JP2000297500A - 鉄筋の接続装置 - Google Patents

鉄筋の接続装置

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JP2000297500A
JP2000297500A JP11107876A JP10787699A JP2000297500A JP 2000297500 A JP2000297500 A JP 2000297500A JP 11107876 A JP11107876 A JP 11107876A JP 10787699 A JP10787699 A JP 10787699A JP 2000297500 A JP2000297500 A JP 2000297500A
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shape
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Shigeyuki Hayashi
成行 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋の端部に拡径部を形成した状態で、該鉄
筋の接続を現場において、簡単な構造と操作によって強
固に接続することができる鉄筋の接続装置を提供する。 【解決手段】 端部に拡径頭部Bを設けた鉄筋Aを互い
に接続するための接続装置であって、内部中空となる第
1接続金具11に鉄筋Aが適合して拡径頭部Bが抜け止
め状に係合する幅の第1切溝14を設け、第1接続金具
11に嵌合する第2接続金具12に、該第1接続金具1
1への嵌挿時に第1切溝14に嵌挿した鉄筋Aに嵌合す
る第2切溝16を設け、第1接続金具11の第1切溝1
4に鉄筋Aを嵌挿し、第1接続金具11に第2接続金具
12を嵌合するだけで簡単な構造と操作によって鉄筋A
を強固に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋の端部を互
いに結合するために用いる接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋構造物の構築に用いる鉄筋におい
て、スパイラルフープ筋やTSK(溶接閉鎖型)フープ
筋、スパイラルスターラップ筋、TSK(溶接閉鎖型)
スターラップ筋等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な各種鉄筋は、予め枠状や螺旋状に製作されたものを現
場で用いるため、嵩高くなったり取り扱いが困難とな
り、搬入や現場での使用時の作業能率がわるいという問
題がある。
【0004】そこで、この発明の課題は、鉄筋の端部に
拡径部を形成した状態で、該鉄筋の接続を簡単な構造と
操作によって強固に接続することができ、これを用いる
ことにより、上記のような各種鉄筋を二分割に切断して
端部を接続すれば、上記各種鉄筋のユニット化を実現で
き、配筋作業の能率を向上させることができる鉄筋の接
続装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、端部に拡径頭部を設けた
鉄筋を互いに接続するための接続装置であって、内部中
空となる第1接続金具の対向部分に鉄筋が適合して拡径
頭部が抜け止め状に係合する幅の第1切溝を端部で開放
するように設け、第1接続金具に嵌合する第2接続金具
に、該第1接続金具への嵌挿時に第1切溝に嵌挿した鉄
筋に嵌合する第2切溝を設けた構成を採用したものであ
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1接続金具が角筒形で一組の対向壁に鉤型に屈曲
する切溝を端部で開放するように設け、第2接続金具
が、第1接続金具に対して外嵌し、第1切溝の屈曲方向
に移動自在となる角筒形に形成され、この第2接続金具
の第2切溝が鉤型に屈曲し、第1切溝と第2切溝の内端
で鉄筋を抜け止め状に保持するようにした構成を採用し
たものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、第1接続金具が円筒形で周壁の軸心を挟む対向位置
に鉤型に屈曲する切溝を端部で開放するように設け、第
2接続金具が、第1接続金具に対して外嵌し、回動自在
となる円筒形に形成され、この第2接続金具の第2切溝
が鉤型に屈曲し、第1切溝と第2切溝の内端で鉄筋を抜
け止め状に保持するようにした構成を採用したものであ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、第1接続金具が円筒形で周壁に設けた第1切溝が、
軸方向に沿う貫通部分と、この貫通部分の途中から両側
に分岐した周方向部分とで形成され、第2接続金具が、
第1接続金具に対して外嵌する円筒形に形成され、この
第2接続金具の第2切溝が周壁の両側から軸方向に沿う
直線状に形成され、第1切溝と第2切溝の内端で鉄筋を
抜け止め状に保持するようにした構成を採用したもので
ある。
【0009】請求項5の発明は、端部に拡径頭部を設け
た鉄筋を互いに接続するための接続装置であって、内部
中空となる角筒形の接続金具の対角位置に、鉄筋が適合
して拡径頭部が抜け止め状に係合する幅で一端に拡径頭
部の通過部を有する二組の切溝を設けた構成を採用した
ものである。
【0010】請求項6の発明は、端部に拡径頭部を設け
た鉄筋を互いに接続するための接続装置であって、内部
中空となる角筒形の接続金具に、鉄筋が適合して拡径頭
部が抜け止め状に係合する幅で一端に拡径頭部の通過部
を有する二組の第1切溝を設け、第1接続金具に嵌合す
る角筒形の第2接続金具に、該第1接続金具への嵌挿時
に第1切溝の内端に嵌挿した鉄筋に対して嵌合する第2
切溝を設けた構成を採用したものである。
【0011】請求項7の発明は、端部に拡径頭部を設け
た鉄筋を互いに接続するための接続装置であって、内部
中空となる円筒形の第1接続金具の軸心を挟む対向位置
に、鉄筋が適合して拡径頭部が抜け止め状に係合する幅
で一端に拡径頭部の通過部を有する第1切溝を設け、第
1接続金具に嵌合する円筒形の第2接続金具に、該第1
接続金具への嵌挿時に第1切溝の内端に嵌挿した鉄筋に
対して嵌合する第2切溝を設けた構成を採用したもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0013】図1と図2に示す接続装置の第1の実施の
形態は、長方形の角筒状となる第1接続金具11と、こ
の第1接続金具11に対して外嵌する長方形の角筒状
で、長方形の長さ方向に移動可能となる第2接続金具1
2との組み合わせからなり、この接続装置を用いて互い
に接続せんとする鉄筋Aの端部に拡径頭部Bが形成され
ている。
【0014】なお、互いに接続せんとする鉄筋Aとして
は、スパイラルフープ筋やTSK(溶接閉鎖型)フープ
筋、スパイラルスターラップ筋、TSK(溶接閉鎖型)
スターラップ筋等を例示することができる。
【0015】上記第1接続金具11の一組の対向壁1
3、13に、鉄筋Aが適合して拡径頭部Bが抜け止め状
に係合する幅の第1切溝14が設けられていいる。この
切溝14は対向壁13の端部から軸方向へ直線で進む直
線部14aと、この直線部14aの途中で直角に屈曲し
た屈曲部14bとからなる平面形状を有し、内端が鉄筋
Aの納まる円弧状になっている。
【0016】また、第2接続金具12の対向壁15、1
5にも、鉄筋Aが嵌合し、拡径頭部Bが抜け止め状とな
る幅で、上記第1接続金具11の第1切溝14と逆配置
の鉤型に屈曲する直線部16aと屈曲部16bとからな
る第2切溝16が端部で開放するように対向して設けら
れ、この第2切溝16は対向壁15の端部から軸方向へ
直線で進み、途中で直角に屈曲した平面形状を有してい
る。
【0017】上記第2接続金具12の第2切溝16にお
ける直線部16aは、第1接続金具11に第2接続金具
12を外嵌し、第1接続金具11に対して第2接続金具
12を一端側に寄せたとき、第1接続金具11の第1切
溝14における屈曲部14bに一致する位置関係に設け
られ、第2接続金具12を他端側に移動させたとき、両
切溝14、16の内端で鉄筋Aを抜け止め状に保持する
ようになっている。
【0018】第1の実施の形態で示した接続装置は上記
のような構成であり、拡径頭部Bが形成されている鉄筋
Aの接続を行うには、図1に一点鎖線で示すように、第
1接続金具11の一組の対向壁13に設けた第1切溝1
4にそれぞれ鉄筋Aを、拡径頭部Bが第1接続金具11
内に位置するよう、該切溝14の開口する直線部14a
から挿入してこの切溝14に沿うよう移動させ、屈曲部
14bの内端に位置させる。
【0019】上記第1接続金具11の切溝14にそれぞ
れ鉄筋Aを差し込んだ状態で、両鉄筋Aの間隔を保持す
るため、両鉄筋Aの拡径頭部Bの対向面間に間隔保持部
材31を介在させるようにしてもよい。この間隔保持部
材31は、軸状やブロック状に形成したもので、材質は
金属や合成樹脂、木材等適宜選択すればよい。
【0020】上記の状態で、第2接続金具12を第1接
続金具11に対して一端側に片寄らせて外嵌挿すると、
第2接続金具12の第2切溝16における直線部16a
が上記鉄筋Aに外嵌し、第2接続金具12が第1接続金
具11に丁度嵌合した位置で、該第2接続金具12を他
端側に移動させると、両切溝14、16の屈曲部14b
と16bの内端で鉄筋Aを抜け止め状に保持することに
なる。
【0021】このように、第1接続金具11の対向壁1
3に設けた第1切溝14に両鉄筋Aの拡径頭部Bが抜け
止め方向に係合し、これを第2接続金具12で第1切溝
14に沿って抜けることのないよう保持し、かつ、第2
接続金具12が第1接続金具11を補強することにな
り、図2のごとく、両鉄筋Aは軸方向に引っ張り状態で
強固に接続されることになる。
【0022】次に、図3と図4に示す接続装置の第2の
実施の形態は、第1接続金具11と第2接続金具12を
円筒状にしたものであり、第1接続金具11が円筒形
で、その周壁の軸心を挟む対向位置に、端部から軸方向
へ直線で進む直線部14aと、この直線部14aの途中
で周方向へ直角に屈曲した屈曲部14bとからなる鉤型
の第1切溝14が設けられ、第2接続金具12が、第1
接続金具11に対して外嵌し、回動自在となる円筒形に
形成され、この第2接続金具12の周壁の軸心を挟む対
向位置に、端部から軸方向へ直線で進む直線部16a
と、この直線部16aの途中で周方向へ直角に屈曲した
屈曲部16bとからなり、上記第1切溝14と逆の鉤型
となる第2切溝16が設けられ、第1切溝14と第2切
溝16の内端で鉄筋Aを抜け止め状に保持するようにな
っている。
【0023】第2の実施の形態の接続装置は、上記のよ
うな構成であり、拡径頭部Bが形成されている鉄筋Aの
接続を行うには、第1接続金具11の対向位置に設けた
第1切溝14にそれぞれ鉄筋Aを、拡径頭部Bが第1接
続金具11内に位置するよう、該切溝14の開口する直
線部14aから挿入してこの切溝14に沿うよう移動さ
せ、屈曲部14bの内端に位置させる。
【0024】この後、第2接続金具12を第1接続金具
11に対して一端側から外嵌挿すると、第2接続金具1
2の第2切溝16における直線部16aが上記鉄筋Aに
外嵌し、第2接続金具12が第1接続金具11に丁度嵌
合した位置で、該第2接続金具12を屈曲部16aの方
向に回動させると、両切溝14、16の屈曲部14bと
16bの内端で鉄筋Aを抜け止め状に保持することにな
り、第1接続金具11に設けた第1切溝14に両鉄筋A
の拡径頭部Bが抜け止め方向に係合し、これを第2接続
金具12で第1切溝14に沿って抜けることのないよう
保持し、かつ、第2接続金具12が第1接続金具11を
補強して、図4のように、両鉄筋Aは軸方向に強固に接
続されることになる。
【0025】図5乃至図7に示す接続装置の第3の実施
の形態は、第1接続金具11と第2接続金具12を円筒
状にしたものであり、第1接続金具11が円筒形で周壁
に第1切溝14が、軸方向に沿う貫通部分14cと、こ
の貫通部分14cの途中から両側に分岐した周方向部分
14dとで形成され、第2接続金具12が、第1接続金
具11に対して外嵌する円筒形に形成され、この第2接
続金具12の第2切溝16が周壁の両側から軸方向に沿
う直線状に形成されている。
【0026】この第3の実施の形態では、第1接続金具
11の第1切溝14における貫通部分14cと、第2接
続金具12の第2切溝16が重なることによる強度の低
下を防ぐため、第2接続金具12の第2切溝16が開放
する端部側に別の補強リング17を外嵌するようにして
いる。
【0027】第3の実施の形態の接続装置は、上記のよ
うな構成であり、拡径頭部Bが形成されている鉄筋Aの
接続を行うには、第1接続金具11の第1切溝14の貫
通部分14cに二本の鉄筋Aを互いの拡径頭部Bが対向
する配置で挿入し、一方の鉄筋Aは一方の周方向部分1
4dの内端に、一方の鉄筋Aは他方の周方向部分14d
の内端にそれぞれ位置させ、この後、第2接続金具12
を第1接続金具11に対して一端側から外嵌挿すると、
第2接続金具12の第2切溝16が上記鉄筋Aに外嵌
し、第2接続金具12が第1接続金具11に丁度嵌合し
た位置で、両切溝14、16の内端で鉄筋Aを抜け止め
状に保持することになり、第1接続金具11の対向位置
に設けた第1切溝14に両鉄筋Aの拡径頭部Bが抜け止
め方向に係合し、これを第2接続金具12で第1切溝1
4に沿って抜けることのないよう保持し、かつ、第2接
続金具12に外嵌した補強リング17の補強により、図
6と図7のように、両鉄筋Aは軸方向に強固に接続され
ることになる。
【0028】図8と図9に示す接続装置の第4の実施の
形態は、内部中空となる長方形の角筒状となる接続金具
11だけで形成したものであり、接続金具11の対角位
置に、鉄筋Aが適合して拡径頭部Bが抜け止め状に係合
する幅で一端に拡径頭部Bの通過部14eを有する二組
の切溝14を設け、両切溝14は、拡径頭部Bの通過部
14eが逆向きの配置で対向し、該接続金具11の隣接
する二面に跨がるように配置した構造になっている。
【0029】この第4の実施の形態の接続装置は、上記
のような構成であり、拡径頭部Bが形成されている鉄筋
Aの接続を行うには、接続金具11の両側に鉄筋Aを拡
径頭部Bが通過部14eに適合する配置で臨ませ、この
状態で鉄筋Aを切溝14内に挿入すれば、図9のよう
に、両鉄筋Aは接続金具11を介して軸方向に接続され
ることになる。
【0030】図10と図11に示す接続装置の第5の実
施の形態は、長方形の角筒状となる第1接続金具11
と、この第1接続金具11に対して外嵌する長方形の角
筒状の第2接続金具12との組み合わせからなり、第1
接続金具11には、鉄筋Aが適合して拡径頭部Bが抜け
止め状に係合する幅で一端に拡径頭部Bの通過部14e
を有する二組の第1切溝14を、側面で通過部14eが
連通し、上面と下面にわたって延びる上下逆配置となる
ように設け、第1接続金具11に嵌合する角筒形の第2
接続金具12に、該第1接続金具11への嵌挿時に第1
切溝14の内端に嵌挿した鉄筋Aに対して嵌合する第2
切溝16を一方の開放端で開口するよう設けた構造にな
っている。
【0031】この第5の実施の形態の接続装置は、上記
のような構成であり、拡径頭部Bが形成されている鉄筋
Aの接続を行うには、第1接続金具11の第1切溝14
の部分に二本の鉄筋Aを互いの拡径頭部Bが対向する配
置で挿入し、一方の鉄筋Aは上方に、他方の鉄筋Bは下
方にそれぞれ位置させ、この後、第2接続金具12を第
1接続金具11に対して一端側から外嵌挿すると、第2
接続金具12の第2切溝14が上記鉄筋Aに外嵌し、第
2接続金具12が第1接続金具11に丁度嵌合した位置
で、両切溝14、16の内端で鉄筋Aを抜け止め状に保
持することになり、第1接続金具11の対向壁に設けた
第1切溝14に両鉄筋Aの拡径頭部Bが抜け止め方向に
係合し、これを第2接続金具12で第1切溝14に沿っ
て抜けることのないよう保持し、かつ、第2接続金具1
2が第1接続金具11を補強して、図11のように、両
鉄筋Aは軸方向に強固に接続されることになる。
【0032】図12乃至図14に示す接続装置の第6の
実施の形態は、第1接続金具11と、この第1接続金具
11に対して外嵌する第2接続金具12を円筒状にした
ものであり、第1接続金具11の周壁で軸心を挟む対向
位置に第4の実施の形態と同様の第1切溝14を周方向
に沿って対向状に設け、第2接続金具12に第1接続金
具11への嵌挿時に第1切溝14の内端に嵌挿した鉄筋
Aに対して嵌合する第2切溝16を一方の端部で開口す
るよう設けた構造になっている。
【0033】この第6の実施の形態の接続装置は、上記
のような構成であり、拡径頭部Bが形成されている鉄筋
Aの接続を行うには、接続金具11の両側に鉄筋Aを拡
径頭部Bが通過部14eに適合する配置で臨ませ、この
状態で鉄筋Aを第1切溝14内に挿入し、この後第2接
続金具12を第1接続金具11に対して一端側から外嵌
挿すると、第2接続金具12の第2切溝16が上記鉄筋
Aに外嵌し、図13と図14のように、第2接続金具1
2が第1接続金具11に丁度嵌合した位置で、両切溝1
4、16の内端で鉄筋Aを抜け止め状に保持することに
なる。
【0034】図15は、互いに接続せんとする一対の鉄
筋AとAを、拡径頭部Bの部分で結合し、接続装置との
併用により接続強度の向上を図るための一対の補助金具
21を示し、断面V字状となり、重ね合わせた拡径頭部
Bに対して外嵌する半割り大径部22の両端に、鉄筋A
へ外嵌する半円筒部23を連成した構造になっており、
拡径頭部Bを重ね合わせた一対の鉄筋AとAに補助金具
21を両側から外嵌し、両鉄筋AとAを仮接続した状態
で、たとえば、図1の第1の実施の形態の接続装置にお
ける第1接続金具11の第1切溝14内に挿入し、この
後第2接続金具12を第1接続金具11に対して外嵌挿
する。この場合、第1接続金具11の第1切溝14を設
けた対向壁13、13の間隔は、半割り大径部22の軸
方向高さが丁度納まるように設定しておくことにより、
鉄筋AとAを補助金具21と第1接続金具11及び第2
接続金具12の三者で接続することができる。
【0035】上記各実施の形態で説明した接続装置は、
例えば、スパイラルフープ筋やTSK(溶接閉鎖型)フ
ープ筋、スパイラルスターラップ筋、TSK(溶接閉鎖
型)スターラップ筋の接続に使用することができ、従っ
て、これら鉄筋を二分割してその端部を接続することに
より組み立てるユニット化が可能になり、鉄筋の搬入が
容易となり、現場での配筋が能率よく行え、鉄骨柱は勿
論のこと、鉄骨梁にもスパイラル後方が採用できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、互い
に接続せんとする鉄筋の端部に拡径頭部を設け、第1接
続金具と第2接続金具のそれぞれに、鉄筋が適合して拡
径頭部が抜け止め状に係合する切溝を設けたので、第1
接続金具の切溝に鉄筋を嵌挿し、第1接続金具に第2接
続金具を嵌合するだけで、端部に拡径頭部を設けだ鉄筋
の接続が行え、従って、鉄筋の接続が現場において簡単
に行え、構築物の各部に用いる鉄筋、例えば、スパイラ
ルフープ筋やTSK(溶接閉鎖型)フープ筋、スパイラ
ルスターラップ筋、TSK(溶接閉鎖型)スターラップ
筋等を二分割してその端部の接続に使用することによ
り、これら鉄筋のユニット化が可能になり、鉄筋の配筋
作業の省力化と能率向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続装置の第1の実施の形態を示す分解斜視図
【図2】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断面図
【図3】接続装置の第2の実施の形態を示す分解斜視図
【図4】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断面図
【図5】接続装置の第3の実施の形態を示す分解斜視図
【図6】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断正面図
【図7】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断側面図
【図8】接続装置の第4の実施の形態を示す分解斜視図
【図9】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断面図
【図10】接続装置の第5の実施の形態を示す分解斜視
【図11】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断面図
【図12】接続装置の第6の実施の形態を示す分解斜視
【図13】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断側面図
【図14】同上を用いた鉄筋接続状態の縦断正面図
【図15】接続装置に組み合わせ使用する補助金具の分
解斜視図
【符号の説明】
11 第1接続金具 12 第2接続金具 13 対向壁 14 第1切溝 15 対向壁 16 第2切溝 A 鉄筋 B 拡径頭部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に拡径頭部を設けた鉄筋を互いに接
    続するための接続装置であって、内部中空となる第1接
    続金具の対向部分に鉄筋が適合して拡径頭部が抜け止め
    状に係合する幅の第1切溝を端部で開放するように設
    け、第1接続金具に嵌合する第2接続金具に、該第1接
    続金具への嵌挿時に第1切溝に嵌挿した鉄筋に嵌合する
    第2切溝を設けたことを特徴とする鉄筋の接続装置。
  2. 【請求項2】 第1接続金具が角筒形で一組の対向壁に
    鉤型に屈曲する切溝を端部で開放するように設け、第2
    接続金具が、第1接続金具に対して外嵌し、第1切溝の
    屈曲方向に移動自在となる角筒形に形成され、この第2
    接続金具の第2切溝が鉤型に屈曲し、第1切溝と第2切
    溝の内端で鉄筋を抜け止め状に保持するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の鉄筋の接続装置。
  3. 【請求項3】 第1接続金具が円筒形で周壁の軸心を挟
    む対向位置に鉤型に屈曲する切溝を端部で開放するよう
    に設け、第2接続金具が、第1接続金具に対して外嵌
    し、回動自在となる円筒形に形成され、この第2接続金
    具の第2切溝が鉤型に屈曲し、第1切溝と第2切溝の内
    端で鉄筋を抜け止め状に保持するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の鉄筋の接続装置。
  4. 【請求項4】 第1接続金具が円筒形で周壁に設けた第
    1切溝が、軸方向に沿う貫通部分と、この貫通部分の途
    中から両側に分岐した周方向部分とで形成され、第2接
    続金具が、第1接続金具に対して外嵌する円筒形に形成
    され、この第2接続金具の第2切溝が周壁の両側から軸
    方向に沿う直線状に形成され、第1切溝と第2切溝の内
    端で鉄筋を抜け止め状に保持するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の鉄筋の接続装置。
  5. 【請求項5】 端部に拡径頭部を設けた鉄筋を互いに接
    続するための接続装置であって、内部中空となる角筒形
    の接続金具の対角位置に、鉄筋が適合して拡径頭部が抜
    け止め状に係合する幅で一端に拡径頭部の通過部を有す
    る二組の切溝を設けたことを特徴とする鉄筋の接続装
    置。
  6. 【請求項6】 端部に拡径頭部を設けた鉄筋を互いに接
    続するための接続装置であって、内部中空となる角筒形
    の第1接続金具に、鉄筋が適合して拡径頭部が抜け止め
    状に係合する幅で一端に拡径頭部の通過部を有する二組
    の第1切溝を設け、第1接続金具に嵌合する角筒形の第
    2接続金具に、該第1接続金具への嵌挿時に第1切溝の
    内端に嵌挿した鉄筋に対して嵌合する第2切溝を設けた
    ことを特徴とする鉄筋の接続装置。
  7. 【請求項7】 端部に拡径頭部を設けた鉄筋を互いに接
    続するための接続装置であって、内部中空となる円筒形
    の第1接続金具の軸心を挟む対向位置に、鉄筋が適合し
    て拡径頭部が抜け止め状に係合する幅で一端に拡径頭部
    の通過部を有する第1切溝を設け、第1接続金具に嵌合
    する円筒形の第2接続金具に、該第1接続金具への嵌挿
    時に第1切溝の内端に嵌挿した鉄筋に対して嵌合する第
    2切溝を設けたことを特徴とする鉄筋の接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112942685A (zh) * 2021-02-07 2021-06-11 哈尔滨工业大学 用于纤维增强树脂复合材料杆的新型锚固系统及锚固方法

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