JP2000304241A - カートリッジタンク - Google Patents
カートリッジタンクInfo
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- JP2000304241A JP2000304241A JP11107899A JP10789999A JP2000304241A JP 2000304241 A JP2000304241 A JP 2000304241A JP 11107899 A JP11107899 A JP 11107899A JP 10789999 A JP10789999 A JP 10789999A JP 2000304241 A JP2000304241 A JP 2000304241A
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Abstract
にキャップゆるみが発生しないようにすることを目的と
したものである。 【解決手段】 タンク本体11と、給油キャップ14
と、この給油キャップ14に一体化して設けた第1歯車
継手15と、所定のバネ圧で前記第1歯車継手15に噛
み合うように設けた第2歯車継手16と、この第2歯車
継手16を第1歯車継手15に押し当て保持するバネ1
7と、このバネ17の一方を保持する給油キャップ回動
手段18を備え、前記給油キャップ回動手段18及び第
2歯車継手16には円周方向適所にそれぞれ突起部18
b、16aを設け、この突起部18bと16aが当接す
ることで、締まり方向に対しては前記第2歯車継手16
が回動し、緩め方向に対しては給油キャップ14が回動
するようにしいる。
Description
するキャップを着脱自在にしたカートリッジタンクに関
するものである。
図6、図7、図8、図9に示すように、タンク本体1の
適所に燃料を供給する給油口2を設け、この給油口2に
弁機構3を有するキャップ4を取り付け、給油口2の端
面2aをキャップ4に設けたシール面3cでシールする
ことにより、前記弁機構3を介して給油口2の開放状態
と閉塞状態を保つように構成としている。そして、機器
5のタンク収納スペース6にセットするときは、給油口
2を下向きにして油受け皿7に載置することで、油受け
皿7内に設けた弁押上ピン8により弁体3bが押し上げ
られ、弁機構3が強制的に開放されてタンク本体1内の
燃料が油受け皿7に供給され、油受け皿7内の油面が弁
機構3の吐出口9に達するとタンク本体1からの燃料の
供給が停止する。そして、油受け皿7内の燃料が消費さ
れ油面が低下すると、再度タンク本体1からの燃料の供
給が開始される。この繰り返しによりタンク本体1から
油受け皿7への燃料の供給が行われる。
が必要となった場合は、機器5からタンク本体1を取り
出すことで、弁押上ピン8が弁機構3から離れ、弁機構
3は内蔵バネ3aにより弁体3bを吐出口9に密着させ
ることで閉塞状態となりタンク本体1からの燃料の流出
を防止する。この状態でタンク本体1を反転させ、キャ
ップ4を上向きにしてキャップ4を持ってゆるめ、給油
口2から取り外す。そして、給油口2から燃料を補給し
たのち、キャップ4を持って給油口2に取り付け、再度
機器5に逆転装着することで、油受け皿7への供給が開
始されるものである。
構成においては、機器5にセットした状態においてキャ
ップ4は液面に近く、セット時の油の跳ね返りや蒸発し
た油がキャップ4の表面に付着することが多く、給油口
2にキャップ4を取り付ける際にキャップ4自体を持っ
て締め付けるとき、表面に付着した油分により滑りやす
くなり、正常な締め付け状態を確保できないという事態
が起こる。また、キャップ4表面の油が手に付着して不
快感を与えるという不具合も有するものであった。
本体1を逆転してキャップ4を下向きにしたときに、キ
ャップ4が外れてしまったり、給油口2の端面2aとキ
ャップ4のシール面3cのシール不完全による燃料漏れ
が発生したりして、タンク本体1内の燃料が一度に流出
するというトラブルや機器5側の油受け皿7から燃料が
オーバーフローしてしまうという問題を有するものであ
り、例えば石油ストーブ等は室内に開放された状態で燃
焼が行われるため、上記のような現象が発生すると極め
て不安全な状態を招く危険がある。
る石油燃焼器などにおいては、灯油流出による不安全状
態を未然に防止する方法として、カートリッジタンクを
取り出したときに石油燃焼器を自動的に消火させる方法
を採用するのが一般的である。しかし、消火した直後の
石油燃焼器は極めて高温の状態にあり、キャップ外れの
トラブルが発生して消火後の石油燃焼器に灯油がかかれ
ば、再着火して燃焼を開始することがあり、この給油時
に消火するという方法も完全な対策とはいえないもので
あった。
ャップ4の締め付け状態は、締め付ける人の感覚で決ま
るものであり、確認することが極めて困難なものである
とともに、その締め付け状態に個人差が顕著にあらわれ
るものでもあった。つまり、年配の人や年少者のように
比較的力のない人が補給作業を行う場合と成人男性のよ
うに力のある人が補給作業をする場合とではおのずと締
め付け状態に差が生じるものであり、力のない人が補給
作業を行う場合の方が上記のような不安全な状態を招く
確率は高く、キャップ4表面に油が付着して滑りやすい
状態になっている場合は、この傾向が顕著に現れるもの
である。
とに起因して、キャップ取り外し時の不具合も発生する
ものである。つまり、力のある人が強く締め付けた後
に、力のない人が補給作業を行うような場合は、反対に
キャップを取り外す時に困難な作業を強いられることに
なり、同様に油が付着して滑りやすい状態になっている
場合は、特に取り外し作業に困難さを増すという、極め
て使い勝手の悪いものとなるという課題も有するもので
あった。
で、キャップへの油の付着を極力抑え、キャップの着脱
を容易に行えるようにするとともに、締め付け強度が一
定になるようにすることを目的とし、誰が補給作業をし
ても正常にキャップの着脱が行えるものであり、今後さ
らに高齢化社会が進む中にあって、高齢者の方でも安心
して使用できるカートリッジタンクを提供するものであ
る。
るときに所定の規制動作を付加することで、誤操作によ
るキャップの緩みが発生しないようにして、安全性の向
上を図るものである。
するため、適所に給油口を有したタンク本体と、弁機構
を内蔵し、前記給油口のネジ部への螺合によって給油口
を閉塞する給油キャップと、この給油キャップに一体化
して設けた第1歯車継手と、所定のバネ圧で前記第1歯
車継手に噛み合うように設けた第2歯車継手と、この第
2歯車継手を第1歯車継手に押し当て保持するバネと、
このバネの一方を保持し、外周面に所定高さの壁を立設
した給油キャップ回動手段を備え、前記給油キャップ回
動手段及び第2歯車継手には円周方向適所にそれぞれ突
起部を設け、この突起部が当接することで、締まり方向
に対しては前記第2歯車継手が回動し、緩め方向に対し
ては給油キャップが回動するようにしている。
な外径を有する給油キャップ回動手段をもって給油キャ
ップの着脱を行うようにし、かつ給油キャップは第1歯
車継手、第2歯車継手およびバネで構成するラチェット
機構により所定のバネ圧で保持し、給油キャップ回動手
段及び第2歯車継手の円周方向適所に設けた突起部を当
接させることで給油キャップの着脱を行うようにしてい
るため、締め付け時においては前記突起部が当接するこ
とで第2歯車継手が回動を始め、第1歯車継手と第2歯
車継手が空回りをして給油キャップの締め付けを規制
し、所定の締め付け強度を保つことができる。
するまでは給油キャップ回動手段のみが回動し、給油キ
ャップの締め付け強度は確保される。そして、突起部が
当接することで給油キャップはゆるみ始めるため、所定
の規制動作を付加してゆるみ動作が行われることにな
り、誤操作等により給油キャップが容易にゆるむという
問題は解消できる。
2歯車継手に設けた突起部が当接することで給油キャッ
プの着脱を行うようにしているため、突起部の配設位置
を任意に設定することで、給油キャップの締め付け開始
点とゆるみ開始点の間に所定の巾を設けることができ、
容易に給油キャップがゆるむということはなくなり、安
全で使い勝手のよいカートリッジタンクを提供すること
ができる。
タンクは、適所に給油口を有したタンク本体と、弁機構
を内蔵し、前記給油口のネジ部への螺合によって給油口
を閉塞する給油キャップと、この給油キャップに一体化
して設けた第1歯車継手と、所定のバネ圧で前記第1歯
車継手に噛み合うように設けた第2歯車継手と、この第
2歯車継手を第1歯車継手に押し当て保持するバネと、
このバネの一方を保持し、外周面に所定高さの壁を立設
した給油キャップ回動手段を備え、前記給油キャップ回
動手段及び第2歯車継手には円周方向適所にそれぞれ突
起部を設け、この突起部が当接することで、締まり方向
に対しては前記第2歯車継手が回動し、緩め方向に対し
ては給油キャップが回動するようにしている。
する給油キャップ回動手段をもって給油キャップの着脱
を行うようにし、かつ給油キャップは第1歯車継手、第
2歯車継手およびバネで構成するラチェット機構により
所定のバネ圧で保持し、給油キャップ回動手段及び第2
歯車継手の円周方向適所に設けた突起部を当接させるこ
とで給油キャップの着脱を行うようにしているため、締
め付け時においては前記突起部が当接することで第2歯
車継手が回動を始め、第1歯車継手と第2歯車継手が空
回りをして給油キャップの締め付けを規制し、所定の締
め付け強度を保つことができる。よって、確実に給油キ
ャップの締め付け状態を閉塞位置以上に確保することが
でき、給油キャップの締め付け不足を解消し、給油キャ
ップの外れやシール不完全による液漏れを防止して、一
度にタンク本体の液体が流出するというトラブルや油受
け皿側でオーバーフローを起こすというトラブルをなく
すことができる。
するまでは給油キャップ回動手段のみが回動し、給油キ
ャップの締め付け強度は確保される。そして、突起部が
当接することで給油キャップはゆるみ始めるため、所定
の規制動作を付加してゆるみ動作が行われることにな
り、誤操作等により給油キャップが容易にゆるむという
問題は解消できる。
2歯車継手に設けた突起部が当接することで給油キャッ
プの着脱を行うようにしているため、突起部の配設位置
を任意に設定することで、給油キャップの締め付け開始
点とゆるみ開始点の間に所定の巾を設けることができ、
緩める方向に力が加わったとしても、実際に給油キャッ
プが緩め始める迄には所定角度だけ回動させる必要があ
り、容易に給油キャップがゆるむということはなくな
り、安全で使い勝手のよいカートリッジタンクを提供す
ることができる。
突起部を給油キャップ回動手段及び第2歯車継手にそれ
ぞれ1箇所設けるようにしている。
締め付け位置から緩め方向または締め付け方向に回動す
るとき、突起部が当接するまでは給油キャップ回動手段
のみが回動状態になるようなバネ圧に設定している。
継手が当接する箇所を全周方向において1箇所とするこ
とで、給油キャップの締め付け開始点とゆるみ開始点の
間を大きく設定して、容易に給油キャップがゆるまない
ようにすることができる。例えば、タンクへの給油作業
が完了し、給油キャップを締め付けた後、給油キャップ
回動手段とタンクの取っ手を持って逆転させるような場
合、本願発明においては給油キャップ回動手段の外径を
大きくしているため、不用意に給油キャップ回動手段が
ゆるみ方向に回動してしまう恐れが考えられる。このと
き、給油キャップ回動手段に同期して給油キャップも回
動してしまうと、油漏れの危険が発生する。そこで、本
願発明は上記した如く、給油キャップの締め付け開始点
とゆるみ開始点の間を大きく設定して、その間は給油キ
ャップ回動手段のみが回動するようにして、少なくとも
タンク逆転時に起こり得る給油キャップ回動手段の回動
角度以上は給油キャップのゆるみ開始点がこないように
することで、容易に給油キャップがゆるむということを
回避し、安全で使い勝手のよいカートリッジタンクを提
供することができる。
説明する。
ンクの構成図、図2は給油キャップの要部断面図、図3
は機器への設置状態を示す要部断面図、図4は給油キャ
ップの要部斜視図である。
はタンク本体11の燃料の量を確認するための油量計、
13はタンク本体11へ燃料の補給と流出を行う給油
口、13aはこの給油口13の外周部にもうけたネジ
部、14は給油口13に着脱自在に設けた給油キャッ
プ、15はインサート成形等で給油キャップ14に一体
化して設けた第1歯車継手、16は所定のバネ圧で第1
歯車継手15に噛み合うように設けた第2歯車継手で、
歯車面と反対側の円周方向適所に突起部16aを設けて
いる。17は第2歯車継手16を第1歯車継手15に押
し当て保持するバネ、18はバネ17の一方を保持する
とともに給油キャップ14を着脱自在に回動させる回動
キャップで給油キャップ回動手段を形成している。そし
て、その外周部には所定高さの壁18aを立設し、内側
の円周方向適所には前記第2歯車継手16の突起部16
aに当接するように突起部18bを設けている。本実施
例では前記突起部16aと18bは全周方向においてそ
れぞれ1箇所のみ設けた構成とし、回動キャップ18の
回動範囲の少なくとも180度以上は突起部16aと1
8bが当接せず、回動キャップ18のみが回動する遊び
部を形成している。
手16は鋸歯状の歯車形状で噛み合わせるラチェット機
構を有した構成とし、かつ第1歯車継手15と第2歯車
継手16を所定のバネ圧で係止させることで、締め付け
方向の一方向にのみフリクション機構を備えたものとな
る。つまり、締め付け方向に回動させたとき、少なくと
も180度以上は回動キャップ18のみが回動し、その
後、前記突起部16aと18bが当接することで第1歯
車継手15と第2歯車継手16の噛み合わせ状態が変化
しながら回動する。
同様に、少なくとも180度以上は回動キャップ18の
みが回動し、その後、前記突起部16aと18bが当接
することで給油キャップ14がゆるみ始める。
16の噛み合わせ状態が変化しながら回動することで、
給油キャップ14の締め付け状態を報知するとともに、
締め付け強度を一定値に保持するようにしている。20
は給油キャップ14に内装した弁機構で、弁体21と弁
座22およびバネ23で構成し、給油キャップ14の吐
出口24の開閉を行う。25は石油燃焼器のバーナへ燃
料を供給するために一時蓄えておくための固定タンク、
26は固定タンク25の上部開口に取り付けたタンク受
けであり、該タンク受け26には弁押し上げピン27が
突起して形成してある。
と、まず、タンク本体11を給油キャップ14を下向き
にして固定タンク25のタンク受け26に装着すると、
弁押し上げピン27が弁体21をバネ23に抗して押し
上げ、弁座22による給油キャップ14の吐出口24の
閉塞状態が解除される。これにより、タンク本体11の
燃料はタンク受け26を介して固定タンク25内に供給
され、給油キャップ14の吐出口24の油面高さまで蓄
えられる。そして、バーナで消費され固定タンク25内
の油面が低下すると、吐出口24よりタンク本体11内
に空気が入り、この空気の置換作用でタンク本体11の
燃料は固定タンク25内に供給される。この繰り返しに
より固定タンク25内の油面は一定油面を保持する。
と、タンク本体11をタンク受け6から取り外す。この
とき、弁機構20は弁押し上げピン27で弁体21を押
し上げていた動作が解除されるため、弁体21はバネ2
3により元の状態に戻り、弁座22を介して吐出口24
を閉塞状態に保つ。そして、タンク本体11を給油場所
まで運び、給油キャップ14を取り外してサイフォンポ
ンプなどで給油を行うが、給油キャップ14の先端は常
に油中に位置しているので、油で濡れた給油キャップ1
4の着脱時に手が汚れ、非常に嫌われるものである。こ
のため、本発明では取り外しのための給油キャップ回動
手段である回動キャップ18を設け、この回動キャップ
18は給油キャップ14の弁機構20から大きく離して
形成し、油が給油キャップ14の表面を拡散しても回動
キャップ18まで届かないようにして、手の汚れを防止
するようにしている。
ップ14と一体化した第1歯車継手15と第2歯車継手
16で構成するラチェット機構を介して給油キャップ1
4と連結し、かつ第2歯車継手16と回動キャップ18
の円周方向適所に、回動キャップ18を回動するとき当
接する突起部16a及び18bを設けているため、取り
外し方向には前記突起部16aと18bが当接した時点
より回動キャップ18と給油キャップ14が同期して回
動するようになっており、回動キャップ18を回すこと
で給油キャップ14の取り外しができる。そして、前記
突起部16aと18bの配設位置を任意に設定すること
で、回動キャップ18の回動操作と給油キャップ14の
回動動作の間に所定の遊び領域を設けることができ、不
用意に回動キャップ18を回したとしても、給油キャッ
プ14が直ぐにゆるみ始めるという現象は発生せず、安
全な給油キャップ14の着脱動作が可能となる。
定高さの壁18aを立設し、かつ外周面に左右対称形状
の凹凸部18bを設けているため、回動キャップ18を
回すとき指をこの凹凸部18bに引っかけて回すこと
で、取り外し作業が容易なものとなる。
と、給油キャップ14を給油口13に取り付ける作業を
行うが、一般的に燃料保管場所は屋外やベランダなど暗
くて、寒い場所が多く、使用者も極力短時間に給油作業
を完了させようという心理が働く、このため、給油キャ
ップ14の取付作業がおろそかになり、中途半端な締め
付けで終わってしまうというケースが発生する。また、
締め付け作業にはある程度の力を要するため、締め付け
強度に個人差が顕著に現れる。つまり、成人男子のよう
に力のある人は比較的強く締める傾向にあるため、締め
付け不足による油漏れは発生しにくいが、反対に締めす
ぎて取り外すときに困難を要する。また、高齢者や婦人
のように比較的力のない人が締め付け作業を行うとき
は、どこまで締めたらよいのかという感覚をつかみづら
く、つい締め付け不足気味になり、油漏れにつながると
いうケースが発生する。
歯車継手16およびバネ17で構成するラチェット機構
を介して給油キャップ14を着脱するようにしているた
め、締め付け時においては突起部16aと18bが当接
した時点から回動キャップ18の回動に応じてバネ17
の設定圧力に応じて所定以上の締め付け強度が加わる
と、第1歯車継手15と第2歯車継手16が空回りをし
て給油キャップ14の締め付けを規制し、所定の締め付
け強度を保つとともに、前記第1歯車継手15と第2歯
車継手16が空回りすることで締め付け状態を報知する
ことができる。よって、確実に給油キャップ14の締め
付け状態を閉塞位置以上に確保することができ、給油キ
ャップ14の締め付け不足を解消し、給油キャップ14
の外れやシール不完全による油漏れを防止して、一度に
タンク本体11の燃料が流出するというトラブルや固定
タンク25側でオーバーフローを起こすというトラブル
をなくすことができる。さらに、給油キャップ14より
大きな外径を有し、かつ外周部に左右対称の複数の凹凸
部18bを設けた所定高さの壁18aを備えた給油キャ
ップ回動手段である回動キャップ18を設け、この回動
キャップ18をもって回動させることで給油キャップ1
4の締め付け作業が容易に行えるようにしている。
壁18aをもって締め付け方向に回動させると、初期は
締め付け負荷が小さく、第1歯車継手15と第2歯車継
手16及びバネ17で形成するフリクション機構のフリ
クショントルクの方が大きいため、前記歯車の噛み合わ
せ変化は起こらず、回動キャップ18と給油キャップ1
4は一緒に回動する。そして、給油キャップ14の回動
が締め付け閉塞状態まで進むと、給油キャップ14の回
動は規制される。この位置からさらに締め付け方向に回
動キャップ18を回し続けると、第2歯車継手16はフ
リクショントルク以上の回動トルクを得ることになり、
第2歯車継手16は第1歯車継手15との噛み合わせを
乗り越えて次の歯車との噛み合わせに変化する。そし
て、第1歯車継手15と第2歯車継手16は鋸歯状の歯
車形状としているため、前記噛み合わせが変化すると
き、第2歯車継手16は第1歯車継手15に衝突するよ
うに歯車を乗り越える。この歯車を乗り越えるときの衝
突により発生する音、衝撃あるいは鋸歯状の歯車を乗り
越える過程で発生するトルク変化で給油キャップ14の
締め付け閉塞状態を確認するものである。
め付け方向に回動している間継続するため、締め付け状
態が、従来の締め付け度合いという曖昧な感覚ではな
く、音、衝撃、トルク変化という確実に判断ができる聴
感及び感触で常に確認できるとともに、給油キャップ1
4の締め付けトルクを一定にすることができ、締め過ぎ
や締め付け不足という問題を解消することができる。
キャップ18を設けて、給油キャップ14の着脱操作を
容易にした場合、例えば、給油作業後に取っ手19と回
動キャップ18を持ってタンク本体11を逆転させると
き、不用意に回動キャップ18がゆるみ方向に回動して
しまうという恐れがある。そこで、本発明は回動キャッ
プ18と第2歯車継手16にそれぞれ突起部18b、1
6aを設け、この突起部16aと18bが当接すること
で給油キャップ14の締め付け及びゆるみ動作が開始さ
れるようにし、かつ前記突起部16aと18bを全周方
向の1箇所で当接するように配設することで、前記締め
付け動作開始点とゆるみ動作開始点が少なくとも回動角
度180度以上余裕を有するようにしている。これによ
り、上記タンク本体11の逆転操作時において、例え回
動キャップ18がゆるみ方向に回動したとしても給油キ
ャップ14がゆるみ始めるという現象は防止でき、安全
で使い勝手のよいカートリッジタンクを供給することが
できる。
ンクによれば、給油キャップより大きな外径を有する給
油キャップ回動手段をもって給油キャップの着脱を行う
ようにし、かつ給油キャップは第1歯車継手、第2歯車
継手およびバネで構成するラチェット機構により所定の
バネ圧で保持し、給油キャップ回動手段及び第2歯車継
手の円周方向適所に設けた突起部を当接させることで給
油キャップの着脱を行うようにしているため、締め付け
時においては前記突起部が当接することで第2歯車継手
が回動を始め、第1歯車継手と第2歯車継手が空回りを
して給油キャップの締め付けを規制し、所定の締め付け
強度を保つことができる。よって、確実に給油キャップ
の締め付け状態を閉塞位置以上に確保することができ、
給油キャップの締め付け不足を解消し、給油キャップの
外れやシール不完全による液漏れを防止して、一度にタ
ンク本体の液体が流出するというトラブルや油受け皿側
でオーバーフローを起こすというトラブルをなくすこと
ができる。
するまでは給油キャップ回動手段のみが回動し、給油キ
ャップの締め付け強度は確保される。そして、突起部が
当接することで給油キャップはゆるみ始めるため、所定
の規制動作を付加してゆるみ動作が行われることにな
り、誤操作等により給油キャップが容易にゆるむという
問題は解消できる。
2歯車継手に設けた突起部が当接することで給油キャッ
プの着脱を行うようにしているため、突起部の配設位置
を任意に設定することで、給油キャップの締め付け開始
点とゆるみ開始点の間に所定の巾を設けることができ、
緩める方向に力が加わったとしても、実際に給油キャッ
プが緩め始める迄には所定角度だけ回動させる必要があ
り、容易に給油キャップがゆるむということはなくな
り、安全で使い勝手のよいカートリッジタンクを提供す
ることができる。
れば、給油キャップ回動手段と第2歯車継手が当接する
箇所を全周方向において1箇所とすることで、給油キャ
ップの締め付け開始点とゆるみ開始点の間を大きく設定
して、容易に給油キャップがゆるまないようにすること
ができる。例えば、タンクへの給油作業が完了し、給油
キャップを締め付けた後、給油キャップ回動手段とタン
クの取っ手を持って逆転させるような場合、本願発明に
おいては給油キャップ回動手段の外径を大きくしている
ため、不用意に給油キャップ回動手段がゆるみ方向に回
動してしまう恐れが考えられる。このとき、給油キャッ
プ回動手段に同期して給油キャップも回動してしまう
と、油漏れの危険が発生する。そこで、本願発明は上記
した如く、給油キャップの締め付け開始点とゆるみ開始
点の間を大きく設定して、その間は給油キャップ回動手
段のみが回動するようにして、少なくともタンク逆転時
に起こり得る給油キャップ回動手段の回動角度以上は給
油キャップのゆるみ開始点がこないようにすることで、
容易に給油キャップがゆるむということを回避し、安全
で使い勝手のよいカートリッジタンクを提供することが
できる。
図
面図
す要部断面図
視図
Claims (3)
- 【請求項1】適所に給油口を有したタンク本体と、弁機
構を内蔵し、前記給油口のネジ部への螺合によって給油
口を閉塞する給油キャップと、この給油キャップに一体
化して設けた第1歯車継手と、所定のバネ圧で前記第1
歯車継手に噛み合うように設けた第2歯車継手と、この
第2歯車継手を第1歯車継手に押し当て保持するバネ
と、このバネの一方を保持し、外周面に所定高さの壁を
立設した給油キャップ回動手段を備え、前記給油キャッ
プ回動手段及び第2歯車継手には円周方向適所にそれぞ
れ突起部を設け、この突起部が当接することで、締まり
方向に対しては前記第2歯車継手が回動し、緩め方向に
対しては給油キャップが回動するようにしたカートリッ
ジタンク。 - 【請求項2】突起部は給油キャップ回動手段及び第2歯
車継手にそれぞれ1箇所設けるようにした請求項1記載
のカートリッジタンク。 - 【請求項3】締め付け位置から緩め方向または締め付け
方向に回動するとき、突起部が当接するまでは給油キャ
ップ回動手段のみが回動状態になるようなバネ圧に設定
した請求項1または2記載のカートリッジタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10789999A JP4029521B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | カートリッジタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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1999
- 1999-04-15 JP JP10789999A patent/JP4029521B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN104647487A (zh) * | 2014-01-29 | 2015-05-27 | 柳州市悟新木工机械有限公司 | 拼板机推板装置 |
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