JP2000304512A - 幅測定装置 - Google Patents

幅測定装置

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JP2000304512A
JP2000304512A JP11129399A JP12939999A JP2000304512A JP 2000304512 A JP2000304512 A JP 2000304512A JP 11129399 A JP11129399 A JP 11129399A JP 12939999 A JP12939999 A JP 12939999A JP 2000304512 A JP2000304512 A JP 2000304512A
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JP11129399A
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Yukinobu Kurokawa
行修 黒川
Yoichi Hayata
洋一 早田
Akihiro Hashimoto
明裕 橋本
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い領域に多数の長尺状被測定物があり、かつ
この長尺状被測定物が走行する際に被測定物の幅が測定
可能なテープ幅測定装置を提供し、高価なレーザ測長器
を使用することなく非接触でかつ連続して光学的に測定
する幅測定装置を提供する。 【解決手段】走行する長尺状被測定物の一方にあって、
長尺状被測定物の幅方向にこの長尺状被測定物の幅より
広い範囲でレーザ光を扇状に投光する発光体と、この長
尺状被測定物の他方にあって、発光体から投光される扇
状のレーザ光の長尺状被測定物によって遮蔽されない両
端部のレーザ光をそれぞれ受光してその光量を検出する
受光体の対と、前記発光体および前記受光体の対のうち
少なくとも前記受光体の対を固定する測定支持台と、こ
の一対の受光体が受光したそれぞれの光量から長尺状被
測定物の幅を演算する演算手段とを有する幅測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速で走行する長
尺状被測定物の幅の変動を測定する幅測定装置の技術分
野に属し、特に、幅の広いテープ素材をスリッタで裁断
する際に、裁断されたテープが所定の幅に裁断されてい
ることを測定するテープの幅測定装置の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープレコーダ、VTR等の
磁気記録再生装置に使用される磁気テープ等を幅の広い
素材から数十本ないし百数十本にスリッタで裁断して、
個々の磁気テープとして巻き取る磁気テープのスリッタ
装置が知られている。この磁気テープのスリッタ装置で
裁断された磁気テープの幅の変動を光学的に測定するテ
ープ幅測定装置は、特開平7−182724号公報、特
開平8−327330号公報およびこの特開平8−32
7330号公報に従来技術として記載されている株式会
社小坂研究所製のZDR型等で公知となっていた。
【0003】しかし、特開平7−182724号公報お
よび特開平8−327330号公報に開示されているテ
ープ幅測定装置は、スリッタ装置で裁断して巻取られた
磁気テープの幅の変動を別のテープ幅測定装置で測定す
るものであって、スリッタ装置で裁断された直後の磁気
テープの幅をインラインで裁断直後に測定するものでは
ない。
【0004】また、株式会社小坂研究所製のZDR型
は、特開平8−327330号公報に記載されているよ
うに、「こうした従来の測定装置は、既存の磁気テープ
の幅測定装置には支障なく適用できるが、信号記録密度
がさらに高度化されたものにおいては、テープ側縁の真
直度の許容範囲が小さく、(中略)適用できない。テー
プ側縁の真直度の周期的な変動に関しても、従来装置で
は100mm前後の周期で観察するのが限度であり、よ
り小さい周期に対しては信頼性が低い。」ものである。
【0005】ここで、特開平7−182724号公報お
よび特開平8−327330号公報に開示されているテ
ープ幅測定装置をもう少し詳細に説明する。特開平7−
182724号公報に開示されている発明は、スリッタ
装置で裁断した直後の高速で走行する磁気テープの幅の
変動(およびテープの真直度)を測定するものではな
く、ゆっくり走行するテープのテープ幅の変動とテープ
の真直度(ウェービング)の測定に加えて、走行するテ
ープの上下変動(走行するテープの上下方向の移動)を
も測定しようとするものであって、3個の光学的な測定
器を使用してテープ幅変動とウェービングおよび上下変
動を測定するものである。
【0006】そして、この特開平7−182724号公
報に開示されたテープ測定装置において、走行テープの
テープ幅変動とウェービング(テープの真直度)を測定
する部分の基本的な構成は、図5に示すように、2個の
測定器40、41の投光部42、43からテープの幅方
向の線状に投射されたレーザ光44、45は、テープT
によってその一部が遮断され、遮断されなかった光のみ
が受光部46、47で受光される。そして、この受光部
46、47で受光された光量を検出し、演算装置48で
演算してテープ幅変動とウェービング(テープの真直
度)を算出するものである。
【0007】また、特開平8−327330号公報に開
示されている発明は、固定されたテープに所定のテンシ
ョンを与え、この所定のテンションで張られて静止して
いるテープTに平行に移動するレーザ測長器でテープ幅
変動とテープの真直度を測定するものであって、図6に
示すように、レーザ測長器50の投光部51から投射さ
れたレーザ光はテープTによってその一部が遮断され、
遮断されなかった光のみが受光部53で受光される。そ
して、この受光部53で受光した光の位置を測定し、演
算装置54で仮想基準位置PからテープTの一方の側縁
Sまでの距離Xとテープの幅Bを算出して、テープ幅変
動とテープの真直度を測定するものである。
【0008】これらの従来技術は、いずれも静止したテ
ープやゆっくり走行するテープのテープ幅変動等を測定
する場合、比較的精度の高いものであるが、スリッタ装
置で裁断された直後の高速で走行するテープの測定に
は、より適した技術が望まれている。
【0009】また、これらの従来技術に使用されるレー
ザ測長器は、形状がかなり大きいために、幅の広い素材
から数十本ないし百数十本にスリッタで裁断された磁気
テープのように、狭い領域に多数の被測定物があるとき
には、これらの被測定物をインラインで同時に測定する
ことは困難であり、インラインで全数を連続的に測定す
ることは実質的に不可能であった。仮に、あえてインラ
インで測定しようとする場合には、裁断後の磁気テープ
の搬送経路に、その分のスペースを確保しなければなら
ず、場合によっては、スペースを確保するために磁気テ
ープの搬送経路自体を変更する必要があった。また、た
とえ裁断後の磁気テープの搬送経路に、スペースを確保
して被測定物をインラインで同時に測定することが可能
となったとしても、磁気テープの搬送を開始する際に裁
断された複数の磁気テープがロールに巻き取られるよう
に、磁気テープを搬送経路に配置する初期作業を行なう
作業スペースや偶然磁気テープが切断した場合、切断し
た部分の磁気テープを接続する等の補修処置を作業者が
行なえる作業スペースが必要であり、このような作業ス
ペースを実際確保することは困難であった。
【0010】また、テープ幅の測定装置として使用する
レーザ測長器(レーザ外径測定器)は比較的高価であ
り、市販されているレーザ測長器は、40mmの幅を測
定するものの場合、1個が数十万円程度の価格となり、
数十本ないし百数十本に裁断されたテープ各々に対応し
て、インラインでテープ幅を測定するには膨大な費用を
必要とする。一方、安価なレーザー素子およびフォトダ
イオードを用いると、熱による出力電圧の熱ドリフトに
よって、測定誤差が大きくなり、安定したテープ幅の測
定が困難であった。また、レーザ測長器、特にレーザ外
径測定器は、投光されるレーザ光をテープの幅方向に走
査しているため、テープが高速で走行している場合に
は、テープ幅の測定点は、レーザ光の走査の1周期に2
回のみの点となり、実質的にサンプリング周期となって
連続的な測定はできなかった。しかも、高速走行するテ
ープの場合、テープ長手方向の測定位置がテープ左右で
異なるため、テープ幅を正確に測れなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消し、例えば狭い領域に多数のテープが
あり、かつこのテープが高速で走行する磁気テープのス
リッタ装置等に適用可能であり、高価なレーザ測長器、
特にレーザ外径測定器を使用することなく、測定誤差の
少ない、非接触でかつ連続して光学的に測定することの
できる幅測定装置を提供することを第1の目的とする。
さらに、本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、例
えば狭い領域に多数の磁気テープがあっても、作業者の
行なえる作業スペースを確保しつつ、レーザ測長器、特
にレーザ外径測定器等のような高価なものを使用するこ
となく、測定誤差が少なく製作コストを低減した、非接
触でかつ連続して光学的に測定することのできる幅測定
装置を提供することを第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明における第1の態様は、走行する長尺
状被測定物の一方にあって、前記長尺状被測定物の幅方
向に前記長尺状被測定物の幅より広い範囲でレーザ光を
扇状に投光する発光体と、前記長尺状被測定物の他方に
あって、前記発光体から投光される扇状のレーザ光の前
記長尺状被測定物によって遮蔽されない両端部のレーザ
光をそれぞれ受光してその光量を検出する一対の受光体
と、前記発光体と前記一対の受光体とを一組として固定
する測定支持台と、この一対の受光体が受光したそれぞ
れの光量から長尺状被測定物の幅を演算する演算手段と
を有することを特徴とする幅測定装置を提供するもので
ある。
【0013】ここで、前記発光体と前記一対の受光体
は、所定の幅を有する校正ゲージを配置した校正位置に
一体となって移動され位置決めされた後、前記発光体か
ら投光される扇状のレーザ光のうち、前記校正ゲージに
よって遮蔽されない両端部のレーザ光をそれぞれ受光し
て前記発光体および前記一対の受光体の校正を行う校正
手段が付加された幅測定装置であることが好ましく、前
記長尺状被測定物は、スリッタで裁断した直後の磁気テ
ープであることが好ましい。また、前記演算手段は、前
記一対の受光体が受光したそれぞれの光量を加算して長
尺状被測定物の幅の増減を測定することが好ましく、前
記発光体と前記一対の受光体とを固定した前記測定支持
台の前記長尺状被測定物の走行方向の前後に、走行する
前記長尺状被測定物のカッピングを除去するカッピング
除去バーを設置することが好ましい。
【0014】さらに、前記測定支持台は、複数本並列し
て走行する前記長尺状被測定物に対応して、前記発光体
と前記一対の受光体とを一組として、複数組を並列して
固定配置することが好ましく、また、複数本並列して走
行する前記長尺状被測定物に対応して、前記発光体と前
記一対の受光体とを組にして、複数組を並列して固定配
置した測定支持台を有し、前記校正手段は、並列配置さ
れた前記発光体と前記一対の受光体との複数組に対応し
て前記測定支持台にそれぞれ配置されることが好まし
い。加えて、前記発光体は、輝度安定性のよいAPC
(Auto Power Control) 機能を具備していることが好ま
しい。
【0015】前記第2の目的を達成するために、本発明
の第2の態様は、複数の長尺状被測定物の一方にあっ
て、前記長尺状被測定物の幅方向にレーザ光が扇状に拡
がって、前記複数の長尺状被測定物のうち、並走してい
る少なくとも2本の幅全体を投光する単一の発光体と、
前記長尺状被測定物の他方にあって、前記発光体から投
光される扇状のレーザ光の前記長尺状被測定物によって
遮蔽されない両端部のレーザ光をそれぞれ受光してその
光量を検出する前記複数の長尺状被測定物に対応した複
数の受光体の対と、この複数の受光体の対を前記長尺状
被測定物の幅方向に並列して固定する測定支持台と、前
記複数の受光体の対が受光したそれぞれの光量から前記
複数の長尺状被測定物各々の幅を演算する演算手段とを
有することを特徴とする幅測定装置を提供するものであ
る。
【0016】その際、前記発光体は、前記長尺状被測定
物の幅方向に扇状に投光するレーザ光の輝度分布が均一
であることが好ましく、あるいは、前記演算手段は、前
記長尺状被測定物の幅を演算する際に、前記長尺状被測
定物の幅方向に扇状に拡がる前記レーザ光の前記幅方向
の輝度分布とこのレーザ光を受光する前記受光体の前記
幅方向の位置とから輝度値を得て、前記長尺状被測定物
の幅の値を補正する輝度分布補正を行なうのが好まし
い。また、前記受光体の対は、所定の幅を有する校正ゲ
ージを配置した校正位置に複数個の前記受光体の対が一
体となって移動され位置決めされた後、前記発光体から
投光される扇状のレーザ光のうち、前記校正ゲージによ
って遮蔽されない両端部のレーザ光をそれぞれ受光して
前記複数個の受光体の対の校正を行う校正手段が付加さ
れるのが好ましく、さらに前記校正ゲージによる校正の
際、前記校正ゲージを長尺状被測定物として前記輝度分
布補正を行なうのが好ましい。また、前記発光体は、前
記校正手段で受光体の対の校正を行う際、前記測定支持
台とともに一体となって移動してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の態様に係る
幅測定装置について、添付の図面に示される好適実施例
をもとに詳細に説明する。なお、同一の部品や部材が複
数用いられている場合、同一の参照番号を付すととも
に、同一の部品であっても配置される位置の異なるもの
は、参照番号の後にa,b,c等の添字を設けて区別す
る。図1は本発明の第1の態様に係る幅測定装置を適用
したテープ幅測定装置の一実施例を概念的に示す正面図
であり、図2は図1の平面図、図3は測定ブロックの要
部を示す図1のA−A断面図、図4は測定ブロックの校
正方法を示す断面図である。以下においては、本発明の
第1の態様に係る幅測定装置を磁気テープなどのテープ
幅を測定するためのテープ幅測定装置に適用した例を代
表例として説明するが、本発明はこれに限定されるわけ
ではない。
【0018】本発明の第1の態様に係る幅測定装置の一
実施例であるテープ幅測定装置が適用されるスリッタ装
置は、図1に示すように、テープレコーダ、VTR等の
磁気記録再生装置に使用される磁気テープ等を幅の広い
素材として巻き取られた素材ロール1と、この素材ロー
ル1から引き出された幅の広い素材2を、たとえばVH
S用のビデオテープの場合には12.650mmの幅の
テープTにスリッタ3で裁断して、個々の磁気テープ4
として巻き取られて磁気テープのロール5となるように
構成されている。
【0019】これらテープTのテープ幅は、テープTの
用途に応じて±数μmの範囲で管理されており、テープ
幅測定装置6は、テープ幅の変動がこの許容誤差内にな
るように裁断されていることを確認するために使用する
ものであって、スリッタ3の直後に設けられている。
【0020】スリッタ3で裁断された個々の磁気テープ
4は、図2に平面的に示すように、並列して走行する多
数の磁気テープ4の1本毎に上段に位置する上段の磁気
テープ4a、中段に位置する中段の磁気テープ4bおよ
び下段に位置する下段の磁気テープ4cに分けて搬送さ
れ、それぞれ上段のテープ幅測定装置6a、中段のテー
プ幅測定装置6b、下段のテープ幅測定装置6cによっ
てテープ幅の変動が検出される。そして、これらのテー
プ幅測定装置6a、6b、6cの前後には、テープ幅を
測定する際に個々の磁気テープ4a、4b、4cのカッ
ピングを除去する周知のカッピング除去バー7a、7
b、7cおよび8a、8b、8cが設けられている。
【0021】以下、テープ幅測定装置6を図面に基づい
て詳細に説明する。図3は測定ブロックの要部を示すも
ので、図1に示すように、テープの走行方向に直角にA
−A線で切断した断面図である。図において、テープ幅
測定装置6は、上部に設けられた発光体であるレーザ素
子10と下部に設けられた一対の受光体であるフォトダ
イオード11、12とからなっており、このレーザ素子
10と一対のフォトダイオード11、12を一組として
固定して測定ブロック14を形成し、測定支持台17を
構成している。
【0022】このレーザ素子10は、発振したレーザ光
を線状に投光するように、非球面のコリメータレンズと
ロッドレンズによって扇状のレーザ光15に変換して投
射するもので、テープTの幅方向すなわちテープの走行
方向に直交する方向(図3の左右方向)に扇状のレーザ
光15を投射し、投光される扇状のレーザ光15の幅が
テープTの幅よりわずかに広くなるように上下方向の位
置を位置決めして固定されている。
【0023】この扇状のレーザ光15は、レーザ素子1
0と一対のフォトダイオード11、12の間を走行する
テープTによって遮断され、テープTの外側に投射され
た光のみが一対のフォトダイオード11、12に到達し
て、一対のフォトダイオード11、12でこの光量を検
出する。この一対のフォトダイオード11、12で検出
された光量は、演算手段16を有するコンピュータに伝
達されて、後述するように、テープ幅の変動および真直
度が求められ、あるいはそのデータが記憶装置に記憶さ
れる。
【0024】図1および図2に示すように、このように
して構成された測定ブロック14からなるテープ幅測定
装置6は、テープが複数本並列して走行する個々の磁気
テープ4のそれぞれに対応して設けられる。すなわち、
上段に位置する上段のテープ4aには、それぞれのテー
プ4aに対応するレーザ素子10と一対のフォトダイオ
ード11、12とから形成される複数個の測定ブロック
14が形成される。この上段のテープ幅測定装置6aの
前後には、スリッタ装置の全幅を通して設けられたカッ
ピング除去バー7aおよび8aが配置されており、テー
プ幅測定装置6の位置におけるテープ4aにカッピング
が生じることを防止している。また、カッピング除去バ
ー7aおよび8aは、磁気テープ4aのテープ面に垂直
方向の変動も防止している。そして、テープ幅測定装置
6aで測定された磁気テープ4aは、磁気テープのロー
ル5aとしてリールに巻き取られる。
【0025】テープ幅測定装置6bおよび下段のテープ
幅測定装置6cにおいても、上段のテープ幅測定装置6
aと同様に、中段に位置する中段のテープ4bおよび下
段に位置する下段の磁気テープ4cそれぞれに対応し
て、レーザ素子10と一対のフォトダイオード11、1
2とから複数個の測定ブロック14が形成される。そし
て、この中段のテープ幅測定装置6bおよび下段のテー
プ幅測定装置6cの前後には、それぞれスリッタ装置の
全幅を通して設けられたカッピング除去バー7b、8b
および7c、8cが配置されている。なお、テープ幅測
定装置6は、上段、中段および下段の3段構成とされる
が、本発明における幅測定装置において3段構成に限ら
れず、2段や4段等の構成であってもよい。
【0026】図3から明らかなように、フォトダイオー
ド11、12にレーザ素子10からの扇状のレーザ光1
5が投射される部分とテープTによって遮断されてレー
ザ光15が投射されない部分との境界線Lをフォトダイ
オード11、12の受光素子のほぼ中央に位置すること
によって、境界線Lの移動すなわちテープの側縁の変動
を受光量の変化として検出することができる。そして、
一対のフォトダイオード11、12の感度を同じにし
て、境界線Lの移動による受光量の変化によってフォト
ダイオード11、12に生じる電圧の変化が一致するよ
うに双方のフォトダイオード11、12の出力を調整す
ることによって、同じ量の境界線Lの移動すなわちテー
プの側縁の変動を同じ量の電圧の変化として正確に検出
するフォトダイオード11、12の対を得ることができ
る。一方、予め種々のテープ幅とフォトダイオード1
1、12の受光量による出力電圧との関係を測定して求
め(必ずしも比例関係にあるとは限らない)、検量線を
作っておき、演算手段16に取り込んでおく。
【0027】このような場合、たとえば図3においてテ
ープTが幅寸法が変化することなくわずかに右方向に移
動したときには、右側のフォトダイオード11の受光量
が減少し、その出力の電圧もテープTの移動量に対応し
て減少する。一方、左側のフォトダイオード12の受光
量はテープTの移動量に対応して増加するので、右側の
フォトダイオード11で減少した受光量と同量の受光量
が増加し、その出力もテープTの移動量に対応して増加
し、右側のフォトダイオード11で減少した電圧と同量
の電圧が増加する。
【0028】また、右側のテープの側縁のみが右方向に
移動してテープTの幅寸法がその移動量だけ増加したと
きには、右側のフォトダイオード11の出力のみが移動
量に対応して減少し、左側のフォトダイオード12の出
力は変動しない。そこで、フォトダイオード11、12
の出力電圧を演算手段16に取り込み、前述の検量線を
用いることで、テープTのスリット後のテープ幅の実測
が可能となる。
【0029】つまり、テープ幅測定装置6では、テープ
Tの幅寸法の減少量が、演算手段16によって右側のフ
ォトダイオード11の出力と左側のフォトダイオード1
2の出力を加算し、前述の検量線を用いることで求めら
れる。また、右側のフォトダイオード11の出力から左
側のフォトダイオード12の出力を減算して2分の1に
し、この値に基づいてテープTの中央の左側への移動量
を求めることもできる。もちろん、テープTの右側また
は左側の側縁の移動量(テープの側縁の真直度)は、テ
ープTの中央の移動量にテープTの幅寸法の2分の1を
加減算することによって求めることもできる。そして、
この測定値は、所定の時間間隔、たとえば2msec毎
に採取されて、演算手段16で演算されてテープ幅およ
び真直度の実測値として出力され、あるいはコンピュー
タを通して記憶装置に記憶される。
【0030】本実施例のテープ幅測定装置6は、上述し
たように、発光体として扇状のレーザ光を投射する半導
体レーザ素子を使用し、受光体としてフォトダイオード
を使用しているので、非常に安価に製造することができ
る。しかし、安価な部品を構成要素として使用している
ので、外部の環境によって測定値に誤差が生じることは
避けられない。特に、フォトダイオードは、温度によっ
て特性が変化するので、長時間連続運転している間に周
囲の温度に変化が生じると、測定値に誤差が生じること
になる。
【0031】これを防止するために、本実施例のテープ
幅測定装置6では、測定値の誤差が許容範囲内にある間
に、図4に示すように、それぞれの測定ブロック14の
測定値を一括して校正している。ここで、実線で描かれ
ているレーザ素子10およびフォトダイオード11、1
2の位置は、テープTの幅および真直度を測定する位置
すなわち測定位置に描かれており、これらのレーザ素子
10およびフォトダイオード11、12によって形成さ
れる測定ブロック14は、複数本のテープTに対応して
複数個設けられている。なお、図3では、裁断された一
本のテープTに対して、レーザ素子10の設置個数を一
個とし、レーザ素子10より投光するレーザ光を扇状と
して説明したが、必ずしもこれに限られるものではな
く、レーザ光の投光形状は、例えば図5に示すような形
状であってもよいし、レーザ素子一個で、複数本のテー
プTにレーザ光を投光させてもよい。
【0032】この複数本のテープTの右側には、それぞ
れの測定ブロック14の測定値を校正するための校正ゲ
ージとなる基準ゲージ20が固定されている。この基準
ゲージ20は、テープの裁断される幅(基準寸法)に正
確に一致するように製作されたもので、必要に応じてそ
の誤差も図示しないコンピュータに記憶されている。測
定ブロック14は、所定の時間間隔またはテープ1巻の
巻き取り終了毎に、あるいは数分〜10数分の間隔で測
定ブロック14によるテープTの測定を中断して、測定
支持台17の移動によって一斉に上昇し、右に移動して
想像線で描かれている校正位置に移動する。
【0033】ここで、この校正位置は、測定支持台17
の移動によって、発光部と一対の受光部からなる測定ブ
ロック14からの相対位置が測定時のテープTと同じ位
置になるように、しかもテープ幅測定時の測定値が犠牲
にならない範囲内で配置された基準ゲージ20の設置位
置であって、テープTの測定と同様にして基準ゲージ2
0の幅を測定して、この測定値をテープ幅の基準寸法
(誤差が記憶されているときは、誤差を補正した基準寸
法)として校正する。なお、本実施例では、校正手段と
して、校正位置へ測定支持台17を移動することによっ
て校正を行っているが、校正時、測定支持台を固定し、
基準ゲージを搬送されるテープTの位置へ移動させるこ
とによって校正させてもよい。これにより、発光部およ
び一対の受光部を移動させることなく校正することがで
きる。なお、この場合、テープTが存在し、基準ゲージ
の移動によりテープTが基準ゲージと接触することのな
いように、テープTを移動させることが必要である。
【0034】このような校正手段によって行われる校正
は、所定の幅を有する基準ゲージ20に対して、レーザ
素子10から投光される扇状のレーザ光を照射し、基準
ゲージ20によって遮蔽されない両端部のレーザ光をそ
れぞれフォトダイオード11、12によって受光し、フ
ォトダイオード11、12からの出力電圧を加算して校
正電圧を得、演算手段16に記憶する。この校正電圧が
基準ゲージ20の基準寸法に対応するため、以降のテー
プ測定において得られる電圧の校正電圧からのずれが、
テープにおける基準寸法からのテープ幅のずれとされ、
テープ幅が補正されることになる。本実施例では、この
ように短い時間間隔で繰り返して校正するので、外部の
環境、特に温度の変化によってフォトダイオードの特性
に変化が生じたとしても、測定値に影響を与える前に校
正することができる。
【0035】このようなテープ幅測定装置6を用いて、
スリッタ装置で模擬的に裁断した磁気テープの幅を測定
し、その後同一の裁断された磁気テープのテープ幅を従
来のレーザ測長器50を用いて測定した。具体的には、
広幅の磁気テープをスリッタ装置で1/2インチテープ
幅で複数本に裁断し、上段、中段および下段に順次振り
分けた。その結果、この模擬裁断では、各段の磁気テー
プは3/2インチ間隔毎に走行することになり、この3
/2インチ毎に走行する磁気テープの間に1/2インチ
幅の基準ゲージ20が配置された。レーザ素子10は、
レーザ光を扇状に投光する市販のレーザ素子を用い、フ
ォトダイオード11、12も市販のものを用いた。レー
ザ素子10と磁気テープの間隔は30mmであり、磁気
テープとレーザ素子10、11の間隔は15mmであっ
た。テープ幅測定装置6の幅測定のサンプリング周期を
2mSecとし、測定データは演算手段16であるコン
ピュータに送られた。一方、この裁断された磁気テープ
の同一の場所のテープ幅を従来のレーザ測長器50を用
いて測定した。
【0036】その結果、テープ幅測定装置6で測定され
た磁気テープのテープ幅の平均値は12.646mm、
幅変動は0.0034mmであり、一方、従来のレーザ
測長器50で測定された磁気テープのテープ幅の平均値
は12.646mm、幅変動は0.0036mmであ
り、テープ幅の平均値および幅変動はほぼ一致し、いず
れもテープ幅が許容範囲内にあると判断された。また、
磁気テープのテープ幅の変動が許容範囲外となるように
模擬的に裁断した磁気テープは、テープ幅測定装置6で
測定した場合、テープ幅の平均値は12.645mm、
幅変動は0.0079mmとなり、一方、従来のレーザ
測長器50で測定した場合、テープ幅の平均値は12.
644mm、幅変動は0.0084mmとなり、テープ
幅の平均値および幅変動はほぼ一致し、いずれも許容範
囲外と判断された。これより、テープ幅測定装置を用い
てテープ幅の変動を従来のレーザ測長器と同程度に測定
できることは明らかである。
【0037】次に本発明の第2の態様に係る幅測定装置
について、添付の図面に示される好適実施例をもとに詳
細に説明する。なお、同一の部品や部材が複数用いられ
ている場合、同一の参照番号を付すとともに、同一の部
品であっても配置される位置の異なるものは、参照番号
の後にa,b,c等の添字を設けて区別する。
【0038】図7は、本発明の第2の態様に係る幅測定
装置を適用したテープ幅測定装置の一実施例を示す斜視
図、図8は、図7に示すテープ幅測定装置の断面図、図
9は受光部の対の要部を示す断面図、図10は受光体の
対の校正方法を示す断面図である。なお、本発明の第2
の態様に係る幅測定装置は、第1の態様の幅測定装置と
同様に、磁気テープなどのテープ幅を測定するためのテ
ープ幅測定装置に適用した例を代表例として説明する
が、本発明はこれに限定されるわけではない。なお、本
発明の第2の態様に係る幅測定装置の一実施例であるテ
ープ幅測定装置において、本発明の第1の態様に係る幅
測定装置のテープ幅測定装置6と同一の構成や機能を有
する構成部分や構成部品については、同一の参照符号を
付する。
【0039】図7に示されるテープ幅測定装置46の適
用されるスリッタ装置は、磁気テープ等を幅の広い素材
として巻き取られた素材ロールから引き出された幅の広
い素材2を、たとえばVHS用のビデオテープの場合に
は12.650mmの幅のテープTにスリッタ3で裁断
して、個々の磁気テープ4として巻き取られて磁気テー
プのロールとなるように構成される。図7に示されるス
リッタ装置は、図1や図2に示されるスリッタ装置と異
なり上段の磁気テープ4aと下段の磁気テープ4bの2
段に分けて搬送しているが、上段、中段および下段の3
段をはじめ4段等の多段に分けても構わない。
【0040】テープ幅測定装置46は、スリッタ3によ
って裁断された並走する複数の磁気テープ4の一方にあ
って、磁気テープ4の幅方向に磁気テープ4の幅より広
い範囲でレーザ光を扇状に投光するレーザ素子50と、
磁気テープ4の他方にあって、レーザ素子50から投光
される扇状のレーザ光の磁気テープ4によって遮蔽され
ない両端部のレーザ光をそれぞれ受光してその光量を検
出する複数の磁気テープ4のそれぞれに対応したフォト
ダイオード11および12からなる複数のフォトダイオ
ードの対と、この複数のフォトダイオードの対を磁気テ
ープ4の幅方向に並列して固定する測定支持台57と、
このフォトダイオードの対が受光したそれぞれの光量か
ら磁気テープ4の幅を演算する演算手段56とを有して
構成される。
【0041】図7に示されるテープ幅測定装置46と図
1に示されるテープ幅測定装置6との構成上の相違は、
レーザ素子50、演算手段56および測定支持台57に
あり、他の構成部分や構成部品については、テープ幅測
定装置6の構成部分や構成部品と同一であるため、その
構成および機能の説明を省略する。
【0042】図7に示されるレーザ素子50aは、発光
するレーザ光が帯状で扇状に拡がるもので、磁気テープ
4aの上方に配置され,扇状にレーザ光を投光し、スリ
ッタ3で切断されて上段に分けられ並走する複数の磁気
テープ4aの幅全体にレーザ光が均一に投光するため
に、図8に示すように磁気テープ4aから一定の距離例
えば数10cm離間させて構成される。スリッタ3で切
断されて下段に分けられ並走する複数の磁気テープ4b
についても、レーザ素子50bより投光されたレーザ光
が磁気テープ4bの幅全体にわたって均一に投光するよ
うに、レーザ素子50bは、図8に示すように、磁気テ
ープ4bから一定の距離例えば数10cm離間させて磁
気テープ4bの下方に配置される。
【0043】このように上段や下段等に並走する複数の
磁気テープ4aや4bに均一にレーザ光を投光すること
のできるレーザ素子50aや50bは、扇状に拡がり、
この拡がる方向に輝度が均一なレーザ光を投光するレー
ザ素子であれば何であってもよい。
【0044】このように、レーザ素子50は、磁気テー
プ4から例えば数10cmの距離をあけて配置されるの
で、磁気テープ4aの上方には十分な作業スペースが確
保され、また磁気テープ4bの下方にも十分な作業スペ
ースが確保される。これによって、磁気テープが切断し
た場合でも、切断した部分の磁気テープを繋げる等の補
修処置を作業者が行なえる。、また、従来幅測定のため
に必要であった磁気テープの搬送経路自体の変更が不要
となる。
【0045】図7や図8に示される測定支持台57aに
は、図9に示されるように、レーザ素子50aによって
投光された均一のレーザ光のうち、並走する複数の磁気
テープ4によって遮蔽されないレーザ光を受光して、各
々の磁気テープ4aのテープ幅の出力電圧を得、この出
力電圧を演算手段56に送るフォトダイオード11およ
び12の複数の対が、並走する複数の磁気テープ4aの
各々に対応して配置される。測定支持台57bも測定支
持台57aと同じようにフォトダイオード11および1
2の複数の対が並走する複数の磁気テープ4bの各々に
対応して配置される。
【0046】すなわち、テープ幅測定装置46は、スリ
ッタ3によって裁断して振り分けた磁気テープ4の上段
や下段の各段にレーザ素子50を一つずつ配置して、各
段の磁気テープ4の幅方向に均一にレーザ光を投光する
のに対し、テープ幅測定装置6では、レーザ素子10と
一対のフォトダイオード11および12を一組とした複
数の組を、並走する複数の磁気テープ4の各々に対応し
て、測定支持台17上に並列して固定する。そのため、
スリッタ3で百数十本の磁気テープ4に裁断しつつ裁断
した全本数の磁気テープのテープ幅の測定を行なう場
合、テープ幅測定装置46は上段や下段の各段に例えば
一つのレーザ素子50を設ければよく、レーザ素子50
の使用個数が圧倒的に少なく、より一層の製作コストの
低減が可能となり、装置の簡素化も図ることができる。
【0047】また、図9に示される演算手段56は、演
算手段16と同様の構成および機能を有し、演算手段5
6によって右側のフォトダイオード11の出力電圧と左
側のフォトダイオード12の出力電圧を加算し、テープ
幅測定装置6と同様にして予め得られている検量線を用
いることでテープTのテープ幅を求めることができる
が、演算手段56はさらに、テープTが同一のテープ幅
であっても、レーザ光の輝度の僅かな不均一な分布によ
ってフォトダイオード11および12から得られる出力
電圧がばらつくが、このばらつきを補正するための輝度
分布補正が、フォトダイオード11および12から送ら
れた出力電圧に対して行なわれる。
【0048】すなわち、レーザ素子50から投光される
レーザ光の輝度分布は、図11の輝度分布Bのように、
両端部を除き均一であることが望ましいが、輝度分布C
のようにわずかに不均一の場合もある。この場合、磁気
テープの幅が同一であっても、フォトダーオード11や
12の出力電圧は輝度分布に対応して変化する。そこ
で、この輝度分布と測定したフォトダイオード11およ
び12の位置を知り、輝度値を得、これに基づいて出力
電圧を補正するのである。
【0049】本発明の第1の態様の実施例であるテープ
幅測定装置6では、磁気テープ4の各々に対応して、レ
ーザ素子10およびフォトダイオード11および12の
対を固定して設置し、その位置関係は変化しないので、
レーザ光の輝度分布が図11に示す輝度分布Aのように
レーザ光の中心部分で輝度が高く周辺では低い、いわゆ
るガウス型の分布をしても、レーザ光の輝度分布を考慮
する必要はなく、予め得られている前述の検量線を直接
用いて磁気テープ4のテープ幅を求めることができる。
【0050】しかし、本発明の第2の態様の一実施例で
あるテープ幅測定装置46では、レーザ素子50によっ
て投光されるレーザ光の輝度分布が、輝度分布Cのよう
に僅かに不均一となると、フォトダイオード11および
12の対は磁気テープ4の各々に対応して測定支持台5
7上の所定の位置に配置されるが、レーザ素子50はフ
ォトダイオード11および12の対一つずつに配置され
ず、複数のフォトダイオード11および12の対に一つ
配置されるので、レーザ素子50に対するフォトダイオ
ード11および12の位置によって、投光されるレーザ
光の輝度が変わる。そのため、フォトダイオード11や
12に投光するレーザ光の投光面の面積が同じであって
も、輝度が異なるためフォトダイオード11や12から
出力される出力電圧が変化し、その結果、同一のテープ
幅であっても異なるテープ幅として測定されてしまう。
このような理由から、レーザ光の輝度分布の不均一さに
よって生じるフォトダーオード11や12の出力電圧を
補正するのである。なお、レーザ素子50から投光され
るレーザ光の輝度分布が輝度分布Cのように均一である
場合、この輝度分布補正を省略することができ、演算手
段56を簡素化することができる。
【0051】また、測定支持台57には、外部の環境、
例えば外部の温度等によって測定値に誤差が生じること
を防止するために、テープ幅測定装置6と同様にフォト
ダイオード11および12の対の校正を行う校正手段が
設けられる。すなわち、テープ幅測定装置46では、測
定値の誤差が許容範囲内にある間に、図10に示すよう
に、並列配置された複数のフォトダイオード11および
12の対の測定値を一括して校正する。この複数本並列
して走行するテープTの右側には、それぞれのフォトダ
イオード11および12の対の測定値を校正するための
校正ゲージとなる基準ゲージ20がテープ幅測定装置6
と同様に固定され、測定支持台57の移動によって一斉
に上昇し、図10に示す矢印方向に移動して校正位置に
位置決めされ、テープTの測定と同様に基準ゲージ20
の幅を測定して、この測定値をテープ幅の基準寸法とし
て校正するように構成される。
【0052】このような校正を行なう際、テープ幅の測
定と同様に、出力電圧である校正電圧に対して上述の輝
度分布補正を行なってもよく、この場合、校正位置で光
量を検出するフォトダーオード11や12の校正位置で
の輝度値を用いて行なう。
【0053】テープ幅測定装置46は、テープ幅測定装
置6と以上の点が異なって構成される。以下、テープ幅
測定装置46の作用がテープ幅測定装置6と異なる点に
ついて説明する。
【0054】テープ幅測定装置46は、基本的に複数の
並走する磁気テープ4によって遮蔽されない各々の磁気
テープ4の両端部から投光される光量を各々の磁気テー
プ4に対応して設けられたフォトダイオード11および
12の対によって出力電圧を得、この出力電圧から予め
得られている前述の検量線を用いて、テープ幅を得ると
ともに、一定時間間隔ごとに、測定支持台57を校正位
置に移動して校正手段によって、フォトダイオード11
および12の対を校正する。
【0055】ここにおいて、磁気テープ4に対応して設
けられるフォトダイオード11および12の対によって
得られた出力電圧は、図11に示す輝度分布Cのように
僅かに不均一な輝度分布の場合、輝度分布から得られる
輝度値を用いて出力信号を補正する。すなわち、テープ
幅測定装置46に用いるレーザ素子50の発光するレー
ザ光の輝度分布を、例えば市販される輝度計で計測し予
めその分布を知り、演算手段56に予め記憶しておく。
受光した光量から出力電圧を出力するフォトダイオード
11や12のレーザ素子50に対する磁気テープ4の幅
方向の位置から、このフォトダイオード11や12の輝
度分布の輝度値を得、この輝度値に対する所定の輝度値
の変化分を演算により補正する。その後、右側のフォト
ダイオード11の出力と左側のフォトダイオード12の
出力を加算し、テープ幅測定装置6の場合と同様にして
求めた検量線を用いることでテープ幅を測定値として求
める。このような輝度分布補正は、テープ幅の測定の際
のみならず、校正ゲージ20の測定を行なう校正の際に
も行なう。
【0056】テープ幅測定装置46では、フォトダイオ
ード11や12の校正の際、レーザ素子50を移動する
ことなく、測定支持台57のみを校正位置に移動して校
正するが、測定支持台57の移動と一体となってレーザ
素子50を校正位置に移動させてもよい。この場合、測
定支持台57と一緒にレーザ素子50が移動するので、
校正の際の出力電圧は、フォトダイオード11や12の
校正位置でのレーザ光の輝度値を用いることなく、テー
プTの測定時に用いる輝度値を用いて輝度分布補正を行
なうことができ、輝度分布補正時の煩雑さが解消され
る。
【0057】また、テープ幅計測装置46では、磁気テ
ープ4を上段および下段に振り分け、各段ごとにそれぞ
れ1個ずつのレーザ素子5を配置するが、必ずしも各段
のレーザ素子50の個数は1個である必要はなく、複数
個であってもよい。例えば裁断前の素材の幅が広い場
合、各段毎に2個や3個等の複数個のレーザ素子50を
磁気テープ4の幅方向に並列配置してもよい。この場
合、レーザ素子50の使用個数は増えるが、配置される
個数はせいぜい10個程度であり、依然製作コストの低
減が可能となる。
【0058】また、図12には、テープ幅測定装置46
を裁断後の磁気テープ4の搬送を上段、中段および下段
の3段に分けたスリッタ装置に適用した際のスリッタ装
置の断面図が示されている。ここで、中段の磁気テープ
4cに用いられるレーザ素子50cは、磁気テープ4a
と磁気テープ4cの間に挟まれ、図12上の上下方向に
十分な距離を得ることができないが、図12に示すよう
に、測定支持台57cから磁気テープ4cの走行する方
向(図面左側方向)に離し、磁気テープ4cに対して斜
め方向にレーザ光を投光するように配置することができ
る。このように、レーザ素子50cによって斜め方向に
レーザ光を投光できるのは、磁気テープ4の走行方向に
拡がるレーザ光の太さは細く、例えば数十マイクロメー
タであり、磁気テープの幅方向に扇状に拡がるレーザ光
の幅、例えば30センチメートルに比べて圧倒的に小さ
く、斜め方向に投光しても、フォトダイオード11や1
2が検出する光量は変化しないからである。
【0059】このように、レーザ素子50cを測定支持
体57cから磁気テープ4cの走行する方向(図面左側
方向)の後方に配置させることで、磁気テープ4aおよ
び4cの間に作業スペースを確保することができ、磁気
テープ4cが裁断中切断した場合でも、作業者は磁気テ
ープ4cの接続等所定の補修処置をすることができる。
また、従来、幅測定のために磁気テープの走行経路自体
を変更する必要があったが、この変更も不要となる。
【0060】上記実施例においては、本発明の幅測定装
置の測定対象物である長尺状被測定物として、磁気テー
プなどのテープ状物を代表例として説明したが、本発明
はこれに限定されず、長尺状被測定物として、磁気テー
プの他、発光体の発するレーザ光の波長を適切に選択す
ることにより、例えば感光しない波長のレーザ光を選択
することにより、感光性フィルムなどを含む各種のフィ
ルムやテープ状物、また帯状の織物や紙や鋼条や鋼体
(ストリップス)などの帯状物、また鋼線や銅線などの
線材などであってもよく、また、このような長尺状被測
定物の測定対象としては、幅の他、太さ(直径)や厚み
であってもよい。また、発光体と測定対象物との間に扇
状のレーザ光を平行光に修正するような光学系を設置し
てもよい。平行光であれば、発光体と測定対象物間の距
離間隔に関して、設計の際の自由度が増し、また扇状に
拡がるレーザ光に起因する斜め方向からの不要な光が受
光体に入射することもない。
【0061】以上、本発明の幅測定装置についてテープ
幅測定装置を用いて詳細に説明したが、本発明は上記実
施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて、各種の改良および変更を行なってよいのはもちろ
んである。
【0062】
【発明の効果】本発明の第1の態様に係る幅測定装置
は、以上のように構成されているので、発光体および一
対の受光体からなる測定ブロックを小さくすることが可
能であり、例えばスリッタで裁断された直後の磁気テー
プのように狭い領域に多数のテープがあり、かつこのテ
ープが高速で走行する個所においても適用可能であり、
インラインで全数を連続的に測定して、磁気テープの全
数の幅の変動を連続して測定することを可能にしたもの
である。
【0063】また、本発明の第1の態様に係る幅測定装
置は、高価なレーザ測長器、特にレーザ外径測定器を使
用することなく安価な幅測定装置、特にテープ幅測定装
置を提供することができる。さらに、従来のテープ幅測
定装置のように、レーザ光を走査することによってテー
プなどの長尺状被測定物の幅を測定するものではないの
で、連続測定が可能であり、連続測定や高速のサンプリ
ング測定を自由に選択することができる。また、温度の
変化による発光体や受光体の測定値の誤差を補償する校
正手段を有するので、長時間にわたり測定誤差の少ない
安定したテープなどの長尺状被測定物の幅の測定が可能
となる。
【0064】また、本発明の第2の態様に係る幅測定装
置は、並走する複数の長尺状被測定物の数に比べて少な
い発光体を用いることができるので、製作コストを低減
した非接触でかつ連続して光学的に測定する幅計測測定
装置を提供することができる。また、扇状に拡がる発光
体を受光体から十分に離してレーザ光を投光することが
できるので、例えば、磁気テープのスリッタ装置のよう
に磁気テープを各段に分けた際の磁気テープの各段のス
ペースを確保でき、磁気テープの切断時の接続等の補修
作業の行なえる作業スペースを得ることができるほか、
テープ幅の測定のためのスペースを得るために従来必要
であった磁気テープの搬送経路自体の変更が不要とな
る。また、受光体の受光した光量から長尺状被測定物の
幅を算出する際、レーザ光の輝度の不均一による輝度分
布補正を行なうため、レーザ光の輝度の不均一による測
定誤差を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の態様に係る幅測定装置が適用
されたテープ幅測定装置の一実施例を概念的に示す正面
図である。
【図2】 図1に示すテープ幅測定装置の平面図であ
る。
【図3】 測定ブロックの要部を示す図1のA−A断面
図である。
【図4】 本発明に係る第1の態様に係る幅測定装置の
測定ブロックの校正方法の一例を示す断面図である。
【図5】 従来技術の測定方法の一例を示す断面図であ
る。
【図6】 従来技術の測定方法の他の例を示す断面図で
ある。
【図7】 本発明の第2の態様に係る幅測定装置が適用
されたテープ幅測定装置の一実施例を概念的に示す斜視
図である。
【図8】 図7に示されるテープ幅測定装置の断面図で
ある。
【図9】 図7に示されるテープ幅測定装置の受光体の
対の要部を示す断面図である。
【図10】 本発明に係る第2の態様に係る幅測定装置
の測定ブロックの校正方法の一例を示す断面図である。
【図11】 本発明の第2の態様に係る幅測定装置に用
いられる扇状に拡がるレーザ光の輝度分布を説明する説
明図である。
【図12】 本発明の第2の態様に係る幅測定装置が適
用されたテープ幅測定装置の他の実施例を概念的に示す
断面図である。
【符号の説明】
1 素材ロール 2 (幅の広い)素材 3 スリッタ 4 (個々の)磁気テープ 5 磁気テープのロール 6、46、66 テープ幅測定装置 7、8 カッピング除去バー 10、50 レーザ素子 11、12 フォトダイオード 14 測定ブロック 15 扇状のレーザ光 16 演算手段 17、57 測定支持台 20 基準ゲージ T テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 明裕 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA22 AA47 BB12 BB13 BB15 CC02 CC06 DD06 EE00 EE01 EE04 FF02 FF61 GG04 GG13 HH05 HH15 JJ02 JJ05 JJ18 LL04 LL08 NN17 PP16 QQ23 QQ25 QQ27 5D112 AA22 GA19 JJ01 JJ09 KK03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する長尺状被測定物の一方にあって、
    前記長尺状被測定物の幅方向に前記長尺状被測定物の幅
    より広い範囲でレーザ光を扇状に投光する発光体と、 前記長尺状被測定物の他方にあって、前記発光体から投
    光される扇状のレーザ光の前記長尺状被測定物によって
    遮蔽されない両端部のレーザ光をそれぞれ受光してその
    光量を検出する一対の受光体と、 前記発光体と前記一対の受光体とを一組として固定する
    測定支持台と、 この一対の受光体が受光したそれぞれの光量から長尺状
    被測定物の幅を演算する演算手段とを有することを特徴
    とする幅測定装置。
  2. 【請求項2】前記発光体と前記一対の受光体は、所定の
    幅を有する校正ゲージを配置した校正位置に一体となっ
    て移動され位置決めされた後、前記発光体から投光され
    る扇状のレーザ光のうち、前記校正ゲージによって遮蔽
    されない両端部のレーザ光をそれぞれ受光して前記発光
    体および前記一対の受光体の校正を行う校正手段が付加
    された請求項1に記載の幅測定装置。
  3. 【請求項3】複数の長尺状被測定物の一方にあって、前
    記長尺状被測定物の幅方向にレーザ光が扇状に拡がっ
    て、前記複数の長尺状被測定物のうち、並走している少
    なくとも2本の幅全体を投光する単一の発光体と、 前記長尺状被測定物の他方にあって、前記発光体から投
    光される扇状のレーザ光の前記長尺状被測定物によって
    遮蔽されない両端部のレーザ光をそれぞれ受光してその
    光量を検出する前記複数の長尺状被測定物に対応した複
    数の受光体の対と、 この複数の受光体の対を前記長尺状被測定物の幅方向に
    並列して固定する測定支持台と、 前記複数の受光体の対が受光したそれぞれの光量から前
    記複数の長尺状被測定物各々の幅を演算する演算手段と
    を有することを特徴とする幅測定装置。
  4. 【請求項4】前記発光体は、前記複数の長尺状被測定物
    の幅方向に扇状に投光するレーザ光の輝度分布が均一で
    ある請求項3に記載の幅測定装置。
JP11129399A 1999-02-18 1999-05-11 幅測定装置 Withdrawn JP2000304512A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540901A (ja) * 2007-09-22 2010-12-24 ザ・ボーイング・カンパニー 複合テープの幅を測定する方法及び装置
CN109682314A (zh) * 2019-02-13 2019-04-26 苏州沪琨智能科技有限公司 长度在线测量装置及卷烟机
JP2024031117A (ja) * 2022-08-25 2024-03-07 オムロン株式会社 光電センサ

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