JP2000300974A - 半透膜とその製造方法およびヘリウム分離用半透膜 - Google Patents
半透膜とその製造方法およびヘリウム分離用半透膜Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなりSiO2/Al2O3比
が3〜6の範囲のY型ゼオライトおよびSiO2/Al2O3比が
6〜250の範囲の脱アルミニウムY型ゼオライトから
選ばれる少なくとも一つをポリマーに混合分散した半透
膜とすることにより、Y型ゼオライトまたは脱アルミニ
ウムY型ゼオライトの特徴をもちながら柔軟で量産の可
能であり、かつヘリウム透過性に優れた半透膜を提供す
る。 【解決手段】SiO2/Al2O3比が3〜6の範囲のY型ゼオラ
イトまたはSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミ
ニウムY型ゼオライトを半透膜成形工程より以前の工程
において、半透膜用ポリマーを含む溶媒液に混合分散
し、その後半透膜に成形する。ゼオライトはポリマーに
対して5〜30重量%の範囲混合分散するのが好まし
く、分散は超音波発生器を用いて行うのが好ましい。
が3〜6の範囲のY型ゼオライトおよびSiO2/Al2O3比が
6〜250の範囲の脱アルミニウムY型ゼオライトから
選ばれる少なくとも一つをポリマーに混合分散した半透
膜とすることにより、Y型ゼオライトまたは脱アルミニ
ウムY型ゼオライトの特徴をもちながら柔軟で量産の可
能であり、かつヘリウム透過性に優れた半透膜を提供す
る。 【解決手段】SiO2/Al2O3比が3〜6の範囲のY型ゼオラ
イトまたはSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミ
ニウムY型ゼオライトを半透膜成形工程より以前の工程
において、半透膜用ポリマーを含む溶媒液に混合分散
し、その後半透膜に成形する。ゼオライトはポリマーに
対して5〜30重量%の範囲混合分散するのが好まし
く、分散は超音波発生器を用いて行うのが好ましい。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、Y型ゼオライト脱
アルミニウムY型ゼオライトとポリマーの組成物で形成
されてなる半透膜とその製造方法およびヘリウム分離用
半透膜に関するものある。
アルミニウムY型ゼオライトとポリマーの組成物で形成
されてなる半透膜とその製造方法およびヘリウム分離用
半透膜に関するものある。
【0002】
【従来の技術】ゼオライトを膜状に合成した水選択分離
膜、エタノール選択分離膜が開発されている。しかし,
これらのゼオライト膜の直接合成法には合成条件や膜形
状の制御など困難な点が多い。これに対して、合成済み
のゼオライト粒子を高分子膜に混入する方法は,ゼオラ
イトの吸着特性を膜分離に応用する簡便な方法である。
ゼオライト混入高分子膜はバインダーとなる高分子と混
入ゼオライトの各種組み合わせにより,特徴的な分離性
能をもつ膜となる可能性がある。ヘネペ(Hennepe)ら
は,疎水性ゼオライトを混入したシリコーンゴム膜によ
るエタノール水溶液のパーベーパレーション操作で,エ
タノール選択透過性の大輻な改善について報告した(Hen
nepe,H.J.C.,et al. Journal of Membrane Science 35,
39(1989))。この報告以降,主にアルコール水溶液のパ
ーペーバレーション操作を対象に、シリコーンゴムと各
種ゼオライトの混合膜、ポリビニルアルコールとゼオラ
イトの混合膜が検討されている。また,シリカライト混
入シリコーンゴム膜の酢酸水溶液のバーペーバレーショ
ン分離への応用も報告されている(Netke,S.A.,et al. J
ournal of Membrane Science 107,23(1995))。
膜、エタノール選択分離膜が開発されている。しかし,
これらのゼオライト膜の直接合成法には合成条件や膜形
状の制御など困難な点が多い。これに対して、合成済み
のゼオライト粒子を高分子膜に混入する方法は,ゼオラ
イトの吸着特性を膜分離に応用する簡便な方法である。
ゼオライト混入高分子膜はバインダーとなる高分子と混
入ゼオライトの各種組み合わせにより,特徴的な分離性
能をもつ膜となる可能性がある。ヘネペ(Hennepe)ら
は,疎水性ゼオライトを混入したシリコーンゴム膜によ
るエタノール水溶液のパーベーパレーション操作で,エ
タノール選択透過性の大輻な改善について報告した(Hen
nepe,H.J.C.,et al. Journal of Membrane Science 35,
39(1989))。この報告以降,主にアルコール水溶液のパ
ーペーバレーション操作を対象に、シリコーンゴムと各
種ゼオライトの混合膜、ポリビニルアルコールとゼオラ
イトの混合膜が検討されている。また,シリカライト混
入シリコーンゴム膜の酢酸水溶液のバーペーバレーショ
ン分離への応用も報告されている(Netke,S.A.,et al. J
ournal of Membrane Science 107,23(1995))。
【0003】一方,ガス分離へのゼオライト混入ポリマ
ー膜の応用は、13Xゼオライト(細孔径10オングス
トロームのX型ゼオライト)混入膜ポリスルホン系ポリ
マー膜の気体透過性が報告されているが(Guer,T.M., Jo
urnal of Membrane Science93,283(1994))、膜のガス透
過性の改善に対しては寄与しなかった。
ー膜の応用は、13Xゼオライト(細孔径10オングス
トロームのX型ゼオライト)混入膜ポリスルホン系ポリ
マー膜の気体透過性が報告されているが(Guer,T.M., Jo
urnal of Membrane Science93,283(1994))、膜のガス透
過性の改善に対しては寄与しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来技
術では、ゼオライトの特徴をしめす半透膜を実用的な工
業レベルで製造し、効率的な分離操作を行う場合、上記
のような従来技術では満足できる膜構造は得られていな
い。
術では、ゼオライトの特徴をしめす半透膜を実用的な工
業レベルで製造し、効率的な分離操作を行う場合、上記
のような従来技術では満足できる膜構造は得られていな
い。
【0005】本発明はこれらの問題点を解決するために
なされたものであって、Y型ゼオライトとポリマーブレ
ンド半透膜構造により、Y型ゼオライトの特徴をもちな
がら柔軟で量産の可能な工業化可能な半透膜とその製造
方法およびヘリウム分離用半透膜を提供することを目的
とする。
なされたものであって、Y型ゼオライトとポリマーブレ
ンド半透膜構造により、Y型ゼオライトの特徴をもちな
がら柔軟で量産の可能な工業化可能な半透膜とその製造
方法およびヘリウム分離用半透膜を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半透膜は、Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からな
り少なくともSiO2/Al2O3比が3〜6の範囲のY型ゼオラ
イトおよびSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミ
ニウムY型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼ
オライトがポリマーに混合分散されていることを特徴と
する。
め、本発明の半透膜は、Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からな
り少なくともSiO2/Al2O3比が3〜6の範囲のY型ゼオラ
イトおよびSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミ
ニウムY型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼ
オライトがポリマーに混合分散されていることを特徴と
する。
【0007】前記半透膜においては、Y型ゼオライトお
よび脱アルミニウムY型ゼオライトの結晶サイズが0.
2〜0.4μmの範囲であることが好ましい。
よび脱アルミニウムY型ゼオライトの結晶サイズが0.
2〜0.4μmの範囲であることが好ましい。
【0008】また前記半透膜においては、Y型ゼオライ
トおよび脱アルミニウムY型ゼオライトの重量平均粒子
径が6〜10μmの範囲であることが好ましい。
トおよび脱アルミニウムY型ゼオライトの重量平均粒子
径が6〜10μmの範囲であることが好ましい。
【0009】また前記半透膜においては、Y型ゼオライ
トおよび脱アルミニウムY型ゼオライトから選ばれる少
なくとも一つのゼオライトが、ポリマーに対して5〜3
0重量%の範囲混合分散されていることが好ましい。
トおよび脱アルミニウムY型ゼオライトから選ばれる少
なくとも一つのゼオライトが、ポリマーに対して5〜3
0重量%の範囲混合分散されていることが好ましい。
【0010】また前記半透膜においては、ポリマーがポ
リスルホン系ポリマー、ポリイミド系ポリマー、ポリア
ミド系ポリマーおよびポリアニリン系ポリマーから選ば
れる少なくとも一つのポリマーであることが好ましい。
リスルホン系ポリマー、ポリイミド系ポリマー、ポリア
ミド系ポリマーおよびポリアニリン系ポリマーから選ば
れる少なくとも一つのポリマーであることが好ましい。
【0011】次に本発明の半透膜の製造方法は、Na2O-A
l2O3-SiO2-H2O系からなり少なくともSiO2/Al2O3比が3
〜6の範囲のY型ゼオライトおよびSiO2/Al2O3比が6〜
250の範囲の脱アルミニウムY型ゼオライトから選ば
れる少なくとも一つのゼオライトを、半透膜成形工程よ
り以前の工程において、半透膜用ポリマーを含む溶媒液
に混合分散し、その後、半透膜に成形することを特徴と
する。
l2O3-SiO2-H2O系からなり少なくともSiO2/Al2O3比が3
〜6の範囲のY型ゼオライトおよびSiO2/Al2O3比が6〜
250の範囲の脱アルミニウムY型ゼオライトから選ば
れる少なくとも一つのゼオライトを、半透膜成形工程よ
り以前の工程において、半透膜用ポリマーを含む溶媒液
に混合分散し、その後、半透膜に成形することを特徴と
する。
【0012】前記方法においては、Y型ゼオライトおよ
び脱アルミニウムY型ゼオライトから選ばれる少なくと
も一つのゼオライトの分散を超音波発生器を用いて行う
ことが好ましい。
び脱アルミニウムY型ゼオライトから選ばれる少なくと
も一つのゼオライトの分散を超音波発生器を用いて行う
ことが好ましい。
【0013】また前記方法においては、溶媒が非プロト
ン系溶媒であることが好ましい。
ン系溶媒であることが好ましい。
【0014】また前記方法においては、半透膜の成形
を、ポリマー溶液をチューブ状、もしくは中空糸状に押
し出すか、または支持体上に塗布し、40−250℃で
加熱し溶剤を除去することにより行うことが好ましい。
を、ポリマー溶液をチューブ状、もしくは中空糸状に押
し出すか、または支持体上に塗布し、40−250℃で
加熱し溶剤を除去することにより行うことが好ましい。
【0015】次に本発明のヘリウム分離用半透膜は、Na
2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなり少なくともSiO2/Al2O3比
が3〜6の範囲のY型ゼオライトおよびSiO2/Al2O3比が
6〜250の範囲の脱アルミニウムY型ゼオライトから
選ばれる少なくとも一つのゼオライトがポリマーに混合
分散されている半透膜が、ヘリウム分離用半透膜である
ことを特徴とする。
2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなり少なくともSiO2/Al2O3比
が3〜6の範囲のY型ゼオライトおよびSiO2/Al2O3比が
6〜250の範囲の脱アルミニウムY型ゼオライトから
選ばれる少なくとも一つのゼオライトがポリマーに混合
分散されている半透膜が、ヘリウム分離用半透膜である
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において、ゼオライトと
は、結晶性のアルミノケイ酸塩をいう。その結晶水は加
熱により放出され水蒸気となるものであり、様々な気体
分子を吸着する性質(吸着性)が高い。またY型ゼオラ
イトとは、Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなりSiO2/Al2O3
比が3〜6の範囲のものである。また脱アルミニウムY
型ゼオライトとは、SiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の
ものである。
は、結晶性のアルミノケイ酸塩をいう。その結晶水は加
熱により放出され水蒸気となるものであり、様々な気体
分子を吸着する性質(吸着性)が高い。またY型ゼオラ
イトとは、Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなりSiO2/Al2O3
比が3〜6の範囲のものである。また脱アルミニウムY
型ゼオライトとは、SiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の
ものである。
【0017】本発明は、ゼオライトとしてY型ゼオライ
トおよびSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミニ
ウムY型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼオ
ライトを用いて、ポリマーとブレンドすることにより、
Y型ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオライトの
特徴をもちながら柔軟で量産の可能な工業化可能な半透
膜が得られる。
トおよびSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミニ
ウムY型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼオ
ライトを用いて、ポリマーとブレンドすることにより、
Y型ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオライトの
特徴をもちながら柔軟で量産の可能な工業化可能な半透
膜が得られる。
【0018】本発明の上記半透膜の構造は、Y型ゼオラ
イトおよび脱アルミニウムY型ゼオライトから選ばれる
少なくとも一つのゼオライトとポリマーが均一に分散さ
れた薄膜状になっている。
イトおよび脱アルミニウムY型ゼオライトから選ばれる
少なくとも一つのゼオライトとポリマーが均一に分散さ
れた薄膜状になっている。
【0019】本発明の上記構造を有する半透膜の製造方
法に関しては、膜素材と、Y型ゼオライトおよび脱アル
ミニウムY型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つの
ゼオライトを含む溶液を、チューブ状、中空糸状、平膜
状に押し出すか平板に塗布し、有機溶媒を蒸発させる。
法に関しては、膜素材と、Y型ゼオライトおよび脱アル
ミニウムY型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つの
ゼオライトを含む溶液を、チューブ状、中空糸状、平膜
状に押し出すか平板に塗布し、有機溶媒を蒸発させる。
【0020】本発明に用いられる膜素材ポリマーとして
は、Y型ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオライ
トを均一分散できる有機溶媒に溶解するポリマーであれ
ば特に限定されないが、例えば、ポリスルホン系ポリマ
ーとしてはポリスルホン、ポリエーテルスルホン、スル
ホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン
を挙げることができ、ポリイミド系ポリマーとしては脂
肪族ポリイミド、芳香族ポリイミド、含フッ素ポリイミ
ドを挙げることができ、ポリアミド系ポリマーとしては
脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、架橋ポリアミド
を挙げることができ、ポリアニリン系ポリマーとしては
ポリアニリン、ポリアニリン−ポリイミド共重合体を挙
げることができる。
は、Y型ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオライ
トを均一分散できる有機溶媒に溶解するポリマーであれ
ば特に限定されないが、例えば、ポリスルホン系ポリマ
ーとしてはポリスルホン、ポリエーテルスルホン、スル
ホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン
を挙げることができ、ポリイミド系ポリマーとしては脂
肪族ポリイミド、芳香族ポリイミド、含フッ素ポリイミ
ドを挙げることができ、ポリアミド系ポリマーとしては
脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、架橋ポリアミド
を挙げることができ、ポリアニリン系ポリマーとしては
ポリアニリン、ポリアニリン−ポリイミド共重合体を挙
げることができる。
【0021】本発明に用いられるポリマーは単独で用い
られてもよいが、2種類以上の混合物としても用いられ
る。共重合体であってもよい。
られてもよいが、2種類以上の混合物としても用いられ
る。共重合体であってもよい。
【0022】本発明で用いられる有機溶媒はポリマーを
溶解し、Y型ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオ
ライトを均一分散できる有機溶媒であるれば特に限定さ
れないが、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルホルムア
ミド、N,N-ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどの非プロトン系溶媒が好ましい。これらは単独で
用いられる以外に、2種以上の混合溶媒としても用いら
れる。
溶解し、Y型ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオ
ライトを均一分散できる有機溶媒であるれば特に限定さ
れないが、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルホルムア
ミド、N,N-ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどの非プロトン系溶媒が好ましい。これらは単独で
用いられる以外に、2種以上の混合溶媒としても用いら
れる。
【0023】ドープを形成する際のポリマーと溶媒の配
合比は、溶媒に対して通常ポリマーを5〜30重量%、
好ましくは10〜25重量%とする。
合比は、溶媒に対して通常ポリマーを5〜30重量%、
好ましくは10〜25重量%とする。
【0024】上記ドープを用いた乾式相転換製膜法につ
いて以下に説明する。本発明における半透膜の製膜法や
膜形態は特に限定されないが、本発明で用いられるY型
ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオライトとポリ
マー混合ドープをチューブ状(中空糸状を合む)、平膜
状等に押し出したり、流延した後、加熱乾燥して溶媒を
除去して半透膜を得る。
いて以下に説明する。本発明における半透膜の製膜法や
膜形態は特に限定されないが、本発明で用いられるY型
ゼオライトまたは脱アルミニウムY型ゼオライトとポリ
マー混合ドープをチューブ状(中空糸状を合む)、平膜
状等に押し出したり、流延した後、加熱乾燥して溶媒を
除去して半透膜を得る。
【0025】平膜状の場合は多孔質支持体上に、ドープ
をキャスティングやディッピング等の方法で塗布し、半
透膜を複合膜形態で得ることも機械的強度を高める点で
好適である。本発明に用いられる適宜の支持体としては
平滑な表面を有する硝子板や次に挙げる多孔性支持体等
が挙げられる。上記多孔質支持体としては、平滑な表面
を有する有機、無機、金属の多孔体費、織布、不織布等
を挙げることができる。これらの多孔性支持体上へのド
ープと塗布厚は0.1〜400μm、好ましくは0.3
〜200μmである。また半透膜の均質スキン層の厚さ
は通常5〜50μmであり、好ましくは10〜40μm
の範囲である。
をキャスティングやディッピング等の方法で塗布し、半
透膜を複合膜形態で得ることも機械的強度を高める点で
好適である。本発明に用いられる適宜の支持体としては
平滑な表面を有する硝子板や次に挙げる多孔性支持体等
が挙げられる。上記多孔質支持体としては、平滑な表面
を有する有機、無機、金属の多孔体費、織布、不織布等
を挙げることができる。これらの多孔性支持体上へのド
ープと塗布厚は0.1〜400μm、好ましくは0.3
〜200μmである。また半透膜の均質スキン層の厚さ
は通常5〜50μmであり、好ましくは10〜40μm
の範囲である。
【0026】本発明で用いられる有機溶媒を用いたドー
プは−80〜80℃、好ましくは−20〜40℃の温度
範囲で製膜される。
プは−80〜80℃、好ましくは−20〜40℃の温度
範囲で製膜される。
【0027】上記有機溶媒を蒸発除去する際に用いられ
る温度は特に限定されないが、40〜250℃好ましく
は50〜150℃の温度で行われる。
る温度は特に限定されないが、40〜250℃好ましく
は50〜150℃の温度で行われる。
【0028】上記条件により半透膜を製膜することによ
り均質スキン層厚さをもち、広範囲にわたり分離性能を
大きく低下させるピンホールが存在しない気体分離膜を
製造することができる。
り均質スキン層厚さをもち、広範囲にわたり分離性能を
大きく低下させるピンホールが存在しない気体分離膜を
製造することができる。
【0029】上記の半透膜を用いエレメントを作製する
場合、その形態は特に限定されず、チューブ状に押し出
した場合は中空糸型エレメントとして、適宜の支持体上
に塗布した場合は例えば、スパイラル型、平膜型、チュ
ーブラー型エレメントとしてモジュール化できる。
場合、その形態は特に限定されず、チューブ状に押し出
した場合は中空糸型エレメントとして、適宜の支持体上
に塗布した場合は例えば、スパイラル型、平膜型、チュ
ーブラー型エレメントとしてモジュール化できる。
【0030】この半透膜をヘリウムガスの透過に使用す
ると、ポリマー単独のフィルムに比べて1.5倍以上の
透過性を実現することができる。
ると、ポリマー単独のフィルムに比べて1.5倍以上の
透過性を実現することができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
【0032】
【実施例1】東ソー(株)製のシリカ:アルミナ比が
5.5のY型ゼオライトと、シリカ:アルミナ比が20
0の脱アルミニウムY型ゼオライトの2種類のゼオライ
トを使用した。前記2種類のゼオライトの孔路はいずれ
も3次元であった。
5.5のY型ゼオライトと、シリカ:アルミナ比が20
0の脱アルミニウムY型ゼオライトの2種類のゼオライ
トを使用した。前記2種類のゼオライトの孔路はいずれ
も3次元であった。
【0033】複合膜の調整は、ポリスルホンと前記ゼオ
ライトを図1に示すように所定の割合で溶媒N−メチル
−2−ピロリドン(NMP)中で混合し(ポリマー量は
溶媒はに対して15重量%)、超音波洗浄器(エスエヌ
デー社製、消費電力360W,周波数38kHz)を用
いて10分間処理し、前記ゼオライトの凝集体を粉砕し
た後、ス夕ーラーで1昼夜撹拌し、溶液を調整した。製
膜はガラス板上で製膜アプリケーターを用いて均一膜厚
にキャストして製膜した。製膜後、80〜120℃で2
4時間静置した後150℃で24時間真空乾燥を行っ
た。得られた膜は蒸留水に浸して剥離した。試作した複
合膜の透過性をヘリウムを対象に供給圧を1140tor
r、透過圧力を10torr以下の条件で測定した。
ライトを図1に示すように所定の割合で溶媒N−メチル
−2−ピロリドン(NMP)中で混合し(ポリマー量は
溶媒はに対して15重量%)、超音波洗浄器(エスエヌ
デー社製、消費電力360W,周波数38kHz)を用
いて10分間処理し、前記ゼオライトの凝集体を粉砕し
た後、ス夕ーラーで1昼夜撹拌し、溶液を調整した。製
膜はガラス板上で製膜アプリケーターを用いて均一膜厚
にキャストして製膜した。製膜後、80〜120℃で2
4時間静置した後150℃で24時間真空乾燥を行っ
た。得られた膜は蒸留水に浸して剥離した。試作した複
合膜の透過性をヘリウムを対象に供給圧を1140tor
r、透過圧力を10torr以下の条件で測定した。
【0034】図1に複合膜中のゼオライト含有量に対す
るヘリウムの透過係数を示した。ゼオライトのタイプに
よって透過性能の異なることが確認され、ゼオライト含
有量の増加につれて明らかに差が大きくなった。そこ
で、これら複合膜のヘリウムの透過の温度依存性を検討
したところ、図2に示すように透過の活性化エネルギー
にはゼオライトのタイプによる影響は現れなかつた。ま
た、図1の結果からY型ゼオライトを用いた複合膜にお
いて、ヘリウムの透過にはシリカアルミナ比の影響は確
認されなかった。
るヘリウムの透過係数を示した。ゼオライトのタイプに
よって透過性能の異なることが確認され、ゼオライト含
有量の増加につれて明らかに差が大きくなった。そこ
で、これら複合膜のヘリウムの透過の温度依存性を検討
したところ、図2に示すように透過の活性化エネルギー
にはゼオライトのタイプによる影響は現れなかつた。ま
た、図1の結果からY型ゼオライトを用いた複合膜にお
いて、ヘリウムの透過にはシリカアルミナ比の影響は確
認されなかった。
【0035】
【比較例1】用いたゼオライトをフェリエライトに変え
た以外は実施例1と同様にして行った。結果を図1に示
した。
た以外は実施例1と同様にして行った。結果を図1に示
した。
【0036】
【比較例2】用いたゼオライトを石英パウダーに変えた
以外は実施例1と同様にして行った。ヘリウムの透過性
の改善は見られなかった。結果を図1に示した。
以外は実施例1と同様にして行った。ヘリウムの透過性
の改善は見られなかった。結果を図1に示した。
【0037】
【発明の効果】以上説明のとおり、本発明の半透膜は、
Y型ゼオライトおよび脱アルミニウムY型ゼオライトか
ら選ばれる少なくとも一つのゼオライトとポリマーを含
むブレンド半透膜構造により、Y型ゼオライトまたは脱
アルミニウムY型ゼオライトの特徴をもちながら柔軟で
量産の可能であり、かつヘリウム透過性に優れた半透膜
を提供することができた。
Y型ゼオライトおよび脱アルミニウムY型ゼオライトか
ら選ばれる少なくとも一つのゼオライトとポリマーを含
むブレンド半透膜構造により、Y型ゼオライトまたは脱
アルミニウムY型ゼオライトの特徴をもちながら柔軟で
量産の可能であり、かつヘリウム透過性に優れた半透膜
を提供することができた。
【図1】本発明の実施例1および比較例1〜2の複合膜
中のフィラー含量に対するヘリウムの透過係数を測定し
た図。
中のフィラー含量に対するヘリウムの透過係数を測定し
た図。
【図2】本発明の実施例1および比較例1〜2の複合膜
中のフィラー含量に対するヘリウムの透過の活性化エネ
ルギーを示す図。
中のフィラー含量に対するヘリウムの透過の活性化エネ
ルギーを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 健一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 島津 彰 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA41 HA01 HA21 HA41 HA61 KE07P KE08P KE16P MA01 MA02 MA03 MA31 MB03 MC03X MC51 MC54 MC55 MC56 MC58 MC62X MC63 MC83 NA01 NA10 NA12 NA64 PB70
Claims (10)
- 【請求項1】 Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなり少なく
ともSiO2/Al2O3比が3〜6の範囲のY型ゼオライトおよ
びSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミニウムY
型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼオライト
が、ポリマーに混合分散されていることを特徴とする半
透膜。 - 【請求項2】 Y型ゼオライトおよび脱アルミニウムY
型ゼオライトの結晶サイズが0.2〜0.4μmの範囲
である請求項1に記載の半透膜。 - 【請求項3】 Y型ゼオライトおよび脱アルミニウムY
型ゼオライトの重量平均粒子径が6〜10μmの範囲で
ある請求項1に記載の半透膜。 - 【請求項4】 Y型ゼオライトおよび脱アルミニウムY
型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼオライト
がポリマーに対して5〜30重量%の範囲混合分散され
ている請求項1に記載の半透膜。 - 【請求項5】 ポリマーがポリスルホン系ポリマー、ポ
リイミド系ポリマー、ポリアミド系ポリマーおよびポリ
アニリン系ポリマーから選ばれる少なくとも一つのポリ
マーである請求項1に記載の半透膜。 - 【請求項6】 Na2O-Al2O3-SiO2-H2O系からなり少なく
ともSiO2/Al2O3比が3〜6の範囲のY型ゼオライトおよ
びSiO2/Al2O3比が6〜250の範囲の脱アルミニウムY
型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼオライト
を、半透膜成形工程より以前の工程において、半透膜用
ポリマーを含む溶媒液に混合分散し、その後、半透膜に
成形することを特徴とする半透膜の製造方法。 - 【請求項7】 Y型ゼオライトおよび脱アルミニウムY
型ゼオライトから選ばれる少なくとも一つのゼオライト
の分散を超音波発生器を用いて行う請求項6に記載の半
透膜の製造方法。 - 【請求項8】 溶媒が非プロトン系溶媒である請求項6
に記載の半透膜の製造方法。 - 【請求項9】 半透膜の成形を、ポリマー溶液をチュー
ブ状、もしくは中空糸状に押し出すか、または支持体上
に塗布し、40−250℃で加熱し溶剤を除去すること
により行う請求項6に記載の半透膜の製造方法。 - 【請求項10】 請求項1に記載の半透膜がヘリウム分
離用半透膜であるヘリウム分離用半透膜。
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