JP2000296836A - 紙製包装用容器 - Google Patents
紙製包装用容器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外側枠体の内部上方に、内側枠体を外側枠体
の傾斜により保持するようにした。 【解決手段】 外側底面部21、対向する外側前面部2
2と外側後面部23、及び対向する左右の外側側面部2
4とからなる外側枠体2と、内側底面部31、対向する
内側前面部32と内側後面部33、及び対向する左右の
内側側面部34とからなる上面が開放する内側枠体3と
からなり、前記外側枠体3の対向する外側前面部22と
外側後面部23、及び対向する左右の外側側面部24の
内のいずれか一方若しくは両方が外側底面部21から開
放する上面に向かって幅広になるように傾斜し、前記内
側枠体3の対向する内側前面部32と内側後面部33、
及び対向する左右の内側側面部34のいずれか一方若し
くは両方が前記外側枠体3の上部の内面傾斜と一致し、
内側枠体3を外側枠体2の上部に嵌め込んだ状態で、内
側枠体3が外側枠体2の内面傾斜により保持されてい
る。
の傾斜により保持するようにした。 【解決手段】 外側底面部21、対向する外側前面部2
2と外側後面部23、及び対向する左右の外側側面部2
4とからなる外側枠体2と、内側底面部31、対向する
内側前面部32と内側後面部33、及び対向する左右の
内側側面部34とからなる上面が開放する内側枠体3と
からなり、前記外側枠体3の対向する外側前面部22と
外側後面部23、及び対向する左右の外側側面部24の
内のいずれか一方若しくは両方が外側底面部21から開
放する上面に向かって幅広になるように傾斜し、前記内
側枠体3の対向する内側前面部32と内側後面部33、
及び対向する左右の内側側面部34のいずれか一方若し
くは両方が前記外側枠体3の上部の内面傾斜と一致し、
内側枠体3を外側枠体2の上部に嵌め込んだ状態で、内
側枠体3が外側枠体2の内面傾斜により保持されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に食品、その
他の収納物を収容して販売する場合に効果的に使用でき
る紙製包装用容器に関するものである。
他の収納物を収容して販売する場合に効果的に使用でき
る紙製包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、弁当等の食品を収納する
容器としては、主食を入れる部分と副食を入れる部分と
を設けると、主食と副食とが混合しないので好ましい。
従来の弁当用容器としては、実用新案登録第30281
98号公報に記載されているように、上下に重ねられる
同一形状の上容器及び下容器と、主食、副食に仕分けし
て収容する収容凹部を有し、前記上容器、下容器に着脱
可能に嵌め付けられる2種類の防水性内容器と、上容器
の開口を覆う蓋体とからなり、上容器及び下容器は、4
側面を外側に傾斜して立ち上がるテーパ面とした構成で
ある。
容器としては、主食を入れる部分と副食を入れる部分と
を設けると、主食と副食とが混合しないので好ましい。
従来の弁当用容器としては、実用新案登録第30281
98号公報に記載されているように、上下に重ねられる
同一形状の上容器及び下容器と、主食、副食に仕分けし
て収容する収容凹部を有し、前記上容器、下容器に着脱
可能に嵌め付けられる2種類の防水性内容器と、上容器
の開口を覆う蓋体とからなり、上容器及び下容器は、4
側面を外側に傾斜して立ち上がるテーパ面とした構成で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記した弁当用
の容器は、薄い合成樹脂製であるから商品価値が低いば
かりでなく、廃棄に際して焼却すると有害な燃焼ガスが
発生する。また、収納凹部は寸法が決められているので
収容する副食の種類が限定されて汎用性が少ないし、内
部に収納する食品などが特定される。したがって、多目
的に利用することができ、また紙製で焼却時に有害な燃
焼ガスが発生しないし、低廉で商品価値のある包装用容
器が要望されている。
の容器は、薄い合成樹脂製であるから商品価値が低いば
かりでなく、廃棄に際して焼却すると有害な燃焼ガスが
発生する。また、収納凹部は寸法が決められているので
収容する副食の種類が限定されて汎用性が少ないし、内
部に収納する食品などが特定される。したがって、多目
的に利用することができ、また紙製で焼却時に有害な燃
焼ガスが発生しないし、低廉で商品価値のある包装用容
器が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の欠点
に鑑み、また従来からの要望に対して提案されてもの
で、外側底面部、対向する外側前面部と外側後面部、及
び対向する左右の外側側面部とからなる上面が開放する
外側枠体と、内側底面部、対向する内側前面部と内側後
面部、及び対向する左右の内側側面部とからなる上面が
開放する内側枠体とからなり、前記外側枠体の対向する
外側前面部と外側後面部、及び対向する左右の外側側面
部の内のいずれか一方若しくは両方が外側底面部から開
放する上面に向かって幅広になるように傾斜し、前記内
側枠体の対向する内側前面部と内側後面部、及び対向す
る左右の内側側面部のいずれか一方若しくは両方が前記
外側枠体の上部の内面傾斜と一致し、内側枠体を外側枠
体の上部に嵌め込んだ状態で、内側枠体が外側枠体の内
面傾斜により保持されていることを特徴とする。
に鑑み、また従来からの要望に対して提案されてもの
で、外側底面部、対向する外側前面部と外側後面部、及
び対向する左右の外側側面部とからなる上面が開放する
外側枠体と、内側底面部、対向する内側前面部と内側後
面部、及び対向する左右の内側側面部とからなる上面が
開放する内側枠体とからなり、前記外側枠体の対向する
外側前面部と外側後面部、及び対向する左右の外側側面
部の内のいずれか一方若しくは両方が外側底面部から開
放する上面に向かって幅広になるように傾斜し、前記内
側枠体の対向する内側前面部と内側後面部、及び対向す
る左右の内側側面部のいずれか一方若しくは両方が前記
外側枠体の上部の内面傾斜と一致し、内側枠体を外側枠
体の上部に嵌め込んだ状態で、内側枠体が外側枠体の内
面傾斜により保持されていることを特徴とする。
【0005】また本発明によれば、外側枠体の外側前面
部に、外側後面部及び外側側面部のいずれか1以上に、
内側枠体の取り出し部を設けてなる構成も含むものであ
る。
部に、外側後面部及び外側側面部のいずれか1以上に、
内側枠体の取り出し部を設けてなる構成も含むものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1から図4は本発明の第1実施
例を示すもので、図1の(a)は外側枠体の展開状態の
平面図、(b)は内側枠体の展開状態の平面図、図2は
組み立てた外側枠体と内側枠体とを分解して開蓋した状
態の斜視図、図3は組み立てて閉蓋した状態の斜視図、
図4は開蓋状態の縦断側面図、図5から図7は本発明の
第2実施例を示すもので、図5の(a)は外側枠体の展
開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状態の平面
図、図6は外側枠体と内側枠体とを組み立てて分解した
状態の斜視図、図7は開蓋状態の縦断側面図、図8から
図10は本発明の第3実施例を示すもので、図8の
(a)は外側枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠
体の展開状態の平面図、図9は外側枠体と内側枠体とを
組み立てて分解した状態の斜視図、図10は閉蓋状態の
縦断側面図、図11から図13は本発明の第4実施例を
示すもので、図11は外側枠体と内側枠体との分解斜視
図、図12は外側枠体と内側枠体とを組み合わせた斜視
図、図13は縦断面図である。
に基づいて説明する。図1から図4は本発明の第1実施
例を示すもので、図1の(a)は外側枠体の展開状態の
平面図、(b)は内側枠体の展開状態の平面図、図2は
組み立てた外側枠体と内側枠体とを分解して開蓋した状
態の斜視図、図3は組み立てて閉蓋した状態の斜視図、
図4は開蓋状態の縦断側面図、図5から図7は本発明の
第2実施例を示すもので、図5の(a)は外側枠体の展
開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状態の平面
図、図6は外側枠体と内側枠体とを組み立てて分解した
状態の斜視図、図7は開蓋状態の縦断側面図、図8から
図10は本発明の第3実施例を示すもので、図8の
(a)は外側枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠
体の展開状態の平面図、図9は外側枠体と内側枠体とを
組み立てて分解した状態の斜視図、図10は閉蓋状態の
縦断側面図、図11から図13は本発明の第4実施例を
示すもので、図11は外側枠体と内側枠体との分解斜視
図、図12は外側枠体と内側枠体とを組み合わせた斜視
図、図13は縦断面図である。
【0007】本発明の包装用容器1は、基本的には外側
枠体2と、前記外側枠体2の上部に嵌め込む内側枠体3
とからなる。
枠体2と、前記外側枠体2の上部に嵌め込む内側枠体3
とからなる。
【0008】本発明の第1実施例の包装用容器1におけ
る外側枠体2は、展開状態では図1(a)で示すよう
に、外側底面部21と、前記外側底面部21の前縁及び
後縁から立ち上がる対向状の外側前面部22と外側後面
部23、及び外側底面部21の左右の側縁からそれぞれ
立ち上がって対向する左右の外側側面部24、24とか
らなる上面が開放する枠体で、外側後面部23の上縁に
は蓋部25を延在させた構成である。
る外側枠体2は、展開状態では図1(a)で示すよう
に、外側底面部21と、前記外側底面部21の前縁及び
後縁から立ち上がる対向状の外側前面部22と外側後面
部23、及び外側底面部21の左右の側縁からそれぞれ
立ち上がって対向する左右の外側側面部24、24とか
らなる上面が開放する枠体で、外側後面部23の上縁に
は蓋部25を延在させた構成である。
【0009】そして、前記外側前面部22及び外側後面
部23の左右の側縁には固定代26を延在させるととも
に、蓋部25の自由端縁には閉止部27を延長させ、前
記閉止部27の自由端中央には舌片状の係止部28を延
長させる。そして、前記外側前面部22の上方には、取
り出し部29として、外側前面部22の上縁にまで切り
欠いてあるコ字状の切込部29aを設けてある。
部23の左右の側縁には固定代26を延在させるととも
に、蓋部25の自由端縁には閉止部27を延長させ、前
記閉止部27の自由端中央には舌片状の係止部28を延
長させる。そして、前記外側前面部22の上方には、取
り出し部29として、外側前面部22の上縁にまで切り
欠いてあるコ字状の切込部29aを設けてある。
【0010】前記切込部29aの横幅は前記係止部28
の横幅とほとんど同一であり、係止部28を外側前面部
22の外側から切込部29aに通して内側に差し込むこ
とができる。また前記切込部29aの深さは閉止部27
の高さとほぼ同一である。
の横幅とほとんど同一であり、係止部28を外側前面部
22の外側から切込部29aに通して内側に差し込むこ
とができる。また前記切込部29aの深さは閉止部27
の高さとほぼ同一である。
【0011】前記した展開状態の外側枠体2を組み立て
るには、外側底面部21に対して前後左右の外側前面部
22、外側後面部23及び外側側面部24を直立状に折
り、各固定代26を外側側面部24の外面若しくは内面
に沿わせて接着剤等により合着して上面が開放する枠体
を構成する。この組立状態では、図面の実施例では、外
側前面部22、外側後面部23及び各外側側面部24の
側縁が、外側底面部21から上方に向って次第に幅広と
なるように緩く傾斜するので、組み立てられた枠体は底
部から開放上面に向い幅広となって傾斜するテーパー状
である。尚、左右の外側側面部24の上縁には、組み立
てられた外側枠体2の内側に折り込む蓋受片24’を設
けてある。
るには、外側底面部21に対して前後左右の外側前面部
22、外側後面部23及び外側側面部24を直立状に折
り、各固定代26を外側側面部24の外面若しくは内面
に沿わせて接着剤等により合着して上面が開放する枠体
を構成する。この組立状態では、図面の実施例では、外
側前面部22、外側後面部23及び各外側側面部24の
側縁が、外側底面部21から上方に向って次第に幅広と
なるように緩く傾斜するので、組み立てられた枠体は底
部から開放上面に向い幅広となって傾斜するテーパー状
である。尚、左右の外側側面部24の上縁には、組み立
てられた外側枠体2の内側に折り込む蓋受片24’を設
けてある。
【0012】前記内側枠体3は、展開状態においては、
図1(b)で示すように、内側底面部31と、前記内側
底面部31の前縁及び後縁から立ち上がる対向状の内側
前面部32と内側後面部33、及び前記内側底面部31
の左右の側縁からそれぞれ立ち上がって対向する左右の
内側側面部34、34とからなる上面が開放する枠体と
なる。そして、前記内側前面部32及び内側後面部33
の側縁には接着代35を延在させる。
図1(b)で示すように、内側底面部31と、前記内側
底面部31の前縁及び後縁から立ち上がる対向状の内側
前面部32と内側後面部33、及び前記内側底面部31
の左右の側縁からそれぞれ立ち上がって対向する左右の
内側側面部34、34とからなる上面が開放する枠体と
なる。そして、前記内側前面部32及び内側後面部33
の側縁には接着代35を延在させる。
【0013】前記した展開状態の内側枠体3から枠体に
組み立てるには、内側底面部31に対して前後左右の内
側前面部32、内側後面部33及び内側側面部34を直
立するように折り、各接着代35を内側側面部34の端
縁の外面若しくは内面に沿わせて接着剤等により合着し
て上面が開放する枠体とする。この組立状態では、前記
外側枠体2と同様に内側前面部32、内側後面部33及
び各内側側面部34の側縁が内側底面部31から上方に
向って次第に幅広になるように緩く傾斜するので、組み
立てられた枠体は内側底面部31から開放上面に向い幅
広となって傾斜するテーパー状である。
組み立てるには、内側底面部31に対して前後左右の内
側前面部32、内側後面部33及び内側側面部34を直
立するように折り、各接着代35を内側側面部34の端
縁の外面若しくは内面に沿わせて接着剤等により合着し
て上面が開放する枠体とする。この組立状態では、前記
外側枠体2と同様に内側前面部32、内側後面部33及
び各内側側面部34の側縁が内側底面部31から上方に
向って次第に幅広になるように緩く傾斜するので、組み
立てられた枠体は内側底面部31から開放上面に向い幅
広となって傾斜するテーパー状である。
【0014】そして、前記内側枠体3のテーパーの形態
や寸法は、前記外側枠体2の上部の内面傾斜の形態や寸
法とほぼ同様である。したがって、組み立てられた外側
枠体2の内部上方に内側枠体3を嵌め込んだ状態では、
内側枠体3は外側枠体2の内面傾斜により保持されるの
で、ある程度の荷重が作用しても下降しない。なお、図
4で示すように、内側枠体3を外側枠体2の上方に嵌め
込んだ状態では、外側枠体2の上縁と内側枠体3の上縁
とが一致するように外側枠体2と内側枠体3のテーパー
状態を設定するのが好ましい。
や寸法は、前記外側枠体2の上部の内面傾斜の形態や寸
法とほぼ同様である。したがって、組み立てられた外側
枠体2の内部上方に内側枠体3を嵌め込んだ状態では、
内側枠体3は外側枠体2の内面傾斜により保持されるの
で、ある程度の荷重が作用しても下降しない。なお、図
4で示すように、内側枠体3を外側枠体2の上方に嵌め
込んだ状態では、外側枠体2の上縁と内側枠体3の上縁
とが一致するように外側枠体2と内側枠体3のテーパー
状態を設定するのが好ましい。
【0015】また、前記切込部29aの切り込み深さ
は、組み立てられた内側枠体3の高さ、即ち内側前面部
32の高さより長い。したがって、内側枠体3の上縁が
外側枠体2の上縁に一致するように外側枠体2の内部上
端に嵌め込むと、切込部29aの下方部分が外部に開放
することになる。このため、閉止部27を下側に折って
外側前面部22の外面上方に沿わせ、係止部28を切込
部29aの下端から外側枠体2の内側に差し込むと、切
込部29aを閉止部27によって閉塞するとともに、係
止部28が係止されるので蓋部25が外側枠体2の開放
上面を閉止する。
は、組み立てられた内側枠体3の高さ、即ち内側前面部
32の高さより長い。したがって、内側枠体3の上縁が
外側枠体2の上縁に一致するように外側枠体2の内部上
端に嵌め込むと、切込部29aの下方部分が外部に開放
することになる。このため、閉止部27を下側に折って
外側前面部22の外面上方に沿わせ、係止部28を切込
部29aの下端から外側枠体2の内側に差し込むと、切
込部29aを閉止部27によって閉塞するとともに、係
止部28が係止されるので蓋部25が外側枠体2の開放
上面を閉止する。
【0016】しかし、前記係止部28を引き上げて切込
部29aから外すと、閉止部27を折り上げることがで
きるので、蓋部25を外側枠体2の開放上面から外すこ
とができる。
部29aから外すと、閉止部27を折り上げることがで
きるので、蓋部25を外側枠体2の開放上面から外すこ
とができる。
【0017】本発明の包装用容器1は、外側枠体2や内
側枠体3のシート素材が板紙、薄手の段ボール紙等から
なり、片面若しくは両面に樹脂や塗料等を塗布したり、
フィルムをラミネートすることにより、耐水性、耐油
性、耐熱性を付与したり、装飾性を高めることができ
る。したがって、例えば主食を内側枠体3の内部に、惣
菜等の副食を外側枠体2の内部に収容すると、弁当用の
容器として価値の高いものとなる。しかし、弁当用の容
器に限らず、菓子用、青果用、ギフト用等あらゆる種類
の容器として利用できるばかりでなく、例えば裁縫用具
用の容器として使用できるので、少なくとも2種類の物
品を収容する容器であれば、どのような目的にでも利用
することができる。
側枠体3のシート素材が板紙、薄手の段ボール紙等から
なり、片面若しくは両面に樹脂や塗料等を塗布したり、
フィルムをラミネートすることにより、耐水性、耐油
性、耐熱性を付与したり、装飾性を高めることができ
る。したがって、例えば主食を内側枠体3の内部に、惣
菜等の副食を外側枠体2の内部に収容すると、弁当用の
容器として価値の高いものとなる。しかし、弁当用の容
器に限らず、菓子用、青果用、ギフト用等あらゆる種類
の容器として利用できるばかりでなく、例えば裁縫用具
用の容器として使用できるので、少なくとも2種類の物
品を収容する容器であれば、どのような目的にでも利用
することができる。
【0018】図5から図7までの本発明の第2実施例
は、蓋部25を内側枠体3の内側後面部33の上縁から
延在させ、また内側枠体3の取り出し部29として、外
側枠体2外側前面部22及び外側後面部23の上縁に内
側前面部32の高さより浅い切り込み部29bを形成し
た構成であり、その他の構成は前記第1実施例と変わら
ないので、同一構成部分には同一の符号を記入して詳細
な説明を省略する。
は、蓋部25を内側枠体3の内側後面部33の上縁から
延在させ、また内側枠体3の取り出し部29として、外
側枠体2外側前面部22及び外側後面部23の上縁に内
側前面部32の高さより浅い切り込み部29bを形成し
た構成であり、その他の構成は前記第1実施例と変わら
ないので、同一構成部分には同一の符号を記入して詳細
な説明を省略する。
【0019】前記本発明の第2実施例によれば、内側枠
体3の開放上面を蓋部25で直接閉止するし、内側枠体
3が外側枠体2の開放上面を閉止するので、容器内部を
確実に閉塞できるばかりでなく、切り込み部29bが内
側前面部32や内側後面部33で閉塞されるので、大気
中の塵埃が内部に入らない。また、切り込み部29bを
前後2カ所に設けることにより、内側枠体3を出し入れ
しやすいものとなる。
体3の開放上面を蓋部25で直接閉止するし、内側枠体
3が外側枠体2の開放上面を閉止するので、容器内部を
確実に閉塞できるばかりでなく、切り込み部29bが内
側前面部32や内側後面部33で閉塞されるので、大気
中の塵埃が内部に入らない。また、切り込み部29bを
前後2カ所に設けることにより、内側枠体3を出し入れ
しやすいものとなる。
【0020】図8から図10に示す本発明の第3実施例
は、蓋部25を外側枠体2や内側枠体3から独立させ、
また取り出し部29として、外側後面部23の上縁に設
けた左右に溝部29cが位置する突出片29dと、外側
前面部22の上縁に設けた舌片29eとから構成したも
ので、その他の構成は前記第1実施例と変わらないので
同一構成部分には同一の符号を記入して詳細な説明を省
略する。
は、蓋部25を外側枠体2や内側枠体3から独立させ、
また取り出し部29として、外側後面部23の上縁に設
けた左右に溝部29cが位置する突出片29dと、外側
前面部22の上縁に設けた舌片29eとから構成したも
ので、その他の構成は前記第1実施例と変わらないので
同一構成部分には同一の符号を記入して詳細な説明を省
略する。
【0021】前記本発明の第3実施例によれば、蓋部2
5には左右の側縁に閉止部27を設けてあるので、外側
枠体2の内部上方に内側枠体3を嵌め込み、内側枠体3
の開放上面に蓋部25を被着すると、前後の閉止部27
が外側枠体2の外側前面部22及び外側後面部23の上
方外面に沿うことになる。したがって、突出片29d及
び舌片29eで閉止部27の外面を係止すると、蓋部2
5が内側枠体3の開放上面を確実に閉止することにな
り、また着脱が容易である。そして、開蓋状態では、溝
部29cに指などを差し込むことにより、内側枠体3を
容易に取り外したり嵌め付けることができる。
5には左右の側縁に閉止部27を設けてあるので、外側
枠体2の内部上方に内側枠体3を嵌め込み、内側枠体3
の開放上面に蓋部25を被着すると、前後の閉止部27
が外側枠体2の外側前面部22及び外側後面部23の上
方外面に沿うことになる。したがって、突出片29d及
び舌片29eで閉止部27の外面を係止すると、蓋部2
5が内側枠体3の開放上面を確実に閉止することにな
り、また着脱が容易である。そして、開蓋状態では、溝
部29cに指などを差し込むことにより、内側枠体3を
容易に取り外したり嵌め付けることができる。
【0022】図11から図13に示す本発明の第4実施
例は、上下2段の内側枠体3,3aにするとともに蓋部
25を外側枠体2や内側枠体3から独立させ、また取り
出し部29として外側前面部22と外側後面部23と
に、上下方向の縦溝29fを左右に平行に形成した構成
で、その他の構成は前記第1実施例と変わらないので同
一構成部分には同一の符号を記入して詳細な説明を省略
する。
例は、上下2段の内側枠体3,3aにするとともに蓋部
25を外側枠体2や内側枠体3から独立させ、また取り
出し部29として外側前面部22と外側後面部23と
に、上下方向の縦溝29fを左右に平行に形成した構成
で、その他の構成は前記第1実施例と変わらないので同
一構成部分には同一の符号を記入して詳細な説明を省略
する。
【0023】前記本発明の第4実施例において、上側に
位置する内側枠体3の外面は外側枠体2の内面上方のテ
ーパーに一致し、下側に位置する内側枠体3aの外面は
外側枠体2のその下側の内面テーパーに一致する。
位置する内側枠体3の外面は外側枠体2の内面上方のテ
ーパーに一致し、下側に位置する内側枠体3aの外面は
外側枠体2のその下側の内面テーパーに一致する。
【0024】したがって、外側枠体2の内部に内側枠体
3,3aを上下に重ねて嵌め付けることができるので、
複数種類の内容物を収納することができる。また、外側
枠体2の内部の内側枠体3を取り外す場合、図13で示
すように、縦溝29fに箸などを挿入して内側枠体3の
底面にあてがい、そのまま上昇させるだけでよい。この
ため、外側枠体の内部に複数の内側枠体を嵌め付けてあ
っても、各内側枠体を簡単に取り出すことができるの
で、内側枠体は上下3重若しくは4重であってもよい。
3,3aを上下に重ねて嵌め付けることができるので、
複数種類の内容物を収納することができる。また、外側
枠体2の内部の内側枠体3を取り外す場合、図13で示
すように、縦溝29fに箸などを挿入して内側枠体3の
底面にあてがい、そのまま上昇させるだけでよい。この
ため、外側枠体の内部に複数の内側枠体を嵌め付けてあ
っても、各内側枠体を簡単に取り出すことができるの
で、内側枠体は上下3重若しくは4重であってもよい。
【0025】以上本発明を図面に示す実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲の構成を変更しない限り
どのようにでも実施できる。例えば、図面の実施の形態
では、外側前面部22、外側後面部23及び左右の外側
側面部24の全面が上方に向って幅広になるように傾斜
する構成として説明した。しかし、対向する外側前面部
22と外側後面部23若しくは左右の外側側面部24の
いずれか一方を上方に向って幅広になるように傾斜さ
せ、他方を直立状にしてもよい。また、前面部、後面部
及び左右の側面部を組み立てる場合、従来から知られて
いるどのような構造のものを利用してもよい。
いて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲の構成を変更しない限り
どのようにでも実施できる。例えば、図面の実施の形態
では、外側前面部22、外側後面部23及び左右の外側
側面部24の全面が上方に向って幅広になるように傾斜
する構成として説明した。しかし、対向する外側前面部
22と外側後面部23若しくは左右の外側側面部24の
いずれか一方を上方に向って幅広になるように傾斜さ
せ、他方を直立状にしてもよい。また、前面部、後面部
及び左右の側面部を組み立てる場合、従来から知られて
いるどのような構造のものを利用してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上要するに、本発明は、外側底面部、
対向する外側前面部と外側後面部、及び対向する左右の
外側側面部とからなる上面が開放する外側枠体と、内側
底面部、対向する内側前面部と内側後面部、及び対向す
る左右の内側側面部とからなる上面が開放する内側枠体
とからなり、前記外側枠体の対向する外側前面部と外側
後面部、及び対向する左右の外側側面部の内のいずれか
一方若しくは両方が外側底面部から開放する上面に向か
って幅広になるように傾斜し、前記内側枠体の対向する
内側前面部と内側後面部、及び対向する左右の内側側面
部のいずれか一方若しくは両方が前記外側枠体の上部の
内面傾斜と一致し、内側枠体を外側枠体の上部に嵌め込
んだ状態で、内側枠体が外側枠体の内面傾斜により保持
されていることを特徴とする。
対向する外側前面部と外側後面部、及び対向する左右の
外側側面部とからなる上面が開放する外側枠体と、内側
底面部、対向する内側前面部と内側後面部、及び対向す
る左右の内側側面部とからなる上面が開放する内側枠体
とからなり、前記外側枠体の対向する外側前面部と外側
後面部、及び対向する左右の外側側面部の内のいずれか
一方若しくは両方が外側底面部から開放する上面に向か
って幅広になるように傾斜し、前記内側枠体の対向する
内側前面部と内側後面部、及び対向する左右の内側側面
部のいずれか一方若しくは両方が前記外側枠体の上部の
内面傾斜と一致し、内側枠体を外側枠体の上部に嵌め込
んだ状態で、内側枠体が外側枠体の内面傾斜により保持
されていることを特徴とする。
【0027】したがって、2種類の収納物が上下に混ざ
ることなく収容できるし、内側枠体が外側枠体の内部に
おいて傾斜により保持されているので安定することにな
る。しかも、外側枠体の内部に内側枠体が密に嵌合して
いるので、内側枠体が外側枠体を補強することになり、
重ねたり外部から圧力が作用しても外側枠体が形崩れし
たり潰れることがなく、しかもどのような収納物でも収
容することができるし、紙製であるから使用後の処分が
きわめて簡単である。
ることなく収容できるし、内側枠体が外側枠体の内部に
おいて傾斜により保持されているので安定することにな
る。しかも、外側枠体の内部に内側枠体が密に嵌合して
いるので、内側枠体が外側枠体を補強することになり、
重ねたり外部から圧力が作用しても外側枠体が形崩れし
たり潰れることがなく、しかもどのような収納物でも収
容することができるし、紙製であるから使用後の処分が
きわめて簡単である。
【0028】また、外側枠体の外側前面部、外側後面
部、外側側面部に取り出し部を設けてあるので、内側枠
体を簡単に嵌め付けたり取り出すことができるし、しか
も取り出し部を内側枠体で閉止することにより衛生的で
あるから、特に弁当等の食料品を収納するのに実用的価
値の高いものとなる。
部、外側側面部に取り出し部を設けてあるので、内側枠
体を簡単に嵌め付けたり取り出すことができるし、しか
も取り出し部を内側枠体で閉止することにより衛生的で
あるから、特に弁当等の食料品を収納するのに実用的価
値の高いものとなる。
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、(a)は外
側枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状
態の平面図である。
側枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状
態の平面図である。
【図2】同上の組み立てて外側枠体と内側枠体とを分解
するとともに開蓋した状態の斜視図である。
するとともに開蓋した状態の斜視図である。
【図3】同上の組み立てて閉蓋した状態の斜視図であ
る。
る。
【図4】同上の開蓋状態の縦断側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すもので、(a)は外
側枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状
態の平面図である。
側枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状
態の平面図である。
【図6】同上の外側枠体と内側枠体とを組み立てて分解
した状態の斜視図である。
した状態の斜視図である。
【図7】同上の開蓋状態の縦断側面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すもので(a)は外側
枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状態
の平面図である。
枠体の展開状態の平面図、(b)は内側枠体の展開状態
の平面図である。
【図9】同上の外側枠体と内側枠体とを組み立てて分解
した状態の斜視図である。
した状態の斜視図である。
【図10】同上の閉蓋状態の縦断側面図である。
【図11】本発明の第4実施例を示す外側枠体と内側枠
体との分解斜視図である。
体との分解斜視図である。
【図12】同上の外側枠体と内側枠体とを組み合わせた
斜視図である。
斜視図である。
【図13】同上の縦断面図である。
1 包装用容器 2 外側枠体 3 内側枠体 21 外側底面部 22 外側前面部 23 外側後面部 24 外側側面部 25 蓋部 26 固定代 27 閉止部 28 係止部 29 切込部 31 内側底面部 32 内側前面部 33 内側後面部 34 内側側面部 35 接着代
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA08 AB13 AB17 AC07 BA06 BC04 EA13 EA21 3E067 AA11 AB01 AC03 BA06B BA06C BA10B BB01B BB01C BB02B BB02C BB14B BB14C BB25B BB25C BC02B BC06C CA07 FA05 FC01 FC03
Claims (2)
- 【請求項1】 外側底面部、対向する外側前面部と外側
後面部、及び対向する左右の外側側面部とからなる上面
が開放する外側枠体と、 内側底面部、対向する内側前面部と内側後面部、及び対
向する左右の内側側面部とからなる上面が開放する内側
枠体とからなり、 前記外側枠体の対向する外側前面部と外側後面部、及び
対向する左右の外側側面部の内のいずれか一方若しくは
両方が外側底面部から開放する上面に向かって幅広にな
るように傾斜し、 前記内側枠体の対向する内側前面部と内側後面部、及び
対向する左右の内側側面部のいずれか一方若しくは両方
が前記外側枠体の上部の内面傾斜と一致し、内側枠体を
外側枠体の上部に嵌め込んだ状態で、内側枠体が外側枠
体の内面傾斜により保持されていることを特徴とする紙
製包装用容器。 - 【請求項2】 外側枠体の外側前面部、外側後面部、及
び外側側面部のいずれか1以上に、内側枠体の取り出し
部を設けてなる請求項1に記載の紙製包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11104765A JP2000296836A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 紙製包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11104765A JP2000296836A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 紙製包装用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000296836A true JP2000296836A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14389586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11104765A Pending JP2000296836A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 紙製包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000296836A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150035185A (ko) * | 2013-09-27 | 2015-04-06 | 조예서 | 닭뼈 수거가 용이한 치킨 포장상자용 다용도 뚜껑 |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11104765A patent/JP2000296836A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150035185A (ko) * | 2013-09-27 | 2015-04-06 | 조예서 | 닭뼈 수거가 용이한 치킨 포장상자용 다용도 뚜껑 |
KR101625171B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2016-06-01 | 조예서 | 닭뼈 수거가 용이한 치킨 포장상자용 다용도 뚜껑 |
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