JP2000297155A - カーボネート基又は(メタ)アクリロイル基含有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサン及びその使用 - Google Patents

カーボネート基又は(メタ)アクリロイル基含有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサン及びその使用

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JP2000297155A JP2000063773A JP2000063773A JP2000297155A JP 2000297155 A JP2000297155 A JP 2000297155A JP 2000063773 A JP2000063773 A JP 2000063773A JP 2000063773 A JP2000063773 A JP 2000063773A JP 2000297155 A JP2000297155 A JP 2000297155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先行技術のポリエステルで変性されたポリシ
ロキサンの欠点の回避 【解決手段】 本発明はカーボネート基含有の、線状ポ
リエステルで変性されたポリシロキサン、及びその被覆
用の、特に放射線硬化性被覆用の添加剤としての使用に
関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボネート基含
有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサン及
び被覆中での添加剤としてのその使用に関する。
【0002】本発明による化合物は、これを添加した被
覆のレベリングを促進し、付着防止特性を生じさせ、か
つ滑り特性及び引掻抵抗性を高める。
【0003】
【従来の技術】本発明の範囲内で被覆とは特に塗料であ
る。この塗料は多様な種類に調整することができる、従
って、透明塗料、顔料添加されたか又は着色剤を添加し
た塗料であることができる。この塗料は液相として有機
溶剤及び/又は水を含有することができ、このことは使
用する結合剤に依存して先行技術として公知である。し
かしながら、本発明による塗料は、液相を必ずしも含む
必要はなく、いわゆる粉末塗料であっても良い。同様に
この塗料は通常の先行技術に該当する添加剤、例えば湿
潤剤及び分散剤、充填剤、消泡剤などを含有することも
でき、かつ多様な先行技術による方法で硬化することが
できる。特に有利に、本発明による化合物は熱硬化性塗
料に使用することができ、その際、カーボネート基含有
の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンは3
00℃までの硬化条件下で特に安定である。
【0004】一般に、防汚表面を達成するため又はこの
表面の滑り特性及び引掻抵抗を改善するために、ポリシ
ロキサンが被覆材料、例えば塗料に添加されることは公
知である。一方、多数のポリシロキサン及び有機変性さ
れたシロキサンも市場に定着している。特にポリオキシ
アルキレン変性ポリシロキサンは、表面特性の最適化の
ための添加剤として評価されている。しかしながら、ポ
リオキシアルキレンは150℃以上の温度で酸素の影響
下では安定でない。次いで始まるポリマー鎖の分解は、
頻繁に十分に有機変性されていないポリシロキサンの遊
離により被覆材料中でもしくは特に被覆材料の表面で障
害を引き起こす。これには、アルキレン変性又はオキシ
アルキレン変性されたシロキサンと比較してポリエステ
ル変性されたシロキサンの一般に公知の高い熱安定性を
利用する場合に対処できることが、例えばI. Yilgoer,
J.E. McGrath, Adv. Polym. Sci., 86, 1 (1988)に記載
されている。
【0005】多数の刊行物は結合剤の製造のための通常
の場合に分枝したシリコーン変性ポリエステルの製造及
び使用を記載している。このような化合物は通常の場合
に反応性の基を含有し、この基は全体の混合物に架橋反
応、ひいては硬化反応する能力を付与する。この官能基
は、例えば米国特許第5552223号明細書に教示さ
れているように頻繁にケイ素結合している。このような
シリコーン変性された結合剤は本発明において記載され
たカーボネート基を含有し、線状ポリエステルで変性さ
れたポリシロキサンと比較することができない、それと
いうのもこの化合物は固有の種類の結合剤を形成し、少
量で有効な添加剤としては使用されないためである。
【0006】同様な多様性は、例えば欧州特許出願公開
第0146827号明細書に記載されているように、エ
ラストマー及び熱可塑性樹脂としてのシリコーンポリエ
ステルの製造及び使用に関して見られる。ここに記載さ
れたポリシロキサン−ポリエステル−ブロックコポリマ
ーは、付形するプラスチックとしてのさらなる使用のた
めのその機械的特性に関して最適化されており、同様に
意味的にも、その作用からも、本発明に記載されたカー
ボネート基含有の、線状ポリエステルで変性されたポリ
シロキサンとは比較できない。
【0007】線状の、ブロック状の構造の、線状ポリエ
ステルで変性されたポリシロキサンの製造は、例えばド
イツ国特許出願公開第3427208号明細書に記載さ
れたように、アルケニル官能性ポリエステルセグメント
とヒドロシリル官能性ポリシロキサンとの間の連結を達
成するために、通常のようにヒドロシリル化によって行
われる。ここでは、しかしながらヒドロシリル化反応の
ために適したアルケニル官能性ポリエステルセグメント
の煩雑な製造が欠点として挙げられている。
【0008】線状の、ブロック状の構造の、線状ポリエ
ステルで変性されたポリシロキサンの他の製造方法はこ
のような欠点はなく、かなり以前からすでに先行技術で
ある。例えばクロロ−又はジメチルアミノ官能性ポリシ
ロキサンの、線状ポリエステルで変性されたポリシロキ
サンへの反応は、ドイツ国特許出願公開第200194
5号明細書に記載されている。同様に、ドイツ国特許出
願公開第3502928号明細書に記載されているよう
にカルボキシル官能性ポリシロキサンから出発すること
もできる。
【0009】このような材料の製造のために、例えばま
ず線状の、アミノアルキル官能性ポリシロキサンをジカ
ルボン酸ジアルキルエステルと反応させる。この反応
は、アミド架橋を介して結合した、線状のα,ω−アル
キルカルボキシレート官能化されたポリシロキサンを形
成し、次いでこのポリシロキサンを線状ジオール及び線
状ジカルボン酸ジアルキルエステルとさらに反応させ
る。ドイツ国特許出願公開第3427208号明細書及
びドイツ国特許出願公開第3535283号明細書に
は、同様にヒドロキシ官能性ポリシロキサンから出発し
て、他のジオール成分及びカルボン酸(誘導体)との直
接的な縮合反応もしくは付加反応により線状の、ブロッ
ク状の構造の、線状ポリエステルで変性されたポリシロ
キサンを製造することもできることが記載されている。
【0010】米国特許第5488123号明細書も極め
て同様なことを記載している。ここでは線状ヒドロキシ
アルキルポリシロキサンから出発し、縮合反応の意味で
260℃までの最終温度でジオール及びジカルボン酸
(誘導体)を添加しながら、(AB)nA−タイプの純
粋にランダムに分布した重縮合体を製造している。
【0011】重縮合反応もしくは重付加反応を用いるこ
の上記の方法は、特に、部分的に高価な又は入手困難な
ポリシロキサン誘導体を使用する点で、及び得られる生
成物の優れた固有色の関連で260℃までの温度の点で
著しい欠点がある。低温での反応及び短い反応時間を予
定した方法は、不均一に分散したポリシロキサンブロッ
ク及びポリエステルブロックのために不均質なポリマー
を形成しやすい。このことは、相応するポリエステルの
濃度が高い付加物の他に、比較的わずかな変性度を有す
るシロキサン濃度の高い付加物が形成される結果とな
る。この種の不均質な生成物は、特に混合の問題及び被
覆の表面の損傷の点で不十分な適用特性を示す。
【0012】この問題は、α,ω−ヒドロキシカルボン
酸もしくはそのラクトンの使用によって回避できる、そ
れというのもポリエステル構成単位の有効な単官能性に
基づき、反応は制御可能に進行し、意図的にA−B−A
−ポリエステル−ポリシロキサン−ポリエステル−トリ
ブロックコポリマーが生じるためである。特に、ポリカ
プロラクトン−ポリシロキサン−ポリカプロラクトン−
シリコーンポリエステルは、例えばI. Yilgoer, J.E. M
cGrath, Adv. Polym. Sci., 86, 1 (1988)に見られるよ
うに集中的に試験されていた。相応する生成物は市販さ
れており自由に入手可能である(例えば、Tegomer (R)
HSi-6420及びHS-6440, Th. GoldschmidtAG, Essen)。
包括的には欧州特許第0208734号明細書、ドイツ
国特許出願公開第3427208号明細書及びドイツ国
特許出願公開第3535280号明細書にはラクトンの
ヒドロキシ官能性ポリシロキサン及びヒドロキシ官能性
ポリオキシアルキレンポリシロキサンへの開環重合の多
様な可能性が示されている。この合成のためにさ、線状
ヒドロキシアルキルポリシロキサンから出発し、このシ
ロキサンはα,ω−ヒドロキシカルボン酸もしくはその
誘導体(例えばε−カプロラクトン)と反応させられ
る。この一連の合成の(十分に正確なA−B−A−トリ
ブロックコポリマーの構築が可能であるα,ω−ヒドロ
キシカルボン酸及びその誘導体の使用の)著しい利点
は、同時にその基本的な欠点でもある、それというのも
理論的にはポリエステル原料としてのこのα,ω−ヒド
ロキシカルボン酸及びその誘導体に制限されるためであ
る。従って、このα,ω−ヒドロキシカルボン酸及びそ
の誘導体の市場での入手性によりこの合成計画の価値が
左右される、それというのもわずかな原料で間に合わせ
なければならず、それにより特注の化合物の特別な用途
のための製造に著しく制限されるためである。
【0013】特に可変の合成計画を追求するために、仕
上がったポリシロキサンブロック及びポリエステルブロ
ックから出発して、連結する単位を両方の構成要素の結
合のために利用することができる。例えば、それぞれヒ
ドロキシアルキル官能性のポリシロキサン並びにポリエ
ステルから出発する場合、多数の潜在的な連結要素が可
能である。例えば、ジカルボン酸及びその誘導体、ビス
エポキシ化合物及びジイソシアネートが挙げられる。こ
の連結要素の根本的な欠点は、ジカルボン酸及びその誘
導体の場合に上記した高い温度及び不均一な生成物を生
じる問題となる反応の進行である。ジカルボン酸無水
物、例えばピロメリト酸無水物は、低温で反応するが、
しかしながら全体の分子を不所望に酸性化してしまう。
連結要素としてビスエポキシドの場合、付加の際に生じ
る第2級ヒドロキシル基の反応性を抑制できず、架橋構
造が生じてしまう。低分子量のジイソシアネートは毒物
学的に懸念があり、工業的規模で費用をかけて制御しな
ければならない。毒物学的に懸念のない、保護された及
び/又は高分子量の誘導体は、高温を必要として不所望
な副反応(例えばアロファネート形成により)が架橋を
引き起こすか、又は比較的高分子量のジイソシアネート
の構造的な影響が製造されたポリエステルシロキサンの
全体の特性に著しく影響してしまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】意外にも、カーボネート
基を含有する、線状ポリエステルで変性されたポリシロ
キサンは、上記の欠点を示さず、このポリシロキサンは
記簡単に炭酸エステルをヒドロキシ官能性ポリシロキサ
ンセグメント及びポリエステルセグメントとの反応によ
り製造できることが見出された。
【0015】この場合、市販の豊富に入手可能なポリエ
ステルブロックを使用することにより、ポリシロキサン
の著しく経済的でかつ多様な変性が可能である。こうし
て得られた生成物は、さらに特にわずかな固有色及び優
れた応用技術的有効性により優れている。
【0016】ポリカーボネート−ポリシロキサン−ブロ
ックコポリマーの製造のためのポリシロキサンと炭酸誘
導体との間の反応は先行技術である。これは特に、欧州
特許出願公開第0764676号明細書及び米国特許第
5608026号明細書に記載されている。こうして製
造されたポリカーボネート−ポリシロキサン−ブロック
コポリマーは、次の一般構造:
【0017】
【化2】
【0018】[式中、Aは2価の分枝又は線状の、脂肪
族、環式脂肪族又は芳香族の、場合によりヘテロ原子を
含有していても良い有機基を表し、aは少なくとも3の
数を表す]で示される全ての相互に直接結合したカーボ
ネートセグメントを含有する。
【0019】通常の場合、ジオールのホスゲン又は環式
カーボネートへの求核置換により得られたポリカーボネ
ートセグメントは、所望の特性像を達成するために、常
に全体の分子の本質的な構成成分である。
【0020】それに対して、本発明の対象は、一般式
I:
【0021】
【化3】
【0022】[式中、R1はCH3又はR4−O−CO−
O−R5であり、R2はCH3又はR3であり、R3は、1
〜24個の炭素原子を有するアルキル基であり(この場
合、このアルキル基の25mol%までフェニル基及び
/又はフェニル−アルケニル基により置き換えられてい
てもよく、その際、アルケニル基は2〜4個の炭素原子
を含有することができる)、R4は(CH2n又は(C
2n−O−(CH2mを表し、n、mは2〜20であ
り、R5は少なくとも3つの−CO−O−及び/又は−
O−CO−基を含有し、多くとも1個のチェレビッチノ
フ−水素原子を有しかつ200〜5000の平均分子量
nを有する脂肪族及び/又は環式脂肪族及び/又は芳
香族ポリエステル基であり、R6はCH3又はR4−O−
CO−O−R5を表し、xは3〜300であり、yは0
〜50であり、その際、平均的分子は少なくとも1個の
4−O−CO−O−R5を含有し、かつ基R4−O−C
O−O−R5の数対数xは1:2〜1:50である]で
示されるカーボネート基含有の、線状ポリエステルで変
性されたポリシロキサンである。
【0023】有利にR1は1〜18個の炭素原子を有す
るアルキル基を表す。
【0024】さらに、基R5中の基−CO−O−及び/
又は−O−CO−は2価の、場合によりエーテル基を含
有する、2〜12個の炭素原子を有する炭化水素基によ
り結合しているのが有利である。
【0025】本発明のもう一つの対象は、(メタ)アク
リロイル基含有の、線状ポリエステルで変性されたポリ
シロキサン並びに放射線硬化性被覆材料(strahlenhaer
tende Beschichtungsstoff)用の添加剤としてのその使
用であり、このポリシロキサンは有利に、前記の変性シ
ロキサンを(メタ)アクリル酸もしくは(メタ)アクリ
ル酸誘導体を用いて酵素触媒によるエステル化又はエス
テル交換により得られる。
【0026】さらに、本発明の対象はカーボネート基含
有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンの
被覆剤用添加剤としての使用である。
【0027】本発明の線状ポリエステルで変性されたポ
リシロキサンの本質的な特徴は、オルガノポリシロキサ
ン及び線状ポリエステルの選択によって決定される。炭
酸エステルは、全般的な連結要素として用いられ、この
連結要素によって冒頭に記載された特別な利点が達成さ
れる。
【0028】本発明の場合、連結のために使用される炭
酸エステルは次の構造:
【0029】
【化4】
【0030】[式中、R′及びR″は同じ又は異なって
いてもよく、1〜24個の炭素原子を有する有機基であ
ることができる]を示す。
【0031】同様に、本発明により使用される炭酸エス
テルは次のような一般的環状構造であっても良い:
【0032】
【化5】
【0033】[式中、R″′は1〜24個の炭素原子を
有する有機基を表すことができる]。
【0034】本発明により記載されたカーボネート基含
有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンを
製造するために、例えば次の式により例示されるような
官能性シロキサンを反応させる。
【0035】
【化6】
【0036】ポリエステル成分として市販の入手しやす
い、ジオール及びジカルボン酸もしくはその誘導体の公
知の縮合反応により得られる、α,ω−ヒドロキシ官能
性の線状ポリエステルを使用することができる。このよ
うな生成物は、例えばOxyester(R) (Huels)、Desmoph
en(R) (Bayer AG)及びFomrez(R)(Witco)の商品名で
得ることができる。しかしながら、例えば次のような
式:
【0037】
【化7】
【0038】[式中、Aは2価の有機基を表す]により
例示されるα,ω−ヒドロキシ官能性の線状ポリエステ
ルを反応させることもできる。このポリエステルは例え
ばPlaccel(R)-200(Daicel Chemical Industries, Lt
d.)、Capa(R)(Interox)及びTone(R)(Union Carbide
Corp.)商品名で得ることができる。
【0039】従って、容易に入手可能であるか又は必要
な場合に問題なく製造可能な多数のポリエステルから特
別な適用技術的要求に従って、それぞれの使用目的に合
わせた適用技術的特性を生じる原料もしくはその組み合
わせを選択することができる。
【0040】炭酸エステルの反応性に基づき、反応は著
しく均一に進行し、常に均質な生成物が生じる。115
℃の温度で作業できることは、要求の多い顔料添加して
いない被覆に対して要求されるように、こうして得られ
たカーボネート基を含有する、線状ポリエステルで変性
されたポリシロキサンの特に僅かな固有色の点で特に利
点である。
【0041】こうして製造されたカーボネート基含有
の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンは、
末端ヒドロキシル基を有しており、この基はさらに反応
させることができる。これは自体公知の方法により、例
えば飽和又は不飽和のカルボン酸及びその誘導体、イソ
シアネート、シリル化試薬又はアルキレンオキシドと反
応させることにより実施することができ、このことは例
えばドイツ国特許出願公開第3535283号明細書に
記載されている。
【0042】このさらなる変性は、被覆材料中に持続的
に一緒に反応することができる本発明による化合物の反
応性誘導体を製造する目的であり、これは例えば放射線
硬化性被覆の場合には(メタ)アクリル酸エステルの形
成により達成できる。このような(メタ)アクリル酸エ
ステルの製造は、特に有利に、(メタ)アクリル酸及び
そのアルキルエステルを用いて、ヒドロキシ官能性カー
ボネート基を含有する、線状ポリエステルで変性された
ポリシロキサンのエステル化反応及びエステル交換反応
により行われる。先行技術に相当する触媒の他に、エス
テル化及び/又はエステル交換を促進する特別な酵素を
触媒として使用することもできる。
【0043】また、もちろん、他の構成成分を有する本
発明による化合物と、被覆材料との反応を、ヒドロキシ
ル基の飽和により回避する目的で、他の変性を行うこと
ができ、これは例えば酢酸エステルの形成により達成す
ることができる。この種の変性は例えばドイツ国特許出
願公開第3427208号明細書に記載されている。
【0044】末端基の変性の種類に応じて、適用技術特
性、例えば上塗り適合性を広範囲に変化させることがで
き、このことは例えば次の試験によっても示すことがで
きる。
【0045】被覆に添加される、カーボネート基含有
の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンの量
は、レベリングの促進及び滑り特性の向上の所望の効果
を達成するために、著しく僅かであることができる。例
えば被覆の総質量に対して0.01質量%の添加量で十
分な効果が示される。しかしながら、有利な使用濃度は
被覆の総質量に対して0.05〜5質量%である。
【0046】
【実施例】次の実施例につき本発明を詳説する。特に表
中に示した値は、先行技術の生成物と比較して本発明に
よる生成物が、結合要素として炭酸エステルの利用下で
可変の合成計画の点で利点を有するだけでなく、全体と
してその特性においても適用技術的に優れていることを
示している。
【0047】製造例 例1 撹拌機、塔及び塔頂を備えた反応容器中で、トルエン1
58g、平均的な一般式:
【0048】
【化8】
【0049】で示されるポリシロキサン44.9g(5
0mmol)に、Desmophen(R) 1695(Bayer AG社の市
販生成物、アジピン酸/ヘキサンジオールをベースとす
る線状α,ω−OH−官能性ポリエステル、OH価=1
11mg KOH/g)101.1g(100mmo
l)及びジエチルカーボネート11.9g(100mm
ol)を添加し、115℃に加熱した。少量ずつチタン
テトライソプロピレート1.6g(出発物質に対して1
質量%)を添加した。10時間の反応時間の間に、合計
でトルエン/エタノール混合物72gが留去された。反
応混合物は完全に均質であった。50℃に冷却し、リン
酸水素二ナトリウムの20%水溶液25gを添加し、1
5分間攪拌した。引き続き、水及びトルエンを留去し、
生成物を室温で濾過した。無色透明の、オルガノポリシ
ロキサンで変性された線状ポリエステル119gが得ら
れた。この分光データ(1H−、13C−、29Si−NM
R)は予想値に一致した。GPCによってMw=483
9及びMn=2082Dが測定された。
【0050】例2 例1によって得られた、オルガノポリシロキサンで変性
された、線状ポリエステル(OH価=52mg KOH
/g)27.5gをトルエン54g中に溶かし、45℃
に加熱した。無水酢酸4.7gを添加し、2時間60℃
で攪拌した。真空(6mm Hg)にした後、90分
間、塔底温度120℃まで生じた酢酸、過剰量の無水酢
酸及びトルエンを留去した。無色透明の、オルガノポリ
シロキサンで変性された線状ポリエステル28gが得ら
れた。こうして得られた生成物は1H−NMRにより7
0%のアセチル化度を示した。
【0051】例3 撹拌機、塔及び塔頂を備えた反応容器中で、トルエン3
14g、平均的な一般式:
【0052】
【化9】
【0053】のポリシロキサン157.0g(175m
mol)にCapa(R) 200(Solvay AG社の市販品、ε−カ
プロラクトンをベースとするα,ω−OH−官能性ポリ
エステル、OH価=213mg KOH/g)184.
5g(350mmol)及びジエチルカーボネート4
1.4g(350mmol)を添加し、115℃に加熱
した。少しずつチタンテトライソプロピレート5.7g
(出発物質に対して1.5質量%)を添加した。13時
間の反応時間の間に、合計で79gのトルエン/エタノ
ール混合物が留去された。反応混合物は完全に均質であ
った。60℃に冷却し、リン酸水素二ナトリウムの20
%水溶液50gを添加し、15分間攪拌した。引き続
き、水及びトルエンを留去し、生成物を室温で濾過し
た。無色透明の、オルガノポリシロキサンで変性した線
状ポリエステル335gが得られた。分光データ(1
−、13C−NMR)は予想値と一致した。GPCによっ
てMw=7752及びMn=3735Dが測定された。
【0054】例4 例3によって得られた、オルガノポリシロキサンで変性
された、線状ポリエステル(OH価=52mg KOH
/g)80gをトルエン80g中に溶かし、45℃に加
熱した。無水酢酸16.0gを添加し、6時間100℃
で攪拌した。真空(3mm Hg)にした後、90分
間、塔底温度100℃まで生じた酢酸、過剰量の無水酢
酸及びトルエンを留去した。無色透明の、オルガノポリ
シロキサンで変性された線状ポリエステル83gが得ら
れた。こうして得られた生成物は1H−NMRにより9
7%のアセチル化度を示した。
【0055】適用例 例1〜4に記載された、線状ポリエステルで変性された
本発明によるポリシロキサンを、次に実施する2つの実
地に即した塗料系1〜2において試験し、その際、ちょ
うど0.01%〜2%、有利に1%より少ない添加量の
線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンが所望の
効果を示したことが確認された。
【0056】それに比べて、他の3種のシロキサンポリ
マー1、2及び3を試験した。
【0057】シロキサンポリマー1=ε−カプロラクト
ンのヒドロキシアルキルポリシロキサンへの直接付加に
より得られたポリカプロラクトン−ポリシロキサン−コ
ポリマー、シロキサンポリマー2=ポリオキシアルキレ
ン−ポリシロキサン−コポリマー、シロキサンポリマー
3=α,ω−アルコキシポリシロキサン及びヘキサンジ
オール/アジピン酸をベースとするポリエステルからな
る縮合生成物。
【0058】試験基準として、滑り抵抗の減少及び中間
層付着を試験した。滑り抵抗の測定は、Altec社の市販
の装置を用いて実施した。この滑り抵抗はセンチニュー
トン(cN)で記載した。中間層付着は、箱形ブレード
(50μm)を用いて上塗りし引き続き格子切り込みに
よって評価した。
【0059】 塗料1における試験 次の組成: Uralac SN 808 S2G3-50(DSM Resins, BV) 75.5質量% Uramex BR 892 (DSM Resins, BV) 12.0質量% Solvesso 150 10.0質量% ブチルグリコール 2.5質量% の実地に即した透明塗料を使用した。この添加物を全調
製物に対して0.1質量%の作用物質含有量で混入(2
000rpmで2分間)し、アルミニウム板上に24μ
mの湿潤被膜厚でブレード塗布した。この塗膜をまず2
0℃で5分間、引き続き180℃で10分間乾燥した。
乾燥後の塗膜厚は5〜7μmであった。
【0060】塗布条件及び乾燥条件を得ながら上塗りし
た。
【0061】結果:
【0062】
【表1】
【0063】 評価: 格子切込 : 0=良好な付着、剥離なし 1=所々に軽度の剥離 2=一般的に軽度の剥離 3=中程度の剥離 4=著しく剥離 5=実際に付着せず 塗料系2における試験 次の組成: Synolac 153 S; Solvesso 150中で60%(Cray Valley) 38.8質量% Kronos 2310 (Kronos) 29.4質量% Maprenal MF 980/62B(Hoechst AG) 10.6質量% Solvesso 150 17.0質量% ブチルグリコール 4.2質量% の実地に即した顔料添加したコイル被覆塗料を使用し
た。
【0064】この添加物を全調製物に対して0.2質量
%の作用物質含有量で混入(2000rpmで2分間)
し、アルミニウム板上に24μmの湿潤被膜厚でブレー
ド塗布した。この塗膜をまず250℃で5分間乾燥し
た。乾燥後の塗膜厚は9〜12μmであった。
【0065】塗布条件及び乾燥条件を得ながら上塗りし
た。
【0066】結果:
【0067】
【表2】
【0068】 適用技術的結果は、本発明による例が特に添加した塗料
の滑り特性を劇的に高め、かつ使用したポリエステル成
分及びシロキサン成分の選択により、これらの成分の本
発明によるカーボネート基を介した連結との組み合わせ
て及びカーボネート基含有の、線状ポリエステルで変性
されたポリシロキサンの意図的な選択により、一致した
種類の適用技術的特性を意図的に制御可能に得られるこ
とが示された。
【0069】このことは、特に塗料系2における試験に
おいて、本発明による末端のヒドロキシル基を含有する
例1及び3が、明らかに悪化した上塗り適合性を生じる
ことが顕著に示されている。基本構造が例1及び3と同
一である本発明による例2及び例4は、それに対して末
端アセチル基を有し、問題ない上塗り適合性を示す。こ
の2つのことは適用技術的に所望であり、利点である:
第1は例えば、他の塗料層での濡れが困難にするか又は
不可能にするいわゆるアンチグラフィティ塗料(Antigr
affiti-Lacke)であり、第2は多層塗料系の製造に関し
て又はこのような塗料の意図的な印刷の製造に関する。
【0070】ここで立証された上塗り適合性についての
優れた差異は、当業者に公知のように、主にカーボネー
ト基含有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキ
サンの特性、被覆材料と継続的に反応するか又は不活性
であるか、従ってそれにより向上する流動性により新規
に形成された表面上で常に濃度が増加するかどうかによ
り左右される。
【0071】可変の合成原理に基づき反応性基を意図的
に導入することにより(この場合特に(メタ)アクリロ
イル基が優れている)このようなカーボネート基含有
の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサンの使
用領域が有利に放射線硬化性被覆系にまで広げることが
できる。ここでこのような本発明による化合物は被覆材
料と継続的に反応し、それにより放射線硬化性被覆内で
の永続的固定が生じる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 183/10 C09D 183/10 201/00 201/00 C12P 9/00 C12P 9/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、R1はCH3又はR4−O−CO−O−R5、R2
    はCH3又はR3、R3は1〜24個の炭素原子を有する
    アルキル基、この場合、このアルキル基の25mol%
    までがフェニル基及び/又はフェニルアルケニル基によ
    り置き換えられていてもよく、その際、アルケニル基は
    2〜4個の炭素原子を含有することができ、R4は(C
    2n又は(CH2n−O−(CH2mを表し、n、m
    は2〜20であり、R5は、多くとも1個のツェレウィ
    チノフ水素原子を有し、かつ200〜5000の平均分
    子量Mnを有する、少なくとも3個の−CO−O−基及
    び/又は−O−CO−基を含有する脂肪族及び/又は環
    式脂肪族及び/又は芳香族ポリエステル基を表し、R6
    はCH3又はR4−O−CO−O−R5を表し、xは3〜
    300であり、yは0〜50であり、かつ、この場合、
    平均的分子は少なくとも1個のR4−O−CO−O−R5
    を含有し、基R4−O−CO−O−R5の数対数xは1:
    2〜1:50の割合にある]で示されるカーボネート基
    含有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサ
    ン。
  2. 【請求項2】 R1は1〜18個の炭素原子を有するア
    ルキル基を表す、請求項1記載のカーボネート基含有
    の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサン。
  3. 【請求項3】 基R5中で基−CO−O−及び/又は−
    O−CO−は、2価の、場合によりエーテル基含有の2
    〜12個の炭素原子を有する炭化水素基により結合して
    いる、請求項1及び2記載のカーボネート基含有の、線
    状ポリエステルで変性されたポリシロキサン。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項記載
    の変性シロキサンを、(メタ)アクリル酸もしくは(メ
    タ)アクリル酸誘導体を用いて、有利に酵素による触媒
    作用によってエステル化又はエステル交換することによ
    り得られた、(メタ)アクリロイル基含有の、線状ポリ
    エステルで変性されたポリシロキサン。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのカーボネート基含
    有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサン
    の、被覆用の添加剤としての使用。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の(メタ)アクリロイル基
    含有の、線状ポリエステルで変性されたポリシロキサン
    の、放射線硬化性被覆用の添加剤としての使用。
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