JP2000296479A - 電動工具 - Google Patents
電動工具Info
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- JP2000296479A JP2000296479A JP11097459A JP9745999A JP2000296479A JP 2000296479 A JP2000296479 A JP 2000296479A JP 11097459 A JP11097459 A JP 11097459A JP 9745999 A JP9745999 A JP 9745999A JP 2000296479 A JP2000296479 A JP 2000296479A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 停止状態から作動可能な通常の状態に容易に
復帰させることができ、作業効率の低下を未然に回避
し、しかも、必要に応じて、停止を行うことなく、連続
的な作動を可能にする電動工具を提供する。 【解決手段】 電動工具は、構造物Wに突き当てられる
導電性刃部3cを有し、ハウジング1内に収容された電
動機2により回転駆動される導電性回転体3と、接地手
段11を介して流れる接地電流を検知する検知手段6
と、これによる接地電流の検知に応じて電動機2の電源
回路4aを遮断する電源遮断手段8と、電源回路4aの
遮断状態を解除する遮断解除手段9と、電源遮断手段6
を作動可能状態及び作動不可能状態の何れかに切り換え
るための開閉手段10を備えている。
復帰させることができ、作業効率の低下を未然に回避
し、しかも、必要に応じて、停止を行うことなく、連続
的な作動を可能にする電動工具を提供する。 【解決手段】 電動工具は、構造物Wに突き当てられる
導電性刃部3cを有し、ハウジング1内に収容された電
動機2により回転駆動される導電性回転体3と、接地手
段11を介して流れる接地電流を検知する検知手段6
と、これによる接地電流の検知に応じて電動機2の電源
回路4aを遮断する電源遮断手段8と、電源回路4aの
遮断状態を解除する遮断解除手段9と、電源遮断手段6
を作動可能状態及び作動不可能状態の何れかに切り換え
るための開閉手段10を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具、特に、
建物のコンクリート壁などの構造物における穴開け作業
に適した電動ドリルなどに代表される電動工具に関す
る。
建物のコンクリート壁などの構造物における穴開け作業
に適した電動ドリルなどに代表される電動工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、建物のコンクリート壁などには金
属管が埋設され、この金属管には、電力用の電線はもと
より、コンピュータ、電話などの情報通信用送受信ケー
ブルが配置されている。
属管が埋設され、この金属管には、電力用の電線はもと
より、コンピュータ、電話などの情報通信用送受信ケー
ブルが配置されている。
【0003】従って、ダイアモンドコアドリルなどの振
動式または打撃式の電気ドリルを用いて、上述したコン
クリート壁に穴を開ける際、上記金属管を破壊して、内
部のケーブルを切断する虞があった。
動式または打撃式の電気ドリルを用いて、上述したコン
クリート壁に穴を開ける際、上記金属管を破壊して、内
部のケーブルを切断する虞があった。
【0004】このような問題に鑑み、特開平7−205
052号公報には、接地電流検知手段、電源遮断手段及
び電源遮断解除手段を備えたコードリールを、導線性刃
部を有する電動工具と組み合わせて使用することが提案
されている(以下、「先行技術」という)。
052号公報には、接地電流検知手段、電源遮断手段及
び電源遮断解除手段を備えたコードリールを、導線性刃
部を有する電動工具と組み合わせて使用することが提案
されている(以下、「先行技術」という)。
【0005】先行技術によれば、電動工具の導電性刃部
がコンクリート壁に埋設された金属管に接触すると、接
地電流検出手段が電源遮断手段に出力信号を送り、これ
によって、電動工具の作動が停止し、上述した問題が回
避される。このような停止状態において、電源遮断解除
手段としてのリセットボタンを押せば、電動工具は再び
作動可能な状態に復帰する。
がコンクリート壁に埋設された金属管に接触すると、接
地電流検出手段が電源遮断手段に出力信号を送り、これ
によって、電動工具の作動が停止し、上述した問題が回
避される。このような停止状態において、電源遮断解除
手段としてのリセットボタンを押せば、電動工具は再び
作動可能な状態に復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術においては、接地電流検知手段、電源遮断手段及び電
源遮断解除手段はコードリールのベース部に内蔵されて
おり、このベース部は、通常、電動工具から離れて配置
されるため、電源遮断手段の作用により電動工具の作動
が停止した場合において、電動工具を再び作動可能な状
態に復帰させるためには、作業者がコードリールのベー
ス部の位置まで移動して、電源遮断解除手段としてのリ
セットボタンを押す必要があり、作業効率が低下する。
術においては、接地電流検知手段、電源遮断手段及び電
源遮断解除手段はコードリールのベース部に内蔵されて
おり、このベース部は、通常、電動工具から離れて配置
されるため、電源遮断手段の作用により電動工具の作動
が停止した場合において、電動工具を再び作動可能な状
態に復帰させるためには、作業者がコードリールのベー
ス部の位置まで移動して、電源遮断解除手段としてのリ
セットボタンを押す必要があり、作業効率が低下する。
【0007】また、コンクリート壁等には、鉄筋も埋設
されており、このような鉄筋が埋設された部分において
は、電動工具の作動を停止させることなく、穴開け作業
を続行する場合が多い。このような場合には、作業者
は、先行技術のコードリールのプラグを、電流供給源と
してのコンセントから外し、電動工具の電源プラグを、
上述したコードリールのコンセントから電流供給源とし
ての上記コンセントに差し換える必要があり、作業効率
が著しく低下する傾向にあった。しかも、電流供給源と
してのコンセントと作業場所との間の距離が電動工具の
電源ケーブルの長さよりも長い場合には、先行技術のコ
ードリールとは異なり、電源遮断機能を有さない別のコ
ードリールや延長コードを必要とする。
されており、このような鉄筋が埋設された部分において
は、電動工具の作動を停止させることなく、穴開け作業
を続行する場合が多い。このような場合には、作業者
は、先行技術のコードリールのプラグを、電流供給源と
してのコンセントから外し、電動工具の電源プラグを、
上述したコードリールのコンセントから電流供給源とし
ての上記コンセントに差し換える必要があり、作業効率
が著しく低下する傾向にあった。しかも、電流供給源と
してのコンセントと作業場所との間の距離が電動工具の
電源ケーブルの長さよりも長い場合には、先行技術のコ
ードリールとは異なり、電源遮断機能を有さない別のコ
ードリールや延長コードを必要とする。
【0008】本発明の目的は、停止状態から作動可能な
通常の状態に容易に復帰させることができ、作業効率の
低下を未然に回避し、しかも、必要に応じて、停止を行
うことなく、連続的な作動を可能にする電動工具を提供
することにある。
通常の状態に容易に復帰させることができ、作業効率の
低下を未然に回避し、しかも、必要に応じて、停止を行
うことなく、連続的な作動を可能にする電動工具を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の本発明に係る電動工具は、構造物
(W)に突き当てられる導電性刃部(3c)を有し、ハ
ウジング(1)内に収容された電動機(2)により回転
駆動される導電性回転体(3)と、接地手段(11)を
介して流れる接地電流を検知する検知手段(6)と、前
記検知手段(6)による前記接地電流の検知に応じて前
記電動機(2)の電源回路(4a)を遮断する電源遮断
手段(8)と、前記電源回路(4a)の遮断状態を解除
する遮断解除手段(9)と、前記電源遮断手段(8)を
作動可能状態及び作動不可能状態の何れかに切り換える
ための開閉手段(10)を備えたことを特徴とする。
ために、請求項1の本発明に係る電動工具は、構造物
(W)に突き当てられる導電性刃部(3c)を有し、ハ
ウジング(1)内に収容された電動機(2)により回転
駆動される導電性回転体(3)と、接地手段(11)を
介して流れる接地電流を検知する検知手段(6)と、前
記検知手段(6)による前記接地電流の検知に応じて前
記電動機(2)の電源回路(4a)を遮断する電源遮断
手段(8)と、前記電源回路(4a)の遮断状態を解除
する遮断解除手段(9)と、前記電源遮断手段(8)を
作動可能状態及び作動不可能状態の何れかに切り換える
ための開閉手段(10)を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2の本発明は、請求項1の電動工具
において、前記検知手段(6)、前記電源遮断手段
(8)、前記遮断解除手段(9)及び前記開閉手段(1
0)を前記ハウジング(1)内に収容したことを特徴と
する。
において、前記検知手段(6)、前記電源遮断手段
(8)、前記遮断解除手段(9)及び前記開閉手段(1
0)を前記ハウジング(1)内に収容したことを特徴と
する。
【0011】請求項3の本発明は、請求項1または請求
項2の電動工具において、前記ハウジング(1)が絶縁
性材料から形成されており、前記導電性刃部(3c)が
前記検知手段(6)に電気的に接続されていることを特
徴とする。
項2の電動工具において、前記ハウジング(1)が絶縁
性材料から形成されており、前記導電性刃部(3c)が
前記検知手段(6)に電気的に接続されていることを特
徴とする。
【0012】請求項4の本発明は、請求項1乃至請求項
3の何れか1つの電動工具において、前記検知手段
(6)の接地電流検出用配線(11)と前記電動機
(2)のためのモータ駆動用配線(30a、30b)と
を、抵抗(24、25)を介して電気的に接続したこと
を特徴とする。
3の何れか1つの電動工具において、前記検知手段
(6)の接地電流検出用配線(11)と前記電動機
(2)のためのモータ駆動用配線(30a、30b)と
を、抵抗(24、25)を介して電気的に接続したこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る電動工具E1を図1乃至図6参照しながら詳述する。
図1から明らかなように、電動工具E1は、建物のコン
クリート壁などの構造物Wにおける穴開け作業に適した
電動ドリルとして構成されている。
る電動工具E1を図1乃至図6参照しながら詳述する。
図1から明らかなように、電動工具E1は、建物のコン
クリート壁などの構造物Wにおける穴開け作業に適した
電動ドリルとして構成されている。
【0014】電動工具E1は、ハウジング1と、駆動ユ
ニットDUと、制御ユニットCUとから構成される。
ニットDUと、制御ユニットCUとから構成される。
【0015】駆動ユニットDUは、合成樹脂製のハウジ
ング1内に収容された電動機2と、この電動機2の出力
軸に接続された導電性回転体3とから構成されている。
電動機2は、その前方に、複数の減速ギヤを含むギヤボ
ックス(図示せず)を備えている。ここで、電動機2の
モータ軸2a(図4乃至図6参照)、並びに、ギヤボッ
クスの減速ギヤ(図示せず)、ギヤシャフト(図示せ
ず)及び出力軸(図示せず)は、それぞれ導電性を有し
ている。従って、モータ軸2aは、ギヤボックスの出力
軸と電気的に接続されている。
ング1内に収容された電動機2と、この電動機2の出力
軸に接続された導電性回転体3とから構成されている。
電動機2は、その前方に、複数の減速ギヤを含むギヤボ
ックス(図示せず)を備えている。ここで、電動機2の
モータ軸2a(図4乃至図6参照)、並びに、ギヤボッ
クスの減速ギヤ(図示せず)、ギヤシャフト(図示せ
ず)及び出力軸(図示せず)は、それぞれ導電性を有し
ている。従って、モータ軸2aは、ギヤボックスの出力
軸と電気的に接続されている。
【0016】上記モータ軸2aの後端部は、図4乃至図
6に示すように、ベアリング14を介してハウジング1
に支持されている。即ち、ハウジング1の内側後部に
は、ベアリングケース19が一体的に形成されており、
モータ軸2aを回転可能に支持したベアリング14がこ
のベアリングケース19に収められている(図5及び図
6参照)。ここで、ベアリング14の内輪(図示せ
ず)、外輪(図示せず)、及び、内輪と外輪との間に配
置されたボール、ローラなどの転動体(図示せず)は、
それぞれ導電性を有している。従って、モータ軸2aは
ベアリング14の内輪に圧入されているが、このモータ
軸2aは、転動体を介して外輪に電気的に接続されてい
る。
6に示すように、ベアリング14を介してハウジング1
に支持されている。即ち、ハウジング1の内側後部に
は、ベアリングケース19が一体的に形成されており、
モータ軸2aを回転可能に支持したベアリング14がこ
のベアリングケース19に収められている(図5及び図
6参照)。ここで、ベアリング14の内輪(図示せ
ず)、外輪(図示せず)、及び、内輪と外輪との間に配
置されたボール、ローラなどの転動体(図示せず)は、
それぞれ導電性を有している。従って、モータ軸2aは
ベアリング14の内輪に圧入されているが、このモータ
軸2aは、転動体を介して外輪に電気的に接続されてい
る。
【0017】導電性回転体3は、上記出力軸と同軸に連
結された回転軸3aと、その先端に設けられたチャック
3bと、チャック3bに着脱可能に取り付けられる刃部
3c、即ち、ビットとから構成されている。これらの回
転軸3a、チャック3b及び刃部3cは、それぞれ導電
性を有している。従って、刃部3cは、上述した構成要
素の電気的な接続に起因して、ベアリング14の外輪に
電気的に接続されている。
結された回転軸3aと、その先端に設けられたチャック
3bと、チャック3bに着脱可能に取り付けられる刃部
3c、即ち、ビットとから構成されている。これらの回
転軸3a、チャック3b及び刃部3cは、それぞれ導電
性を有している。従って、刃部3cは、上述した構成要
素の電気的な接続に起因して、ベアリング14の外輪に
電気的に接続されている。
【0018】上述した電動機2は、電源回路4aを介し
て電源4に接続されており、この電源回路4aには、ト
リガースイッチ5が設けられている(図2参照)。この
トリガースイッチ5は、図1に示すようにハウジング1
に設けられ、作業者の操作によってオンオフされる。
て電源4に接続されており、この電源回路4aには、ト
リガースイッチ5が設けられている(図2参照)。この
トリガースイッチ5は、図1に示すようにハウジング1
に設けられ、作業者の操作によってオンオフされる。
【0019】制御ユニットCUは、検知手段6と、電源
遮断手段8と、遮断解除手段9と、開閉手段10とから
構成されている。
遮断手段8と、遮断解除手段9と、開閉手段10とから
構成されている。
【0020】検知手段6は、上述した刃部3cが構造物
W中に埋設された金属管Pと接触することによって、刃
部3cに流れる接地電流を検知する。このために、接地
電流検知用配線11を用いて、刃部3cをアースし、こ
の接地電流検知用配線11の周りにコイル7を配置し、
このコイル7に発生する電流を検知手段6によって検知
するように構成している(図2参照)。この検知手段6
は、このように接地電流を検知するための検知回路とし
て作用するのみならず、後述する電源遮断手段8のため
の制御回路としても作用する。
W中に埋設された金属管Pと接触することによって、刃
部3cに流れる接地電流を検知する。このために、接地
電流検知用配線11を用いて、刃部3cをアースし、こ
の接地電流検知用配線11の周りにコイル7を配置し、
このコイル7に発生する電流を検知手段6によって検知
するように構成している(図2参照)。この検知手段6
は、このように接地電流を検知するための検知回路とし
て作用するのみならず、後述する電源遮断手段8のため
の制御回路としても作用する。
【0021】上述した接地電流検知用配線11の一端に
は、銅などの導電性材料製の接続板16が半田付けによ
って接続されており、この接続板16は、図5に示すよ
うに、ベアリングケース19に形成された挿入穴15に
圧入することによって、ベアリング14の外輪に電気的
に接続される。接地電流検知用配線11の他端は、電源
回路4aの一部を構成する電源ケーブル17に設けられ
たプラグ18付近に配置され、プラグ18のコンセント
(図示せず)への接続の際にアースされる。
は、銅などの導電性材料製の接続板16が半田付けによ
って接続されており、この接続板16は、図5に示すよ
うに、ベアリングケース19に形成された挿入穴15に
圧入することによって、ベアリング14の外輪に電気的
に接続される。接地電流検知用配線11の他端は、電源
回路4aの一部を構成する電源ケーブル17に設けられ
たプラグ18付近に配置され、プラグ18のコンセント
(図示せず)への接続の際にアースされる。
【0022】電源遮断手段8は、電源回路4aに設けら
れ、上述した検知手段6が接地電流を検知した際に、こ
れから出力される信号によって電源回路4aを遮断す
る。
れ、上述した検知手段6が接地電流を検知した際に、こ
れから出力される信号によって電源回路4aを遮断す
る。
【0023】遮断解除手段9は、押しボタン型リセット
スイッチから構成されており、上述した検知手段6に接
続されている。この遮断解除手段9をオンにすることに
より、検知手段6は電源遮断手段8に信号を出力して、
電源回路4aの遮断を解除し、換言すれば、電源回路4
aを電動機2の作動が可能な通常の状態に復帰させる。
スイッチから構成されており、上述した検知手段6に接
続されている。この遮断解除手段9をオンにすることに
より、検知手段6は電源遮断手段8に信号を出力して、
電源回路4aの遮断を解除し、換言すれば、電源回路4
aを電動機2の作動が可能な通常の状態に復帰させる。
【0024】開閉手段10は、上述した電源遮断手段8
を作動可能状態及び作動不可能状態の何れかに切り換え
るためのスイッチから構成されており、上述した検知手
段6に接続されている。この開閉手段10をオンにすれ
ば、電源遮断手段8は作動可能な状態に維持され、その
結果、電源回路4aは、電動機2の作動を可能にする通
常の状態と、遮断状態との何れかに選択的に維持され
る。一方、開閉手段10をオフにすれば、電源遮断手段
8は作動不可能状態に維持され、その結果、電源回路4
aは、電動機2の作動を可能にする通常の状態のみに維
持される。
を作動可能状態及び作動不可能状態の何れかに切り換え
るためのスイッチから構成されており、上述した検知手
段6に接続されている。この開閉手段10をオンにすれ
ば、電源遮断手段8は作動可能な状態に維持され、その
結果、電源回路4aは、電動機2の作動を可能にする通
常の状態と、遮断状態との何れかに選択的に維持され
る。一方、開閉手段10をオフにすれば、電源遮断手段
8は作動不可能状態に維持され、その結果、電源回路4
aは、電動機2の作動を可能にする通常の状態のみに維
持される。
【0025】このように、検知手段6,電源遮断手段
8、遮断解除手段9及び開閉手段10からなる制御ユニ
ットCUは、電源遮断コントローラAを構成する(図2
参照)。この電源遮断コントローラAにおいて、図2に
おける符号12は接地電流を流すための電圧を供給する
変圧器を示し、符号13は接地電流の大きさを調整する
抵抗器を示す。この電源遮断コントローラAは、図1に
示すように、ハウジング1に設けられている。
8、遮断解除手段9及び開閉手段10からなる制御ユニ
ットCUは、電源遮断コントローラAを構成する(図2
参照)。この電源遮断コントローラAにおいて、図2に
おける符号12は接地電流を流すための電圧を供給する
変圧器を示し、符号13は接地電流の大きさを調整する
抵抗器を示す。この電源遮断コントローラAは、図1に
示すように、ハウジング1に設けられている。
【0026】次に、上述した電動工具E1の使用方法を
説明する。先ず、電動工具E1の電源回路4aの一部を
構成する電源ケーブル17に設けられたプラグ18はコ
ンセントに接続されるが、この際、接地電流検知用配線
11の端部をアースする。ここで、刃部3cが構造物W
に埋設された金属管Pや鉄筋に接触したときに、電動機
2を停止させる場合には、開閉手段10をオンの状態に
維持する。
説明する。先ず、電動工具E1の電源回路4aの一部を
構成する電源ケーブル17に設けられたプラグ18はコ
ンセントに接続されるが、この際、接地電流検知用配線
11の端部をアースする。ここで、刃部3cが構造物W
に埋設された金属管Pや鉄筋に接触したときに、電動機
2を停止させる場合には、開閉手段10をオンの状態に
維持する。
【0027】このような状態で穴開け作業を行い、刃部
3cが例えば金属管Pに接触すると、検知手段6は接地
電流を検知し、電源遮断手段8に信号を出力する。これ
により、電源遮断手段8が作動して、電源回路4aが遮
断される。従って、電動機2が停止する。
3cが例えば金属管Pに接触すると、検知手段6は接地
電流を検知し、電源遮断手段8に信号を出力する。これ
により、電源遮断手段8が作動して、電源回路4aが遮
断される。従って、電動機2が停止する。
【0028】ここで、遮断解除手段9をオンにすれば、
検知手段6は電源遮断手段8に信号を出力して、電源回
路4aの遮断を解除し、換言すれば、電源回路4aを電
動機2の作動が可能な通常の状態に復帰させる。
検知手段6は電源遮断手段8に信号を出力して、電源回
路4aの遮断を解除し、換言すれば、電源回路4aを電
動機2の作動が可能な通常の状態に復帰させる。
【0029】一方、穴開け作業を行っている構造物中に
金属管Pではなく、鉄筋が埋設されている場合における
ように、刃部3cが鉄筋に接触しても、電動工具E1の
作動を停止させることなく、穴開け作業を続行する場合
には、開閉手段10をオフの状態に維持する。
金属管Pではなく、鉄筋が埋設されている場合における
ように、刃部3cが鉄筋に接触しても、電動工具E1の
作動を停止させることなく、穴開け作業を続行する場合
には、開閉手段10をオフの状態に維持する。
【0030】このような状態においては、電源遮断手段
8は作動不可能状態に維持され、その結果、電源回路4
aは、電動機2の作動を可能にする通常の状態のみに維
持されるため、たとえ、刃部3cが鉄筋に接触しても、
電動機2が停止することはない。
8は作動不可能状態に維持され、その結果、電源回路4
aは、電動機2の作動を可能にする通常の状態のみに維
持されるため、たとえ、刃部3cが鉄筋に接触しても、
電動機2が停止することはない。
【0031】上述した第1実施形態においては、電源遮
断コントローラAは、上述したようにハウジング1に設
けられ、そこにおける遮断解除手段9を操作することに
よって、停止状態から作動可能な通常の状態に容易に復
帰させることができ、作業効率の低下を未然に回避し、
しかも、必要に応じて、開閉手段10を操作することに
よって、停止を行うことなく、連続的な作動を可能にす
ることができる。
断コントローラAは、上述したようにハウジング1に設
けられ、そこにおける遮断解除手段9を操作することに
よって、停止状態から作動可能な通常の状態に容易に復
帰させることができ、作業効率の低下を未然に回避し、
しかも、必要に応じて、開閉手段10を操作することに
よって、停止を行うことなく、連続的な作動を可能にす
ることができる。
【0032】次に、本発明の第2実施形態に係る電動工
具E2を図7及び図8を参照しながら詳述する。電動工
具E2もまた、建物のコンクリート壁などの構造物にお
ける穴開け作業に適した電動ドリルとして構成されてい
る。この電動工具E2は、電源遮断コントローラBがハ
ウジング1ではなく、電源ケーブル17の途中に設けら
れていること、接地電流検知用配線11の一端が、ベア
リング14の外輪ではなく、金属製ギアケース21に電
気的に接続されていることを除き、第1実施形態に係る
電動工具E1と同一である。従って、同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略する。
具E2を図7及び図8を参照しながら詳述する。電動工
具E2もまた、建物のコンクリート壁などの構造物にお
ける穴開け作業に適した電動ドリルとして構成されてい
る。この電動工具E2は、電源遮断コントローラBがハ
ウジング1ではなく、電源ケーブル17の途中に設けら
れていること、接地電流検知用配線11の一端が、ベア
リング14の外輪ではなく、金属製ギアケース21に電
気的に接続されていることを除き、第1実施形態に係る
電動工具E1と同一である。従って、同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0033】即ち、電源遮断コントローラBは、電源回
路の一部を構成する電源ケーブル17の途中に設けられ
ており、この電源遮断コントローラBには、作業者が操
作可能なように、遮断解除手段9及び開閉手段10が取
り付けられている。この電源ケーブル17において電源
遮断コントローラBが設けられる位置は任意であるが、
作業者の操作性を考慮して、電動工具E2の使用状態に
おいて、作業者の腰の付近に電源遮断コントローラBを
設けることが望ましい。
路の一部を構成する電源ケーブル17の途中に設けられ
ており、この電源遮断コントローラBには、作業者が操
作可能なように、遮断解除手段9及び開閉手段10が取
り付けられている。この電源ケーブル17において電源
遮断コントローラBが設けられる位置は任意であるが、
作業者の操作性を考慮して、電動工具E2の使用状態に
おいて、作業者の腰の付近に電源遮断コントローラBを
設けることが望ましい。
【0034】接地電流検知用配線11の一端には、丸形
端子22が接続されており、この丸形端子22は、図8
に示すように、電動機2のためのケース1bに組み付け
られたギヤケース21とギヤケースカバー1aとして作
用するハウジング1の一部との間に配置され、ネジ23
によってこれらの間に挟持されている。このギアケース
21及びネジ23はそれぞれ導電性を有している。
端子22が接続されており、この丸形端子22は、図8
に示すように、電動機2のためのケース1bに組み付け
られたギヤケース21とギヤケースカバー1aとして作
用するハウジング1の一部との間に配置され、ネジ23
によってこれらの間に挟持されている。このギアケース
21及びネジ23はそれぞれ導電性を有している。
【0035】ここで、第1実施形態において説明したよ
うに、ギヤボックスの減速ギヤ、ギヤシャフト及び出力
軸はそれぞれ導電性を有しており、一方、この出力軸に
連結された導電性回転体3の回転軸、チャック及び刃部
もそれぞれ導電性を有している。従って、接地電流検知
用配線11は、導電性回転体3の刃部(図示せず)に電
気的に接続される。勿論、この接地電流検知用配線11
の他端は、電源回路の一部を構成する電源ケーブル17
に設けられたプラグ18付近に配置される。
うに、ギヤボックスの減速ギヤ、ギヤシャフト及び出力
軸はそれぞれ導電性を有しており、一方、この出力軸に
連結された導電性回転体3の回転軸、チャック及び刃部
もそれぞれ導電性を有している。従って、接地電流検知
用配線11は、導電性回転体3の刃部(図示せず)に電
気的に接続される。勿論、この接地電流検知用配線11
の他端は、電源回路の一部を構成する電源ケーブル17
に設けられたプラグ18付近に配置される。
【0036】電動工具E2の使用方法は、上述した電動
工具E1の使用方法と同一である。従って、その説明を
省略する。電動工具E2によれば、電動工具E1におけ
ると同一の効果がもたらされる。
工具E1の使用方法と同一である。従って、その説明を
省略する。電動工具E2によれば、電動工具E1におけ
ると同一の効果がもたらされる。
【0037】次に、本発明の第3実施形態に係る電動工
具E3を図9乃至図11を参照しながら詳述する。電動
工具E3もまた、建物のコンクリート壁などの構造物に
おける穴開け作業に適した電動ドリルとして構成されて
いる。この電動工具E3は、検知手段6の接地電流検出
用配線11と電動機2のためのモータ駆動用配線30
a、30bとが、抵抗24、25を介して電気的に接続
されていること、及び、変圧器12が設けられていない
ことを除き、第1実施形態に係る電動工具E1と同一で
ある。従って、同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
具E3を図9乃至図11を参照しながら詳述する。電動
工具E3もまた、建物のコンクリート壁などの構造物に
おける穴開け作業に適した電動ドリルとして構成されて
いる。この電動工具E3は、検知手段6の接地電流検出
用配線11と電動機2のためのモータ駆動用配線30
a、30bとが、抵抗24、25を介して電気的に接続
されていること、及び、変圧器12が設けられていない
ことを除き、第1実施形態に係る電動工具E1と同一で
ある。従って、同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0038】第1実施形態と異なり、第3実施形態にお
いては、図10に示すように、電源4と電源遮断手段8
との間において、電源4の両側における電源回路4aの
一部を形成するモータ駆動用配線30a、30bを相互
に接続するように、第1抵抗24及び第2抵抗25を直
列に接続し、検知手段6における接地電流検知用配線1
1の一端を、これら抵抗24、25の中立点に接続して
いる。この接地電流検出用配線11の他端は、検知手段
6に接続されたコイル7を通り、そして、抵抗器13、
即ち、電流制限抵抗器を介して刃部3cに接続されてい
る。
いては、図10に示すように、電源4と電源遮断手段8
との間において、電源4の両側における電源回路4aの
一部を形成するモータ駆動用配線30a、30bを相互
に接続するように、第1抵抗24及び第2抵抗25を直
列に接続し、検知手段6における接地電流検知用配線1
1の一端を、これら抵抗24、25の中立点に接続して
いる。この接地電流検出用配線11の他端は、検知手段
6に接続されたコイル7を通り、そして、抵抗器13、
即ち、電流制限抵抗器を介して刃部3cに接続されてい
る。
【0039】このように2芯の電源ケーブル17を介し
て流れる接地電流が検知手段6によって検知されるが、
このような構成に加えて、電源4の何れか一方の配線は
アースされている。図11において、符号Xは、電源4
の一方の側の配線を示し、符号Yは、電源4の他方の側
の配線を示す。図11に示した実施形態においては、他
方の配線Yがアース線28aを介してアースされてい
る。即ち、プラグ18のためのコンセント29は、配線
X及び配線Yを介して電源4に接続されているが、この
配線Yは、図9に示すように、アース線28aを介して
アースされている。
て流れる接地電流が検知手段6によって検知されるが、
このような構成に加えて、電源4の何れか一方の配線は
アースされている。図11において、符号Xは、電源4
の一方の側の配線を示し、符号Yは、電源4の他方の側
の配線を示す。図11に示した実施形態においては、他
方の配線Yがアース線28aを介してアースされてい
る。即ち、プラグ18のためのコンセント29は、配線
X及び配線Yを介して電源4に接続されているが、この
配線Yは、図9に示すように、アース線28aを介して
アースされている。
【0040】次に、上述した電動工具E3の使用方法を
説明する。先ず、電動工具E3の電源回路4aの一部を
構成する電源ケーブル17に設けられたプラグ18はコ
ンセント29に接続される。ここで、プラグ18をコン
セント29に接続すれば、プラグ18の接続方向に拘わ
らず、刃部3cは、接地電流検知用配線11及びアース
線28aを介してアースされる。
説明する。先ず、電動工具E3の電源回路4aの一部を
構成する電源ケーブル17に設けられたプラグ18はコ
ンセント29に接続される。ここで、プラグ18をコン
セント29に接続すれば、プラグ18の接続方向に拘わ
らず、刃部3cは、接地電流検知用配線11及びアース
線28aを介してアースされる。
【0041】このように、電動工具E3においては、電
動工具E1におけるようにプラグ18を接続する際に、
接地電流検知用配線11を単独でアースする必要がな
い。このことを除き、電動工具E3の使用方法そのもの
は、電動工具E1の使用方法と同一であるため、その方
法そのものの説明を省略し、接地電流の流れのみを以下
に説明する。
動工具E1におけるようにプラグ18を接続する際に、
接地電流検知用配線11を単独でアースする必要がな
い。このことを除き、電動工具E3の使用方法そのもの
は、電動工具E1の使用方法と同一であるため、その方
法そのものの説明を省略し、接地電流の流れのみを以下
に説明する。
【0042】プラグ18をコンセント29に接続するこ
とによって、刃部3cが、接地電流検知用配線11及び
アース線28aを介してアースされている場合におい
て、刃部3cが金属管Pに接触すると、電流は図11に
おいて、符号26を付して実線で示した方向に流れ、こ
の電流は検知手段6によって検知される。
とによって、刃部3cが、接地電流検知用配線11及び
アース線28aを介してアースされている場合におい
て、刃部3cが金属管Pに接触すると、電流は図11に
おいて、符号26を付して実線で示した方向に流れ、こ
の電流は検知手段6によって検知される。
【0043】尚、コンセント29と電源4とを接続する
配線Yを上述したようにアースする代わりに、コンセン
ト29と電源4とを接続する配線Xをアース線28bを
介してアースしてもよい。このように一方の配線X及び
他方の配線Yのアースは選択的に行なわれるため、図1
1においては、一方の配線X側がアースされた状態を括
弧を付して図示している。
配線Yを上述したようにアースする代わりに、コンセン
ト29と電源4とを接続する配線Xをアース線28bを
介してアースしてもよい。このように一方の配線X及び
他方の配線Yのアースは選択的に行なわれるため、図1
1においては、一方の配線X側がアースされた状態を括
弧を付して図示している。
【0044】このように刃部3cが、接地電流検知用配
線11及びアース線28bを介してアースされている場
合において、刃部3cが金属管Pに接触すると、電流は
図11において、符号27を付して点線で示した方向に
流れ、この電流は検知手段6によって検知される。
線11及びアース線28bを介してアースされている場
合において、刃部3cが金属管Pに接触すると、電流は
図11において、符号27を付して点線で示した方向に
流れ、この電流は検知手段6によって検知される。
【0045】このように電源4に接続されるプラグ18
に極性を設ける必要がなく、プラグ18をどちらの方向
に接続しても、刃部3cと金属管Pとの接触を確実に検
出することができる。勿論、第3実施形態においては、
2芯の電源ケーブル17を使用するものとして説明した
が、例えば、3芯の電源ケーブルを使用することもで
き、この場合には、アース線を接続する必要はない。
に極性を設ける必要がなく、プラグ18をどちらの方向
に接続しても、刃部3cと金属管Pとの接触を確実に検
出することができる。勿論、第3実施形態においては、
2芯の電源ケーブル17を使用するものとして説明した
が、例えば、3芯の電源ケーブルを使用することもで
き、この場合には、アース線を接続する必要はない。
【0046】上述した第1乃至第3実施形態において
は、検出手段6は、刃部3cが金属管Pに接触すること
によって流れる電流の電流値を検出し、これによって電
源遮断手段8を作動させて、電源回路4aを遮断するも
のとして説明したが、その電圧値を検出し、これによっ
て電源遮断手段8を作動させて、電源回路4aを遮断す
るように構成することもできる。
は、検出手段6は、刃部3cが金属管Pに接触すること
によって流れる電流の電流値を検出し、これによって電
源遮断手段8を作動させて、電源回路4aを遮断するも
のとして説明したが、その電圧値を検出し、これによっ
て電源遮断手段8を作動させて、電源回路4aを遮断す
るように構成することもできる。
【0047】上述した実施形態においては、本発明を電
気ドリルに適用して説明したが、これに限らず、他の電
動工具、例えば、コンクリートカッター、ロータリーハ
ンマーなどに適用しても同一の効果が得られる。
気ドリルに適用して説明したが、これに限らず、他の電
動工具、例えば、コンクリートカッター、ロータリーハ
ンマーなどに適用しても同一の効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、請求項1
に記載したように、電動工具が遮断解除手段と開閉手段
とを備えているため、停止状態から作動可能な通常の状
態に容易に復帰させることができ、作業効率の低下を未
然に回避し、しかも、必要に応じて、停止を行うことな
く、連続的な作動を行うことができる。
に記載したように、電動工具が遮断解除手段と開閉手段
とを備えているため、停止状態から作動可能な通常の状
態に容易に復帰させることができ、作業効率の低下を未
然に回避し、しかも、必要に応じて、停止を行うことな
く、連続的な作動を行うことができる。
【0049】請求項2に記載したように、請求項1の電
動工具において、検知手段、電源遮断手段、遮断解除手
段及び開閉手段をハウジング内に収容すれば、作業者
が、遮断解除手段及び開閉手段の操作を極めて容易に行
うことができ、作業効率がより一層向上する。
動工具において、検知手段、電源遮断手段、遮断解除手
段及び開閉手段をハウジング内に収容すれば、作業者
が、遮断解除手段及び開閉手段の操作を極めて容易に行
うことができ、作業効率がより一層向上する。
【0050】請求項3に記載したように、請求項1また
は請求項2の電動工具において、導電性刃部を検知手段
に電気的に接続すれば、絶縁性材料から形成されたハウ
ジングを有する従来の電動工具にも適用することができ
る。
は請求項2の電動工具において、導電性刃部を検知手段
に電気的に接続すれば、絶縁性材料から形成されたハウ
ジングを有する従来の電動工具にも適用することができ
る。
【0051】請求項4に記載したように、請求項1乃至
請求項3の何れか1つの電動工具において、検知手段の
接地電流検出用配線と電動機のためのモータ駆動用配線
とを、抵抗を介して電気的に接続すれば、電源プラグを
コンセントに接続する際に、接地電流検知用配線を単独
でアースする必要がなく、その結果、コンセントにアー
スのための接続端子を設ける必要がなく、しかも、プラ
グに極性を設ける必要がないため、接続作業が容易であ
る。
請求項3の何れか1つの電動工具において、検知手段の
接地電流検出用配線と電動機のためのモータ駆動用配線
とを、抵抗を介して電気的に接続すれば、電源プラグを
コンセントに接続する際に、接地電流検知用配線を単独
でアースする必要がなく、その結果、コンセントにアー
スのための接続端子を設ける必要がなく、しかも、プラ
グに極性を設ける必要がないため、接続作業が容易であ
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係る電動工具を示す概
略正面図
略正面図
【図2】図1の電動工具の電気回路図
【図3】図1の電動工具の概説図
【図4】本発明の第1実施形態に係る電動工具を、その
一部を破断して示す正面図
一部を破断して示す正面図
【図5】本発明の第1実施形態に係る電動工具における
モータ軸と接地電流検知用配線11との接続状態を示す
概略正面図
モータ軸と接地電流検知用配線11との接続状態を示す
概略正面図
【図6】図5の概略側面図
【図7】本発明の第2実施形態に係る電動工具を示す正
面図
面図
【図8】図7の点線で示した丸Xで示した部分の拡大断
面図
面図
【図9】本発明の第3実施形態に係る電動工具を示す概
略正面図
略正面図
【図10】図9の電動工具の電気回路図
【図11】図10の電気回路図の部分詳細図
1 ハウジング 2 電動機 3 導電性回転体 3c 刃部 4a 電源回路 6 検知手段 8 電源遮断手段 9 遮断解除手段 10 開閉手段 11 接地電流検出用配線 18 電源プラグ 24、25 抵抗 30a、30b モータ駆動用配線
Claims (4)
- 【請求項1】 構造物に突き当てられる導電性刃部を有
し、ハウジング内に収容された電動機により回転駆動さ
れる導電性回転体と、接地手段を介して流れる接地電流
を検知する検知手段と、前記検知手段による前記接地電
流の検知に応じて前記電動機の電源回路を遮断する電源
遮断手段と、前記電源回路の遮断状態を解除する遮断解
除手段と、前記電源遮断手段を作動可能状態及び作動不
可能状態の何れかに切り換えるための開閉手段を備えた
ことを特徴とする電動工具。 - 【請求項2】 前記検知手段、前記電源遮断手段、前記
遮断解除手段及び前記開閉手段を前記ハウジング内に収
容したことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。 - 【請求項3】 前記ハウジングが絶縁性材料から形成さ
れており、前記導電性刃部が前記検知手段に電気的に接
続されていることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の電動工具。 - 【請求項4】 前記検知手段の接地電流検出用配線と前
記電動機のためのモータ駆動用配線とを、抵抗を介して
電気的に接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項
3の何れか1つに記載の電動工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097459A JP2000296479A (ja) | 1999-02-10 | 1999-04-05 | 電動工具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-33196 | 1999-02-10 | ||
JP3319699 | 1999-02-10 | ||
JP11097459A JP2000296479A (ja) | 1999-02-10 | 1999-04-05 | 電動工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000296479A true JP2000296479A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=26371841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11097459A Pending JP2000296479A (ja) | 1999-02-10 | 1999-04-05 | 電動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000296479A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011080913A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Hiroshima Prefecture | 鉄筋を含む被切削物を切削する際の鉄筋感知方法及び鉄筋感知装置並びに切削装置 |
JP2011251374A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電動工具 |
CN106269878A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-01-04 | 北京京诚之星科技开发有限公司 | 一种推杆芯棒联接结构 |
KR20220154367A (ko) * | 2021-05-13 | 2022-11-22 | 주식회사 에이테크 | 핸드형 세이프티 전동 공구 장치 |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP11097459A patent/JP2000296479A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011080913A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Hiroshima Prefecture | 鉄筋を含む被切削物を切削する際の鉄筋感知方法及び鉄筋感知装置並びに切削装置 |
JP2011251374A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電動工具 |
CN106269878A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-01-04 | 北京京诚之星科技开发有限公司 | 一种推杆芯棒联接结构 |
KR20220154367A (ko) * | 2021-05-13 | 2022-11-22 | 주식회사 에이테크 | 핸드형 세이프티 전동 공구 장치 |
KR102563332B1 (ko) * | 2021-05-13 | 2023-08-03 | 주식회사 에이테크 | 핸드형 세이프티 전동 공구 장치 |
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