JP2000302393A - エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置 - Google Patents

エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置

Info

Publication number
JP2000302393A
JP2000302393A JP11108850A JP10885099A JP2000302393A JP 2000302393 A JP2000302393 A JP 2000302393A JP 11108850 A JP11108850 A JP 11108850A JP 10885099 A JP10885099 A JP 10885099A JP 2000302393 A JP2000302393 A JP 2000302393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
cooling
passage
flow
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11108850A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kaneko
英二 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Forklift KK
Original Assignee
Komatsu Forklift KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Forklift KK filed Critical Komatsu Forklift KK
Priority to JP11108850A priority Critical patent/JP2000302393A/ja
Publication of JP2000302393A publication Critical patent/JP2000302393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフトトラックにおいてヒートバラ
ンスを向上させる場合、従来の冷却装置配置ではラジエ
ータを大きくすれば、ウエイトの寸法が大きくなり、開
口部を大きくすれば重量を確保するためウエイトが大き
くなるなどの問題がある。また冷却風がシュラウド角部
で乱流を発生したり、ファン中心部で逆の流れが生じて
風量が減少する不具合がある。また冷却風を整流する技
術の開示例では、十分な効果を得るには不具合を抱えて
いる。これらの不具合を解決することをこの発明の課題
とした。 【解決手段】 冷却用のファン1とラジエータ5の間の
シュラウド2内にX形整流板3を設けると共に、冷却風
がラジエータ5のコアを通過した後は、ウエイト8の通
路4を2方向に分岐すると共に、通路4を大きくし、コ
ア左右部分から真っ直ぐに開口部9へ向かう配置とした
ことを特徴とするエンジン式フォークリフトトラックの
冷却装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】エンジン式フォークリフトト
ラックの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に従来技術は、図6のようにファン
の風をシュラウドを通してラジエータへ導き、図7に示
すカウンタウエイトの一つの開口部から排出するもので
あり、図8のように乱流などにより風の流れが阻害され
ていた。またファンに小羽根を付けて風量増大を計る特
開平5ー6197号公報、ラジエータ後面左右に整流板
を設けてウエイトへの風の流れをよくする特開平7ー2
05667号公報、シュラウドにフィンを設けて冷却風
を整流する特開平5ー17374号公報などが開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒートバランスを向上
させる場合、従来の配置でラジエータを大きくすると、
カウンタウエイト内の場積が大きくなり、また開口部を
大きくすれば重量を確保するためウエイトが大きくなる
などの問題がある。また図8に示すようにファンから出
た風がシュラウド角部で乱流を発生したり、ファン中心
部で逆の流れが生じて風量が減少する不具合がある。ま
た上記開示された従来技術の第1例はファンの中央部分
は空気の移動が少なく効果に乏しく、第2例は幾分整流
可能だが効果が小さい。第3例は整流できるが冷却風の
流れが曲折して空気抵抗が大きい。これらの不具合を解
決するのがこの発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この発明は
上記の課題に対処するためになされたもので、冷却用の
ファンとラジエータの間のシュラウド内にX形整流板を
設けると共に、冷却風がラジエータのコアを通過した後
は、ウエイトの通路を2方向に分岐すると共に、通路を
大きくし、コア左右部分から真っ直ぐに開口部へ向かう
配置としたことを特徴とするエンジン式フォークリフト
トラックの冷却装置としている。
【0005】上述の構成により、冷却ファンからシュラ
ウドに入った冷却風は、X形整流板で4つの部分に分け
て整流されるので、乱流の発生が少なくなると共に、ラ
ジエータの前面からコア通過後に、ファン外周部からの
流速の大きい風の流れが、通路を経て開口部へ真っ直ぐ
に車外へ排出されるので、空気抵抗が少なくいために冷
却風が多く通過することになり、温度が高いので重点的
に冷やしたいコア左右部分に多く通すことができる。
【0006】従って概略風量において25%程度増加す
ることになり、冷却効果の向上に伴って開口部を26%
小形化することができる。またウエイトの小形化に対し
ても、体積上で6%の成果を示すと共に、冷却風の流れ
が円滑になり、騒音低減の効果も4%程発揮されること
を確認している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例について、
図面により説明する。図1はこの発明による冷却装置の
実施例を示す側面の断面図、図2は図1の後面図、図3
は図2の断面BBによる上面図である。図1と図2から
この冷却装置は、エンジンにより駆動される冷却用のフ
ァン1の冷却風は、シュラウド2の内部へ送り込まれた
後、X形整流板3を通過することで、4等分に分けてラ
ジエータ5のコアへ導入される。
【0008】ファン1からシュラウド2に入り、X形整
流板で分けて導かれた冷却風は、ラジエータの前面から
コアを通過した後は、ウエイト8で2つの方向に分岐し
た通路4を通って開口部9へ向かって真っ直ぐに流れ、
空気抵抗が少なく効率よく車外へ排出できるように、通
路4を短くしたウエイト8の構造となっている。
【0009】図3によれば、ファン1の外周部からの流
速の大きい風の流れが、よく冷やしたいラジエータ5の
コア左右部分を重点的に通過するように、通路4を大き
くして配置したことがはっきりと示されている。
【0010】またウエイト8の通路4を2方向に分岐す
るために設けたP部は、放熱を多くするための風量を変
えるもので、冷却風がラジエータ5のコア左右部分を重
点的に通過するようにし、開口部9を大きくして風の流
れを真っ直ぐに配置し、冷却効果の高いコア左右部分の
風量増加に大いに寄与している。
【0011】図4はエンジン式フォークリフトトラック
の冷却装置のユーティリティ回路図であり、ラジエータ
5にはエンジンの冷却水の他に、作動油とトルコン油の
冷却配管の回路も含まれている。
【0012】図5はラジエータ5のコア部分に対し、フ
ァン1の外径寸法の関係を示した説明図である。これに
よると、ファン1の冷却風の発生部分がコア全面積に対
して占める割合は、4隅部分と中心部を除いたA部の斜
線部で表した範囲となっていて、75%程度の比率とな
っていることが判る。更に前述の従来の風の流れを示し
た図8によれば、シュラウド2の4隅とファン1の中心
部では乱流や逆流が発生して、冷却風の通過効率にマイ
ナスの作用もある。
【0013】このためにシュラウド2の内部のラジエー
タ5のコアの前面に、X形整流板3が設けられているの
であり、ファン1から導入された冷却風が、シュラウド
2の4隅で発生する乱流をできるだけ少なくする機能を
果たすことになる。
【0014】従って概略風量において25%程度増加す
ることになり、冷却効果の向上に伴って開口部を26%
小形化することができる。またウエイトの小形化に対し
ても、体積上で6%の成果を示すと共に、冷却風の流れ
が円滑になり、騒音低減の効果も4%程発揮されること
を確認している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による冷却装置の断面図である。
【図2】図1の後面図である。
【図3】図2の断面BB図である。
【図4】冷却装置のユーティリティ回路図である。
【図5】ラジエータとファン外径の関係を示す説明図で
ある。
【図6】従来の冷却装置の断面図である。
【図7】従来の冷却装置の後面図である。
【図8】従来の風の流れの説明図である。
【符号の説明】
1 ファン 2 シュラウド 3 X形整流板 4 通路 5 ラジエータ 8 ウエイト 9 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用のファン(1)とラジエータ(5)の間
    のシュラウド(2)内にX形整流板(3)を設けると共に、冷
    却風がラジエータ(5)のコアを通過した後は、ウエイト
    (8)の通路(4)を2方向に分岐すると共に、通路(4)を大
    きくし、コア左右部分から真っ直ぐに開口部(9)へ向か
    う配置としたことを特徴とするエンジン式フォークリフ
    トトラックの冷却装置。
JP11108850A 1999-04-16 1999-04-16 エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置 Pending JP2000302393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108850A JP2000302393A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108850A JP2000302393A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000302393A true JP2000302393A (ja) 2000-10-31

Family

ID=14495188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11108850A Pending JP2000302393A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000302393A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225248A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械のカウンタウエイト
EP2530272A1 (en) * 2011-06-03 2012-12-05 Caterpillar, Inc. Cooler device
JP2019127174A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 三菱ロジスネクスト株式会社 荷役車両
JP2019127173A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 三菱ロジスネクスト株式会社 荷役車両

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225248A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械のカウンタウエイト
EP2530272A1 (en) * 2011-06-03 2012-12-05 Caterpillar, Inc. Cooler device
WO2012164066A1 (en) * 2011-06-03 2012-12-06 Caterpillar, Inc. Cooler device
JP2019127174A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 三菱ロジスネクスト株式会社 荷役車両
JP2019127173A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 三菱ロジスネクスト株式会社 荷役車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5730746B2 (ja) 車両用制御装置の冷却器
JPH08103053A (ja) モータの冷却装置
JP2000302393A (ja) エンジン式フォークリフトトラックの冷却装置
JP2000234566A (ja) Egrガス冷却装置
WO2020181760A1 (zh) 空调器
JP2001132453A (ja) ラジエータ用ファンシュラウド
CN103615304A (zh) 板翅式双流程水冷中冷器
CN114777527A (zh) 一种翼型管前缘冷热自动变形整流可控散热器
CN209344928U (zh) 车辆的轮毂组件以及车辆
CN104454132B (zh) 车用管带式中冷器
CN208445429U (zh) 电机及其冷却系统
CN106121803A (zh) 散热器
TW201807370A (zh) 冷卻水排裝置及其水冷模組
JP6359202B2 (ja) 車両用変圧器
JP5333666B2 (ja) 電子部品筐体
CN109193074A (zh) 一种液冷换热器
CN213984000U (zh) 一种空调及其散热装置
JPH1082319A (ja) ラジエータ装置
CN221649283U (zh) 一种具有旁通导流结构的换热器
CN218439678U (zh) 一种压缩机散热结构
CN220415519U (zh) 一种汽车散热器主板
JPS6042181Y2 (ja) 熱交換器
JPH1111163A (ja) 車両の冷却風取入構造
JPH10288034A (ja) 建設機械の冷却装置
CN208398677U (zh) 一种集成面式散热器芯体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323