JP2000304766A - 加速度センサ装置 - Google Patents
加速度センサ装置Info
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速度を良好に検出されるようにした加速度
センサ装置を提供する。 【解決手段】 基板20上に固定されたアンカー部11
と、このアンカー部11に梁部13を介して支持される
おもり可動電極12と、このおもり可動電極12の円周
側面12aと所定間隔を隔てて対向する円周側面16を
有する固定電極14とを備えている。おもり可動電極1
2と固定電極14によって形成される容量を電圧に変換
する容量−電圧変換回路30と、容量−電圧変換回路3
0によって変換された電圧と基準電圧とを比較しセンサ
信号を出力するコンパレータ40とを備える。
センサ装置を提供する。 【解決手段】 基板20上に固定されたアンカー部11
と、このアンカー部11に梁部13を介して支持される
おもり可動電極12と、このおもり可動電極12の円周
側面12aと所定間隔を隔てて対向する円周側面16を
有する固定電極14とを備えている。おもり可動電極1
2と固定電極14によって形成される容量を電圧に変換
する容量−電圧変換回路30と、容量−電圧変換回路3
0によって変換された電圧と基準電圧とを比較しセンサ
信号を出力するコンパレータ40とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサ装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のセンサ装置として、特開
平9−145740号公報に示す加速度センサがある。
この加速度センサは、基板上に固定されたアンカー部
と、このアンカー部に梁部を介して支持され円周側面を
有するおもり可動電極と、このおもり可動電極の円周側
面と所定間隔を隔てて対向する円周側面を有する固定電
極とを備えている。
平9−145740号公報に示す加速度センサがある。
この加速度センサは、基板上に固定されたアンカー部
と、このアンカー部に梁部を介して支持され円周側面を
有するおもり可動電極と、このおもり可動電極の円周側
面と所定間隔を隔てて対向する円周側面を有する固定電
極とを備えている。
【0003】ここで、おもり可動電極が加速度によって
基板の表面と平行な方向に変位したときおもり可動電極
と固定電極が接触して、加速度が生じたことを検出され
る。
基板の表面と平行な方向に変位したときおもり可動電極
と固定電極が接触して、加速度が生じたことを検出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記加速度セ
ンサ装置では、所定値以上の加速度が生じると、可動電
極部が固定電極部に接触した後、可動電極部と固定電極
部とのチャタリングが生じるという不具合がある。そこ
で、本発明は、このようなことに鑑みて、加速度を良好
に検出されるようにした加速度センサ装置を提供する。
ンサ装置では、所定値以上の加速度が生じると、可動電
極部が固定電極部に接触した後、可動電極部と固定電極
部とのチャタリングが生じるという不具合がある。そこ
で、本発明は、このようなことに鑑みて、加速度を良好
に検出されるようにした加速度センサ装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至4に記載の発明においては、基板(2
0)と、基板上に固定されたアンカー部(11)と、お
もり可動電極(12)と、一端がアンカー部に固定さ
れ、他端が前記おもり可動電極に固定されており、基板
の表面と平行な方向に加速度が生じたとき、弾性変形し
て、おもり可動電極を基板の表面と平行な方向に変位さ
せるバネ部(13)と、基板上におもり可動電極と対向
して固定され、おもり可動電極とにより容量を形成する
固定電極(14)と、おもり可動電極と固定電極とによ
り形成される容量の変化に基づいて加速度を検出する検
出手段(Cr、30、40)とを備える。
め、請求項1乃至4に記載の発明においては、基板(2
0)と、基板上に固定されたアンカー部(11)と、お
もり可動電極(12)と、一端がアンカー部に固定さ
れ、他端が前記おもり可動電極に固定されており、基板
の表面と平行な方向に加速度が生じたとき、弾性変形し
て、おもり可動電極を基板の表面と平行な方向に変位さ
せるバネ部(13)と、基板上におもり可動電極と対向
して固定され、おもり可動電極とにより容量を形成する
固定電極(14)と、おもり可動電極と固定電極とによ
り形成される容量の変化に基づいて加速度を検出する検
出手段(Cr、30、40)とを備える。
【0006】このように、検出手段はおもり可動電極と
固定電極とにより形成される容量の変化に基づき加速度
を検出するので、この加速度の検出としては、良好に行
われ得る。また、請求項2に記載の発明においては、検
出手段は、可動電極と固定電極によって形成される容量
を電圧に変換する容量−電圧変換回路(30)と、容量
−電圧変換回路によって変換された電圧と基準電圧とを
比較しセンサ信号を出力する比較回路(40)とを備え
るようにしてもよい。
固定電極とにより形成される容量の変化に基づき加速度
を検出するので、この加速度の検出としては、良好に行
われ得る。また、請求項2に記載の発明においては、検
出手段は、可動電極と固定電極によって形成される容量
を電圧に変換する容量−電圧変換回路(30)と、容量
−電圧変換回路によって変換された電圧と基準電圧とを
比較しセンサ信号を出力する比較回路(40)とを備え
るようにしてもよい。
【0007】この場合、可動電極と固定電極とによる容
量が、加速度センサの形状の出来ばえによって左右され
ても、比較手段の基準電圧を加速度センサの形状の出来
ばえに応じて調節すれば、比較手段でもってセンサ信号
として所望の加速度を検出し得る。
量が、加速度センサの形状の出来ばえによって左右され
ても、比較手段の基準電圧を加速度センサの形状の出来
ばえに応じて調節すれば、比較手段でもってセンサ信号
として所望の加速度を検出し得る。
【0008】また、請求項3に記載の発明においては、
可動電極及び固定電極の一方には基準コンデンサの一側
端子が接続されており、可動電極及び固定電極の他方と
基準コンデンサの他側端子と双方には、互いに逆相の搬
送波電圧がそれぞれ印加されており、容量−電圧変換回
路は、可動電極及び固定電極の一方に接続されるように
してもよい。
可動電極及び固定電極の一方には基準コンデンサの一側
端子が接続されており、可動電極及び固定電極の他方と
基準コンデンサの他側端子と双方には、互いに逆相の搬
送波電圧がそれぞれ印加されており、容量−電圧変換回
路は、可動電極及び固定電極の一方に接続されるように
してもよい。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明において
は、接触防止手段(24)がおもり可動電極に接触され
ておもり可動電極が固定電極に接触することを防止す
る。この場合、容量−電圧変換回路は、搬送波電圧が印
加されると故障するが、接触防止手段でもって、おもり
可動電極が固定電極に接触することを防止されているの
で、容量−電圧変換回路に搬送波電圧が印加されること
はない。従って、搬送波電圧の印加による容量−電圧変
換回路の故障を防止できる。
は、接触防止手段(24)がおもり可動電極に接触され
ておもり可動電極が固定電極に接触することを防止す
る。この場合、容量−電圧変換回路は、搬送波電圧が印
加されると故障するが、接触防止手段でもって、おもり
可動電極が固定電極に接触することを防止されているの
で、容量−電圧変換回路に搬送波電圧が印加されること
はない。従って、搬送波電圧の印加による容量−電圧変
換回路の故障を防止できる。
【0010】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係
る加速度センサ100の平面図、図2に、図1中の2−
2断面図を示す。加速度センサ100は、図1に示すよ
うに、アンカー部11、おもり可動電極12、梁部13
及び固定電極14を有している。
について説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係
る加速度センサ100の平面図、図2に、図1中の2−
2断面図を示す。加速度センサ100は、図1に示すよ
うに、アンカー部11、おもり可動電極12、梁部13
及び固定電極14を有している。
【0012】アンカー部11は、円柱形状のもので、図
2に示すように、シリコン製基板20上に絶縁膜21を
介して固定されている。おもり可動電極12は、円筒形
状で、基板20と所定の間隔を有して平行に設けられて
おり、基板20と垂直方向の略円柱状側面、すなわち円
周状に形成された円周側面12aを有している。おもり
可動電極12は、梁部13を介してアンカー部11に支
持されている。
2に示すように、シリコン製基板20上に絶縁膜21を
介して固定されている。おもり可動電極12は、円筒形
状で、基板20と所定の間隔を有して平行に設けられて
おり、基板20と垂直方向の略円柱状側面、すなわち円
周状に形成された円周側面12aを有している。おもり
可動電極12は、梁部13を介してアンカー部11に支
持されている。
【0013】梁部13は、例えば図に示すように3本の
渦巻き(スパイラル)状バネで構成されており、一端が
アンカー部11に固定され他端がおもり可動電極12に
固定されており、基板20の表面と平行な方向に加速度
が生じたとき、弾性変形して、おもり可動電極12をシ
リコン基板10の表面と平行な方向に変位させる。但
し、梁部13のバネ定数及びその寸法は、予想される加
速度(50G)以下では可動電極12が固定電極14に
接触しないように設定されている。
渦巻き(スパイラル)状バネで構成されており、一端が
アンカー部11に固定され他端がおもり可動電極12に
固定されており、基板20の表面と平行な方向に加速度
が生じたとき、弾性変形して、おもり可動電極12をシ
リコン基板10の表面と平行な方向に変位させる。但
し、梁部13のバネ定数及びその寸法は、予想される加
速度(50G)以下では可動電極12が固定電極14に
接触しないように設定されている。
【0014】固定電極14は、内側が円柱をくり抜いた
形状で、おもり可動電極12の円周側面12aと所定間
隔を隔てて対向する円周側面16を有しており、図2に
示すように基板20上に絶縁膜22を介して固定されて
いる。固定電極14は、その円周側面16にて、おもり
可動電極12の円周側面12aとの間にて空気を誘電体
とするコンデンサを形成し、このコンデンサの容量は、
おもり可動電極12が加速度による変位に応じて変化す
る。
形状で、おもり可動電極12の円周側面12aと所定間
隔を隔てて対向する円周側面16を有しており、図2に
示すように基板20上に絶縁膜22を介して固定されて
いる。固定電極14は、その円周側面16にて、おもり
可動電極12の円周側面12aとの間にて空気を誘電体
とするコンデンサを形成し、このコンデンサの容量は、
おもり可動電極12が加速度による変位に応じて変化す
る。
【0015】なお、アンカー部11、おもり可動電極1
2、梁部13及び固定電極14はシリコンで構成されて
おり、おもり可動電極12は梁部13を介しアンカー部
11からその電位を取ることができるようになってい
る。図3に、加速度センサ100により加速度検出を行
う場合の回路構成を示す。基準コンデンサCrは、加速
度センサ100に直列接続されており、基準コンデンサ
Crは、加速度センサ100の容量(加速度が生じてい
ないときの)と同程度の容量を有する。容量−電圧変換
回路(以下、C−V変換回路30という)は、スイッチ
トキャパシタンス型の回路であって、円筒状コンデンサ
の容量を電圧に変換する。
2、梁部13及び固定電極14はシリコンで構成されて
おり、おもり可動電極12は梁部13を介しアンカー部
11からその電位を取ることができるようになってい
る。図3に、加速度センサ100により加速度検出を行
う場合の回路構成を示す。基準コンデンサCrは、加速
度センサ100に直列接続されており、基準コンデンサ
Crは、加速度センサ100の容量(加速度が生じてい
ないときの)と同程度の容量を有する。容量−電圧変換
回路(以下、C−V変換回路30という)は、スイッチ
トキャパシタンス型の回路であって、円筒状コンデンサ
の容量を電圧に変換する。
【0016】コンパレータ40は、C−V変換回路30
により変換された電圧(以下、変換電圧という)を基準
電圧Vrefと比較して、「変換電圧」>「基準電圧V
ref」であるならば、ハイレベル信号を出力する。一
方、コンパレータ40は、「変換電圧」<「基準電圧V
ref」であるならばローレベル信号を出力する。但
し、基準電圧発生器は、基準電圧Vrefの電圧レベル
を調節可能になっている。
により変換された電圧(以下、変換電圧という)を基準
電圧Vrefと比較して、「変換電圧」>「基準電圧V
ref」であるならば、ハイレベル信号を出力する。一
方、コンパレータ40は、「変換電圧」<「基準電圧V
ref」であるならばローレベル信号を出力する。但
し、基準電圧発生器は、基準電圧Vrefの電圧レベル
を調節可能になっている。
【0017】以下、このように構成された本実施形態の
作動につき説明する。先ず、加速度センサ100にはそ
の入力端子(図3にて符号a参照)から搬送波として矩
形波電圧が印加され、この矩形波電圧と逆位相の矩形波
電圧が搬送波として基準コンデンサCrの入力端子(図
3にて符号b参照)に印加される。そして、加速度が基
板20に水平に生じると、おもり可動電極12は、図4
(a)に示す状態から図4(b)に示す状態に変位す
る。
作動につき説明する。先ず、加速度センサ100にはそ
の入力端子(図3にて符号a参照)から搬送波として矩
形波電圧が印加され、この矩形波電圧と逆位相の矩形波
電圧が搬送波として基準コンデンサCrの入力端子(図
3にて符号b参照)に印加される。そして、加速度が基
板20に水平に生じると、おもり可動電極12は、図4
(a)に示す状態から図4(b)に示す状態に変位す
る。
【0018】因みに、加速度が基板20に水平に生じる
ときの運動系は、図5に示すように、バネ定数kのバネ
(梁部13)、質量mのおもり可動電極12によって構
成される。加速度aによりおもり可動電極12が変位し
たとき、梁部13によるバネ力をFk(=k・x)とす
ると、数式1の関係が成立する。
ときの運動系は、図5に示すように、バネ定数kのバネ
(梁部13)、質量mのおもり可動電極12によって構
成される。加速度aによりおもり可動電極12が変位し
たとき、梁部13によるバネ力をFk(=k・x)とす
ると、数式1の関係が成立する。
【0019】
【数1】m・a=Fk そして、上述したおもり可動電極12の変位に伴い、お
もり可動電極12−固定電極14間に形成される円筒状
コンデンサ(以下、円筒状コンデンサという)の容量が
変化する。円筒状コンデンサの容量は、おもり可動電極
12が固定電極14の内側の円筒状空間の中心e(図6
参照)から固定電極14に近づく程増加する。この円筒
状コンデンサの容量をCとすると、数2の式で表され
る。
もり可動電極12−固定電極14間に形成される円筒状
コンデンサ(以下、円筒状コンデンサという)の容量が
変化する。円筒状コンデンサの容量は、おもり可動電極
12が固定電極14の内側の円筒状空間の中心e(図6
参照)から固定電極14に近づく程増加する。この円筒
状コンデンサの容量をCとすると、数2の式で表され
る。
【0020】
【数2】C=(2πh・ε0 ・ε)/cosh-1
{(f2 +g2 −X2 )/2fg)} 但し、符号ε0 は誘電率を示し、符号εは比誘電率を示
し、符号fは固定電極14の内側の円筒状空間の半径を
示し(図6参照)、符号hは固定電極14の板厚を示
す。そして、符号gはおもり可動電極12の半径を示
し、符号kは可動電極12の径方向中心を示し、符号X
はおもり可動電極12が変位したときの固定電極14の
中心eと可動電極12の中心kとの間の寸法を示す。そ
して、図7にて、変位寸法Xと円筒状コンデンサの容量
との関係を示す。
{(f2 +g2 −X2 )/2fg)} 但し、符号ε0 は誘電率を示し、符号εは比誘電率を示
し、符号fは固定電極14の内側の円筒状空間の半径を
示し(図6参照)、符号hは固定電極14の板厚を示
す。そして、符号gはおもり可動電極12の半径を示
し、符号kは可動電極12の径方向中心を示し、符号X
はおもり可動電極12が変位したときの固定電極14の
中心eと可動電極12の中心kとの間の寸法を示す。そ
して、図7にて、変位寸法Xと円筒状コンデンサの容量
との関係を示す。
【0021】このように加速度によって円筒状コンデン
サの容量が変化すると、この変化容量を、C−V変換回
路30は電圧に変換する。すると、この変換された電圧
(以下、変換電圧という)をコンパレータ40は基準電
圧Vrefと比較して、「変換電圧」>「基準電圧Vr
ef」であるならば、ハイレベル信号を出力する。これ
により、所定値以上の加速度が生じたことが検出される
ことになる。
サの容量が変化すると、この変化容量を、C−V変換回
路30は電圧に変換する。すると、この変換された電圧
(以下、変換電圧という)をコンパレータ40は基準電
圧Vrefと比較して、「変換電圧」>「基準電圧Vr
ef」であるならば、ハイレベル信号を出力する。これ
により、所定値以上の加速度が生じたことが検出される
ことになる。
【0022】以上説明したように、加速度でもって円筒
状コンデンサの容量が変化し、この変化容量をC−V変
換回路30が電圧に変換する。この変換電圧をコンパレ
ータ40が基準電圧Vrefと比較し、この比較結果で
もって所定値以上の加速度が検出される。この場合、加
速度は、上述の如く、円筒状コンデンサの容量の変化で
もって検出されるので、加速度の検出を良好に行うこと
ができる。
状コンデンサの容量が変化し、この変化容量をC−V変
換回路30が電圧に変換する。この変換電圧をコンパレ
ータ40が基準電圧Vrefと比較し、この比較結果で
もって所定値以上の加速度が検出される。この場合、加
速度は、上述の如く、円筒状コンデンサの容量の変化で
もって検出されるので、加速度の検出を良好に行うこと
ができる。
【0023】さらに、上記加速度センサ装置において
は、所定値以上の加速度が生じたときにコンパレータ4
0がハイレベル信号を出力するように構成されている
が、その加速度検出を行う為の加速度センサ100の容
量変化は、センサ形状の出来ばえによって左右される。
そこで、コンパレータ40に入力される(基準電圧発生
器からの)基準電圧Vrefの値を調節すれば、所望の
加速度が検出可能になる。
は、所定値以上の加速度が生じたときにコンパレータ4
0がハイレベル信号を出力するように構成されている
が、その加速度検出を行う為の加速度センサ100の容
量変化は、センサ形状の出来ばえによって左右される。
そこで、コンパレータ40に入力される(基準電圧発生
器からの)基準電圧Vrefの値を調節すれば、所望の
加速度が検出可能になる。
【0024】また、図8及び図9に示すように、固定電
極14の円周側面16の近傍にて、3個の円柱状接触防
止部材24を設けるようにしてもよい。各円柱状接触防
止部材24は、基板20の表面20aに絶縁膜23を介
して固定されており、各円柱状接触防止部材24は、予
想される加速度(50G)以上の加速度が生じたときこ
の加速度によりおもり可動電極12が固定電極14に接
触することを防止する。
極14の円周側面16の近傍にて、3個の円柱状接触防
止部材24を設けるようにしてもよい。各円柱状接触防
止部材24は、基板20の表面20aに絶縁膜23を介
して固定されており、各円柱状接触防止部材24は、予
想される加速度(50G)以上の加速度が生じたときこ
の加速度によりおもり可動電極12が固定電極14に接
触することを防止する。
【0025】これにより、加速度センサ100への矩形
波電圧が固定電極14を介してC−V変換回路30に印
加されることで生じるこのC−V変換回路の不具合(故
障)の発生を防止し得る。なお、接触防止部材24とし
ては、上述した各円柱状部材に代えて、固定電極14の
円周側面16に薄膜状絶縁部材を形成してもよい。さら
に、図10に示すように、コンパレータ40からの出力
信号をホールド回路50でもってホールドするようにす
れば、パソコン等の精密機械にこの加速度センサ装置を
取り付けてた場合には、その機械が壊れた場合、加速度
センサ装置の状態を調べることによって、衝撃等の加速
度が生じて壊れたか否かを知ることができる。
波電圧が固定電極14を介してC−V変換回路30に印
加されることで生じるこのC−V変換回路の不具合(故
障)の発生を防止し得る。なお、接触防止部材24とし
ては、上述した各円柱状部材に代えて、固定電極14の
円周側面16に薄膜状絶縁部材を形成してもよい。さら
に、図10に示すように、コンパレータ40からの出力
信号をホールド回路50でもってホールドするようにす
れば、パソコン等の精密機械にこの加速度センサ装置を
取り付けてた場合には、その機械が壊れた場合、加速度
センサ装置の状態を調べることによって、衝撃等の加速
度が生じて壊れたか否かを知ることができる。
【0026】また、上記した実施形態においては、二次
元平面内において多方向の加速度を検出するものを示し
たが、一方向の加速度を検出するようにしてもよい。こ
の場合の構成を図11に示す。(a)は平面図、(b)
は(a)中のX−X断面図である。なお、この図11
(a)、(b)において、図1、図2に示すものと対応
する構成部分には同一符号を付している。
元平面内において多方向の加速度を検出するものを示し
たが、一方向の加速度を検出するようにしてもよい。こ
の場合の構成を図11に示す。(a)は平面図、(b)
は(a)中のX−X断面図である。なお、この図11
(a)、(b)において、図1、図2に示すものと対応
する構成部分には同一符号を付している。
【0027】この場合には、おもり可動電極12の側面
12a及び固定電極14の側面16間に、長方形状コン
デンサが形成され、図の矢印方向に加速度が生じると、
長方形状コンデンサの容量が変化して加速度が生じたこ
とが検出される。また、このような一方向の加速度を検
出するものとしては、図12(a)に示すように、おも
り可動電極12を両側のアンカ部11に梁部13で支え
た両持ち構造のもの、あるいはおもり可動電極12を図
12(b)に示す形状の梁部13で支持するようにした
ものであってもよい。
12a及び固定電極14の側面16間に、長方形状コン
デンサが形成され、図の矢印方向に加速度が生じると、
長方形状コンデンサの容量が変化して加速度が生じたこ
とが検出される。また、このような一方向の加速度を検
出するものとしては、図12(a)に示すように、おも
り可動電極12を両側のアンカ部11に梁部13で支え
た両持ち構造のもの、あるいはおもり可動電極12を図
12(b)に示す形状の梁部13で支持するようにした
ものであってもよい。
【0028】さらに、上記した実施形態においては、ア
ンカー部11、おもり可動電極12、梁部13、固定電
極14及び基板10としてシリコンを用いるものを示し
たが、これに限らず、シリコンガラス若しくは金属等の
材料を用いてもよい。なお、図13(a)(b)に示す
ピエゾ抵抗型加速度センサ100Aでは、そのセンサ出
力が加速度センサの形状の出来ばえによって左右され
る。しかし、図14に示すように、ピエゾ抵抗型加速度
センサ100A及びリファレンス抵抗の共通端子の電位
を、基準電圧Vrefとコンパレータ40でもって比較
するように構成し、加速度センサの形状の出来ばえに応
じて基準電圧Vrefの値を調節すれば、所望の加速度
を検出し得る。なお、符号13aはピエゾ抵抗を示す。
ンカー部11、おもり可動電極12、梁部13、固定電
極14及び基板10としてシリコンを用いるものを示し
たが、これに限らず、シリコンガラス若しくは金属等の
材料を用いてもよい。なお、図13(a)(b)に示す
ピエゾ抵抗型加速度センサ100Aでは、そのセンサ出
力が加速度センサの形状の出来ばえによって左右され
る。しかし、図14に示すように、ピエゾ抵抗型加速度
センサ100A及びリファレンス抵抗の共通端子の電位
を、基準電圧Vrefとコンパレータ40でもって比較
するように構成し、加速度センサの形状の出来ばえに応
じて基準電圧Vrefの値を調節すれば、所望の加速度
を検出し得る。なお、符号13aはピエゾ抵抗を示す。
【図1】本発明の一実施形態に係る加速度センサの平面
図である。
図である。
【図2】図1中の2−2断面図である。
【図3】図1に示す加速度センサにより加速度検出を行
う回路構成を示す図である。
う回路構成を示す図である。
【図4】(a)及び(b)は加速度センサの作動を説明
する為の加速度センサの平面図である。
する為の加速度センサの平面図である。
【図5】おもり可動電極に加わる力m・aとバネ力Fk
との関係を説明するためのモデル図である。
との関係を説明するためのモデル図である。
【図6】(a)は加速度センサの容量変化を説明する為
の加速度センサの概略平面図、(b)は加速度センサの
概略断面図である。
の加速度センサの概略平面図、(b)は加速度センサの
概略断面図である。
【図7】変位xと加速度センサの容量との関係を示す図
である。
である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る接触防止部材を示
す加速度センサの概略平面図である。
す加速度センサの概略平面図である。
【図9】図8中の9−9断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る加速度センサに
より加速度検出を行う回路構成を示す図である。
より加速度検出を行う回路構成を示す図である。
【図11】(a)は本発明の他の実施形態に係る加速度
センサの構成を示す平面図、(b)は図11(a)中の
X−X断面図である。
センサの構成を示す平面図、(b)は図11(a)中の
X−X断面図である。
【図12】(a)及び(b)は 本発明の他の実施形態
に係る加速度センサの構成を示す平面図である。
に係る加速度センサの構成を示す平面図である。
【図13】(a)は本発明の他の実施形態に係る加速度
センサの構成を示す平面図、(b)は、図13(a)中
のY−Y断面図である。
センサの構成を示す平面図、(b)は、図13(a)中
のY−Y断面図である。
【図14】ピエゾ抵抗型加速度センサにより加速度検出
を行う回路構成を示す図である。
を行う回路構成を示す図である。
11…アンカー部、12…可動電極、12…おもり可動
電極、13…梁部、14…固定電極、20…基板、30
…C−V変換回路、40…コンパレータ。
電極、13…梁部、14…固定電極、20…基板、30
…C−V変換回路、40…コンパレータ。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板(20)と、 前記基板上に固定されたアンカー部(11)と、 おもり可動電極(12)と、 一端が前記アンカー部に固定され、他端が前記おもり可
動電極に固定されており、前記基板の表面と平行な方向
に加速度が生じたとき、弾性変形して、前記おもり可動
電極を前記基板の表面と平行な方向に変位させるバネ部
(13)と、 前記基板上に前記おもり可動電極と対向して固定され、
前記おもり可動電極とにより容量を形成する固定電極
(14)と、 前記おもり可動電極と前記固定電極とにより形成される
容量の変化に基づいて前記加速度を検出する検出手段
(Cr、30、40)とを備えたことを特徴とする加速
度センサ装置。 - 【請求項2】 前記検出手段は、 前記可動電極と前記固定電極によって形成される容量を
電圧に変換する容量−電圧変換回路(30)と、 前記容量−電圧変換回路によって変換された電圧と基準
電圧とを比較しセンサ信号を出力する比較回路(40)
とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の加速度セ
ンサ装置。 - 【請求項3】 前記可動電極及び前記固定電極の一方に
は基準コンデンサの一側端子が接続されており、 前記可動電極及び前記固定電極の他方と前記基準コンデ
ンサの他側端子と双方には、互いに逆相の搬送波電圧が
それぞれ印加されており、 前記容量−電圧変換回路は、前記可動電極及び前記固定
電極の前記一方に接続されていることを特徴とする請求
項2に記載の加速度センサ装置。 - 【請求項4】 前記おもり可動電極に接触されて前記お
もり可動電極が前記固定電極に接触することを防止する
接触防止手段(24)を備えたことを特徴とする請求項
3に記載の加速度センサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112796A JP2000304766A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 加速度センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11112796A JP2000304766A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 加速度センサ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000304766A true JP2000304766A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14595744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11112796A Pending JP2000304766A (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 加速度センサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000304766A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1519197A1 (en) * | 2003-09-26 | 2005-03-30 | STMicroelectronics S.r.l. | Planar inertial sensor, in particular for portable devices having a stand-by function |
JP2006093114A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-04-06 | Lucent Technol Inc | Memsに基づく内部スイッチ |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11112796A patent/JP2000304766A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1519197A1 (en) * | 2003-09-26 | 2005-03-30 | STMicroelectronics S.r.l. | Planar inertial sensor, in particular for portable devices having a stand-by function |
US7252002B2 (en) | 2003-09-26 | 2007-08-07 | Stmicroelectronics S.R.L. | Planar inertial sensor, in particular for portable devices having a stand-by function |
JP2006093114A (ja) * | 2004-08-16 | 2006-04-06 | Lucent Technol Inc | Memsに基づく内部スイッチ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050519 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |