JP2000300488A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000300488A
JP2000300488A JP11589099A JP11589099A JP2000300488A JP 2000300488 A JP2000300488 A JP 2000300488A JP 11589099 A JP11589099 A JP 11589099A JP 11589099 A JP11589099 A JP 11589099A JP 2000300488 A JP2000300488 A JP 2000300488A
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Masakazu Fukushima
雅一 福嶋
Hidetoshi Imai
秀利 今井
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手元操作部にゴミセンサー112、手元信号
処理部118等の制御回路があり基板が大きく、手元操
作部自体も大きく重くなっていたため手元操作部103
の小型、軽量化が求められていた。 【解決手段】 手元操作部103に設けたスイッチ操作
手段と、電圧シフト手段47及び報知手段42の直流回
路とを並列接続し、その一方はスイッチ・表示線33側
に接続し、掃除機本体101側にはスイッチ・表示線3
3に接続されるスイッチ信号取り込み手段34及び表示
伝達手段36を設け、スイッチ・表示線33だけでスイ
ッチ信号の取り込みと報知手段42とので動作制御を行
うことができ、ホース102の導線も3本で済み手元操
作部103の軽量化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミセンサーの制
御回路を備える電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機は、近年高吸い込み力が顕著
になっており、また、手元を小型、軽量して使い勝手を
向上するのが主流となってきている。
【0003】従来の電気掃除機の全体構成を図6により
説明する。
【0004】図6に示すように、101は掃除機本体で
内部に吸引力を発生する電動送風機106を配してい
る。102は掃除機本体101の前部の吸込口に接続さ
れるホース、103はホース102の他端側に設けられ
た手元操作部である。104は手元操作部103に接続
される延長管、105は延長管104に接続される床ノ
ズル(以降、床用吸込具と称す)である。
【0005】回路構成については、図7に示すように、
本体101内部に電動送風機106と直列に電流センサ
110と駆動手段111が直列に接続されており、電流
センサ110のの出力は平滑して増幅する制御部112
を介して信号処理部113に接続されている。また信号
処理部113の電源となる直流電源114と位相制御の
基準となる商用電源のゼロボルトに同期した信号を出力
する交流同期手段115を商用電源に接続している。駆
動手段111に位相制御信号を出力する位相制御手段1
16は信号処理部113に接続されており信号処理部1
13より出力される位相信号を駆動手段111に伝達し
ている。また、手元操作部103からの位相信号を受け
取る位相受け取り手段117も信号処理部113に接続
されている。ゴミがいっぱいになったことを使用者に報
知する表示手段118を本体101天面に配し、信号処
理部113に接続されている。上記制御回路を本体10
1内部に有し、ホース102内部には手元操作部113
に電源を供給する電源線2芯と位相信号を伝達する信号
線2芯の計4芯を有していた。
【0006】手元操作部103には手元のスイッチ操作
部124からの信号を入力する手元信号処理部118を
配し、手元信号処理部118の電源となる手元直流電源
119と位相制御の基準となる商用電源のゼロボルトに
同期した信号を出力する手元交流同期手段120をホー
ス102からの電源線で作っている。手元直流電源11
9は手元操作部103にある吸い込み力のパワー表示部
121及びゴミセンサー122の電源も兼ねている。ゴ
ミセンサー122は手元信号処理部118に接続されて
おりゴミが入ると電動送風機106の吸い込み力をあげ
るように位相角を変化させる。ゴミセンサー122は手
元操作部103内に設けた塵埃通路に臨むように配され
ており、延長管104から手元操作部103の塵埃通路
に入り込み、ホース102側に流れていく塵埃を検知す
るようにしている。この手元信号処理部118の位相を
手元信号処理部118に接続されている位相伝達手段1
23に出力しこの位相角をホース102の信号線を使っ
て位相受け取り手段117に伝達する。また、床用吸い
込み具105に内蔵された電動機107を回転させるた
めの電動機駆動手段125も手元信号処理部118に接
続されており、商用電源とは直列に接続されている。
【0007】以上の構成における動作について説明する
と、手元信号処理部のスイッチ操作部124によりある
吸い込み力を選択するとそれに応じた位相角を出力す
る。また、ゴミセンサー122によりゴミを検知すると
吸い込み力をあげるように位相角は変化をする。その位
相角が位相伝達手段123を介してホース102の信号
線を伝って本体101の位相受け取り手段117に伝達
され信号処理部に113入力される。信号処理部113
は手元からの位相信号と電流センサ110からの信号に
よって電動送風機106の吸い込み力を決め、その位相
で電動送風機106は回転する。また手元信号処理部1
18はスイッチ操作部124の床面選択により信号を入
力し、電動機駆動手段125を制御して電動機107を
位相制御する。つまり電動機107を木製や畳の床面で
はゆっくり回転させ、絨毯では高速で回転させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、手元操作部103にゴミセンサー112
が備えてあり、その信号を処理する手元信号処理部11
8や手元直流電源119が必要となる。また電動機10
7の制御も手元信号処理部118で制御しており基板に
絶縁距離の必要な電源系(たとえば電動機駆動手段12
5)が混在していた。そのために手元操作部103内蔵
の基板が大きくなり、手元操作部103自体が大きく重
くなっていた。また本体101には信号処理部113が
配され、手元操作部103には手元信号処理部118が
各々配されており、信号処理部を本体101側に集約し
て制御部品の削減を図る必要があった。
【0009】本発明は、手元操作部の軽量化を行い、使
いやすさを高めた電気掃除機を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電動送風機を内蔵した掃除機本体と、この
掃除機本体に一端を接続し、他端に手元操作部を設けた
ホースと、前記手元操作部に接続される延長管と、この
延長管に接続される床ノズルと、前記ホース内の掃除機
本体側を通過する塵埃を検知するゴミセンサーと、前記
掃除機本体内に設けられ、前記電動送風機の駆動を制御
する制御回路を備え、前記手元操作部には操作スイッチ
部を設け、前記手元操作部及び延長管及び床ノズルの少
なくとも1つには報知手段を設け、前記制御回路は前記
操作スイッチ部の操作信号の入力と前記報知手段の動作
制御とを同一の入出力部で行うことにより、上記構成で
は、手元操作部よりゴミセンサーがなくなり、付随して
手元信号処理部と手元直流電源と手元交流同期手段の部
品もなくなる。そのため手元操作部の基板は小さくな
り、手元操作部も小さく軽量化できる。また、手元操作
部側に設けた操作スイッチ部と報知手段とを同一の導線
で行うことができ、ホースに設ける導線の数も増やすこ
とがない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
電動送風機を内蔵した掃除機本体と、この掃除機本体に
一端を接続し、他端に手元操作部を設けたホースと、前
記手元操作部に接続される延長管と、この延長管に接続
される床ノズルと、前記ホース内の掃除機本体側を通過
する塵埃を検知するゴミセンサーと、前記掃除機本体内
に設けられ、前記電動送風機の駆動を制御する制御回路
を備え、前記手元操作部には操作スイッチ部を設け、前
記手元操作部及び延長管及び床ノズルの少なくとも1つ
には報知手段を設け、前記制御回路は前記操作スイッチ
部の操作信号の入力と前記報知手段の動作制御とを同一
の入出力部で行うことにより、上記構成では、手元操作
部よりゴミセンサーがなくなり、付随して手元信号処理
部と手元直流電源と手元交流同期手段の部品もなくな
る。そのため手元操作部の基板は小さくなり、手元操作
部も小さく軽量化できる。また、手元操作部側に設けた
操作スイッチ部と報知手段とを同一の導線で行うことが
でき、ホースに設ける導線の数も増やすことがない。
【0012】本発明の請求項2記載の発明は、電動送風
機を内蔵した掃除機本体と、この掃除機本体に一端を接
続し、他端に手元操作部を設けたホースと、前記手元操
作部に接続される延長管と、この延長管に接続され、回
転ブラシ駆動用の電動機を内蔵する床ノズルと、前記ホ
ース内の掃除機本体側を通過する塵埃を検知するゴミセ
ンサーと、前記掃除機本体内に設けられ、前記電動送風
機の駆動を制御する制御回路を備え、前記手元操作部に
は操作スイッチ部を設け、前記手元操作部及び延長管及
び床ノズルの少なくとも1つには報知手段を設け、前記
制御回路は前記操作スイッチ部の操作信号の入力と前記
報知手段の動作制御とを同一の入出力部で行うととも
に、前記ゴミセンサーの電力を前記床ノズルの電動機に
電力を供給する出力部から行うことにより、上記構成で
は、手元操作部よりゴミセンサーがなくなり、手元操作
部も小さく軽量化できる。また、手元操作部側に設けた
操作スイッチ部と報知手段とを同一の導線で行えるとと
もに、ホース内の掃除機本体側に設けたゴミセンサーの
電力と床ノズルの電動機の電力とを同一の導線で行うこ
とができ、ホースに設ける導線の数も増やすことがな
い。
【0013】本発明の請求項3記載の発明は、電動送風
機を内蔵した掃除機本体と、この掃除機本体に一端を接
続し、他端に手元操作部を設けたホースと、前記手元操
作部に接続される延長管と、この延長管に接続される床
ノズルと、前記ホース内の掃除機本体側を通過する塵埃
を検知するゴミセンサーと、前記掃除機本体内に設けら
れ、前記電動送風機の駆動を制御する制御回路を備え、
前記手元操作部には操作スイッチ部を設け、前記手元操
作部及び延長管及び床ノズルの少なくとも1つには報知
手段を設け、前記制御回路は前記ゴミセンサーの検知信
号の入力と前記報知手段の動作制御とを同一の入出力部
で行うことにより、上記構成では、手元操作部よりゴミ
センサーがなくなり、付随して手元信号処理部と手元直
流電源と手元交流同期手段の部品もなくなる。そのため
手元操作部の基板は小さくなり、手元操作部も小さく軽
量化できる。また、ホース内の掃除機本体側に設けたゴ
ミセンサーと報知手段とを同一の導線で行うことがで
き、ホースに設ける導線の数も増やすことがない。
【0014】本発明の請求項4記載の発明は、電動送風
機を内蔵した掃除機本体と、この掃除機本体に一端を接
続し、他端に手元操作部を設けたホースと、前記手元操
作部に接続される延長管と、この延長管に接続され、回
転部らしく同様の電動機を内蔵する床ノズルと、前記ホ
ース内の掃除機本体側を通過する塵埃を検知するゴミセ
ンサーと、前記掃除機本体内に設けられ、前記電動送風
機の駆動を制御する制御回路を備え、前記手元操作部に
は操作スイッチ部を設け、前記手元操作部及び延長管及
び床ノズルの少なくとも1つには報知手段を設け、前記
制御回路は前記ゴミセンサーの検知信号の入力と前記報
知手段の動作制御とを同一の入出力部で行うとともに、
前記ゴミセンサーの電力を前記床ノズルの電動機に電力
を供給する入出力部から行うことにより、上記構成で
は、手元操作部よりゴミセンサーがなくなり、手元操作
部も小さく軽量化できる。また、ホース内の掃除機本体
側に設けたゴミセンサーと報知手段とを同一の導線で行
えるとともに、ホース内の掃除機本体側に設けたゴミセ
ンサーの電力と床ノズルの電動機の電力とを同一の導線
で行うことができ、ホースに設ける導線の数も増やすこ
とがない。
【0015】本発明の請求項5記載の発明は、制御回路
はゴミセンサーの電源が安定するまで、前記ゴミセンサ
ーからの検知信号の入力を受け付けないことにより、ゴ
ミセンサーの電源である直流電源が安定するまでの過渡
状態でのゴミセンサーの誤動作がなくなる。
【0016】本発明の請求項6記載の発明は、報知手段
をゴミセンサーの検知に応じて制御するとともに、床ノ
ズルを床面から浮かすと報知を禁止することにより、ゴ
ミを吸っていない動作状態時にホース内部に付着した塵
埃がとれ、その塵埃を検知してゴミ表示が点灯する実使
用上での違和感がなくなる。
【0017】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一構成部品については同一符号を付けて説明を省略す
る。
【0018】図2に本実施例の特徴であるホース102
の差込パイプ2の構成を示す。図において、2は掃除機
本体101の吸引口に差し込む差込パイプであり、差込
パイプ2のホース102側端部内には回転パイプ3が回
転自在に接続されている。回転パイプ3の一端にはホー
ス102の一端が接続され、また回転パイプ3と差込パ
イプ2との接続部であって、回転パイプ3の外周面には
4つのレール4、5、6、7がレール台8に固定されて
いる。このレール4〜7に摺接する接点金具10、1
1、12、13が差込パイプ2の外周側に固定した取付
板9に取り付けられている。取付板9の内面側の接点金
具10〜13はレール4〜7に各々対向する位置に設け
られ、図では、接点金具10〜13とレール4〜7との
間に差込パイプ2の一部が介在しているが、差込パイプ
2の図面の一部には開口部を設け、この開口部を介して
接点金具10〜13がレール4〜7に接触するようにし
ている。
【0019】14は赤外発光素子、15は受光素子で差
込パイプ2内の塵埃通路に臨んで設けられ、各素子1
4、15は対向するように上下に設けられ、この塵埃通
路に塵埃が通ることで発光素子15の光が塵埃により遮
られて受光素子15の出力が変化しゴミが検知できる。
16は差込パイプ2に固定してある透明ホルダーで、上
記各素子14、15を固定している。17は制御基板で
発光素子14及び受光素子15と電気接続され、発光素
子14に電流を流す回路、受光素子15から出力電圧を
発生させる回路、これらの回路の電力を供給する直流電
源、掃除機本体101側に突出した電気端子20〜23
と接続する接続部が実装されている。この制御基板17
は上部材18により覆われ、部品収容部1が形成されて
いる。
【0020】本実施例の回路構成を示す図1により説明
する。30は床ノズル105内の電動機107の駆動・
停止を行う電動機駆動手段で商用電源に接続されてい
る。電動機駆動手段30と接続される電動機線39は掃
除機本体101とホース102の差込パイプ2の電気端
子23を経て、電動機107と直列に接続されている。
また、電動機位相制御手段31を介して信号処理部11
3に接続されている。32は商用電源の片側であり、回
路の基準線としており、差込パイプ2の電気端子20を
経て電動機107に接続されている。33はスイッチ・
表示線で、スイッチ信号取り込み手段34を介して信号
処理部113に接続され、表示伝達手段36を介して信
号処理部113に接続している。また、ゴミセンサー線
37は差込パイプ2の電気端子22を経て差し込みパイ
プ2のゴミセンサー122に接続されている。ゴミセン
サー122は上述した発光素子14及び受光素子15の
他に制御基板17に実装された発光素子14に電流を流
す回路、受光素子15から出力電圧を取り出す回路を含
む。
【0021】差込パイプ2にはゴミセンサー122以外
に直流電源(第2)40を設けており、ゴミセンサー1
22の電源としている。また直流電源(第2)40はホ
ース102を介して電動機107に並列に接続されてお
り直流電源(第2)40の電源は電動機107を回転さ
せる供給電源から同じく供給している。また、手元操作
部には操作スイッチ部に相当するスイッチ操作手段41
と、電圧シフト手段43と報知手段42の直列回路を設
け、スイッチ操作手段41及び上記直列回路の一端は基
準線側に接続され、他端は各々スイッチ・表示線側に接
続されている。ゴミセンサー122の出力はゴミセンサ
ー線37に接続されており、ゴミセンサー122の信号
がゴミセンサー取り込み手段38を介して信号処理部1
13に伝達される。
【0022】手元操作部103と差込パイプ2とはホー
ス102内の3本の導線102a、102b、102c
を介して電気接続されるので、図1のレール4〜7の3
つを導線102a〜102cに各々接続し、これを接触
する接点金具10〜13もレール4〜7に対応する3つ
でよい。ただ、差込パイプ2と掃除機本体101とは4
つの電気端子20〜23を介して電気接続される。
【0023】上記構成における動作は以下の通りであ
る。スイッチ操作手段41は複数のスイッチとこれらの
スイッチに接続される複数の抵抗から構成されており、
しかも操作するスイッチに応じて電圧降下が異なるよう
に設定しているので、いずれかのスイッチを操作すると
差込パイプ2を経てスイッチ信号取り込み手段34に入
力され信号処理部113に伝達される。その信号により
信号処理部113は位相制御手段116と電動機位相制
御手段31に位相制御信号を出力する。位相制御手段1
16は駆動手段(一例として双方向性サイリスタ)11
1に位相を伝達して電動送風機106は位相制御で動作
を行う。その電流値を電流センサで検知し、制御部11
2で平滑と増幅され信号処理部113に入力される。そ
の電流値の値により集塵室のゴミ量が判り位相値を変化
させる。集塵室のゴミが多くなってくると信号処理部1
13は表示手段118に出力し使用者に報知する。
【0024】また電動機位相手段31は電動機駆動手段
30に位相を伝達し位相制御で電動機107は回転す
る。電動機107に電源が供給されると、並列に接続さ
れている直流電源(第2)40にも電源が供給され、ホ
ース吸気側ゴミセンサー122の電源が供給され動作を
開始する。ゴミを吸い込むとホース吸気側のゴミセンサ
ー122が検知してその信号が接続部を経てゴミセンサ
ー取り込み手段に入力され信号処理部113に伝達され
る。その信号により電動送風機106の位相値をさらに
吸い込み力が大きくなる方に位相値を変える。また表示
伝達手段36に出力し報知手段(例としてブザーや表
示)42で、使用者にゴミが吸い込まれたことを知らせ
る。なおスイッチ操作の取り込みは一定周期ごとに同タ
イミングで読み込み、ゴミを検知したときは、信号処理
部113はスイッチ操作を読み込むタイミング以外のタ
イミングで出力を行い、出力されたときのみ報知手段4
2は報知を行う。
【0025】またツェナーダイオードのような電圧シフ
ト手段47を直列に接続することでスイッチ操作を取り
込みのための電圧降下で報知手段42が動作しないよう
にする。つまり直流線一本でスイッチ操作の取り込みと
報知手段42の動作を行う。この動作波形図を図3に示
す。(a)は交流波形で、(b)は報知手段42がOF
F時のときのスイッチ・表示線波形であり、スイッチを
押すと電圧が変化する。またこの電圧は複数のスイッチ
ごとに設定しており複数個のスイッチの操作が行える。
(c)はスイッチ信号取り込み手段からの信号を読むタ
イミング波形図で交流波形のゼロボルト付近で毎周期ス
イッチ操作による電圧降下を読み込んでいる。
【0026】(d)は表示伝達手段への出力波形図で、
報知手段42を動作させるときにもスイッチを読み込む
タイミングの前後の一定時間は動作しないようにしパル
ス駆動している。(e)は報知手段42がON時のとき
のスイッチ・表示線波形であり、(d)で報知手段42
を動作させていないパルスOFFの一定期間は(b)と
同電圧となり、スイッチ取り込みが行える。電動機10
7の回転数、電動送風機106の吸い込み力はスイッチ
操作で数ポジション変えることができる。また、床用吸
い込み具105を浮かし電動機107の動作が止まった
ときは電流センサ110によりこれを検知し、信号処理
部113はゴミセンサー122からの信号が入力されて
も報知しないように表示伝達手段36に出力を行わな
い。床用吸込具105を浮かすと吸込風量が増大するの
で電動送風機106の負荷が増大し、電動送風機106
を流れる電流が増大するので、この電流増大を電流セン
サ110により検知しているのである。
【0027】なお、ゴミセンサー122の電源は電動機
107が回転しないでもゴミセンサー122の電源がと
れる位相値、及び電圧であればよいことは云うまでもな
い。
【0028】以上のように本実施例の構成によれば、ゴ
ミセンサー122をホース102と本体101を接続す
る吸気口側端部に設けることにより、手元操作部からゴ
ミセンサーと周辺部品もなくなり、かつ絶縁距離が緩和
されるため手元操作部103の基板は小さく、手元操作
部103も小さく軽量化することができ、ホース102
も3本線になるため軽量化が行える。また、スイッチ取
り込みと報知手段42動作を一本線、直流電源(第2)
40の電源供給と電動機107の電源供給を一本線で兼
ねることで、掃除機本体101とホース102の接点部
は従来と同一の4接点となり部品の共用化も図れる。
【0029】また、ゴミセンサー電源が安定するまでの
一定時間はゴミセンサー122からの取り込み信号を受
け付けないようにすることにより直流電源が安定するま
での過渡状態でのゴミセンサー122の誤動作をなくす
ことができる。
【0030】また、床用吸込具105が床面から浮いた
ら表示行わないようにすることにより、ゴミを吸ってい
ない動作状態時にホース内部に付着した塵埃がとれ、そ
の塵埃でゴミ表示が点灯する実使用上での違和感をなく
すことができる。
【0031】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて、図4を用いて説明する。上記第1の実施例と同
一構成部品については同一符号を付し説明を省略する。
43は整流ダイオードで商用電源の正負の片側だけをゴ
ミセンサー取り込み手段38に接続しており、第2の整
流ダイオード44は正負の逆側だけを表示伝達手段36
に接続している。45は表示・ゴミセンサー線で実施例
1の表示線35とゴミセンサー線37の入出力伝達を一
本線で行うために表示・ゴミセンサー線45からそれぞ
れ表示伝達手段36、ゴミセンサー取り込み手段38に
接続されている。
【0032】差込パイプ2に設けたホース吸気側制御回
路、手元操作部103に設けた手元操作部制御回路は表
示・ゴミセンサー線45からゴミセンサー122に、ホ
ース102を介して報知手段42に接続されている。
また、直流電源(第2)40の電源は電動機107を回
転させる供給電源から供給するため、ホース102を介
して電動機107に並列に接続されている。
【0033】その他の構成は実施例1と同様である。
【0034】上記構成における動作は以下の通りであ
る。ゴミセンサー122でゴミを検知すると、ダイオー
ド43で整流された半波の波形の中で、HI/LOW信
号が高耐圧トランジスタでON/OFFされ、その信号
が接点部を経てゴミセンサー取り込み手段38に伝達さ
れる。ゴミセンサー取り込み手段38ではその信号を光
素子等(一例としてフォトトライアック)で直流のON
/OFF信号に変換して信号処理部113に入力され
る。その信号を得て信号処理部113は表示伝達手段3
6に出力し、光素子等(一例としてフォトトライアッ
ク)で交流に変換され第2のダイオード44で整流され
た半波で報知手段42を動作させる。つまりは商用電源
の負側でゴミセンサーの入力、正側で報知手段42の動
作を行う。また、電動機107に電源が供給されると、
並列に接続されている直流電源(第2)40にも電源が
供給され、ホース吸気側ゴミセンサー122の電源が供
給され動作を開始する。
【0035】それ以外の動作については実施例1と同様
のため説明は省略する。図5は動作説明図であり、
(a)は表示・ゴミセンサー線波形でゴミを検知したら
交流波形の負側がゼロボルトになり検知してないときは
交流電圧となり、(b)のようにゴミセンサー信号処理
部取り込み波形は直流のON/OFF信号となって信号
処理部113に入力される。ゴミが検知された入力を得
て報知手段42を動作するために信号処理部113は表
示伝達手段36に(c)のようにLOW信号を出力す
る。すると、光素子で交流に変換され正側は交流波形と
なる。報知手段42の動作OFF時は信号処理部113
は表示伝達手段36にHI信号を出力し、光素子はOF
Fされ正側はゼロボルトとなる。
【0036】以上のように本実施例の構成によれば、商
用電源の負側でゴミセンサー入力、正側で報知手段42
の動作を行うことで、報知手段42の動作とゴミセンサ
ー122の取り込みが同一線、直流電源(第2)40の
電源供給と電動機107の電源供給を同一線で兼ねるこ
とで、掃除機本体101とホース102の接点部は従来
と同一の4接点で構成でき、部品の共用化が図れる。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1、2記載の発明によれ
ば、ゴミセンサーをホースと本体を接続する吸気口側端
部に設けることにより、手元操作部からゴミセンサーと
周辺部品もなくなり、かつ絶縁距離が緩和されるため手
元操作部の基板は小さく、手元操作部も小さく軽量化す
ることができ、使い勝手の良い電気掃除機を提供するこ
とができる。
【0038】本発明の請求項3、4記載の発明によれ
ば、ゴミセンサーをホースと本体を接続する吸気口側端
部に設け、かつゴミセンサーと報知手段を同一線で兼ね
かつ、接点電圧を商用電源とすることで、手元の小型化
だけでなく接点の信頼性も向上させることができる信頼
性の高い電気掃除機が提供できる。また、直流電源(第
2)の電源供給と電動機の電源供給を同一線で兼ねるこ
とで、本体とホースの接点数が従来と同接点数なり、従
来と同接点構成で小型化が行える信頼性の高い電気掃除
機が提供できる。
【0039】本発明の請求項5記載の発明によれば、ゴ
ミセンサー電源が安定する一定時間はゴミセンサーから
の取り込み信号を受け付けないようにすることにより、
直流電源が安定するまでの過渡状態でのゴミセンサーの
誤動作をなくすことができ信頼性が向上する優れた電気
掃除機が提供できる。
【0040】本発明の請求項6記載の発明によれば、床
ノズルが床面から浮いたら表示行わないようにすること
により、ゴミを吸っていない動作状態時にホース内部に
付着した塵埃がとれ、その塵埃でゴミ表示が点灯する実
使用上での違和感をなくすことができ、使用実感のあっ
た使い勝手のよい電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の回路
ブロック図
【図2】同電気掃除機のホース吸気口側断面図
【図3】同電気掃除機の各部の動作波形図
【図4】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の回路
ブロック図
【図5】同電気掃除機の各部の動作波形図
【図6】電気掃除機の外観斜視図
【図7】従来例を示す電気掃除機の回路ブロック図
【符号の説明】
34 スイッチ信号取り込み手段 36 表示伝達手段 38 ゴミセンサー取り込み手段 41 スイッチ操作手段(操作スイッチ部) 42 報知手段 113 信号処理部 101 掃除機本体 102 ホース 103 手元操作部 104 延長管 105 床用吸込具(床ノズル) 106 電動送風機 107 電動機 122 ゴミセンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DB02 DD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、こ
    の掃除機本体に一端を接続し、他端に手元操作部を設け
    たホースと、前記手元操作部に接続される延長管と、こ
    の延長管に接続される床ノズルと、前記ホース内の掃除
    機本体側を通過する塵埃を検知するゴミセンサーと、前
    記掃除機本体内に設けられ、前記電動送風機の駆動を制
    御する制御回路を備え、前記手元操作部には操作スイッ
    チ部を設け、前記手元操作部及び延長管及び床ノズルの
    少なくとも1つには報知手段を設け、前記制御回路は前
    記操作スイッチ部の操作信号の入力と前記報知手段の動
    作制御とを同一の入出力部で行う電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、こ
    の掃除機本体に一端を接続し、他端に手元操作部を設け
    たホースと、前記手元操作部に接続される延長管と、こ
    の延長管に接続され、回転ブラシ駆動用の電動機を内蔵
    する床ノズルと、前記ホース内の掃除機本体側を通過す
    る塵埃を検知するゴミセンサーと、前記掃除機本体内に
    設けられ、前記電動送風機の駆動を制御する制御回路を
    備え、前記手元操作部には操作スイッチ部を設け、前記
    手元操作部及び延長管及び床ノズルの少なくとも1つに
    は報知手段を設け、前記制御回路は前記操作スイッチ部
    の操作信号の入力と前記報知手段の動作制御とを同一の
    入出力部で行うとともに、前記ゴミセンサーの電力を前
    記床ノズルの電動機に電力を供給する出力部から行う電
    気掃除機。
  3. 【請求項3】 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、こ
    の掃除機本体に一端を接続し、他端に手元操作部を設け
    たホースと、前記手元操作部に接続される延長管と、こ
    の延長管に接続される床ノズルと、前記ホース内の掃除
    機本体側を通過する塵埃を検知するゴミセンサーと、前
    記掃除機本体内に設けられ、前記電動送風機の駆動を制
    御する制御回路を備え、前記手元操作部には操作スイッ
    チ部を設け、前記手元操作部及び延長管及び床ノズルの
    少なくとも1つには報知手段を設け、前記制御回路は前
    記ゴミセンサーの検知信号の入力と前記報知手段の動作
    制御とを同一の入出力部で行う電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、こ
    の掃除機本体に一端を接続し、他端に手元操作部を設け
    たホースと、前記手元操作部に接続される延長管と、こ
    の延長管に接続され、回転部らしく同様の電動機を内蔵
    する床ノズルと、前記ホース内の掃除機本体側を通過す
    る塵埃を検知するゴミセンサーと、前記掃除機本体内に
    設けられ、前記電動送風機の駆動を制御する制御回路を
    備え、前記手元操作部には操作スイッチ部を設け、前記
    手元操作部及び延長管及び床ノズルの少なくとも1つに
    は報知手段を設け、前記制御回路は前記ゴミセンサーの
    検知信号の入力と前記報知手段の動作制御とを同一の入
    出力部で行うとともに、前記ゴミセンサーの電力を前記
    床ノズルの電動機に電力を供給する入出力部から行う電
    気掃除機。
  5. 【請求項5】 制御回路はゴミセンサーの電源が安定す
    るまで、前記ゴミセンサーからの検知信号の入力を受け
    付けない請求項1乃至4のいずれか1項記載の電気掃除
    機。
  6. 【請求項6】 報知手段をゴミセンサーの検知に応じて
    制御するとともに、床ノズルを床面から浮かすと報知を
    禁止する請求項1乃至5のいずれか1項記載の電気掃除
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003093299A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
CN101961221B (zh) * 2009-07-22 2012-05-30 泰怡凯电器(苏州)有限公司 除尘装置
KR101411028B1 (ko) 2010-10-29 2014-06-30 가부시끼가이샤 도시바 전기 청소기

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