JP2000300378A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2000300378A
JP2000300378A JP11112882A JP11288299A JP2000300378A JP 2000300378 A JP2000300378 A JP 2000300378A JP 11112882 A JP11112882 A JP 11112882A JP 11288299 A JP11288299 A JP 11288299A JP 2000300378 A JP2000300378 A JP 2000300378A
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JP
Japan
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seat
molded body
vehicle
vehicle seat
backrest
Prior art date
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Pending
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JP11112882A
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English (en)
Inventor
Masaki Hayashi
林  正樹
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用シートにおいて、構成の簡単化、部品点
数の削減、重量の低減、組付性の向上、コストの低減、
運搬時や組立時における嵩の縮小、運搬性および物流性
の向上を図る。 【解決手段】座部および背もたれ部を合成樹脂からなる
弾性成形体である第1,第2成形体10a,10bにて
構成して、第1成形体10aをボデー20の座台21
に、第2成形体10bを起立壁22に取付けてなる車両
用シートであり、車両用シートをボデー20の座台21
および起立壁22を有効利用して構成することにより、
実質的に、構成部品を第1、第2成形体10a、10b
のみとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートは、シートクッシ
ョンとシートバックをヒンジ機構またはリクライニング
機構を介して連結してなるもので、シートクッションは
クッションパッドをクッションフレームに組付けて構成
され、かつ、シートバックはバックパッドをバックフレ
ームに組付けて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の車
両用シートは、クッションパッド、バックパッド、クッ
ションフレーム、バックフレーム、ヒンジ機構、リクラ
イニング機構等、多くの構成部品で構成されているた
め、部品点数が多いことから部品コストが高くなり、か
つ、シートの組立工程が煩雑化することから製造コスト
が高くなっている。
【0004】また、従来の車両用シートは部品点数が多
く、特に、クッションフレーム、バックフレーム、ヒン
ジ機構、リクライニング機構の全てが剛性の高い金属製
であることから重量が大きくなること、および、嵩が大
きくなることは不可避であり、車両用シートの運搬には
相当の労力を要することになり、かつ、物流的にも好ま
しくない。
【0005】さらにまた、車両用シートは重量が大きい
ことから、小型自動車、電気自動車等の小型の車両にあ
っては、普通の車両や大型の車両に比較して、車両用シ
ートの車両本体に対する重量割合が大きくなり、車両用
シートによって車両の重量および燃費が大きく左右され
ることにある。
【0006】従って、車両用シートにあっては、その構
成を簡単化するとともに部品点数を削減して、重量の低
減、組立性の向上、およびコストの低減を図り、かつ、
運搬時や組付時における嵩を小さくして、運搬性および
物流性の向上を図ることが要請される。本発明の目的
は、これらの要請に対処することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用シート
に関するもので、本発明に係る車両用シートは、車室内
に設けた座台に座部を取付けるとともに、前記車室内の
座台の後部に設けた起立壁に背もたれ部を取付けて形成
される車両用シートを適用対象とするものである。
【0008】しかして、本発明に係る車両用シートは上
記した車両用シートであって、前記座部および前記背も
たれ部は合成樹脂からなる弾性成形体であって、同弾性
成形体は、平板部と、同平板部の裏面に一体に形成され
て裏面側へ所定長さ延びる複数のリブを備えていること
を特徴とするものである。
【0009】本発明に係る車両用シートにおいては、前
記弾性成形体を構成する各リブを、所定厚みの突出片状
に形成すること、または、先端側にて互いに連結された
箱状に形成することができる。これらの弾性成形体は、
合成樹脂を押出成形により成形した長尺成形体を、前記
座部または前記背もたれ部の左右の幅寸法に対応する所
定の長さに切断して形成することができる。
【0010】
【発明の作用・効果】本発明に係る車両用シートは、車
室内に形成されている座台および起立壁を利用して構成
されるもので、車室内の座台および起立壁を有効利用す
ることにより、従来の車両用シートの構成部品であるク
ッションフレーム、バックフレーム、ヒンジ機構、およ
びリクライニング機構を廃止して、実質的には、合成樹
脂の弾性成形体である座部および背もたれ部のみを構成
部品としている。
【0011】これにより、本発明に係る車両用シート
は、従来の車両用シートに比較して部品点数を削減して
構成を簡単化して部品コストを低減することができ、か
つ、シートの組立工程を簡単化して製造コストを低減す
ることができる。また、本発明に係る車両用シートにお
いては、部品点数の削減、特に重い部品を大きく削減し
ていることから、重量を大きく低減することができる。
【0012】また、本発明に係る車両用シートにおいて
は、実質的な構成部品は座部と背もたれ部を構成する合
成樹脂製の弾性成形体であって、組立て前においては、
単なる平板状を呈しているにすぎないことから嵩張ら
ず、軽いことと相まって運搬し易く、かつ、物流的にも
好ましい。
【0013】従って、本発明に係る車両用シートにあっ
ては、その構成が簡単化できるとともに部品点数を削減
して、重量の低減、組立性の向上、およびコストの低減
を図り、かつ、運搬時や組立時における嵩を小さくし
て、運搬性および物流性の向上を図ることができる。
【0014】本発明に係る車両用シートの座部および背
もたれ部を構成する弾性成形体は、各リブの受承作用に
て適度のクッション性と剛性を確保するもので、リブの
数によりクッション性および剛性を任意に調整すること
ができる。また、各リブを互いに連結して箱状に形成す
れば、弾性成形体は、少ない数のリブにより適度のクッ
ション性と剛性を確保することができるとともに、車室
内の座台および起立壁に対する取付状態を一層安定した
状態とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1には、本発明の一例に係る車両用シート
を搭載した車両の一部が示されている。当該車両は、一
人乗り用の電気自動車であり、当該車両用シートは、構
成部品である第1成形体10aおよび第2成形体10b
と、車両のボデー20を構成する座台21および起立壁
22により構成されている。
【0016】座台21および起立壁22は、ボデー20
とともに車室を形成する図示しない外板パネルにより覆
蓋されており、第1成形体10aは座台21に取付けら
れて座部を構成し、かつ、第2成形体10bは起立壁2
2に取付けられて背もたれ部を構成している。
【0017】第1成形体10aは、合成樹脂からなる成
形体であって、図1、図2および図4に示すように、平
板部11と、平板部11の各端部に形成された取付用フ
ランジ部12と、平板部11の裏面にて両取付用フラン
ジ部12間に設けられた複数のリブ13にて構成されて
いる。各取付用フランジ部12は平板部11の裏面側に
延びていて、各取付用フランジ部12には複数の取付穴
12aが形成されている。第1成形体10aは、図2
(a)に示す長尺成形体10a1を、同図(b)に示す
ように、座部の左右の幅寸法に対応する所定の長さに切
断して形成される。また、長尺成形体10a1は、ポリ
プロピレン等の合成樹脂、合成ゴムやポリエチレン等の
合成樹脂発泡体を押出成形することにより成形される。
【0018】第2成形体10bは第1成形体10aと同
様の材質のもので、図1、図3および図4に示すよう
に、第1成形体10aと同様、平板部14と、平板部1
4の各端部に形成された取付用フランジ部15と、平板
部14の裏面にて両取付用フランジ部15間に設けられ
た複数のリブ16にて構成されている。各取付用フラン
ジ部15は平板部14の裏面側に延びていて、各取付用
フランジ部15には複数の取付穴15aが形成されてい
る。第2成形体10bは、図3(a)に示す長尺成形体
10b1を、同図(b)に示すように、背もたれ部の左
右の幅寸法に対応する所定の長さに切断して形成され
る。また、長尺成形体10b1は長尺成形体10a1と同
様、合成樹脂を押出成形することにより成形される。
【0019】第1成形体10aおよび第2成形体10b
は、図4に示すように、座台21および起立壁22に取
付けられる。第1成形体10aにおいては、各取付フラ
ンジ部12にて、取付穴12aを挿通させたボルト17
aを介して座台21に取付けられ、かつ、第2成形体1
0bにおいては、各取付フランジ部15にて、取付穴1
5aを挿通させたボルト17aを介して起立壁22に取
付けられる。この取付け状態においては、第1成形体1
0aの各リブ13の先端が座台21の表面に当接し、か
つ、第2成形体10bの各リブ16の先端が起立壁22
の表面に当接すし、図1に示すように、第1成形体10
aは座台21上に座部を構成し、かつ、第2成形体10
bは起立壁22上に背もたれ部を構成する。なお、図1
における符号10cは、ヘッドレストを構成する第3成
形体であり、同成形体10cはロールバー23の連結ロ
ッド部23aに取付けられて、ヘッドレストを構成して
いる。
【0020】このように構成した車両用シートは、車室
内に形成されている座台21および起立壁22を利用し
て構成されるもので、車室内の座台21および起立壁2
2を有効利用することにより、従来の車両用シートの構
成部品であるクッションフレーム、バックフレーム、ヒ
ンジ機構、およびリクライニング機構を廃止して、実質
的には、合成樹脂製の第1成形体10aと第2成形体1
0bのみを構成部品としている。
【0021】これにより、当該車両用シートは、従来の
車両用シートに比較して部品点数を削減して構成を簡単
化するとともに部品コストを低減することができ、か
つ、シートの組立工程を簡単化して製造コストを低減す
ることができる。また、当該車両用シートにおいては、
部品点数の削減、特に重い部品を数大きく削減している
ことから、重量を大きく低減することができる。
【0022】また、当該車両用シートにおいては、実質
的な構成部品は座部と背もたれ部を構成する第1、第2
成形体10a,10bであって、組立て前においては、
単なる平板状を呈しているにすぎないことから嵩張ら
ず、軽いことと相まって運搬し易く、かつ、物流的にも
好ましい。
【0023】従って、当該車両用シートにあっては、そ
の構成が簡単化できるとともに部品点数を削減して、重
量の低減、組立性の向上、およびコストの低減を図り、
かつ、運搬時や組立時における嵩を小さくして、運搬性
および物流性の向上を図ることができる。
【0024】当該車両用シートの座部および背もたれ部
を構成する第1、第2成形体10a,10bは、各リブ
13,16の受承作用にて適度のクッション性と剛性を
確保するものであり、リブ13,16の数によりクッシ
ョン性および剛性を任意に調整することができる。
【0025】図5には、第1成形体10aを変形した第
4成形体10d、および、第2成形体10bを変形した
第5成形体10eを、座台21および起立壁22に取付
ける状態が示されている。これらの各成形体10d,1
0eにおいては、各リブ13,16が連結プレート部1
3a,16aにて互いに連結されて、全体として箱状を
呈している。この点で、各成形体10d,10eは、第
1、第2成形体10a,10bと相違するがその他の点
では同様である。
【0026】第4成形体10dは座台21上に取付けら
れて座部を構成し、かつ、第5成形体10eは起立壁2
2上に取付けられて背もたれ部を構成する。これらの成
形体10d,10eにおいては、各リブ13,16が箱
状を呈しているため、少ない数のリブにより適度のクッ
ション性と剛性を確保することができるとともに、車室
内の座台21および起立壁22に対する取付状態を一層
安定した状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る車両用シートを搭載した車
両の一部を示す概略的な斜視図である。
【図2】同車両用シートを構成する第1成形体を形成す
るための長尺成形体の斜視図(a)、および同成形体を
切断して形成した第1成形体の斜視図(b)である。
【図3】同車両用シートを構成する第2成形体を形成す
るための長尺成形体の斜視図(a)、および同成形体を
切断して形成した第2成形体の斜視図(b)である。
【図4】同車両用シートを構成する第1成形体および第
2成形体の座台および起立壁に対する取付方法を示す説
明図である。
【図5】同車両用シートを構成する第4成形体および第
5成形体の座台および起立壁に対する取付方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
10a…第1成形体、10b…第2成形体、10a1,
10b1…長尺成形体、10c…第3成形体、10d…
第4成形体、10e…第5成形体、11,14…平板
部、12,15…取付用フランジ部、12a,15a…
取付穴、13,16…リブ、13a,16a…連結プレ
ート部、17a,17b…ボルト、20…ボデー、21
…座台、22…起立壁、23…ロールバー、23a…連
結ロッド部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に設けた座台に座部を取付けるとと
    もに、前記車室内の座台の後部に設けた起立壁に背もた
    れ部を取付けて形成される車両用シートであり、前記座
    部および前記背もたれ部は合成樹脂からなる弾性成形体
    であって、同弾性成形体は、平板部と、同平板部の裏面
    に一体に形成されて裏面側へ所定長さ延びる複数のリブ
    を備えていることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記弾性成形体を構成する各リブは、所定厚みの突出片
    状に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記弾性成形体を構成する各リブは、先端側にて互いに
    連結された箱状に形成されていることを特徴とする車両
    用シート。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の車両用シー
    トにおいて、前記弾性成形体は、合成樹脂を押出成形に
    より成形した長尺成形体を、前記座部または前記背もた
    れ部の左右の幅寸法に対応する所定の長さに切断して形
    成されていることを特徴とする車両用シート。
JP11112882A 1999-04-20 1999-04-20 車両用シート Pending JP2000300378A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505170A (ja) * 2009-09-22 2013-02-14 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 背もたれのための後壁を製造する方法

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