JP2000302540A - コージェライト質セラミックスの製造方法 - Google Patents

コージェライト質セラミックスの製造方法

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JP2000302540A JP11105982A JP10598299A JP2000302540A JP 2000302540 A JP2000302540 A JP 2000302540A JP 11105982 A JP11105982 A JP 11105982A JP 10598299 A JP10598299 A JP 10598299A JP 2000302540 A JP2000302540 A JP 2000302540A
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cordierite
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Osamu Tokutome
修 徳留
Hirohisa Suwabe
博久 諏訪部
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コージェライト質ハニカムの原料に用いるタ
ルク、カオリン、及びアルミナの平均粒子径を規定する
ことにより焼成サイクルを短縮化し、低コストで得られ
る熱膨張係数の小さいコージェライト質セラミックスの
製造方法を提供する。 【解決手段】 タルクの平均粒子径を5μm〜15μ
m、カオリンの平均粒子径を2μm〜5μm、及びアル
ミナの平均粒子径を4μm以下と規定し、焼成での最高
温度1340℃〜1450℃に到達後ただちに降温する
ことにより低コストでハニカム構造の流路方向の40℃
〜800℃の間の熱膨張係数が6×10-7/℃以下とな
るようコージェライト質セラミックスの製造方法を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコージェライト質ハ
ニカム構造触媒担体、特に自動車排ガスの浄化用触媒担
体に用いられる低熱膨張性ハニカム構造触媒担体の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハニカム構造触媒担体、特に自動車排ガ
ス浄化装置に用いるセラミックハニカム触媒担体におい
てはヒートショック強度は重要な特性の一つであり、排
気ガス中の触媒反応による急激な発熱やエンジン始動時
の急熱、エンジン停止時の急冷により急激な温度変化を
受け、ハニカム構造体内に生じる温度差により誘発され
る熱応力に耐える高いヒートショック強度が要求されて
おり、特に今日触媒活性向上のためセラミックハニカム
触媒担体のエンジン近傍への設置及び高速運転に伴いそ
の要求が高い。ヒートショック強度は急熱急冷耐久温度
差で表わされ、耐久温度差はハニカムの熱膨張係数に反
比例することが明らかになっており、熱膨張係数が小さ
いほど耐久温度差が大きく、ヒートショック強度が高く
なる。自動車排ガス浄化用ハニカム構造触媒担体として
は、室温から800℃までの熱膨張係数が6×10-7/
℃以下であることを必要としている。
【0003】このためハニカム構造触媒担体には、熱膨
張係数がセラミックスの中で最も小さいコージェライト
質セラミックスが一般的に用いられている。
【0004】従来コージェライトが低熱膨張性を示すこ
とは公知であるが、公報では次のような内容が提案され
ている。特開昭50-75611号公報では、カオリン
等の板状粘土、積層粘土に起因する平面的配向により2
5℃〜1000℃の間での熱膨張係数が少なくとも一方
向で5.6×10-7/℃〜11×10-7/℃のコージェ
ライトセラミックスが知られている。しかしながら、焼
成の最高温度1340℃〜1450℃でコージェライト
相への実質的に完全な反応を行わせるためには保持時間
を6時間〜12時間必要としていた。
【0005】さらに特公平4-70053号公報には、
タルクの平均粒子径を7μm以下かつカオリンの平均粒
子径が2μm以下でかつカオリンの平均粒子径がタルク
の平均粒子径の1/3以下でアルミナ及び/または水酸化
アルミニウムの平均粒子径が2μm以下であることを特
徴とするコージェライトハニカム構造触媒担体の製造方
法が開示されており、平均粒子径が7μm以下のタルク
と平均粒子径が2μm以下のカオリンとを組み合わせる
ことで熱膨張係数が8×10-7/℃以下のコージェライ
トハニカム構造触媒担体を得ているが、焼成時における
最高温度1350℃〜1425℃での保持時間を6時間
〜24時間必要としていた。
【0006】さらに特公平2-12898号公報には、
タルクの平均粒子径を5μm以下かつカオリンの平均粒
子径が2μm以下でかつカオリンの平均粒子径がタルク
の平均粒子径の1/3以下でアルミナ及び/または水酸化
アルミニウムの平均粒子径が2μm以下であることを特
徴とするコージェライトハニカム構造触媒担体の製造方
法が開示されており、平均粒子径が5μm以下のタルク
とタルク平均粒子径の1/3以下の平均粒子径のカオリ
ンとを組み合わせることでコージェライト結晶の配向を
促進させ熱膨張係数が4×10-7/℃〜8×10-7/℃
のコージェライトハニカム構造触媒担体を得ているが、
焼成時における最高温度1400℃〜1410℃での保
持時間を4時間〜10時間必要としていた。
【0007】さらに特公平1-57073号公報には、
アルミナの粒度分布を粒径3μm以下が重量基準で17
%以下でかつ平均粒子径が4μm〜15μmを用いるコ
ージェライトセラミックスの製造法が開示されており、
平均粒子径が3μm未満であるとタルクとアルミナとの
反応が約1300℃以下の比較的低い温度で進行するこ
とによりコージェライト生成のためのタルクとカオリン
の反応が阻害されてコージェライト結晶の配向性が劣化
するとあり、平均粒子径が15μm以上であるとコージ
ェライト生成反応温度が高くなるため熱膨張係数が大き
くなるとされている。これらの理由によりアルミナの粒
度分布を規定し、40℃〜800℃の間で4.8〜7.
0×10-7/℃の熱膨張係数を得ているが、焼成時にお
ける最高温度1395℃〜1410℃での保持時間を4
時間以上必要としていた。
【0008】一方特開平5-85856号公報には、コ
ージェライト質ハニカムで低熱膨張を得るための焼成条
件に関して、ゆっくりと焼成体の緻密化を進行させて低
熱膨張を達成させるために約1100℃〜1200℃間
の昇温速度を60℃/hr.以下とし、液相反応による
望ましいコージェライトの晶出を阻害する固相反応によ
るコージェライトの晶出を抑制するために約1200℃
〜1300℃間の昇温速度を80℃/hr.以上とし、
主反応である液相反応による望ましいコージェライトを
ゆっくり晶出させるために約1300℃〜最高温度の間
の昇温速度を60℃/hr.以下とするとしている。こ
れらの昇温速度の制御により、3.8〜5.2×10
-7/℃の熱膨張係数を得ているが、焼成の最高温度14
10℃で4時間の保持をする必要があった。
【0009】また鈴木恵一朗ら 「旭硝子研究報告29
[2](1979)」によると、コージェライト相単味
の焼成体を得るために、焼成条件を最高温度1350℃
〜1420℃で保持時間を5時間としていた。
【0010】またアーウィン=モリス=ラッチマンら
「セラミックブュレティン60(2)202(198
1)」によると、熱膨張係数7×10-7/℃を得るため
の焼成条件は最高温度を1400℃として6時間の保持
を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術によれ
ば、40℃〜800℃の間で6×10-7/℃以下の熱膨
張係数を得るためには焼成での最高温度である1340
℃〜1450℃の保持時間を少なくとも4時間以上とす
る必要があり、焼成サイクルが長くなることでコストア
ップとなる欠点があった。
【0012】本発明はこのような問題を解決し、低コス
トで低熱膨張係数のコージェライト質セラミックスを得
るための製造方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるコージェ
ライト質セラミックスの製造方法は、主成分の化学組成
がコージェライト組成となるように平均粒子径5μm〜
15μmのタルクと平均粒子径2μm〜5μmのカオリ
ン及び平均粒子径4μm以下のアルミナを含有するコー
ジェライト化原料を調合し、この調合物に有機溶剤及び
可塑剤を加えて混合、混練して押出成形可能に可塑化
し、ハニカム構造に押出成形後、焼成では1340℃〜
1450℃の最高温度まで昇温し、最高温度到達後ただ
ちに降温することにより、ハニカム構造流路方向での4
0℃〜800℃の間の熱膨張係数が6×10-7/℃以下
を得ることを特徴とするものである。
【0014】焼成では、特に1000℃から最高温度ま
での温度域の昇温速度を50℃/hr.以上とすること
が望ましい。
【0015】
【作用】本発明において、低コストで熱膨張係数6×1
-7/℃以下のコージェライト質セラミックスが得られ
るのは、原料粉末の平均粒子径を特定の範囲とすること
で焼成体の焼結性が向上し、焼成時に最高温度到達後た
だちに冷却できることを見出したことによる。
【0016】本来、低熱膨張コージェライト質セラミッ
クスを得るためには焼成の条件を精密に制御することに
より、コージェライト結晶を十分成長させる必要がある
とされており、このため1340℃〜1450℃の間の
保持時間を十分に長くする必要があった。しかしなが
ら、本発明者らが綿密に検討を行った結果、タルクの平
均粒子径を5μm〜15μm、カオリンの平均粒子径を
2μm〜5μm、及びアルミナの平均粒子径を4μm以
下とすることで焼結性が向上し、焼成で1340℃〜1
450℃の最高温度到達後直ちに冷却することが有効で
あることを見出したのである。これは特にアルミナの平
均粒子径を4μm以下としたことにより焼結性が向上
し、従来よりも低温側から望ましいコージェライトの析
出が始まり、従来よりも低温側でコージェライト結晶の
成長が完了することに起因する。以下、本発明における
数値限定の理由を詳記する。
【0017】調合後のコージェライト化原料の化学組成
に関して、コージェライト理論組成点(5SiO2・2Al2O3
・2MgO)を中心とした重量基準でSiO242%〜56%、
好ましくは47%〜53%、Al2O330%〜45%、好
ましくは30%〜45%、MgO12%〜16%、好まし
くは12.5%〜15%の領域と範囲を限定した理由
は、焼成で析出する結晶相が実質的にコージェライト相
となるために最高温度を1340℃〜1450℃とした
とき、上記主成分の領域外では熱膨張係数が大きくなる
からである。
【0018】焼成の最高温度を1340℃〜1450℃
と限定した理由は、最高温度が1340℃未満であると
コージェライトの他にムライト等の熱膨張係数の大きな
結晶が析出するからであり、最高温度が1450℃を超
えるとコージェライトが融解するからである。
【0019】タルクの平均粒子径を5μm〜15μmと
限定した理由は、平均粒子径が5μm未満或いは15μ
mを超えると熱膨張係数が上昇するためである。
【0020】カオリンの平均粒子径を2μm〜5μmと
限定した理由は、平均粒子径が5μmを超えると熱膨張
係数が上昇するとともに、平均粒子径が2μm未満であ
ると特公平4-70053及び特公平2-12898で明
らかなように低熱膨張係数を得るための焼成での最高温
度の保持時間を長くする必要がありコストアップとなる
からである。
【0021】アルミナの平均粒子径を4μm以下と限定
した理由は、微粒であると反応活性が高いためにコージ
ェライト生成のための主反応であるタルク、カオリンと
の液相反応が約1300℃の比較的低い温度で生じ、望
ましくない固相反応によるコージェライト生成を抑制す
るため、低熱膨張となる。また、平均粒子径が4μmを
超えると反応活性が比較的低下し、望ましいコージェラ
イト結晶の成長が完了するのに時間を要すため、平均粒
子径を4μm以下と限定した。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実際の実施例を説
明する。 (実施例)表1に使用した原料を示す。表中の粒度分布
測定には、セイシン企業製レーザー粒度分布測定装置を
用いた。図1にタルク原料No.A及びBの粒度分布を
示す。図2にカオリン原料No.A及びBの粒度分布を
示す。図3にアルミナ原料No.A及びBの粒度分布を
示す。原料粉末としてカオリン、仮焼カオリン、タル
ク、アルミナ、水酸化アルミニウム、またはシリカ及び
コロイダルシリカを用い、これらがコージェライト組成
となるよう配合し、これにバインダーとしてメチルセル
ロース、潤滑剤としてステアリン酸を添加し、水を加え
て混練し、押出し成形可能な杯土とした。
【0023】
【表1】
【0024】表2に使用原料の調合割合を示す。次いで
それぞれのバッチの杯土を公知の押出し成形法によりリ
ブ厚170μm、1平方センチ当りのセル数62個の四
角セル形状を有する直径30mm、高さ100mmのハ
ニカム構造成形体を得た。ハニカム構造成形体を乾燥し
た後、バッチ式焼成炉にて1000℃から最高温度14
25℃までの温度範囲を昇温速度100℃/hr.で昇
温し、保持時間を0時間、4時間、8時間、12時間と
して焼成を行い、試験No.1、2のコージェライト質
ハニカム構造体を得た。
【0025】
【表2】
【0026】表3に評価結果を示す。表3において、4
0℃〜800℃までの熱膨張係数はハニカム構造の流路
方向の値を示す。また評価欄に関して、焼成での最高温
度における全ての保持時間について、熱膨張係数が6×
10-7/℃以下を○、熱膨張係数が6×10-7/℃を超
えるものを×としてそれぞれ表している。試験No.
1、2で焼成の最高温度で保持をしなくとも熱膨張係数
が6×10-7/℃以下であり、保持時間を4時間以上に
長くしたときと同等の結果となった。
【0027】
【表3】
【0028】(比較例1)表1に使用したタルク原料N
o.C及びDを示す。図2にタルク原料No.C及びD
の粒度分布を示す。表2に使用原料の調合割合を示す。
実施例と同様の方法によりリブ厚170μm、1平方セ
ンチ当りのセル数62個の四角セル形状を有する直径3
0mm、高さ100mmのハニカム構造体を成形、乾
燥、焼成し、試験No.3、4のコージェライト質ハニ
カム構造体を得た。
【0029】表3に評価結果を示す。試験No.3、4
で焼成の最高温度での保持時間を0時間から長くしても
熱膨張係数が6×10-7/℃以上で一定となるため、タ
ルクの平均粒子径は5〜15μmであることが必要であ
る。実施例では熱膨張係数が6×10-7/℃以下である
ため、本発明が有効であることを確認できる。
【0030】(比較例2)表1に使用したカオリン原料
No.Cを示す。図2にカオリン原料No.Cの粒度分
布を示す。表2に使用原料の調合割合を示す。実施例と
同様の方法によりリブ厚170μm、1平方センチ当り
のセル数62個の四角セル形状を有する直径30mm、
高さ100mmのハニカム構造体を成形、乾燥、焼成
し、試験No.5のコージェライト質ハニカム構造体を
得た。
【0031】表3に評価結果を示す。焼成の最高温度で
の保持時間を0時間から長くしても熱膨張係数が6×1
-7/℃以上で一定となっており、カオリンの平均粒子
径は2〜5μmであることが必要である。実施例では熱
膨張係数が6×10-7/℃以下であるため、本発明が有
効であることを確認できる。
【0032】(比較例3)表1に使用したアルミナ原料
No.Cを示す。図1にアルミナ原料No.Cの粒度分
布を示す。第2表に使用原料の調合割合を示す。実施例
と同様の方法によりリブ厚170μm、1平方センチ当
りのセル数62個の四角セル形状を有する直径30m
m、高さ100mmのハニカム構造体を成形、乾燥、焼
成し、試験No.6〜10のコージェライト質ハニカム
構造体を得た。
【0033】表3に評価結果を示す。熱膨張係数が6×
10-7/℃以下となるには焼成で最高温度での保持時間
が少なくとも4時間以上必要であるため、アルミナの平
均粒子径は4μm以下であることが必要である。。実施
例では焼成の最高温度で保持を必要としなくとも熱膨張
係数は6×10-7/℃以下であり、本発明が有効である
ことを確認できる。
【0034】(比較例4)実施例記載の原料粉末の平均
粒子径を特定した製造方法で得たハニカム構造成形体を
乾燥した後、バッチ式焼成炉にて1000℃から最高温
度1425℃までの温度範囲を昇温速度70℃/h
r.、50℃/hr.、15℃/hr.で昇温し、保持時
間を0時間、4時間、8時間、12時間として焼成を行
い、試験No11〜13のコージェライト質ハニカム構
造体を得た。
【0035】表3に評価結果を示す。焼成の1000℃
から最高温度までの昇温速度を変えると試験No11、
12の昇温速度50℃/hr.以上で熱膨張係数が6×
10- /℃以下となった。このため、1000℃から最
高温度までの昇温速度を速くすることが可能であり、本
発明の目的とする焼成サイクルの短縮による低コスト化
に有効であることがわかった。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のコージェライトの製造方法によれば、原料であるタル
クとカオリン及びアルミナの平均粒子径を特定すること
により、6×10-7/℃以下の低熱膨張係数を有しかつ
焼成の最高温度到達後ただちに降温するコージェライト
セラミック体を製造可能とするので、焼成時間が短くな
りコスト低減に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例で使用したタルク原料の粒
度分布を示すグラフである。
【図2】実施例および比較例で使用したカオリン原料の
粒度分布を示すグラフである。
【図3】実施例および比較例で使用したアルミナ原料の
粒度分布を示すグラフである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA07 AA36 AA37 BA24 BA34 CA01 CA10 GA11 GA15 GA17 GA21 GA27 GA28 HA05 HA08 PA25 4G069 AA01 AA08 AA09 BA13A BA13B BA13C CA03 EA19 FB30 FB37 FB67 FC02 FC07 FC08 FC10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主成分の化学組成が重量基準でSiO2
    2%〜56%、Al2O330%〜45%、MgO12%〜16
    %となるように平均粒子径5μm〜15μmのタルクと
    平均粒子径2μm〜5μmのカオリン及び平均粒子径4
    μm以下のアルミナを含有するコージェライト化原料を
    調合し、この調合物に有機溶剤及び可塑剤を加えて混
    合、混練して押出成形可能に可塑化し、ハニカム構造に
    押出成形後、焼成により1340℃〜1450℃の最高
    温度まで昇温し、最高温度到達後ただちに降温すること
    により、ハニカム構造の流路方向の40℃〜800℃の
    間の熱膨張係数が6×10-7/℃以下を得ることを特徴
    とするコージェライト質セラミックスの製造方法。
  2. 【請求項2】 焼成時の1000℃から最高温度の間の
    昇温速度が50℃/hr.以上であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のコージェライト質セラミッ
    クスの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004037745A1 (ja) * 2002-10-23 2004-05-06 Ngk Insulators, Ltd. 多孔質ハニカム構造体の製造方法、及びハニカム成形体
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