JP2000296642A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000296642A
JP2000296642A JP2000022634A JP2000022634A JP2000296642A JP 2000296642 A JP2000296642 A JP 2000296642A JP 2000022634 A JP2000022634 A JP 2000022634A JP 2000022634 A JP2000022634 A JP 2000022634A JP 2000296642 A JP2000296642 A JP 2000296642A
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Akira Yamaguchi
晃 山口
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】白黒画像を得る場合とカラー画像を得る場合と
で使用する感熱記録材料搬送手段を変更することで、白
黒画像を得る場合に発生する記録不能な部分を極力少な
くしたサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】感熱記録材料に所定圧力で接触して画像を
記録する感熱記録ヘッドと、感熱記録材料を搬送するた
めの複数種の感熱記録材料搬送手段とを有し、白黒画像
を記録する時とカラー画像を記録する時とで、複数種の
感熱記録材料搬送手段の内の異なるものを使用するよう
に構成したことにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に関し、より詳細には、白黒画像とカラー画像とを見や
すい形で出力可能なサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断等用の画像の記録に感熱フィ
ルム等の感熱記録材料を用いた画像記録(感熱画像記
録)が利用されている。また、近年では、湿式の処理が
不要であり、取り扱いが簡単である等の利点を有するこ
とから、上述の感熱画像記録は、超音波診断のような小
型の画像の記録用のみならず、MRI(磁気共鳴イメー
ジング)診断や、X線診断等の大型の画像が要求される
医療診断への利用も実用化されつつある。
【0003】周知のように、感熱画像記録は、感熱記録
材料を像様に加熱して画像を記録する発熱素子が一方向
に配列されたサーマルヘッドを用い、このサーマルヘッ
ドと感熱記録材料とを発熱素子の配列方向と直交する方
向に相対的に移動させることにより、画像記録を行うも
のである。ここで、感熱画像記録においては、サーマル
ヘッドの発熱素子の各々に画像信号に基づいてエネルギ
ーを供給して、各発熱素子を像様に加熱することによ
り、画像記録を行う。
【0004】また、周知のように、感熱画像記録方式に
は、大別して、単色や多色の感熱発色材料を含む感熱記
録材料を用いて画像を記録する直接感熱記録(ダイレク
トサーマルプリント)方式と、インクリボン等を用いて
単色や多色の転写記録を行う転写記録方式とが知られて
おり、各方式にはそれぞれ種々の具体的な方式が実用化
されている。
【0005】ところで、前述のような、感熱記録による
医療用画像としては、モノクローム(白黒)画像が中心
で出力量も多い。しかし、医療用画像の内でも超音波カ
ラードップラー血流撮影画像や、各種CT(Computer
Tomography)の3次元画像等の一部の医療用画像では、
カラー画像が使用される。
【0006】そこで、従来のサーマルプリンタでは、こ
れらの白黒画像およびカラー画像の両方を得るために、 (1)白黒画像およびカラー画像の両方とも、昇華転写
方式等の転写記録方式で記録し、白黒画像およびカラー
画像でインクリボンを交換する方式 (2)白黒画像はダイレクトサーマルプリント方式等の
直接記録方式で記録し、カラー画像は昇華転写方式等の
転写記録方式で記録し、カラー画像記録時のみ、インク
リボンを取り付ける方式 等が採用されてきている。
【0007】上述のような白黒画像記録とカラー画像記
録とを、1台のサーマルプリンタで実施しようとする場
合に考慮すべき点として、次のような点を挙げることが
できる。すなわち、白黒画像を得る場合には、通常、1
回の像形成処理で画像を得ることが可能であるのに対
して、カラー画像を得る場合には、通常、少なくとも3
回の像形成処理を必要とするという点である。
【0008】これは、カラー画像を得る場合には、例え
ば少なくとも、シアン(C),マゼンタ(M),イエロ
ー(Y)の3色の発色層を用いているため、これらを別
々の条件で画像形成処理する必要があることによる。ま
た、この際に重要なことは、3回の画像形成処理の間に
画像の位置ズレを起こすことがないようにすることであ
る。
【0009】このため、従来のサーマルプリンタにおい
ては、カラー画像を形成する場合に備えて、プラテンロ
ーラより後方(下流側)に感熱記録材料を搬送するため
のキャプスタンローラを配置し、カラー画像形成用の感
熱記録材料をこのキャプスタンローラにより往復動させ
る際に、一定方向に搬送されるときに画像形成処理を行
うようにして、画像の位置ズレを防止しつつ、サーマル
ヘッドに3回対向させて3回の画像形成処理を行ってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
装置で問題となるのは、感熱記録材料の先端部に、プラ
テンローラとキャプスタンローラとの間の距離に相当す
る記録不能な部分が発生することである。これは、カラ
ー画像を得る場合のように感熱記録材料を往復動させる
必要がある場合にはやむを得ないことではあるが、カラ
ー画像を得る場合のように往復動させる必要がない白黒
画像を得る場合には、明らかに感熱記録材料のロスとな
るという問題があった。
【0011】またさらに、この記録不能な部分が発生す
る白黒画像は、X線診断画像のように、透過フィルム上
に記録される場合が多く、このフィルムはシャーカステ
ンに掛けて観察される場合が多いため、観察時にシャー
カステンの明るい光がフィルムを透過してくることにな
り、観察者が眩しさを感じるばかりでなく、読影(診
断)の妨げとなるという問題をも有するものであった。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、従来の技術における上述
のような問題を解消し、白黒画像を得る場合とカラー画
像を得る場合とで使用する感熱記録材料搬送手段を変更
することで、白黒画像を得る場合に発生する記録不能な
部分を極力少なくした、サーマルプリンタを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るサーマルプリンタは、感熱記録材料に
所定圧力で接触して画像を記録する感熱記録ヘッドと、
前記感熱記録材料を搬送するための複数種の感熱記録材
料搬送手段とを有し、白黒画像を記録する時とカラー画
像を記録する時とで、前記複数種の感熱記録材料搬送手
段の内の異なるものを使用するように構成したことを特
徴とする。
【0014】ここで、前記複数種の感熱記録材料搬送手
段の一方が、前記感熱記録ヘッドと対向して配置され、
記録対象となる前記感熱記録材料を支持するプラテンロ
ーラであり、他方が、前記感熱記録ヘッドおよび前記プ
ラテンローラの後方に配置されるキャプスタンローラで
あるのが好ましい。また、前記白黒画像を記録する時と
前記カラー画像を記録する時とで前記感熱記録ヘッドに
よって前記感熱記録材料を押圧するヘッド圧力が変更さ
れるのが好ましい。
【0015】また、本発明に係るサーマルプリンタは、
上記サーマルプリンタであって、さらに、記録される前
記画像が前記白黒画像であるか、前記カラー画像である
かの別を指定する外部装置からの識別情報を識別する識
別手段、または、記録される前記画像が前記白黒画像で
あるか、前記カラー画像であるかの別を指定する指定手
段を有するのが好ましい。さらにまた、本発明に係るサ
ーマルプリンタにおいては、前記白黒画像および前記カ
ラー画像が、いずれも医療用画像であることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るサーマルプリンタを
添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説
明する。
【0017】図1は、本発明に係るサーマルプリンタの
一実施例の概略断面図である。図1に示されるサーマル
プリンタ12は、所定サイズのカットシートの感熱記録
材料A,Bを用いて、一つのサーマルヘッド10によっ
て異なる感熱記録材料A,Bに感熱画像記録を行うもの
であり、装填部14,供給搬送部16,記録搬送部18
を含み、上記サーマルヘッド10を支持し、かつ適正な
圧力で後述するプラテンローラ60に均一に押圧するサ
ーマルヘッド加圧支持部68を有する記録部20および
排出部22を備えている。
【0018】本実施例に係るサーマルプリンタ12にお
いては、感熱記録材料Aとしては後述する白黒フィルム
などのX線診断画像や超音波診断用画像等の記録に用い
られる白黒(画像)用感熱記録材料や、感熱記録材料B
としては後述するカラーペーパーなどのCTの3次元画
像や参照用画像の記録等に用いられるカラー(画像)用
感熱記録材料を使用するものとする。以下、感熱記録材
料Aを白黒フィルム、感熱記録材料Bをカラーペーパー
という。
【0019】上述の白黒フィルムA,カラーペーパーB
は、感熱記録層を下面として、それぞれマガジン24
A,24B内に多数枚積層されて収納されている。マガ
ジン24A,24Bは、いずれも蓋体26A,26Bを
有する筐体で、サーマルプリンタ12の装填部14に装
填される。
【0020】装填部14は、サーマルプリンタ12のハ
ウジング28に形成された挿入口30A,30B、案内
板32A,32Bおよび案内ローラ34A,34B、停
止部材36A,36Bを有している。マガジン24A,
24Bは、いずれも蓋体26A,26Bを先にしてそれ
ぞれ、挿入口30A,30Bからサーマルプリンタ12
のハウジング28内に挿入され、案内板32A,32B
および案内ローラ34A,34Bに案内されつつ、停止
部材36A,36Bに当接する位置まで押し込まれるこ
とにより、サーマルプリンタ12の所定の位置に装填さ
れる。
【0021】供給搬送部16は、吸盤40を用いる枚葉
機構、搬送手段42A,42Bおよび搬送ガイド44を
有するものであり、マガジン24A,24Bから白黒フ
ィルムA,カラーペーパーBを取り出して、搬送方向下
流の記録搬送部18に搬送する。搬送手段42A,42
Bは、搬送ローラ46と、この搬送ローラ46と同軸の
プーリ47a,回転駆動源と接続されるプーリ47bお
よびテンションプーリ47cと、この3つのプーリに張
架されるエンドレスベルト48と、搬送ローラ46に押
圧されるニップローラ50とを有して構成され、マガジ
ン24A,24Bから吸盤40によって枚葉された白黒
フィルムAまたはカラーペーパーBの先端を搬送ローラ
46とニップローラ50とによって挟持して、下流方向
に搬送する。
【0022】本実施例に係るサーマルプリンタ12にお
いては、使用する感熱記録材料が指定されて、すなわち
白黒フィルムAまたはカラーペーパーBのいずれかが指
定された上で、記録開始の指示が出されると、図示され
ていない開閉機構によって、指定された感熱記録材料に
対応するマガジン24Aまたは24Bの蓋体26Aまた
は26Bが開放され、吸盤40を用いた枚葉機構が、指
定された感熱記録材料の先端を搬送手段42Aまたは4
2B(搬送ローラ46とニップローラ50)に供給す
る。
【0023】搬送手段42Aまたは42Bに供給された
感熱記録材料は、搬送ガイド44によって案内されつつ
搬送手段42Aまたは42Bによって記録搬送部18に
搬送される。なお、搬送ローラ46とニップローラ50
とによって感熱記録材料が挟持された時点で、感熱記録
材料は吸盤40による感熱記録材料の吸引は解放され
る。また、記録に供される感熱記録材料がマガジン24
Aまたは24Bから完全に排出された時点で、前記開閉
手段によってマガジン24Aまたは24Bの蓋体26A
または26Bが閉塞される。
【0024】記録搬送部18は、規制ローラ対52,搬
送ローラ対56およびガイド58を有するものであり、
搬送手段42Aまたは42Bによって搬送される感熱記
録材料は、まず、その先端が規制ローラ対52に至る。
ここで、搬送ガイド44によって規定される搬送手段4
2A,42Bから規制ローラ対52までの距離は、感熱
記録材料の搬送方向の長さより若干短く設定されてい
る。規制ローラ対52は当初は停止しており、感熱記録
材料の先端が規制ローラ対52に至ると、サーマルヘッ
ド10の温度が確認され、サーマルヘッド10の温度が
所定温度であれば、規制ローラ対52による感熱記録材
料の搬送が開始され(この点については、後に詳述す
る)、ガイド58に案内されつつ、記録部20に搬送さ
れる。
【0025】記録部20は、プラテンローラ60,サー
マルヘッド10,このサーマルヘッド10を支持し、か
つプラテンローラ60に押圧するサーマルヘッド10の
加圧支持部68,ガイド62,キャプスタンローラ64
Aと押圧ローラ64Bの対からなる搬送ローラ対64、
および冷却ファン76等を有する(詳細については、後
述する)。サーマルヘッド10は、加圧支持部68の支
軸68aに対して回動自在なヘッド固定アーム68bに
よって支持されている。感熱記録材料が搬送される前
は、上記ヘッド固定アーム68bは、サーマルヘッド1
0をプラテンローラ60と接触しない位置に回動させて
いる。
【0026】記録搬送部18によって感熱記録材料の先
端が記録開始位置(サーマルヘッド10のグレーズに対
応する位置)に搬送されると、ヘッド固定アーム68b
が回動して、感熱記録材料をサーマルヘッド10とプラ
テンローラ60との間に挟持すると共に、加圧支持部6
8によってサーマルヘッド10は、その全長にわたっ
て、プラテンローラ60上の感熱記録材料を所定の圧力
で均一に押圧する。
【0027】上述したように、X線診断画像等の白黒フ
ィルムAは、シャーカステンなどのバックライトを用い
て観察される。このため、白黒画像用透過フィルムは、
シャーカステン等にかける時のハンドリングを良くする
ために、ある程度の硬さ、いわゆる腰が必要であり、一
般には支持体として厚み175μm程度の透明なポリエ
チレンテレフタレート(PET)フィルムが使用されて
いる。一方、カラーペーパーB等のカラー用反射ペーパ
ーでは、一般に厚みが前述の175μmより薄い不透明
なコート紙が使用されている。
【0028】感熱記録材料をサーマルヘッド10に押し
つけるための圧力は、腰のある白黒フィルムAの方が高
めに設定する必要があるが、この高い圧力はカラーペー
パーBにとっては過剰となる場合があり、記録後のカー
ルがひどくなるという不具合が発生することがある。逆
に、カラーペーパーBにとって圧力を最適化すると、白
黒フィルムAにとっては不足であり、サーマルヘッド1
0との接触が不安定になり、カスレなどという印画障害
が発生することがある。このため、白黒フィルムAへの
白黒画像記録とカラーペーパーBへのカラー画像記録と
で圧力を変えるのが好ましい。すなわち、より具体的に
はカラーペーパーBへのカラー画像記録時に圧力を低め
に設定するのがよい。
【0029】このようにして、感熱記録材料は、プラテ
ンローラ60によってサーマルヘッド10に対して所定
位置に保持されて下流に搬送されつつ、サーマルヘッド
10によって感熱画像記録される。なお、このサーマル
ヘッド10による感熱画像記録の詳細については、後に
白黒/カラー各画像につき別々に詳述する。
【0030】感熱画像記録が終了した感熱記録材料は、
ガイド62に案内されつつ、プラテンローラ60および
搬送ローラ対64(キャプスタンローラ64Aと押圧ロ
ーラ64Bの対)により搬送されて、排出部22のトレ
イ72に排出される。トレイ72は、本実施例に係るサ
ーマルプリンタ12のハウジング28に形成された排出
口74を経てサーマルプリンタ12の外部に突出してお
り、画像が記録された感熱記録材料は、この排出口74
を経て外部に排出され、取り出される。
【0031】以下、感熱画像記録(以下、単に画像記録
という)処理の詳細について説明する。まず、白黒フィ
ルムA上への画像記録について説明する。このような画
像記録は、例えば、超音波診断における診断画像の記録
に用いられる。
【0032】このような画像記録には、白黒用感熱記録
材料として、発色剤と顕色剤とをマイクロカプセルに包
含させてバインダー中に分散させた感熱記録層を有する
感熱記録材料(例えば、特開平10−166640号公
報に開示されている感熱記録材料)を用いることができ
る。この感熱記録材料は、樹脂フィルムや紙等(ここで
は、一例として、透明なPETフィルムを用いるとす
る)を支持体として、その一面に上述のような感熱記録
層を形成してなる感熱記録材料(以下では、これを単に
白黒フィルムAという)である。
【0033】ところで、X線診断画像のように、白黒
(モノクローム)の濃淡で画像を診断する場合には、微
小な濃度差の視認性を上げるために、バックライト(シ
ャーカステン)を用いてダイナミックレンジの広い透過
画像で観察することが必要である。このため、白黒画像
は、前述したように、PETなどの透明なフィルムを支
持体とし、その表面に感熱記録層を形成した白黒フィル
ムAのような透過記録媒体に記録して、透過画像として
出力するのが好ましい。
【0034】上述のような白黒フィルムAへの画像記録
は、例えば最大B4サイズまでの記録が可能な、約30
0dpiの記録(画素)密度の画像記録を行うサーマル
ヘッド10を用いて行われる。サーマルヘッド10の記
録制御系は、図2に示すように、基本的に、画像処理装
置80,画像メモリ82および記録制御装置84から構
成される。前述のCTやMRI等の画像データ供給源か
らの画像データは、入力インターフェース(I/F)8
8(88A,88B)を介して各種の画像処理回路やメ
モリが組み合わされて構成される画像処理装置80に送
られる。
【0035】画像データは、画像処理装置80内の図示
されていない処理部によって、必要に応じてフォーマッ
ト(拡大,縮小,コマ割り当て)された後、適正画像を
得るための補正を施され、次いで、サーマルヘッド10
による感熱記録用の画像データに変換されて、画像メモ
リ82に出力される。記録制御装置84は、画像メモリ
82に記憶された画像データを、主走査方向の1ライン
ずつ順次読み出し、読み出した感熱記録用の画像データ
に応じて変調した画像信号(画像に応じた電圧印加時
間)として、サーマルヘッド10に出力する。
【0036】サーマルヘッド10の各記録点は、上述の
画像信号に応じて発熱し、白黒フィルムAをプラテンロ
ーラ60等によって搬送しつつ、画像記録を行う。画像
記録が終了した白黒フィルムAは、ガイド62に案内さ
れつつ、プラテンローラ60により搬送されて排出部2
2のトレイ72に排出される。以上の、白黒フィルムA
上への画像記録動作における、白黒フィルムAの搬送お
よび画像記録のシーケンスを、図3(a)〜(d)に示
す。
【0037】図3(a)は、白黒フィルムAが搬送ロー
ラ対56およびガイド58等により記録部20に搬送さ
れる様子を示している。白黒フィルムAが画像記録開始
位置に達すると、図3(b)に示すように、サーマルヘ
ッド10がプラテンローラ60上に圧接され、かつ搬送
ローラ対56がフィルムの挟持を解いて記録準備が整
う。次いで、記録が開始されるが、この際には、白黒フ
ィルムAは、図3(c)に示すように、プラテンローラ
60によって搬送されつつ、画像記録される。
【0038】図3(c)に示すように、白黒フィルムA
への画像記録が行われている間は、搬送ローラ対64は
白黒フィルムAを挟持せず、押圧ローラ64Bはキャプ
スタンローラ64Aから離れた位置に退去している。画
像記録が終了すると、押圧ローラ64Bがキャプスタン
ローラ64Aに圧接する位置に復帰し、図3(d)に示
すように、画像記録が終了した白黒フィルムAを排出す
る方向に搬送する。以上が、白黒フィルムAへの画像記
録処理の動作である。
【0039】一方、カラー記録紙上にカラー画像を記録
する場合は、例えば、上述したものと同様の感熱記録層
を3色分有する感熱記録材料(例えば、特開平5−16
400号公報に開示されている感熱記録材料)を用いる
ことができる。この感熱記録材料は、上層ほど熱感度が
高く、加熱によって異なった色に発色する3層の感熱発
色層と、最上層となる感熱発色層の上に位置する透明な
保護層とが不透明なコート紙などの支持体上に形成され
たカラー感熱記録材料(以下では、これを単にカラーペ
ーパーBという)である。
【0040】ところで、カラー画像では、色による判別
や識別が可能であるため、白黒画像のように微小な濃度
差で画像を診断することはないので、室内光下の反射画
像で十分判別可能である。このため、カラー画像は、前
述したように、コート紙などの不透明な支持体上に少な
くとも3層の感熱発色層と透明な保護層とを形成したカ
ラー記録紙(カラーペーパーB)のような反射記録媒体
に記録して、反射画像として出力するのが好ましい。
【0041】このカラーペーパーBを用いてカラー感熱
プリントを行う場合には、前述の通り、上述の白黒フィ
ルムAへの画像記録の場合に比べて、次の点が異なる。
すなわち、まず、3色の感熱発色層を面順次で発色させ
る発色処理の間に、発色処理の終了した感熱発色層の光
定着処理を行うことと、次に、図1に示したようなサー
マルプリンタを用いる場合、カラーペーパーBを複数回
往復動させる必要があるため、これらの移動の際の位置
合わせを行うこととが異なる。さらに、前述したよう
に、カラー感熱プリントの場合には、カラーペーパーB
を押圧する圧力を白黒感熱プリント時に比べて低く設定
するのが好ましい。
【0042】前者の光定着処理は、図4の記録部20の
詳細図に示すような、定着用光源86Aおよび86Bを
備えた光定着部86によって行う。ここで用いられるカ
ラーペーパーBは、図5に示すような構成を有する。す
なわち、支持体91上にシアン感熱発色層92,マゼン
タ感熱発色層93,イエロー感熱発色層94,透明な保
護層97が順次層設されている。各発色層は、それぞれ
加熱によってシアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y)に発色する。なお、95および96は中間層であ
り、感熱発色層92、93、94の熱感度の差を明確に
して、各感熱発色層92、93、94の選択的な発色記
録を確実にするために設けられている。参照符号98は
バック層である。
【0043】図6は、各感熱発色層の発色特性を示すも
のである。イエロー感熱発色層94は熱感度が最も高
く、小さな熱エネルギーで発色する。シアン感熱発色層
92は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーを必要と
する。これらの熱感度の違いに基づいて、熱感度の高い
感熱発色層から順番に画像記録を行う。図6において、
94Aはイエロー感熱発色層94の発色直前の熱エネル
ギーを示しており、94Bはイエロー感熱発色層94が
中濃度に発色する熱エネルギーを示している。また、9
2Aはシアン感熱発色層92の発色直前の熱エネルギー
を示している。
【0044】また、光定着部86におけるイエロー感熱
発色層94の光定着は、発光ピークが420nmの波長
域の紫外線を放射するイエロー用紫外線ランプ86Aを
用いて行い、マゼンタ感熱発色層93の光定着は、発光
ピークが365nmの波長域の紫外線を放射するマゼン
タ用紫外線ランプ86Bを用いて行う。これらのイエロ
ー用紫外線ランプ86Aおよびマゼンタ用紫外線ランプ
86Bは、例えば、図4に示すように、サーマルヘッド
10の下流側に順次配置される。そして、カラーペーパ
ーBは、以下に説明するように、サーマルヘッド10に
よる画像記録と光定着部86の定着用光源86による光
定着を交互に繰り返す。
【0045】ここでは、カラーペーパーBへの画像記録
も、前述のサーマルヘッド10を用いて行われる。な
お、白黒画像の記録密度とカラー画像の記録密度とが異
なる場合は、適当な倍率で画像データの変換処理を行う
のが良い。一般には、白黒画像の記録密度とカラー画像
の記録密度とは異なる場合が多いので、この違いを、記
録密度の粗い方の画像データにダミーデータを加える等
の方法で、画像データの変換処理によってカバーするの
が好ましい。ここでも、この種のデータ変換処理を行う
ものとする。
【0046】カラーペーパーBへの画像記録が指定され
ると、白黒フィルムAへの画像記録の場合と同様に、対
応する媒体であるカラーペーパーBが記録搬送部18に
供給される。カラーペーパーBが搬送手段42Bによっ
て搬送され、その先端が規制ローラ対52に至り、サー
マルヘッド10の温度が所定温度であれば、規制ローラ
対52によるカラーペーパーBの搬送が開始され、記録
部20に送られる。カラーペーパーBの先端が記録開始
位置に搬送されると、プラテンローラ60とキャプスタ
ンローラ64A(および押圧ローラ64Bの対)とによ
ってサーマルヘッド10に対し所定位置に保持されて下
流に搬送されつつ、サーマルヘッド10によって画像記
録が行われる。
【0047】この画像記録について、以下、図4に示し
た記録部20を用いるものとして説明を続ける。上述の
キャプスタンローラ64A(および押圧ローラ64Bの
対)は、カラーペーパーBの前進(下流方向への搬送)
および後退(上流方向への搬送)を行う。すなわち、キ
ャプスタンローラ64Aは、カラーペーパーBを前進搬
送する間に、画像記録およびこれに続いて光定着を行
い、その後、次の色の画像記録(およびこれに続いて光
定着)を行うが、この際、各色の画像記録時の位置合わ
せは、キャプスタンローラ64Aにより制御される。
【0048】すなわち、カラーペーパーBへの画像記録
は、イエロー感熱発色層94への画像記録,イエロー感
熱発色層94の光定着,マゼンタ感熱発色層93への画
像記録,マゼンタ感熱発色層93の光定着,シアン感熱
発色層92への画像記録の順序で行われる。ここでは、
上述のキャプスタンローラ64Aにより下流方向に搬送
されつつ、カラーペーパーBへの画像記録および光定着
を行い、反転して上流方向に搬送して、次の色の画像記
録(および光定着)を行うための位置決めを行う。な
お、この際の画像記録位置の位置合わせは、画像記録時
には、搬送ローラ対64のキャプスタンローラ64Aに
より、搬送量を制御しながら、カラーペーパーBを必ず
一定方向(ここでは、下流方向)に搬送することで実現
される。
【0049】上述のカラーペーパーBへの画像記録時に
おける、カラーペーパーBの搬送および画像記録,光定
着動作のシーケンスを、図7(a)〜(f)に示す。図
7(a)は、カラーペーパーBが搬送ローラ対56およ
びガイド58等により記録部20に搬送される様子を示
している。カラーペーパーBが画像記録開始位置に達す
ると、図7(b)に示すように、サーマルヘッド10が
プラテンローラ60上に圧接され、画像記録準備が整
う。
【0050】次いで、図7(c)に示すように、第1層
目(ここでは、イエロー)の画像記録およびこの層の光
定着が、カラーペーパーBをキャプスタンローラ64A
(搬送ローラ対64)により下流方向に搬送しつつ行わ
れる。第1層目の画像記録および光定着が終了したカラ
ーペーパーBは、図7(d)に示すように、キャプスタ
ンローラ64Aにより上流方向に搬送されて、第2層目
(ここでは、マゼンタ)の画像記録およびこの層の光定
着開始位置にセットされる。この際、サーマルヘッド1
0は、プラテンローラ60から離れた位置に退去する。
【0051】続いて、第2層目(マゼンタ)の画像記録
およびこの層の光定着が行われる。動作としては、第1
層目(イエロー)の画像記録および光定着と同様であ
る。第2層目(マゼンタ)の画像記録および光定着が終
了すると、カラーペーパーBは、再び上流方向に搬送さ
れ、第3層目(シアン)の画像記録開始位置にセットさ
れる。この動作も、先ほどの動作と同様である。
【0052】続いて、第3層目(シアン)の画像記録が
行われる(図7(e)参照)。この画像記録が終了する
と、図7(f)に示すように、サーマルヘッド10がプ
ラテンローラ60から離れた位置に退去し、画像記録が
終了したカラーペーパーは、ガイド62に案内されつ
つ、キャプスタンローラ64A(と圧接ローラ64Bと
の搬送ローラ対64)に搬送されて、排出部22のトレ
イ72に排出される。以上が、カラーペーパーB上への
画像記録処理の説明である。
【0053】上記実施例によれば、白黒画像とカラー画
像とを、直接記録方式により画像記録することができる
ので、白黒画像とカラー画像とを、インクリボンの交
換,取り付け/取り外しというような面倒な操作を行う
ことなしに出力可能なサーマルプリンタを提供すること
ができるという効果が得られる。
【0054】ここで、上記実施例に示したサーマルプリ
ンタで得られる記録画像の具体例を説明する。図8
(a)および(b)は、それぞれ、実施例に示したサー
マルプリンタで得られた、白黒フィルムAおよびカラー
ペパーB上の記録画像を模式的に示す図である。なお、
図中、ハッチングを施した部分は画像が記録される部
分、白抜きの部分は未記録部分を示している。
【0055】白黒フィルムAについては、図3(a)に
示した状態から記録を開始するので、図8(a)に示す
ように、従来のような先頭部の未記録部分がごく少な
く、フィルムの全面を有効に利用した記録画像が得られ
る。このような記録画像であれば、観察者が眩しさを感
じたり、読影(診断)の妨げとなることがなくなる。
【0056】一方、カラーペーパーBへの画像記録にお
いては、前述のように、先頭部に未記録部分(非記録領
域)が発生してしまう。なお、この形のままでは体裁が
よくないので、記録画像の周囲に均等に未記録部分を配
してもよい。一方、カラーペーパーBへの画像記録にお
いては、図7(b)に示した状態から記録を開始するの
で、図8(b)に示すように、前述のように、先頭部に
未記録部分(非記録領域)が発生してしまう。なお、こ
の非記録領域は、記録された画像に関する種々の情報、
例えばX線画像などでは、被写体となった人物の名前や
ID(識別)情報や、病歴や治療歴などを書き込むため
に用いてもよいが、使用しない場合にこの形のままでは
体裁がよくないのであれば、記録画像の周囲に均等に非
記録領域を配置するようにしてもよい。
【0057】また、上述した実施例では、サーマルプリ
ンタ12での白黒画像記録か、カラー画像記録かは、予
め設定されており、また、そのための入力画像データ
が、白黒画像を記録するための白黒画像データか、カラ
ー画像を記録するためのカラー画像データかが設定され
ている場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、白黒画像記録か、カラー画像記録かの切り換え
を、入力画像データが識別情報を持つ場合は入力画像デ
ータ自体によって識別してもよいし、複数入力チャンネ
ルを持つ場合には入力画像データが入力されたチャンネ
ルによって識別してもよいし、オペレータが外部から指
定してもよい。
【0058】例えば、図9(a)に示すサーマルヘッド
10の記録制御系のように、画像処理装置80を、前述
した種々の画像処理を行う画像処理回路80Aと、画像
データの種別(白黒画像データか、カラー画像データ
か)を識別する画像データ識別手段80Bとで少なくと
も構成し、画像データ識別手段80Bで識別された画像
(データ)種別の情報は、画像処理回路80Aで画像処
理された画像データとともに記録制御装置84に送られ
る。記録制御装置84は、識別された画像種別に応じて
画像記録の種別(白黒画像記録か、カラー画像記録か)
を切り換える。この時、記録制御装置84は、画像記録
の種別に応じた適切な記録材料をマガジン24Aまたは
24Bから取り出して、画像記録を行う。なお、マガジ
ン24Aまたは24Bが、画像記録の種別に応じた適切
な記録材料を装填していない場合には、図示しない表示
装置にその旨の警告を表示してもよいし、警告音を発す
るようにしてもよい。なお、図示しないが、複数のマガ
ジンを交換して使用してもよいし、マガジンに装填され
ている記録材料の種類を自動的に判別してもよいし、画
像記録の種別に応じて適切な記録材料が装填されたマガ
ジンを自動的に選択してもよい。
【0059】このような画像データ識別手段80Bによ
って画像データの種別が識別できる画像データは、図1
0(a)および(b)に示すようなヘッダを持つ画像デ
ータを挙げることができる。図10(a)に示す白黒
(B/W)データのヘッダに白黒画像である旨の情報
(識別信号や識別データ)を書き込んでおけば良いし、
図10(b)に示すように、カラー画像であることを示
す情報(識別信号や識別データ)が書き込まれたヘッダ
に続いてイエロー(Y)データ、マゼンタ(M)デー
タ、シアン(C)データからなるカラー画像データであ
れば良い。このような画像データは、外部装置(モダリ
ティ)側で生成されて、外部装置側からサーマルプリン
タ12等に送信される。なお、このような識別信号や識
別データは、画像データのヘッダに書き込まれるものに
限定されず、画像データと関連付けられていれば、一緒
でも別々でも、どのような形態でも良い。
【0060】また、図9(b)および(c)に示すサー
マルヘッド10の記録制御系は、図9(a)に示す記録
制御系と、画像処理装置80の構成やその入力系を除い
て同一の構成を有しているので、同一の構成要素には同
一の参照符号を付し、その説明は省略する。図9(b)
に示す記録制御系のように、画像処理装置80に2つの
入力インターフェース88Aおよび88Bを直接接続
し、入力チャンネルに応じて決まった種別の画像データ
(白黒画像データか、カラー画像データか)が入力され
るようにしても良い。例えば、図11に示すように、2
チャンネル入力のサーマルプリンタ12の第1チャンネ
ル(ch#1)を(I/F88Aを介して)CR(コン
ピューテッドラディオグラフィー)装置に接続して、白
黒画像データ専用チャンネルとし、第2チャンネル(c
h#2)を(I/F88Bを介して)参照WS(リファ
レンスワークステーション)に接続して、カラー画像デ
ータ専用チャンネルとしても良い。チャンネル数は2に
限定されず、3以上であってもよいし、接続の方法もま
た限定されない。
【0061】また、図9(c)に示す記録制御系のよう
に、外部からオペレータが記録される画像が白黒画像で
あるか、カラー画像であるかの画像種別を指定する指定
手段89を設けて、オペレータが指定した画像種別が指
定手段89から画像処理装置80に入力されるようにし
てもよい。この時、この画像種別が指定された画像デー
タ(白黒画像データまたはカラー画像データ)は、I/
F88を介して画像処理装置80に入力されるのはもち
ろんである。
【0062】また、上記各実施例においては、感熱記録
材料として白黒フィルムAとカラーペーパーBを例に挙
げたが、本発明においては、これ以外の白黒反射ペーパ
ー,カラー透過フィルム等も、当然使用可能である。特
に、カラー感熱記録材料の種類は、上記実施例に示した
構成のものに限定されるものではなく、種々のタイプの
カラー感熱記録材料を適用することが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、白黒画像を得る場合とカラー画像を得る場合と
で使用する感熱記録材料搬送手段を変更することで、白
黒画像を得る場合に発生する記録不能な部分の発生を極
力少なくした、サーマルプリンタを実現できるという効
果を得ることができる。すなわち、本発明に係るサーマ
ルプリンタによれば、白黒感熱記録材料の搬送手段と、
カラー感熱記録材料の搬送手段とを別個に設けて、これ
らを選択的に使用するようにしたことにより、カラー感
熱記録材料の搬送手段を用いて白黒感熱記録材料に画像
記録を行った場合に発生する記録不能な未記録部分や非
記録領域(最終画像としては、白抜き部分になる)の発
生を防止することができる。
【0064】また、記録画像の白黒/カラーの別を識別
または指定することにより、白黒での記録を行うための
感熱記録材料とカラーでの記録を行うための感熱記録材
料との対応する感熱記録材料に画像記録を行うことがで
きるので、上述のような優れた効果を得ることが可能と
なる。また、記録される感熱記録材料の種類に応じて、
感熱記録材料を押圧するサーマルヘッドの圧力を変更す
るものでは、記録画像にカスレなどの画像品質の劣化
や、記録された感熱記録材料にカールが生じるなどの不
都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーマルプリンタの一実施例の概略
断面図である。
【図2】 図1に示すサーマルプリンタのサーマルヘッ
ドの記録制御系の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。
【図3】 (a)〜(d)は、それぞれ図1に示すサー
マルプリンタによる白黒フィルムへの画像記録動作のシ
ーケンスの一例を示す断面模式図である。
【図4】 図1に示すサーマルプリンタの記録部の詳細
な構成を示す断面模式図である。
【図5】 図1に示すサーマルプリンタに用いられるカ
ラーペーパーの構成の一例を示す断面模式図である。
【図6】 図5に示すカラーペーパーの各感熱発色層の
発色特性の一例を示すグラフである。
【図7】 (a)〜(f)は、それぞれ図1に示すサー
マルプリンタによるカラーペーパーへの画像記録動作の
シーケンスの一例を示す断面模式図である。
【図8】 (a)および(b)は、それぞれ図1に示す
サーマルプリンタにより得られた記録画像の一例を示す
図である。
【図9】 (a)〜(c)は、それぞれ本発明のサー
マルプリンタのサーマルヘッドの記録制御系の別の一例
の概略構成を示すブロック図である。による白黒フィル
ムへの画像記録動作のシーケンスを示す断面模式図であ
る。
【図10】 (a)および(b)は、それぞれ図9
(a)に示す記録制御系に入力される白黒およびカラー
画像データの一例を示す説明図である。
【図11】 図9(b)に示す記録制御系が適用される
サーマルプリンタの入力チャンネルの構成の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 12 サーマルプリンタ 14 装填部 16 供給搬送部 18 記録搬送部 20 記録部 22 排出部 24A,24B マガジン 28 サーマルプリンタのハウジング 30,30A,30B 挿入口 32,32A,32B 案内板 34,34A,34B 案内ローラ 36,36A,36B 停止部材 42,42A,42B 搬送手段 44 搬送ガイド 46 搬送ローラ 50 ニップローラ 52 規制ローラ対 56 搬送ローラ対 58,62 ガイド 60 プラテンローラ 64 搬送ローラ対 64A キャプスタンローラ 64B 押圧ローラ 68 サーマルヘッド加圧支持部 72 トレイ 74 排出口 80 画像処理装置 80A 画像処理回路 80B 画像データ識別手段 82 画像メモリ 84 記録制御装置 86 光定着部 86A イエロー用紫外線ランプ 86B マゼンタ用紫外線ランプ 88,88A,88B インターフェース 89 画像種別指定手段 91 支持体 92 シアン感熱発色層 93 マゼンタ感熱発色層 94 イエロー感熱発色層 95,96 中間層 97 保護層 98 バック層 92A シアン感熱発色層92の発色直前の熱エネルギ
ー 94A イエロー感熱発色層94の発色直前の熱エネル
ギー 94B イエロー感熱発色層94が中濃度に発色する熱
エネルギー A 白黒フィルム B カラーペーパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱記録材料に所定圧力で接触して画像を
    記録する感熱記録ヘッドと、前記感熱記録材料を搬送す
    るための複数種の感熱記録材料搬送手段とを有し、白黒
    画像を記録する時とカラー画像を記録する時とで、前記
    複数種の感熱記録材料搬送手段の内の異なるものを使用
    するように構成したことを特徴とするサーマルプリン
    タ。
  2. 【請求項2】前記複数種の感熱記録材料搬送手段の一方
    が、前記感熱記録ヘッドと対向して配置され、記録対象
    となる前記感熱記録材料を支持するプラテンローラであ
    り、他方が、前記感熱記録ヘッドおよび前記プラテンロ
    ーラの後方に配置されるキャプスタンローラである請求
    項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】前記白黒画像を記録する時と前記カラー画
    像を記録する時とで前記感熱記録ヘッドによって前記感
    熱記録材料を押圧するヘッド圧力が変更される請求項1
    または2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のサーマル
    プリンタであって、 さらに、記録される前記画像が前記白黒画像であるか、
    前記カラー画像であるかの別を指定する外部装置からの
    識別情報を識別する識別手段を有することを特徴とする
    サーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載のサーマル
    プリンタであって、 さらに、記録される前記画像が前記白黒画像であるか、
    前記カラー画像であるかの別を指定する指定手段を有す
    ることを特徴とするサーマルプリンタ。
  6. 【請求項6】前記白黒画像および前記カラー画像が、い
    ずれも医療用画像である請求項1〜5のいずれかに記載
    のサーマルプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100824119B1 (ko) 2005-12-22 2008-04-21 리소 가가쿠 고교 카부시키가이샤 감열기록장치
JP2012254877A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Toppan Printing Co Ltd フィルム状媒体搬送装置

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