JP2000302640A - シート状パック - Google Patents

シート状パック

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JP2000302640A
JP2000302640A JP2000007531A JP2000007531A JP2000302640A JP 2000302640 A JP2000302640 A JP 2000302640A JP 2000007531 A JP2000007531 A JP 2000007531A JP 2000007531 A JP2000007531 A JP 2000007531A JP 2000302640 A JP2000302640 A JP 2000302640A
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JP
Japan
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sheet
nonwoven fabric
pack
plaster
paste
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Pending
Application number
JP2000007531A
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English (en)
Inventor
Toshio Yoshioka
俊男 吉岡
Kiyoshi Ishita
喜好 井下
Junichi Ishiguro
淳一 石黒
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DAIKYO YAKUHIN KOGYO KK
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
DAIKYO YAKUHIN KOGYO KK
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足のかかと・肘・膝・肩等の肌表面を保護・
改善するためのシート状パックに係り、特に患部にぴっ
たりフィットできると共に、使用時におけるパックの剥
がれ落ちを防止でき、結果的にパックの使用性を向上さ
せることができるシート状パックに関する。 【解決手段】 不織布の表面に膏体を積層し、該不織布
の裏面には不織布の周辺より延伸する形状の粘着シート
を積層し、前記膏体の表面には保護用剥離シートを積層
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は足のかかと・肘・膝
・肩等の肌表面を保護・改善するためのシート状パック
に係り、特に患部にぴったりフィットできると共に、使
用時におけるパックの剥がれ落ちを防止でき、結果的に
パックの使用性を向上させることができるシート状パッ
クに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に足のかかと等は全体重の大部
分の重みを受け止めるところであり、歩行時には床面と
くり返し接触する等の過酷な条件下に置かれるため、そ
の肌表面の潤いが不足しがちで、肌表面は硬くなって角
質化されやすい個所であった。また、かかと以外にも肘
・膝・肩等の部位も屈曲を繰り返したりすることより、
肌表面は硬くなって角質化され易いものであった。そこ
で、かかと・肘・膝・肩等の肌表面部分を保護する目的
で、高保湿剤を配合させた軟膏等を主成分とする膏体か
らなる、シート状パックが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシート状パック
は、その全体形状は略四角形状を呈し、そのパックを膏
体の有する粘着力のみで剥がれ落ちないように付着させ
ていたが、その粘着力は微弱であるため、使用中に剥が
れ落ちてしまう等の事故が起こりやすかった。この脱落
を防止しようとすると膏体の粘着力を高める必要があ
り、膏体の粘着力を高めると、膏体が肌表面に後残りし
て後始末にわずらわされるという問題があった。
【0004】本発明は上記の問題を解消するため、膏体
の粘着力に頼らず、別途設ける粘着シートでパックの剥
がれ落ちを防止し、かつパックがかかと等の患部の肌表
面を覆うのに効率的になる形状にしたシート状パックを
提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段として、まず請求項1記載のものは、不織布
の表面に膏体を積層し、該不織布の裏面には不織布の周
辺より延伸する形状の粘着シートを積層し、前記膏体の
表面には保護用剥離シートを積層したことを特徴とする
シート状パックである。
【0006】本発明によれば、パック本体となる膏体を
積層した不織布の周辺より延伸した状態の粘着シートが
不織布の裏面に積層状に設けられているため、パックは
膏体の粘着力いかんにかかわらず確実にかかと等の患部
位置に粘着保持されることとなる。
【0007】請求項2は、不織布の表面に膏体を積層
し、該不織布の裏面には不織布の周辺より延伸する形状
の粘着シートを積層し、前記膏体の表面には保護用剥離
シートを積層し、これをかかと用パックとすることを特
徴とするシート状パックである。
【0008】前記したように足のかかとは、歩行時等に
人間の全体重を受け止めるところであり、かつ歩行時に
床面とくり返し接触する等の過酷な条件を特に受け易
く、このような部位には本発明のようなシート上パック
の使用が特に効果的となる。
【0009】請求項3は、前記不織布及び膏体の平面形
状が略鼓状を呈する請求項1又は2記載のシート状パッ
クである。
【0010】鼓状膏体の中央くびれ部は、特にかかとと
足首の接続個所付近にあてがわれるように貼着されると
特に効果的であり、シート状パックの膏体面は確実にか
かとの肌表面を覆うことができ、一方粘着シートの肌表
面への接着面積は鼓状膏体の中央くびれ部の面積分だけ
増大し、その結果貼着効果が高まりパックの剥がれ落ち
問題は改善されることとなる。もちろん、肘・膝・肩等
に対して使用することも可能である。
【0011】請求項4は、不織布の周辺より延伸する粘
着シートの延伸幅寸法が5〜15mm、鼓状くびれ部の
最深部の同延伸幅寸法が10〜30mmである請求項1
乃至3の何れかに記載されるシート状パックである。
【0012】上記延伸幅寸法を確保することで、一層確
実な粘着効果が達成され、パックの剥がれ落ち問題は確
実に改善されることとなる。
【0013】請求項5は、不織布がメッシュタイプであ
る請求項1乃至4の何れかに記載されるシート状パック
である。
【0014】不織布を孔あき状のメッシュタイプにする
ことで、膏体の不織布に対する食い付きを高めてアンカ
ー効果を向上させ、一方肌表面からの汗の発散も円滑に
行われるようにしてムレ防止も図られることになる。
【0015】請求項6は、粘着シートと保護用剥離シー
トの間に剥離用タブを設けた請求項1乃至5の何れかに
記載されるシート状パックである。
【0016】剥離用タブを設けることにより、そのタブ
の位置で保護用剥離シートを確実に粘着シートから剥す
ことが可能となり、このため保護用剥離シートの引き剥
しが容易となる。
【0017】請求項7は、粘着シートの一部にカットラ
インを入れた請求項1乃至6の何れかに記載されるシー
ト状パックである。
【0018】粘着シートの一部にカットラインを入れる
ことにより、パックを患部の肌表面に貼着した際にしわ
の発生を防止することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて、本発明に
係るシート状パックの一実施の形態を詳説する。図1は
本発明に係るシート状パックの正面図、図2は同平面
図、図3は図1のA−A線断面図、図4は粘着シートを
一部切り欠いた状態の平面図である。
【0020】不織布1は、その表面に膏体2を積層し、
その裏面には粘着シート3が積層されている。この不織
布1は、膏体2を安定的に保持するための担持体として
使用されるものである。さらに膏体2の表面を覆うよう
に保護用剥離シート4が積層されている。
【0021】また膏体2は、一般的に使用されているパ
ック剤で形成され、例えば水、アルコール、保湿剤、水
溶性高分子、架橋剤、角質柔軟剤、油分、防腐剤、色素
等からなる。
【0022】また粘着シート3は、特に限定されること
はないが、好ましくは不織布にのりを添加したもの等が
好ましい。
【0023】このようなシート状パックの製造ラインの
例を説明すると、帯状に連続する保護用剥離シート4の
上面に膏体2のゲルを載せて移送させながら、その上面
に不織布1の帯状体を連続的に載せていき、さらに保護
用剥離シート4の層を残して不織布1及び膏体2の層の
みを好みの形状(後述の例では鼓状等)に型取りするよ
うにカットし、このカット部からはみ出て不要となった
不織布及び膏体は剥ぎ取りローラー等で上記保護用剥離
シートから外していき、次いで製品として残された不織
布1及び膏体2を覆うように、前記保護用剥離シートの
上面に粘着シート3を積層していき、この状態の連続帯
状体を最終的に1個製品として、使いやすい大きさに個
別カットして最終製品が得られることとなる。
【0024】また完成したシート状パックは、患部たる
かかと・肘・膝・肩等の肌表面に膏体2が当たるように
保護用剥離シート4を引き剥してからあてがい、剥き出
しになった粘着シート3の粘着面を利用してパック全体
を患部に安定貼着保持させて使用する。前記した通り、
このシート状パックをかかとに貼着させた場合は、使用
感が特に好ましいものとなる。この粘着シート3の存在
により、パックの貼着保持は万全なものとなり、不用意
にパックが使用中に剥がれ落ちる心配は無くなった。
【0025】さらに本発明の不織布1及び膏体2を中央
くびれ部5が形成可能な鼓状を呈するようにしておく
と、この中央くびれ部5の面積分だけ患部に対する貼着
面が増大するから、特に剥がれ落ちの防止効果が優れた
ものとなる。
【0026】ここで不織布1の周辺より延伸する粘着シ
ート3の延伸幅寸法L1を5〜15mm程度、好ましく
は10mmにしておくと、必要にして十分の貼着効果が
得られることとなる。また、中央くびれ部5を形成した
場合には、その最深部の延伸幅寸法L2を10〜30m
m程度としておくことが好ましい。
【0027】次いで前記不織布1の構成を、ウオーター
ジェット方式等で形成されるメッシュタイプの不織布で
形成すると、不織布1に多数の小孔を確保できるので、
その表面に膏体2を塗布して積層させる際には、各小孔
内に膏体2が入り込み、それによりアンカー効果が得ら
れて膏体2の不織布1からの剥がれ落ちが防がれること
となる。
【0028】一方、メッシュタイプの不織布1を採用し
た場合には、肌表面から発生した汗が粘着シート3側に
発散され易くなり、かつ粘着シート3も同種の不織布で
形成されるような場合には、完全なムレの防止が図られ
ることとなる。
【0029】本発明では、粘着シート3と保護用剥離シ
ート4間に、離型紙等を利用した剥離用タブ6を介在さ
せることもでき、この剥離用タブ6を設けた部分は、粘
着シート3の粘着面が保護用剥離シート4に密着するこ
とがないので、両者を剥す際の引き剥しの端緒部となっ
て扱い易くなる。この剥離用タブ6の材料としては、従
来一般の剥離紙等として使用されているものをそのまま
利用することができ、かつ剥離用タブ6の形成個所やそ
の数は随意選択される。
【0030】さらに、かかと・肘・膝・肩等の患部に本
発明パックを貼着使用する際に、粘着シート3の一部に
カットライン7を形成しておくと、被貼着面が立体的な
個所であっても、貼着シートにしわを発生させることな
くきれいに貼着することができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるシート
状パックによれば、膏体の粘着力を高めることなく、粘
着シートの存在にて確実にかかと・肘・膝・肩等の患部
の肌表面に貼着できる効果があり、膏体の肌表面への後
残り問題等は発生しない特徴がある。
【0032】請求項2は、最も使用条件が過酷な足のか
かとに使用すると、特に効果が顕著となるものである。
【0033】請求項3は、不織布及び膏体の平面形状を
略鼓状にすることにより、シート状パックの肌表面への
貼着効果を一層向上させることができる。
【0034】請求項4は、不織布の周辺より延伸する粘
着シートの延伸幅寸法を5〜15mm、中央くびれ部の
最深部の同延伸幅寸法を10〜30mmとしたので、確
実な貼着効果を得るために必要にして十分な大きさ、及
び形状のものが得られる特徴がある。
【0035】請求項5は、不織布をメッシュタイプのも
のとしたので、膏体のアンカー効果が高まり、ムレ防止
効果も確保できる特徴がある。
【0036】請求項6は、貼着シートと保護用剥離シー
トの間に剥離用タブを設けたので、そのタブの位置から
確実かつ簡単に保護用剥離シートを引き剥すことができ
る特徴がある。
【0037】請求項7は、粘着シートの一部にカットラ
インを入れたことにより、患部の貼着面が立体的になっ
ていても、貼着シートにしわを寄せることなく、きれい
に貼着シートを肌表面に貼着させることができる特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状パックの正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】粘着シートを一部切り欠いた状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
1…不織布 2…膏体 3…粘着シート 4…保護用剥離シート 5…中央くびれ部 6…剥離用タブ 7…カットライン L1、L2…延伸幅寸法
フロントページの続き (72)発明者 井下 喜好 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 石黒 淳一 富山県富山市水橋畠等173 大協薬品工業 株式会社内 Fターム(参考) 4C083 CC07 DD12 EE12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布の表面に膏体を積層し、該不織布
    の裏面には不織布の周辺より延伸する形状の粘着シート
    を積層し、前記膏体の表面には保護用剥離シートを積層
    したことを特徴とするシート状パック。
  2. 【請求項2】 不織布の表面に膏体を積層し、該不織布
    の裏面には不織布の周辺より延伸する形状の粘着シート
    を積層し、前記膏体の表面には保護用剥離シートを積層
    し、これをかかと用パックとすることを特徴とするシー
    ト状パック。
  3. 【請求項3】 前記不織布及び膏体の平面形状が略鼓状
    を呈する請求項1又は2記載のシート状パック。
  4. 【請求項4】 不織布の周辺より延伸する粘着シートの
    延伸幅寸法が5〜15mm、鼓状くびれ部の最深部の同
    延伸幅寸法が10〜30mmである請求項1乃至3の何
    れかに記載されるシート状パック。
  5. 【請求項5】 不織布がメッシュタイプである請求項1
    乃至4の何れかに記載されるシート状パック。
  6. 【請求項6】 粘着シートと保護用剥離シートの間に剥
    離用タブを設けた請求項1乃至5の何れかに記載される
    シート状パック。
  7. 【請求項7】 粘着シートの一部にカットラインを入れ
    た請求項1乃至6の何れかに記載されるシート状パッ
    ク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200452172Y1 (ko) * 2008-07-23 2011-02-10 김윤희 꿈치용 보습팩

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