JP2000301811A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000301811A
JP2000301811A JP2000022226A JP2000022226A JP2000301811A JP 2000301811 A JP2000301811 A JP 2000301811A JP 2000022226 A JP2000022226 A JP 2000022226A JP 2000022226 A JP2000022226 A JP 2000022226A JP 2000301811 A JP2000301811 A JP 2000301811A
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JP
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image
forming apparatus
mark
test image
image forming
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JP2000022226A
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English (en)
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Masahiro Oba
昌宏 大場
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度または色を測定する測定器を備え、高精
度なキャリブレーションを行なうことができる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 テスト画像102とともに、テスト画像
102の受像紙40上の形成位置を規定するための第1
基準ライン104および第2の基準ライン106を感光
材料に露光形成する。反射型フォトセンサ148によ
り、受像紙40に形成された第1基準ライン104およ
び第2の基準ライン106を検知し、テスト画像102
の形成位置を自動的に把握する。これにより、予め記憶
されているテスト画像データと、測色装置34による測
定位置とを正確に対応させることができる。また、測色
装置34を画像形成装置内に組み込むことにより、キャ
リブレーションに必要な一連の作業を自動化することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特に、予め記憶されているキャリブレーション用の
テスト画像データに基づいて所定の記録方式により記録
材料に画像を記録し、当該記録材料に記録したテスト画
像に基づいて、前記記録方式でのそれぞれの環境変化や
仕様の違いから生じる画像の濃度ムラまたは色ムラを補
正するキャリブレーション機能を有した画像形成装置に
関する。
【0002】なお、所定の記録方式とは、レーザービー
ム照射による走査露光方式、インクジェット噴出による
記録方式、感光材料と受像材料とを用い熱現像転写を行
って画像を形成する熱現像記録方式等があり、環境変化
や仕様の違いとは、温度、湿度の変化、機差、適用記録
材料の紙質、並びにこれらの経時的な変化等をいう。
【0003】
【従来の技術】画像形成装置として、感光材料に画像デ
ータに基づいてレーザビームを照射して露光し、この露
光された感光材料を受像材料と貼り合わせた状態で熱現
像ドラムに接触させて熱現像処理を施し、画像を受像紙
に転写する画像形成装置が提案されている。
【0004】この熱現像処理を施す画像形成装置の場
合、熱現像処理を行なう熱現像ドラムの軸線方向に温度
ムラが生じることがある。この温度ムラにより、形成さ
れる画像に濃度ムラ(カラーの場合は色ムラ)を引き起
こす。すなわち、同じ濃度で表現されるべきものが、接
触した熱現像ドラムの位置により、異なる濃度で受像紙
に形成されてしまうことになり、画質多大な影響を与え
る。
【0005】なお、レーザプリンタやインクジェットプ
リンタ等においても、環境温度、湿度の変化や機差、紙
質等により濃度ムラが生じることがある。
【0006】ところで、上記様々な記録方式の画像形成
装置には、濃度の再現性と安定性、すなわち、同じ濃度
のデータは常に同じ濃度で形成されることが要求され
る。このため、画像形成装置のキャリブレーションが重
要な位置付けとなる。
【0007】通常、画像形成装置にはキャリブレーショ
ンを行なうために、キャリブレーション用のテスト画像
データが予め記憶されている。
【0008】例えば、熱現像転写記録方式の画像形成装
置においてキャリブレーションを実行すると、まず、画
像形成装置にてテスト画像データに基づいて、濃度(カ
ラー印刷の場合は色)が異なる複数のパッチから構成さ
れているテスト画像が受像材料に印刷される。テスト画
像が印刷された受像材料(以下、「出力結果」という)
は、キャリブレータに挿入され、印刷されたテスト画像
の濃度測定または色測定が行なわれる。また、この測定
結果を記憶されているテスト画像データと比較するため
に、受像紙上の出力結果の位置と装置に記憶されている
テスト画像の位置データ(メモリ上のアドレス)とが対
応付けられる。すなわち、画像の書き込み位置(レーザ
ビームを出力するレーザヘッド位置)と処理位置(熱現
像ドラム位置)とを把握する。
【0009】その後、濃度または色の測定結果と記憶さ
れているテスト画像の測定位置に対応するデータとを比
較して、濃度ずれ(または色ずれ)を検出する。また、
この濃度ずれ(または色ずれ)を相殺する補正値を算出
する。以降の画像形成処理では、オリジナルの画像デー
タを算出した補正値を用いて補正し、補正した画像デー
タに基づいて光ビームを感光材料に照射する。すなわ
ち、感光材料への露光量が熱現像処理時に接触する熱現
像ドラムの位置により補正され、熱現像ドラムの温度ム
ラに起因する形成される画像の濃度ムラ(または色ム
ラ)が補正される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
キャリブレータが画像形成装置に外付けされていたた
め、その度に、手作業によるセッティングが必要とな
り、出力結果の挿入位置がずれてしまうことがあった。
また、キャリブレータには、挿入された出力結果の位置
を把握させるための機能が設けられていなかった。さら
に、外付けのキャリブレータでは、外光による影響や装
置内外の温度差による測定値誤差が生じることもあっ
た。
【0011】このように、正しい位置に出力結果が挿入
されないと、キャリブレータによる測定位置と、装置に
記憶されているテスト画像データの位置データとを正確
に対応させることができなかった。これを解消するた
め、キャリブレータによる測定位置と補正を行なう位置
(熱現像ドラムの温度ムラの位置に対応する画像データ
の露光位置)とにずれが生じてしまうので、高精度なキ
ャリブレーションを実行できなかった。
【0012】また、出力結果に送り方向の位置検出用の
マークを付与する方法も採用されたが、この場合も出力
結果の送り方向の位置しか把握できず、軸線方向の位置
合わせは成り行きで行なうしかなかった。すなわち、キ
ャリブレータによる測定位置と、補正をする位置とを完
璧に対応させることはできていなかった。
【0013】本発明は、上記事実を考慮し、濃度または
色を測定する測定器を備え、高精度なキャリブレーショ
ンを行なうことができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、記録材料に画像を形成す
る画像形成装置であって、前記画像形成装置が、予め記
憶されているキャリブレーション用のテスト画像データ
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたテス
ト画像データに基づいて感光材料にテスト画像を記録す
る画像記録手段と、前記画像記録手段で記録されたテス
ト画像の濃度または色を測定する測定手段と、前記測定
手段による測定結果に基づいて濃度ムラまたは色ムラを
補正する補正手段と、で構成されたキャリブレーション
装置を備えていることを特徴としている。
【0015】請求項1に記載の発明によれば、記憶手段
には、予めキャリブレーション用のテスト画像データが
記憶されており、キャリブレーションの際には、この記
憶手段からテスト画像データが読み出される。記録材料
には、記録手段により、このテスト画像データに基づい
てテスト画像が記録される。
【0016】記録材料に記録されたテスト画像は、測定
手段によって濃度又は色が測定され、補正手段により、
当該測定手段の測定結果に基づいて補正がなされる。
【0017】請求項1では、上記のようなキャリブレー
ションに必要なハード的な構成、ソフト的なプログラム
が全て装備されているため、キャリブレーションを行う
際に、別途測定機器を準備したりする必要がなく、か
つ、通常の搬送系の中で行うため、記録材料の位置決め
も容易となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記補正手段が、前記測定手段に
よる測定結果と、予め設定されているオリジナルデータ
と、を測定位置毎に比較して、それぞれの補正値を決定
する、ことを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、測定手段
による測定位置に対応して、予めオリジナルデータを設
定しており、測定位置毎に補正値を決定することができ
るため、精度よく補正することができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、予め記憶されて
いるキャリブレーション用のテスト画像データに基づい
て露光することで記録材料に記録されたテスト画像に基
づいて、前記熱現像ドラム表面の温度の不均一性から生
じる画像の濃度ムラまたは色ムラを補正するキャリブレ
ーション機能を有する画像形成装置において、前記テス
ト画像とともに記録材料に形成された前記テスト画像の
位置を特定するマークを検知する検知手段と、前記検知
手段により検知された前記マークから、前記記録材料に
形成された前記テスト画像と予め記憶されている前記テ
スト画像の位置データとの対応付けを行ない、前記受像
材料に形成されたテスト画像の濃度または色を測定する
測定手段と、前記測定手段による測定結果と予め記憶さ
れている前記テスト画像データの濃度または色とを比較
して、濃度ムラまたは色ムラを補正する補正手段と、を
有することを特徴としている。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、検知手段
では、記録材料上のテスト画像の形成位置を特定するマ
ークを検知する。このマークはテスト画像と一緒に形成
されるので、常に同じ位置関係(相対)で記録材料に形
成される。
【0022】測定手段では、検知されたマークから、受
像材料に形成されているテスト画像の位置を把握する。
また、記録材料上のテスト画像の位置と予め記憶されて
いるテスト画像の位置データ(メモリ上のテスト画像デ
ータが記憶されているアドレスなど)との対応付けを行
なう。すなわち、記録材料上のテスト画像の濃度又は色
と予め記憶されているテスト画像データとの対応付けが
行われる。
【0023】また、測定手段では、受像材料に形成され
たテスト画像の濃度または色を測定する。補正手段で
は、測定手段により測定された濃度または色と、装置に
記憶されているテスト画像データの濃度または色を比較
し、この比較結果から、前記熱現像ドラムの温度の不均
一性から生じる濃度ムラまたは色ムラを補正する。
【0024】すなわち、画像形成装置は、キャリブレー
ション機能(ソフト及びハード)を有しているため、測
定手段による測定データと、参照データとして用いるテ
スト画像データとの正確な対応付けを基に補正量が求め
られるので、高精度なキャリブレーションを行なうこと
ができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記マークを記録するためのマー
クデータが、前記テスト画像データの一部であることを
特徴としている。
【0026】請求項4に記載の発明によれば、テスト画
像データと共にマークデータを記憶しておくことで、少
なくとも記録材料上のテスト画像とマークとの相対位置
関係を確保することができる。
【0027】請求項5に記載の発明は、前記請求項3又
は請求項4に記載の発明において、前記記録材料に形成
された前記テスト画像と予め記憶されている前記テスト
画像の位置データとの対応付けにより、測定手段のホー
ムポジションを決定することを特徴としている。
【0028】請求項5に記載の発明によれば、測定手段
のホームポジションを決定することで、その後の移動を
例えばパルスエンコーダ等で制御することができる。
【0029】請求項6に記載の発明は、前記請求項3又
は請求項4に記載の発明において、前記測定手段が、前
記記録材料の搬送方向に直交する方向に移動可能とさ
れ、前記記録材料を搬送しながら移動することで、テス
ト画像上のスキャニングする、ことを特徴としている。
【0030】請求項7に記載の発明によれば、測定手段
による測定は、相対的に記録材料上のテスト画像面をス
キャニングすればよいが、このとき、記録材料の通常の
搬送を利用し、この搬送中に記録材料の搬送幅方向を往
復移動させるようにすれば、測定手段のみがX−Y方向に
移動するよりも狭い領域で全てにテスト画像上のスキャ
ニングすることができる。
【0031】請求項7に記載の発明は、前記請求項3乃
至請求項6の何れか1項記載の発明において、前記マー
クが、前記記録材料の搬送方向に沿う第1のマーク又は
前記記録材料の搬送方向に直交する第2のマークの少な
くとも何れか一方であることを特徴としている。
【0032】請求項8に記載の発明は、前記請求項7に
記載の発明において、前記マークが、前記第1のマーク
又は第2のマークの何れか一方の場合に、この第1のマ
ーク又は第2のマークの検出時の前記検知手段の移動パ
ルス数に基づいて、前記測定手段のホームポジションを
決定することを特徴としている。
【0033】請求項7及び請求項8に記載の発明によれ
ば、マークは、従来のトンボ(互いに直交する2本のラ
イン)に限らず、記録材料の搬送方向或いはその幅方向
に沿う何れか一方のマークであってもよいことを明確に
している。すなわち、双方のマークが存在すれば、従来
のトンボの如く、交差点を基準として測定手段のホーム
ポジションを決めればよい。
【0034】また、何れか一方のマークの場合には、検
知手段の移動パルスを併用することで、測定手段のホー
ムポジションを決定することができる。
【0035】請求項9に記載の発明は、前記請求項3乃
至請求項8の何れか1項記載の発明において、前記マー
クがラインマークであり、前記検知手段は、検知した第
1のマークおよび第2のマークの少なくとも一方から、
受像材料に形成されたテスト画像の受像材料に対する傾
きを測定する傾き測定手段を有し、前記傾き測定手段に
より測定された傾きが所定値以上の場合は、測定手段に
よる濃度または色の測定を停止し、エラー情報を出力さ
せる、ことを特徴としている。
【0036】請求項9に記載の発明によれば、検知手段
は、傾き測定手段を有している。この傾き測定手段で
は、第1および第2のマークの少なくとも一方の認識結
果から、受像材料に形成されたテスト画像の受像材料に
対する傾きを測定する。
【0037】テスト画像が受像紙に対して大きく傾いて
形成されていると、正確なキャリブレーションを行なう
ことができない。
【0038】ここで、傾き測定手段により測定された傾
きが所定値以上である場合に、正確なキャリブレーショ
ンを行なうことができないと判断して、前記測定手段に
よる濃度または色の測定を停止させる。また、エラー情
報を出力させる。これにより、テスト画像の傾きにより
生じる不正確なキャリブレーションの実行を防止するこ
とができる。
【0039】請求項10に記載の発明は、前記請求項1
乃至請求項9の何れか1項記載の発明において、前記補
正手段が、前記測定手段による測定結果に基づいて、濃
度ムラまたは色ムラの直接的原因である現像時の温度に
代えて、前記記録材料の露光量を補正することを特徴と
している。
【0040】請求項10に記載の発明によれば、補正手
段による補正対象は、現像時の温度であるが、この濃度
ムラまたは色ムラの直接的原因である現像時の温度に代
えて、前記記録材料の露光量を補正することで、現像時
の温度むらに対して簡便に画質の低下を抑制することが
できる。
【0041】請求項11に記載の発明は、前記請求項1
乃至請求項10の何れか1項記載の発明において、光ビ
ームを照射して感光材料を露光し、前記感光材料と受像
材料とを貼り合わせ、熱現像ドラムに接触させながら搬
送することにより熱現像転写処理を施して、受像材料上
の画像を形成する熱現像転写装置であることを特徴とし
ている。
【0042】請求項11に記載の発明によれば、熱現像
転写装置では、現像ドラムの表面の温度分布が熱現像転
写処理に多大な影響を及ぼす。このため、温度むら等に
よる画質の低下が顕著であり、請求項1乃至請求項10
の発明を適用することで、現像ドラムの温度制御を比較
的ラフにすることができ、制御系を簡便化することがで
きる。
【0043】上記のように、本発明では、濃度または色
を測定する測定器(キャリブレーション装置)を備えて
おり、高精度なキャリブレーションを行なうことができ
る画像形成装置を提供することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。図1には、本実施
の形態に係る画像形成装置14が示されている。
【0045】画像形成装置14は、画像露光装置10と
熱現像装置12から構成されている。
【0046】画像露光装置10は、感光材料装填部18
と、補正回路20と、補正データ作成部22と、露光ユ
ニット24とを含んで構成されている。また、熱現像装
置12は、フェース部26と、熱現像ユニット28と、
感光材料巻取部30と、受像給紙装填部32と、測色装
置34と、温湿度センサ36とを含んで構成されてい
る。
【0047】画像露光装置10の感光材料装填部18に
は、巻取軸38に巻き取られた感光材料16を装填する
ようになっている。感光材料装填部18に装填された感
光材料16は、図示しない搬送ローラが駆動することに
よって所定方向に搬送される。感光材料16の搬送方向
下流側には、露光ユニット24が配設されている。露光
ユニット24には、レーザ46が設けられており、その
図示しないレーザヘッドから光ビームが射出するように
なっている。レーザ46には、画像データを補正する補
正回路20の出力端が接続されており、補正回路20で
生成された補正画像データが入力される。すなわち、露
光ユニット24では補正画像データに基づいてレーザ4
6の駆動が指示され、感光材料16を光ビームで走査し
て露光するようになっている。これにより感光材料16
に画像が書き込まれる。
【0048】なお、露光ユニット24には中心角が略1
80°の円弧状のドラム78が配設されており、感光材
料16はドラム78の内周面に沿って巻き付けられて搬
送され、光ビームがドラム78の内周方向から感光材料
16に照射される構成(所謂インナースピナー式)とな
っている。
【0049】前述した補正回路20には、補正データ作
成部22の出力端が接続されている。補正データ作成部
22には、熱現像装置12に備えられた温湿度センサ3
6および測色装置34の出力端が接続されている。温湿
度センサ36は、熱現像装置12内の温度および湿度を
検出するセンサであり、測色装置34は熱現像ユニット
28によって熱現像処理された受像紙40に記録された
画像の色を測定するセンサである。
【0050】また、補正データ作成部22には、キャリ
ブレーション用のテスト画像データが記憶されている。
従って、補正データ作成部22は、記憶されているテス
ト画像データと、温湿度センサ36および測色装置34
による検出(測定)データとから、補正回路20におい
て画像データを補正する際に用いる補正データを作成す
る。
【0051】また、画像露光装置10の上面には、操作
パネル(図示省略)が取りつけられている。この操作パ
ネルでは、通常の画像形成処理を行なう画像形成処理モ
ードおよびキャリブレーションを行なう測色モードのど
ちらか一方が選択できるようになっている。
【0052】続いて、画像露光装置10に隣接して備え
られた熱現像装置12の内部構成の詳細を、図2を参照
して説明する。
【0053】図2に示されるように、熱現像装置12に
おける画像露光装置10との接続部近傍には、フェース
部26が備えられている。フェース部26にはソレノイ
ドによって作動する分岐ガイド(図示省略)が配設され
ている。分岐ガイドは、水平状態と垂直状態とに切り換
えられるようになっており、垂直状態に切り換えられた
場合には図2の想像線で示されるように搬送ローラ42
の間に感光材料16を弛ませることができる。これによ
り、熱現像装置12の処理速度と画像露光装置10の処
理速度との速度差を吸収することができる。なお、搬送
ローラ42の駆動は熱現像装置12の下方に備えられた
制御ユニット94によって制御されるようになってい
る。
【0054】フェース部26の下方には、受像給紙装填
部32が備えられている。受像給紙装填部32には、巻
取軸44に巻き取られた受像紙40が装填され、搬送ロ
ーラ42によって所定方向に搬送される。
【0055】感光材料16の搬送方向下流側には、熱現
像ユニット28が配設されている。熱現像ユニット28
には、感光材料16に画像形成用溶媒としての水が充填
された水塗布部80が備えられている。
【0056】水塗布部80には、熱現像装置12の下部
に備えられた水タンク82からポンプ81によって水が
供給されるようになっている。感光材料16に水が塗布
されることにより、受像紙40と感光材料16とを貼り
合わせたときの密着性を向上させることができる。
【0057】熱現像ユニット28には、水塗布部80の
他に図2に示される矢印A方向に回転する熱現像ドラム
84も備えられている。熱現像ドラム84の中心部に
は、ヒータ100が収容されている。すなわちヒータ1
00により、熱現像ドラム84は加熱される。
【0058】これにより、熱現像ドラム84の外周面に
沿って搬送される感光材料16と受像紙40を所定時間
加熱し(すなわち、熱現像処理を施す)、受像紙40に
画像を形成する。また、熱現像ドラム84の外周近傍に
はずれ防止用ベルト86が配設され、熱現像ドラム84
の外周面に沿って搬送される感光材料16と受像紙40
のずれを防止し、画像が受像紙40に正確に形成される
ように配慮している。
【0059】熱現像ドラム84における感光材料16と
受像紙40の搬送方向下流側には、受像紙40と貼り合
わせられた感光材料16を剥離するための感光材料用剥
離部材88、および受像紙40を熱現像ドラム84から
剥離するための受像紙用剥離部材90が備えられてい
る。
【0060】感光材料用剥離部材88によって受像紙4
0と剥離された感光材料16は、感光材料巻取部30に
備えられた巻取軸92に巻き取られ、廃材として処分さ
れる。また、受像紙用剥離部材90によって熱現像ドラ
ム84から剥離され、画像が形成された受像紙40の搬
送方向下流側には測色装置34が配設されている。な
お、測色装置34の詳細については後述する。
【0061】前述の操作パネルで画像形成処理モードが
選択されている場合は、受像紙40はそのまま測色装置
34を通過して、熱現像装置12の外部へ排出される。
【0062】前述の操作パネルで測色モードが選択され
ている場合は、受像紙40には前述のキャリブレーショ
ン用のテスト画像データに基づいてテスト画像が形成さ
れる。測色装置34では、受像紙40に形成されたこの
テスト画像色を測定する。このとき、測色装置34は装
置に有されているので、外光による影響を受けずに色測
定を行なうことができる。得られた測定データは前記補
正データ作成部22に送信される。測色装置34によっ
て色の測定が行われた受像紙40は、熱現像装置12の
外部へ排出される。
【0063】図3には、テスト画像が形成された受像紙
40を示されている。なお、図3に示されている矢印B
は、測色装置34における受像紙40の搬送方向、すな
わち受像紙40の上方向を示している。
【0064】受像紙40の中央部には、テスト画像10
2が印刷されている。このテスト画像102が前述の補
正データ作成部22に記憶されているキャリブレーショ
ン用のテスト画像データに対応する。
【0065】テスト画像102の上端は前述のレーザ4
6による画像書き込み開始位置に対応している。また、
受像紙40の左右方向(以下、「受像紙40の幅方向」
という)は、前述の熱現像ドラム84の軸線方向に対応
している。なお、補正データ作成部22のキャリブレー
ション用のテスト画像データの記憶領域の先頭アドレス
に記憶されているデータは、このテスト画像102の右
上部に対応する。
【0066】テスト画像102には、複数の濃度領域
(以下、「パッチ」という)103が形成されている。
各パッチ103は、それぞれ色が異なるように定められ
て整列している(所謂カラーパッチ)。なお、テスト画
像102に形成するパッチは、各パッチ103の色をグ
レーの濃淡となるように定めて、グラデーションとなる
ように配置した所謂グレーパッチでもよい。
【0067】テスト画像102の印刷位置よりも上方向
には、受像紙40の幅方向に渡って、第1の基準ライン
104が黒色で印刷されている。この第1の基準ライン
104とテスト画像102との間には、所定長T1の間
隔が設けられている。この第1の基準ライン104よ
り、受像紙40の縦方向におけるテスト画像102の印
刷位置、すなわちレーザ46による書き込み開始位置
(レーザの照射開始位置)を認識することができるよう
になっている。
【0068】また、テスト画像102の印刷位置よりも
左右どちらか一方の方向には、受像紙40の軸方向に渡
って、第2の基準ライン106が黒色で印刷されてい
る。なお、本実施の形態では、テスト画像102の右側
に第2の基準ライン106を印刷している。この第2の
基準ライン106とテスト画像102との間には、所定
長T2の間隔が設けられている。この第2の基準ライン
106より、受像紙40の幅方向におけるテスト画像1
02の印刷位置を認識することができるようになってい
る。これにより、前述の熱現像ドラム84の軸線方向の
位置との対応をとることができるようになっている。
【0069】この第1の基準ライン104、第2の基準
ライン106は、テスト画像データとともに前述の露光
ユニット24において感光材料16に書き込まれる。し
たがって、受像紙40上におけるテスト画像102、第
1の基準ライン104、第2の基準ライン106の相対
的な位置関係は、常に(毎回)同じである。
【0070】次に、測色装置34の構成について説明す
る。図4に測色装置34の概略断面図、図5に測色装置
34の概略側面図、図6に測色装置34の概略下面図が
示されている。
【0071】図4、図5に示されるように、測色装置3
4には、上面開口の箱状のケーシング140が設けられ
ている。このケーシング140の底面に面して、台板1
52が配設されている。前述の受像紙40は、台板15
2とケーシング140の間に案内され、受像紙40の上
部から図4に示される矢印B方向に搬送されるようにな
っている。
【0072】また、ケーシング140の底面には、測色
装置34の幅方向(図5、6の矢印Cに示される方向)
一端部(図5の左端部)で、且つ軸線方向中央部が長方
形に切り取られ貫通孔140Aが形成されている。この
貫通孔140Aに測色器144のテーパ状に形成された
底部中央(以下、「測定部144A」という)が嵌め込
まれており、測色器144は、測定部144Aをケーシ
ング140の下面から突出させてケーシング140に載
置されている。
【0073】測色器144は、測定部144Aの下面が
測定面146となっており、測色器144の下方に案内
された受像紙40に形成されている画像の色を測定す
る。なお、測色器144では、光を受像紙40に照射
し、その反射光を検知し(所謂スペクトル三刺激値を検
知する)、この検知結果からLab表色系における明度
指数L、知覚色度a、bを求めることにより色度が測定
される。
【0074】また、ケーシング140の底面で、且つ幅
方向端部には、下向きに反射型フォトセンサ148が取
り付けられている。反射型フォトセンサ148は、自ら
発した光の反射光(受像紙40からの)を受光し、受光
した反射光量に対応する電流を流す。この電流値を測定
することで、受像紙40の濃度を測定することができ
る。本発明の実施の形態では、黒色が光を反射しない特
徴を利用して、この反射型フォトセンサ148が検知す
る反射光の有無により、第1の基準ライン104、およ
び第2の基準ライン106を検知するようになってい
る。
【0075】また、ケーシング140の測色装置34の
幅方向に平行な一側面(図4の右側面で、且つ図5の紙
面手前側側面)の両端部には、それぞれ金属製のベアリ
ング150が1つずつ取り付けられている。また、対面
する側面(図4の左側面で、且つ図5の紙面奥側側面)
の中央部にもベアリング150が1つ取り付けられてい
る。
【0076】これらのベアリング150は、測色器14
4の測定面146と受像紙40との間隔(以下、「測定
距離」という)Hを所定値(本実施の形態では、5mm
±25μm)に保つようにケーシング140を支持して
いる。また、ケーシング140は、3つのベアリング1
50により、最も安定性の高い3点支持で支えられ、且
つベアリング150の回転により移動し、受像紙40の
色を測定する。このとき、台板152に湾曲があって
も、その曲がりに追随してケーシング140は移動する
ので、測定距離Hにはほとんど変化がない。
【0077】また、ベアリング150は、受像紙40を
3点で台板152に押さえつけるので、受像紙40がカ
ールしていても、そのカールを伸ばして台板152に密
着させることができる。
【0078】また、ケーシング140の測色装置34の
幅方向に並行な両側面の、中央上部には、ボルト142
が取り付けられている。
【0079】また、ケーシング140の上部には、開口
部を下方に向けて略コの字状に形成された蓋体136が
設置されている。この蓋体136の両側面中央部は、上
方1/4を残して下方向に一定の幅で切り取られて(以
下、「切り取り部136A」という)形成されている。
蓋体136は、この切取り部136Aで前述のボルト1
42を挟んでケーシング140に係合している。
【0080】これにより、ケーシング140は、測色装
置34の幅方向において、蓋体136に固定される。ま
た、上下方向には、切り取り部136Aの高さ分だけ自
由に動くことができる。すなわち、この切り取り部13
6Aで台板152や受像紙40の上下方向の凸凹や、受
像紙40の厚みの変化を吸収することができるようにな
っている。
【0081】蓋体136の上部中央には、受像紙40の
幅寸法よりも長いシャフト120が測色装置34の幅方
向に平行に配設されている。このシャフト120は円筒
形に形成されている一対のブッシュ138に遊嵌されて
いる。このブッシュ138と蓋体136は結合部材13
4により結合されている。これにより、ケーシング14
0の移動方向がシャフト120により測色装置34の幅
方向に保たれる。すなわち測色器144が受像紙40の
幅方向にのみ移動可能となる。
【0082】また、蓋体136の上方には、測色装置3
4の幅方向に並んで、且つ受像紙40の幅よりも長い間
隔を隔てて、ベルトローラ122(図5の左側)、12
8(図5の右側)が配設されている。ベルトローラ12
2にはモータ124が接続されており、ベルトローラ1
22はモータ124の駆動により回転するようになって
いる。
【0083】また、ベルトローラ122、128にはル
ープ状のタイミングベルト132が架けられている。こ
のタイミングベルト132の一部分は、前述の蓋体13
6の上面で、且つ測色装置34の幅方向に直交する方向
の一端部(図4の左端部)に取り付けられている。
【0084】ケーシング140は、モータ124の駆動
によるベルトローラ122の回転を受けて、タイミング
ベルトとともに測色装置34の幅方向に移動するように
なっている。すなわち、モータ124の駆動により、測
色器144を受像紙40の幅方向に移動させることがで
きる。
【0085】このモータ124の駆動は、制御ユニット
94により制御されている。制御ユニット94について
図7を用いて説明する。
【0086】制御ユニット94は内部にマイコンを有し
ており、このマイコンはI/Oポート110、RAM1
12、CPU114、ROM116を備えている。これ
らI/Oポート110、RAM112、CPU114、
ROM116はそれぞれバス118により接続されてい
る。
【0087】I/Oポート110の入力側には、測色装
置34の反射型フォトセンサ148、測色器144が接
続されている。制御ユニット94には、反射型フォトセ
ンサ148による濃度の検知結果、および測色器144
によるテスト画像102の測色結果が入力される。
【0088】また、I/Oポート110の入力側には、
制御ユニット94に有されている所定周波数のパルス信
号を出力するパルス発振器154も接続されている。
【0089】I/Oポート110の出力側には、搬送ロ
ーラ42、モータ124、補正データ作成部22が接続
されている。
【0090】RAM112には、反射型フォトセンサ1
48による検知結果、および測色器144による測色結
果が随時記憶される。
【0091】ROM116には、受像紙40を所定長T
1搬送するのにかかる時間に対応するパルス発振器15
4のパルス数(以下、「所定パルス数」という)N1が
記憶されている。
【0092】また、ROM116には、測色器144を
所定長T2移動させるのにかかる時間に対応するパルス
発振器154のパルス数(以下、「所定パルス数」とい
う)N2が記憶されている。
【0093】また、ROM116には、テスト画像10
2の縦横のサイズが記憶されている。
【0094】また、ROM116には、受像紙40に対
して第1の基準ライン104が最大許容限度傾いている
ときに、反射型フォトセンサ148が第1の基準ライン
104を検知し続ける時間(以下、「所定時間」とい
う)も記憶されている。
【0095】CPU114、モータ124の駆動を制御
し、測色器144の幅方向の移動開始のタイミング、移
動距離を制御する。また、測色器144の移動速度を所
定速度に保つように、モータ124の回転速度も制御す
る。なお、受像紙40の搬送距離および測色器144の
移動距離の把握は、パルス発振器154により発振され
るパルスをカウントすることにより行なう。パルスのカ
ウント値は、RAM112に随時更新して記憶される。
【0096】CPU114は、搬送ローラ42の駆動を
制御し、受像紙40の搬送開始・停止のタイミング、搬
送距離を制御する。また、受像紙40の搬送速度を所定
速度に保つように、搬送ローラ42の回転速度も制御す
る。
【0097】また、CPU114は、測色器144によ
る各パッチ103の濃度測定結果からLab表色系にお
ける明度指数L、知覚色度a、bを求め、RAM112
に記憶する。また、測定した順番に明度指数L、知覚色
度a、bのデータ(以下、「測色データ」という)を取
り出して、補正データ作成部22に送信する。
【0098】また、CPU114は、反射型フォトセン
サ148による検知結果(反射光の有無)から、反射型
フォトセンサ148が黒色を検知したか否か、すなわち
第1の基準ライン104または第2の基準ライン106
を検知したか否かを判断する。
【0099】CPU114は、反射型フォトセンサ14
8が第1の基準ライン104を検知している状態で、測
色器144を測色装置34の幅方向に移動させたとき
の、反射型フォトセンサ148が第1の基準ライン10
4を検知し続ける時間を測定する。また、測定した時間
とROM116に記憶されている所定時間とを比較し
て、受像紙40に対する第1の基準ライン104の傾き
が最大許容限度以内であるかを判断する。
【0100】受像紙40に対する第1の基準ライン10
4の傾きが最大許容限度以上である場合は、正確なキャ
リブレーションが行なえないと判断し、キャリブレーシ
ョン動作を停止させる。また、図示しない画像形成装置
14の操作パネルにエラーメッセージを表示するととも
に警告音を出力させる。
【0101】次に、本発明の実施の形態における作用に
ついて説明する。
【0102】まず始めに、画像形成装置14による画像
形成処理の流れについて説明する。
【0103】画像露光装置10において、感光材料装填
部18に装填された感光材料16が、図示しない搬送ロ
ーラが駆動することによって露光ユニット24へ送られ
る。露光ユニット24では補正画像データに基づいて感
光材料16を光ビームで走査して露光する。すなわち、
露光ユニット24には中心角が略180°の円弧状のド
ラム78が配設されており、感光材料16はドラム78
の内周面に沿って巻き付けられて搬送され、光ビームが
ドラム78の内周方向から感光材料16に照射される。
【0104】感光材料16は、熱現像装置12と画像露
光装置10との接続部近傍に配設されたフェース部26
に送られ、熱現像ユニット28に属する水塗布部80で
感光材料に水が塗布され、熱現像ドラム84へと送られ
る。
【0105】熱現像ドラム84の熱現像処理に適した温
度になっている外周面に沿って搬送される感光材料16
と受像紙40が所定時間加熱され、受像紙40に画像を
形成する。
【0106】感光材料用剥離部材88によって受像紙4
0と剥離された感光材料16は、感光材料巻取部30の
巻取軸92に巻き取られ、廃材として処分される。ま
た、受像紙40は、受像紙用剥離部材90によって熱現
像ドラム84から剥離され、測色装置34を通過して熱
現像装置12の外部へ排出される。
【0107】ところで、熱現像ドラム84に温度ムラが
あると、上記画像形成処理により受像紙40に形成され
る画像の色にもムラが生じる。この色ムラを解消するた
めに、画像形成装置14にはキャリブレーション機能が
設けられている。次に、キャリブレーション処理につい
て説明する。
【0108】ユーザにより画像形成装置14の図示しな
い操作パネルが操作され、測色モードが選択されると、
画像形成装置14はキャリブレーション処理を開始す
る。
【0109】まず、画像露光装置10において、上述の
画像形成処理と同様に、記憶されているキャリブレーシ
ョン用のテスト画像(図3参照)とともに、第1の基準
ライン104および第2の基準ライン106が感光材料
16に書き込まれる。
【0110】次に、熱現像装置12において、上述の画
像形成処理と同様に、熱現像ドラム84の熱現像処理に
適した温度になっている外周面に沿って感光材料16と
受像紙40を搬送する。これにより、感光材料16と受
像紙40が所定時間加熱され、受像紙40にテスト画
像、第1の基準ライン104および第2の基準ライン1
06が形成される。
【0111】感光材料用剥離部材88によって受像紙4
0と剥離された感光材料16は、感光材料巻取部30の
巻取軸92に巻き取られ、廃材として処分される。ま
た、受像紙40は、受像紙用剥離部材90によって熱現
像ドラム84から剥離され、測色装置34に搬送され
る。測色装置34では、受像紙40に形成されたテスト
画像102の測色、すなわち各パッチ103の色が測定
される。
【0112】次に、測色装置34で行なわれる測色制御
を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0113】ステップ300では、受像紙40が測色装
置34に挿入されたか否かを判断する。受像紙40の挿
入が検知されるとステップ302に移行する。この判断
手段は特に限定せず、例えば、測色装置34の図示しな
い受像紙40の挿入口付近に、受像紙40を検知するセ
ンサを設け、このセンサによる検知結果に基づいて判断
してもよい。また、受像紙40は装置内を所定速度で搬
送されるので、熱現像処理開始タイミングからの経過時
間をパルス発振器154により測定し、所定時間が経過
したら受像紙40が測色装置34に挿入したと判断して
もよい。
【0114】ステップ302では、モータ124を駆動
して、測色器144を受像紙40の幅方向の中央位置に
移動させてセットする。なお、受像紙40は、測色装置
34に挿入後も、常に所定速度で搬送されている。この
ときの測色器144と受像紙40の様子を図9に示す。
図9からも分かるように、受像紙40が矢印B方向に搬
送されることにより、測色器144に取り付けられた反
射型フォトセンサ148は、受像紙40の幅方向のほぼ
中央を、上から下へと走査して測定することになる。
【0115】ステップ304では、反射型フォトセンサ
148による検知結果に基づいて、すなわち検知される
反射光の有無により、反射型フォトセンサ148が第1
の基準ライン104を検知したか否かが判断される。こ
こで、反射型フォトセンサ148により反射光が検知さ
れなくなったら、第1の基準ライン104を検知したと
判断する。
【0116】ステップ304で、否定判断されると、ス
テップ302に戻る。すなわち、反射型フォトセンサ1
48により第1の基準ライン104が検知されるまで、
受像紙40は所定速度で搬送され続ける。
【0117】また、反射型フォトセンサ148により第
1の基準ライン104が検知され、ステップ304で肯
定判断されると、ステップ306に移行する。
【0118】ステップ306では、受像紙40の搬送を
停止する。これにより、反射型フォトセンサ148が第
1の基準ライン104を検知している状態で停止する。
【0119】ステップ308では、測色器144を受像
紙40の右端部に平行移動させる。また、同時に、パル
ス発振器154から発振されるパルスをカウントして、
反射型フォトセンサ148が第1の基準ライン104を
検知している時間を測定する。このとき、第1の基準ラ
イン104が受像紙40の幅方向に平行に形成されてい
れば、反射型フォトセンサ148では、第1の基準ライ
ン104を検知し続ける。第1の基準ライン104の受
像紙に対する傾きが大きいほど、測定される検知時間は
短くなる。
【0120】ステップ310では、反射型フォトセンサ
148が第1の基準ライン104を検知していた時間
(ステップ308で測定された時間)とROM116に
記憶している所定時間を比較する。これにより、第1の
基準ライン104の受像紙40に対する傾き、すなわち
テスト画像102の受像紙40に対する傾きが最大許容
限度以内であるか否かが判断される。
【0121】測定された時間が既定時間よりも小さい場
合は、第1の基準ライン104が最大許容限度以上傾い
ている、すなわち、テスト画像102が受像紙40に対
して大きく傾いて形成されていると判断し、ステップ3
12に移行する。測定された時間が既定時間以上である
場合は、第1の基準ライン104の傾きは所定範囲内で
あると判断し、ステップ314に移行する。
【0122】ステップ312では、テスト画像102が
受像紙40に大きく傾いて形成されていると、測色位置
と補正データ作成部22に記憶されているテスト画像デ
ータとを対応させることが不可能であるため、キャリブ
レーションの作業を停止する。また、正常なキャリブレ
ーションが行なえないことを示すエラーメッセージを画
像形成装置14の図示しない操作パネルに表示するとと
もに、警告音を出力する。これにより、不正確なキャリ
ブレーションの実行が防止される。
【0123】ステップ314では、パルス発振器154
から発振されるパルスをカウントして、所定パルス数N
1のパルスが発振されるまで、受像紙40を所定速度で
搬送させる。これにより、受像紙40が所定長T1だけ
搬送されて、測色器144がレーザ46のテスト画像デ
ータの書き込み開始位置であるテスト画像102の上端
部にセットされる。
【0124】ステップ316では、測色器144を所定
速度で右端部から左方向へ移動させる。このときの測色
器144と受像紙40の様子を図10に示す。図10か
らも分かるように、測色器144が受像紙の右から左
(矢印D方向)に移動することにより、測色器144に
取り付けられた反射型フォトセンサ148は、受像紙4
0の幅方向を右から左へと走査して測定することにな
る。
【0125】ステップ318では、反射型フォトセンサ
148による検知結果に基づいて、すなわち検知される
反射光の有無により、反射型フォトセンサ148が第2
の基準ライン104を検知したか否かが判断される。こ
こで、反射型フォトセンサ148により反射光が検知さ
れなくなったら、第2の基準ライン104を検知したと
判断する。
【0126】ステップ318で、否定判断されると、ス
テップ316に戻る。すなわち、反射型フォトセンサ1
48により第2の基準ライン106が検知されるまで、
測色器144は所定速度で移動し続ける。
【0127】また、反射型フォトセンサにより第2の基
準ライン106が検知され、ステップ318で肯定判断
されると、ステップ320に移行する。
【0128】ステップ320では、パルス発振器154
から発振されるパルスをカウントして、所定パルス数N
2のパルスが発振されるまで、測色器144を所定速度
で移動させる。これにより、測色器144が所定長T2
だけ移動されて、測色器144が、受像紙40に形成さ
れたテスト画像102の右端部にセットされ、熱現像ド
ラム84の軸線方向の位置との対応を把握することがで
きるようになる。
【0129】ステップ320が終了すると、測色器14
4は、受像紙40上のテスト画像102の右上端部にセ
ットされている。テスト画像102の右上端部の色は、
補正データ作成部22のキャリブレーション用のテスト
画像データの記憶領域の先頭アドレスに記憶されている
データと対応している。すなわち、測色器144の測定
位置と、記憶されているテスト画像データの位置データ
との位置合わせが行なわれた状態になっている。
【0130】ステップ322では、測色器144により
受像紙40に形成されたテスト画像の測色、すなわち各
パッチ103の色測定が行なわれる。この測色は、測色
器144を右から左に移動し、最右端のパッチ103の
中央で測色器144を停止させて該パッチ103の色を
測定する。色測定が終わると、測色器144を左隣のパ
ッチ103の中央に移動させ(本実施の形態では、約2
0mm)、該パッチ103の色測定を行なう。このよう
に測色器144の移動→停止→測色→移動・・・を繰り
返して、最上段の各パッチ103の色測定が行なわれ
る。
【0131】最上段のパッチ103の色測定が終了する
と、受像紙40をパッチ103長さ寸法分だけ微搬送す
るとともに、測色器144をテスト画像102の右端部
の位置に戻す。その後、再び測色器144を右から左へ
と移動→停止→測色→移動・・・と繰り返し、次段のパ
ッチ103の色測定が行なわれる。このような動作を繰
り返し行なうことで、受像紙40に形成されたテスト画
像の全てのパッチ103の色が測定される。
【0132】このとき、ベアリング150により、受像
紙40のカールが伸ばし、且つ台板152の曲がりに追
随して測色器144が移動されるので、常に測定距離H
を所定値に保って測色することができる。
【0133】各パッチ103の測色結果は、制御ユニッ
ト94においてLab表色系における明度指数L、知覚
色度a、bに変換され、測色データとして補正データ作
成部22に送信される。
【0134】ステップ324では、ステップ322の色
測定を開始してから、受像紙40がテスト画像102の
縦の長さ分搬送されたか否かを判断する。すなわち、全
てのパッチ103の色測定が終了したか否かが判断され
る。
【0135】全てのパッチ103の色測定が終了してい
ない場合(ステップ324で否定判断)は、ステップ3
22に戻り、色測定が続けて行なわれる。
【0136】また、全てのパッチ103の色測定が終了
(ステップ324で肯定判断)すると、測色装置34に
よる処理は終了する。
【0137】測色が終了すると、キャリブレーション用
のテスト画像が形成された受像紙40は、熱現像装置1
2の外部へ排出される。
【0138】補正データ作成部22では、送られてきた
測色データを、予め記憶されているキャリブレーション
用のテスト画像データと比較して、色ずれを求める。な
お、この色ずれはΔE=(ΔL2+Δa2+Δb21/2
演算により求められる(ΔEは色ずれ、ΔL、Δa、Δ
bはそれぞれ測色データとテスト画像データに基づいて
予め求められている目標値との差)。
【0139】また、補正データ作成部22では、求めら
れた色ずれを解消するように空間的な補正データを作成
する。
【0140】補正データを作成し終えると、画像形成装
置14は、自動的に画像形成処理モードに移る。以降の
画像形成処理では、補正回路20で所望の画像データを
作成した補正データで空間的に補正して、補正画像デー
タを作成する。この補正画像データに基づいて感光材料
16に光ビームを照射して、画像形成処理を行なう。
【0141】上記のように、本実施の形態では、テスト
画像102とともに、テスト画像102の受像紙40上
の形成位置を特定するための第1の基準ライン104お
よび第2の基準ライン106が感光材料16に露光形成
される。反射型フォトセンサ148で、受像紙40に形
成された第1の基準ライン104および第2の基準ライ
ン106を検知することで、測色装置34はテスト画像
102の形成位置が自動的に把握される。これにより、
予め記憶されているテスト画像データと、測色装置34
による測定位置とを正確に対応させることができる。
【0142】また、測色装置34を画像形成装置14内
に組み込むことにより、キャリブレーションに必要な一
連の作業を自動化することができるとともに、装置外の
光を遮断できるので、外光の影響を受けずに正確に色を
測定することができる。
【0143】また、受像紙40に形成されたテスト画像
102が大きく傾いている場合は、エラーが出力されて
処理が終了するので、不正確なキャリブレーションの実
行を防止することができる。また、外付けのキャリブレ
ータを用いるのに比べ、実際の装置内でキャリブレーシ
ョンが可能であるため、装置内外の温度差による測定誤
差を考慮する必要がない。
【0144】また、ベアリング150でケーシング14
0を支持することにより、測色器144の測定面と受像
紙40との測定距離Hが所定値に保たれる。また、ケー
シング140はベアリング150により3点支持され、
安定して支えられている。これにより、台板52の曲が
りや、受像紙40の厚さの変化に自然に追随して、ケー
シング140移動させることができ、高価なコンピュー
タなどを使用せずに、測定距離Hを自動的に所定値に保
って測色することができる。
【0145】なお、本実施の形態では、第1の基準ライ
ン104および第2の基準ライン106を検知に反射型
フォトセンサ148を使用したが、これに限定されな
い。例えば、測色器144で第1の基準ライン104お
よび第2の基準ライン106を検知してもよい。また、
反射型フォトセンサ148に代えて濃度計を設け、第1
の基準ライン104および第2の基準ライン106を検
知するようにしてもよい。
【0146】また、測色装置34を画像形成装置14内
に組み込んで利用したが、これに限定されない。第1の
基準ライン104および第2の基準ライン106により
正確に位置合わせを行なうことができるので、装置のオ
プションとして外付け装着して利用することもできる。
【0147】また、第1の基準ライン104および第2
の基準ライン106を検知して位置合わせを行なった後
に、各パッチ103の測色を開始したがこれに限定され
ない。例えば、測色開始後も各段のパッチ103の色測
定を行なうときに、第2の基準ライン106を検知させ
てもよい。この場合、より正確に位置合わせを行なうこ
とができ、更に高精度なキャリブレーションを行なうこ
とができる。
【0148】また、第1の基準ライン104および第2
の基準ライン106により、受像紙に形成されたテスト
画像と、参照する装置に予め記憶されているテスト画像
データの位置合わせを行なったが、これに限定されな
い。例えば、基準ラインを3本以上設けてもよいし、基
準ラインの代わりに丸や四角などの特定のマークを用い
てもよい。
【0149】また、カラー画像を形成する画像形成装置
14におけるキャリブレーションを示したが、これに限
定されない。グレイスケール画像を形成する画像形成装
置に、適用してもよい。
【0150】また、テスト画像102の受像紙40に対
する傾きを検知するために、受像紙40の幅方向中央位
置にセットされていた測色器144を受像紙40の右端
部に移動させたが、これに限定されない。例えば、まず
測色器144を受像紙40の幅方向中央位置から受像紙
40の左端部に移動させ、次に受像紙40の右端部まで
移動させてもよい。この左端部から右端部に測色器14
4が移動する間に、反射型フォトセンサ148が第1の
基準ライン104を検知していた時間を測定し、テスト
画像102の受像紙40に対する傾きをより高精度に測
定することもできる。
【0151】また、一段分のパッチ103の測色を終了
するたびに、受像紙40を微搬送させることにより、テ
スト画像102の全領域の測色を行ったが、これに限定
されない。例えば、受像紙40を所定速度で搬送し続け
ながら、各パッチ103の測色を行うようにしてもよ
い。
【0152】また、測色装置34を支持して受像紙40
上を移動させるために金属製のベアリング150を使用
したが、これに限定されない。受像紙40の表面が傷付
くことが懸念される場合は、樹脂やゴムなどの材質でで
きたベアリングやコロを使用してもよい。受像紙40と
接触する周面を樹脂やゴムなどで覆ってもよい。
【0153】また、ベアリング150の個数やケーシン
グ140の取り付け位置は、ケーシング140を安定し
て支えることができれば、特に限定しない。
【0154】さらに、本実施の形態では、マークとして
第1の基準ライン104と第2の基準ライン106を用
い測定器とテスト画像との位置決めを行ったが、これら
の何れか一方のみを適用し、測定器の移動パルスを併用
することで、位置決めを行ってもよい。
【0155】例えば、第2の基準ライン106、すなわ
ち、受像紙40の搬送方向に沿うラインのみを使って、
位置決めを行う場合には、この第2の基準ライン106
の幅を太くし、帯状のラインとする。
【0156】この太めの帯状ラインが記録された受像紙
(キャリブレーション用)を搬送し、予め前記帯状のラ
インの範囲内に位置しているセンサにより位置を認識す
る。次に、処理量受像紙を搬送させて、その後、測色装
置34をホームポジションへ戻す。
【0157】ホームポジションに位置した測色装置34
を再度帯状のラインへ接近するように移動させ、帯状ラ
インをセンサによって検出させる。この検出時の測色装
置34の移動パルスを記憶し、測色を実施する。
【0158】これ(測色)を受像紙40を順次搬送しな
がら、行っている間、検出した基準位置(帯状のライン
検出位置)のパルスが予め定められた限界値を超えた場
合、受像紙40が測定不可能近いくらいじ斜行したと判
断し、警告等を実行する。
【0159】また、本実施の形態の主たる目的は、キャ
リブレーションを装置内で行うことで、実際の画像記録
とほぼ同等の環境下で行い環境差による測定誤差を解消
すると共に、テスト画像が記録された記録材料(受像材
料)の位置決め容易性であるため、補正の対象を露光量
としたのは、限定されるものではない。例えば、熱現像
ドラム84の温度制御を精度よく行えるようにし、この
熱現像ドラム84の温度を補正対象としてもよい。
【0160】なお、本実施の形態では、画像形成装置と
して熱現像転写装置を挙げたが、レーザビームやLED
等を走査して、感光材料を露光し画像を形成する写真プ
リンタや、レーザ走査方式でレーザを像担持体へ走査露
光し、トナーを用いて普通紙に画像を形成したり、イン
クジェット吐出方式等で色素を吐出噴射しながら走査し
て画像を形成するプリンタ等の、他の画像形成装置にも
適用可能である。
【0161】
【発明の効果】上記に示したように、本発明では、濃度
または色を測定する測定器を備え、高精度なキャリブレ
ーションを行なうことができる画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における画像形成装置の内部構成
を示す概略構成図である。
【図2】本実施の形態における熱現像装置の詳細構成を
示す構成図である。
【図3】受像紙に形成されたキャリブレーション用のテ
スト画像の概略図である。
【図4】測色装置の概略断面図である。
【図5】測色装置の概略側面図である。
【図6】測色装置の概略下面図である。
【図7】測色装置の動作を司る制御ユニットのブロック
図である。
【図8】キャリブレーション制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図9】第1の基準ラインを検知するときの測色計の様
子を模式的に示す測色装置の概略上面図である。
【図10】第2の基準ラインを検知するときの測色計の
様子を模式的に示す測色装置の概略上面図である。
【符号の説明】
10 画像露光装置 12 熱現像装置 14 画像形成装置 16 感光材料 20 補正回路(補正手段) 22 補正データ作成部(算出手段) 34 測色装置 40 受像紙(受像材料) 46 レーザ 84 熱現像ドラム 102 テスト画像 104 第1の基準ライン(第1のマーク) 106 第2の基準ライン(第2のマーク) 144 測色器(測定手段) 148 反射型フォトセンサ(検知手段、傾き測定手
段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材料に画像を形成する画像形成装置
    であって、 前記画像形成装置が、 予め記憶されているキャリブレーション用のテスト画像
    データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたテスト画像データに基づいて
    感光材料にテスト画像を記録する画像記録手段と、 前記画像記録手段で記録されたテスト画像の濃度または
    色を測定する測定手段と、 前記測定手段による測定結果に基づいて濃度ムラまたは
    色ムラを補正する補正手段と、 で構成されるキャリブレーション装置を備えていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段が、前記測定手段による測
    定結果と、予め設定されているオリジナルデータと、を
    測定位置毎に比較して、それぞれの補正値を決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 予め記憶されているキャリブレーション
    用のテスト画像データに基づいて露光することで記録材
    料に記録されたテスト画像に基づいて、前記熱現像ドラ
    ム表面の温度の不均一性から生じる画像の濃度ムラまた
    は色ムラを補正するキャリブレーション機能を有する画
    像形成装置において、 前記テスト画像とともに記録材料に形成された前記テス
    ト画像の位置を特定するマークを検知する検知手段と、 前記検知手段により検知された前記マークから、前記記
    録材料に形成された前記テスト画像と予め記憶されてい
    る前記テスト画像の位置データとの対応付けを行ない、
    前記受像材料に形成されたテスト画像の濃度または色を
    測定する測定手段と、 前記測定手段による測定結果と予め記憶されている前記
    テスト画像データの濃度または色とを比較して、濃度ム
    ラまたは色ムラを補正する補正手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記マークを記録するためのマークデー
    タが、前記テスト画像データの一部であることを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録材料に形成された前記テスト画
    像と予め記憶されている前記テスト画像の位置データと
    の対応付けにより、測定手段のホームポジションを決定
    することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記測定手段が、前記記録材料の搬送方
    向に直交する方向に移動可能とされ、前記記録材料を搬
    送しながら移動することで、テスト画像上のスキャニン
    グする、ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記マークが、前記記録材料の搬送方向
    に沿う第1のマーク又は前記記録材料の搬送方向に直交
    する第2のマークの少なくとも何れか一方であることを
    特徴とする請求項3乃至請求項6の何れか1項記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記マークが、前記第1のマーク又は第
    2のマークの何れか一方の場合に、この第1のマーク又
    は第2のマークの検出時の前記検知手段の移動パルス数
    に基づいて、前記測定手段のホームポジションを決定す
    ることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記マークがラインマークであり、前記
    検知手段は、検知した第1のマークおよび第2のマーク
    の少なくとも一方から、受像材料に形成されたテスト画
    像の受像材料に対する傾きを測定する傾き測定手段を有
    し、 前記傾き測定手段により測定された傾きが所定値以上の
    場合は、測定手段による濃度または色の測定を停止し、
    エラー情報を出力させる、 ことを特徴とする請求項3乃至請求項8の何れか1項記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記補正手段が、前記測定手段による
    測定結果に基づいて、濃度ムラまたは色ムラの直接的原
    因である現像時の温度に代えて、前記記録材料の露光量
    を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何
    れか1項記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至請求項10の何れか
    1項記載の画像形成装置が、光ビームを照射して感光材
    料を露光し、前記感光材料と受像材料とを貼り合わせ、
    熱現像ドラムに接触させながら搬送することにより熱現
    像転写処理を施して、受像材料上の画像を形成する熱現
    像転写装置であることを特徴とする画像形成装置。
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