JPS5936535B2 - 接着剤によつてとりつけられる吸収性裏あて - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は衛生ナプキンやパンテイ保護布 （ｐａｎｔｙｓｈｉｅｌｄｓ）のような吸収性のある下
ばき用層あてに関するものであり、より具体的に云えば
、使用に際してその製品を下ばきの股の部分に取付ける
ための接着手段を用いる、そのような製品に関するもの
である。

このような製品は体液を吸収、保持しそして下ばきが汚
れたりしみがつくのを保護するためにつくられる。従来
技術にｋＡ衣服および身体に接触する主表面を有し、そ
の製品を下ばきに接着させるために、衣服に接触する表
面に感圧性接着手段を備えた吸収体を含む吸収性裏あて
についての提案が数多くある。一般に、これらの裏あて
には感圧性接着剤部品の上に重なつている剥離できる保
護シート（Ｒｅｌｅａｓｅｓｔｒｉｐ）が取付けられて
おり、接着剤部品を塵埃から、また包装、貯蔵および使
用前の取扱いに際して不用意に接着することから保護し
ている。使用時にはそのシートを接着剤手段から剥がし
、製品を下着の適当な位置においてそこに接着させる。
使用後、製品は下着から剥がして棄てる。このような製
品に使用される接着剤系は、二三の、時には相容れない
基準に合致しなければならない。

使用において＆ちその製品が下着に常に頑強に接着する
ことが重要であり、したがつて接着剤系は水分、身体の
運動によつてか＼る突然の力および使用者が着ている衣
服の種々の層の動きによつてか＼る摩擦による剪断力に
耐えなければならない。使用中には接着剤系に接着の強
固さが要求されるにもかかわらず、その保護用シート頃
使用に先立つて製品を破つたり薄層に剥離することなく
、その接着剤から容易に剥がされることが重要である。
使用後は、その製品は下着から、同様にその製品を破つ
たり薄層に剥離することなく、もしくはこの場合に＆ζ
下着の布はくを損傷することなく容易に剥がされること
が絶対条件である。使用後はその製品は一般に汚されて
いるという事実を考えると、使用者はその製品を容易に
かつ迅速につかんで、過度に手間取つたり努力したりす
ることなく、それを衣服から剥がすことができることが
重要である。使用中の接着の強固さと剥ぎ取り易さを兼
備させるこの問題には、二三の解決法が提出された。

たとえば、１９７５年８月５日にジエイ・エイ・ジノツ
キオ（Ｊ．Ａ．ＧｉｎＯｃｃｈｉＯ）に発行された米国
特許３８９７７８３において＆叙そこに提供された接着
剤部品は末端が複数の山になつており、その結果その高
くなつた末端部では剥がす力が減少する。この接着剤形
式は、特別に設計した接着剤付着装置を用いて付着され
た。この解決法は一般に効果的であるけれども、接着剤
をとびとびに付ける必要があるという欠点がある；この
ような工程を連続的におこなうには、一般には高速度の
操業が好適である。この問題のさらにもう１つの解決法
は、製品にいわゆる覗乾燥した縁（Ｄｒｙｅｄｇｅ）タ
グを持たせることである。

この方法はアール・ジエイ・レーダー（Ｒ．Ｊ．ＲＯｅ
ｄｅｒ）に１９７２年６月２７日に発行された米国特許
３６７２３７１およびエィチ・エイ・ホワイトヘツドお
よびアール・ヴイ・ブラウン（Ｈ．Ａ．Ｗｈｉｔｅｈｅ
ａｄａｎｄＲ．Ｖ．Ｂｒａｕｎ）に１９７５年５月６日
に発行された米国特許３８８１４９０に実施例が示され
ている。これらの両方の例において、接着剤部品は製品
の縦の長さ全部に延びていないで、ある距離までで終つ
ている。他方、その接着剤部品はその部品の末端を越え
て延びている保護用のシートにより覆われている。した
がつて、使用前に１１ζその剥離できるシートの末端は
接着剤に接着されておらず、自由につまんで除去するこ
とができる。使用中においては、製品の末端部は衣服に
接着されておらず、また自由につまんで除去することが
できる。これらの接着されていない末端は、実際に、使
用に先立つてその剥離できるシートを、また使用中に下
着からその製品を、いずれも容易に剥ぎ取らせるけれど
も、欠点もある。その剥離できるシートは一般に製品の
他の部分より固く、したがつてそのシートの接着してい
ない末端は製品から離れる傾向があり、相互にｕからん
で〃そのため製造中および包装中に製品を取扱いにくく
なる傾向がある。いわゆる３次元的な彎曲した衣服の裏
あてのような製品において特にはげしい。これらのナプ
キン（月経綿）の彎曲は、その固い剥離できるシートの
材料をさらに離れさせることさえある。使用中において
は、製品のその接着していない末端＆ζ身体および衣服
の運動によつてか＼る力によつて製品全体が望ましくな
い分離や移動を起す出発点となる。これより、従来技術
の努力にもかかわらず、明らかに相容れない基準である
使用中の強固さと剥ぎ取り易さに対する完全に満足すべ
き解決法は、これまで得られていなかつたということが
わかる。

本発明によれば、製品を使用中に適当な位置に頑丈に保
持させるけれども、なおその製品を、剥離できるシート
および衣服の両方から、従来技術の提案において遭遇す
るような欠点が全然なしに、容易に剥がして分離するこ
とができるような手段を有する、接着剤により取り付け
られる、下ばきの保護用の吸収性裏あてが提供される。
その裏あては、身体に接触する主表面（すなわち、身体
に向つて着用されるようにつくられた表面）および衣服
に接触する主表面、すなわち、下ばきの股の部分に接着
させるようにつくられた表面を有する、一般に細長い吸
収体を含むものである。その裏あてを下ばきに固定する
ための手段が設けられており、これらの手段は衣服に接
触する表面に縦に配置され、実質的にその表面の端から
端まで延びている感圧性の接着剤部品を含んでいる。そ
の感圧性接着剤部品の上に重なつている、取除くことの
できる保護用の剥離できるシートが取付けられており、
その部品を塵埃や、使用前に不用意に接着することから
保護している。本発明の教えるところによれば、その感
圧性接着剤部品の少くとも一方の最終端部は、凹凸部分
（すなわち、相互に関して上つたり下つたりしている）
の形につくられ、それにより剥離できるシートおよび下
ばきの両方の剥離に対する抵抗が、接着剤部品のこの末
端部においては中央部より小さくなつている。好適には
両端ともこのような形につくられる。恐らく最も単純な
具体例において４＠．この接着剤部品は衣服に接触する
表面に配置され、その末端部に凹凸形につくられた部分
を有しており、その形は表面に切込まれたかもしくはエ
ツチングされたこのような形を有するエンボス用ローラ
ーを用いて、この部分にエンボスされる。

次いで剥離できるシートが、接着剤部品に、両末端部お
よびエンボスされない中央部の両方に重なつて付けられ
、製造および包装の間（・からむ〃ことなく製品の方に
向いているように、両方の部分に接着する、もしからん
だりすると邪魔になる。これにもか＼わらず、この剥離
できるシートはエンボスしない部分よりもエンボスした
部分にはるかに弱く接着し、そのため、末端は剥離でき
るシートを除去するための容易な出発点となることがわ
かつた。事実、そのシートはいわゆる咳ドライ・エッヂ
″の製品と同じ容易さで、しかし欠点は何もなくて、す
べての実用上の目的に対して除去することができる。使
用に際しては、製品は下ばきの股の部分に置かれて接着
され、接着剤が実質的に末端部までにわたつて存在する
ので、製品は製品全体が分離する出発点となるような接
着していない末端を残さず、全長にわたつて接着される
。この全長にわたつての接着にも拘らず、そのエンボス
した末端部は中央のエンボスしない部分より衣服の布は
くに弱くくつついており、そのためそこから容易に剥が
すことができ、それにより、掴んで製品の残りの部分を
衣服から剥ぎ取るための出発点の末縁がつくられる。も
つと特別の具体例においては、エンボスが製品の最末端
をこえて延び、接着剤部品に隣接する部分を包含してい
る。

このエンボスを延長させることは、実際には製造の見地
からは、エンボスした部分を接着剤だけに限定するより
もおこない易く、さらにまた製品のエンポスした末端に
、（（Ｚ″方向の強度、すなわち主表面の面に垂直な方
向の強度を与えるという利点もある。また接着剤部分を
最初にエンボスしたのち、剥離できるシートをつけると
いう必要なしに、本発明の製品を製造する方法もここに
詳細に説明されている。

その代り、剥離できるシートが製品全体の組立物につけ
られ、接着剤の上にはやはりエンボスする形をおしつけ
るけれども、剥離できるシートはエンボスしないま＼に
しておくような方法で、その製品の末端がエンボスされ
る。添付の図面を参照すると、第１−３図は本発明の代
表的な具体例を図解している。

図において上向きになつている衣服に接触する主表面１
２、および下向きになつている身体に接触する主表面１
４を有する、吸収性の下ばきの裏あて１０が具体的に描
かれている。その裏あて１０＆虱たとえば粉砕した木材
パルプせんい、コツトン・リンタ一、レーヨンせんい、
コツトンステーブル、混合したサルファイドちりめん（
Ｓｕｌｆｉｔｅｃｒｅｐｅｄ）のパツドおよびその類似
物のような何れかの適当な吸収性材料から造られた吸収
体１６を含んでいる。吸収体は新しく開発された親水性
のポリウレタン・フオームのような合成の吸収性材料を
含んでもよい。粉砕した木材パルプもしくはポリウレタ
ンフオームの粉屑のような緩く結合した粒状の吸収性物
質を用いる場合、その粒状物質はたとえばガーゼのよう
な液体透過性の織布材料、もしくはエム・アール・フエ
チラス（Ｍ−Ｒ．Ｆｅｃｈｉｌｌａｓ）に１９７２年１
月１２日に発行された米国特許３５５４７８８に記載さ
れているもので、水でさつと流すことができるという利
点を併せ持つ、すなわち手洗所で分散させて流し去るこ
とにより棄てることのできるような不織材料の包装材料
の中に包まなければならない。液体透過性の包装材料に
包んだ、緩く結合した吸収性粒子を含む典型的な吸収体
は、前記のジエイ・エイ・ジノツキオに１９７５年８月
５日に発行された米国特許３８９７７８３に記載されて
いる。

第１−３図に図解されている吸収体１６に＆虱実施例と
してさらに別の形の吸収材料が使用されており、この材
料は特別には、ジ一・ジエイ・リロィア（Ｇ．Ｊ．Ｌｉ
ｌＯｉａ）らに１９７２年５月１６日に発行された米国
特許３６６３２３８に記載されているかさだかい軟い全
体が接合した不織布である。

この布はくは重量で約２５％の長い（約２０．２礪）レ
ーヨンせんいおよび重量で約７５％の短い（約０．０２
？）木材パルプせんいの混合物から本質的になり、乾燥
した固体を基準にしてそのせんいの重量に対して、約１
％から約３０％の間の量で全体にわたつて加えられた、
水に分散できる接合剤を有している。好ましい結合剤＆
ζ自己硬化性（Ｓｅｌｆ−Ｃｕｒｉｎｇ）のアクリル系
ラテツクス族、ウレタン族のもしくは低粘度の溶液もし
くは懸濁液で使用することのできる他の結合剤である。
その布はくは１平方アート当り約８オンス（約０．０２
７ｔ／Ｃ７７ｌ）より少い重量、および約０．１５〜約
０．０５ｔ／工の密度を有し、吸収性で非常に軟くそし
てかさだかであることを特徴とする。全体が結合してい
るために、この布はくは包装材料の必要なしに、その構
造の完全性を保持することができ、したがつて第１−３
図の具体例においては包装材料はなくてすむ。第３図に
最もよく図解されているように、布はくのシートの縦の
周縁１８，２０を中央の方へ折り曲げることにより、布
はくの２倍の厚さを用いて、吸収体１６が形成されてい
る。これらの縁は接着剤もしくは当技術分野において知
られた他の手段（図示されていない）を利用して、その
位置に保持されている。吸収体１６の衣服に接触する表
面に重ねてそしてそれと並列に、液体不透過性の層２２
があり、それは体液に対する障壁として働き、かつこの
ような液体が下ばきの上に・・突き通る・・のを防止す
るように設けられる。

この層はたとえばポリマーの薄膜すなわち、たとえば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、セロフアンのような何
れかの薄い彎曲できる不透過性の材料、もしくは含滲さ
せて撥水性にした紙のような、通常液体透過性の材料を
不滲透性に処理したものでも含む。この当業者には、第
１−３図に図解されている包まれていない接合された布
はくの場合には、不透過性の層２２は、吸収体１６の衣
服に接触する側に最もよく用いられ、他方、包んだ製品
の場合に１１＠．その不透過性の層はまた吸収性材料と
包装材料との間にも、もしくは吸収性材料の内部にも置
くことのできることが認められるであろう。場合によつ
てはこの不透過性の層は、ニューシャーシ州、ミルタウ
ン（ＭｉｌｌｔＯｗｎ）のパーソナル・プロダクツ社（
ＰｅｒｓＯｎａｌＰｒＯｄｕｃｔｓＣＯｍｐａｎｙ）か
ら最近出され、ＳＴＡＹＦＲＥＥ（商標）ミニパツト月
経綿として販売されている製品における場合のように、
包装材料そのものの一部をなすこともある。いずれにし
ても、吸収体１６の衣服に接触する主表面には、縦方向
に中央の位置に感圧性の接着剤部品２４が取付けられて
おり、それは裏あて１０の一端２６から他端２８まで延
び、その裏あてを下ばきに付着させるために設けられて
いる。この接着剤部品は、市場で既に入手できる多数の
感圧性接着剤のいずれでも含むことができ、それにはた
とえば、アクリレート接着剤たとえばビニルアセテート
−２・エチル・ヘキシル●アクリレート共重合体で一般
にたとえばエチレンアミンのような粘着剤が混合されて
いるもののような、水を基材とした感圧性接着剤がある
。別のものとしてその接着剤は、スチレンおよびブタジ
エンスチレン共重合体により例示されるプロツク共重合
体のような急硬化性の熱可塑性（熱溶融性）接着剤を含
むことができる。その接着剤部品はまた両面接着テープ
を含むことができ、本発明の利点はこの構造のものにも
同様に得られる。本発明の教えるところによれば、そし
て第２図に最もよく図解されているように、接着剤部品
２４の末端部２７および２９は、もち上つた部分３０お
よび押し下げられた部分３２の形がつけられている。

この形は、下記にもつと詳細に説明されるように、その
裏あての末端をエンボス用ロー”ルとかなとこロール（
ＡｎｖｉｌｒＯｌｌ）の間を通過させることにより、そ
の接着剤部品の末端部に最もよくおしつけることができ
る。いずれにしても、この形をその接着剤の上におしつ
けるほかに、そのエンボス工程は、接着剤の末端部に隣
接する裏あての部分３４にも同様に、このような形をお
しつける。これは、このようなエンボス化によつて、こ
れらの末端部は薄層化剥離に対する抵抗が実質的に増大
するという点で、特に有利であり、この抵抗性は製品を
取り付けたり除去したりするときに、両端がつかまれる
ような裏あてのその末端にとつて非常に望ましい性質で
ある。第３図に最もよく図解されているように、裏あて
の中央部したがつて接着剤部品２４の中央部３６＆ζ上
つた部分および下つた部分のこのエンボスした形がなく
、本質的に平滑で平坦である。この形は、たとえば、全
エンボス部分の約１−３０％は上がつた部分を含み、残
りは下がつた部分を含む。好適には上がつた部分は全エ
ンボス部分の約５〜２０％を含む。接着剤部品２４の全
長に、保護用の剥離できるシート３８が゛重なつており
、それは接着剤部品を塵埃からまた使用前に不用意に接
着することから保護するために設けられている。そのシ
ートは適当なシート状の材料のもので、接着剤部品に十
分な強固さで接着してその位置にとどまるけれども、裏
あてを使用するときには容易に除去することができるも
のである。特に有用な材料は半漂白したクラフト紙で、
その接着剤に接触する側をζ接着剤部品２４から剥離し
易くするために、シリコーン被覆したものである。第３
図に示されているように、その剥離できるシート３８は
、接着剤部品２４のエンボスしてない中央部分の全表面
とは密に接触している。これに対して、第２図を参照す
ると、その剥離できるシート３８は、接着剤のエンボス
した末端部のもち上つた部分３０だけに乗る傾向がある
。その剥離できるシート３８＆ζ製造中および使用前に
製品を取扱い易くさせるに十分な強固さで、接着剤部品
２４のすべての部分に接着することが発見された。しか
しながら、この接着の強固さをちエンボスした末端部分
とエンボスしない中央部分で相当の程度に変化があり、
後者の部分が前者の部分より著しく強固であることが見
出された。裏あての末端におけるこの小さい接着度のた
めに、その剥離できるシートは接着剤部品２４のエンボ
スした部分から容易に剥ぎ取ることができる。一旦、剥
離できるシートの剥離が始まると、一部分剥がされたシ
ートは今度はしつかりと掴んで、接着剤部品２４のもつ
と強固に接着した中央部分から完全に剥ぎ取ることがで
きる。上述したように、接着剤の末端部に上つた部分と
下がつた部分の規定の形を得る１つの方法をζ製品の末
端をエンボス用ローラの間を通過させることである。こ
れは製品にその剥離できるシートをつける前におこなう
ことができ、それにより剥離できるシートをエンボスし
た接着剤のもち上つた部分に優先的に乗せるという前述
の効果が得られるであろう。しかしながら、高速度生産
のためには、製品の各層すなわち、吸収体、接着剤部品
および剥離できるシートのすべての、長い完成した積層
物をつくり、次いでこの積層物から個々の製品を切断す
るのが望ましい。したがつて、剥離できるシートをエン
ボスした接着剤の下がつた部分の中に無理に連行しない
ようにして、完成した積層物（剥離できるシートも含め
た）に、規定したエンボスをつけるための方法も提供さ
れち次に第４図を参照すると、このような方法を用いる
機械系列の図式図が図解されている。積層物４０が図面
において左から右へ矢印９方向へ移動する。その積層物
は吸収体１６を含み、その上には液体不透過性の層２２
を有する。感圧性接着剤部品２４がその層２２につけら
れ、剥離できるシート３８がこの接着剤部品の上に重な
つている。積層物４０は２個の回転するローラー：かな
とこローラー４２およびエンボス用ローラー４４の間の
開口部を通過させる。かなとこローラー４２は第４ａ図
に最もよく見られるように、下部を切取つた部分４８以
外は、全円周の周りに実質的に平滑な表面４６を有して
いる。その下部を切取つた部分４８は、剥離できるシー
トの巾および厚さと本質的に同じ巾および深さであり、
積層物が２個のローラーの開口部の中へ通過するにつれ
て、剥離できるシート３８をその中へ収容するのに適す
る。エンボス用ローラー４４＆ζローラー４４の円周の
一部の外面から突き出したエンボスする部分５０を有し
、その円周表面上に、積層物におしつけるべき上がつた
り下がつたりした部分の希望の形を有している。

第４ｂ図を参照すると、そのエンボスする部分の上面が
斜視図として示されている。この場合のもち上がつた部
分の形は截頭ピラミツド４３の形をとり、一方押し下げ
られた部分はピラミツドの間の空間４５である。これ１
１′＄，本発明の利益を得ることのできる多くの可能な
形のわずか１つにすぎないことが、当業者には明らかで
あろう。操業においては、積層物がローラーの間を通過
するにつれて、エンボス用ローラーは、エンポスする部
分５０により占められたローラー４４の円周の部分によ
り定まる間隔ごとに、積層物上に希望の形を印象する。

ローラーは、かなとこローラー４２の扁平な表面４６と
、エンボスする部分５０がついていないエンボス用ロー
ラーの表面４５との距離が、剥離できるシートを除いた
積層物の厚さに大体等しいように間隔があけられている
。

たとえば、積層物全体は大体０．１〜０．２インチ（０
．２５４〜０．５０８Ｃ７７Ｌ）の厚さであり、剥離で
きるシートは大体０．００１〜０．０８インチ（０．０
０２５４〜０．２０３２α）の厚さである。ローラーは
上述のように、約０．１〜０．２インチ（０．２５４〜
０．５０８０ｆｆＬ）もしくはそれ以上の距離があいて
いることになる。通常、２個のローラー間の開口部の圧
力＆ζ約５０００〜２０００００ポンド／平方インチ（
３５０〜１４０００Ｋ９／Ｃｄ）のオーダーであり、た
とえば１つのローラーが他のローラーに対して荷重を与
えるスプリングによつてかけられる。操業においては、
積層物がローラーの間を通過するにつれて、希望する形
がある間隔ごとに印象され、その間隔はエンボスする部
分５０により占められるエンボス用ローラー４４の円周
の部分によつて決定される。剥離できるシート３８は、
ローラー４２の下部の切取部４８の中へ収容されるので
、そのシートはエンボス操作により本質的に影響されな
い。エンボス用ローラーだけに上がつたり下がつたりし
た部分の形がついており、かなとこローラーは本質的に
扁平な表面を有していても、積層物のエンボスされる部
分に押しつけられる形１１＠Ｓ第２図に図解したもので
ある。すなわち、積層物のエンボスされる部分の上面お
よび底面の両方とも、積層物がエンボス用ローラーのす
き間を出たのち＆虱もち上つた部分と押し下げられた部
分を示すのである。エンボス工程により影響されないそ
の剥離できるシートは、第２図に図解されているように
、もち上つた部分の上に乗つている。エンボス用ローラ
ーのすき間を出て、ある間隔でエンボスの形を押しつけ
られた積層物４０＆ζ次に、積層物のエンボスした部分
を横に通過する切断装置（図示されていない）により、
個々の裏あてに切断される。

このような切断装置は、本発明の発明としての特徴の部
分をなしていないけれども、当業者には周知の何れかの
このような装置、たとえば回転ナイフもしくは打ち抜き
切断機（Ｄｉｅｃｕｔｔｅｒ）のような装置を含んでい
る。本発明の利点は下記の実施例により、さらに例示さ
れる。実施例 積層物を第４図に示された形に造り、この図に関連して
図解されている形でエンボスする。

この吸収体は前述の米国特許３６６３２３０に記載され
ている不織布を含んでいる。液体不透過性の層は２ミル
（０．００５０８（：ＩＩＬ）の厚さを有するポリエチ
レンの薄膜であり、接着剤は熱溶融型のものである。エ
ンポスした接着剤部分の約１０％が持ち上つた部分を構
成する。剥離できるシートは前述したシリコーン被覆し
た紙である。この積層物は約２インチ（約５．０８？）
の巾で、エンボスしていない部分で０．０６２５インチ
（０．１５８７儂）の厚さである。エンポスした部分は
約０．０１５インチ（０．０３８１ｃＩｎ）の厚さであ
る。接着剤部品は約０．７５インチ（１．９０５（：Ｉ
ｒＬ）の巾で、その接着剤部品に重なつている剥離でき
るシートは約１．０インチ（２．５４？）の巾である。
この一部分エンボスした積層物から、一連の５個の試料
を切断する。

各試料＆ζエンボスしていない長さが２．５インチ（６
．３５ｃｍ）、それにつづいてエンボスした長さが１．
７５インチ（４．４４５ＣＴｒＬ）、それにまたエンボ
スしていない長さが２．５インチ（６．３５（１７７！
）とつづくものを含んでいる。これらの各試料＆ζその
剥離できるシートをその試料の残りの部分から連続的に
剥がすのに必要な力を測定するために試験する。用いる
試験法？ζ各試料を、衣服に接触する側を上にしてステ
ンレススチール板に両面接着テープにより接着するもの
である。次いで剥離できるシートの最末端にクリツプを
取付け、次にそのクリツプは今度は紐によりインストロ
ン試験機（ＩｎｓｔｒＯｎＴｅｓｔｅｒ）の顎部に取付
ける。紐は１８０ｎの剥取り角をなすように調節する。
インストロン試験機の顎部＆亀毎分２インチ（５．０８
ｃＴｎ）の剥離速度で操作し、そしてインストロンには
各剥離試験の力ー距離関数をプロツトする記録計−プロ
ツタ一を装着する。剥離は５試料全部に対しておこない
、次いですべての試料に対して、エンボスしていない接
着剤部分全部にわたつて記録された平均の力を、プロツ
トから読み取つた値の算術平均により求める。接着剤の
エンボスした部分全部についての算術平均も同じ方法で
求める。試験の結果は、エンボスした部分での平均の力
は１８．１ｒであり、これに対してエンボスしていない
部分では平均値は８４．９Ｖであつた。したがつて、剥
離できる帯＆叙エンポスしていない部分に比べて、エン
ボスした部分にはるかに少い強固さでくつついているこ
とがわかる。これにも拘らず、この剥離できる帯は、製
造中およびその後の取扱い中にエンボスした部分に接着
して剥がれないために十分な程度の強固さで、そこに付
着している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の教えるところを具体化した吸収性の下
ばきの裏あての、衣服に接着する表面を見下ろした斜視
図で、そこから一部分剥がされた剥離できるシートを示
している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 下ばきを保護するための吸収性裏あてであり；身体
   に接触する主表面および衣服に接触する主表面を有する
   細長い吸収体：その裏あてを下ばきの股の部分の内部に
   固定するための手段で、その衣服に接触する表面に取付
   けられ、縦方向にそして実質的にその衣服に接触する表
   面の端から端まで延びている、感圧性の接着剤部品を含
   む手段；その感圧性接着剤部品の上に重なつている、除
   去できる保護用の剥離できるシート；その感圧性接着剤
   部品の少くとも１つの末端部分に、凸部分と凹部分の形
   がつけられており、それにより剥離できるシートおよび
   下ばきの両方からの剥離に対する抵抗が、その接着剤部
   品の中央部分よりその末端部分の方が小さいこと、を含
   む下ばきのための保護用の吸収性裏あて。 ２ 特許請求の範囲第１項の保護用の裏あてであつて、
   その感圧性接着剤部品の少くとも１つの最末端部分に重
   つているその剥離できるシートの部分が、その凸部分に
   乗つているもの。 ３ 特許請求の範囲第１項の保護用の裏あてであつて、
   その感圧性接着剤部品の両方の最末端部分に、凸部分と
   凹部分のその形がつけられているもの。 ４ 特許請求の範囲第１項の保護用の裏あてであつて、
   そのもち上つた部分が、その形をつけられた接着剤の部
   分全体の約１．０〜約３０％を含むもの。 ５ 特許請求の範囲第４項の保護用の裏あてであつて、
   そのもち上つた部分が、その形をつけられた接着剤の部
   分全体の約５．０〜約２０％を含むもの。 ６ 特許請求の範囲第１項の保護用の吸収性裏あてであ
   つて、その吸収体が、衣服に接触する主表面に重なつて
   接着されている液体不透過性の層を有する吸収性材料を
   含んでいるもの。 ７ 特許請求の範囲第６項の保護用の吸収性裏あてであ
   つて、その液体不透過性の層がポリエチレンの薄膜であ
   るもの。