JP2000299536A - プリント配線板構造 - Google Patents

プリント配線板構造

Info

Publication number
JP2000299536A
JP2000299536A JP11108085A JP10808599A JP2000299536A JP 2000299536 A JP2000299536 A JP 2000299536A JP 11108085 A JP11108085 A JP 11108085A JP 10808599 A JP10808599 A JP 10808599A JP 2000299536 A JP2000299536 A JP 2000299536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
printed wiring
layer pattern
inner layer
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11108085A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Endo
貞夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Telecom Technologies Ltd filed Critical Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority to JP11108085A priority Critical patent/JP2000299536A/ja
Publication of JP2000299536A publication Critical patent/JP2000299536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 V溝加工の洩れを電気的にチェックし同時に
V溝の加工深さを検出する。 【解決手段】 プリント配線板本体1に、プリント配線
板部1−1とダミー部1−2に跨がらせて内層パターン
2−1を設けて、この内層パターン2−1を、プリント
配線板本体1の内層毎に配線した所定数の内層パターン
部2−1−L2〜2−1−L9から構成し、プリント配
線板部1−1とダミー部1−2とに、各内層パターン部
2−1−L2〜2−1−L9毎に対応するテストランド
3−1−1〜3−1−4,3−2−1〜3−2−4を配
置して、これらテストランド3−1−1〜3−1−4,
3−2−1〜3−2−4を、その対応する内層パターン
部2−1−L2〜2−1−L9にそれぞれ接続し、境界
部に基板切離し用のV溝4を形成して、このV溝4で内
層パターン部2−1−L2〜2−1−L9を切断した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に使用さ
れる多層のプリント配線板構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板には、電子回路を構成す
るために、様々な電子部品が配置してあって、その性能
を確保するために電子部品同士をパターン接続してい
る。
【0003】一般に、プリント配線板には、製造上の生
産設備に対応するように電子部品を搭載し回路信号パタ
ーンで配線されるプリント配線板部と、別に電子部品を
搭載せずパターンが配線されないダミー部とを有するも
の、また、同一プリント配線板部を複数個1シート状に
多面取りを行っているものがある。これらの場合、プリ
ント配線板部とダミー部とを分割するために、また、プ
リント配線板部を複数に分割のために、プリント配線板
にはV溝が施されている。
【0004】このV溝は、プリント配線板の外形加工工
程時に加工し、プリント配線板に電子部品を搭載後、V
溝の部分で分割を行って機器本体に取り付けている。そ
のため、V溝加工が洩れてしまうと基板分割が困難にな
ってしまう。
【0005】図10及び図11に示すように、プリント
配線板本体1には、その表、裏面において、分割部(V
溝4が加工される部分)を跨ぐようにして、パターン1
2及びテストランド3−1、3−2、3−4、3−5を
配線配置し、分割部にV溝4を加工してパターン12を
切断することによって、テストランド(3−1、3−
2)間、テストランド(3−4、3−5)間の電気的導
通が無いことをチェック工程で検出し、V溝加工の洩れ
を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例にあ
っては、プリント配線板本体1の表、裏面の分割部にパ
ターン12及びテストランド3−1、3−2、3−4、
3−5を配線配置し、分割部へのV溝4の加工でパター
ン12を切断し、この切断によってテストランド(3−
1、3−2)、(3−4、3−5)間の導通がないこと
をチェック工程で検出するためにV溝加工の洩れはな
い。
【0007】しかしながら、この方法ではV溝4の加工
深さのチェックを同時に行うことはできず、V溝加工で
V溝4の加工深さが浅くなってしまった場合は、分割し
にくいという問題点があった。
【0008】また、逆に、V溝4が深い場合には、プリ
ント配線板本体1がその製造工程の途中で分割してしま
い、生産設備に対応できなくなつてしまうという問題が
発生する。このため、V溝4の加工深さは、プリント配
線板本体1の板厚又は材質によって異なるため、各々適
正な値を決め加工を行っている。また、V溝4の加工深
さは、ゲージ等で測定を行っているが測定が容易でな
く、正確な測定が困難であるという問題点があった。
【0009】本発明は上記の問題点に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、V溝加工の洩
れを電気的にチェックし、同時にV溝の加工深さを検出
することが可能なプリント配線板構造を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るプリント配線板構造は、プ
リント配線板本体がプリント配線板部とこのプリント配
線板部から切り離されるダミー部とを有するプリント配
線板構造において、プリント配線板本体に、プリント配
線板部とダミー部に跨がらせて内層パターンを設けて、
この内層パターンを、プリント配線板本体の所定数の内
層毎に配線した所定数の内層パターン部で構成し、プリ
ント配線板部とダミー部とに、各内層パターン部毎に対
応するテストランドを配置して、これらテストランド
を、その対応する内層パターン部にそれぞれ接続し、プ
リント配線板部とダミー部との境界部に、基板切離し用
の溝部を形成して、この溝部で内層パターン部を切断す
るようにしたものである。
【0011】かかる構成により、プリント配線板部とダ
ミー部との境界部に、基板切離し用の溝部を形成して、
この溝部で内層パターン部を切断することにより、内層
パターン部で接続されていたテストランド間の導通がな
くなる。このために、溝部の有無の確認ができて、溝部
の加工洩れを防止することができるし、また、溝部が到
達した内層パターン部が切断されるために、各内層パタ
ーン部毎に対応するテストランドの電気的導通の有無に
よって溝部の深さを検出することができる。すなわち、
該当する適正な値の仕様の深さに対応するテストランド
に電気的導通がなければ溝部が該当する深さまで達して
おり、電気的導通が有れば達してなく、仕様を満たして
ないことになる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係るプリント配線板構造は、請求項1に記
載のプリント配線板構造において、内層パタ一ン部とテ
ストランドとの接続に非貫通バイアホールを使用した。
【0013】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、内
層パターン部とテストランドとを非貫通バイアホールで
接続することができる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係るプリント配線板構造は、請求項1に記
載のプリント配線板構造において、内層パタ一ン部とテ
ストランドとの接続に貫通バイアホールを使用した。
【0015】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、内
層パターン部とテストランドとを貫通バイアホールで接
続することができる。
【0016】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係るプリント配線板構造は、請求項1乃至
請求項3に記載のプリント配線板構造において、内層パ
ターン及びテストランドを、プリント配線板部とダミー
部との境界部に数カ所に分けて配置した。
【0017】したがって、上記した請求項1の発明の作
用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、溝部の深
さの安定度がチェックでき、均一な溝部の深さのプリン
ト配線板が提供できる。また、プリント配線板の製造工
程、プリント配線板の組立工程においても、なんら変わ
りなく、経済的に安価で容易なプリント配線板構造を提
供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】(実施の形態例1)本発明の実施の形態例
1を図1乃至図4に示す。図1は本発明に係るプリント
配線板構造(実施の形態例1)の一部省略した平面図、
図2は図1のA−A´線に沿う断面から見た斜視図、図
3は図2のB−B´線に沿う断面から見た内層パターン
とテストランドとの接続状態の説明図、図4は図2のC
−C´線に沿う断面から見た内層パターンとテストラン
ドとの接続状態の説明図である。
【0020】図1で示すようにプリント配線板本体1
は、電子部品を搭載し且つ回路信号パターンで配線され
るプリント配線板部1−1と、このプリント配線板部1
−1から切り離されるダミー部1−2とを有する。この
ダミー部1−2には電子部品を搭載しない。
【0021】すなわち、プリント配線板部1−1には、
電子部品であるIC6−1、6−2、コンデンサ7及び
抵抗8等が搭載してあり、各々の電子部品はパターン
(回路信号パターン)5−1、5−2及びバイヤホール
10によって接続してあって、回路機能を形成してい
る。そして、プリント配線板本体1の表、裏面には、プ
リント配線板部1−1とダミー部1−2との境界部であ
る分割部(V溝加工部)4Aが存在している。
【0022】そして、プリント配線板本体1にはプリン
ト配線板部1−1とダミー部1−2との分割部4Aに位
置させて、第1、第2、第3の内層パターン2−1、2
−2、2−3が所定の間隔をおいて配線してあり、第1
の内層パターン2−1は、多層のプリント配線板を構成
する各層に対応して第1〜第8の内層パターン部2−1
−L2〜2−1−L9を有している。なお、第2、第3
の内層パターン2−2、2−3も第1の内層パターン2
−1と同様に第1〜第8の内層パターン部2−1−L2
〜2−1−L9を有している。
【0023】そして、プリント配線板本体1の表側にお
いて、第1の内層パターン2−1のプリント配線板部1
−1側の部位には、第1〜第4の内層パターン部2−1
−L2〜2−1−L5に対応するテストランド3−1−
1、3−1−2、3−1−3、3−1−4が所定の間隔
をおいて配置してあり、第1の内層パターン2−1のダ
ミー部1−2側の部位には、第1〜第4の内層パターン
部2−1−L2〜2−1−L5に対応するテストランド
3−2−1、3−2−2、3−2−3、3−2−4が所
定の間隔をおいて配置してある。
【0024】また、プリント配線板本体1の裏側におい
て、第1の内層パターン2−1のプリント配線板部1−
1側の部位には、第5〜第8の内層パターン部2−1−
L6〜2−1−L9に対応するテストランド3−1−
5、3−1−6、3−1−7、3−1−8が所定の間隔
をおいて配置してあり、第1の内層パターン2−1のダ
ミー部1−2側の部位には、第5〜第8の内層パターン
部2−1−L6〜2−1−L9に対応するテストランド
3−2−5、3−2−6、3−2−7、3−2−8が所
定の間隔をおいて配置してある。
【0025】そして、図3、図4に示すように第1の内
層パターン部2−1−L2はテストランド3−1−1、
3−2−1に非導通バイアホール11−1を介して接続
してあり、第2の内層パターン部2−1−L3はテスト
ランド3−1−2、3−2−2に非導通バイアホール1
1−2を介して接続してあり、第3の内層パターン部2
−1−L4はテストランド3−1−3、3−2−3に非
導通バイアホール11−3を介して接続してあり、第4
の内層パターン部2−1−L5はテストランド3−1−
4、3−2−4に非導通バイアホール11−4を介して
接続してある。
【0026】また、第5の内層パターン部2−1−L6
はテストランド3−1−5、3−2−5に非導通バイア
ホール11−5を介して接続してあり、第6の内層パタ
ーン部2−1−L7はテストランド3−1−6、3−2
−6に非導通バイアホール11−6を介して接続してあ
り、第7の内層パターン部2−1−L8はテストランド
3−1−7、3−2−7に非導通バイアホール11−7
を介して接続してあり、第8の内層パターン部2−1−
L9はテストランド3−1−8、3−2−8に非導通バ
イアホール11−8を介して接続してある。
【0027】このように第1〜第8の内層パターン部2
−1−L2〜2−1−L9は、対応するテストランド
(3−1−1、3−2−1)、(3−1−2、3−2−
2)、(3−1−3、3−2−3)、(3−1−4、3
−2−4)、(3−1−5、3−2−5)、(3−1−
6、3−2−6)、(3−1−7、3−2−7)、(3
−1−8、3−2−8)に非貫通バイアホール11−1
〜11−8で接続してある。このために、同一層の内層
パターン部に対応するテストランド同士は電気的に接続
している。
【0028】そして、プリント配線板本体1の表裏の分
割部(V溝加工部)4Aに基板切離し用の溝部であるV
溝4の加工を行った際、図2に示すようにプリント配線
板本体1の表側では、第1、第2、第3の内層パターン
部2−1−L2、2−1−L3、2−1−L4を切断
し、プリント配線板本体1の裏側では、第8、第7、第
6の内層パターン部2−1−L9、2−1−L8、2−
1−L7を切断する。
【0029】これにより第1の内層パターン部2−1−
L2に接続のテストランド3−1−1、3−2−1間の
導通がなくなるし、同様に第2、第3の内層パターン部
2−1−L3、2−1−L4及び第8、第7、第6の内
層パターン部2−1−L9、2−1−L8、2−1−L
7に接続のテストランド間の導通の有無をチェックし、
導通が無ければ内層パターン部2−1−L3、2−1−
L4、第8、第7、第6の内層パターン部2−1−L
9、2−1−L8、2−1−L7が切断され、V溝4が
切断された内層パターン部、すなわち第3の内層パター
ン部2−1−L4及び第6の内層パターン部2−1−L
7の深さまで達していることになる。
【0030】V溝4の加工深さは、図2の場合、プリン
ト配線板本体1の表側では外層パターン1aより第3の
内層パターン部2−1−L4まで、プリント配線板本体
1の裏側では外層パターン1bより第6の内層パターン
部2−1−L7までがそれぞれ適正な加工深さとされて
おり、これより浅く加工された場合は、第3、第6の内
層パターン部2−1−L4、2−1−L7が切断され
ず、テストランド(3−1−4、3−2−4)、(3−
1−7、3−2−7)間に導通がある。また、逆に深く
加工された場合、第4、第5の内層パターン部2−1−
L5、2−1−L6が切断され導通がなくなる。
【0031】このように、内層パターン部をV溝4で切
断によって、接続している各内層毎の対応するテストラ
ンド間の導通の有無によって、V溝4の加工洩れをチェ
ックすると同時にV溝4の適正な加工深さの仕様を満た
しているかとうかの検出を行なう。
【0032】また、上記した実施の形態例1では、第
1、第2、第3の内層パターン2−1、2−2、2−3
を、プリント配線板部1−1とダミー部1−2との分割
部4Aに数カ所に分けて配置したことにより、V溝4の
加工深さを第1、第2、第3の内層パターン2−1、2
−2、2−3で検出してバラツキをチエックすることが
でき、均一なV溝4の深さのプリント配線板構造が提供
できる。
【0033】上記した実施の形態例1では第1、第2、
第3の内層パターン2−1、2−2、2−3を有し、こ
れらの第1、第2、第3の内層パターン2−1、2−
2、2−3のそれぞれが第1〜第8の内層パターン部2
−1−L2〜2−1−L9を有するが、本発明にあって
は、内層パターンは1ケ所以上行うものとし、また、多
層の内層パターン部を有するプリント配線板に適用する
ものである。
【0034】(実施の形態例2)本発明の実施の形態例
2を図5乃至図7に示す。
【0035】図5は本発明に係るプリント配線板構造
(実施の形態例2)の断面から見た斜視図、図6は図5
のD−D´線に沿う断面から見た内層パターンとテスト
ランドとの接続状態の説明図、図7は図5のE−E´線
に沿う断面から見た内層パターンとテストランドとの接
続状態の説明図である。
【0036】上記した本発明の実施の形態例1では図3
及び図4に示すように内層パタ一ン部とテストランドの
接続に非貫通バイアホール(バイアホールとは部品を挿
入しないメッキされたスルーホールをいう)を使用した
が、本発明の実施の形態例2では貫通バイアホールを使
用した例である。
【0037】プリント配線板本体1にはプリント配線板
部1−1とダミー部1−2との境部分に位置させて、内
層パターン20−1が配線してあり、この内層パターン
20−1は、多層のプリント配線板本体1を構成する各
層に対応して第1〜第8の内層パターン部2−1−L2
〜2−1−L9を有している。
【0038】そして、図6に示すようにプリント配線板
本体1の表側において、内層パターン20−1のプリン
ト配線板部1−1側の部位には、第1〜第8の内層パタ
ーン部2−1−L2〜2−1−L8に対応するテストラ
ンド3−1−1〜3−1−8が所定の間隔をおいて配置
してあり、また、図7に示すように内層パターン20−
1のダミー部1−2側の部位には、第1〜第8の内層パ
ターン部2−1−L2〜2−1−L9に対応するテスト
ランド3−2−1〜3−2−8が所定の間隔をおいて配
置してある。そして、テストランド3−1−1〜3−1
−8及びテストランド3−2−1〜3−2−8はプリン
ト配線板本体1の表側から裏側に貫通する貫通バイアホ
ールを介して接続している。
【0039】すなわち、図6及び図7に示すように第1
の内層パターン部2−1−L2はテストランド3−1−
1、3−2−1に貫通バイアホール12−1を介して接
続してあり、第2の内層パターン部2−1−L3はテス
トランド3−1−2、3−2−2に貫通バイアホール1
2−2を介して接続してあり、第3の内層パターン部2
−1−L4はテストランド3−1−3、3−2−3に貫
通バイアホール12−3を介して接続してあり、第4の
内層パターン部2−1−L5はテストランド3−1−
4、3−2−4に貫通バイアホール12−4を介して接
続してある。
【0040】また、第5の内層パターン部2−1−L6
はテストランド3−1−5、3−2−5に貫通バイアホ
ール12−5を介して接続してあり、第6の内層パター
ン部2−1−L7はテストランド3−1−6、3−2−
6に貫通バイアホール12−6を介して接続してあり、
第7の内層パターン部2−1−L8はテストランド3−
1−7、3−2−7に貫通バイアホール12−7を介し
て接続してあり、第8の内層パターン部2−1−L9は
テストランド3−1−8、3−2−8に貫通バイアホー
ル12−8を介して接続してある。
【0041】このように第1〜第8の内層パターン部2
−1−L2〜2−1−L9は、対応するテストランド
(3−1−1、3−2−1)、(3−1−2、3−2−
2)、(3−1−3、3−2−3)、(3−1−4、3
−2−4)、(3−1−5、3−2−5)、(3−1−
6、3−2−6)、(3−1−7、3−2−7)、(3
−1−8、3−2−8)に貫通バイアホール12−1〜
12−8で接続している。したがって、同一層の内層パ
ターン部に対応するテストランド同士は電気的に接続し
ている。
【0042】そして、プリント配線板本体1の表裏の分
割部(V溝加工部)4AにV溝4の加工を行った際、プ
リント配線板本体1の表側では、第1、第2、第3の内
層パターン部2−1−L2、2−1−L3、2−1−L
4を切断し、プリント配線板本体1の裏側では、第8、
第7、第6の内層パターン部2−1−L9、2−1−L
8、2−1−L7を切断する。
【0043】これにより第1の内層パターン部2−1−
L2に接続のテストランド3−1−1、3−2−1間の
導通がなくなるし、同様に第2、第3の内層パターン部
2−1−L3、2−1−L4及び第8、第7、第6の内
層パターン部2−1−L9、2−1−L8、2−1−L
7に接続のテストランド(3−1−2、3−2−2)、
(3−1−3、3−2−3)、(3−1−8、3−2−
8)、(3−1−7、3−2−7)、(3−1−6、3
−2−6)間の導通の有無をチェックし、導通がなけれ
ば第2、第3の内層パターン部2−1−L3、2−1−
L4、第8、第7、第6の内層パターン部2−1−L
9、2−1−L8、2−1−L7が切断され、V溝4が
切断された内層パターン部、すなわち第3の内層パター
ン部2−1−L4及び第6の内層パターン部2−1−L
7の深さまで達していることになる。
【0044】上記のように内層パターン20−1をV溝
4で切断によって、接続している各内層毎の対応するテ
ストランド間の導通の有無によって、V溝4の加工洩れ
をチェックすると同時にV溝4の適正な加工深さの仕様
を満たしているかどうかの検出を行っている。
【0045】また、本発明の実施の形態例3として、図
8では内層パターン30−1とテストランド3−1−
1、3−2−1の接続にバイアホール11−1−1、1
1−2−1と外層パターン12−1−1、12−1−1
を使用し、以下同様に各内層パターン部と対応するテス
トランドを接続している。
【0046】そして、プリント配線板本体1の表裏の分
割部(V溝加工部)4AにV溝4の加工を行った際、上
記した本発明の実施の形態例2の場合と同様にプリント
配線板本体1の表側では、第1、第2、第3の内層パタ
ーン部2−1−L2、2−1−L3、2−1−L4を切
断し、プリント配線板本体1の裏側では、第8、第7、
第6の内層パターン部2−1−L9、2−1−L8、2
−1−L7を切断する。
【0047】これにより第1の内層パターン部2−1−
L2に接続のテストランド3−1−1、3−2−1間の
導通が無くなるし、同様に第2、第3の内層パターン部
2−1−L3、2−1−L4及び第8、第7、第6の内
層パターン部2−1−L9、2−1−L8、2−1−L
7に接続のテストランド(3−1−2、3−2−2)、
(3−1−3、3−2−3)、(3−1−8、3−2−
8)、(3−1−7、3−2−7)、(3−1−6、3
−2−6)間の導通の有無をチェックし、導通が無けれ
ば第2、第3の内層パターン部2−1−L3、2−1−
L4、第8、第7、第6の内層パターン部2−1−L
9、2−1−L8、2−1−L7が切断され、V溝4が
切断された内層パターン部、すなわち第3の内層パター
ン部2−1−L4及び第6の内層パターン部2−1−L
7の深さまで達していることになる。
【0048】上記のように内層パターン20−1をV溝
4で切断によって、接続している各内層毎の対応するテ
ストランド間の導通の有無によって、V溝4の加工洩れ
をチェックすると同時にV溝4の適正な加工深さの仕様
を満たしているかどうかの検出を行っている。
【0049】図9はプリント配線板構造の製造工程を示
す。
【0050】プリント配線板の製造工程は、印刷配線板
製造工程と組立工程とに区別される。印刷配線板製造工
程では、銅張積層阪(ステップS1)、穴明け(ステッ
プS2)、パターン印刷(ステップS3)、エッチング
(ステップS4)、メッキ(ステップS5)、レジスト
印刷(ステップS6)、シルク印刷(ステップS7)、
外形及びV溝加工(ステップS8)、チェック(ステッ
プ9)、表面処理(ステップ10)の各工程を経て製作
される。第1、第2、第3の内層パターン2−1、2−
2、2−3、内層パターン20−1及びテストランド
(3−1−1、3−2−1)、(3−1−2、3−2−
2)、(3−1−3、3−2−3)、(3−1−4、3
−2−4)、(3−1−5、3−2−5)、(3−1−
6、3−2−6)、(3−1−7、3−2−7)、(3
−1−8、3−2−8)はパターン印刷、エッチング、
メッキの工程で形成され、V溝43は、外形及びV溝加
工工程で行われる。その後、チェック工程でテストラン
ド(3−1−1、3−2−1)、(3−1−2、3−2
−2)、(3−1−3、3−2−3)、(3−1−4、
3−2−4)、(3−1−5、3−2−5)、(3−1
−6、3−2−6)、(3−1−7、3−2−7)、
(3−1−8、3−2−8)間を導通チェックを行いV
溝4の洩れ及び加工深ささの検出を行う。
【0051】また、組立工程では、部品自動搭載(ステ
ップS11)、自動はんだ付け(ステップS12)、後
付け部品取付け(ステップS13)、検査(ステップS
14)を経て電子装置用のプリント配線板構造が製作さ
れる(ステップS15)。なお、プリント配線板部1−
1とダミー部1−2との分割は、後付け部品取付工程で
行われる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るプリント配線板構造によれば、プリント配線板部と
ダミー部との境界部に、基板切離し用の溝部を形成し
て、この溝部で内層パターン部を切断することにより、
内層パターン部で接続されていたテストランド間の導通
がなくなる。このために、溝部の有無の確認ができて、
溝部の加工洩れを防止することができるし、また、溝部
が到達した内層パターン部が切断されるために、各内層
パターン部毎に対応するテストランドの電気的導通の有
無によって溝部の深さを検出することができる。すなわ
ち、該当する適正な値の仕様の深さに対応するテストラ
ンドに電気的導通がなければ、溝部が該当する深さまで
達しており、電気的導通が有れば達してなく、仕様を満
たしてないことになる。
【0053】また、請求項2の発明に係るプリント配線
板構造によれば、上記した請求項1の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、内層パタ一ン部と
テストランドとを非貫通バイアホールで接続することが
できる。
【0054】また、請求項3の発明に係るプリント配線
板構造によれば、上記した請求項1の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、内層パタ一ン部と
テストランドとを貫通バイアホールで接続することがで
きる。
【0055】また、請求項4の発明に係るプリント配線
板構造によれば、上記した請求項1の発明の作用効果と
同様な作用効果を奏し得るばかりか、溝部の深さの安定
度がチェックでき、均一な溝部の深さのプリント配線板
が提供できる。また、プリント配線板の製造工程、プリ
ント回路板の組立工程においても、なんら変わり無く、
経済的に安価で容易なプリント配線阪を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント配線板構造(実施の形態
例1)の一部省略した平面図である。
【図2】図1のA−A´線に沿う断面から見た斜視図で
ある。
【図3】図2のB−B´線に沿う断面から見た内層パタ
ーンとテストランドとの接続状態の説明図である。
【図4】図2のC−C´線に沿う断面から見た内層パタ
ーンとテストランドとの接続状態の説明図である。
【図5】本発明に係るプリント配線板構造(実施の形態
例2)の断面から見た斜視図である。
【図6】図5のD−D´線に沿う断面から見た内層パタ
ーンとテストランドとの接続状態の説明図である。
【図7】図5のE−E´線に沿う断面から見た内層パタ
ーンとテストランドとの接続状態の説明図である。
【図8】内層パターンとテストランドの接続にバイアホ
ールと外層パターンとを使用した説明図である。
【図9】プリント配線板の製造工程のフローチャートで
ある。
【図10】従来のプリント配線板構造の一部省略した平
面図である。
【図11】図7のG−G´線に沿う断面から見た斜視図
である。
【符号の説明】
1 プリント配線板本体 1−1 プリント配線板部 1−2 ダミー部 2−1 第1の内層パターン 2−2 第2の内層パターン 2−3 第3の内層パターン 2−1−L2〜2−1−L9 内層パターン部 3−1−1〜3−1−4 テストランド 3−2−1〜3−2−4 テストランド 4 V溝(溝部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板本体がプリント配線板部
    とこのプリント配線板部から切り離されるダミー部とを
    有するプリント配線板構造において、 前記プリント配線板本体に、前記プリント配線板部と前
    記ダミー部に跨がらせて内層パターンを設けて、この内
    層パターンを、前記プリント配線板本体の所定数の内層
    毎に配線した所定数の内層パターン部で構成し、 前記プリント配線板部と前記ダミー部とに、前記各内層
    パターン部毎に対応するテストランドを配置して、これ
    らテストランドを、その対応する前記内層パターン部に
    それぞれ接続し、前記プリント配線板部と前記ダミー部
    との境界部に、基板切離し用の溝部を形成して、この溝
    部で前記内層パターン部を切断するようにしたことを特
    徴とするプリント配線板構造。
  2. 【請求項2】 前記内層パタ一ン部と前記テストランド
    との接続に非貫通バイアホールを使用した請求項1に記
    載のプリント配線板構造。
  3. 【請求項3】 前記内層パタ一ン部と前記テストランド
    との接続に貫通バイアホールを使用した請求項1に記載
    のプリント配線板構造。
  4. 【請求項4】 前記内層パターン及び前記テストランド
    を、前記プリント配線板部と前記ダミー部との境界部に
    数カ所に分けて配置した請求項1乃至請求項3に記載の
    プリント配線板構造。
JP11108085A 1999-04-15 1999-04-15 プリント配線板構造 Pending JP2000299536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108085A JP2000299536A (ja) 1999-04-15 1999-04-15 プリント配線板構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108085A JP2000299536A (ja) 1999-04-15 1999-04-15 プリント配線板構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000299536A true JP2000299536A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14475504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11108085A Pending JP2000299536A (ja) 1999-04-15 1999-04-15 プリント配線板構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000299536A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158410A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Ibiden Co Ltd プリント配線板及びその製造方法
KR100460674B1 (ko) * 2002-03-15 2004-12-09 주식회사 맥퀸트전자 경사면 배선형 인쇄회로기판
EP1631133A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-01 Synergy Microwave Corporation Visually inspectable surface mount device pad
JP2008181927A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Kyocera Corp 多数個取り配線基板およびその製造方法
JP2009004585A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hitachi Via Mechanics Ltd プリント基板の製造方法及びプリント基板

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158410A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Ibiden Co Ltd プリント配線板及びその製造方法
KR100460674B1 (ko) * 2002-03-15 2004-12-09 주식회사 맥퀸트전자 경사면 배선형 인쇄회로기판
EP1631133A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-01 Synergy Microwave Corporation Visually inspectable surface mount device pad
US7612296B2 (en) 2004-08-31 2009-11-03 Synergy Microwave Corporation Visually inspectable surface mount device pad
JP2008181927A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Kyocera Corp 多数個取り配線基板およびその製造方法
JP2009004585A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Hitachi Via Mechanics Ltd プリント基板の製造方法及びプリント基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101640983B (zh) 印刷电路板盲孔的加工方法
KR101148317B1 (ko) 다층회로기판 및 다층회로기판의 제조방법
US9258885B2 (en) PCB back drill detection method and PCB plating
JP2000299536A (ja) プリント配線板構造
EP1478215A3 (en) Package modification for channel-routed circuit boards
JP2003273484A (ja) 接続構造
JP2005166764A (ja) 多層プリント配線板および多層プリント配線板の製造方法
JPS6143879B2 (ja)
JP2018206789A (ja) 印刷配線板および印刷配線板の製造方法
JP2005268318A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP3206635B2 (ja) 多層印刷配線板
JP2570174B2 (ja) 多層プリント配線板
JP2002198661A (ja) 多層プリント配線板
JPS6038878B2 (ja) 多層印刷配線板のパタ−ン接続構造
JPH01133392A (ja) プリント配線板の製造方法
JPH02237142A (ja) 半導体搭載用基板の製造方法
JPS5814626Y2 (ja) 多層プリント板
JP2008141030A (ja) 積層印刷配線基板
JP2018037430A (ja) 多層プリント基板
JPS63237806A (ja) スル−ホ−ル孔ずまり検出治具
KR20060008498A (ko) 양면 연성회로기판 제조방법
JPH027484Y2 (ja)
JP2006134927A (ja) 段差回路形成方法とその配線基板
JPH0226399B2 (ja)
CN114554731A (zh) Pcb板件的加工制作方法和pcb板件

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees