JP2000296605A - 画像形成方法およびその装置ならびに液体吐出ヘッド - Google Patents

画像形成方法およびその装置ならびに液体吐出ヘッド

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JP2000296605A
JP2000296605A JP10722499A JP10722499A JP2000296605A JP 2000296605 A JP2000296605 A JP 2000296605A JP 10722499 A JP10722499 A JP 10722499A JP 10722499 A JP10722499 A JP 10722499A JP 2000296605 A JP2000296605 A JP 2000296605A
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liquid
head
image forming
heads
ink
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Hideo Fukazawa
秀夫 深澤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の液体吐出ヘッドを用いた場合にキャリ
ッジの1回の走査移動によるプリント媒体の搬送方向に
沿ったプリント領域の最大長さを増大させることができ
ず、しかも良好なプリント品質を得ることができない。 【解決手段】 第1の方向に走査移動するキャリッジ1
3と、このキャリッジ13の走査移動方向に対して交差
する第2の方向にプリント媒体を搬送する手段29〜3
1とを有し、キャリッジ13に搭載された液体吐出ヘッ
ド11u,11dに設けられた複数の吐出口から液体を
吐出してプリント媒体に画像を形成するための画像形成
装置であって、キャリッジ13は、液体吐出ヘッド11
u,11dの取り付け部12u,12dを複数有し、こ
れら取り付け部12u,12dをプリント媒体に対する
個々の液体吐出ヘッド11u,11dのプリント領域が
第2の方向に沿って相互にずれるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体吐出ヘッドの
吐出口から液体をプリント媒体に吐出して画像を形成す
る画像形成方法およびプリント媒体の搬送方向に対して
交差する方向に液体吐出ヘッドが搭載されるキャリッジ
を走査移動することによってプリント媒体に画像を形成
する画像形成装置ならびにこのような画像を形成するた
めの液体吐出ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント媒体の搬送方向に対して交差す
る方向にキャリッジを走査移動し、このキャリッジに搭
載された液体吐出ヘッドの吐出口から、インクおよび/
またはインクのプリント性を調整する処理液などの液体
を吐出してプリント媒体に画像を形成するシリアルスキ
ャン形式の画像形成装置においては、カラー画像などを
形成するために色相の異なる複数種のインク、例えば黄
色,マゼンタ色,シアン色,黒色のインクをそれぞれ吐
出する複数の液体吐出ヘッドをキャリッジに搭載してい
る。
【0003】このような液体吐出ヘッドとしては、個々
の液体を独立して吐出するもの以外に、黒色以外のイン
ク、例えば黄色,マゼンタ色,シアン色のインクをそれ
ぞれ異なる吐出口から吐出し得る3色一体型のものなど
がある。3色一体型の液体吐出ヘッドにおいては、各色
のインクを吐出するための3組の吐出口群を一列に形成
したものや、相互に平行に3列に形成したものなどが一
般的である。黒以外のインクをそれぞれ吐出するための
吐出口群を3列に形成したものや、個々の色相のインク
をそれぞれ独立して吐出する液体吐出ヘッドにおいて
は、各吐出口群の配列長さがすべて同じに設定され、キ
ャリッジを走査移動した場合の各色インクのプリント領
域がすべて重複するように、キャリッジに対して各液体
吐出ヘッドが搭載されている。また、3組の吐出口群を
一列に形成したものは、通常、プリント媒体の搬送方向
に沿ったプリント領域、つまり吐出口の配列長さが最も
長い黒色のインクを吐出するための液体吐出ヘッドの吐
出口の配列長さと同じになるように各色の吐出口が1/
3ずつ振り分けられ、さらにキャリッジを走査移動した
場合の黒色インクのプリント領域と、黒色以外のインク
のプリント領域とが重複するように、黒色インク用の液
体吐出ヘッドと黒色以外のインク用の液体吐出ヘッドと
がキャリッジに搭載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像を形成する
ための従来の画像形成装置にあっては、キャリッジを走
査移動した場合の各色インクのプリント領域が黒色イン
クのプリント領域に対してすべて重複するように形成さ
れているため、キャリッジの1回の走査移動によるプリ
ント媒体の搬送方向に沿ったプリント領域の最大長さ
は、黒色インクを吐出するための吐出口群の配列長さに
依存してしまい、複数の液体吐出ヘッドが搭載されるキ
ャリッジに対して同一種類の液体を吐出する液体吐出ヘ
ッドを搭載しても、キャリッジの1回の走査移動による
プリント媒体の搬送方向に沿ったプリント領域の最大長
さを増大させることができない。
【0005】また、キャリッジの1回の走査移動によっ
て黒色インクとその他のインクとが同時にプリント媒体
上に吐出されるため、インクに対するプリント媒体の吸
収速度が追いつかず、定着性が悪くなってプリント媒体
表面で黒色インクとその他のインクとが混色する上、黒
色以外のインクの吐出口群を複数列形成したものでは、
これら黒色以外のインクが相互に混色し、境界にじみな
どのプリント品質の低下を引き起こすおそれがあった。
このような不具合は、特にプリント速度の高速化に伴っ
てさらに増大する傾向にある。
【0006】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、複数の液体吐出
ヘッドを用いた場合にキャリッジの1回の走査移動によ
るプリント媒体の搬送方向に沿ったプリント領域の最大
長さを増大させることが可能であって、しかも良好なプ
リント品質を得ることができる画像形成方法を提供する
ことにある。
【0007】本発明の第2の目的は、このような画像形
成方法を実現し得る画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】本発明の第3の目的は、上述した画像形成
方法および画像形成装置に用いられる液体吐出ヘッドを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態は、
液体を吐出する複数の吐出口を持った液体吐出ヘッドを
第1の方向に走査移動する一方、この第1の方向に対し
て交差する第2の方向にプリント媒体を搬送し、このプ
リント媒体に前記液体吐出ヘッドの前記吐出口から液体
を吐出して画像を形成する画像形成方法であって、複数
の前記液体吐出ヘッドを用い、前記プリント媒体に対す
る個々の前記液体吐出ヘッドのプリント領域を前記第2
の方向に沿って相互にずらして液体をそれぞれ吐出する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0010】本発明によると、プリント媒体に対する個
々の液体吐出ヘッドのプリント領域が第2の方向に沿っ
て相互にずれており、1回の走査移動によって形成され
る複数の液体吐出ヘッドによって形成されるプリント領
域がプリント媒体の搬送方向に拡がった状態となる。
【0011】本発明の第2の形態は、第1の方向に走査
移動するキャリッジと、このキャリッジの走査移動方向
に対して交差する第2の方向にプリント媒体を搬送する
手段とを有し、前記キャリッジに搭載された液体吐出ヘ
ッドに設けられた複数の吐出口から液体を吐出してプリ
ント媒体に画像を形成するための画像形成装置であっ
て、前記キャリッジは、前記液体吐出ヘッドの取り付け
部を複数有し、これら取り付け部は、プリント媒体に対
する個々の前記液体吐出ヘッドのプリント領域が前記第
2の方向に沿って相互にずれるように形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明によると、プリント媒体に対する個
々の液体吐出ヘッドのプリント領域が第2の方向に沿っ
て相互にずれており、1回のキャリッジの走査移動によ
って形成される複数の液体吐出ヘッドによって形成され
るプリント領域がプリント媒体搬送手段によって搬送さ
れるプリント媒体の搬送方向に拡がった状態となる。
【0013】本発明の第3の形態は、液体を吐出するた
めの複数の吐出口を有し、画像形成装置の走査移動する
キャリッジに複数設けられた取り付け部に対して着脱可
能に搭載される液体吐出ヘッドであって、プリント媒体
に対する個々の液体吐出ヘッドのプリント領域がこのプ
リント媒体の搬送方向に沿って相互にずれるように前記
取り付け部を形成したものにおいて、前記キャリッジの
走査移動方向とその反対方向とに面する前記液体吐出ヘ
ッドの筺体外面に他の液体吐出ヘッドの前記外面に形成
されたキー手段と相互に係合し得るキー手段を具えたこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明によると、キャリッジの取り付け部
に複数の液体吐出ヘッドを搭載する場合、キー手段によ
って隣り合う液体吐出ヘッドの組み合わせ状態が規制さ
れ、予め設定した許容可能な組み合わせの場合のみ、隣
り合う液体吐出ヘッドのキー手段が相互に係合し合う。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による画像形
成方法において、個々の液体吐出ヘッドのプリント領域
は、これら個々の液体吐出ヘッドの吐出口の配列間隔を
p,使用する液体吐出ヘッドの数をnとした場合、p/
nの整数倍ずれていることが好ましい。
【0016】また、1回の走査移動における個々の液体
吐出ヘッドのプリント領域は、相互に重ならないように
ずれていてもよいし、1回の走査移動における個々の吐
出ヘッドのプリント領域の一部が相互に重なった状態で
ずれていてもよい。
【0017】液体吐出ヘッドから吐出される液体は、イ
ンクおよび/またはプリント媒体に吐出されるこのイン
クのプリント性を調整する処理液であってよい。あるい
は、複数の液体吐出ヘッドからそれぞれ吐出される液体
が光学的濃度の相互に異なるインクであり、光学的濃度
の高いインクを吐出する液体吐出ヘッドほどそのプリン
ト領域がプリント媒体の搬送方向上流側に位置するもの
であってもよい。
【0018】さらに、プリント領域がプリント媒体の搬
送方向最下流側に位置する液体吐出ヘッドに代えてスキ
ャナヘッドを用い、残りの液体吐出ヘッドの吐出口から
の液体の吐出状態を検知するようにしてもよい。
【0019】同様に、複数の液体吐出ヘッドからそれぞ
れ吐出される液体の種類に応じてプリント媒体の搬送速
度を制御するようにしてもよい。
【0020】本発明の第2の形態による画像形成装置に
おいて、個々の液体吐出ヘッドの吐出口の配列間隔を
p,使用する液体吐出ヘッドの数をnとした場合、取り
付け部は、個々の液体吐出ヘッドのプリント領域がp/
nの整数倍ずれるように形成されていることが好まし
い。
【0021】取り付け部は、1回の走査移動における個
々の液体吐出ヘッドのプリント領域が相互に重ならない
ようにずれていてもよいし、1回の走査移動における個
々の液体吐出ヘッドのプリント領域の一部が相互に重な
った状態でずれていてもよい。
【0022】取り付け部に搭載される液体吐出ヘッドか
ら吐出される液体の種類を判定するための判定手段と、
この判定手段による判定結果に基づいてプリント媒体を
第2の方向に搬送するための手段の作動を制御する制御
手段とをさらに設けることも可能である。
【0023】液体吐出ヘッドの吐出口から吐出される液
体は、インクおよび/またはプリント媒体に吐出される
このインクのプリント性を調整する処理液であってよ
い。あるいは、複数の液体吐出ヘッドからそれぞれ吐出
される液体が光学的濃度の相互に異なるインクであり、
取り付け部に搭載される液体吐出ヘッドから吐出される
インクの種類を判定するための判定手段と、この判定手
段による判定結果に基づいて光学的濃度の高いインクを
吐出する液体吐出ヘッドほどそのプリント領域がプリン
ト媒体の搬送方向上流側に位置するように取り付け部に
対して複数の液体吐出ヘッドが取り付けられていない場
合、エラーメッセージを出力する手段とをさらに設ける
ことも可能である。
【0024】プリント領域がプリント媒体の搬送方向最
下流側に位置する液体吐出ヘッドの取り付け部に代えて
液体吐出ヘッドの吐出口からの液体の吐出状態を検知す
るスキャナヘッドを交換可能に取り付け可能である。
【0025】本発明の第3の形態による液体吐出ヘッド
において、キー手段は、他の液体吐出ヘッドのキー手段
との係合を制限し得るものであることが好ましい。特
に、複数の液体吐出ヘッドからそれぞれ吐出される液体
が光学的濃度の相互に異なるインクであり、光学的濃度
の高いインクを吐出する液体吐出ヘッドほどそのプリン
ト領域がプリント媒体の搬送方向上流側に位置する場合
のみ、隣り合う液体吐出ヘッドのキー手段が相互に係合
し、それ以外の場合は係合し得ないことが好ましい。
【0026】キー手段は、液体吐出ヘッドの筺体外面か
ら突出するリブであってよい。
【0027】また、液体吐出ヘッドは、吐出口から液滴
を吐出するための吐出エネルギー発生部を有するもので
あってよく、この場合、吐出エネルギー発生部は、液体
に膜沸勝を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変
換素子を有するものであってよい。
【0028】
【実施例】本発明をインクジェットプリンタに応用した
実施例について、図1〜図11を参照しながら詳細に説
明するが、本発明はこのような実施例に限らず、これら
をさらに組み合わせたり、同様な課題を内包する他の分
野の技術にも応用することができる。
【0029】本実施例におけるインクジェットプリンタ
の内部構造を図1に示す。すなわち、複数(図示例では
2個)のインクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)11
u,11dが着脱自在に搭載されるヘッド取り付け部1
2u,12dを設けたキャリッジ13には、このインク
ジェットプリンタのシャシー14に両端部を取り付けた
案内棒15および案内板16がそれぞれ接続され、キャ
リッジ13は案内棒15を摺動自在に貫通すると共に案
内板16に対して摺動自在に係合した状態となってい
る。図示しないキャリッジ駆動用モータに連結された駆
動ギヤ17は、この駆動ギヤ17と対をなす従動ギヤ1
8と共にシャシー14に対して回転自在に支持されてい
る。キャリッジ13は、駆動ギヤ17と従動ギヤ18と
に巻き掛けられる無端のタイミングベルト19に連結さ
れており、上述したキャリッジ駆動用モータを駆動する
ことによってキャリッジ13を案内棒15に沿って第1
の方向に走査移動させることができる。
【0030】キャリッジ13の走査方向に沿った一端側
には、インクジェットヘッド11u,11dに形成され
た吐出口群(図2参照)20u,20dからのインクな
どの液体(以下、これを一括してインクと呼称する)の
吐出状態を良好にするための回復装置21が設けられて
いる。この回復装置21は、インクジェットヘッド11
u,11dの吐出口群20u,20dが開口する吐出口
面22(図2参照)を払拭することによって清掃する図
示しないブレードや、この吐出口面22を覆ってインク
ジェットヘッド11u,11dの吐出口群20u,20
dからのインクの乾燥を防ぐ図示しないキャッピング部
材、およびこのキャッピング部材を介して吐出口群20
u,20dから増粘インクなどを吸引する図示しない吸
引装置などで構成されている。
【0031】キャリッジ13には、ヘッド固定用蓋23
がヒンジ機構24を介して回動自在に取り付けられてお
り、これらヘッド固定用蓋23を図1に示す開いた状態
からほぼ90度倒すことにより、ヘッド取り付け部12
u,12dに差し込まれたインクジェットヘッド11
u,11dをキャリッジ13に対して固定できるように
なっている。また、ヘッド取り付け部12u,12dに
は、ここにインクジェットヘッド11u,11dが正常
に取り付けられた場合にインクジェットヘッド11u,
11dに設けられた図示しない電気接点部に対して電気
的に導通し得るコンタクト部25u,25dが設けられ
ており、これらコンタクト部25u,25dとインクジ
ェットプリンタのシャシー14側とを電気的に接続する
可撓性のケーブル26を介してプリント情報やヘッド情
報などの授受を行うようになっている。
【0032】キャリッジ13の走査移動方向に対して交
差する第2の方向に図示しないプリント媒体を搬送する
手段である紙送りユニット27は、給紙トレイ28に搭
載された図示しないプリント用紙を一枚ずつ引き出して
行送り用ローラ29とピンチローラ30との間に差し込
み、行送り用ローラ29と共に同期駆動回転する排紙ロ
ーラ31上を通過して排紙するものである。行送り用ロ
ーラ29と排紙ローラ31との間にはプラテン32が設
けられており、このプラテン32上にあるプリント用紙
に対してキャリッジ13が走査移動し、プリント用紙に
対して所定の画像を形成するようになっている。
【0033】上述したヘッド取り付け部12u,12d
は、図示しないプリント媒体であるプリント用紙に対す
る個々のインクジェットヘッド11u,11dのプリン
ト領域がプリント用紙の搬送方向に沿って相互にずれる
ように形成されている。
【0034】キャリッジ13のヘッド取り付け部12
u,12dに装着した状態における本実施例のインクジ
ェットヘッド11u,11dの配列状態を図2に示す。
本実施例におけるインクジェットヘッド11u,11d
は、それぞれ360dpi 、すなわち70. 6μm のピッ
チでプリント用紙の搬送方向と平行に一直線状に配列し
た128個の吐出口からなる吐出口群20u,20dを
有し、これら吐出口群20u,20dは、プリント用紙
の搬送方向に沿ってそれぞれ約9mmの長さを有する。ま
た、個々のインクジェットヘッド11u,11dのプリ
ント領域は、プリント用紙の搬送方向に沿って吐出口群
20u,20dの長さ分だけ、すなわち相互に約9mmず
れている。この場合、プリント用紙の搬送方向上流側に
位置するインクジェットヘッド11uの吐出口群20u
のうち、プリント用紙の搬送方向下流端に位置する吐出
口と、プリント用紙の搬送方向下流側に位置するインク
ジェットヘッド11dの吐出口群20dのうち、プリン
ト用紙の搬送方向上流端に位置する吐出口との間隔は、
プリント用紙の搬送方向に沿って吐出口の配列ピッチの
1ピッチ分、すなわち70. 6μm ずれている。
【0035】従って、インクジェットヘッド11u,1
1dを共に黒インクなどの同一色相のインクを吐出する
ものにした場合、両方のインクジェットヘッド11u,
11dを用い、1回の走査移動によってプリント用紙に
形成されるプリント領域は、プリント用紙の搬送方向に
沿って約18mmとなる。これに伴って、プリント用紙の
1回の搬送距離を約18mmにすることにより、インクジ
ェットヘッド11u,11dの一方のみ使用した場合の
約2倍の速度でプリント作業を行うことができる。
【0036】上述した実施例では、2つのインクジェッ
トヘッド11u,11dが同一種類の単一色相のインク
を吐出するためのものについて説明したが、個々のイン
クジェットヘッド11u,11dがそれぞれ複数色のイ
ンクを吐出するためのものであってもよい。
【0037】このようなインクジェットヘッド11u,
11dをヘッド取り付け部12u,12dに装着した状
態における配列状態を図3に示す。すなわち、個々のイ
ンクジェットヘッド11u,11dは、黒色インク吐出
用の吐出口群20Bと黄色,マゼンタ色,シアン色イン
ク吐出用の吐出口群20Y,20M,20Cとを有し、
黒色インク吐出用の吐出口群20Bは、64個の吐出口
を有し、プリント媒体の搬送方向に沿って約4. 5mmの
長さを有する。また、黄色,マゼンタ色,シアン色イン
ク吐出用の吐出口群20Y,20M,20Cは、それぞ
れ24個の吐出口を有し、プリント媒体の搬送方向に沿
ってそれぞれ約1. 7mmの長さを有する。これら吐出口
群20B,20Y,20M,20Cは、プリント用紙の
搬送方向に沿って一直線状に配列しており、隣接する吐
出口群20B,20Y,20M,20Cは、それぞれ吐
出口の配列ピッチの8ピッチ分だけ離されている。これ
ら個々のインクジェットヘッド11u,11dのプリン
ト領域は、プリント用紙の搬送方向に沿って約9mmずれ
ており、本実施例ではプリント用紙の1回の搬送距離を
黄色,マゼンタ色,シアン色インク吐出用の吐出口群2
0Y,20M,20Cの長さに対応して1. 7mmに設定
している。
【0038】従って、プリント用紙には、プリント用紙
の搬送方向上流側に位置するインクジェットヘッド11
uによって形成されるプリント領域に対し、下流側に位
置するプリントヘッド11dによって形成されるプリン
ト領域が重複して形成されることとなり、インクがプリ
ント用紙の同一箇所に複数回吐出される結果、本実施例
はOHPなどの色を強調する必要があるプリント作業を
行う場合に極めて有効である。
【0039】本実施例において、プリント用紙の搬送方
向上流側に位置するインクジェットヘッド11uに対
し、プリント用紙の搬送方向下流側に位置するインクジ
ェットヘッド11dが光学的濃度の異なるカラーイン
ク、つまり黄色,マゼンタ色,シアン色のインクを吐出
するものであってもよい。この場合、上流側に位置する
インクジェットヘッド11uが黒色インクと共に光学的
濃度の高いカラーインクを吐出し、下流側に位置するイ
ンクジェットヘッド11dが黒色インクと共に光学的濃
度の低いカラーインクを吐出するように、ヘッド取り付
け部12u,12dに対するインクジェットヘッド11
u,11dの装着位置を規制することが望ましい。本実
施例は、写真などの階調性が要求される画像をプリント
する場合に有効である。
【0040】プリント用紙の搬送方向下流側に位置する
インクジェットヘッド11dに代え、このインクジェッ
トヘッド11dと同形状でその吐出口群20dと同一長
さの領域を同じ解像度で読み取るラインセンサを具えた
スキャナヘッドを用いることも可能である。この場合、
スキャナヘッドが常にプリント用紙の搬送方向下流端側
に配置されるように、ヘッド取り付け部12u,12d
に対するインクジェットヘッド11uおよびスキャナヘ
ッドの装着位置を規制することが望ましい。図2に示し
た実施例の場合、1回のプリント用紙の搬送距離は約9
mmとなり、図3に示した実施例の場合、1回のプリント
用紙の搬送距離は約1.7mmとなる。
【0041】これによって、上流側に配置されたインク
ジェットヘッド11uの吐出口群20,20B,20
Y,20M,20C中の吐出不良となっている吐出口を
特定することができる。
【0042】なお、両方のヘッド取り付け部12u,1
2dにスキャナヘッドを搭載することも可能であり、こ
の場合、図1に示した構成では1回のプリント用紙の搬
送距離を約18mmにすることができる。
【0043】ヘッド取り付け部12u,12dに装着さ
れるインクジェットヘッド11u,11dのヘッド情報
は、所定の電気接点部に各インクジェットヘッド11
u,11dに予め設定された固有の抵抗値を持たせるこ
とで、インクジェットプリンタのシャシー14側で判別
することも可能であるが、本実施例では、所定の電気接
点部を2本の独立した判別回路として用い、この判別回
路が導通状態が否かを判別することにより、ヘッド取り
付け部12u,12dに搭載されたインクジェットヘッ
ド11u,11dのヘッド情報を把握するようにしてい
る。この場合、次の表1に示すように、プリント用紙の
搬送方向上流側となるヘッド取り付け部12uに光学的
濃度の高いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘ
ッド11uが優先的に配置される判定基準となってお
り、誤った取り付け状態ではユーザに対してインクジェ
ットヘッドの交換を促す警告を発することができるよう
になっている。
【0044】
【表1】
【0045】この表1において、Bは黒色インク吐出用
のインクジェットヘッド,Hは光学的濃度の高いカラー
インク、すなわち黄色,マゼンタ色,シアン色インクを
吐出可能なインクジェットヘッド,Lは光学的濃度の低
いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘッド,S
はスキャナヘッドをそれぞれ示す。また、良否の判定の
欄において〇印はそのままプリント作業が行われる場
合,×印はインクジェットヘッドの交換を促す警告を発
する場合をそれぞれ示す。
【0046】プリント時におけるインクの混色効果は、
光学的濃度の低い色のインクほど後からプリントした方
が効果的であり、図3に示したような構造のカラープリ
ント用インクジェットヘッド11u,11dにおいて
も、プリント用紙の搬送下流側に光学的濃度の低い色で
ある黄色インク用の吐出口群20Yを配置し、上流側か
ら順に黒色インク用,シアン色インク用,マゼンタ色イ
ンク用の吐出口群20B,20C,20Mを配置してい
る。
【0047】このように、複数個のインクジェットヘッ
ド11u,11dの種類が異なる場合には、プリン用紙
の搬送方向下流側に比べて搬送上流側に光学的濃度の高
いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘッド11
uを配置する。キャリッジ13の複数のヘッド取り付け
部において、プリント用紙の搬送上流側のヘッド取り付
け部12uに黒色インク吐出用のインクジェットヘッド
11Bが搭載された場合、搬送方向下流側のヘッド取り
付け部12dは如何なるインクジェットヘッドをも搭載
可能であるが、上流側のヘッド取り付け部12uに光学
的濃度の高いカラーインクを吐出可能なインクジェット
ヘッド11Hが搭載された場合、下流側のヘッド取り付
け部12dに黒色インク吐出用のインクジェットヘッド
11Bを搭載するとエラーメッセージが出力されるが、
光学的濃度の低いカラーインクを吐出可能なインクジェ
ットヘッド11Lやスキャナヘッド11Sを搭載した場
合には、そのままプリント作業が行われる。
【0048】インクジェットヘッドと同形状のスキャナ
ヘッド11Sは、下流側のヘッド取り付け部12dに搭
載することで、インクジェットヘッド11uとの組み合
わせが可能であり、このインクジェットヘッド11uの
吐出口からのインクの吐出状態を把握することができ
る。
【0049】このように、インクジェットヘッド11
u,11dの組み合わせの良否を電気的に把握できるよ
うにすることも可能であるが、この組み合わせの良否を
さらに機械的に行うことも可能である。
【0050】このような観点に基づく本発明によるイン
クジェットヘッドの正面形状を図4に示す。すなわち、
キャリッジ13の走査移動方向とその反対方向とに面す
るインクジェットヘッド11B,11H,11Lおよび
スキャナヘッド11Sの筺体外面には、キー手段として
の所定長さのリブ33B,33H,33L,34H,3
4L,34Sが突出状態で形成されており、図中、向か
って左側の筺体外面から突出するリブ33B,33H,
33Lから各筺体前端面までの距離aと、図中、向かっ
て右側の筺体外面から突出するリブ34H,34L,3
4Sから筺体後端面までの距離bは、すべて等しく設定
されている。これら複数のインクジェットヘッド11
B,11H,11Lおよびスキャナヘッド11Sの配列
の組み合わせを機械的に制限できるようになっている。
【0051】具体的には、図4に示す黒色インク吐出用
のインクジェットヘッド11Bの図4中、向かって左側
の筺体外面には、吐出口群20Bに沿って延在するリブ
33Bが形成されているが、左側にはリブは形成されて
いない。図4に示す光学的濃度の高いカラーインクを吐
出可能なインクジェットヘッド11Hの筺体外面には、
吐出口群20Hに沿って延在するリブ33H,34Hが
形成されており、吐出口の配列方向に沿ったこれらの長
さは、リブ33Hに関してリブ33Bの2/3,リブ3
4Hに関してリブ33Bの1/3の長さに設定されてい
る。図4に示す光学的濃度の低いカラーインクを吐出可
能なインクジェットヘッド11cの筺体外面には、吐出
口群20Lに沿って延在するリブ33L,34Lが形成
されており、吐出口の配列方向に沿ったこれらの長さ
は、リブ33Lに関してリブ33Bの1/3,リブ34
Lに関してリブ33Bの2/3の長さに設定されてい
る。さらに、スキャナヘッド11Sの図4中、向かって
右側の筺体外面には、ラインセンサ35に沿って延在す
るリブ34Sが形成されているが、左側にはリブは形成
されていない。ラインセンサ35の延在方向に沿ったリ
ブ34Sの長さは、リブ33Bと同じ長さに設定されて
いる。
【0052】このような構造のため、例えば、黒色イン
ク吐出用のインクジェットヘッド11Bと光学的濃度の
高いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘッド1
1Hとをキャリッジ13のヘッド取り付け部12u,1
2dに搭載する場合、この時の取り付け可能な状態を図
5に示す。すなわち、プリント用紙の搬送方向上流側の
ヘッド取り付け部12uに黒色インク吐出用のインクジ
ェットヘッド11Bが搭載され、下流側のヘッド取り付
け部12dには光学的濃度の高いカラーインクを吐出可
能なインクジェットヘッド11Hが搭載される。しかし
ながら、光学的濃度の高いカラーインクを吐出可能なイ
ンクジェットヘッド11Hをプリント用紙の搬送方向上
流側のヘッド取り付け部12uに搭載したり、黒色イン
ク吐出用のインクジェットヘッド11Bを下流側のヘッ
ド取り付け部12dに搭載した場合、黒色インク吐出用
のインクジェットヘッド11Bのリブ33Bと光学的濃
度の高いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘッ
ド11Hのリブ34Hとが干渉し、これら2つを共に正
常にヘッド取り付け部12u,12dに搭載することが
できない。この場合、黒色インク吐出用のインクジェッ
トヘッド11Bの図5中、向かって右側の筺体外側には
リブが形成されていないため、ヘッド取り付け部12d
には、任意のインクジェットヘッド11B,11H,1
1Lおよびスキャナヘッド11Sを搭載可能である。
【0053】次に、光学的濃度の高いカラーインクを吐
出可能なインクジェットヘッド11Hと光学的濃度の低
いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘッド11
Lとをキャリッジ13のヘッド取り付け部12u,12
dに搭載する場合、この時の取り付け可能な状態を図6
に示す。すなわち、プリント用紙の搬送方向上流側のヘ
ッド取り付け部12uに光学的濃度の高いカラーインク
を吐出可能なインクジェットヘッド11Hが搭載され、
下流側のヘッド取り付け部12dには光学的濃度の低い
カラーインクを吐出可能なインクジェットヘッド11L
が搭載される。しかしながら、光学的濃度の低いカラー
インクを吐出可能なインクジェットヘッド11Lをプリ
ント用紙の搬送方向上流側のヘッド取り付け部12uに
搭載したり、光学的濃度の高いカラーインクを吐出可能
なインクジェットヘッド11Hを下流側のヘッド取り付
け部12dに搭載した場合、光学的濃度の高いカラーイ
ンクを吐出可能なインクジェットヘッド11Hのリブ3
3Hと光学的濃度の低いカラーインクを吐出可能なイン
クジェットヘッド11Lのリブ34Lとが干渉し、これ
ら2つを共に正常にヘッド取り付け部12u,12dに
搭載することができない。この場合、図5中、向かって
左側の筺体外面にリブを持たないスキャナヘッド11S
を光学的濃度の低いカラーインクを吐出可能なインクジ
ェットヘッド11Lに代えてヘッド取り付け部12dに
搭載可能である。
【0054】さらに、光学的濃度の低いカラーインクを
吐出可能なインクジェットヘッド11Lとスキャナヘッ
ド11Sとをキャリッジ13のヘッド取り付け部12
u,12dに搭載する場合、この時の取り付け可能な状
態を図7に示す。すなわち、プリント用紙の搬送方向上
流側のヘッド取り付け部12uに光学的濃度の低いカラ
ーインクを吐出可能なインクジェットヘッド11Lが搭
載され、下流側のヘッド取り付け部12dにはスキャナ
ヘッド11Sが搭載される。しかしながら、スキャナヘ
ッド11Sをプリント用紙の搬送方向上流側のヘッド取
り付け部12uに搭載したり、光学的濃度の低いカラー
インクを吐出可能なインクジェットヘッド11Lを下流
側のヘッド取り付け部12dに搭載した場合、光学的濃
度の低いカラーインクを吐出可能なインクジェットヘッ
ド11Lのリブ33Lとスキャナヘッド11Sのリブ3
4Sとが干渉し、これら2つを共に正常にヘッド取り付
け部12u,12dに搭載することができない。このよ
うな状況は、下流側のヘッド取り付け部12Dに黒色イ
ンク吐出用のインクジェットヘッド11Bを搭載した場
合も同様である。
【0055】なお、スキャナヘッド11Sのみヘッド取
り付け部12u,12dに搭載した時の取り付け状態を
図8に示す。図からも明らかなように、プリント用紙の
搬送方向上流側のヘッド取り付け部12uにスキャナヘ
ッド11Sを装着した場合、下流側のヘッド取り付け部
12d側に突出するリブ34Sにより、インクジェット
ヘッド11B,11H,11Lのリブ33B,33H,
33Lが干渉するため、下流側のヘッド取り付け部12
dには図8中、筺体外側の向かって左側にリブを持たな
いスキャナヘッド11Sのみ正常に搭載可能である。
【0056】このように、ヘッド取り付け部12u,1
2dに対するインクジェットヘッド11B,11H,1
1Lおよびスキャナヘッド11Sの取り付け可能な組み
合わせは、プリント用紙の搬送方向上流側のヘッド取り
付け部12uを基準にして、黒色インク吐出用のインク
ジェットヘッド11B>光学的濃度の高いインクを吐出
可能なインクジェットヘッド11H>光学的濃度の低い
インクを吐出可能なインクジェットヘッド11L>スキ
ャナヘッド11Sの順となる関係が維持されていればよ
い。これ以外の組み合わせは採用できず、リブ33B,
33H,33Lとリブリブ34H,34L,34Sとの
干渉によりヘッド取り付け部12u,12dに対して正
常に取り付けることができないようになっている。
【0057】上述した実施例では、2つのインクジェッ
トヘッド11u,11dをこれらの吐出口の配列ピッチ
の整数倍だけプリント用紙の搬送方向に沿ってずらすよ
うにしたが、インクジェットヘッド11u,11dの吐
出口の配列間隔をp,キャリッジ13に搭載されるイン
クジェットヘッドの数をnとした場合、吐出口の配列ピ
ッチの1ピッチ分よりも小さく、具体的にはp/nの整
数倍ずらすようにしてもよい。
【0058】例えば、吐出口の配列ピッチの1/2だけ
ずらした場合におけるプリント用紙に対するインク滴の
吐出状態を図9に示す。この図9において、実線で示す
ドットduがプリント用紙の搬送方向上流側に配置され
たインクジェットヘッド11uから吐出されるインク滴
を示し、破線で示すドットddが下流側に配置されたイ
ンクジェットヘッド11dから吐出されるインク滴を示
す。この状態から、プリント用紙をインクジェットヘッ
ド11u,11dの吐出口群20u,20dの長さに相
当する量だけ搬送したのち、2回目のキャリッジ13の
走査移動によって、破線で示すドットddの間に実線で
示すドットduが図10に示すように重ね打ちされる。
これによって、プリント用紙の搬送方向に沿った解像度
を2倍に上げることができる。さらに、このような構成
において、吐出口から吐出されるインクの吐出駆動周波
数を変えずにキャリッジ13の走査速度を1/2に低下
させることにより、図11に示すようにキャリッジ13
の走査方向に沿った解像度も2倍に向上させることがで
きる。何れの場合においても、キャリッジ13の2回の
走査移動によって、プリント媒体の搬送方向上流側に位
置するインクジェットヘッド11uによってプリント用
紙に形成されるドットduと、下流側に位置するインク
ジェットヘッド11dによって形成されるドットddと
が初めて重なり合うため、下流側に位置するインクジェ
ットヘッド11dによって形成されるドットddの乾燥
が進んだ状態で上流側に位置するインクジェットヘッド
11uからインクが重ね打ちされる結果となり、インク
あふれによる画像の乱れをより少なくすることができ
る。
【0059】なお、本発明は、液体の吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生す
る手段(例えば、電気熱変換体やレーザ光など)を具
え、この熱エネルギーにより液体の状態変化を生起させ
るインクジェット方式の液体吐出ヘッドや、画像形成装
置において優れた効果をもたらすものである。かかる方
式によれば、プリントの高密度化および高精細化が達成
できるからである。
【0060】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書や、同第474
0796号明細書に開示されている基本的な原理を用い
て行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマ
ンド型およびコンティニュアス型の何れにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体が保持
されているシートや流路に対応して配置される電気熱変
換体に、プリント情報に対応した核沸騰を越える急速な
温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加する
ことにより熱エネルギを発生させ、液体吐出ヘッドの熱
作用面に膜沸騰を生じさせ、結果的にこの駆動信号に一
対一で対応した液体内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長および収縮により、吐出口を介して
液体を吐出させ、少なくとも1つの液滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書や、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れたプリントを行うこ
とができる。
【0061】また、液体吐出ヘッドの構成としては、上
述の各明細書に開示されているような吐出口と液路と電
気熱変換体との組合せ構成(電気熱変換体が液路に沿っ
て配置された直線状液流路または電気熱変換体が液路を
挟んで吐出口と正対する直角液流路)の他に、熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書や、米国特許第44596
00号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものであ
る。加えて、複数の電気熱変換体に対し、共通するスリ
ットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開
昭59−123670号公報や、熱エネルギの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示した特開
昭59−138461号公報に基いた構成としても、本
発明の効果は有効である。すなわち、液体吐出ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によればプリ
ントを確実に効率良く行うことができるようになるから
である。
【0062】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、走査移動するキャリッジに対して一体的に固定
された液体吐出ヘッド、あるいはキャリッジに対して交
換可能に装着されることでキャリッジとの電気的な接続
や装置本体からの液体の供給が可能となる交換自在のチ
ップタイプの液体吐出ヘッド、あるいは液体吐出ヘッド
自体に一体的に液体を貯えるタンクが設けられたヘッド
カートリッジを用いた場合にも、本発明は有効である。
【0063】本発明の画像形成装置の構成として、液体
吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にするための回
復手段や、予備的な補助手段などを付加することは本発
明の効果を一層安定できるので、好ましいものである。
これらを具体的に挙げれば、液体吐出ヘッドに対するキ
ャッピング手段や、クリーニング手段, 加圧あるいは吸
引手段, 電気熱変換体やこれとは別の加熱素子あるいは
これらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段、
プリントとは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0064】また、搭載される液体吐出ヘッドの種類に
ついても、プリント媒体の種類やプリントモードに応じ
てインクのプリント性を調整するための処理液(プリン
ト性向上液)を専用あるいは共通の液体吐出ヘッドから
プリント媒体に吐出することも有効である。
【0065】さらに、以上説明した本発明の実施例にお
いては、室温やそれ以下で固化し、室温で軟化もしくは
液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット
方式では液体自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温
度調整を行って液体の粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用プリント信
号付与時に液状をなすものを用いてもよい。加えて、熱
エネルギによる昇温を、固形状態から液体状態への状態
変化のエネルギとして使用させることで積極的に防止す
るため、または液体の蒸発を防止するため、放置状態で
固化し加熱によって液化するものを用いてもよい。何れ
にしても熱エネルギのプリント信号に応じた付与によっ
て液化し、液体が吐出されるものや、プリント媒体に到
達する時点ではすでに固化し始めるものなどのような、
熱エネルギの付与によって初めて液化する性質のものを
使用する場合も本発明は適用可能である。このような場
合の液体は、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としてもよい。本発明においては、上述した各液体に
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0066】なお、本発明にかかる画像形成装置の形態
としては、コンピュータなどの情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、リーダなどと組合せた
複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装
置や捺染装置の形態を採るものなどであっても良く、プ
リント媒体としては、シート状あるいは長尺の紙や布
帛、あるいは板状をなす木材や石材, 樹脂, ガラス, 金
属などの他に、3次元立体構造物などを挙げることがで
きる。
【0067】
【発明の効果】本発明によると、複数の前記液体吐出ヘ
ッドを用い、プリント媒体に対する個々の液体吐出ヘッ
ドのプリント領域をプリント媒体の搬送方向に沿って相
互にずらして液体をそれぞれ吐出するようにしたので、
プリント領域をずらした分だけ1回のキャリッジの走査
移動によってプリント媒体に形成されるプリント媒体の
搬送方向に沿ったプリント領域の長さが増大した状態と
なり、スループットの向上を図ることができる。また、
黒色インク吐出用の液体吐出ヘッドと黒色以外のインク
吐出用の液体吐出ヘッドとを分けた場合には、1回のキ
ャリッジの走査移動によって黒色インクのプリント領域
と黒色以外のインクのプリント領域とをずらすことがで
きるため、実質的に2回以上のキャリッジの走査移動に
よってカラー画像の形成が行われることとなり、プリン
ト媒体に対するインクの定着性が改善されると共にプリ
ント媒体上でのインク相互の混色を抑制して画像品質を
良好に維持することができる。特に、光学的濃度が異な
る複数種のインクを吐出するように構成した場合には、
形成される画像濃度の階調性を増大させることができ
る。
【0068】プリント領域がプリント媒体の搬送方向最
下流側に位置する液体吐出ヘッドに代えてスキャナヘッ
ドを用い、残りの液体吐出ヘッドの吐出口からの液体の
吐出状態を検知するようにした場合には、この検知結果
に基づいて液体吐出ヘッドの吐出口からの液体の吐出状
態を良好にするための回復処理を自動的に行うことがで
きる。
【0069】光学的濃度の高いインクを吐出する液体吐
出ヘッドほどそのプリント領域がプリント媒体の搬送方
向上流側に位置するように、キャリッジの取り付け部に
対する液体吐出ヘッドの取り付け位置を規定した場合に
は、形成される画像濃度の階調性を良好に維持すること
ができる。
【0070】個々の液体吐出ヘッドのプリント領域をp
/n(ただし、pは個々の液体吐出ヘッドの吐出口の配
列間隔,nは使用する液体吐出ヘッドの数)だけずらす
ようにした場合には、各液体吐出ヘッドに形成された吐
出口の間隔を狭めることなく、解像度をn倍増大させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置をインクジェットプ
リンタに応用した一実施例の内部構造を表す分解斜視図
である。
【図2】図1に示した実施例におけるインクジェットヘ
ッドの配置形態を表すレイアウト概念図である。
【図3】インクジェットヘッドの他の配置形態を表すレ
イアウト概念図である。
【図4】各インクジェットヘッドにそれぞれ形成される
リブの形状を示す正面図である。
【図5】黒色インク吐出用のインクジェットヘッドと光
学的濃度の高いカラーインクを吐出可能なインクジェッ
トヘッドとの組み合わせ形態を表すレイアウト概念図で
ある。
【図6】光学的濃度の高いカラーインクを吐出可能なイ
ンクジェットヘッドと光学的濃度の低いカラーインクを
吐出可能なインクジェットヘッドとの組み合わせ形態を
表すレイアウト概念図である。
【図7】光学的濃度の低いカラーインクを吐出可能なイ
ンクジェットヘッドとスキャナヘッドとの組み合わせ形
態を表すレイアウト概念図である。
【図8】スキャナヘッドの組み合わせ形態を現すレイア
ウト概念図である。
【図9】プリント媒体に吐出されるインクドットの形成
状態の一例を図10と共に模式的に表す概念図である。
【図10】プリント媒体に吐出されるインクドットの形
成状態の一例を図9と共に模式的に表す概念図である。
【図11】プリント媒体に吐出されるインクドットの形
成状態の他の一例を模式的に表す概念図である。
【符号の説明】
11u,11d,11B,11H,11L インクジェ
ットヘッド 11S スキャナヘッド 12u,12d ヘッド取り付け部 13 キャリッジ 14 シャシー 15 案内棒 16 案内板 17 駆動ギヤ 18 従動ギヤ 19 タイミングベルト 20u,20d,20B,20Y,20M,20C 吐
出口群 21 回復装置 22 吐出口面 23 ヘッド固定用蓋 24 ヒンジ機構 25u,25d コンタクト部 26 ケーブル 27 紙送りユニット 28 給紙トレイ 29 行送り用ローラ 30 ピンチローラ 31 排紙ローラ 32 プラテン 33B,33H,33L,34H,34L,34S リ
ブ 35 ラインセンサ a リブからインクジェットヘッドの筺体前端面までの
距離 b リブからインクジェットヘッドの筺体後端面までの
距離 du,dd インクジェットヘッドから吐出されるイン
ク滴

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出する複数の吐出口を持った液
    体吐出ヘッドを第1の方向に走査移動する一方、この第
    1の方向に対して交差する第2の方向にプリント媒体を
    搬送し、このプリント媒体に前記液体吐出ヘッドの前記
    吐出口から液体を吐出して画像を形成する画像形成方法
    であって、 複数の前記液体吐出ヘッドを用い、前記プリント媒体に
    対する個々の前記液体吐出ヘッドのプリント領域を前記
    第2の方向に沿って相互にずらして液体をそれぞれ吐出
    するようにしたことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記個々の液体吐出ヘッドのプリント領
    域は、これら個々の液体吐出ヘッドの前記吐出口の配列
    間隔をp,使用する前記液体吐出ヘッドの数をnとした
    場合、p/nの整数倍ずれていることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 1回の走査移動における前記個々の液体
    吐出ヘッドのプリント領域は、相互に重ならないように
    ずれていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 1回の走査移動における前記個々の吐出
    ヘッドのプリント領域の一部が相互に重なった状態でず
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 液体は、インクおよび/またはプリント
    媒体に吐出されるこのインクのプリント性を調整する処
    理液であることを特徴とする請求項1から請求項4の何
    れかに記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の液体吐出ヘッドからそれぞれ
    吐出される液体が光学的濃度の相互に異なるインクであ
    り、光学的濃度の高いインクを吐出する前記液体吐出ヘ
    ッドほどそのプリント領域が前記プリント媒体の搬送方
    向上流側に位置することを特徴とする請求項1から請求
    項4の何れかに記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 プリント領域が前記プリント媒体の搬送
    方向最下流側に位置する液体吐出ヘッドに代えてスキャ
    ナヘッドを用い、残りの前記液体吐出ヘッドの前記吐出
    口からの液体の吐出状態を検知するようにしたことを特
    徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の画像形
    成方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の液体吐出ヘッドからそれぞれ
    吐出される液体の種類に応じてプリント媒体の搬送速度
    を制御するようにしたことを特徴とする請求項1から請
    求項7の何れかに記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 第1の方向に走査移動するキャリッジ
    と、このキャリッジの走査移動方向に対して交差する第
    2の方向にプリント媒体を搬送する手段とを有し、前記
    キャリッジに搭載された液体吐出ヘッドに設けられた複
    数の吐出口から液体を吐出してプリント媒体に画像を形
    成するための画像形成装置であって、 前記キャリッジは、前記液体吐出ヘッドの取り付け部を
    複数有し、これら取り付け部は、プリント媒体に対する
    個々の前記液体吐出ヘッドのプリント領域が前記第2の
    方向に沿って相互にずれるように形成されていることを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記個々の液体吐出ヘッドの前記吐出
    口の配列間隔をp,使用する前記液体吐出ヘッドの数を
    nとした場合、前記取り付け部は、前記個々の液体吐出
    ヘッドのプリント領域がp/nの整数倍ずれるように形
    成されていることを特徴とする請求項9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記取り付け部は、1回の走査移動に
    おける前記個々の液体吐出ヘッドのプリント領域が相互
    に重ならないようにずれていることを特徴とする請求項
    9または請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記取り付け部は、1回の走査移動に
    おける前記個々の液体吐出ヘッドのプリント領域の一部
    が相互に重なった状態でずれていることを特徴とする請
    求項9または請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記取り付け部に搭載される前記液体
    吐出ヘッドから吐出される液体の種類を判定するための
    判定手段と、 この判定手段による判定結果に基づいて前記プリント媒
    体を第2の方向に搬送するための手段の作動を制御する
    制御手段とをさらに具えたことを特徴とする請求項9か
    ら請求項12の何れかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 液体は、インクおよび/またはプリン
    ト媒体に吐出されるこのインクのプリント性を調整する
    処理液であることを特徴とする請求項9から請求項13
    の何れかに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の液体吐出ヘッドからそれぞ
    れ吐出される液体が光学的濃度の相互に異なるインクで
    あり、 前記取り付け部に搭載される前記液体吐出ヘッドから吐
    出されるインクの種類を判定するための判定手段と、 この判定手段による判定結果に基づいて光学的濃度の高
    いインクを吐出する前記液体吐出ヘッドほどそのプリン
    ト領域が前記プリント媒体の搬送方向上流側に位置する
    ように前記取り付け部に対して前記複数の液体吐出ヘッ
    ドが取り付けられていない場合、エラーメッセージを出
    力する手段とをさらに具えたことを特徴とする請求項9
    から請求項13の何れかに記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 プリント領域が前記プリント媒体の搬
    送方向最下流側に位置する液体吐出ヘッドの前記取り付
    け部に代えて前記液体吐出ヘッドの前記吐出口からの液
    体の吐出状態を検知するスキャナヘッドを交換可能に取
    り付け可能であることを特徴とする請求項9から請求項
    15の何れかに記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 液体を吐出するための複数の吐出口を
    有し、画像形成装置の走査移動するキャリッジに複数設
    けられた取り付け部に対して着脱可能に搭載される液体
    吐出ヘッドであって、プリント媒体に対する個々の液体
    吐出ヘッドのプリント領域がこのプリント媒体の搬送方
    向に沿って相互にずれるように前記取り付け部を形成し
    たものにおいて、 前記キャリッジの走査移動方向とその反対方向とに面す
    る前記液体吐出ヘッドの筺体外面に他の液体吐出ヘッド
    の前記外面に形成されたキー手段と相互に係合し得るキ
    ー手段を具えたことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  18. 【請求項18】 前記キー手段は、他の液体吐出ヘッド
    のキー手段との係合を制限し得るものであることを特徴
    とする請求項17に記載の液体吐出ヘッド。
  19. 【請求項19】 前記複数の液体吐出ヘッドからそれぞ
    れ吐出される液体が光学的濃度の相互に異なるインクで
    あり、 光学的濃度の高いインクを吐出する前記液体吐出ヘッド
    ほどそのプリント領域が前記プリント媒体の搬送方向上
    流側に位置する場合のみ、隣り合う前記液体吐出ヘッド
    の前記キー手段が相互に係合し、それ以外の場合は係合
    し得ないことを特徴とする請求項17または請求項18
    に記載の液体吐出ヘッド。
  20. 【請求項20】 前記キー手段は、前記液体吐出ヘッド
    の前記筺体外面から突出するリブであることを特徴とす
    る請求項17から請求項19の何れかに記載の液体吐出
    ヘッド。
  21. 【請求項21】 前記液体吐出ヘッドは、前記吐出口か
    ら液滴を吐出するための吐出エネルギー発生部を有する
    ことを特徴とする請求項17から請求項20の何れかに
    記載の液体吐出ヘッド。
  22. 【請求項22】 前記吐出エネルギー発生部は、液体に
    膜沸勝を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換
    素子を有することを特徴とする請求項21に記載の液体
    吐出ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014046478A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Fujifilm Corp インクジェット記録方法、及び、印刷物

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