JP2000302714A - トリメチルヒドロキノンの製造方法 - Google Patents

トリメチルヒドロキノンの製造方法

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JP2000302714A
JP2000302714A JP11109643A JP10964399A JP2000302714A JP 2000302714 A JP2000302714 A JP 2000302714A JP 11109643 A JP11109643 A JP 11109643A JP 10964399 A JP10964399 A JP 10964399A JP 2000302714 A JP2000302714 A JP 2000302714A
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methanol
reaction
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carbon dioxide
supercritical state
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Tomoyuki Suzuki
智之 鈴木
Toshio Sasaki
俊夫 佐々木
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒドロキノンとメタノールから、テトラメチル
ヒドロキノンの副生がほとんど無く、比較的選択率の高
いトリメチルヒドロキノンの製造法を提供する。 【解決手段】ヒドロキノンとメタノールとを、無触媒
下、メタノールが超臨界状態になる条件下で反応させ、
次いで、触媒を添加してメタノールが超臨界状態になる
条件下で反応させるトリメチルヒドロキノンの製造方法
及びメタノールの超臨界状態に二酸化炭素を介在させ、
メタノールと二酸化炭素の混合物が超臨界状態になる条
件下で反応を行うトリメチルヒドロキノンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリメチルヒドロ
キノンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トリメチルヒドロキノンはビタミンEの
中間原料、医薬、重合防止剤、樹脂添加剤として幅広く
用いられている。特に、ビタミンEの中間原料として多
くの需要がある。
【0003】従来、トリメチルヒドロキノンの製造方法
としては、フェノール類を原料とする方法、プソイドク
メン(1,2,4−トリメチルベンゼン)を原料とする
方法、メシチレンを原料とする方法等が知られている。
これらのうち現在最も一般的な工業的製造法の1つは、
メタクレゾールを原料とする方法である。しかしこの方
法の問題点として、触媒存在下で気相メチル化反応によ
りメタクレゾールをトリメチルフェノールに転換し、こ
れを酸化してトリメチルベンゾキノンを製造し、さらに
還元反応を行ってトリメチルハイドロキノンを製造する
ことが必要であり、プロセスが複雑になるという点があ
げられる。
【0004】この問題点を改良するため、ヒドロキノン
とメタノールを反応させ、トリメチルヒドロキノンを製
造する方法が試みられている。例えば、特開昭58−7
2530号公報には、ヒドロキノンとメタノールを40
0℃に加熱して気相で酸化鉄、酸化マンガン、酸化クロ
ムなどの触媒と接触させ、トリメチルヒドロキノンを製
造する方法が示されている。しかし、この方法ではテト
ラメチルヒドロキノンが約7モル%副生物として生成す
るという欠点を有する。テトラヒドロキノンは工業上の
利用価値が低く、またトリメチルヒドロキノンの原料と
して再利用することも困難であるため、プロセス全体の
収率低下につながる。また、触媒を添加せずに、ヒドロ
キノンと超臨界メタノールを反応させてモノメチルヒド
ロキノンの1つである2,5−ジオキシトルエンを合成
する方法が、化学と工業、第52巻、第3号、288頁
(1999年)記されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒド
ロキノンとメタノールから、テトラメチルヒドロキノン
等の副生がほとんど無く、比較的選択率の高いトリメチ
ルヒドロキノンの製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、ヒドロキノンとメタノールからトリメチルヒ
ドロキノンを製造する方法について鋭意研究を続け、メ
タノールを超臨界状態にして、無触媒下で反応させ、次
いで、触媒を添加して、メタノールが超臨界状態になる
条件下で反応させることにより上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、下記の(1)〜(4)に
を提供する。 (1)ヒドロキノンとメタノールとを、無触媒下、メタ
ノールが超臨界状態になる条件下で反応させ、次いで、
触媒を添加してメタノールが超臨界状態になる条件下で
反応させることを特徴とするトリメチルヒドロキノンの
製造方法。 (2)ヒドロキノンとメタノールとを、無触媒下、メタ
ノールが超臨界状態になる条件下で反応させ、次いで、
二酸化炭素の存在下、触媒を添加してメタノール及び二
酸化炭素の混合物が超臨界状態になる条件下で反応させ
ることを特徴とするトリメチルヒドロキノンの製造方
法。 (3)ヒドロキノンとメタノールとを、二酸化炭素の存
在下、無触媒下、メタノール及び二酸化炭素の混合物が
超臨界状態になる条件下で反応させ、次いで、触媒を添
加してメタノールが超臨界状態になる条件下で反応させ
ることを特徴とするトリメチルヒドロキノンの製造方
法。 (4)ヒドロキノンとメタノールとを、二酸化炭素の存
在下、無触媒下、メタノール及び二酸化炭素の混合物が
超臨界状態になる条件下で反応させ、次いで、二酸化炭
素の存在下、触媒を添加してメタノール及び二酸化炭素
の混合物が超臨界状態になる条件下で反応させることを
特徴とするトリメチルヒドロキノンの製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明製法においては、メタノール、またはメタ
ノール及び二酸化炭素の混合物が超臨界状態になる条件
下で反応させることが必要である。ここで本発明でいう
超臨界状態とは、次の状態をいう。
【0009】物質には、固有の気体、液体、固体の3態
があり、さらに、臨界温度および臨界圧力以上になる
と、圧力をかけても凝縮しない流体相がある。この状態
を超臨界状態という。超臨界状態にある流体は、液体や
気体の通常の性質と異なる性質を示す。超臨界状態の流
体の密度は、液体に近く、粘度は、気体に近く、熱伝導
率と拡散係数は、気体と液体の中間的性質を示す、“液
体ではない溶媒”であり、低粘性、高拡散性のために物
質移動が有利となり、また高伝導性のために高い熱移動
性を得ることができる。
【0010】従って、本発明製法において、メタノール
は、臨界温度が240℃、臨界圧力が8MPaであり、
240℃以上および8MPa以上の条件で反応を行うこ
とが必要である。本発明製法は、前の工程においては無
触媒下(前工程)で、後段の工程においては触媒の存在
下(後工程)で行う。すなわち、前工程においては、モ
ノメチルヒドロキノンのみまたはモノメチルヒドロキノ
ンを主成分とする組成であることが好ましく、工業的に
は、前工程での反応液中に生じるジメチルヒドロキノ
ン、パラメトキシフェノール等の副生物を、蒸留、抽
出、吸着等の通常の分離精製方法にて除去して、後工程
に供する方が好ましい。また、前工程において、モノメ
チルヒドロキノンの選択率が70%以上となる条件は、
1)反応時間が2時間程度においては、反応温度は、3
50℃以下、メタノールの超臨界温度(240℃)以
上、圧力は、15MPa以下、メタノールの超臨界圧力
(8Mpa)以上、2)反応温度が350℃、圧力15
MPaの条件ならば、反応温度は2時間以下である。
【0011】また、本発明製法で得られるトリメチルヒ
ドロキノンは、例えば、臭化フィチルまたはイソフィト
ールを触媒の存在下で縮合させ、分子蒸留等にて精製し
てビタミンE(トコフェノール)を製造することができ
る。
【0012】なお、本発明製法によれば、テトラメチル
ヒドロキノンの副生がほとんど無く、トリメチルヒドロ
キノンを比較的高い選択率で取得できるが、得られるト
リメチルヒドロキノンの反応液は、通常、ジメチルヒド
ロキノン、パラメトキシフェノール等の不純物、及び未
反応の原料が含まれるが、これらは、通常の蒸留、抽
出、吸着等にて分離する。
【0013】本発明製法において用いる触媒としては、
芳香核アルキル化を促進するものなら何でも良く、例え
ば、酸、アルカリ、金属粉末、金属酸化物などがあげら
れる。
【0014】酸としては、代表的なものとして、酢酸、
ぎ酸、プロピオン酸、安息香酸などがあげられるがこれ
らには限定されない。また、金属粉末、金属酸化物と組
み合わせて使用してもよい。
【0015】アルカリとしては、アルカリ金属の水酸化
物、アルカリ金属のアルコキシドが好ましく用いられ
る。該アルカリ金属の水酸化物としては、水酸化ナトリ
ウ又は水酸化カリウムが好ましい。また、該アルカリ金
属のアルコキシドとしては、ナトリウムメチラート又は
カリウムメチラートが好ましく使用できる。また、金属
粉末、金属酸化物と組み合わせて用いてもよい。
【0016】金属酸化物には、代表的なものとして、M
g、Ca、V、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Zn、
Ge、Al、Pt、Pb、Ru、W、La、Sm、Hf
などの酸化物があげられるがこれらには限定されない。
具体的には、MgO、CaO、V25、Cr23、Mn
2、Fe23、FeO、Fe34、NiO、CuO、
Cu2O、ZnO、GeO2、GeO、Al23、Pt
O、PtO2、Pb34、RuO2、WO2、WO3、La
23、Sm23、HfO2等があげられ、MnO2(二酸
化マンカ゛ン)、Cr23(酸化クロム)、ZnO(酸化亜
鉛)、MgO(酸化マグネシウム)、La23(酸化ラ
ンタン)、GeO2(酸化ゲルマニウム)又はFe23
(酸化鉄)が好ましい。また、複数の金属酸化物を組み
合わせたり、金属粉末、酸、アルカリと組み合わせて使
用してもよい。
【0017】金属粉末には、代表的なものとして、M
g、Ca、Cr、Mn、Fe、Ni、Cu、Zn、G
e、Al、Pt、Pb粉末などがあげられる。また、複
数の金属粉末を組み合わせたり、金属酸化物、酸、アル
カリと組み合わせて使用してもよい。
【0018】これら例示した触媒の中では、アルカリ及
び金属酸化物が好ましく用いられる。さらに好ましく
は、アルカリが使用される。
【0019】また、本発明製法において二酸化炭素の存
在下で反応を行う場合は、メタノールと二酸化炭素の混
合物が超臨界状態になる条件下で反応させる必要があ
る。
【0020】メタノールと二酸化炭素の混合比に特に制
限はないが、反応に用いるヒドロキノンのメタノールへ
の溶解度を考慮して決定される。メタノールと二酸化炭
素の混合比は、10:90から90:10が好ましい。
【0021】メタノール及び二酸化炭素の混合物が超臨
界状態になる条件は、メタノールと二酸化炭素の混合比
により異なるが、例えば、メタノールと二酸化炭素のモ
ル比が75:25の混合物の場合、文献(ジャーナル
オブ ケミカル サーモダイナミックス ( J.Ch
em.Thermodynamics)、23巻、97
0頁(1991年))によれば、当該混合物の臨界温度
は、204℃、臨界圧力は、12.75MPaである。
従って、本発明において二酸化炭素の存在下では反応温
度をメタノール単独の場合よりも低い温度で行える
が、、メタノール及び二酸化炭素の混合物の超臨界状態
になる条件としては、温度204℃以上、圧力12.7
5MPa以上で行うことが必要であり、温度240℃以
上、圧力12.75MPa以上で行うことが好ましい。
【0022】本発明製法においても、ヒドロキノンに対
するメタノールのモル比は、通常、3〜1000の範囲
であり、3〜300の範囲が好ましく使用でき、前工程
(無触媒下)と後工程(触媒の存在下)において同一で
も異なっていても良い。本発明製法においては、反応温
度の上限は、限定的ではないが、ヒドロキノン類が分解
しないように、400℃以下であることが好ましい。反
応圧力の上限も限定的ではないが、反応装置の耐圧を増
すためにコストがかかるので、25MPa以下であるこ
とが好ましい。
【0023】本発明製法において、反応時間は、用いる
触媒等により適宜決定されるが、前工程と後工程を合計
して5分〜24時間の範囲である。
【0024】本発明製法は、種々の反応態様で実施でき
る。例えば、バッチ方式で行っても良いし、流通方式で
行っても良い。
【0025】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。実施例における反応物および生成物の量は、ガスク
ロマトグラフィー質量分析装置GC−353B(ジーエ
ルサイエンス製)を用いて検出した各物質の全イオン量
をもとに、面積百分率法を用いて求めた。
【0026】実施例1 ヒドロキノン50mg(和光純薬製)とメタノール2.
24g(和光純薬製、特級)をオートクレ−ブ(SUS
316製、内容積4.5ml)に仕込み、サンドバスに
て350℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は
15MPaであった。2時間後オ−トクレ−ブを急冷
し、室温に戻した。反応液を上記の方法により定量した
ところ、ヒドロキノンの転化率は34モル%で、モノメ
チルヒドロキノンの選択率は75モル%であった。ジメ
チルヒドロキノン、トリメチルヒドロキノン、テトラメ
チルヒドロキノン、パラメトキシフェノール、パラメト
キシフェノールのモノメチル体は生成しなかった。
【0027】次いで、反応液に触媒としてナトリウムメ
チラート0.1mg(和光純薬製)を加え、同じオート
クレ−ブ中で、サンドバスにて再び350℃まで昇温し
て反応を行った。反応時の圧力は15MPaであった。
2時間後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻した。反応
後の液を定量したところ、ヒドロキノンの転化率は68
モル%で、モノメチルヒドロキノン、ジメチルヒドロキ
ノン、トリメチルヒドロキノンの選択率はそれぞれ53
モル%、29モル%、5モル%であった。またパラメト
キシフェノール、パラメトキシフェノールのモノメチル
体の選択率はそれぞれ3モル%、2モル%であった。テ
トラメチルヒドロキノンは生成しなかった。
【0028】実施例2 ヒドロキノン51mg(和光純薬製)とメタノール2.
25g(和光純薬製、特級)をオートクレ−ブ(SUS3
16製、内容積4.5ml)に仕込み、サンドバスにて
350℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は1
5MPaであった。6時間後オ−トクレ−ブを急冷し、
室温に戻した。反応液を上記の方法により定量したとこ
ろ、ヒドロキノンの転化率は59モル%で、モノメチル
ヒドロキノン、ジメチルヒドロキノン、トリメチルヒド
ロキノンの選択率はそれぞれ58モル%、27モル%、
4モル%であった。またパラメトキシフェノール、パラ
メトキシフェノールのモノメチル体の選択率はそれぞれ
3モル%、1モル%であった。テトラメチルヒドロキノ
ンは生成しなかった。
【0029】次いで、反応液に触媒としてナトリウムメ
チラート0.2mg(和光純薬製)を加え、同じオート
クレ−ブ中で、サンドバスにて再び350℃まで昇温し
て反応を行った。反応時の圧力は15MPaであった。
2時間後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻した。反応
後の液を定量したところ、ヒドロキノンの転化率は86
モル%で、モノメチルヒドロキノン、ジメチルヒドロキ
ノン、トリメチルヒドロキノンの選択率はそれぞれ37
モル%、35モル%、11モル%であった。またパラメ
トキシフェノール、パラメトキシフェノールのモノメチ
ル体の選択率はそれぞれ4モル%、3モル%であった。
テトラメチルヒドロキノンは生成しなかった。
【0030】比較例1 ヒドロキノン56mg(和光純薬製)とメタノール2.
20g(和光純薬製、特級)をオートクレ−ブ(SUS3
16製、内容積4.5ml)に仕込み、サンドバスにて
350℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は1
5MPaであった。4時間後オ−トクレ−ブを急冷し、
室温に戻した。反応液を定量したところ、ヒドロキノン
の転化率は32モル%で、モノメチルヒドロキノン、ジ
メチルヒドロキノンの選択率はそれぞれ67モル%、8
モル%であった。トリメチルヒドロキノン、テトラメチ
ルヒドロキノン、パラメトキシフェノール、パラメトキ
シフェノールのモノメチル体は生成しなかった。
【0031】
【発明の効果】本発明製法によれば、ヒドロキノンとメ
タノールから、テトラメチルヒドロキノンの副生を抑制
してトリメチルヒドロキノンを比較的高い選択率で取得
でき、ビタミンEの中間原料、医薬、重合防止剤、樹脂
添加剤として幅広く用いることができる。特に、ビタミ
ンEの中間原料として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC25 BA02 BA06 BA08 BA11 BA14 BA16 BA19 BA29 BA30 BA32 BA66 BA69 BC10 BC11 BE41 FC52 FE13 4H039 CA11 CD10 CD30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒドロキノンとメタノールとを、無触媒
    下、メタノールが超臨界状態になる条件下で反応させ、
    次いで、触媒を添加してメタノールが超臨界状態になる
    条件下で反応させることを特徴とするトリメチルヒドロ
    キノンの製造方法。
  2. 【請求項2】ヒドロキノンとメタノールとを、無触媒
    下、メタノールが超臨界状態になる条件下で反応させ、
    次いで、二酸化炭素の存在下、触媒を添加してメタノー
    ル及び二酸化炭素の混合物が超臨界状態になる条件下で
    反応させることを特徴とするトリメチルヒドロキノンの
    製造方法。
  3. 【請求項3】ヒドロキノンとメタノールとを、二酸化炭
    素の存在下、無触媒下、メタノール及び二酸化炭素の混
    合物が超臨界状態になる条件下で反応させ、次いで、触
    媒を添加してメタノールが超臨界状態になる条件下で反
    応させることを特徴とするトリメチルヒドロキノンの製
    造方法。
  4. 【請求項4】ヒドロキノンとメタノールとを、二酸化炭
    素の存在下、無触媒下、メタノール及び二酸化炭素の混
    合物が超臨界状態になる条件下で反応させ、次いで、二
    酸化炭素の存在下、触媒を添加してメタノール及び二酸
    化炭素の混合物が超臨界状態になる条件下で反応させる
    ことを特徴とするトリメチルヒドロキノンの製造方法。
  5. 【請求項5】触媒が酸、アルカリ、金属粉末又は金属酸
    化物である請求項1〜4記載のトリメチルヒドロキノン
    の製造方法。
  6. 【請求項6】アルカリがアルカリ金属の水酸化物又はア
    ルカリ金属のアルコキシドである請求項5記載のトリメ
    チルヒドロキノンの製造方法。
  7. 【請求項7】アルカリ金属の水酸化物が水酸化ナトリウ
    ム又は水酸化カリウムである請求項5記載のトリメチル
    ヒドロキノンの製造方法。
  8. 【請求項8】アルカリ金属のアルコキシドがナトリウム
    メチラート又はカリウムメチラートである請求項6記載
    のトリメチルヒドロキノンの製造方法。
  9. 【請求項9】金属酸化物が二酸化マンガン、酸化クロ
    ム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ランタン、酸化
    ゲルマニウム又は酸化鉄である請求項5記載のトリメチ
    ルヒドロキノンの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002167344A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Sumitomo Chem Co Ltd 4−アルキルレゾルシンの製造方法
JP2002167345A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Sumitomo Chem Co Ltd 2−アルキルレゾルシンの製造方法
JP2010507552A (ja) * 2006-10-25 2010-03-11 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト トリクロロシランの製造方法
JP2013536216A (ja) * 2010-08-24 2013-09-19 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 3,7−ジメチル−1−オクテン−3−オールの製造方法

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