JP2000301791A - 熱転写プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプリンタ装置においては、キャプスタ
ンローラー軸に首振りギヤベース、駆動軸、首振りギヤ
軸、首振りギヤ、スラストバネからなる首振りギヤ手段
により、駆動手段であるメインモーターの動力をインク
巻取り手段へ伝達あるいは解除するという制御を行って
いるため、部品点数が多く、機構も複雑になり、メカニ
ズムをシンプル化・低コスト化することが困難であると
いう問題があった。 【解決手段】 本発明では、インク巻き取り手段による
供給側からのインクシートの搬出が阻止手段によって選
択的に阻止され、印画紙を第２の方向に搬送する場合に
はインク巻き取り手段の一方向クラッチ機構により巻き
取り側のインクリールが巻き取り方向と逆方向に回転す
るのを阻止している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、昇華型ビデオプリ
ンタなどの、映像情報等の各種情報を印画紙に記録する
熱転写プリンタ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図８は従来のプリンタの右側面図であ
り、図９は従来のプリンタの左側面図であり、図１０は
従来のプリンタのキャプスタンローラーと首振りギヤで
あり、これらの図に基づいて動作を説明する。

【０００３】図９において、メインモータ１にはスリッ
ト板２ａが設けられたウォームギヤ２が圧入され固定さ
れている。

【０００４】スリット板２ａが回転することによりパル
スを発生するための透過型光センサー３は前記スリット
板２ａを挟む位置に固定されている。

【０００５】図８及び図９において、摩擦クラッチを具
備し、インクシート４を巻き取るインク巻き取りリール
台５にはインク巻取りギヤ５ａと、クラッチギヤ５ｂと
クラッチギヤロック爪６と連結クラッチギヤ７とからな
る一方向クラッチ機構が設けられており、キャプスタン
ローラー８が印画紙９を印画方向に搬送する場合には所
定のスリップトルクで巻き取りリール１０を回転駆動し
てインクシート４を巻き取り、印画方向と反対側に搬送
する場合には前記一方向クラッチ機構により巻き取りリ
ール１０の回転を阻止する。

【０００６】一方、供給リール１１と嵌合する供給リー
ル台１２も摩擦クラッチを具備しており、インクシート
４にバックテンションを付加するように構成されてい
る。

【０００７】ピンチローラー１３が圧着し、印画紙９を
搬送するためのキャプスタンローラー８には、図１０に
示すように、前記ウォームギヤ２と噛み合うハスバ歯車
１４ａと平歯車１４ｂとが形成されたキャプスタンロー
ラーギヤ１４が圧入され、さらに、キャプスタンローラ
ー軸８ａを中心にして首を振る首振りギヤ１５が、首振
りギヤベース１６に植設された首振りギヤ軸１７に回転
可能に設けられている。

【０００８】首振りギヤベース１６には駆動軸１８も植
設されており、連結レバー１９によって、首振りギヤ１
５のインク巻取りギヤ５ａとの連結が解除できるように
構成されている。

【０００９】上記のように構成されたプリンタは次のよ
うに動作する。

【００１０】印画紙９が給紙され、給紙センサー２０に
より検出されるとマスターカム２１はカムモータ２２２
によって回転駆動され、ピンチローラー１３はキャプス
タンローラー８に圧着し、サーマルヘッド２３は待機位
置からインク読み取り位置に移動する。

【００１１】この場合、首振りギヤ１５は巻き取りリー
ル台５のインク巻取りギヤ５ａとは噛み合っていない。

【００１２】次に印画紙９はさらに給紙方向に搬送さ
れ、印画紙９の後端９ａが給紙センサー２０によって検
出されるとメインモータ１は逆方向に回転駆動され、印
画紙９を印画方向に搬送する。

【００１３】この場合には首振りギヤ１５はインク巻き
取りリール台５の方向に回転して、インク巻取りギヤ５
ａと噛み合ってインクシート４を巻き取る。

【００１４】印画紙９が印画方向に送られ、その先端９
ｂがキャプスタンローラー８付近まで送られてもインク
シート４の先頭の黒マーク（図示せず）がインクセンサ
ー２４に検出されない場合は、印画紙９は給紙方向に戻
される。

【００１５】印画紙９の後端９ａが給紙センサー２０に
よって検出されると、再び印画方向に送られ、インクシ
ート４が巻き取られる。

【００１６】インクセンサー２４によって先頭の黒マー
クが検出されると印画紙９は再び給紙方向に送られ給紙
センサー２０を印画紙９の後端９ａが通過するとメイン
モータ１は停止する。

【００１７】次にカムモータ２２が駆動され、サーマル
ヘッド２３がインクシート４と印画紙９とを介して、プ
ラテンローラー２５に圧着する。

【００１８】この状態のままメインモータ１が回転駆動
され、印画紙９の後端９ａを給紙センサー２０が通過し
たときを基準として、透過型光センサー３が発生するパ
ルスが所定数になったところでサーマルヘッド２３が通
電され、ラインプリントが行われる。

【００１９】このようにしてプリントされ、第１色目の
色であるイエロープリントが終了するが、イエローイン
クの最後のラインが終了した時点では次の色であるマゼ
ンタインクを示す黒マークは頭だしされていない。

【００２０】従ってイエロープリントが終了するとサー
マルヘッド２３はインク読み取り位置まで回動すると、
印画紙９はさらに印画方向に送られ、インクシート４も
巻き取られる。

【００２１】マゼンタインクの黒マークがインクセンサ
ー２４によって検出されるとメインモータ１は給紙方向
に回転駆動され、印画紙９の後端９ａが給紙センサー２
０によって検出されるまで送られる。

【００２２】次にイエロープリントの場合と同様にマゼ
ンタプリントが行われ、さらに同様にシアンプリントも
行われフルカラープリントが終了する。

【００２３】シアンプリントが終了するとカムモータ２
２が駆動されてサーマルヘッド２３の圧着は解除され、
インク読み取り位置に回動する。

【００２４】この位置で連結レバー１９によって首振り
ギヤ１５のインク巻取りギヤ５ａとの連結は解除され、
キャプスタンローラー８は所定時間回転駆動されて印画
紙９が排紙される。

【００２５】次にカムモータ２２が回転駆動され、サー
マルヘッド２３が待機位置まで戻されてプリント動作が
完了する。

【００２６】

【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタ装置に
おいては、キャプスタンローラー軸に首振りギヤベー
ス、駆動軸、首振りギヤ軸、首振りギヤ、スラストバネ
からなる首振りギヤ手段により、駆動手段であるメイン
モーターの動力をインク巻取り手段へ伝達あるいは解除
するという制御を行っているため、部品点数が多く、機
構も複雑になり、メカニズムをシンプル化・低コスト化
することが困難であるという問題があった。

【００２７】さらには、インクシートの供給リールと嵌
合し、インクシートにバックテンションを付加するイン
ク供給手段は、所定のスリップトルクを発生する摩擦ク
ラッチ機構を有しているが、インクシートと印画紙との
剥離異常が発生した場合、インクシートと印画紙とが分
離されず、ピンチローラーとキャプスタンローラーとの
間にインクシートが巻き込まれてしまい、インクカセッ
トが取り出せなくなったり、あるいは取り出せてもイン
クシートが破れてしまう場合があるという問題があっ
た。

【００２８】本発明の目的は、シンプルで低コストの熱
転写プリンタ装置を提供することを目的とする。

【００２９】さらに、インクシートと印画紙を強制的に
分離可能で信頼性の高い熱転写プリンタ装置を提供する
ことを目的とする。

【００３０】

【課題を解決するための手段】

【００３１】

【発明の実施の形態】図１から図７に本発明の一実施の
形態を示す。なお、従来例と同一の部品には同一の番号
を付す。

【００３２】図１から図３は本発明の第１の実施の形態
である。これらの図において、インク巻取り手段と印画
紙搬送手段の単一の駆動源であるメインモータ１にはス
リット板２ａが設けられたウォームギヤ２が圧入され固
定されている。

【００３３】スリット板２ａが回転することによりパル
スを発生するための透過型光センサー３は前記スリット
板２ａを挟む位置に固定されている。

【００３４】一方、印画紙搬送手段は、ピンチローラー
１３と、ピンチローラー１３が圧着し印画紙９を搬送す
るためのキャプスタンローラー８と、前記ウォームギヤ
２と噛み合うハスバ歯車１４ａと平歯車１４ｂとが形成
され前記キャプスタンローラー８に圧入されているキャ
プスタンローラーギヤ１４、とから構成されている。

【００３５】連結手段は、前記キャプスタンローラーギ
ヤ１４の平歯車１４ｂと噛み合っている連結ギヤ３０と
フレーム２８に植設された連結ギヤ軸３１とにより構成
されている。

【００３６】インク巻取り手段であるインク巻き取りリ
ール台３２は、図６と図７に示すように、前記連結ギヤ
３０と噛み合うインク巻取りギヤ３２ａにはフェルト３
２ｂが貼り付けられ、前記フェルト３２ｂに対向する位
置に挽き目（図示せず）が形成されたバネ受け３２ｃ
と、リミッターバネ３２ｄと、バネ押さえ３２ｅとから
なる摩擦クラッチ機構を具備し、、巻き取りリール１０
と嵌合するリール羽根３２ｆが、図６に示す上下方向に
移動可能に設けられている。

【００３７】また、巻取りベース３２ｇの軸受け部には
クラッチバネ３２ｈが圧入され、クラッチバネのアーム
３２ｈ１はバネ受け３２ｃに係止されている。

【００３８】このように構成されたインク巻取りリール
台３２は、インク巻取りギヤ３２ａがインクシート４を
巻き取る方向（図６の矢印Ａ方向から見て時計方向）に
回転する場合には、前記リール羽根３２ｆはインクシー
ト４を巻き取る方向に所定のトルクで回転し、インク巻
取りギヤ３２ａが矢印Ａ方向から見て反時計方向に回転
する場合には、前記クラッチバネ３２ｈが巻取りベース
３２ｇの軸受け部に巻き付いて、バネ受け３２ｃもイン
ク巻取りギヤ３２ｇと同一方向に回転するのを阻止する
ため、前記リール羽根３２ｆが矢印Ａ方向からみて反時
計方向に回転してインクシート４が弛むのを阻止する。

【００３９】インクシート４の黒マーク（図示せず）を
検出して頭出しを行うための検出手段は発光ダイオード
３３とフォトセンサー３４とから構成されており、印画
手段であるサーマルヘッド２３の位置にかかわらず、前
記インクシート４の黒マークを検出可能に配設されてい
る。

【００４０】供給側のリール羽根３５のギヤ部３５ａの
近傍には、前記ギヤ部と噛み合って供給側のインクリー
ル１１からインクシート４が引き出されるのを阻止する
インクロックレバー３６がロック方向にバネ（図示せ
ず）で付勢されており、一方のマスターカム３７の外周
部３７ａでロック及びロック解除の制御が行なわれ、イ
ンク巻取り手段によるインクシート４の搬出を選択的に
阻止可能な阻止手段を構成している。

【００４１】上記のように構成されたプリンタは次のよ
うに動作する。

【００４２】図示しない電源スイッチが押され、発光ダ
イオード３３とフォトセンサー３４とによりインクシー
ト４の黒マークが検出されない場合、メインモーター１
はキャプスタンローラーギヤ１４を図３における時計方
向に回転するように駆動され、これに伴って連結ギヤ３
０はインク巻取りギヤ３２ａをインク巻取り方向に駆動
する。

【００４３】この状態においては、インクロックレバー
３４はマスターカム３７の外周部３７ａによって供給側
のリール羽根３５のギヤ部３５ａから退避した位置にあ
り、インクシート４が巻き取られる。

【００４４】そしてフォトセンサー３４によってインク
シート４の黒マークが検出されるとメインモーター１の
駆動は停止されて待機状態になる。

【００４５】もし電源スイッチが押された時に、フォト
センサー３４とにより、インクシート４の黒マークが検
出された場合には上記の動作は行われない。

【００４６】次に印画紙９が第２の方向に給紙され、給
紙センサー２０により検出されるとプリント可能状態と
なり、図示しないプリントスイッチが押されるとマスタ
ーカム２１、３７はカムモータ２２によって回転駆動さ
れてピンチローラー１３はキャプスタンローラー８に圧
着し、サーマルヘッド２３はインク読み取り位置に移動
する。

【００４７】この時、印画紙９をメカニズム内部に引き
込むためのキャプスタンローラーギヤ１４の反時計方向
への回転駆動に伴って、連結ギヤ３０はインク巻き取り
ギヤ３２ａを反時計方向に回転駆動するが、この場合は
インク巻取り装置３２のクラッチバネ３２ｄによってリ
ール羽根３２ｂは回転しないのでインクシート４は巻き
取られない。

【００４８】印画紙９がさらに給紙方向に搬送され、印
画紙９の後端９ａが給紙センサー２０によって検出され
ると、その位置を基準に所定パルス数だけさらに給紙方
向に送られて停止する。

【００４９】次に第１の方向である印画方向に送られ、
給紙センサー２０によって検出さた位置からさらに所定
ステップ数送られて印画開始位置に頭出しされる。

【００５０】この時、インク巻取りリール台３２によっ
てインクシート４は巻き取られるが、この間にインクシ
ート４の先頭の黒マークが検出されるとメインモータ１
の回転は停止され、カムモータ２２はサーマルヘッド圧
着方向と逆方向に駆動され、サーマルヘッド２３はイン
ク読み取り位置のまま、インクロックレバー３６は供給
側のリール羽根３５のギヤ部３５ａと噛み合って供給リ
ール１１の回転をロックした状態になり、インクシート
４がさらに引き出されるのを阻止する。

【００５１】次にカムモータ２２はサーマルヘッド２３
をインクシート４と印画紙９とを介して、プラテンロー
ラー２５に圧着する。

【００５２】この時、マスターカム２１、３７の回転に
より、インクロックレバー３６による供給側のリール羽
根３５のロックは解除され、供給リール１１は回転可能
になる。

【００５３】もし、印画紙９が印画方向に所定パルス数
送られその先端９ｂがキャプスタンローラー８付近まで
送られてもインクシート４の先頭の黒マークがフォトセ
ンサー３４に検出されない場合は、印画紙９は給紙方向
に戻される。

【００５４】この時にはインクシート４は巻き取られな
い。

【００５５】図８において、印画紙９の後端９ａが給紙
センサー２０によって検出される前にフォトセンサー３
４によって先頭の黒マークが検出されると、マスターカ
ム２１、３７はヘッド圧着方向と逆方向に回転駆動さ
れ、サーマルヘッド２３はインク読み取り位置のまま、
メインモータ１が再び駆動されて印画紙９は再び給紙方
向に送られ、給紙センサー２０を印画紙９の後端９ａが
通過してから所定時間経過後メインモータ１は停止され
る。

【００５６】次にカムモータ２２が駆動され、サーマル
ヘッド２３がインクシート４と印画紙９とを介して、プ
ラテンローラー２５に圧着する。

【００５７】この状態のままメインモータ１が回転駆動
され、印画紙９の後端９ａを給紙センサー２０が通過し
たときを基準として、透過型光センサー３が発生するパ
ルスが所定数になったところでサーマルヘッド２３が通
電開始され、前記パルスを基準として順次ラインプリン
トが行われる。

【００５８】このようにしてプリントされ、第１色目の
色であるイエロープリントが終了するが、イエローイン
クの最後のラインが終了した時点では次の色であるマゼ
ンタインクを示す黒マークは頭出しされていない。

【００５９】従ってイエロープリントが終了するとサー
マルヘッド２３はインク読み取り位置まで回動すると、
印画紙９はさらに給紙方向に送られ、連結ギヤ３０によ
ってインク巻き取りギヤ３２ａは回転駆動されてインク
シート４も巻き取られる。

【００６０】マゼンタインクの黒マークがフォトセンサ
ー３４によって検出されるとカムモータ２２はマスター
カム２１、３７をヘッド圧着方向と逆方向に若干駆動す
る。

【００６１】この位置においては、サーマルヘッド２３
はインク読み取り時と同じ位置であるが、インク巻き取
りリール台３２のクラッチバネ３２ｄによって、リール
羽根３２ｂがインク巻取り方向と逆方向に回転するのを
阻止されるため、巻き取りリール１０の回転も阻止され
る。

【００６２】メインモータ１は更に給紙方向に回転駆動
され、印画紙９の後端９ａが給紙センサ２０によって検
出されるまで送られる。

【００６３】次にイエロープリントの場合と同様にマゼ
ンタプリントが行われ、さらに同様にシアンプリントも
行われてフルカラープリントが終了する。

【００６４】フルカラープリントが終了するとマスター
カム２１、３７が回転駆動されてインクロックレバー３
４は供給側のリール羽根３３をロックした状態（図示せ
ず）となり、印画紙９の先端９ａがキャプスタンローラ
ー８から十分外れるまでメインモータ１が駆動されてか
らマスターカム２１、３７は駆動されて図３に示す状態
となり、再びメインモータ１が記録方向に所定時間駆動
され、インクシート４の弛み取りが行われた後カムモー
タ２２によってマスターカム２１、３７が回転駆動さ
れ、インクロックレバー３４による供給側のリール羽根
３３のロックが解除されてプリント動作が完了する。

【００６５】次に図４と図５に示す第２の発明のプリン
タにおける動作を説明する。

【００６６】前記の第１の発明の実施の形態と異なる点
は、キャプスタンローラーギヤ４０の平歯車４０ａとイ
ンク巻取りリール台４１のインク巻取りギヤ４１ａとが
直接連結されており、インクシート４の巻取り方向とク
ラッチバネ（図示せず）の巻き方向とが第１の実施の形
態の場合と逆方向になっていることである。

【００６７】従って図５において、インク巻取りギヤ４
１ａが反時計方向に回転駆動されるとインクシート４は
巻き取られ、時計方向に回転駆動されると前記クラッチ
バネによりリール羽根４１ｂの回転は阻止され、インク
シート４は巻き取られない。

【００６８】このように構成された熱転写プリンタも第
１の発明の実施の形態の熱転写プリンタと同様に動作
し、フルカラープリントが終了する。

【００６９】フルカラープリント終了後の印画紙９の排
紙、インクシート４の弛み取りも第１の発明の実施の形
態と同様に行われて、フルカラープリントが完了する。

【００７０】本発明の実施の形態として手差し方式の熱
転写プリンタの例で説明したが、自動給紙方式の熱転写
プリンタにおいても好適に実施できる。

【００７１】

【発明の効果】本発明の第１の発明により、単一の駆動
源からの動力の伝達は、印画紙搬送手段とインク巻き取
り手段とを常時連結するように連結手段を設けているた
め、従来よりも少ない部品点数、シンプルな機構で印画
紙搬送手段とインク巻き取り手段とを連結・駆動でき
る。

【００７２】また、インク巻き取り手段による供給側か
らのインクシートの搬出が選択的に阻止可能な阻止手段
を設けてあるので、プリント後の印画紙を排紙する場
合、万一、インクシートと印画紙との分離不良が発生し
ても強制的に分離することができるため、信頼性の高い
熱転写プリンタ装置を提供することができる。

【００７３】本発明の第２の発明により、印画紙駆動手
段とインク巻き取り手段との連結を直接連結して構成し
ているため、第１の発明を適用した場合よりもさらにシ
ンプルで低コストの熱転写プリンタ装置を提供すること
が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態の正面図である。

【図２】本発明の一実施の形態の右側面図である。

【図３】本発明の他の実施の形態の左側面図である。

【図４】本発明の他の実施の形態の右側面図である。

【図５】本発明の他の実施の形態の左側面図である。

【図６】本発明のインク巻き取りリール台の図である。

【図７】本発明のインク巻き取りリール台の断面図であ
る。

【図８】従来のプリンタの右側面図である。

【図９】従来のプリンタの左側面図である。

【図１０】従来のキャプスタンローラー組品の図であ
る。

【符号の説明】

１ メインモータ ４ インクシート ５、３２、４１ インク巻き取りリール台 ８ キャプスタンローラー ８ｂ 微小突起部 １３ ピンチローラー １４、４０ キャプスタンローラーギヤ １５ 首振りギヤ １６ 首振りギヤベース １８ 駆動軸 １９ 連結レバー ２１、３７ マスターカム ２３ サーマルヘッド ２４ インクセンサー ２６ 軸受け ３０ 連結ギヤ ３１ 連結ギヤ軸 ３６ インクロックレバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インクを印画紙に熱転写する印画手段、
   トルクリミッター機構と一方向クラッチ機構とを備えて
   おり前記インクが塗布されたインクシートを巻き取るイ
   ンク巻き取り手段、前記インク巻き取り手段による供給
   側からのインクシートの搬出を選択的に阻止可能な阻止
   手段、前記インク巻き取り手段に動力を常時伝達する連
   結手段、印画紙を搬送する印画紙搬送手段、インク巻き
   取り手段と印画紙搬送手段の単一の駆動源であって、正
   逆両方向に回動可能な駆動手段、インクシートの先頭マ
   ークを検出する検出手段、とを備え、印画紙を第１の方
   向に搬送する場合にはインク巻き取り手段がインクシー
   トを巻き取る方向に駆動されるとともに、インク巻き取
   り手段による供給側からのインクシートの搬出が阻止手
   段によって選択的に阻止され、印画紙を第２の方向に搬
   送する場合にはインク巻き取り手段の一方向クラッチ機
   構により巻き取り側のインクリールが巻き取り方向と逆
   方向に回転するのを阻止するように構成したことを特徴
   とする熱転写プリンタ装置。
2. 【請求項２】 正逆方向に回動可能な駆動手段の動力を
   インク巻き取り手段に常時伝達する連結手段は、印画紙
   搬送手段を構成する歯車とインク巻き取り手段を構成す
   る歯車とを直接連結して形成したことを特徴とする、請
   求項第１項記載の熱転写プリンタ装置。