JP2000300370A - 座椅子等の背もたれ角度調整装置 - Google Patents

座椅子等の背もたれ角度調整装置

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JP2000300370A
JP2000300370A JP11110794A JP11079499A JP2000300370A JP 2000300370 A JP2000300370 A JP 2000300370A JP 11110794 A JP11110794 A JP 11110794A JP 11079499 A JP11079499 A JP 11079499A JP 2000300370 A JP2000300370 A JP 2000300370A
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JP11110794A
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Yoshi Sakurai
由 桜井
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Hikari Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座椅子等の背もたれ角度をラチェット機構に
よって段階的に調整する装置として、背もたれの後傾や
がた付きを生じず、良好な使用感が得られ、使用中に背
もたれが不用意に後方へ倒れる危険性のないものを提供
する。 【解決手段】 座側金具1と、背側金具2と、背側金具
2の長孔20を挿通して座側金具1に保持された回動軸7
と、背側金具2に保持されたロック部材6Aと、ロック
部材6Aを回動軸7に弾接させる付勢手段とからなり、
背側金具1は下縁のラチェット5と前方回動終端で座側
金具1に接する係合解除用ストッパー4bとを備え、座
側金具1はラチェット5と係合する係止爪3と背側金具
2の後方回動終端で背側金具1に接する係合復帰用スト
ッパー4aとを有し、ロック部材6Aは長孔20の中間部
に臨む山形突起部60を備え、回動軸7にラチェット5側
へ向けて弾接し、常時は山形突起部60によって回動軸7
が長孔20の上位側と下位側の一方に配置するように規制
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座椅子、ソファ
ー、ソファーベッド等の背もたれ部と座部との連結部に
使用して背もたれ部の角度調整を行う背もたれ角度調整
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の角度調整装置については、従来
より様々な構造のものが提案され、また実用化されてい
る。これらの多くは、係止爪を設けた座側金具とラチェ
ットを設けた背側金具とを連結する枢軸に、ラチェット
と係止爪との係合を規制するカム板が枢支されたもので
あり、背もたれを起立させる前方向に回動させて段階的
に角度調整できると共に、その前方回動終端で係止爪が
係合不能状態となるために背もたれを後方回動でき、そ
の後方回動終端で係止爪が係合可能状態に復帰して再び
背もたれの引き起こしによる角度調整を行えるようにな
っている。(実公昭41−488号、同42−3313
号、同54−31331号、同59−20118号
等)。
【0003】しかるに、これら従来汎用の角度調整装置
は、部材点数が多く、材料コスト及び組立製作コストが
高く付くという難点があった。そこで、近年において、
前記カム板を省略して部材点数を少なくした構造の角度
調整装置も提案されている(例えば、特開平11−37
139号)。この提案装置では、図11に示すように、
座側金具(11)に背側金具(12)が回動軸(13)を介し
て連結され、背側金具(12)には前記回動軸(13)を挿
通させるく字形の長孔(14)と下縁に形成されたラチェ
ット(15)とを備えると共に、座側金具(11)には係止
爪(16)及びストッパー(17)が一体形成され、背側金
具(12)の後部側の切り起こし突片(12a)と回動軸
(13)との間に係着したコイルばね(18)によって背側
金具(12)が前方(座側)へ付勢されている。
【0004】この場合、背側金具(12)は、前記長孔
(14)の上位側(14a)に回動軸(13)が位置する状態
で、ラチェット(15)と係止爪(16)の係合によって後
方回動不能に保持されるが、その係合位置を順次前方へ
移す形で前方へは回動し得るから、その後傾角度を段階
的に調整できる。また、背側金具(12)をラチェット
(15)の係合範囲を越える位置まで前方回動させると、
背側金具(12)の突出した先端(12b)は係止爪(16)
を乗り越えできないことから、その先端(12b)を支点
として背側金具(12)が持ち上がり、これに伴って長孔
(14)の下位側(14b)に回動軸(13)が移行するた
め、該背側金具(12)は係止爪(16)と非係合状態で後
方回動可能となる。そして、この後方回動の終端で背側
金具(12)がストッパー(17)に接することにより、回
動軸(13)が長孔(14)の上位側(14a)へ移行してラ
チェット(15)と係止爪(16)とが係合可能となるた
め、背側金具(12)は再び前方回動によって段階的に角
度調整できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記提案に係る角度調
整装置において、背側金具(12)の角度調整のためにラ
チェット(15)に対する係止爪(16)の係合位置を変
え、また該背側金具(12)を係止爪(16)との係合状態
と非係合状態との間で滑らかに変位させる上で、当然に
長孔(14)は回動軸(13)の径に対して余裕のある寸法
(幅)に設定される。しかるに、背側金具(12)はコイ
ルばね(18)によって前方へ付勢されているから、係止
爪(16)がラチェット(15)の歯部(15a)…のいずれ
かに係合した状態では、図11に示すように、長孔(1
4)の上位側(14a)に配置している回動軸(13)の前
方側に隙間tを余した形になり、背側金具(12)に矢印
Fの如く後方への負荷が加わると、係止爪(16)との係
合位置を中心として隙間tが閉じる範囲の角度θだけ背
側金具(12)が後傾することになる。
【0006】このとき、隙間tは小さくとも、前記後傾
に伴う変位量(移動距離)は係止爪(16)から離れるほ
ど拡大するから、例えば図12に示すように、座椅子の
座枠(A)と背枠(B)の左右の連結部(C)(C)に
用いたとき、背枠(B)の上部では上記後傾による変位
量が大きなものとなり、使用者が背をもたせかけた際、
背もたれが倒れるような錯覚による恐怖感を覚えると共
に、背もたれへの圧力を緩めるとコイルばね(18)の蓄
力によって背枠(B)が前方へ動いて元の姿勢に戻るか
ら、座っている状態で前後に大きくがた付くことにな
り、非常に使用感が悪いという問題があった。
【0007】また、このような角度調整装置では、上記
のがた付きを生じた際の反動や、使用中の背もたれに人
が触れたり物が当たる等の外力により、背もたれが簡単
に浮き上がり、これに伴って回動軸(13)が長孔(14)
の下位側(14b)へ移行してしまい、係止爪(16)に対
して非係合状態となった背もたれが不用意に後方へ倒れ
るという危険性もあった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みて、座椅子
等の背もたれ角度調整装置として、座椅子等の座枠と背
枠の連結部に用いた場合に、座側金具の係止爪が背側金
具のラチェットに係合した状態で、背もたれに後方への
負荷が加わっても後傾やがた付きを生じず、良好な使用
感が得られ、しかも使用中の背もたれに人が触れたり物
が当たっても簡単に浮き上がることはなく、もって背も
たれが不用意に後方へ倒れるような危険性のないものを
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係る座椅子等の背もたれ角度
調整装置は、座枠後端に取り付ける座側金具と、背枠下
端に取り付ける背側金具と、背側金具に設けた長孔を挿
通して座側金具に両端が保持された回動軸と、背側金具
に保持されたロック部材と、該ロック部材を前記回動軸
に弾接させる付勢手段とからなり、背側金具は、下縁の
前記長孔の上位側を中心とする円周方向に沿うラチェッ
トと、前方回動終端で座側金具に接する係合解除用スト
ッパーとを備え、座側金具は、前記ラチェットの歯部と
係合して背側金具の後方回動を阻止する係止爪と、背側
金具の非係合状態での後方回動終端で当該金具に接する
係合復帰用ストッパーとを有し、ロック部材は、前記長
孔の中間部に対して出入可能な山形突起部を備え、前記
付勢手段を介して回動軸に背側金具のラチェット側へ向
けて弾接し、常時は長孔の中間部に突出した山形突起部
によって回動軸を該長孔の上位側と下位側の一方に配置
するように規制してなる構成としている。
【0010】このような角度調整装置では、背側金具
は、前記長孔の上位側に回動軸が位置するとき、ラチェ
ットが係止爪に係合して前方回動のみ可能であり、その
係合位置を順次前方へ移すことにより、後傾角度を大か
ら小へと段階的に調整できる。しかして、ロック部材が
前記回動軸に背側金具のラチェット側へ向けて弾接して
いるから、係止爪がラチェットの歯部のいずれかに係合
した状態では、長孔の上位側に配置している回動軸の前
方側には隙間ができず、背側金具は後方への負荷が加わ
っても後傾せずに設定角度を保つと共に、該ロック部材
の山形突起部によって回動軸が長孔内の上位側に配置す
るように規制されているため、外力によって背側金具が
容易に浮き上がるようなことはない。
【0011】一方、一旦設定した背側金具の後傾角度を
小から大へと再調整する場合は、背側金具を前方回動終
端まで引き起こすと、係合解除用ストッパーが座側金具
に当接するから、更に引き起こす力を加えた際、長孔の
上位側に配置していた回動軸が付勢手段の弾接力に抗し
てロック部材の山形突起部を該長孔から退出させる形で
当該長孔の下位側に移行し、背側金具はラチェットが係
止爪から離脱した非係合状態に変位して後方回動可能と
なるため、該背側金具を後方回動終端まで倒伏させる。
このとき、回動軸は長孔内に突出したロック部材の山形
突起部によって長孔内の上位側への移行が阻止され、後
方回動の途上でラチェットが係止爪に引っ掛かるような
ことはないから、後方回動操作を安定した状態で確実に
行える。しかして、後方回動終端では背側金具が座側金
具の係合復帰用ストッパーに当接するため、更に倒伏さ
せる力を加えた際、長孔の下位側に配置していた回動軸
がロック部材の山形突起部を該長孔から退出させる形で
前記とは逆に当該長孔の上位側に移行し、再び背側金具
を前方回動によって段階的に角度調整できる。
【0012】上記のロック部材とその付勢手段として
は、様々な構成が可能であるが、請求項2の発明のよう
に、ロック部材の付勢手段が当該ロック部材に一体化し
てなる構成とすれば、部品点数が少なくて済む。更に、
請求項3の発明では、請求項2の構成において、ロック
部材は、山形突起部を有して前記回動軸に弾接する前部
片と、背側金具に弾接する後部片とがV字形に配置する
と共に、このV字形の基部近傍の左右両側に枢支用突起
を有し、両枢支用突起を背側金具の左右側板部に設けた
枢支孔に嵌入して当該背側金具に保持されてなるものと
しているから、該ロック部材を背側金具に取り付けるた
めのピンが不要となり、部品点数がより少なくて済む。
【0013】一方、請求項4の発明では、前記請求項1
〜3のいずれかの構成において、ロック部材が硬質合成
樹脂成形物からなるものとしているから、該ロック部材
の量産が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る背もたれ角
度調整装置の一実施例について、図面を参照して具体的
に説明する。なお、この実施例の座側金具(1)及び背
側金具(2)は、それぞれ所要形状に打ち抜いて曲げ加
工した一枚の金属板材より構成されている。
【0015】図1〜図5に示すように、この実施例の背
もたれ角度調整装置の座側金具(1)は、前部がパイプ
状をなすと共に、後部が底壁部(1a)とこれよりも後
方へ張出した左右の側壁部(1b)(1b)とからなる
上方へ開放したコ字枠状をなしており、底壁部(1b)
の後端縁が上向きに突出した係止爪(3)を形成し、ま
た該係止爪(3)よりも前部寄りに位置して左右の側壁
部(1b)(1b)の上縁間を架けわたす帯片状の係合
復帰用ストッパー(4a)を備えている。
【0016】背側金具(2)は、起立状態を基準とし
て、上部がパイプ状をなし、下部が対向配置した同一形
状の左右の側板部(2a)(2a)よりなり、その下部
が座側金具(1)の側壁部(1b)(1b)の間に嵌入
し得るように両側板部(2a)(2a)の間隔を設定し
てある。そして、両側板部(2a)(2a)は、前部寄
りの対向位置に後部下がりに傾斜した直線状の長孔(2
0)と、その延長方向下側に位置する枢支孔(21)とが
穿設され、下縁には長孔(20)の上位側(20a)を中心
とする円周に沿って配列した4個の歯部(5a)…より
なるラチェット(6)が形成されると共に、その下縁の
前端がラチェット(5)の歯部(5a)…よりも突出量
の大きい歯状の係合解除用ストッパー(4b)をなして
いる。
【0017】そして、背側金具(2)には、付勢手段を
兼用する硬質合成樹脂成形物からなるロック部材(6
A)が保持されている。このロック部材(6A)は、図
5に示すように、前面の先端寄り位置に山形突起部(6
0)を有する帯板状の前部片(6a)と、先端に鉤部(6
1)を有する帯板状の後部片(6b)とがV字形に一体
化し、そのV字形の基部側から前部片(6a) 及び後部
片(6b)の先端側を残して幅方向中間部を縦割りにす
る割り溝(62)を有すると共に、前部片(6a) の基部
側より前方へ膨出した円形の取付け部(6c)の左右両
側に、先端が切妻屋根形に尖った短軸状の枢支用突起
(63)(63)が突設されている。
【0018】上記ロック部材(6A)は、割り溝(62)
による左右幅の縮小性を利用して、背側金具(2)の両
側板部(2a)(2a)間に圧入し、両側の枢支用突起
(63)(63)を枢支孔(21)(21)に内側から嵌入させ
ることにより、後部片(6b)の鉤部(61)を背側金具
(2)の上壁部(2b)の前縁に係止した形で、当該背
側金具(2)に枢支されており、この枢支状態で前部片
(6a)の山形突起部(60)が長孔長孔(20)の中間部
に臨むように設定されている。
【0019】背もたれ角度調整装置は、座側金具(1)
の側壁部(1b)(1b)間に背側金具(2)の側板部
(2a)(2a)を嵌入させ、後者の側板部(2a)
(2a)の長孔(20)(20)に挿通した回動軸(7)の
両端を座側金具(1)の側壁部(1b)(1b)の軸孔
(1c)(1c)に保持させることにより、両金具
(1)(2)を連結すると共に、背側金具(2)に保持
させたロック部材(6A)の前部片(6a)と後部片
(6b)とのV字形の角度を自然状態よりも強制的に狭
めた状態で、その前部片(6a)を回動軸(7)にラチ
ェット(5)側へ向けて弾接させた構成となっている。
【0020】この背もたれ角度調整装置においては、図
1に示すように、回動軸(7)が長孔(20)の上位側
(20a)に配置した状態では、座側金具(1)の係止爪
(3)がラチェット(5)の歯部(5a)…に係合可能
となる一方、図4に示すように、回動軸(7)が長孔
(20)の下位側(20b)に配置した状態では、ラチェッ
ト(5)が係止爪(3)から浮き離れるように寸法設定
されている。また、ラチェット(5)は、各歯部(5
a)が前方へ傾いた形状であることにより、係止爪
(3)との係合によって背側金具(2)の後方回動を阻
止するが、係止爪(3)が歯部(5a)を乗り越える形
で該背側金具(2)の前方回動を許容するものとなって
いる。
【0021】上記構成の背もたれ角度調整装置では、通
常の使用状態において、図1で示すように、背側金具
(2)の長孔(20)の上位側(20a)に回動軸(7)が
配置しており、係止爪(3)がラチェット(5)の歯部
(5a)…のいずれかと係合して、背側金具(2)はそ
の係合位置に対応した後傾角度で後方回動不能に保持さ
れるが、矢印aのように背側金具(2)に引き起こし方
向の力を加えると、係止爪(3)が歯部(5a)を一段
ずつ乗り越える形で、該背側金具(2)が前方回動す
る。従って、背側金具(2)の後傾角度は、ラチェット
(5)の歯部(20a)の数に対応した複数段階に、この
場合には4段階に調整可能である。
【0022】ところで、長孔(20)は回動軸(7)の径
に対して余裕のある幅に設定されるが、ロック部材(6
A)が該回動軸(7)をラチェット(5)側つまり前方
へ付勢しているから、係止爪(3)がラチェット(5)
の歯部(5a)…のいずれに係合した状態においても、
該回動軸(7)の前方側には長孔(20)との間で隙間が
生じない。従って、背側金具(2)に後方への負荷が加
わっても、該背側金具(2)は後傾せずに設定角度を保
つから、この角度調整装置を図12に示す座椅子等の座
枠(A)と背枠(B)の左右の連結部(C)(C)に用
いたとき、使用者が背もたれに背をもたせ掛けた際に後
傾したり、座った状態で背もたれが前後にがた付くよう
なことはなく、良好な使用感が得られる。
【0023】また、係止爪(3)がラチェット(5)の
歯部(5a)…のいずれに係合した状態においても、長
孔(20)の中間部に突出したロック部材(6A)の山形
突起部(60)により、該長孔(20)の上位側(20a)に
ある回動軸(7)の下位側(5b)への移行が阻止され
ているから、前記座椅子の使用中に、背もたれに人が強
く触れたり、物が当たったりすることがあっても、背も
たれが簡単に浮き上がって係止爪(3)に対して非係合
状態に変位するようなことはなく、もって従来のように
背もたれが不用意に後方へ倒れるといった危険性はな
い。
【0024】なお、背側金具(2)の後傾角度を変える
際、図2に示すように、該背側金具(2)を矢印bのよ
うに引き起こして前方回動させると、係止爪(3)がラ
チェット(5)の歯部(5a)を乗り越える過程で背側
金具(2)の持ち上がりを生じ、これに伴って回動軸
(7)がロック部材(6A)の前部片(6a)を押し退
けつつ長孔(20)内で相対的に下がる形になるが、この
下がりが該ロック部材(7A)の山形突起部(60)を乗
り越えない範囲に収まるように、係止爪(3)とラチェ
ット(5)の歯部(5a)との係合深さを設定してい
る。
【0025】背側金具(2)の角度調整は一回の操作で
は後傾角度が大きい側から小さい側への変更に限られる
から、先の設定角度より大きい後傾角度に変える場合
は、まず背側金具(2)をラチェット(5)の係合範囲
を越える位置まで前方回動させる。これにより、図3の
二点鎖線で示すように背側金具(2)の下縁前端の係合
解除用ストッパー(4b)が座側金具(1)の底壁部
(1a)に当接し、更に矢印cの如く引き起こし方向の
力を加えると、この当接部分を支点として背側金具
(2)が持ち上がる。そして、長孔(20)の上位側に配
置していた回動軸(7)が、ロック部材(6A)の弾接
力に抗して山形突起部(60)を該長孔(20)から退出さ
せる形で、当該長孔(20)の下位側(20b)に移行し、
背側金具(2)はラチェット(5)が係止爪(3)から
離脱した非係合状態に変位して後方回動可能となるか
ら、図4の矢印dの如く該背側金具(2)を後方回動終
端まで倒伏させる。
【0026】このとき、回動軸(7)は長孔(20)内に
突出したロック部材(6A)の山形突起部(60)によっ
て長孔(20)内の上位側(20a)への移行が阻止される
から、後方回動の途上でラチェット(5)が係止爪
(3)に引っ掛かるようなことはなく、後方回動操作を
安定した状態で確実に行える。しかして、後方回動終端
では背側金具(2)が座側金具(1)の係合復帰用スト
ッパー(4a)に当接するため、更に倒伏させるように
力を加えた際、図4の実線で示すように、長孔(20)の
下位側(20b)に配置していた回動軸(7)が、ロック
部材(6A)の山形突起部(60)を該長孔(20)から退
出させる形で前記とは逆に当該長孔(20)の上位側に移
行し、ラチェット(5)と係止爪(3)とが係合可能と
なるため、背側金具(2)を再び前方回動させて所要の
後傾角度に設定できる。
【0027】上記実施例では付勢手段を兼用する硬質合
成樹脂成形物からなるロック部材(6A)を用いている
が、この発明においてはロック部材とその付勢手段とし
て様々な構成を採用できる。以下に、その代表例につい
て、図6〜図10を参照して説明する。なお、図7〜図
10では、使用する座側金具(1)は前記実施例のもの
と同様であるため、その図示を省略して回動軸(7)の
みを示している。
【0028】図6(イ)に示すロック部材(6B)は、
やはり付勢手段を兼用するものであって硬質合成樹脂成
形物からなり、前記実施例のロック部材(6A)と同様
に、山形突起部(60)を有する帯板状の前部片(6a)
と、先端に鉤部(61)を有する帯板状の後部片(6b)
とがV字形に一体化しているが、割り溝はなく、前部片
(6a) の基部側の取付け部(6c)には幅方向の透孔
(64)が設けてある。また図6(ロ)に示すロック部材
(6C)では、前部片(6a)がリング状をなし、その
内周の後面側に山形突起部(60)を有するが、他の構成
は図6(イ)のロック部材(6B)と同様である。
【0029】しかして、これらロック部材(6B)(6
C)の場合、前記実施例と同様の背側金具(2)を用い
(図1〜5参照)、その両側の枢支孔(21)(21)と取
付け部(6c)の透孔(64)に取付ピン(8)を連通挿
嵌させることにより、前記実施例のロック部材(6A)
と同様に後部片(6b)の鉤部(61)を背側金具(2)
の上壁部(2b)の前縁に係止して当該背側金具(2)
に枢支させる。
【0030】図7に示すロック部材(6D)は、やはり
付勢手段を兼用するものであって硬質合成樹脂成形物か
らなり、山形突起部(60)を有する帯板状の前部片(6
a)と帯板状の後部片(6b)とが大きな開き角度のV
字形に一体化しており、前記ロック部材(6B)(6
C)と同様に取付ピン(8)を介して背側金具(2)に
枢支させるが、後部片(6b)を該背側金具(2)の背
壁部(2c)の内面に弾接させるように構成されてい
る。
【0031】図8(イ)(ロ)に示すロック部材(6
E)は、棒片状の硬質合成樹脂成形物からなり、基端側
に取付ピン(8)を挿通させる左右方向の透孔(64)を
有し、先端側に同じく左右方向のばね係止孔(65)と前
面に臨む山形突起部(60)とを備えると共に、その左右
一面側の透孔(64)及びばね係止孔(65)を含む領域が
凹面部(6d)をなしている。また、図8(ハ)に示す
ロック部材(6F)は、前記図6(ロ)で示すロック部
材(6C)のリング状の前部片(6a)に相当するリン
グ部(66)付きの硬質合成樹脂成形物からなり、このリ
ング部(66)の内周の後面側に山形突起部(60)を有す
るが、それ以外は図8(イ)のロック部材(6E)と同
様であって、基端側の透孔(64)、先端側の係止孔(6
5)、左右一面側の凹面部(6d)を備えている。
【0032】そして、これらロック部材(6E)(6
F)は、透孔(64)に挿通した取付ピン(8)に凹面部
(6d)側でタコばね(9)を嵌装し、このタコばね
(9)の鉤形をなす一端側(9a)をばね係止孔(65)
に係止させ、他端側(9b)を背側金具(2)の背壁部
(2c)の内面に当接させた状態で、取付ピン(8)を
介して当該背側金具(2)に枢支させることにより、タ
コばね(9)の弾発力によって長孔(20)に挿通する回
動軸(7)にラチェット(5)側へ向けて弾接するよう
に構成されている。
【0033】図9に示すロック部材(6G)は、付勢手
段を兼用する略V字形に曲成した板ばね材からなり、そ
の後部片(6b)に設けた波形係止部(67)を背側金具
(2)の両側板部(2a)(2a)間に保持させた取付
ピン(8)と後壁部(2c)との間で挟み付けることに
より、前部片(6a)によって長孔(20)に挿通した回
動軸(7)にラチェット(5)側へ向けて弾接すると共
に、該前部片(6a)の曲げによって形成した山形突起
部(60)が長孔(20)の中間部に臨む形で、背側金具
(2)に保持される。
【0034】図10に示すロック部材(6H)は、硬質
合成樹脂成形物からなり、前面に山形突起部(60)を設
けた押接板部(68)の後面側に、後方へ平行に延出する
先端鉤形の2本の脚片(69)(69)が一体形成されてい
る。しかして、このロック部材(6H)の場合、背側金
具(2)の側板部(2a)において長孔(20)よりも後
方に切り起こし形成された2枚のガイド片(22)(22)
間に、両脚片(69)(69)を摺動自在に挿嵌すると共
に、同じく側板部(2a)のより後方に切り起こし形成
されたばね受け片(23)と押接板部(68)との間に嵌装
した圧縮コイルばね(10)の付勢により、山形突起部
(60)が長孔(20)の中間部に臨む形で、長孔(20)に
挿通した回動軸(7)に押接板部(68)がラチェット
(5)側へ向けて弾接するように背側金具(2)に取り
付けられる。
【0035】この発明においては、ロック部材とその付
勢手段として、上記で例示した以外の様々な構成も採用
できる。しかして、ロック部材(6A)〜(6D)及び
(6G)のようにロック部材の付勢手段が当該ロック部
材自体に一体化した構成とすれば、それだけ部品点数が
少なくなる上、特に背もたれ角度調整装置の組立製作に
おいて付勢手段としてのばね部材を組み付ける困難な操
作を省略できるから、作業性が著しく向上すると共にそ
の製造コストも低減するという利点がある。とりわけロ
ック部材(6A)のように取付ピンを介さずに背側金具
(2)に取付け可能な構成とすれば、より部品点数が少
なくなり、背もたれ角度調整装置の組立製作が更に容易
になり、製造コストもより低減する。また、ロック部材
を硬質合成樹脂成形物からなるものとすれば、量産化が
容易になり、これによる部品コストの低減を図り得る。
【0036】なお、背側金具(2)の長孔(20)は、必
ずしも例示したような直線状に限らず、ラチェット
(5)側へ凹となるく字形や円弧状等の曲がり形状とす
ることも可能である。また、この発明においては、ラチ
ェット(5)の歯数、係合復帰用ストッパー(4a)及
び係合解除用ストッパー(4b)の形態と形成位置、座
側金具(1)及び背側金具(2)の外形等、細部構成に
ついては実施例以外に種々設計変更可能である。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、座椅子等の背
もたれ角度調整装置として、座側金具に回動軸を介して
連結した背側金具の後傾角度をラチェット機構によって
段階的に調整できる構造であって、座椅子等の座枠と背
枠の連結部に用いたとき、背もたれの角度調整を容易に
且つ確実に行える上、背もたれが後傾したり前後にがた
付くようなことがなく、良好な使用感が得られると共
に、使用中に背もたれに人が強く触れたり、物が当たっ
たりすることがあっても、背もたれが不用意に後方へ倒
れるといった危険性のないものが提供される。
【0038】請求項2の発明によれば、上記の背もたれ
角度調整装置において、座側金具と背側金具との連結部
に介在させるロック部材とその付勢手段とが一体化して
いることから、部品点数が少なく、組立製作における作
業性が著しく向上し、部品コスト及び製作コストを低減
できるという利点がある。
【0039】請求項3の発明によれば、上記の背もたれ
角度調整装置において、座側金具と背側金具との連結部
に介在させるロック部材にその付勢手段が一体化し、且
つ該ロック部材を取付ピンを介さずに背側金具に取付け
可能であることから、部品点数が更に少なく、組立製作
がより容易であり、部品コスト及び製作コストを大きく
低減できるという利点がある。
【0040】請求項4の発明によれば、上記の背もたれ
角度調整装置において、ロック部材が硬質合成樹脂成形
物からなるため、その量産によるコスト低減が容易であ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る背もたれ角度調整装
置の座側金具の係止爪と背側金具のラチェットとの係合
状態における縦断側面図である。
【図2】同角度調整装置の角度変更途上における縦断側
面図である。
【図3】同角度調整装置の角度再調整を行う前段階の縦
断側面図である。
【図4】同角度調整装置の角度再調整を行う初期段階の
縦断側面図である。
【図5】同角度調整装置の分解斜視図である。
【図6】この発明の角度調整装置に用いる付勢手段を兼
用するロック部材の他の構成例を示し、(イ)図及び
(ロ)図は硬質合成樹脂成形物からなるロック部材と取
付ピンの斜視図である。
【図7】付勢手段を兼用する硬質合成樹脂成形物からな
る更に他の例のロック部材を取り付けた背側金具の縦断
側面図である。
【図8】付勢手段にロック部材とは別体のばね部材を用
いたこの発明の角度調整装置の構成例を示し、(イ)図
はロック部材とタコばねを取り付けた背側金具の縦断側
面図、(ロ)図は(イ)図のローロ線の断面矢視図、
(ハ)図は他のロック部材とタコばねを取り付けた背側
金具の縦断側面図である。
【図9】付勢手段を兼用する板ばね材からなるロック部
材を用いたこの発明の角度調整装置における背側金具の
縦断側面図である。
【図10】付勢手段にコイルばねを用いたこの発明の角
度調整装置における背側金具の縦断側面図である。
【図11】従来の背もたれ角度調整装置の縦断側面図で
ある。
【図12】背もたれ角度調整装置を適用した座椅子のフ
レーム構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・座側金具 2・・・・・・背側金具 20・・・・・長孔 20a・・・・上位側 20b・・・・下位側 21・・・・・枢支孔 3・・・・・・係止爪 4a・・・・・係合復帰用ストッパー 4b・・・・・係合解除用ストッパー 5・・・・・・ラチェット 5a・・・・・歯部 6A〜6H・・ロック部材 6a・・・・・前部片 6b・・・・・後部片 63・・・・・枢支用突起 60・・・・・山形突起部 7・・・・・・回動軸 8・・・・・・取付ピン 9・・・・・・タコばね(付勢手段) 10・・・・・タコばね(付勢手段) A・・・・・・座枠 B・・・・・・背枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座枠後端に取り付ける座側金具と、背枠
    下端に取り付ける背側金具と、背側金具に設けた長孔を
    挿通して座側金具に両端が保持された回動軸と、背側金
    具に保持されたロック部材と、該ロック部材を前記回動
    軸に弾接させる付勢手段とからなり、 背側金具は、下縁の前記長孔の上位側を中心とする円周
    方向に沿うラチェットと、前方回動終端で座側金具に接
    する係合解除用ストッパーとを備え、 座側金具は、前記ラチェットの歯部と係合して背側金具
    の後方回動を阻止する係止爪と、背側金具の非係合状態
    での後方回動終端で当該金具に接する係合復帰用ストッ
    パーとを有し、 ロック部材は、前記長孔の中間部に対して出入可能な山
    形突起部を備え、前記付勢手段を介して回動軸に背側金
    具のラチェット側へ向けて弾接し、常時は長孔の中間部
    に突出した山形突起部によって回動軸を該長孔の上位側
    と下位側の一方に配置するように規制しており、 前記長孔の上位側に回動軸が位置するとき、背側金具は
    ラチェットが係止爪に係合して前方回動のみ可能とな
    り、その前方回動終端で係合解除用ストッパーが座側金
    具に接することにより、回動軸がロック部材の山形突起
    部を越えて長孔の下位側へ移行したとき、背側金具が係
    止爪と非係合状態で後方回動可能となり、その後方回動
    終端で係合復帰用ストッパーに接することにより、回動
    軸が長孔の上位側へ移行するように構成されてなる、座
    椅子等の背もたれ角度調整装置。
  2. 【請求項2】 ロック部材の付勢手段が当該ロック部材
    に一体化してなる請求項1記載の座椅子等の背もたれ角
    度調整装置。
  3. 【請求項3】 ロック部材は、山形突起部を有して前記
    回動軸に弾接する前部片と、背側金具に弾接する後部片
    とがV字形に配置すると共に、このV字形の基部近傍の
    左右両側に枢支用突起を有し、両枢支用突起を背側金具
    の左右側板部に設けた枢支孔に嵌入して当該背側金具に
    保持されてなる請求項2記載の座椅子等の背もたれ角度
    調整装置。
  4. 【請求項4】 ロック部材が硬質合成樹脂成形物からな
    る請求項1〜3のいずれかに記載の座椅子等の背もたれ
    角度調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7147191B2 (en) 2004-02-13 2006-12-12 Fujitsu Limited Display tilting apparatus
JP2016521604A (ja) * 2013-06-04 2016-07-25 ハン,ミン−ヒョン モバイル機器ユーザー用バックパック

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