JP2000303711A - 地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンク - Google Patents
地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンクInfo
- Publication number
- JP2000303711A JP2000303711A JP11113862A JP11386299A JP2000303711A JP 2000303711 A JP2000303711 A JP 2000303711A JP 11113862 A JP11113862 A JP 11113862A JP 11386299 A JP11386299 A JP 11386299A JP 2000303711 A JP2000303711 A JP 2000303711A
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- Japan
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- concrete
- roof
- underground tank
- side wall
- steel roof
- Prior art date
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- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンクリートの打設が容易であり、コストも比
較的低廉な地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンク
を提供すること。 【解決手段】安定が容易に確保し得る底版５上におい
て、鋼製屋根７を構築し、その上にコンクリート９を打
設する。次に、鋼製屋根７とコンクリート９とをエアレ
イジングし、側壁３の上部に固定する。さらに、必要な
場合には、コンクリート９の上部に２層目コンクリート
または、複数層のコンクリートを打設する。
較的低廉な地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンク
を提供すること。 【解決手段】安定が容易に確保し得る底版５上におい
て、鋼製屋根７を構築し、その上にコンクリート９を打
設する。次に、鋼製屋根７とコンクリート９とをエアレ
イジングし、側壁３の上部に固定する。さらに、必要な
場合には、コンクリート９の上部に２層目コンクリート
または、複数層のコンクリートを打設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は地下タンクの屋根の
構築方法及び地下タンクに関するものである。
構築方法及び地下タンクに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、低温液化ガスタンクのような地下
タンクにコンクリート屋根を構築する場合、地下タンク
の底版上にトラス構造の足場を組み、その上にコンクリ
ート屋根を打設していた。この工法においては、足場の
撤去が必要になる。
タンクにコンクリート屋根を構築する場合、地下タンク
の底版上にトラス構造の足場を組み、その上にコンクリ
ート屋根を打設していた。この工法においては、足場の
撤去が必要になる。
【０００３】また、足場を必要としない工法としては、
地下タンクの底版上でコンクリート屋根を完成しジャッ
キアップする工法、地下タンクの底版上で鋼製屋根を組
み、エアレイジングした後エアサポートを行いコンクリ
ート屋根を打設する工法等がある。
地下タンクの底版上でコンクリート屋根を完成しジャッ
キアップする工法、地下タンクの底版上で鋼製屋根を組
み、エアレイジングした後エアサポートを行いコンクリ
ート屋根を打設する工法等がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、足場を必要
とする工法においては、足場の構築、撤去作業が必要と
なる。また、コンクリート屋根を完成後ジャッキアップ
する工法においては、コンクリート屋根の自重が大きく
なり、ジャッキアップする機械もおおがかりとなる。鋼
製屋根をエアレイジングしエアサポートする場合は、コ
ンクリートを偏荷重が起こらないように打設しなければ
ならず、エアレイジングとエアサポートのための検討、
設備、運転手間が必要となり、コストアップを招く。
とする工法においては、足場の構築、撤去作業が必要と
なる。また、コンクリート屋根を完成後ジャッキアップ
する工法においては、コンクリート屋根の自重が大きく
なり、ジャッキアップする機械もおおがかりとなる。鋼
製屋根をエアレイジングしエアサポートする場合は、コ
ンクリートを偏荷重が起こらないように打設しなければ
ならず、エアレイジングとエアサポートのための検討、
設備、運転手間が必要となり、コストアップを招く。
【０００５】本発明はこのような問題を鑑みてなされた
ものでその目的とするところは、コンクリートの打設が
容易であり、コストも比較的低廉な地下タンクの屋根の
構築方法及び地下タンクを提供することにある。
ものでその目的とするところは、コンクリートの打設が
容易であり、コストも比較的低廉な地下タンクの屋根の
構築方法及び地下タンクを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第１の発明は、地盤内に底版と側壁とを構築する
工程（ａ）と、前記底版上で、鋼製屋根の上にコンクリ
ートを打設する工程（ｂ）と、前記鋼製屋根とコンクリ
ートとを上昇させる工程（ｃ）と、前記鋼製屋根とコン
クリートとを側壁に固定する工程（ｄ）と、を特徴とす
る地下タンクの屋根の構築方法である。
ために第１の発明は、地盤内に底版と側壁とを構築する
工程（ａ）と、前記底版上で、鋼製屋根の上にコンクリ
ートを打設する工程（ｂ）と、前記鋼製屋根とコンクリ
ートとを上昇させる工程（ｃ）と、前記鋼製屋根とコン
クリートとを側壁に固定する工程（ｄ）と、を特徴とす
る地下タンクの屋根の構築方法である。
【０００７】第２の発明は、請求項１から請求項４まで
のいずれかの地下タンクの屋根の構築方法によって構築
されたことを特徴とする地下タンクである。
のいずれかの地下タンクの屋根の構築方法によって構築
されたことを特徴とする地下タンクである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１、図２、図３は、本発
明の実施の形態である地下タンクの屋根の構築方法を示
す図である。
施の形態を詳細に説明する。図１、図２、図３は、本発
明の実施の形態である地下タンクの屋根の構築方法を示
す図である。
【０００９】図１において、地下タンク１を構築する場
合は、地盤２内に連続地中壁（図示せず）等を構築した
後、地盤２を掘削し、底版５と側壁３とを設ける。そし
て、安定が容易に確保し得る底版５上において、鋼製屋
根７を構築し、その上にコンクリート９を打設する。こ
の時、鋼製屋根７とコンクリート９は、リフトアップ可
能であり、かつ、リフトアップした後、更にコンクリー
トを打設してもエアサポート等の支持を必要としない程
度の剛性を確保しておく。また、必要な場合は、鋼製屋
根７の下に支保工１１を組む。
合は、地盤２内に連続地中壁（図示せず）等を構築した
後、地盤２を掘削し、底版５と側壁３とを設ける。そし
て、安定が容易に確保し得る底版５上において、鋼製屋
根７を構築し、その上にコンクリート９を打設する。こ
の時、鋼製屋根７とコンクリート９は、リフトアップ可
能であり、かつ、リフトアップした後、更にコンクリー
トを打設してもエアサポート等の支持を必要としない程
度の剛性を確保しておく。また、必要な場合は、鋼製屋
根７の下に支保工１１を組む。
【００１０】次に、図２に示すように、鋼製屋根７とコ
ンクリート９とをエアレイジングし、側壁３の上部に固
定する。この時、鋼製屋根７とコンクリート９は必要剛
性を確保してあるのでエアサポート等の支持は必要とし
ない。さらに、必要な場合には、図３に示すようにコン
クリート９の上部に２層目コンクリート１３または、複
数層のコンクリートを打設する。この時下部のコンクリ
ート９のアーチが支保の役割をするので、エアサポート
や支保工の必要がない。
ンクリート９とをエアレイジングし、側壁３の上部に固
定する。この時、鋼製屋根７とコンクリート９は必要剛
性を確保してあるのでエアサポート等の支持は必要とし
ない。さらに、必要な場合には、図３に示すようにコン
クリート９の上部に２層目コンクリート１３または、複
数層のコンクリートを打設する。この時下部のコンクリ
ート９のアーチが支保の役割をするので、エアサポート
や支保工の必要がない。
【００１１】前述した実施の形態では、底版５の上に構
築した鋼板屋根７とコンクリート９とをエアレイジング
によって上昇させていたが、図４に示すように、ジャッ
キ１５を用いてジャッキアップしてもよい。
築した鋼板屋根７とコンクリート９とをエアレイジング
によって上昇させていたが、図４に示すように、ジャッ
キ１５を用いてジャッキアップしてもよい。
【００１２】このように、本実施の形態は、底版５上の
安定した状態でコンクリート９の打設を行うことができ
るため、コンクリートの打設や管理が容易である。ま
た、鋼製屋根７とコンクリート９との構造にしたので、
屋根鋼板等の低減が可能となる。 また、鋼板屋根７と
コンクリート９とをエアレイジングした後は、鋼製屋根
７とコンクリート９とは、側壁の上部に固定するのでそ
れ以後、２層目コンクリート１３等を打設する際の、エ
アサポートは不要となる。
安定した状態でコンクリート９の打設を行うことができ
るため、コンクリートの打設や管理が容易である。ま
た、鋼製屋根７とコンクリート９との構造にしたので、
屋根鋼板等の低減が可能となる。 また、鋼板屋根７と
コンクリート９とをエアレイジングした後は、鋼製屋根
７とコンクリート９とは、側壁の上部に固定するのでそ
れ以後、２層目コンクリート１３等を打設する際の、エ
アサポートは不要となる。
【００１３】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、コンクリートの打設が容易であり、コストも比較
的低廉な地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンクを
提供することができる。
れば、コンクリートの打設が容易であり、コストも比較
的低廉な地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンクを
提供することができる。
【図１】コンクリート屋根の構築方法を示す図
【図２】コンクリート屋根の構築方法を示す図
【図３】コンクリート屋根の構築方法を示す図
【図４】コンクリート屋根の構築方法を示す図
１………地下タンク ２………地盤 ３………側壁 ５………底版 ７………鋼板屋根 ９………コンクリート １１………支保工 １３………２層目コンクリート １５………ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 正嗣 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 Ｆターム(参考） 2D047 AB02
Claims (5)
- 【請求項１】 地盤内に底版と側壁とを構築する工程
（ａ）と、前記底版上で、鋼製屋根の上にコンクリート
を打設する工程（ｂ）と、前記鋼製屋根とコンクリート
とを上昇させる工程（ｃ）と、前記鋼製屋根とコンクリ
ートとを側壁に固定する工程（ｄ）と、を特徴とする地
下タンクの屋根の構築方法。 - 【請求項２】 前記工程（ｃ）は、エアレイジングによ
り上昇させることを特徴とする請求項１記載の地下タン
クの屋根の構築方法。 - 【請求項３】 前記工程（ｃ）は、ジャッキアップによ
り上昇させることを特徴とする請求項１記載の地下タン
クの屋根の構築方法。 - 【請求項４】 前記工程（ｄ）に引き続いて、前記鋼板
屋根とコンクリート上に、更に、コンクリートを打設す
る工程を具備することを特徴とする請求項１記載の地下
タンクの屋根の構築方法。 - 【請求項５】 請求項１から請求項４までのいずれかの
地下タンクの屋根の構築方法によって構築されたことを
特徴とする地下タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11113862A JP2000303711A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11113862A JP2000303711A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000303711A true JP2000303711A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14622964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11113862A Pending JP2000303711A (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 地下タンクの屋根の構築方法及び地下タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000303711A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112727217A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-30 | 中国化学工程第十四建设有限公司 | 一种在掩体内安装钢膜结构油罐的方法 |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11113862A patent/JP2000303711A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112727217A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-30 | 中国化学工程第十四建设有限公司 | 一种在掩体内安装钢膜结构油罐的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040127 |