JP2000301071A - 回転揺動選別機 - Google Patents

回転揺動選別機

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JP2000301071A
JP2000301071A JP11106959A JP10695999A JP2000301071A JP 2000301071 A JP2000301071 A JP 2000301071A JP 11106959 A JP11106959 A JP 11106959A JP 10695999 A JP10695999 A JP 10695999A JP 2000301071 A JP2000301071 A JP 2000301071A
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JP
Japan
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eccentric
rotating shaft
sorting
sorting frame
rotary
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JP11106959A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Makoto Tomabechi
真 苫米地
Hideaki Masukane
秀秋 舛金
Akira Fukuhara
昭 福原
Kimiaki Kono
公明規 鴻野
Kazutaka Umagami
一高 馬上
Chozaburo Ikuta
長三郎 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械の設置スペースを減少させるとともに、
円形選別板を多段に配設した場合でも、各選別板の選別
精度を一定にすることができる。 【解決手段】 回転軸13の軸心上方に偏心回動の仮想
支点Oを設けるとともに、該仮想支点Oから所定角度傾
斜した傾斜線Pを下方向に設け、該傾斜線P上に形成し
た偏心部22A,22Bに選別枠4Aを軸着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、籾摺り後の籾と玄
米の混合物を選別する揺動選別機に関し、特に、選別板
の平面視形状が円形であり、この選別板を回転揺動して
籾・玄米を選別する回転揺動選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、被選別物の水分や摩擦係数
などの物性が変わっても選別板上の層厚を一定にし、選
別精度を一定にする回転揺動選別機を、特願平10−5
1482号によって提案している。このものは、立設し
た機台の上部に支点を設け、該支点を頂点とする錐体を
形成するように前記支点から複数のステーを放射状に吊
設し、該複数のステーの端部に円形選別板を吊り下げる
とともに、前記機台の下部には回転可能に形成した回転
軸を垂直に突設し、該回転軸に回転軸の軸芯から一定距
離偏心した偏心軸を取り付け、該偏心軸を自在継手を介
して前記選別枠の底面に固定し、前記回転軸の回転によ
り円形選別板を前記支点を中心に偏心回動させて籾・玄
米の混合物を選別するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転揺動選
別機によれば、立設した機台の上部に支点を設け、該支
点を頂点とする錐体を形成するように前記支点から複数
のステーを放射状に吊設し、該複数のステーの端部に円
形選別板を吊り下げているので、機高が大きくなり、設
置スペースが増大するといった欠点があった。また、1
ヵ所のみ支点が設けられているので、円形選別板を多段
に配設することが困難であり、選別板の層厚が変化した
り、周回速度が変わったりして選別板によって選別誤差
が生じるという欠点が生じていた。
【0004】本発明は上記問題点にかんがみ、機械の設
置スペースを減少させるとともに、円形選別板を多段に
配設した場合でも、各選別板の選別精度を一定にするこ
とが可能な回転揺動選別機を提供することを技術的課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、回転可能に立設した回転軸と、該回転軸を回
転駆動する駆動部と、前記回転軸に設けられ、該回転軸
の軸芯から一定距離偏心した偏心部と、該偏心部に軸着
した円形の選別枠と、該選別枠の自由回転を防止する保
持手段と、前記選別枠に敷設する、底部中央が低く周縁
部が高い円形選別板とを備え、前記回転軸の回転により
前記選別枠を偏心回動させて籾・玄米の混合物を選別す
る回転揺動選別機であって、前記回転軸の軸芯上方に偏
心回動の仮想支点を設けるとともに、該仮想支点から所
定角度傾斜した傾斜線を下方向に設け、該傾斜線上に形
成した偏心部に前記選別枠を軸着する、という技術的手
段を講じた。これにより、従来技術のように、立設した
機台の上部に支点を設ける必要がなく、機高が大きくな
るといった欠点が解消されて、従来と同様の回転揺動運
動が可能となった。
【0006】また、回転可能に立設した回転軸と、該回
転軸を回転駆動する駆動部と、前記回転軸に設けられ、
該回転軸の軸芯から一定距離偏心した偏心部と、該偏心
部に軸着した円形の選別枠と、該選別枠の自由回転を防
止する保持手段と、前記選別枠に敷設する、底部中央が
低く周縁部が高い円形選別板とを備え、前記回転軸の回
転により前記選別枠を偏心回動させて籾・玄米の混合物
を選別する回転揺動選別機であって、前記偏心部は、軸
芯からの偏心量が異なる2ヵ所の偏心部により形成し、
該2ヵ所の偏心部の偏心量差に基づいて前記選別枠を傾
斜して軸着したので、選別枠を2ヵ所の偏心部で支持す
ることができて、偏心回動による振動が小さくなり、耐
久性も向上する。
【0007】そして、前記偏心部は、鉛直状の回転軸を
金属加工によって屈曲させて形成することもできるし、
軸芯からの偏心量が異なる上部偏心カム及び下部偏心カ
ムを鉛直状の回転軸に軸着することによって形成するこ
ともできる。
【0008】さらに、前記下部偏心カムは、前記回転軸
の回転方向に沿って前記上部偏心カムから若干位相をず
らして軸着したので、選別枠の揺動が楕円形の運動軌跡
となり、円形選別板上の籾の周回速度を変更して、選別
精度を変更することができる。
【0009】そして、前記回転軸には、前記選別枠を複
数段で軸着するべく、前記偏心部を複数ヵ所設けてある
ので、単一の回転軸により複数個の選別枠を駆動するこ
とが可能であり、また、駆動時に選別枠の揺動軌跡に干
渉が起きることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0011】図1は本発明の回転揺動選別機に籾摺装置
を付加した籾摺選別機の一部を破断した斜視図を示すも
のであり、図2は図1の方角を変えて見た場合の一部を
破断した斜視図を示すものである。図1及び図2を参照
して籾摺選別機の概略を説明する。籾摺選別機1は、一
対の脱ぷロール2,2を備えた籾摺装置3と、この籾摺
装置3により脱ぷされた摺落米を上下2段の選別枠4
A,4Bに供給して籾層と玄米層とに選別する回転揺動
選別機5と、玄米層の玄米を機外に排出する排出スロワ
6と、籾層の籾を前記籾摺装置3に返還するスクリュー
コンベア7と、前記籾摺装置3に原料となる籾米を供給
する供給スロワ8とから構成される。符号9は籾摺装置
3により脱ぷされた摺落米を貯留する混合米タンクであ
り、符号10は乾燥済みの籾米を投入する原料ホッパー
であり、符号11は籾摺装置3により脱ぷされた摺落米
を風選する風選機のケーシングである。
【0012】次に、図3により回転揺動選別機5につい
て詳述すると、回転揺動選別機5は、機枠12中央に立
設した回転軸13と、該回転軸13を回転可能に駆動す
るモータ18と、回転軸13の中間付近に上下2段に軸
着した選別枠4A,4Bとで主要部が構成される。前記
回転軸13の上端は機枠12上部に埋設された軸受14
に支持され、回転軸13の下端は軸受15により支持
し、下端部にプーリ16を軸着する。プーリ16はベル
ト17を介してモータ18に軸着したプーリ19と連絡
され、回転軸13が適宜な回転数で回転される。
【0013】前記上下2段の選別枠4A,4Bを同時に
揺動回転するためには、前記回転軸13を変形させ、選
別枠4A,4Bのバランスをとる必要がある。これを図
4及び図5を参照して説明する。回転軸13には、軸心
20から屈曲させた偏心部21A,21Bを設け、該偏
心部21A,21Bに選別枠4A,4Bを互い違いに
(180°ずらして)軸着させる。
【0014】図4は、軸心20を有する棒状の回転軸1
3を旋盤加工して前記偏心部21A,21Bを形成した
り、鋳型に材料を流し込んで偏心部21A,21Bを有
する回転軸13を形成すればよい。偏心部21Aは軸心
20から軸心Pだけ偏心し、また、偏心部21Bは軸心
20から軸心Qだけ偏心しているため、回転軸13の下
方に至るほど偏心量が大きくなる。つまり、偏心上端部
22A,22Bよりも偏心下端部23A,23Bのほう
が偏心量が大きく、選別枠4A,4Bを装着すると水平
よりもわずかに傾斜して設けられることになる。符号2
4A,24Bは偏心上端部22A,22Bに嵌装した軸
受であり、符号25A,25Bは偏心下端部23A,2
3Bに嵌装した軸受である。
【0015】選別枠4A,4Bの周縁には外枠26A,
26Bを立設してあり、該外枠26A,26Bから回転
軸13に向って、ねじ切り加工を施した補強梁27A,
27Bが複数個設けられる。該補強梁27A,27Bと
前記軸受24A,24Bとの間は第1環状部材28A,
28Bにより連絡される。一方、選別枠4A,4Bの底
部29A,29Bには籾受樋30A,30Bが接続さ
れ、該籾受樋30A,30Bと軸受25A,25Bとの
間は第2環状部材31A,31Bにより連絡される。
【0016】選別枠4A,4B内部には、選別板角度調
節装置32A,32Bが設けられ、該角度調節装置32
A,32Bには、中央を低位に周縁部を高位に形成した
円形選別板33A,33Bが載置される。該円形選別板
33A,33Bの板面上には、方向性を有する多数の選
別くぼみ(図示せず)が設けられ、円形選別板33A,
33Bを揺することにより、籾と玄米とを粒径差及び比
重差で選別するのである。また、前記選別枠4A,4B
の外枠26A,26Bと前記機枠12との間は、複数個
のバネ35により繋がれており(図1及び図2参照)、
このバネ35が選別枠4A,4Bの自由回転を防止する
保持手段としての機能を有している。また、円形選別板
33A,33Bの中央側には、該選別板33A,33B
で選別された籾を堰きとめる堰34A,34Bが立設さ
れている。
【0017】図5は回転軸13を加工することなく偏心
部21A,21Bを形成したもので、安価に偏心部21
A,21Bを形成することができる。すなわち、真直な
回転軸13に上記偏心上端部及び偏心下端部を形成する
ため、偏心上端部となる箇所に小径の偏心カム36A,
36Bを軸着し、偏心下端部となる箇所に大径の偏心カ
ム37A,37Bを軸着する。そして、偏心カム36
A,36B,37A,37Bにそれぞれ固定ピン38…
をねじ込み、回転軸13の回転により偏心カム36A,
36B,37A,37Bが空回りしないように固定す
る。次に、上記同様に偏心カム36A,36Bには軸受
24A,24Bを介して第1環状部材28Aを回動可能
に支持し、偏心カム37A,37Bには軸受25A,2
5Bを介して第2環状部材31A,31Bを回動可能に
支持し、選別枠4A,4Bを互い違いに(180°ずら
して)軸着させるのである。
【0018】図4と同様、小径偏心カム36A,36B
及び大径偏心カム37A,37Bにより、選別枠4A,
4Bは水平よりもわずかに傾斜して装着される。符号3
9A,39Bは軸受25A,25B内へ塵埃が混入する
のを防止する防塵カバーであり、その他の構成について
は、図4とほぼ同様であるので、説明は省略する。図4
及び図5に示す回転揺選別機では、選別枠4A,4Bを
をそれぞれ2ヵ所の偏心部で支持することができて、偏
心回動による振動が小さくなり、耐久性も向上する。
【0019】次に、上記構成における作用を説明する。
図1、図2に示す籾摺選別機1の原料ホッパー10から
所定水分に乾燥した籾を張り込み、供給スロワ8を作動
させると、籾は一対の脱ぷロール2,2に供給される。
脱ぷロール2,2は互いに内方向で異なる周速度で回転
するように構成され、籾が脱ぷロール2,2を通過する
際のロールによる圧力と、周速度差によるせん断力とに
より脱ぷ処理が行われる。
【0020】脱ぷ処理後の摺落米は、脱ぷ室下方の風選
室(図示せず)で風選され、籾と玄米の混合米が混合米
タンク9に供給され、籾殻や秕(しいな)は風選ファン
のケーシング11から機外に排出される。
【0021】籾と玄米の混合米は混合米タンク9から繰
り出され、混合米供給樋40を経て各円形選別板4A,
4Bに供給される。
【0022】このとき、機枠12中央部に設けた回転軸
13を回転させると、偏心部21A,21Bに固定され
た選別枠4A,4Bが回転揺動される。選別枠4A,4
Bに供給された混合米は、外枠26A,26B付近ほど
加速度が大きくなり、しかも、円形選別板33A,33
Bに勾配が付けられているため、粒径が小さく比重の大
きい玄米が外枠26A,26B寄りに搬送されるととも
に、粒径が大きく比重の小さい籾は円形選別板33A,
33Bを滑り落ちて中央寄りへと搬送される。
【0023】図6を参照して、選別枠の回転揺動運動に
ついて説明する。図6は図4及び図5に示す上下2段の
選別枠4A,4Bのうち、上側の選別枠4Aについての
作用図を示すものである。回転軸13は鉛直方向に立設
し、該回転軸13上方の軸心上には、仮想支点Oを設け
る。この仮想支点Oは特願平10−51482号の機台
上部に設けた支点に相当するが、機高が大きくなるため
実際には設けられない。本発明では回転軸13の仮想支
点Oから所定角度傾斜した傾斜線Pを下方向に設け、該
傾斜線P上に形成した偏心部22A,22Bに選別枠4
Aを軸着した。このように形成された回転軸13を矢印
のように回転させると、選別枠4Aは実線から破線まで
の振幅で回転揺動されることになる。これにより、実際
の支点を設ける必要が無いので、機高を大きくすること
なく、また、選別枠を多段に配設することが可能とな
る。
【0024】図7は選別枠4Aの偏心部21A付近の平
面図を示すもので、特に、偏心カム36Aと偏心カム3
7Aとを位相差を設けて回転軸13に軸着させた様子を
示す。例えば、下側の偏心カム37Aを時計方向に位相
αだけずらして軸着させたものである。これにより、選
別枠4Aは図8に示す楕円形の運動軌跡となり、円形選
別板上の籾の周回速度を変更して選別精度を調節するこ
とができるものである(つまり、籾が選別板から空中に
投げ上げられる時間が長いと、周回速度は低くなり、籾
が選別されやすくなる)。表1によれば、偏心カム36
Aと偏心カム37Aとの位相差を変化させて選別能力を
比較したものであるが、偏心カム36Aと偏心カム37
Aの位相をずらさないほうが籾層と玄米層との境界がは
っきりし、籾の収束が速く、選別性能が最もよいことが
分かった。
【表1】
【0025】上記のような回転揺動運動により、粒径が
小さく比重の大きい玄米が外枠26A,26B寄りに搬
送されるとともに、粒径が大きく比重の小さい籾は円形
選別板33A,33Bを滑り落ちて中央寄りへと搬送さ
れ、玄米は外枠26A,26Bに穿設した玄米排出口
(図示せず)から玄米排出樋41A,41Bに落下し、
排出スロワ6から精品として機外に取り出される。籾は
堰34A,34Bに堰止められながら適宜排出され、籾
排出樋42A,42Bからスクリューコンベア7に供給
される。そして、再び、籾摺装置3に送られて再脱ぷさ
れることになる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転可能
に立設した回転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動部
と、前記回転軸に設けられ、該回転軸の軸芯から一定距
離偏心した偏心部と、該偏心部に軸着した円形の選別枠
と、該選別枠の自由回転を防止する保持手段と、前記選
別枠に敷設する、底部中央が低く周縁部が高い円形選別
板とを備え、前記回転軸の回転により前記選別枠を偏心
回動させて籾・玄米の混合物を選別する回転揺動選別機
であって、前記回転軸の軸芯上方に偏心回動の仮想支点
を設けるとともに、該仮想支点から所定角度傾斜した傾
斜線を下方向に設け、該傾斜線上に形成した偏心部に前
記選別枠を軸着したので、従来技術のように、立設した
機台の上部に支点を設ける必要がなく、機高が大きくな
るといった欠点が解消される。また、機高を抑えること
で円形選別板を多段に配設することが可能となる。
【0027】また、回転可能に立設した回転軸と、該回
転軸を回転駆動する駆動部と、前記回転軸に設けられ、
該回転軸の軸芯から一定距離偏心した偏心部と、該偏心
部に軸着した円形の選別枠と、該選別枠の自由回転を防
止する保持手段と、前記選別枠に敷設する、底部中央が
低く周縁部が高い円形選別板とを備え、前記回転軸の回
転により前記選別枠を偏心回動させて籾・玄米の混合物
を選別する回転揺動選別機であって、前記偏心部は、軸
芯からの偏心量が異なる2ヵ所の偏心部により形成し、
該2ヵ所の偏心部の偏心量差に基づいて前記選別枠を傾
斜して軸着したので、選別枠を2ヵ所の偏心部で支持す
ることができ、偏心回動による振動が小さくなり、耐久
性も向上する。
【0028】そして、前記偏心部は、鉛直状の回転軸を
金属加工によって屈曲させて形成することもできるし、
軸芯からの偏心量が異なる上部偏心カム及び下部偏心カ
ムを鉛直状の回転軸に軸着することによって形成するこ
ともできる。
【0029】さらに、前記下部偏心カムは、前記回転軸
の回転方向に沿って前記上部偏心カムから若干位相をず
らして軸着したので、選別枠の揺動が楕円形の運動軌跡
となり、円形選別板上の籾の周回速度を変更して、選別
精度を変更することができる。
【0030】そして、前記回転軸には、前記選別枠を複
数段で軸着するべく、前記偏心部を複数ヵ所設けてある
ので、単一の回転軸により複数個の選別枠を駆動するこ
とが可能であり、また、駆動時に選別枠の揺動軌跡に干
渉が起きることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転揺動選別機に籾摺装置を付加した
籾摺選別機の一部を破断した斜視図である。
【図2】図1の方角を変えて見た場合の一部を破断した
斜視図である。
【図3】本発明の回転揺動選別機の駆動部を示す概略縦
断面図である。
【図4】本発明の回転揺動選別機の回転軸に形成した偏
心部を示す拡大縦断面図である。
【図5】本発明の回転揺動選別機の回転軸に形成した偏
心部を示す拡大縦断面図である。
【図6】仮想支点により偏心部を形成する該略図であ
る。
【図7】2つの偏心カムを位相差を設けて回転軸に軸着
させた平面図である。
【図8】選別枠の揺動軌跡を示す作用図である。
【符号の説明】
1 籾摺選別機 2 脱ぷロール 3 籾摺装置 4 選別枠 5 回転揺動選別機 6 排出スロワ 7 スクリューコンベア 8 供給スロワ 9 混合米タンク 10 原料ホッパー 11 ケーシング 12 機枠 13 回転軸 14 軸受 15 軸受 16 プーリ 17 ベルト 18 モータ 19 プーリ 20 軸心 21A 偏心部 21B 偏心部 22A 偏心上端部 22B 偏心上端部 23A 偏心下端部 23B 偏心下端部 24A 軸受 24B 軸受 25A 軸受 25B 軸受 26A 外枠 26B 外枠 27A 補強梁 27B 補強梁 28A 第1環状部材 28B 第1環状部材 29A 底部 29B 底部 30A 籾受樋 30B 籾受樋 31A 第2環状部材 31B 第2環状部材 32A 角度調節装置 32B 角度調節装置 33A 円形選別板 33B 円形選別板 34A 堰 34B 堰 35 バネ 36A 偏心カム 36B 偏心カム 37A 偏心カム 37B 偏心カム 38 固定ピン 39A 防塵カバー 39B 防塵カバー 40 混合米供給樋 41A 玄米排出樋 41B 玄米排出樋 42A 籾排出樋 42B 籾排出樋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 昭 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 鴻野 公明規 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 馬上 一高 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 生田 長三郎 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 Fターム(参考) 4D021 AA02 AA03 CA12 CB16 EA03 JA02 JA05 JB01 JB03 JB10 KA03 NA03 4D043 GA02 GB12 GB21 GB32 GB35 GB42 GB48 JA05 JA09 JA16 JE03 JE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に立設した回転軸と、該回転軸
    を回転駆動する駆動部と、前記回転軸に設けられ、該回
    転軸の軸芯から一定距離偏心した偏心部と、該偏心部に
    軸着した円形の選別枠と、該選別枠の自由回転を防止す
    る保持手段と、前記選別枠に敷設する、底部中央が低く
    周縁部が高い円形選別板とを備え、前記回転軸の回転に
    より前記選別枠を偏心回動させて籾・玄米の混合物を選
    別する回転揺動選別機であって、前記回転軸の軸芯上方
    に偏心回動の仮想支点を設けるとともに、該仮想支点か
    ら所定角度傾斜した傾斜線を下方向に設け、該傾斜線上
    に形成した偏心部に前記選別枠を軸着したことを特徴と
    する回転揺動選別機。
  2. 【請求項2】 回転可能に立設した回転軸と、該回転軸
    を回転駆動する駆動部と、前記回転軸に設けられ、該回
    転軸の軸芯から一定距離偏心した偏心部と、該偏心部に
    軸着した円形の選別枠と、該選別枠の自由回転を防止す
    る保持手段と、前記選別枠に敷設する、底部中央が低く
    周縁部が高い円形選別板とを備え、前記回転軸の回転に
    より前記選別枠を偏心回動させて籾・玄米の混合物を選
    別する回転揺動選別機であって、前記偏心部は、軸芯か
    らの偏心量が異なる2ヵ所の偏心部により形成し、該2
    ヵ所の偏心部の偏心量差に基づいて前記選別枠を傾斜し
    て軸着したことを特徴とする回転揺動選別機。
  3. 【請求項3】 前記偏心部は、鉛直状の回転軸を金属加
    工によって屈曲させて形成してなる請求項1記載の回転
    揺動選別機。
  4. 【請求項4】 前記偏心部は、軸芯からの偏心量が異な
    る上部偏心カム及び下部偏心カムを鉛直状の回転軸に軸
    着することによって形成してなる請求項2記載の回転揺
    動選別機。
  5. 【請求項5】 前記下部偏心カムは、前記回転軸の回転
    方向に沿って前記上部偏心カムから若干位相をずらして
    軸着してなる請求項4記載の回転揺動選別機。
  6. 【請求項6】 前記回転軸には、前記選別枠を複数段で
    軸着するべく、前記偏心部を複数ヵ所設けてなる請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の回転揺動選別機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6460704B2 (en) 1999-12-06 2002-10-08 Satake Corporation Rotary shaking separator
JP2011088114A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Miike Iron Works Co Ltd 揺動選別機
KR101847488B1 (ko) * 2017-02-22 2018-04-11 한국지질자원연구원 원심력을 이용한 건식 비중 선별 장치 및 방법

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