルム28
の上端を一対の展開ローラ33の間に送り込む。この時
点で展開ローラ33は回転しているから、以後は展開ロ
ーラ33によってインスタントフイルム28が上方へと
搬送される。
【0021】展開ローラ33は2本1組で構成され、こ
れらを対向して配置したものであり、図示しないコイル
バネの付勢によりインスタントフイルム28を挟んだ状
態で回転し、インスタントフイルム28を排出口へ送り
出す。インスタントフイルム28の上端部分には周知の
ように現像処理液を内包したポッド28aが設けられて
いるので、この部分が展開ローラ33を通過すること
で、ポッド28aが破れて、現像処理液が感光シートと
受像シートとの間に展開される。
【0022】図5に示すように、マルチ発光ヘッド31
は、その長手方向(矢印Mで示す主走査方向)がインス
タントフイルム28の搬送方向(矢印Sで示す副走査方
向)に対して直交するように、フイルムパック25の露
光開口29aの上端近くに配置されている。なお、図5
中の符号29bは、露光済みのインスタントフイルム2
8をフイルムパック25の外に送り出すときに前記クロ
ー爪が入り込む切り欠きを示す。
【0023】図6に、マルチ発光ヘッド31の断面を示
す。マルチ発光ヘッド31は、ケース40内に有機発光
素子アレイユニット41と微小レンズアレイ(セルフォ
ックレンズ群、あるいは微小レンズ群などで形成され
る)42とを配置して構成される。有機発光素子アレイ
ユニット41は、発光スペクトルのピーク波長が600
〜740nmである赤色(R)領域有機発光素子アレイ
43と、発光スペクトルのピーク波長が500〜600
nmである緑色(G)領域有機発光素子アレイ44と、
発光スペクトルのピーク波長が380〜500nmであ
る青色(B)領域有機発光素子アレイ45とから構成さ
れている。有機発光素子アレイ43〜45は、インスタ
ントフイルム28の幅方向(主走査方向)に長く構成さ
れ、インスタントフイルム28の送り方向(副走査方
向)に並べて設けられている。
【0024】図7に示すように、有機発光素子アレイ4
3〜45は、それぞれ微小な有機発光素子43a,44
a,45aを主走査方向に一列に整列させて構成されて
いる。そして、有機発光素子43a,44a,45a
は、個々がプリントを行うときの1画素に対応してお
り、記録する画素に応じてその発光輝度及び発光時間が
制御される。
【0025】微小レンズアレイ42は、画素ごとのプリ
ント光が他の画素位置まで広がることを防止する。ま
た、微小レンズアレイ42は、R,G,Bの各光をイン
スタントフイルム28の感光面上に1ラインで合焦させ
るように、中央部のG光用セルフォックレンズ42bに
対して、両側のR光用及びB光用のセルフォックレンズ
42a,42cを傾斜して配置してある。
【0026】なお、有機発光素子の指向性が高い場合に
は、微小レンズアレイ42を除去することもできる。ま
た、有機発光素子アレイ43〜45から微小レンズアレ
イ42までの光路中に、必要に応じてバンドパスフィル
ターを設けてもよい。バンドパスフィルターは、有機発
光素子の発光スペクトルの半値幅を小さくして、インス
タントフイルム28への露光時の分光混色を低減させ、
得られる画像の色再現性を高めるのに有効である。
【0027】本発明では、3種類の有機発光素子アレイ
43〜45に対応させて、少なくとも3種類の有機発光
素子(有機EL素子という場合もある)を用いる。3種
類の有機発光素子は、発光スペクトルのピーク波長が6
00nm〜740nm(便宜上、R光領域と称す)、5
00nm〜600nm(G光領域)、及び380nm〜
500nm(B光領域)であり、610nm〜720n
m、510nm〜590nm、及び400nm〜490
nmとするのがより好ましい。また、上記3種類の有機
発光素子は、それぞれの発光スペクトルのピーク波長
が、互いに少なくとも50nm離れていることが色分離
上望ましい。
【0028】また、スペクトルの半値幅は、中央領域で
あるピーク波長500nm〜600nmの素子では重要
で、80nm以下とするのが好ましい。ピーク波長が3
80nm〜500nm、600nm〜740nmの各素
子についてはこの限りではなく、ピーク波長が、例えば
410nmであれば半値幅は150nmでも使用できる
し、また、例えば680nmであれば半値幅は150n
mでも使用できる。
【0029】本発明の有機発光素子に使用する陽極材料
としては、透明基板上に酸化錫、酸化錫インジウム(I
TO)、酸化亜鉛インジウムなどの透明電極(陽極)を
設け、その上に発光層を含む少なくとも1層の有機化合
物層(膜厚は有機化合物層トータルで10nm〜1μm
であることが望ましい)を設置し、さらにこの上に、M
g−Ag、Al、Li−Al、Caなどの陰極を設置し
た構成のものがよい。また、基板(この場合は、透明で
ある必要はない)上に上記陰極をまず設け、その上に発
光層を含む少なくとも1層の有機化合物層を設置し、さ
らにこの上に上記透明電極を設置した構成のものでもよ
い。後者の場合、一般の電気回路基板に用いられている
ガラスファイバーやセラミックス入りのコンポジット材
を使用してもよい。
【0030】有機化合物を含む素子の具体的な構成とし
ては、陽極/ホール輸送層/発光層/陰極、陽極/発光
層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール輸送層/発光層/
電子輸送層/陰極、陽極/発光層/陰極などが挙げられ
る(逆の構成でもよい)。また、発光層、ホール輸送
層、電子輸送層を複数層設けたり、ホール注入層や電子
注入層を設けてもよい。図8に、有機発光素子の一般的
な層構成例を示す。
【0031】なお、有機発光素子として使用する陽極材
料の構成としては、上記の構成に加えて、陽極とホール
輸送層(ホール輸送層を設けないときは発光層)との間
に、陽極に接するように導電性高分子層を設置してもよ
い。この層を設置することにより、駆動電圧がほとんど
上昇することなく、有機化合物層の膜厚を大きくするこ
とができ、輝度ムラやショートが改善される。
【0032】導電性高分子としては、WO−98/05
187等に記載のポリアニリン誘導体、ポリチオフェン
誘導体、及びポリピロール誘導体が好ましい。これらの
誘導体は、プロトン酸(例えば、樟脳スルホン酸、p−
トルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ポリスチレ
ンスルホン酸等)と混合した状態で使用することができ
る。また、これらの誘導体は、必要に応じて他の高分子
(例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)や、
ポリ−N−ビニルカルバゾール(PVCz)等)と混合
して使用することもできる。なお、導電性高分子層の表
面抵抗は10000Ω/□以下が望ましい。また、導電
性高分子層の膜厚は10nm〜1000nmが好まし
く、特に20nm〜200nmが望ましい。
【0033】本発明の有機発光素子に使用できる発光層
としては、電子輸送性発光層であっても、ホール輸送性
発光層であってもよい。発光層は、少なくとも一種の発
光材料を含有する。
【0034】発光材料としては、励起されて蛍光を発す
ることのできるものであればよく、特に限定するもので
はない。例えば、オキシノイド化合物、ペリレン化合
物、クマリン化合物、アザクマリン化合物、オキサゾー
ル化合物、オキサジアゾール化合物、ペリノン化合物、
ピロロピロール化合物、ナフタレン化合物、アントラセ
ン化合物、フルオレン化合物、フルオランテン化合物、
テトラセン化合物、ピレン化合物、コロネン化合物、キ
ノロン化合物及びアザキノロン化合物、ピラゾリン誘導
体及びピラゾロン誘導体、ローダミン化合物、クリセン
化合物、フェナントレン化合物、シクロペンタジエン化
合物、スチルベン化合物、ジフェニルキノン化合物、ス
チリル化合物、ジスチリルベンゼン化合物、ブタジエン
化合物、ジシアノメチレンピラン化合物、ジシアノメチ
レンチオピラン化合物、フルオレセイン化合物、ピリリ
ウム化合物、チアピリリウム化合物、セレナピリリウム
化合物、テルロピリリウム化合物、芳香族アルダジエン
化合物、オリゴフェニレン化合物、キサンテン化合物及
びチオキサンテン化合物、シアニン化合物、アクリジン
化合物、アクリドン化合物、キノリン化合物、8−ヒド
ロキシキノリン化合物の金属錯体、ベンゾキノリノール
ベリリウム錯体、2,2’−ビピリジン化合物の金属錯
体、シッフ塩とIII族金属との錯体、オキサジアゾー
ル化合物の金属錯体、希土類錯体等が用いられる。
【0035】これらの発光材料は、単独で用いても、複
数を併用してもよい。また、キャリア輸送性の高分子中
に分子分散させるか、あるいは低分子キャリア輸送剤と
発光材料をキャリア輸送性のない高分子中に分子分散さ
せて使用してもよい。
【0036】また、高分子発光材料を用いることも好ま
しい。高分子発光材料としては、ポリ−p−フェニレン
ビニレン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリチオフェ
ン誘導体等のπ共役系の他、低分子色素とテトラフェニ
ルジアミンやトリフェニルアミンを主鎖や側鎖に導入し
たポリマー等が挙げられる。また、高分子発光材料と低
分子発光材料とを混合して使用することもできる。
【0037】なお、電子輸送性の高分子とは、電子受容
性基を側鎖あるいは主鎖中に有する高分子をいい、ホー
ル輸送性の高分子とは、電子供与性基を側鎖あるいは主
鎖中に有する高分子をいう。また、キャリア輸送性のな
い高分子とは、ポリメチルメタクリレートやポリメチル
アクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネートのよう
な電気的に不活性な高分子をいう。さらに、キャリア輸
送性のないときに使用する低分子キャリア輸送剤とは、
電子輸送性(電子受容性)又はホール輸送性(電子供与
性)の低分子材料をいう。
【0038】電子輸送性化合物としては、オキサジアゾ
ール誘導体、トリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、
ニトロ置換フルオレノン誘導体、チオピランジオキサイ
ド誘導体、ジフェニルキノン誘導体、ペリレンテトラカ
ルボキシル誘導体、アントラキノジメタン誘導体、フレ
オレニリデンメタン誘導体、アントロン誘導体、ペリノ
ン誘導体、オキシン誘導体、キノリン錯体誘導体等の化
合物が挙げられる。
【0039】ホール輸送性化合物としては、ポリ−N−
ビニルカルバゾールやポリフェニレンビニレン誘導体、
ポリフェニレン、ポリチオフェン、ポリメチルフェニル
シラン、ポリアニリンなどの高分子や、トリアゾール誘
導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、
ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体及びピ
ラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリール
アミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾー
ル誘導体、カルバゾール誘導体、スチリルアントラセン
誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチ
ルベン誘導体、フタロシアニン等のポリフィリン誘導
体、芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合
物、ブタジエン化合物、ベンジジン誘導体、ポリスチレ
ン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、テトラフェニル
ベンジン誘導体、スターバーストポリアミン誘導体など
を使用することができる。
【0040】ホール輸送層、電子輸送層、発光層、及び
導電性高分子層などの有機化合物層は、真空蒸着法、ス
パッタ法、ディッピング法、スピンコーティング法、キ
ャスチング法、バーコート法、ロールコート法等、公知
の方法を用いて形成することができる。また、溶媒を使
い分けることにより多層塗布も可能である。
【0041】電子輸送層の上には、前述の陰極を設け
る。陰極は、電子輸送層上に0.01〜10nm程度の
薄層からなる酸化アルミニウムやフッ化リチウムの層を
挟んで設けるようにしてもよい。また、陰極の表面(有
機化合物層と反対側)に、湿気や空気を遮断するための
保護層を形成してもよい。この目的の保護層について
は、例えば特開平7−85974号等に記載されてい
る。さらに、陰極は、ガラスやポリ(クロロトリフルオ
ロエチレン)シートを用いて封止することが望ましい。
この中に乾燥剤や撥水性のフッ素系不活性液体等を挿入
してもよい。
【0042】透明電極(陽極)や陰極などの無機物の層
は、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法
などの公知の方法で形成できる。
【0043】図9の(A)〜(C)に、R光領域用,G
光領域用,及びB光領域用の有機発光素子の構成例を示
す。なお、図中( )内に示した数字は、各層の膜厚を
表す(単位はnm)。また、図中の化合物、DCJ、
MEH−PPV、Alq、TPD、DPNBi
は、以下のとおりである。 DCJ:4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−
6−ユロリデイルビニレン−4H−ピラン MEH−PPV:ポリ(2−メトキシ−5−2’−
エチルヘキシロキシ)−1,4−フェニレンビニレン Alq : キノリノールアルミニウム錯体 TPD:N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス
(3−メチルフェニル)(1,1’−ビフェニル)−
4,4’−ジアミン DPNBi:4,4’−ビス(2,2−ジフェニル
ビニル)ビフェニル
【0044】本発明では、上述のような構成の有機EL
素子の他に、微小光共振器構造(マイクロキャビティ)
を有する有機EL素子が、発光スペクトルの半値幅が小
さく、かつ指向性に優れている点で好ましい。微小光共
振器構造を有する有機EL素子については、例えば「月
刊ディスプレイ '98 10月号別冊」の『有機ELデ
ィスプレイ』(テクノタイムズ社発行)の第105頁に
記載されている。ここでは、基板として透明基板を用
い、この上に、誘電体ミラー、透明電極(陽極)、発光
層を含む少なくとも1層の有機化合物層、及び金属ミラ
ーの役割を有する背面電極(陰極)を順に設け、誘電体
ミラーと背面電極との間で微小光共振器を形成してい
る。誘電体ミラーは、通常1/4波長のSiO2 とTi
2 とを交互に積層したものである。透明電極(ITO
など)と誘電体ミラーとの間にSiO 2 スペーサーを導
入して膜厚を調整してもよい。
【0045】本発明では、透明基板として、通常のガラ
ス基板の他にプラスチック基板を使用することができ
る。プラスチック基板としては、耐熱性、寸法安定性、
耐溶剤性、電気絶縁性、加工性、低通気性、低吸湿性に
優れていることが必要である。このような材料として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリアリレ
ート、アリルジグリコールカーボネート、ポリイミド等
が挙げられる。これらの基板の表面、あるいは電極と反
対面(裏面とする)には、透湿防止層(ガスバリア層)
を設置するのが好ましい。透湿防止層としては、窒化珪
素や酸化珪素などの無機物が好ましく、例えば高周波ス
パッタリング法などにより成膜できる。さらに、必要に
応じて、ハードコート層やアンダーコート層を設けても
よい。
【0046】電極(特に透明電極)のパターニングは、
フォトリソグラフィーなどによる化学的エッチングで行
うこともできるし、レーザーなどを用いて物理的にエッ
チングすることもできる。また、マスクを重ねて真空蒸
着やスパッタなどを行ってもよい。
【0047】本発明では、有機発光素子は単一の画素で
も使用できるが、発光色別に複数列設けられたドットア
レイとして使用するのが好ましい。各発光色は1ライン
でも、複数のラインになっていてもよい。また、1画素
のサイズは、10〜500μm、好ましくは50〜30
0μmである。
【0048】本実施形態では、有機発光素子の1画素の
大きさを90μm×90μmとし、これを10μm間隔
で並べて有機発光素子アレイを構成した。また、各有機
発光素子アレイの配置間隔を100μmとした。なお、
有機発光素子の1画素の大きさは、プリントする画面の
大きさや、前述した各種加工方法に依存する加工適性に
応じて設定されるものである。
【0049】上記構成の電子スチルカメラでは、インス
タントフイルム28の排出送りにより副走査方向へのス
キャニングを行うため、排出送り速度が変動すると露光
量や露光密度が変動して濃度むらや色むらが発生する。
実際のプリントにおいては、フイルム送り開始から終了
までの間でフイルム送り速度が種々の要因で変化する。
例えば、フイルムパックのフイルム出口に配置された遮
光フラップを通過する際、現像液ポッドを破裂させる
際、現像液の展開の際、余剰現像液を吸収するトラップ
部の乗り越えの際などの機構的要因や、電池の消耗程度
等によって、フイルム送り速度が変動する。これらの送
り量変動に起因する濃度むらを無くすために、速度セン
サ50と速度補正演算部51とが設けてある(図10参
照)。
【0050】速度センサ50は、インスタントフイルム
28に転がり接触するローラと、このローラに設けたパ
ルスエンコーダと、信号処理回路とから構成されてい
る。信号処理回路は、パルスの検出間隔を基準クロック
に基づき測定することにより、インスタントフイルム2
8の送り速度を検出する。この送り速度信号は、図10
に示すように、システムコントローラ52を介して速度
補正演算部51に送られる。
【0051】速度補正演算部51では、先ず、速度セン
サ50からのインスタントフイルム28の送り速度に基
づき発光タイミングを制御するデータを作成し、速度変
動にも関わらず画像データに対応した所望の濃度となる
ようにする。具体的には、発光タイミングを制御するデ
ータを作成し、これをヘッドドライバ39に送る。
【0052】例えば、図11(A)に示すように、イン
スタントフイルム28の送り速度Vaが(B)に示す送
り速度Vbのように低下したとき(Vb<Va)には、
1ラインを記録するための時間(1プリントサイクル時
間)PTがPTa<PTbのように長くなる。したがっ
て、これに応じて、画素濃度に対応する露光量としての
発光時間を1プリントサイクル中に分散させるようにす
る。
【0053】1プリントサイクル時間PTは、画素の濃
度に応じて有機発光素子を発光させる総発光時間T1
(=Σt1)と、発光することのない総休止時間T2
(=Σt2)とから構成される。総発光時間T1は、1
プリントサイクルで偏ることのないように、ほぼ同じ分
割発光時間t1に分けられ、これらが分割休止時間t2
で分散される。総発光時間T1は、記録する画素の最大
濃度と最小濃度との間で変化する。
【0054】そして、休止間隔t2がフイルム送り速度
の変動に伴い変化し、フイルム送り速度が低下すると、
(B)に示すように分割休止時間t2b(>t2a)が
大きくなる。また、逆にフイルム送り速度が高くなる
と、(A)に示すように分割休止時間t2aが小さくな
る。したがって、ヘッドドライバ39を介して各有機発
光素子が上記のような制御タイミングで発光されるた
め、速度変動に関わらず、記録される画素の長さや濃度
が変動することがなくなる。
【0055】図10に電子スチルカメラ10の電気的構
成の概略を示す。撮影レンズ14の背後にCCDイメー
ジセンサ55が位置しており、撮影レンズ14のピント
合わせによりCCDイメージセンサ55の光電面には被
写体画像が結像される。CCDドライバ60の駆動によ
り、CCDイメージセンサ55は光学的な被写体画像を
電気的な撮像信号に変換して出力する。
【0056】CCDイメージセンサ55の光電面には
R,G,Bの微小なマイクロカラーフィルタがマトリク
ス状に配列され、色ごとにシリアルに出力される撮像信
号はアンプ61で適当なレベルに増幅された後、A/D
コンバータ62によってデジタル変換される。なお、周
知のようにCCDドライバ60の駆動及びA/Dコンバ
ータ62のサンプリングタイミングとの間には同期がと
られている。
【0057】A/Dコンバータ62は撮像信号をデジタ
ル変換して画像データを生成し、これを順次に画像デー
タ処理回路63に入力する。画像データ処理回路63
は、入力されてくる画像データに対してホワイトバラン
ス調節、ガンマ補正などの信号処理を行う。画像データ
処理回路63は、さらに処理済みの画像データを基に、
NTSC方式のコンポジット信号に対応した映像信号を
生成し、これをD/Aコンバータ64,アンプ65を経
て映像信号用の出力端子66に出力する。
【0058】したがって、出力端子66に家庭用のテレ
ビジョンを接続すれば、CCDイメージセンサ55で撮
像される連続的な画像を観察することができる。アンプ
65からの映像信号はLCDドライバ67にも入力され
る。LCDドライバ67はLCDパネル21を駆動する
から、LCDパネル21には被写体画像が連続的に表示
されるようになり、LCDパネル21は電子ビューファ
インダとして利用される。
【0059】システムコントローラ52は、上記画像デ
ータ処理回路63を含め、この電子スチルカメラの電気
的な作動を全体的に管理している。システムコントロー
ラ52はI/Oポート68により操作パネル22のキー
操作入力部69や外部接続端子群70からの信号を監視
し、入力信号に応じた信号処理を行う。
【0060】フラッシュメモリ71は高速でアクセスが
可能なDRAM(Dynamic Random Access Memory)で構
成され、画像データ処理回路63から得られた画像デー
タを1画面ごとに記憶し、例えば50画面分の画像デー
タを記憶できる記憶容量をもつ。装飾データメモリ72
には、被写体画像を取り囲む画面枠の形状や模様を様々
な形態に変える装飾データが予め書き込まれている。
【0061】なお、この装飾データメモリ72に、被写
体画像の一部にキャラクタ,マーク,文字,メッセージ
などを合成することができるようなデータを用意してお
いてもよい。再生モード時には、フラッシュメモリ71
及び装飾データメモリ72から読み出したデータを画像
データ処理回路63に転送することによって、これらの
画像を合成してLCDパネル21に表示させることがで
きる。
【0062】ヘッドドライバ39は、システムコントロ
ーラ52の指令によりマルチ発光ヘッド31の各有機発
光素子アレイ43〜45を駆動する。各有機発光素子ア
レイ43〜45には、さらにラインメモリ74から画像
データが送られるようになっており、この画像データは
各有機発光素子アレイ43〜45を構成している有機発
光素子の個々の発光時間の制御に用いられる。EEPR
OM75には、電子スチルカメラ10を所定のシーケン
スにしたがって作動させたときに、システムコントロー
ラ52によって参照される各種の調整データが予め格納
されている。
【0063】これらの調整データは、電子スチルカメラ
10の組み立て完了後の検査工程で一台ごとに調節され
る。こうした調整データには、例えばプリントを行うと
きの色ごとの補正データなどがある。モータドライバ7
6は、システムコントローラ52の管理下で展開モータ
36の駆動制御を行う。
【0064】次に、図12のフローチャートを参照しな
がら本実施形態の電子スチルカメラ10の作用について
説明する有機発光素子アレイを構成した。また、各有機
発光素子アレイの配置間隔を100μmとした。なお、
有機発光素子の1画素の大きさは、プリントする画面の
大きさや、前述した各種加工方法に依存する加工適性に
応じて設定されるものである。
【0065】上記構成の電子スチルカメラでは、インス
タントフイルム28の排出送りにより副走査方向へのス
キャニングを行うため、排出送り速度が変動すると露光
量や露光密度が変動して濃度むらや色むらが発生する。
実際のプリントにおいては、LCDパネル21に表示さ
れていた被写体画像の画像データがフラッシュメモリ7
1に書き込まれる。撮像モードで使用を繰り返すことに
より、フラッシュメモリ71には最大で50画面分の静
止画像に関する画像データを記憶させることができる。
なお、フラッシュメモリ71の記憶容量に応じて、記憶
できる画面数を増減させることができる。
【0066】フラッシュメモリ71で記憶可能な画面数
の撮像を行った後であっても、適宜のコマの画像データ
を消去すれば新たな撮像で得た画像データを記憶させる
ことができる。これらの処理は、操作パネル22からの
キー入力で行うことができ、また外部接続端子群70の
出力端子に他の記憶媒体を接続しておけば、外部記憶媒
体に新たな撮像で得た画像データを記憶させたり、フラ
ッシュメモリ71から読み出した画像データを転送して
記憶させることもできる。
【0067】再生モード下では、操作パネル22からの
キー入力により、フラッシュメモリ71の中から任意の
画像データを選択すれば、その画像データが画像データ
処理回路63,D/Aコンバータ64,アンプ65を経
てLCDドライバ67に供給され、LCDパネル21に
画像表示が行われる。また、操作パネル22からのキー
入力により、装飾フレームの選択操作が行われていると
きには、フラッシュメモリ71から読み出された画像デ
ータのほかに、装飾データメモリ72から読み出された
装飾フレームデータも画像データ処理回路63に転送さ
れ、LCDパネル21には被写体画像のほかに装飾フレ
ームも合成して表示される。
【0068】被写体画像の選択、そして必要に応じて装
飾フレームの選択を行った後にプリントキーを操作する
と、システムコントローラ52はプリントを開始する。
先ず、フラッシュメモリ71にアクセスして、その時点
でLCDパネル21に表示されている画像に関する画像
データのうち、R,G、Bの各色に相当する画像データ
を順次に読み出し、これを各色毎のラインメモリ74に
転送する。
【0069】また、モータドライバ76を介して展開モ
ータ36を回転させる。この展開モータ36の回転によ
り、クロー爪によるインスタントフイルム28の送り出
しが行われるとともに、展開ローラ33が回転される。
クロー爪で押し出されたインスタントフイルム28の上
端が一対の展開ローラ33間に入り込み、以後は展開ロ
ーラ33の回転によってインスタントフイルム28が搬
送され、同時にポッド28aが破れて現像処理液の展開
が行われる。クロー爪は、その移動ストロークの終端ま
で移動すると元の位置に戻って停止する。
【0070】このように、インスタントフイルム28
は、先ずクロー爪による展開ローラ33への送り出し
と、この送り出し後の展開ローラ33の回転による送り
出しとにより、排出口35から排出される。そして、こ
の排出による送り出しに同期させて有機発光素子アレイ
43〜45が駆動される。
【0071】また、速度センサ50によりインスタント
フイルム28の送り速度が検知され、この送り速度信号
に基づき速度補正演算部51は有機発光素子アレイ43
〜45の発光時間制御データを速度変化に応じて求め、
これをヘッドドライバ39に送る。ヘッドドライバ39
は、補正された発光時間制御データに基づき有機発光素
子アレイ43〜45を駆動する。
【0072】例えば、速度が低下するとこれに対応し
て、図11(B)に示すように、分割発光時間t1の間
隔である分割休止時間t2bが長くされる。また、速度
が速まるとこれに対応して、(A)に示すように、分割
休止時間t2aが短くされる。したがって、速度変動が
発生しても、1ライン当たりの露光量及び露光密度はほ
ぼ常に一定したものとなり、濃度むらや色むらの発生が
抑えられる。以下、同じようにして、インスタントフイ
ルム28の送りに同期して、各ラインの各色画像データ
が読みだされ、フルカラー画像が1回のインスタントフ
イルムの送りで露光される。
【0073】展開ローラ33で搬送されたインスタント
フイルム28は、カメラボディ11の排出口35から排
出される。1分〜数分経過すると、被写体画像がポジ画
像として受像シートに定着され、プリントキーを操作し
た時点でLCDパネル21に表示されていた被写体画像
をハードコピーとして得ることができる。もちろん、装
飾フレームが選択されている場合には、装飾フレームで
囲まれた内部に被写体画像がプリントされることにな
る。
【0074】上記のように、インスタントフイルム28
を記録媒体として利用し、光プリンタで画像のハードコ
ピーが作成できるようにすると、サーマルプリンタのよ
うに熱エネルギーを要せずに低電力でカラープリントを
行うことが可能となり、携帯可能なカメラボディ11に
収容できる程度の電源電池でも充分に実用できる。した
がって、撮像したその場で簡単に画像のハードコピーが
得られるようになる。また、外部接続端子から画像デー
タを入力してこれをプリントすることも可能であるか
ら、同時に携帯型のプリンタとしても利用することがで
きる。
【0075】しかも、有機発光素子が非常に薄いフイル
ム状に形成され、厚みを要する回路基板を用いることが
ないので、微小LED発光体からなる従来の発光素子ア
レイに比較して、全体の厚さを薄くすることができる。
また、LCDや蛍光表示管のように分光のための色フィ
ルターを設ける必要もないので、これを内蔵する電子ス
チルカメラの小型化、特に薄型化に寄与することができ
る。
【0076】また、有機発光素子は、発光面の全面にお
いて光量が均一になるので、これを並べて構成される有
機発光素子アレイの全域において光量分布が一定し、画
面全域にわたって色むらのない良好な画像形成が可能と
なる。さらに、有機発光素子は、発色を始めるまでの速
度が微小LCDに比較して圧倒的に速いので、プリント
速度を速くすることが可能である。
【0077】なお、上記実施形態では、各色のセルフォ
ックレンズ42a〜42cを傾斜して配置して微小レン
ズアレイ42を構成し、これを用いて1ラインに合焦さ
せるようにしたが、この代わりに、図13に示すよう
に、各色のセルフォックレンズ90a〜90cを平面上
に並べてなるレンズアレイ90を用いて、各色毎の3ラ
インとして感光面に合焦させてもよい。この実施形態で
は、各記録ラインに対応する画像データを各有機発光素
子アレイに送り、色ずれのないようにフルカラー画像を
記録する。なお、図中の符号91は有機発光素子アレイ
ユニットを、また符号92,93はミラーを示してい
る。
【0078】また、有機発光素子アレイユニット41,
91における各画素毎の露光量の制御は、発光時間の制
御の外に、発光量を変化させて行ってもよく、更には、
発光量と発光時間との組み合わせで制御してもよい。
【0079】また、上記実施形態では、インスタントフ
イルム28の排出速度の検出を転接ローラを用いて検出
しているが、その他の速度検出方法を用いて排出速度の
むらを検出してもよい。例えば図14に示すように、イ
ンスタントフイルム97に、微小な一定ピッチでバー9
6aを配置した速度検出用トラック96を記録してお
き、各バー96aの検出タイミングから排出速度を求め
てもよい。この場合には、感光面に露光を与えることが
ないように、例えば投光器98として赤外線発光器を用
い、これの反射光を赤外線受光器99により検出する。
そして、この検出信号に基づき信号処理回路100によ
り、各バー96aの検出タイミングからフイルム送り速
度を求める。
【0080】なお、速度検出用トラック96に用いるマ
ークはバー96aに限定されることなく、その他のマー
クを用いてもよい。また、インスタントフイルムに磁気
テープ層を形成し、これに磁気的マークを記録してお
き、これを磁気記録ヘッドで読み取ることにより、送り
速度を検出してもよい。
【0081】上記実施形態では、クロー爪及び展開ロー
ラ33によってインスタントフイルム28の排出時にフ
ルカラー画像を記録したが、展開ローラ33による排出
のみを用いて、フルカラー画像を記録してもよい。この
場合には、展開ローラ33にくわえ込まれた後に、マル
チ発光ヘッドを駆動して、フルカラー画像を記録する。
そして、展開された現像液の影響を受けることがない範
囲で有機発光素子アレイユニットを展開ローラ33の近
くに配置し、クロー爪による排出時には記録を開始する
ことなく、展開ローラ33による排出時にフルカラー画
像の記録を開始する。
【0082】また、上記実施形態では、マルチ発光ヘッ
ドを固定して設け、インスタントフイルムの搬送中に3
色の画像が同時に露光されるようにしたが、マルチ発光
ヘッドを副走査方向に移動自在に設け、インスタントフ
イルム上を一定速度で移動させながら画像を露光するよ
うにしてもよい。また、この場合、複数色の画像を同時
に露光する他に、マルチ発光ヘッドを露光する色の数と
同じ回数だけ移動させて、1色ずつ画像を露光するよう
にしてもよい。これらの方法によれば、前述したフイル
ム送り速度を変動させる機構的要因が排除され、インス
タントフイルムとマルチ発光ヘッドとの相対速度が安定
して、濃度むらの発生をより確実に抑えることができ
る。
【0083】上記実施形態は、静止画像を撮像する電子
スチルカメラに本発明のプリンタ装置を内蔵させたもの
であるが、本発明のプリンタ装置は、動画像を撮像する
デジタルビデオカメラに内蔵させてもよい。この場合に
は、動画像の中からプリント対象画像を選択して、これ
をハードコピーするとよい。また、電子スチルカメラに
プリンタを内蔵させたが、これは電子スチルカメラに着
脱自在に取り付けてもよい。
【0084】上記実施形態では、カメラに内蔵されたプ
リンタに本発明を実施したが、プリンタ単体に対しても
本発明を適用することができる。この場合においても、
プリンタの小型化、特に薄型化を図ることができ、携帯
に好適なプリンタを構成することができる。
【0085】上記実施形態は、インスタントフイルムを
使用したものであるが、これ以外の感光性プリントペー
パー、もしくは感光性フイルムを使用する機器を、本発
明の有機発光素子を用いて構成することもできる。
【0086】また、図15に示すように、本発明のマル
チ発光ヘッド31を、撮影レンズ101を備えた通常の
インスタントカメラ102のフイルムパック103と展
開ローラ104との間に配置して、上記のようにフイル
ムの送り出しの際にフイルム送りに同期させてデジタル
プリントを行うようにしてもよい。この場合にも、フイ
ルムの送り速度の変動を検出する速度センサ105を設
け、この速度センサ105に基づき発光タイミングを制
御し、速度変動による濃度むらなどの発生を抑える。こ
の場合には、通常のインスタントカメラ102として撮
影する外に、他の電子カメラ等で撮像した画像に基づき
デジタルプリントが可能になる。更には、このデジタル
プリント部を有するインスタントカメラ102に、被写
体画像を撮像して撮像信号を出力するイメージセンサ、
前記撮像信号をデジタル変換した画像データを記憶する
メモリを有する電子撮像部を一体的又は分離可能に設け
てもよい。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明のプリンタ装置に
よれば、発光ヘッドとして、多数の有機発光素子を主走
査方向に並べたマルチ発光ヘッドを用いたので、サーマ
ルプリンタのように熱エネルギーを要せずに低電力でカ
ラープリントを行うことが可能となる。しかも、有機発
光素子は非常に薄いフイルム状に形成されるので、回路
基板を必要とする微小LED発光体を用いた発光ヘッド
に比較して、全体の厚さを薄く構成することができる。
また、LCDや蛍光表示管のように分光のための色フィ
ルターを設ける必要もないので、プリンタ全体の小型
化、特に薄型化を図ることができる。したがって、この
プリンタ装置をカメラに内蔵させることが可能となり、
撮像したその場で簡単に画像のハードコピーを得ること
ができる。
【0088】また、有機発光素子は、発光面の全面にお
いて光量が均一になるので、これを並べて構成される有
機発光素子アレイの全域において光量分布が一定し、画
面全域にわたって色むらのない良好な画像形成が可能と
なる。さらに、有機発光素子は、発色,発光を始めるま
での速度が微小LCDに比較して圧倒的に速いので、プ
リント速度を速くすることができる。
【0089】また、有機発光素子は、光量を制御するこ
とができるので、発光ヘッドと感光材料との相対速度に
応じて有機発光素子の発光量又は発光時間を調節するこ
とで、濃度むらや色むらの発生を抑え、色再現性の良好
なハードコピーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタ装置を内蔵した電子スチルカ
メラの要部を示す縦断面図である。
【図2】図1の電子スチルカメラを前側から見た状態を
示す斜視図である。
【図3】図1の電子スチルカメラを後側から見た状態を
示す斜視図である。
【図4】カメラボディ内の各機構部のレイアウトを示す
説明図である。
【図5】プリント部の概略を示す斜視図である。
【図6】マルチ発光ヘッドの構成を示す断面図である。
【図7】有機発光素子アレイの構成を示す説明図であ
る。
【図8】有機発光素子の構成の一例を示す説明図であ
る。
【図9】有機発光素子の層構成を示す説明図であり、
(A)はR光領域用、(B)はG光領域用、(C)はB
光領域用の有機発光素子を示す。
【図10】電子スチルカメラの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】インスタントフイルムの送り速度の変動によ
る有機発光素子アレイの発光タイミングを示す説明図で
ある。
【図12】電子スチルカメラの処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図13】マルチ発光ヘッドの他の構成例を示す縦断面
図である。
【図14】速度検出用トラックを用いて速度変動を検出
する他の実施形態の要部を示す概略図である。
【図15】インスタントカメラにプリント部を配置した
他の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ 11 カメラボディ 14 撮影レンズ 15 撮像部 17 シャッタボタン 25 フイルムパック 28,97 インスタントフイルム 30 プリンタ部 31 マルチ発光ヘッド 32 送り出し部 33,104 展開ローラ 35 フイルム排出口 41,91 有機発光素子アレイユニット 42 微小レンズアレイ 50,105 速度センサ 51 発光時間補正部 96 速度検出用トラック 96a バー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向と平行なライン状の光を発生
    する発光ヘッドを備え、デジタル化された1ラインごと
    の画像データに基づいて、感光材料の感光面を複数の色
    で露光するプリンタ装置において、 前記発光ヘッドは、主走査方向に多数の有機発光素子を
    並べてなる有機発光素子アレイを、前記複数の色分だけ
    副走査方向に並べたマルチ発光ヘッドで構成されること
    を特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記発光ヘッドは、発光スペクトルのピ
    ーク波長が380〜500nm、500〜600nm、
    及び600〜740nmの少なくとも3種類の有機発光
    素子アレイを備えていることを特徴とする請求項1記載
    のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記3種類の有機発光素子アレイは、そ
    れぞれの発光スペクトルのピーク波長が互いに少なくと
    も50nm離れていることを特徴とする請求項2記載の
    プリンタ装置。
  4. 【請求項4】 ピーク波長が500〜600nmである
    前記有機発光素子アレイは、発光スペクトルの半値幅が
    80nm以下であることを特徴とする請求項2又は3に
    記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記プリンタ装置は、発光ヘッドと感光
    材料とを副走査方向に相対的に移動させて、感光材料の
    感光面を露光するプリンタ装置であって、 発光ヘッドと感光材料との相対速度に応じて各有機発光
    素子の発光量もしくは発光時間を調整し、相対速度むら
    による濃度むら及び色むらの発生を抑えることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載のプリンタ装
    置。
  6. 【請求項6】 副走査方向に沿って一定ピッチでマーク
    を配置した速度検出用トラックを設けた感光材料を使用
    し、この速度検出用トラックに基づいて発光ヘッドと感
    光材料との相対速度を検出することを特徴とする請求項
    5記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 被写体画像を撮像して撮像信号を出力す
    るイメージセンサと、前記撮像信号をデジタル変換した
    画像データを記憶するメモリとを備えた電子スチルカメ
    ラに内蔵され、前記メモリから読み出された画像データ
    に基づいて、感光材料に被写体画像を露光することを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のプリンタ
    装置。
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