JP2000301455A - 研磨装置のドレッシング方法 - Google Patents

研磨装置のドレッシング方法

Info

Publication number
JP2000301455A
JP2000301455A JP11115685A JP11568599A JP2000301455A JP 2000301455 A JP2000301455 A JP 2000301455A JP 11115685 A JP11115685 A JP 11115685A JP 11568599 A JP11568599 A JP 11568599A JP 2000301455 A JP2000301455 A JP 2000301455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
film
copper
polishing pad
dressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11115685A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Maeda
圭一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11115685A priority Critical patent/JP2000301455A/ja
Publication of JP2000301455A publication Critical patent/JP2000301455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅を化学的機械研磨して目詰まりを起こした
研磨パッドを、研磨パッドの寿命を大幅に短縮すること
なく、目詰まりの原因となっている銅の酸化物を除去す
るドレッシング方法を提供する。 【解決手段】 金属を主成分とする膜を研磨する研磨装
置の研磨パッド31をドレッサー21によりドレッシン
グする際に、研磨パッド31とドレッサー21との間に
金属を主成分とする膜およびその酸化物(例えば銅の酸
化物61)を溶解する薬液を供給するドレッシング方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨装置のドレッ
シング方法に関し、詳しくは金属を主成分とする膜とそ
の酸化物とを溶解する薬液を用いて研磨パッドのドレッ
シングを行う研磨装置のドレッシング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化によりその内部配線の
微細化、多層化が進んでおり、これにともない配線形成
時における平坦化技術や微細配線の加工技術および信頼
性の確保が重要な課題となっている。これらの問題点の
解決手段の一つとして、埋め込み配線技術が検討されて
いる。特に高速動作、低消費電力化を目指した銅埋め込
み配線技術が注目されている。
【0003】最近、銅の埋め込み方法として電解メッキ
法による銅の成膜が注目されている。すなわち、溝また
は接続孔にバリアメタル膜を形成した後、硫酸銅溶液を
用いた電解メッキ法で銅を成膜する。その際、バリアメ
タル膜上にスパッタリングまたは化学的気相成長法によ
って銅膜を成膜し、それを密着膜として用いる場合が多
い。この電解メッキ法では、室温で高アスペクト比を有
する溝、接続孔等に金属の埋め込みが可能となる。
【0004】電解メッキ法で溝および接続孔を銅で埋め
込んだ後、余剰の銅を化学的機械研磨法(以下CMPと
いう、CMPはChemical Mechanical Polishing の略)
により除去し、溝配線を形成するダマシン(damascene
)法の一部量産化がIEDM(Internatinal Electron
Devices Meeting )(USA),(1997) D.Edelstein,et a
l.,p.773-776 に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、銅を化
学的機械研磨する場合、研磨パッド上に銅の酸化物(C
uOx )によって研磨パッドが目詰まりを起こすという
問題が生じる。図4の(1)に示すように、通常、研磨
パッド111の表面には、素材形成上の理由(発泡工
程)で孔112が形成されており、図4の(2)に示す
ように、この孔112の内部に銅の酸化物121が堆積
してしまう。
【0006】そこで図4の(3)に示すように、ダイヤ
モンド砥石(図示省略)により研磨パッド111の表層
111Sを研磨して除去すること(一般にパッドドレッ
シングと呼ばれている)により目詰まりを解消している
が、研磨パッド111自体も研磨されるため、研磨パッ
ド111の寿命が短くなるという問題を引き起こしてい
る。
【0007】また、前記図4の(2)に示すように、研
磨パッド111の表面の孔112内部に堆積した銅の酸
化物121を除去しない状態で研磨を行った場合には、
パーティクルの発生、スクラッチの発生、研磨レートの
ばらつき等の不具合を生じる。
【0008】上記課題は、銅の研磨だけに生じるのでは
なく、アルミニウム、タングステン等の金属の研磨工程
でも生じる問題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた研磨装置のドレッシング方法であ
り、その方法は、金属を主成分とする膜を研磨する研磨
装置の研磨パッドをドレッサーによりドレッシングする
際に、研磨パッドとドレッサーとの間に金属を主成分と
する膜およびその酸化物を溶解する薬液を供給すること
を特徴としている。
【0010】上記研磨装置のドレッシング方法では、研
磨パッドとドレッサーとの間に金属を主成分とする膜お
よびその酸化物を溶解する薬液を供給することから、研
磨パッドを削ることなく研磨パッド上に生成された金属
を主成分とする膜の金属屑や酸化物が除去される。その
ため、研磨パッドの表面に形成された酸化物等が原因と
なって発生していたパーティクルやスクラッチの発生が
低減され、研磨レートが安定化する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の研磨装置のドレッシング
方法に係わる第1の実施の形態を、図1の工程図によっ
て説明する。第1の実施の形態では、銅膜を研磨した後
のドレッシング方法を説明する。
【0012】図1の(1)に示すように、1枚の被研磨
体(例えば銅膜)(図示省略)を研磨した後、ドレッサ
ー21を用いて研磨パッド31の表面をドレッシングす
ることにより研磨パッド31の表面を整える。このと
き、研磨パッド31の孔32内に詰まっていた銅の酸化
物(CuOx )61を溶解することが可能な薬液41と
してアンモニア水溶液を研磨パッド31の表面に供給す
る。
【0013】上記ドレッシング条件を以下に説明する。
一例として、研磨パッドに発泡ポリウレタン樹脂と不織
布との積層構造のものを用いている場合、薬液41に1
%のアンモニア水溶液を用い、研磨圧力を100g/c
2 、定盤の回転数を30rpm、ドレッサー21の回
転数を30rpm、薬液41の流量を100cm3
分、ドレッシング雰囲気の温度を25℃〜30℃とし
た。
【0014】上記ドレッシングの結果、図1の(2)に
示すように、研磨パッド31をほとんど研磨することな
く、研磨パッド31の孔32内から銅の酸化物61〔前
記図1の(1)参照〕や銅の研磨屑を溶解して除去し、
良好な研磨パッド面31Sを創出することができる。
【0015】上記ドレッシング方法では、研磨パッド3
1とドレッサー21との間に銅や銅の酸化物61を溶解
する薬液41として、1%のアンモニア水溶液を供給す
ることから、研磨パッド21を過剰に削ることなく研磨
パッド面31S上に生成された銅の酸化物61や銅の研
磨屑が溶解されて除去される。すなわち、研磨パッド3
1の孔32内に詰まっていた銅の酸化物61や銅の研磨
屑は薬液41により溶解され除去されるので、研磨パッ
ド31の目詰まりが解消される。そのため、研磨パッド
21の表面に形成された銅の酸化物61等が原因となっ
て被研磨体の被研磨面に発生していたパーティクルやス
クラッチが低減され、また研磨レートが安定化する。
【0016】上記第1の実施の形態では、薬液41にア
ンモニア水溶液を用いたが、クエン酸水溶液を用いて
も、同様の効果が得られる。クエン酸水溶液を用いた場
合のドレッシング条件は、一例として、研磨パッドに発
泡ポリウレタン樹脂と不織布との積層構造のものを用い
ている場合、薬液41に1%のクエン酸水溶液を用い、
研磨圧力を100g/cm2 、定盤の回転数を30rp
m、ドレッサー21の回転数を30rpm、薬液41の
流量を100cm3 /分、ドレッシング雰囲気の温度を
25℃〜30℃とした。
【0017】上記第1の実施の形態では、薬液41にア
ンモニア水溶液を用いたが、シュウ酸水溶液を用いて
も、同様の効果が得られる。シュウ酸水溶液を用いた場
合のドレッシング条件は、一例として、研磨パッドに発
泡ポリウレタン樹脂と不織布との積層構造のものを用い
ている場合、薬液41に1%のシュウ酸水溶液を用い、
研磨圧力を100g/cm2 、定盤の回転数を30rp
m、ドレッサー21の回転数を30rpm、薬液41の
流量を100cm3 /分、ドレッシング雰囲気の温度を
25℃〜30℃とした。
【0018】次に、第2の実施の形態として、タングス
テン膜を研磨した後のドレッシング方法を以下に説明す
る。以下の説明においては前記図1を用いる。
【0019】前記図1によって説明したのと同様に、タ
ングステン膜を研磨した後、ドレッサー21を用いて研
磨パッド31の表面をドレッシングすることによりその
表面を整える。このとき、タングステンの酸化物やタン
グステンの研磨屑を溶解することが可能な薬液41とし
て、例えば過酸化水素水を研磨パッド31の表面に供給
する。
【0020】上記ドレッシング条件を以下に説明する。
一例として、研磨パッドに発泡ポリウレタン樹脂単層の
ものを用いている場合、薬液41に5%の過酸化水素水
を用い、研磨圧力を100g/cm2 、定盤の回転数を
30rpm、ドレッサー21の回転数を30rpm、薬
液41の流量を100cm3 /分、ドレッシング雰囲気
の温度を25℃〜30℃とした。
【0021】上記ドレッシングの結果、研磨パッド31
をほとんど研磨することなく、タングステンの酸化物や
タングステンの研磨屑等を溶解して除去し、良好な研磨
パッド面を創出することができる。
【0022】次に、第3の実施の形態として、アルミニ
ウム膜を研磨した後のドレッシング方法を以下に説明す
る。
【0023】前記図1によって説明したのと同様に、ア
ルミニウム膜を研磨した後、ドレッサー21を用いて研
磨パッド31の表面をドレッシングすることによりその
表面を整える。このとき、アルミニウムの酸化物やアル
ミニウムの研磨屑を溶解することが可能な薬液41とし
て、例えばリン酸と硝酸との混合液を研磨パッド31の
表面に供給する。
【0024】上記ドレッシング条件を以下に説明する。
一例として、研磨パッドに発泡ポリウレタン樹脂と不織
布との積層構造のものを用いている場合、薬液41にリ
ン酸と硝酸との混合液を用い、研磨圧力を100g/c
2 、定盤の回転数を30rpm、ドレッサー21の回
転数を30rpm、薬液41の流量を100cm3
分、ドレッシング雰囲気の温度を25℃〜30℃とし
た。
【0025】上記ドレッシングの結果、研磨パッド31
をほとんど研磨することなく、アルミニウムの酸化物や
アルミニウムの研磨屑を溶解して除去し、良好な研磨パ
ッド面を創出することができる。
【0026】上記ドレッシング方法は、一例として、以
下に説明する構成の研磨装置に適用することができる。
その研磨装置の一例を、図2の概略構成図によって説明
する。図2では、いわゆる、ウエットインウエットアウ
ト(wet in wet out)方式の研磨装置を示す。
【0027】図2に示すように、研磨装置1は、被研磨
体(例えばウエハ)51の研磨を行う第1の研磨部11
と、上記被研磨体51の研磨を行う第2の研磨部12
と、上記第1の研磨部11と上記第2の研磨部12とが
設置されている研磨室13と、研磨室に隣接して設けた
もので被研磨体51を搬出入する手段となる搬送部14
が備えられた搬送室15と、この搬送室15に隣接して
設けた水槽16と、水槽16内に格納されるもので被研
磨体51を収納しておく複数の収納部17と、上記第
1,第2の研磨部11,12の研磨パッドをドレッシン
グするドレッサー21とから構成されている。なお、水
槽16は仕切り板18によって例えば二つの水槽に分離
されている。
【0028】上記ドレッサー21は、例えばダイヤモン
ド砥石で構成されていて、その研磨面を上記研磨パッド
側に対向させて例えば矢印方向に回動自在に設置されて
いる。すなわち、上記ドレッサー21の上部には回動軸
22の一端側に設けられていて、その回動軸の他端側に
は回動駆動部(図示省略)が接続されている。また、ド
レッサー21の研磨面の高さとその位置決めができるよ
うに、ドレッサー21には移動手段(図示省略)が設置
されている。
【0029】上記第1の研磨部11は、例えば、研磨パ
ッド31を設置したもので回動自在に設置された研磨定
盤32と、この研磨定盤32に対向する位置に回動自在
に設けたもので被研磨体51を保持する保持部(図示省
略)とを備えている。通常、被研磨体51は、上記保持
部に接着シートを介して固定される。
【0030】上記研磨パッドの上方には、その研磨パッ
ド上にスラリーを供給するスラリー供給ノズル(図示省
略)が設置されている。このスラリー供給ノズルは、研
磨時にスラリーを供給するとともに、ドレッシング時に
は金属を主成分とする膜およびその金属酸化物を溶解す
る薬液を研磨パッド上に供給する。または上記薬液を供
給する専用のノズルを設けて、そのノズルから上記薬液
を供給するようにしてもよい。
【0031】また上記第2の研磨部12も、上記第1の
研磨部11と同様に、研磨パッド33を設置したもので
回動自在に設置された研磨定盤34と、この研磨定盤3
4に対向する位置に回動自在に設けたもので被研磨体5
1を保持する保持部(図示省略)とを備えている。通
常、被研磨体51は、上記保持部に接着シートを介して
固定される。
【0032】上記研磨パッドの上方には、その研磨パッ
ド上にスラリーを供給するスラリー供給ノズル(図示省
略)が設置されている。このスラリー供給ノズルは、研
磨時にスラリーを供給するとともに、ドレッシング時に
は金属を主成分とする膜およびその酸化物を溶解する薬
液を研磨パッド上に供給する。または上記薬液を供給す
る専用のノズルを設けて、そのノズルから上記薬液を供
給するようにしてもよい。
【0033】上記搬送部14は、一例として、収納部1
7と第1の研磨部11、第2の研磨部12との間、およ
び第1の研磨部11と第2の研磨部12との間におい
て、被研磨体51を搬送するロボットからなる。この搬
送ロボットは矢印方向に移動可能に構成されている。
【0034】上記研磨装置1の動作の概略を以下に説明
する。
【0035】まず、搬送部14によって、未処理の被研
磨体51が収納されている収納部17(17A)から被
研磨体51を取り出し、第1の研磨部11へ搬送する。
この非研磨体51は、一例として、図示はしないが、基
板上に層間絶縁膜が形成され、その層間絶縁膜に配線溝
が形成され、バリアメタル膜を介してその配線溝の内部
を埋め込む状態に銅膜が形成されているものである。
【0036】そして、第1の研磨部11で被研磨体51
の例えば銅膜を研磨する。銅膜の研磨が終了した後、搬
送部14により第1の研磨部11から第2の研磨部12
に被研磨体51を搬送する。そして第2の研磨部12で
被研磨体51の例えばバリアメタル膜を主に研磨する。
バリアメタル膜の研磨が終了した後、搬送部14により
第2の研磨部12から処理後の被研磨体51を収納する
収納部17(17C)に研磨した被研磨体51を搬送し
て収納する。被研磨体の研磨を終えた後、研磨パッドの
ドレッシングを上記図1によって説明した方法により行
う。
【0037】上記研磨装置1はウエットインウエットア
ウト(wet in wet out)方式のものであったが、ドライ
インドライアウト(dry in dry out)方式の研磨装置で
あっても、同様に本発明のドレッシング方法を適用する
ことが可能である。
【0038】次に、銅を用いた溝配線を形成する一例
を、図3の製造工程図によって説明する。
【0039】図3の(1)に示すように、通常のLSI
製造プロセスにより、基板(例えばシリコン基板)71
上に半導体素子(図示省略)等の形成を行った後、基板
71上に層間絶縁膜72を成膜する。そしてリソグラフ
ィー技術とエッチング技術とにより凹部73を形成す
る。ここでは、一例として、凹部73を、溝幅が例えば
0.4μm、その深さが例えば0.5μmの配線溝とし
て形成した。なお、凹部73は接続孔であってもよく、
配線溝とそれに連続して形成された接続孔であってもよ
い。その後、上記リソグラフィー技術で用いたレジスト
マスク(図示省略)を除去する。
【0040】続いて図3の(2)に示すように、一例と
して、マグネトロンスパッタ法により、上記凹部73の
内壁および上記層間絶縁膜72上にバリアメタル膜74
を、例えば窒化タンタルを堆積して形成する。その成膜
条件としては、一例として、プロセスガスにアルゴン
(Ar)〔流量:30sccm〕と窒素(N2 )〔流
量:80sccm〕とを用い、マグネトロンスパッタ装
置のDCパワーを5kW、成膜雰囲気の圧力を0.4P
a、基板温度を150℃に設定して、50nmの厚さに
成膜した。
【0041】続いて、上記成膜に連続して、マグネトロ
ンスパッタ法により、バリアメタル膜74の表面に密着
膜75として、銅膜を成膜する。この銅膜は電解メッキ
時の密着膜として作用する。その成膜条件としては、一
例として、プロセスガスにアルゴン(Ar)〔流量:1
00sccm〕を用い、マグネトロンスパッタ装置のD
Cパワーを5kW、成膜雰囲気の圧力を0.4Pa、基
板温度を20℃に設定して、100nm〜200nmの
厚さに成膜した。
【0042】次いで図3の(3)に示すように、電解銅
メッキを行って、上記密着膜75〔前記図1の(4)参
照〕の表面に銅を堆積し銅メッキ膜76を形成する。な
お、銅メッキ膜76と前記密着膜75とは同一材料で形
成されるため、図面では銅メッキ膜76に密着膜75を
含むように描いた。この電解銅メッキ条件は、一例とし
て、メッキ液に、硫酸銅(67g/dm3 )と硫酸(1
70g/dm3 )と塩酸(70ppm)との混合液を用
い、メッキ液の温度を20℃、供給電流を9A(8イン
チウエハの場合)に設定した。
【0043】その後、図3の(4)に示すように、例え
ば前記図1によって説明した構成の研磨装置により、第
1の研磨部(11)で層間絶縁膜72上の余分な銅メッ
キ膜76、を研磨し、次いで第2の研磨部(12)で層
間絶縁膜72上の余分なバリアメタル膜74を研磨して
除去し、凹部73の内部にバリアメタル膜74を介して
銅メッキ膜76からなる配線77を形成する。この研磨
の際に、研磨雰囲気を非酸化性雰囲気とする。
【0044】上記銅メッキ膜76の研磨条件は、一例と
して、研磨パッドに発泡ポリウレタン樹脂と不織布との
積層構造のものを用い、スラリーに過酸化水素を添加し
たアルミナ含有スラリーを用い、研磨圧力を100g/
cm2 、定盤の回転数を30rpm、研磨ヘッドの回転
数を30rpm、研磨液の流量を100cm3 /分、研
磨雰囲気の温度を25℃〜30℃とした。
【0045】また上記バリアメタル膜74の研磨条件
は、一例として、研磨パッドに発泡ポリウレタン樹脂の
単層構造のものを用い、スラリーに過酸化水素を添加し
たアルミナ含有スラリーを用い、研磨圧力を100g/
cm2 、定盤の回転数を30rpm、研磨ヘッドの回転
数を30rpm、研磨液の流量を100cm3 /分、研
磨雰囲気の温度を25℃〜30℃とした。
【0046】上記研磨を行った後、または少なくとも上
記研磨パッド21が目詰まりを起こす前に、上記図1に
よって説明したドレッシングを行えば、常に良好なる条
件で銅膜の研磨およびバリアメタル膜の研磨を行うこと
が可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
金属を主成分とする膜を研磨する研磨装置の研磨パッド
をドレッサーによりドレッシングする際に、研磨パッド
とドレッサーとの間に金属を主成分とする膜およびその
金属酸化物を溶解する薬液を供給するので、研磨パッド
を削ることなく研磨パッド表面から金属を主成分とする
膜の研磨屑やその酸化物を除去することがかできる。よ
って、研磨におけるパーティクルの発生、スクラッチの
発生が低減できるとともに研磨レートの安定化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置のドレッシング方法に係わる
第1の実施の形態を説明する工程図である。
【図2】研磨装置の一例を説明する概略構成図である。
【図3】銅を用いた溝配線を形成する一例を説明する製
造工程図である。
【図4】課題の説明図である。
【符号の説明】
21…ドレッサー、31…研磨パッド、41…薬液、6
1…銅の酸化物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属を主成分とする膜を研磨する研磨装
    置の研磨パッドをドレッサーによりドレッシングする際
    に、 前記研磨パッドと前記ドレッサーとの間に前記金属を主
    成分とする膜およびその酸化物を溶解する薬液を供給す
    ることを特徴とする研磨装置のドレッシング方法。
  2. 【請求項2】 前記薬液に、銅膜もしくは銅合金膜およ
    び銅の酸化物を溶解するものを用いることを特徴とする
    請求項1記載の研磨装置のドレッシング方法。
  3. 【請求項3】 前記薬液に、アルミニウム膜もしくはア
    ルミニウム合金膜およびアルミニウムの酸化物を溶解す
    るものを用いることを特徴とする請求項1記載の研磨装
    置のドレッシング方法。
  4. 【請求項4】 前記薬液に、タングステン膜もしくはタ
    ングステン合金膜およびタングステンの酸化物を溶解す
    るものを用いることを特徴とする請求項1記載の研磨装
    置のドレッシング方法。
JP11115685A 1999-04-23 1999-04-23 研磨装置のドレッシング方法 Pending JP2000301455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115685A JP2000301455A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 研磨装置のドレッシング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11115685A JP2000301455A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 研磨装置のドレッシング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000301455A true JP2000301455A (ja) 2000-10-31

Family

ID=14668740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11115685A Pending JP2000301455A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 研磨装置のドレッシング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000301455A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371300A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Jsr Corp 研磨パッド洗浄用組成物及び研磨パッド洗浄方法
JP2003500864A (ja) * 1999-05-28 2003-01-07 ラム リサーチ コーポレーション 化学機械研磨パッドを洗浄するための方法およびシステム
CN115816218A (zh) * 2022-12-14 2023-03-21 西安奕斯伟材料科技有限公司 用于硅片边缘抛光的设备及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500864A (ja) * 1999-05-28 2003-01-07 ラム リサーチ コーポレーション 化学機械研磨パッドを洗浄するための方法およびシステム
JP4721523B2 (ja) * 1999-05-28 2011-07-13 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 化学機械研磨パッドを洗浄するための方法およびシステム
JP2002371300A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Jsr Corp 研磨パッド洗浄用組成物及び研磨パッド洗浄方法
CN115816218A (zh) * 2022-12-14 2023-03-21 西安奕斯伟材料科技有限公司 用于硅片边缘抛光的设备及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7022608B2 (en) Method and composition for the removal of residual materials during substrate planarization
US6524167B1 (en) Method and composition for the selective removal of residual materials and barrier materials during substrate planarization
US6709316B1 (en) Method and apparatus for two-step barrier layer polishing
US6720265B2 (en) Composition compatible with aluminum planarization and methods therefore
JP3805588B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20060144825A1 (en) Dual reduced agents for barrier removal in chemical mechanical polishing
JPH11111656A (ja) 半導体装置の製造方法
US7361582B2 (en) Method of forming a damascene structure with integrated planar dielectric layers
US6653242B1 (en) Solution to metal re-deposition during substrate planarization
TW483061B (en) Chemical-mechanical polishing apparatus, polishing pad, and method for manufacturing semiconductor device
US20020173221A1 (en) Method and apparatus for two-step polishing
US6572453B1 (en) Multi-fluid polishing process
JP2001044156A (ja) 半導体装置の製造方法及び化学研磨装置
JPH09139368A (ja) 化学的機械研磨方法
JP3917593B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000301455A (ja) 研磨装置のドレッシング方法
US20040023607A1 (en) Method and apparatus for integrated chemical mechanical polishing of copper and barrier layers
JP2000012543A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2006120912A (ja) 半導体装置の製造方法および製造装置
US6362101B2 (en) Chemical mechanical polishing methods using low pH slurry mixtures
JPH08323614A (ja) 化学的機械研磨方法および装置
US20030134576A1 (en) Method for polishing copper on a workpiece surface
US6943113B1 (en) Metal chemical polishing process for minimizing dishing during semiconductor wafer fabrication
JP2004128112A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001118812A (ja) 化学機械研磨装置および半導体デバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees